一条輝
一条輝(Hikaru Ichijyo)
- 登場作品:マクロスシリーズ
- 声優:長谷有洋(TV版・劇場版)、野島健児(SRW代役・ゲーム作品での代役)
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 年齢:16→17歳(TV版)、18歳(劇場版)
- 身長
- 175 cm(TV版)
- 178 cm(劇場版)
- 体重:58 kg
- 血液型:O型
- 出身:日本
- 所属:地球統合軍⇒新統合軍
- 階級:軍曹→少尉→中尉→大尉
- 役職:民間人⇒スカル小隊(隊員⇒隊長)
- キャラクターデザイン:美樹本晴彦
『超時空要塞マクロス』『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の主人公。
統合宇宙軍旗艦SDF-1 マクロス所属の、バルキリースカル小隊のパイロット。
マクロスに乗艦する直前まで、民間でトップクラスの腕前と言われたスタントパイロットだったこともあり、軍に入ると同時にバルキリー隊屈指のパイロットとして頭角を現した。
TV版ではリン・ミンメイを守る為、ロイ・フォッカーの誘いに応じて軍に入っているが、劇場版では最初から軍人でフォッカーの部下となっている(ただし、軍に入る前の経歴やフォッカーとの関係はTV版と同じ)。
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
母親は輝を出産するとすぐに死亡。スタントパイロットだった父親も飛行訓練中の事故で死亡し、天涯孤独の身となっている。男所帯で育ったためか、生意気で遠慮知らず。しかし、勇敢で部下思いのやさしさを持っている。
ミス・マクロスに選ばれたアイドル、リン・ミンメイと、上官でマクロス航空隊主任戦闘管制官の早瀬未沙との三角関係になるが、修羅場の末、ゼントラーディの一斉攻撃で滅んた地球で共に過ごした早瀬未沙を選んでいる。
その後
OVA作品「超時空要塞マクロス Flash Back 2012」にて語られる。2012年、早瀬未沙と結婚し長女・未来(みく)を授かる。その後、超長距離移民船団第1号として、宇宙移民船メガロード01の航空隊長として護衛任務に就く。ちなみに、この時の輝の乗機はVF-4 ライトニングIII(SRW未登場)である。
そして、2016年に輝、未沙、ミンメイは船団ごと行方不明となってしまう。その事実は新統合政府に隠蔽されたため、公には「現在も彼らは宇宙を航海中である」と信じられている。
後世のマクロス世界において一条輝、早瀬未沙、リン・ミンメイの三角関係は非常に有名になっており、映画等の形で何度も取り上げられている。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 能力は高いのだが、ガッツ持ちのフォッカーや天才持ちのマックスと比べる霞みがち。反面、精神コマンドが優秀で、幸運と努力を使えるのが強み。幸運は、やはり二人の女性達から好意を寄せられていたからだろうか。
- また、搭乗する機体もかなり優遇されておりVF-1J、VF-1Aのどちらかでもそこそこだが、劇場版設定のVF-1Sは5段階改造されており、機体に困ることはない[1]。何より、バルキリーパイロットの本作の最大の強みは2回行動の早さである。
- 本作ではなんと三者の三角関係がフラグ化されており、原作通り未沙を選ぶこともできるが、まさかのミンメイを選ぶことも可能。なお、最終作である第3次αでは、原作通り未沙を選んだルートが正史となっている。また、中盤のルート選択により、TV版の流れでフォッカーに呼び出されて登場するか、劇場版の流れで最初からスカル小隊に所属している状態で登場するかが変化する。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 本作からカットインが戦闘の演出として採用。援護用の台詞も新規収録されている。やはりフォッカーやマックスと比べて、若干能力は劣るが、幸運・努力を覚えるので使いやすい。レベルが上がると特殊能力が増え指揮、援護を覚えたりと技能面で優れる。なお、前作の三角関係設定は上手く暈された。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 結局、お相手は未沙で落ち着いたようだ。ラストバトルの戦闘前会話は『愛・おぼえていますか』に掛けた会話である。主力になれなくても、幸運要員として需要がある。
- クロスオーバーで『マクロス7』の熱気バサラを音声有りで励ますイベントや艦長になったマックスと再会するイベントがある。
Scramble Commanderシリーズ
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- 直接は登場しないが、ネオ・ジオンルートの序盤でマックス達に出会ったブライトが「次はリン・ミンメイや一条輝が出てきそうだな」とアムロにぼやいていた。
単独作品
パイロットステータス設定の傾向
能力値
射撃、回避、命中とエースクラスの実力を持っている。反面格闘は非常に苦手であったが第3次αでは格闘も高い数値になった。 αにおいて、輝に限った話ではないのだがバルキリーパイロットは2回行動の早さが売りであった。ガンダム系主人公達がLv60弱で2回行動が可能なのが、αではバルキリーパイロットはLv50弱で可能となる。
精神コマンド
集中、熱血、魂を必ず覚えるため扱いやすい。女性にモテたためか幸運も覚える。
特殊技能(特殊スキル)
初参戦時のαでは特殊技能は何も持たなかった。リアル系主人公にしては珍しく援護攻撃Lvが伸びやすい傾向にある。第3次αでは強運を修得。
小隊長能力(隊長効果)
- 第3次α
- 回避率+20%、ダメージ-10%
人間関係
- リン・ミンメイ
- ガールフレンド。ミス・マクロスに選ばれてアイドルに。
- 早瀬未沙
- 当初は「おばさん」よばわり(未沙は輝より年上であるが、まだ19歳である)していたが、フラグがたって恋人同士になる。最終的に彼女と結婚して、子供を儲けた。
- ロイ・フォッカー
- スカル小隊隊長。輝の先輩。TV版ではフォッカー死後に彼のバルキリーは輝に受け継がれた。
- マクシミリアン・ジーナス
- TV版では輝の部下であるが、劇場版では同僚。
- 柿崎速雄
- TV版では輝の部下であるが、劇場版では同僚。TV版では彼の両親に宛てた戦死報告書を、涙ながらに作成していた。
- ミリア・ファリーナ
- 第3次αでの再会時、彼女にとっての禁句である「奥さん」及び「オバサン」という表現を使ってしまい、思いっきり威嚇されてしまう。
- ヴァネッサ・レイアード
- TV版では未沙と痴話喧嘩した際、彼女への当てこすりとしてヴァネッサを口説いている(無論、輝としては冗談のつもりだったらしいが…)。
他作品との人間関係
マクロスシリーズ
- 熱気バサラ
- 第3次αではフォッカー同様、確固たる信念を持って歌う彼の姿勢に理解を示す。
- ガムリン木崎
- 第3次αでは「伝説のスカル小隊」の一員として、彼からフォッカー共々敬意を表されている。
- 工藤シン
- 若き頃のフォッカーの部下で、SC2にて初共演。先輩であり、彼がスカル小隊に復帰する事になる。
ガンダムシリーズ
スーパー系
- ミラ・アッカーマン
- SC2では彼女と柿崎を交えて、ケイジの訓練に付き合う。
- 九鬼正義
- SC2ではMU大戦を引き起こした元凶の一人でありながら現在ではのうのうとMUの幹部となって人類を侵略する彼の経歴を知り、「最低の野郎」と評して激怒する。
- 出雲銀河、草薙北斗
- CCでは彼らに二股をやめるよう忠告している。
バンプレストオリジナル
名(迷)台詞
TV版
- 「何? このオバサンは」
- 第3話にて。命令した未沙を初めて見た率直の感想。当然ながら、彼女は怒ってしまう(未沙はまだ19歳である)。
- 互いの第一印象は共に最悪な形だったのだが、これが未沙との初めての出会いであった。
- 「結婚式でもやりますか…」
- 第4話にて。マクロスの閉鎖区画に輝と共に閉じ込められたミンメイから「死ぬ前に一度でいいから花嫁衣装が着たかった」とせがまれて。
- 輝はすっかりその気だったのだが、ほどなく救出されるとミンメイは先程の言葉を忘れてしまっていたのだった…。
- 「フォッカー少佐。俺、先輩のバルキリーに乗せていただきます。先輩の分まで、働きます」
- 第19話「バースト・ポイント」。前話で戦死したフォッカーの愛機を引き継ぎ、心の中でこう誓う。
- 「何の為に俺はここにいるんだ。ここにいたって、あるのは虚しい戦いだけじゃないか」
- 第22話「ラブ・コンサート」。フォッカーも柿崎も死に、ゼントラーディとのいつ終わるとも知れない戦いに疲弊しきっている事がよくわかる。
- 「こ、これ、映画じゃないんだよな」
- 第23話「ドロップ・アウト」にて、カイフンとミンメイのキスを目撃して。
- 「もう、これっきり会えないかも知れないから言ってしまうよ。僕、君の事…好きだった…」
「カイフンさんと、お幸せに…!」 - 第27話でボドル基幹艦隊との最終決戦を前に、ミンメイへの秘めた恋心を初めて告白する。
- 「お友達」としてしか認識していなかったミンメイは輝の告白に衝撃を受けるが、当の本人は胸の痞えが取れた所為か、この場面以降達観したかのような言動を多く口にする。
- 「僕は軍の戦闘機乗りで、お宅は人気スター…釣り合いなんか取れないよ」
「おかしなもんだね。この小さなマクロスの中で、僕等の住む世界がこんなに違うなんてさ」 - 出撃前、自室を訪ねてきたミンメイに「住む世界の違い」を語る。あまりにもさばけた口調の輝に動揺するミンメイだったが…。
- 「そういう命令、今まで守った事無かったですね」
- 生存していた未沙の救出に向かおうとするも、当人から無謀な行為と制された事に対するリアクション。輝の「上官命令無視」発言を受け、未沙は感涙する。
- 「それでもいいんじゃない? …独りぼっちじゃないんだから」
- 生存した人類が輝と自分だけなのでは…との不安を吐露する未沙へ、サラリと口にする。殆ど口説き文句である。
- 「誰だって似たようなもんさ。みんな毎日、色んなものをポロポロ落としながら、生活してるんだ」
- 第35話「ロマネスク」にて、ミンメイに対し。
劇場版
- 「柿崎ィィィ!!」
- 頭部を撃ち砕かれた柿崎の凄惨な死に様をモニター越しに直視した際の絶叫。
- 「誰もいない地球を二人でさまよい歩いて、何とか無事にマクロスに戻れて、街の中でミンメイの歌を聴いた時、スクリーンの中の彼女を見た時、わかったんだ」
「いつまでも側にいて欲しいのは、『君』だって、こと」 - 劇場版にて未沙に愛の告白をした時の台詞。なお、二行目はスパロボにてDVEで再現されている。
- 「先輩も柿崎もみんな死んだ! やりたい事だっていっぱいあっただろうに…」
「君はまだ、歌が歌えるじゃないか!」 - 劇場版の台詞。未沙と輝の関係を見て動揺し逃げ出し切り札である歌を歌おうとしないミンメイに対して彼女の頬を張って放った台詞。
- 動揺しているミンメイに自分のやるべき事をして後悔させないように放ったであろう台詞だが、この台詞がミンメイに輝が未沙を選んだことに気付かせることとなった。その後、ミンメイはプロとしての自覚を思い出し、歌を歌う決意を決めた。
スパロボシリーズの名台詞
αシリーズ
- 「ミレーヌ…パイロット同士って、こういう風に分かり合える時もあるんだよ」
- 第31話外宇宙ルート「禁断の惑星へ」より。いつの間にか意気投合しているバサラとガムリンに面喰らったミレーヌへの台詞。
- 「熱気バサラ! 君には歌があるじゃないか!」
- 第32話外宇宙ルート「インフィニティ・ソウル」より。己の信念に反してミサイル攻撃を仕掛けようとするバサラへ、かつてミンメイに贈った言葉をアレンジして説き伏せる。DVE。
- 「勝手な事をされてたまるか! 先輩だって柿崎だって、俺だってやりたい事はいっぱいあるんだ!」
「辛い事も悲しい事も乗り越えるから意味が有るんじゃないか!」 - 第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」におけるEVA初号機悪魔Verとの戦闘前会話。バサラの時と同様、ミンメイへ放った名台詞にアレンジを加え、碇ゲンドウのペシミズムを糾弾する。
- 「待っていてくれ、未沙…! 俺達は決して絶望しない…この生命の鼓動がある限り!」
「ケイサル・エフェス! あんたを倒して、この戦いを終わらせる!」
「最終ターゲット、ケイサル・エフェス! 攻撃開始!」 - 最終話「終焉の銀河」or「今遥か遠い彼方…」の逆襲時に於けるケイサル・エフェスとの戦闘前会話、および特殊戦闘台詞。
- 輝から漲る「愛」という感情が理解出来ずに畏怖する霊帝へ、この想いが有る限り敗北は無いと断言する。
単独作品
- 「おたく達の世界じゃ、俺達有名人みたいだけどさ。こんな最高の舞台で尻込みなんてよしてくれよ!」
アルト「するはずがないだろ。あんた達は特別じゃない。惚れた女の為に飛ぶ、ただの飛行機バカだからな!」
「なら、見せてくれるよな! おたくは誰の事を想って…誰の想いを背負って、今飛んでるのかをさ!」 - 「宇宙を守ってきた者達」でのアルトとの模擬戦に際して。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「な…お前達も将来、二股だけは絶対にやめておけ」
- CCイベント「カイルスの青い夏」にて。片や美海に見とれた浩一が絵美に詰め寄られ、片やつばきに耳を引っ張られる剣児に戦慄している銀河と北斗に対して。
- 原作において三角関係に苦悩した経験を持つ輝だけに、非常に説得力のある台詞である。
搭乗機体
- VF-1 バルキリー
- TV版ではJ型、劇場版ではA型に搭乗。
- VT-1 オストリッチ
- 最初に搭乗した副座式。
- VF-1S ストライクバルキリー
- 劇場版最終局面におけるバルキリー。
- VF-4
- 超長距離移民船団時におけるバルキリー。
- MBR-07-MkII スパルタン
- SRW未登場の近接格闘型デストロイド。TV版で一時的に搭乗し、不良ゼントラーディの鎮圧に当たった。
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- ↑ マックスにも言えるが、逆に言うと初期搭乗のVF-1JやVF-1Aを改造しすぎると結果的に損になる。