ガオガイガー

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ガオガイガー
登場作品
デザイン 大河原邦男(ベースデザイン)
中谷誠一(クリンナップ)
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 機体
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スペック
異名 勇者王
分類 重機動スーパーメカノイド
型式番号 GBR-1
全高 31.5 m
重量 630.0 t
動力 Gストーン動力炉
GSライド×3
最大出力 7,500,000 kw(1000万馬力)
推進機関 翼端インパルスドライブ
推力 1200 t×2
最高飛行速度 M 3.0
最高走行速度 時速172.0 km
装甲材質 レーザーコーティングスーパーG装甲
開発者 獅子王麗雄
開発 GGG
設計 GGG
製造 GGG
所属 GGG
乗員人数 1名
パイロット 獅子王凱
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ガオガイガーは『勇者王ガオガイガー』の主役メカ。

概要[編集 | ソースを編集]

ガイガーと三機のガオーマシンがファイナルフュージョンした重機動スーパーメカノイド。

機体概要[編集 | ソースを編集]

宇宙メカライオン・ギャレオンによって、もたらされた緑の星のデータを元に建造された対ゾンダー用のスーパーメカノイド。

合体時にパーツとなる3機のガオーマシンはギャレオンに保存されていたジェネシックマシンのデータをもとに地球の技術で複製されたものだがオリジナルが動物モチーフなのに対し、ガオーマシンは偽装も兼ねて、地球上の車両や航空機をベースにしている。

その戦闘力は絶大であり、真っ向勝負に持ち込めば殆どのゾンダーロボが手も足も出ず叩き潰されるほどの圧倒的強さを発揮。装甲も堅牢だが内部への衝撃を緩和する能力は高くなく、装甲の耐熱限界は5000度とされる。

データの解明が不完全であったことや地球の技術が劣っていること、異星と地球のテクノロジーの混在する機体ゆえにソフトウェア・ハードウェアの両面で不安定な部分を抱えている。第1話の時点では本当の意味で完成しておらず、出撃する度にOSの更新や機体の改良が常に行われていった。そのため、最終回では第1話の時とは実質外見と能力が同じだけの別の機体と化している。また、この手のロボットには珍しい合体解除のための設備が用意されているのも特徴。

凱を含めた登場人物たちのノリと熱さ、扱う組織、使われている技術元などはスーパー系であるが、OSやプログラムによる稼働・合体や、各種承認が必要なツールや技など、運用についてはリアル系よりで描かれているロボットとも言える。

構成機体[編集 | ソースを編集]

ガイガー
胴体を構成。
ステルスガオー
全幅34.7m、重量164.0t、最高飛行速度・マッハ0.95。
背部・ヘルメット・翼型胸部装甲・前腕部を構成するガオーマシン。
全翼機型の航空機であり、高いステルス性を持つ。機体下部に備え付けられたアームでライナーガオーを運搬したり、ガイガーの背部に装着する事も可能。
レフトウイングに描かれているGGGエンブレムの色に関してはガッツィー・ジオイド・ガード時代は金色、ガッツィー・ギャラクシー・ガード時代は緑。
ジェネシックマシンのガジェットガオーが元となった。
ドリルガオー
全長18.2m、重量298.0t、最大走行速度・120km/h。
脚部を構成するガオーマシン。
二本のドリルを持つ戦車であり、地中移動だけでなく、短時間の飛行も出来る。
ガイガーの腕部に装着する事も可能。
ジェネシックマシンのスパイラルガオーとストレイトガオーが元となった。
ライナーガオー
全長24.6m、重量55.4t、最大速度・526km/h。
肩部と上腕部を構成するガオーマシン。
二輌編成のJR500系新幹線電車を模したマシンであり、短時間の飛行も可能。あらゆる線路を走行できる可変軌を持ち、通常は一般の線路を使って移動するが長距離移動をする際にはステルスガオーで運搬することも。
胴体を貫通・合体する構造や腕としての役割を担う関係上、全ガオーマシンの中で最も負荷がかかりやすく、当初はヘルアンドヘブンを放つだけでも大きく損傷する様子が見られた。ガオーマシンで唯一、ガイガーのオプションにならないのもこのためと思われる。
ジェネシックマシンのブロウクンガオーとプロテクトガオーが元となった。

合体プロセス[編集 | ソースを編集]

メインオーダールームの機動部隊オペレーターである卯都木命がガイガーからのファイナルフュージョン要請シグナルをキャッチしたことを大河幸太郎に伝え、幸太郎が「ファイナルフュージョン承認」の掛け声と共に承認。それを受けて命がファイナルフュージョンプログラムを入力し、「ファイナルフュージョン・プログラムドライブ」の掛け声と共に保護ガラス付きの起動ボタンを叩くことでガオーマシン内の合体プログラムが起動。

「ファイナルフュージョン」の掛け声と共にガイガーがEMトルネードを放出し、敵の侵入と攻撃を防いだ状態から合体を行い[1]、合体完了後にEMトルネードを吹き飛ばし、ガオガイガーはその姿を現す。

EI-15戦では合体プログラムを消去されていたことから、ステルスガオーを火麻激、ライナーガオーを獅子王麗雄、ドリルガオーを牛山一男が操縦してのファイナルフュージョンマニュアルを実行。当初の成功確率は31.2%で猿頭寺耕助のサポートを持ってしても60%であったが凱と火麻と麗雄と牛山の4人が10%ずつ勇気を振り絞ったことで100%とし、合体に成功した。

劇中での活躍[編集 | ソースを編集]

当初は本編までギャレオンが機能停止していた為に合体はテストを一切行えないまま出撃し、1回の戦闘で満身創痍(敵からの攻撃よりも、未完成だけに自壊した部分が多い)の状態となることも多かった。 また、ゾンダー化した人間を救出するためにはコアの摘出と巨大ゾンダーの破壊が必須であり、そのためには凱の命を削る必殺技・ヘルアンドヘブンを使用しなければならなかったなど、過酷な戦いを強いられていた。 しかし、GGG整備部スタッフの勇気と英知により、戦闘を重ねて行く中でそれらの問題点は徐々に解消されていった。

第1話では限りなく0に近かったファイナルフュージョンの成功率は、ソフトウェアのアップデートを続けたことにより飛躍的に向上している。 ハードウェアの面でもヘルアンドヘブンに代わる負担のない必殺技としてゴルディオンハンマーが開発されるなど、ガオガイガーを支える様々なハイパーツールが開発されていったのである。

しかし、ゾンダーとの決戦後、襲来した機界31原種との戦いで大破。 その後ウルテクエンジン搭載による強化改修が施され復活、その後全環境対応型スラスターと武装強化ユニットを装備したステルスガオーIIを装備した状態がスターガオガイガーである。ただ、重量比出力や空力抵抗の兼ね合いから地上戦は活用されないケースが多く実質宇宙空間専用となっていた(最終話除く)、勇者シリーズ伝統の2号ロボとの合体を廃し、あくまで強化レベルに留めたのは製作陣の愛故。

資料によっては、前期型の500倍もの出力とされているが、劇中で数値が判明したのはザ・パワー発動中の47話アイキャッチであり、通常時の数値ではない可能性が高い。

覇界王 ガオガイガー対ベターマン』では、ソムニウム覇界王ジェネシックに対抗するための力を増やすために2005年4月11日(EI-02戦の直後)の過去へ遡り、その時代のギャレオンを2017年の現代に持ち込んでGGGに託した。合体に用いられている初代のガオーマシンは現在の技術でアップデートされ、さらに凱のエヴォリュダー能力によって修復前で機能制限のあるギャレオンを最適化している。タイムパラドックスの発生を阻止するため、後に三重連太陽系で修復されるブラックボックスの修復をしない、現在の状態から更なる損傷を受けてはならない、覇界王ジェネシックとの決着後は元の時代へ返すという制約がついている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦α
初登場作品。CGでの合体ムービーも有り、ゾンダー編までだが、他にも様々なイベントが再現されている。独自要素としてマニュアル合体イベントでは、そのマップに出撃した小隊長機も合体の補助をしてくれる。また難解な隠し要素の条件を満たすと一足早くスターガオガイガー換装可能になる。
性能の方は広範囲バリアであるプロテクト・シェードと、中盤で解禁される作中屈指の威力のハンマーヘルアンドヘヴンが強み。欠点は全体攻撃を持たず、射程も低いためボス戦以外では小隊長には向かないこと。しかし小隊員でも前述のバリア、凱の加速の存在により、コストは高いものの腐ることはない。ちなみにヘルアンドヘヴンの手の組み方が原作と違い、右手親指が上になっている(そのため次回作に登場した単なる左右反転であるスターガオガイガー (レプリジン)が指の位置が正しくなっている)。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
原種編からOVAの『勇者王ガオガイガーFINAL』を再現し、途中からスターガオガイガーに換装可能になる。しかし、トウマ編では第1話から登場するが、第2話で原種との戦いに敗れ離脱。共通ルートを経てトウマ編第8話で復活し、第11話には換装可能に。その他ではクスハ編第10話を除くと、すなわちトウマ編以外ほぼ全編で、ガオガイガーは使用可能だがSガオガイガーは使用不可という時期が存在しない。
あくまで換装パーツなので本形態のまま使い続けることも可能だが、Sガオガイガーでもヘルアンドヘヴンが使用可能になり、さらに宇宙MAPが増えた本作ではそのメリットが薄い。リアル系では一度も姿を見ないことも[2]。ハンマーヘルアンドヘヴンには特殊効果サイズ差補正無視バリア貫通が追加されるなど相応の強化はされているのだが、当然Sガオガイガーにも引き継がれており、本機での使用機会には恵まれない。
オプションの『ガイダンスシナリオ』では、アラド・バランガが操作するユニットの一体として登場する。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦W
登場は第1部のみ。ほぼ原作再現されており、原種に破壊され、スターガオガイガーに強化される。
反面武装はプラズマホールド・ドリルニーがオミットされてしまい、代替で格闘が搭載された形になってしまった為ハンマーヘルアンドヘヴン追加まで僅か3つの装備で戦うことになる。しかも武器射程が軒並み短い上にバリア持ちのため、無闇な突出は結果的にジリ貧にしかつながらない事も多い。EN関連の補強は必須。
後々に乗り換えが数回控えているためか、同作品の他の機体よりも能力値及び改造段階が低いため過信は禁物。
ちなみに戦闘台詞でガルラ兵ゴライオンと間違えられている。そのため「6番目のライオンメカ」という意味でロクライオンとプレイヤーから冗談交じりに呼ばれることも。
スーパーロボット大戦BX
第1話から登場。本作ではスターガオガイガーの登場とゴルディの復帰が同じタイミングのため通常のガオガイガーではハンマーヘルアンドヘブンは使用できない。原種との初戦で大破するのは原作通りだが、今作では次の話で修理され、戦線復帰する。GGGは壊滅した(実際は違ったが)が、合体プログラムが残っていた為、合体に関しては問題ないとされた。
ブロウクンマグナムに弾数制限が付いたことと、昨今のスパロボの仕様に合わせ格闘にEN消費が追加された事で戦闘では少々使い勝手が悪くなってしまったが、特殊コマンドとして採用されたディバイディングドライバーの効果が序盤から非常に強力。燃費の悪さに目を瞑ればかなりの活躍が期待できる。逆にディバイディングドライバーがあまりに便利過ぎるため、「ドライバー役ばかりで戦っている暇がなく、隠し要素にも絡む撃墜数が不足しがち」という可能性があるのが、最大の欠点かもしれない。もっとも、条件未達成の場合にもイベントがある事や、隠し最終話の条件(全フラグ達成)を考えると、1周目は諦めて2周目に回す方が良いかもしれないが(2周目なら照準値への改造や命中スキルパーツによる強化によって、ディバイディングドライバーへの依存度が下がる)。
また、プロテクトシェードが射撃武器しか弾けなくなっている点にも注意が必要。不屈バグのおかげで戦艦ゴーストバジュラには滅法強いが、ジオン族Dr.ヘル軍団相手に何も考えず突っ込むと袋叩きにされて撃墜される恐れがあるので注意。
中盤に差し掛かるあたりでスターガオガイガーに強化される。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦T
第11話で参戦。その後の地球ルート第12話の増援時にはファイナルフュージョンのカットインが大河長官の承認シーンから原作アニメで入る仕様となっている。
サイズが一段階上げられた上にGSライドが特殊能力化した為、火力面・耐久面はかなり引き上げられたと言っていい。GSライドは運動性も上がるので、勇者と併せてリアル系並みの回避力も発揮する。
おまけにEN回復(小)まで付けられたので継戦能力も抜群と至れり尽くせり。一方で射程や移動力が若干難なのでフォローしたい。
演出面では非常に試験的な試みがなされておりドリルニー以外全てに機体カットインが入り、ブロウクンマグナム、ヘルアンドヘブンに到っては戦闘アニメがほぼ全編に渡って機体カットインで構成されている。リアル頭身で展開されるそのアニメーションはさながら現代版『新スーパーロボット大戦』。大迫力のカットイン構成ではあるものの、アニメーションではなく、あくまでカットインなので動きがややぎこちないのはご愛敬。
第23話でスターガオガイガーに換装可能になると同時に、ウルテクエンジンが搭載され攻撃力が上昇する。あちらは移動後攻撃に難を抱える欠点があるが、こちらはマップ兵器版・通常版ともにディバイディングドライバーがP属性なので、積極的に攻め込みやすい為、換装可能になっても暫くはこちらを使い続けるのも一手である。しかし、第37話でスターガオガイガーにハンマーヘルアンドヘブンが追加されてからは、ハンマーヘルアンドヘブンを使えないこちらでは火力不足を感じるだろう。勿論、マップ兵器を主力にしたザコ戦を重視するなら、そういう役割を持たせても良い。
通常ルート最終話、激闘ルート第53話では命が居ない間、スターガオガイガーと共通でENと運動性が下がる上にこちらは攻撃力が1000も弱体化してしまう[3]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
実装時期はそれぞれ異なるがアタッカー(SR・SSR)・ディフェンダー(UC・SSR)・ファイター(SR・SSR)が登場。
SRアタッカーはストーリークエストのクリア報酬、SSRディフェンダーはレアリティ覚醒ユニットとして確定入手可能。
今作ではスターガオガイガーもガオファイガーも登場しない為、ジェネシックまで本機で戦い抜く事になる。
2019年10月より「Sチップガシャ・ゴールド」でのみ入手可能な大器型SSRファイターが追加。排出率は0.001%。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド2の第3話「勇者王誕生!」で加入。会話イベント内限定だが、本作で初めてディメンジョンプライヤーが登場。また、弾丸Xは初めて武装として採用され、2章Part14にてイベント戦闘で披露された。
攻撃特化タイプで、圧倒的な攻撃力を持ちザコ敵程度なら簡単になぎ倒していく。イメージに反してHPが低めだったが、2020年6月の調整で強化された。
ただし照準値が低く回避タイプの敵(特にデビルマン系)には攻撃がかすりもしない事も多々あり圧倒的に不利。最高の攻撃力と最低の命中率を持つ極端なユニットとなっている。
莫大な攻撃力を活かす為、「必中」の使える支援パーツや「必中」を内包する「勇気」の採用は必須であり、本作では文字通り「勇気で補う」形になる。「感応」の精神コマンドを持っているハルトなどと出撃させるのも手。SSR「プラズマホールド」は欠点の照準値を補いつつ攻撃力・ブレイクゲージ上昇量を強化することができる。
2020年8月に追加されたSSR「ハンマーヘルアンドヘブン」はダメージ軽減能力を持つため、前線でもある程度耐えることができるようになる。2022年12月には上述の「弾丸X」が実装。他の装備武装のアクション数を減少させる効果に加え、被撃墜時1度だけ復活できる類稀なる効果を持っており、保険をかけながら存分に火力を出すことが可能。
スーパーロボット大戦30
『覇界王』設定。キーミッション「禽-PHOENIX-」内で、ガオファイガーから乗り換える形で参戦。
地球製勇者王としては最後発の参戦だが初代の特権か系列機共通オプションであるドライバー類を唯一装備。またステルスガオーはアップデート後でも大気圏外非対応なのだが[4]問題なく宇宙適応Aである。
武装及び演出は『T』準拠になっており、勇者王3機の中では中威力の移動後攻撃とMAP兵器を両立するのが強みだが、EN回復が無くなったため乱発したらあっという間に枯渇する為、活躍させたいのならば強化パーツ等によるフォローは必須。キーミッション「光と闇の果て」でゴルディオンダブルハンマーが追加され更に決定打も上がる。カットインアニメーションは健在で『T』よりもスムーズに展開され、原作さながらの動きとなった。
ファイナル・ガオガイガー参戦後も残るため乗り換えて出撃可能ではあるが、その際はファイナル・ガオガイガーとの択一となるため状況により判断しよう。
他の乗り換え機体と違いガオファイガーにフルカスタムボーナスを設定しているとそれを引き継いでしまうが、ファイナル・ガオガイガー参戦時にフルカスタムボーナスが外れる[5]ため、再設定が可能。
なお、原作通り戦いが終わったらギャレオンを元の時代に戻すとの発言はされているものの、エクストラチャプターのEDでもその処遇には言及されていない。ベターマン達は去っていったので、その際にギャレオンを戻しておいたと思われるが…。
ちなみにエヴォリュダー能力によりガオファイガーよりもパワーアップしているとされるが、スパロボ独自の設定(いわゆるゲーム的な都合)であり、原作ではエヴォリュダー能力で過去のギャレオンをアップデートされたガオーマシンに適合させるのが精一杯であり、単純性能は当然ガオファイガーの方が高いとされる。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

格闘
ガオガイガーの十八番。劇中では拳打のみならず、時にはかかと落としや腕ひしぎ十字固めなどアグレッシブな技も見せている。
SRWでは主に携帯機シリーズでの基本武装として採用。その場合ドリルニーは武装としては採用されない。
モーションは『W』『BX』共に右ストレート→左フックで打ち上げ→ドリルニーのコンボ攻撃。
無消費ないし極小消費で十分な威力にそこそこの射程と使い勝手が良く、ザコ相手ならばこれだけで蹴散らせるため、演出としてお目にかかる機会はかなり多いはず。
X-Ω』では「パンチ」名義でディフェンダー・大器型ファイタータイプの通常攻撃に採用。
『DD』では打撃属性の通常攻撃及びR必殺技。パンチ。メインアビリティは「底力 I」で、サブアビリティは「攻撃力アップ I」。

武装[編集 | ソースを編集]

ドリルニー
膝に装備されたドリル。膝蹴りと共に繰り出す。
SRWでは基本的な格闘武装扱い。この名義の場合の動作は多くの場合ドリルを回転させながらの飛び膝蹴り→引き抜きつつキックして吹き飛ばす。
αシリーズ」ではブロウクンマグナムが有射程のP属性なので影が薄いが、『T』ではブロウクンマグナムのP属性が無くなったため進軍戦での需要が増えた。
『X-Ω』ではUCディフェンダータイプの必殺スキルに採用。
『DD』では打撃属性のR必殺技。メインアビリティは「全力攻撃I」で、サブアビリティは「攻撃力アップI」。『T』とほぼ同様の流れ。
パイロットの獅子王凱檜山修之氏は、台北ゲームショウ2019に出席した際に「ドリルニーは、あまりテレビでは使われなかった地味な武器」と評している。実際にはそれなりに使われているのだが、あくまで格闘攻撃の一環としての使用であり「ドリルニー!」とは一度も叫んでいないため印象が薄かったのかもしれない(OVAのオリジナル機の方でしっかり左右ドリルの技名を叫んでいたこともTV版の印象を薄める遠因かもしれない)。
ブロウクンマグナム
右下腕部と拳を個別に逆回転させながら射出し、目標を粉砕するロケットパンチ。通称「破壊の右腕」
作中では腕から射出しないまま腕の回転機能を発動し殴りつけたり、或いはゾンダーの攻撃を受け流す使い方も見られた。射出後に撃ち落される事もあり、EI-01などの強敵との戦闘で威力不足が懸念され強化型のブロウクンファントムが開発されることなった。
EI-16との戦いでは左腕がディバイディングドライバーと共に暴発したことでヘルアンドヘブンが使用不能になりながらも敵の形状を逆手に取って、砲門にブロウクンマグナムを放つことで暴発・撃破し、ゾンダー核はミラーコーティングを用いたビッグボルフォッグに回収された。
Gパワーによる力場で対象を掘削貫通する兵器であり、初使用時以降ゾンダーバリアを貫通する描写が使われたことからかSRWでは多くのタイトルでバリア貫通が付いている(『W』『BX』を除く)が他のロケットパンチ系が軒並み無消費ないし弾数制の中、これはEN消費制。消費量はそこまで多くなく、射程も長いため主力武装として使っていける。ただ、携帯機シリーズではこちらの射程も短く、格闘とは1しか差がない為、攻撃力が足りているなら出番がかなり減る。
『BX』では他のロケットパンチ系列同様弾数制武装になった。
『T』『30』ではほぼ全編カットインで構成されており、SD頭身はほぼ映らない。カットインで構成されている割合で言えばヘルアンドヘブン(ハンマー含む)よりも多い。また移動後に使用できなくなったため、ドリルニーとの使い分けが必要となった。
『DD』では打撃属性のSR必殺技。メインアビリティは「防御力ダウン付与II(必殺)」で、サブアビリティは「ダメージアップII(打撃)」また、ディスクPの演出内で高速回転させた後射出せずそのまま殴る演出が再現されている。
プロテクトシェード
左腕から展開する空間湾曲バリア。通称「防御の左腕」
劇中では受けた攻撃がビーム兵器の場合、五芒星の形状で反射してのカウンター技になる。
ガオガイガーのボディ自体、プロテクトシェード級ではないものの空間湾曲エネルギーで常に薄いバリアを展開し、防御力を支えており、格闘の際には空間の反発作用を活かして、威力の底上げを行っている。グランドノヴァに閉じ込められた際にはギャレオンの意思で全身にプロテクトシェードを展開したことで持ちこたえたがエネルギー大量消費は避けられず、ゆえに凱は最後の手段でハイパーモードになり、イレイザーヘッドでグランドノヴァが一時的に縮小している間に脱出に成功した。
SRWではさすがに反射機能は再現されていない。
プラズマホールド
左腕の防御エネルギーを攻撃エネルギーに反転させ、放電で相手を拘束する。
劇中ではOVAと合わせて3回しか使用されていないレア武器(TV版のガオガイガーが2回、FINALのスターガオガイガー (レプリジン)が1回)これは、左腕に負担がかかる為、多用は出来ないためらしい。
武装の少なさ故か「αシリーズ」では中射程の小隊武器として実装。左手から電撃を放って敵を拘束し、持ち上げて地面に叩きつける演出になっている。
『X-Ω』ではアタッカー・通常ファイタータイプの通常攻撃に採用。
『DD』では打撃属性のSSR必殺技。格闘→プラズマホールド→ドリルニーの連続攻撃。原作の不遇さを考えるとまさかの大出世である。メインアビリティは「GSライド(ガオガイガー)」で、攻撃力と照準値が増加する。さらに打撃属性のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「必殺技威力アップIII(打撃)」。

ハイパーツール[編集 | ソースを編集]

ディバイディングドライバー
左腕に装着するハイパーツール。左腕のプロテクトシェードの反発空間生成能力を転用して空間を割り開く装備。
OPで高らかに名前を歌い上げているが敵を攻撃する武器ではなく、地面を切り開いて流れ弾を市街地に向けないための戦闘フィールドを作るための道具である。人命優先であるGGGらしいツール[6]
実戦の場ではそれに限らず、敵のボディを割いて一時拘束しつつ内部にイレイザーヘッドの効果を通したり、空間を拡張して至近距離から放たれた砲弾の威力を削いだりといった応用も多く見られた。
その特性上、SRWでは多くの場合イベント限定の出番が続いたが、『BX』で初めて個別コマンドとして任意使用が可能となった。範囲内の味方の地形適応をSまで上げ、敵機の地形適応を1段下げる効果(武器の適応は対象外)。消費ENは50と重いが効果範囲はかなり広い割に移動後使用も可能で扱いやすい。攻撃力・防御力には直接干渉しないが凱の指揮技能と合わせて命中・回避を大幅に高められる。敵方がスペック低下無効能力持ちでも味方の地形適応は上がるためどんな相手でも有効。ガオガイガー自身高火力のメインアタッカーとしての性能はあるため補助に専念させるのは惜しいものの、移動力も射程も心もとないためディバイディングドライバーのみが戦場に寄与できる手段という状況も少なくなく、結果的に多用していく事になる。その便利さと運用頻度から、『BX』での凱はドライバーおじさんなる俗称がユーザーから付けられた。
X-Ω』ではなんと攻撃武装として登場。SRアタッカー・通常ファイタータイプは一直線上の敵にダメージを与える「直線範囲」、SSRアタッカー・SSR通常ファイタータイプは目の前西方形状の範囲にダメージを与える「広範囲」と性能が分かれている。
T』『30』では通常武器とMAP兵器の2種類が採用された。通常武器では戦闘フィールドを形成して相手を地下に落としてから踵落とし・ドリルニー・パンチの3段カットインと共に壁面へと叩き付ける。この演出はドライバー初使用回であるEI-04(SRW未実装)戦をベースにアレンジを加えたもの。空中・宇宙の相手にも問題なく使用可能なため、浮いた相手に使うと空中(宇宙)に地面が出現するという凄まじい演出となる。MAP兵器版は低威力悪燃費ながら、P属性前方3×3マス敵味方識別ありと使い勝手は良く凱の「決意」を併用すれば敵を一網打尽にできる。運動性ダウンの効果もあるが、『BX』と異なり自軍への支援効果は無い。
ゴルディオンハンマー
圧縮された重力波を叩きつけて対象を光子レベルにまで分解するハンマー型ツール。ガオガイガーが手で持って敵に振り下ろして使うが、その反動は大きく自身にも大きなダメージが入る諸刃の剣。
後に欠点を解消すべくゴルディーマーグが開発され、ガオガイガーと合体して運用される。
ゴルディオンマグナム
マーグハンドをブロウクンマグナムのように射出して飛ばす技。
Number43.2「金の爪、銀の牙」で、EI-72・73の合体ゾンダーロボにハンマーヘルアンドヘブンを破られた直後に、一度だけ使用した。
ディメンジョンプライヤー
獅子王雷牙博士が設計したDP-C1、DP-R2、DP-L3の3機のツールロボ「プライヤーズ」が合体したペンチ型ツール。ガオガイガーの両腕に装着され運用される。異常空間をねじ切り、宇宙へと放逐する空間修復ツール。
SRWにおいては長らく未採用だったが、『DD』のイベント「激突、王と王の戦い」にて、会話イベント内のみだが初登場。EI-25の開いた次元の門を維持し、『機界戦隊ゼンカイジャー』の面々を元の世界に送り込んだ上にゴルディーマーグが同世界から帰還する為の時間稼ぎに成功した。
ゴルディオンダブルハンマー
『覇界王 ガオガイガー対ベターマン』に登場した新ハイパーツール。ゴルディマーグの超AIが移植されている。
小型化したゴルディオンモーターを内蔵したハンマーの先端に球状の重力衝撃波発生装置が付いたケン玉のような形状をしており、大小2つのそれを逆さ繋ぎしマーグハンドで保持して運用する。
従来のハンマーヘルアンドヘブンに加え、分離した2つの球体部位をプラズマホールドの紐で操り空間を削り取る「ゴルディオンクラッカー」、内蔵のゴルディオンモーターによって重力衝撃波を偏向させ光の刃として放つ「ゴルディオンスライサー」の2つの新技を持つ。作中では重力衝撃波による精密な遠距離攻撃が可能になったことから接近の必要のあるハンマーヘルアンドヘブンは使用されず、専ら迎撃にクラッカー・攻撃にスライサーを使い分けていた。
『30』では上記のとおり、ゴルディオンハンマーに代わって、こちらが実装。最初にゴルディオンクラッカーで攻撃を行い、トドメ演出でハンマーヘルアンドヘブンを行う。ちなみに発動承認とセーフティ解除プロセスはカットされている。

必殺技[編集 | ソースを編集]

ヘルアンドヘブン
ガオガイガーを象徴する必殺技。「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォー…」と呪文(意味は「2つの力を1つに」)を唱えながら、右腕の攻撃エネルギーと左腕の防御エネルギーを両手を合わせて融合。それにより、ボディ全体が緑色となった状態からEMトルネード(電磁竜巻)を放出して、標的を拘束。背中のスラスターで突撃し、組んだままの両手で装甲を撃ち抜いて、標的の核を摘出すると同時に掌に集中させた融合エネルギーを目標機体内で解放。核はプロテクトシェードで保護しつつ、目標を内部から完全に破壊する。核を二つ持つ相手でも片手で保持することで同時に取り出すことができるようなのだが、実際に行ったのはGストーンの共鳴で強化され、Gマークを描くように相手をえぐり取る特殊なヘルアンドヘブンであるため、普段から行えるのかは不明。
人命救助を旨とするGGGらしい武装だが、ゾンダー核の正体が不明だった第1話や、凱がアドレナリンで正気を失っていた第2話では、核をそのまま握り潰そうとした。また、核を摘出してエネルギーを放出し、ゾンダーを破壊した刹那の無防備な瞬間を狙われたこともあった。この技は呪文の〆であり技を完成させる「ウィータ」の部分がギャレオンの回路破損により未判明であり、不完全なまま使用されていた為、本来の威力は発揮されていない。[7]
原種との初戦とゾヌーダロボ戦では通用しなかったが、原種にはゴルディマーグの復活に伴い使用する機会は殆ど無くなり、ゾヌーダロボ戦では一度競り負けるが護を傷つけたショックで命の潜在意識の抵抗で出力が落ちた隙を突き、ヘルアンドヘブンを放つ際のGSライド最大稼働時の緑発光状態のまま肉弾戦であちらこちらを毟り取り、打ち砕いたトドメに核を引き抜いた。
攻撃と防御という相反するエネルギーを融合させる故に、使用時にそのエネルギーの反発を抑え込みつつ制御し一斉に解き放つため、僅かでも制御を誤れば反発し、暴発したエネルギーで自壊してしまう諸刃の剣。その為一体化している凱にはサイボーグであっても大きな負担を伴う……という設定が存在し、それ故にゴルディオンハンマーの開発が急がれたという経緯がある。またこの凱と機体への負担は、前述の「ウィータ」の未判明により、武装システム自体が不完全であったことも理由。
SRWにおいては、ゾンダーや原種が相手の場合、トドメ演出が核を摘出する特殊なものになる。バリア貫通付き。また、SRWでは長らく「ヘルアンドヘン」表記だったが公式での名称は「ヘルアンドヘン」。『BX』にて初めて後者の名称が採用された(正確にはヘル・アンド・ヘブンと、中点が入るが)。
『T』においてはほぼリアル頭身で進行する「もうアニメでいいじゃん」を地で行く大迫力の戦闘アニメとなっている。……が、細かいことを言えば、カットインの繋ぎで構成されている関係上、手の震えなど細部の挙動が省略されており、普通の戦闘アニメでは気にならないであろう些細な再現不足が目立ってしまうのが残念なところ。この辺りは『30』で手を加えられ、より滑らかに動くようになっている。また『30』でもそうだが、トドメ演出でゾンダーはもとよりあらゆる敵ユニットから核を摘出するようになった。MSなどの有人機はコックピットブロックを摘出しているとして、宇宙怪獣インベーダーといった生物系の敵からはいったい何を摘出しているのであろうか……。
『X-Ω』ではSSRディフェンダー・大器型ファイタータイプの必殺スキルに採用。
『DD』では打撃属性のSSR必殺技。『DD』では珍しく他シリーズのようなトドメ演出がある。メインアビリティは「勇者王」で、必殺技威力が増加する。さらにステージ開始時、気力が上昇する。サブアビリティは「必殺技威力アップIII(打撃)」。初期気力アップがあるため出足が早くなる利点があるが、必殺技スロットでは発動しないのが難点。

召喚攻撃[編集 | ソースを編集]

ハンマーヘルアンドヘブン
『W』以降、ゴルディーマーグが単独ユニットではなくなったため、召喚攻撃になった。
『T』ではガオガイガーの状態では(第37話でスターガオガイガーに追加された後も)使用できない。
『DD』では打撃属性のSSR必殺技。ヘルアンドヘブンと同様にトドメ演出があり、ゾンダーや原種以外の場合は黒い球体を引き抜くことになる。メインアビリティは「光子分解」で、自分のアクション毎に攻撃力が増加する。自分のアクション時のみ命中率が増加する。気力120以上のとき、攻撃特化タイプ被ダメージを軽減する。ハンマーヘルアンドヘブン命中時、自分に「覚醒」を発動する。サブアビリティは「攻撃力アップIII」。
『30』では上記の通りゴルディオンダブルハンマーのトドメ演出で行う。『T』と同様トドメ演出であらゆる敵ユニットにハンマーヘブンを繰り出すが、左手で核をキャッチせずどこかに消える演出の不足もそのまま。
ディスクP
『DD』で打撃属性のSSR必殺技として登場。マイク・サウンダース13世を呼び出し、ディスクPの演奏でGSライドを活性化。強化されたガオガイガーが格闘コンボを決める。
メインアビリティは「Gパワー」で、戦闘回数に応じて攻撃力・防御力・照準値が増加。気力130以上の時、戦闘時に敵ユニットの防御力を減少。弱点属性での攻撃時、戦闘時のみ敵ユニットの防御力を減少。ディスクP命中時の気力上昇量アップ。サブアビリティは「ダメージアップIII(打撃)」。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

ハンマーヘルアンドヘブン
ゴルディーマーグが変形したゴルディオンハンマーとマーグハンドを使った必殺技。
マーグハンドから取り出した光の杭のハンマーヘルをゾンダー核のある個所にゴルディオンハンマーで突き刺し、釘抜きのハンマーヘブンでハンマーヘルを引き抜いて回収した核を左手で保護。残った抜け殻を「光になれぇ!!」の掛け声と共にゴルディオンハンマーを叩きつけて、光に分解・消滅させる。ハンマーヘルとハンマーヘブンが2つずつ備わっていることから、核を2個摘出することも可能。
作中ではほぼ無敵の必殺技であったものの出力は大幅に上がるのだが強度が変わらない為、敵を光に変える状態が長く維持できない。現にEI-01戦では核もろとも消滅させようとしたがそれゆえに空間歪曲で防がれて、ヒビを入れられてしまった。ゾヌーダロボ戦ではマーグハンドが使用不能だった上、物質昇華の侵食速度が重力波の速度を上回り、ゴルディオンハンマーを無効化するゴルディオンモーターを取り込んでいたために通用しなかったばかりかゴルディオンハンマーも物質昇華されてしまった。
その原理上、命中させれば如何なる相手だろうと一撃必殺となり得る必殺技なのだがスパロボでは流石にゲームとしての調整がされており、HPを0に出来なければ初撃のハンマーヘルで戦闘アニメが終了してしまう。ゾンダー系の機体および原種系の機体が相手の場合はハンマーヘブン→光になれとなるがそれ以外にはハンマーヘブンが省略され光になれの演出となる。敵が有人機だった場合パイロットは無事ではないはずだがそれでも基本的には当然のように脱出させてくれるスパロボの脱出装置は偉大である。
スパロボでは原作同様に大河による発動承認と命によるセーフティ解除を経て、ガオガイガーとゴルディーが合体して、使用するプロセスを踏んでいる。
『第2次α』ではこの武装追加イベント時のEI-20が最後のゾンダー核を持ったゾンダーロボであり(以降に登場するゾンダーメカは全てゾンダーメタルかゾンダリアン操縦)、ハンマーヘブンは実質イベント専用演出となってしまっていた。
『T』以降はゾンダー以外でも核回収が描かれるようになった。
ダブルハンマーヘルアンドヘブン
ダブルハンマーヘルとダブルハンマーヘブンを用いたハンマーヘルアンドヘブン。
核を2個回収する際に用いるが左手で保護できる核は1つだけな為、仲間たちも核保護に加わる必要がある。
EI-23とEI-24が合体した超音波ゾンダーに対して使用し、核は2つともマイク・サウンダース13世が保護した。
スパロボ未使用。
ダイヤモンドフォーメーション
超竜神、ビッグボルフォッグ、プライヤーズとの合体技。
ディメンジョンプライヤーで掴んだ状態からゴルディオンハンマーを繰り出し、超竜神のダブルライフルと胸部ミラーシールドをカタパルトとしたミラーコーティング状態のビッグボルフォッグが核や救助者を回収する。
EI-19との戦いで使用し、捕らわれていた護グループの救出とゾンダー核の回収に成功したがゴルディオンハンマーの余波でプライヤーズが中破してしまうことになる。
プラチナフォーメーション
超竜神、ゴルディーマーグ、プライヤーズとの合体技。
右翼の超竜神と左翼のゴルディータンクが射撃で敵の注意を引き付けている間、ガオガイガーとプライヤーズが接近し、ディメンジョンプライヤーで敵のバリアを破る。
EI-01との戦いにおいて、メルティングサイレンを使えるボルフォッグが修理中だったことから使用するもEI-01には通じず、逆にプライヤーズが大破してしまう。
弾丸X
『DD』で打撃属性のSSR必殺技として登場。ガオガイガー、超竜神ビッグボルフォッグとの合体攻撃。戦闘演出ではゴルディーマーグも登場する。
一番槍にガオガイガーが拳を突き出し突撃、射出しないままブロウクンマグナムの回転機構を発動。ビッグボルフォッグのメルティングサイレンの援護を受けながら殴り抜け、超竜神が続けて殴打。その隙に上空に飛びあがるガオガイガー、そしてゴルディーマーグが緑色に輝いたまま月を背景にハンマーコネクト。ゴルディオンハンマーを叩きつけると共に2機の拳が、脚が駄目押し気味に敵に突き刺さり、敵は光になる。
第30話「勇者、暁に死す!」における弾丸X発動後のシーンを再現した必殺技。原作の戦闘シーンがほぼ完璧に再現されている。明確な違いといえば、原作ではバリアを食い破るブロウクンマグナムが最初から敵機に突き刺さる、ゴルディーマーグが肉弾戦に参戦しない、最後の〆が3機揃ってのポーズになる、といったようにいずれも3機の合体攻撃の都合によるものと推測される改変である。
メインアビリティは「Gストーン」で、気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値が増加し、ステージ中、必殺技スロット1に装備している必殺技の必要アクション数が1減少する。出撃後1度だけ、撃墜されずにHP1だけ残り、HP50%まで回復して復活する[8]。Gストーンの効果で復活したとき、攻撃力・防御力・照準値が増加する強化効果を自分に付与する。打撃属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「攻撃力アップⅢ」

特殊能力[編集 | ソースを編集]

特殊能力としての分離は持っていない。

プロテクト・シェード
小隊制の場合、小隊全部を守る広域バリア。αシリーズでは微妙に性能が低く無効化バリアなので、過信は禁物。
『BX』『T』では対射撃武器限定になった。得意な接近戦でむしろ危うい事になりやすいと見るか、余計なENを喰わないで済むと見るかはプレイヤー次第。
『DD』では普通の軽減バリアとなった。1500〜3000まで軽減(超改造によって強化される)。
GSライド
『T』『30』で採用。
気力130以上で発動し、気力の上昇に応じて照準値・運動性・装甲値・与ダメージが上昇する。
EN回復(小)
『T』で採用。GSライドの再現か。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

原作ではディバイディングドライバーの存在もありもっぱら地上・陸戦のイメージが強いが、スパロボでは概ね空適応Aで飛行したままの戦闘も支障なし。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M
αシリーズから『W』までの家庭用作品、『DD』。
L(1L)
『X-Ω』、『T』、『30』。

機体ボーナス[編集 | ソースを編集]

BX
  • 初期段階:格闘武器+100 CRT補正+10
  • 第二段階:格闘武器+150 CRT補正+15 運動性+5
  • 第三段階:格闘武器+200 CRT補正+20 運動性+10
  • 最終段階:格闘武器+300 CRT補正+30 運動性+20 照準値+5
強化後のスターガオガイガーと同じもの。

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

特殊能力「GSライド」の能力が強化される
T』『30』。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「勇者王誕生!」
OPテーマ。ほぼ全ての作品でのデフォルトBGM。『T』限定版では原曲となる。
「勇者王誕生! -究極神話(マイソロジー)バージョン-」
『FINAL』最終話オープニングテーマ。『30』DLC適用時にデフォルト曲となる。
「勇者王誕生! ‐御伽噺(ジュブナイル)ヴァージョン‐」
『覇界王』OPテーマ。『30』で採用。
「ヘル&ヘブン」
ヘルアンドヘヴン使用時のBGM。
「ゴルディオンハンマー」
ハンマーヘルアンドヘヴン使用時のBGM。
『30』ではネタバレ防止のためか当初はサウンドセレクトに表示されておらず、ゴルディオンダブルハンマーの追加イベントで初めて使用されてからサウンドセレクトに追加され、BGM変更の対象として選択可能となる。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

勇者王誕生
EI-02と交戦するガイガーだったがパワーの差で窮地に陥る。
最後の方法として、成功率0ながらもファイナルフュージョンを決行。勇気で成功させ、ガオガイガーは誕生。EI-02に反撃を開始し、ヘルアンドヘブンで撃破する。
聖なる左腕
EI-04と交戦するガオガイガーだがポロネズの策で市街地での戦闘とされ、全力を出せずにいた。
そこで一か八か開発されたばかりのディバイディングドライバーを使用。成功させて、戦闘用空間を作り出し、そこでEI-04を撃破する。
護が現場にいなかったために核は逃亡し、新たにEI-05と化すもディバイディングドライバーで海を戦闘用フィールドとすることで今度こそ本当の意味で勝利した。
狙われたGGG
ゾンダー化した元GGG職員の犬吠埼実の手で、ファイナルフュージョン用の合体プログラムを消去されてしまったガイガーであったが仲間たちの尽力によるファイナルフュージョンマニュアルでガオガイガーに合体成功。
仲間たちを乗せたままの戦闘にもなったが、偽ガオガイガーのEI-15とのヘルアンドヘブン対決を制し・勝利する。
だが、この直後、ヘルアンドヘブンで蓄積したダメージが凱を襲う事態に…
滅ぶべき右腕
病み上がりな上、EI-18のマジックに翻弄されるガオガイガー。ヘルアンドヘブンもゾンダーメタルプラントのグランドノヴァの発生に利用された上、グランドノヴァ内に閉じ込められてしまう。
超竜神の尽力で脱出に成功したガオガイガーはゴルディオンハンマーを初使用し、グランドノヴァを消滅させることに成功。
本体の核も護とボルフォッグに発見されたことで事件は解決した。
金色の破壊神
EI-20との戦いでガオガイガーとゴルディーマーグが初合体。
金色の破壊神と化したガオガイガーの新必殺技ハンマーヘルアンドヘブンがEI-20を撃破する。
音速の対決
ピッツァが姿を変えたゾンダーロボ・EI-26と戦うガオガイガー。
得意の空中戦で優位に立つEI-26に対し、ピッツァと同じように空に思いをはせた凱は上昇気流を利用して、EI-26を捕らえ、ブロウクンマグナムとハンマーヘルアンドヘブンで空の戦いを制する。
勇者、暁に死す
EI-01に挑むGGG機動部隊。
対消滅攻撃で一気に劣勢に追い込まれるが弾丸Xを用いての捨て身のパワーアップで反撃を開始し、ゴルディオンハンマーで勝利。本来ならば蓄積されたエネルギーの完全開放により、新たにエネルギーを生み出すためのエネルギーさえ使い果たしてしまい、Gストーンはその機能を停止。生命維持をGストーンで行っている凱は勿論、AIの中央プロセッサとして、Gストーンを用いている勇者ロボたち全員が死を迎えてしまう筈だったが―――――奇跡は起きた。
さらばGGG
実は宇宙に脱出成功していたパスダーからもたらされた情報を許に機界31原種は地球侵攻を開始。先発隊である巨腕原種鉄髪原種顎門原種の手でベイタワー基地は崩壊。仲間の仇を討つためにも孤高に挑むガオガイガーであったが数と力の差は激しく、連続攻撃を受けて、大破・完敗を喫する。
この戦闘でマスク割れが起きたが最終回以外でマスク割れが起きたのは前作の『勇者指令ダグオン』(未参戦)に続けて、2年連続である[9]
勇者復活
巨脚原種との戦いの最中、ガイガーとマイク以外の勇者ロボたちが目覚め、巨脚原種への反撃を開始。
ガオガイガーもウルテクエンジン搭載したバージョンアップガオーマシンとファイナルフュージョンでパワーアップを果たし、原種への雪辱を果たす。

関連機体[編集 | ソースを編集]

スターガオガイガー
ステルスガオーではなくステルスガオーIIとファイナルフュージョンした宇宙戦闘用の形態。
ガオガイガー長距離移動仕様
太陽付近に出現した黒いキングジェイダーに対応すべく出動した際の形態。背に連結したゴルディオンハンマーをメインフレームに、その両端に二基のクライマー1をブースターとして装着している。
ゴルディーマーグ
ゴルディオンハンマーを使いこなすのに必要な相棒。
ガオファイガー
後継機。
ジェネシックガオガイガー
オリジナルのガオガイガー。ガオガイガーはこの機体を地球の技術で再現したデッドコピーにあたる。
ガオガイゴー
勇者ロボの技術とアカマツ工業ニューロノイドの技術を組み合わせて開発されたハイブリッドマシン。パイロットは天海護戒道幾巳
夢装ガオガイガー
『覇界王~』に登場。ベターマン達がある理由から過去から現代へ運んだギャレオンと、現代の技術で新造したガオーマシンで合体したガオガイガーに、ベターマン・カタフラクトが装甲として合体した形態。ガオガイガーのグレート合体に相当する形態とも言えるが、登場したのは一回のみ。SRW未登場。
ヴァーチャル・メカノイド ガオガイガー
『勇者娘ガオガイガールズ』の主人公、獅子王ルキオが身に纏うガオガイガーの能力を模した電脳空間用の戦闘強化スーツ。SRW未登場。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 人間と乗り物が融合合体した主役ロボットが他の乗り物とも合体して、強化戦闘形態のロボットになるという2段変身のステップを踏む合体形態は『太陽の勇者ファイバード』と『勇者指令ダグオン』の合体パターンを踏襲している。
    • さらに前作の主役ロボのファイヤーダグオンはガオガイガー同様に4台のマシンで構成されていることも同じ。
  • 勇者シリーズでは唯一グレート合体を行っていないが企画当初はギャレオンがガイガーに変形した時点でロボットが完成していることを考えると、 ガオガイガーこそが既にグレート合体であるという見解もある。(DVDボックスの解説書より)
  • 2019年に模型メーカーコトブキヤが展開しているオリジナルロボットプラモデルシリーズ『フレームアームズ』に登場するロボットを美少女に擬人化、所謂メカ少女にした派生シリーズ『フレームアームズ・ガール』に使われている技術で他社の版権作品のロボットをメカ少女化して立体化する『クロスフレーム・ガール』としてメカ少女と化したガオガイガーが発売された。デザインを担当したのは『スパロボ学園』のキャラクターデザイン、『フレームアームズ・ガール』でフレズヴェルク系のキャラのデザインを担当している駒都えーじ氏。
  • 2022年にバンダイからまさかのリアルグレードのガオガイガーが発売された。各ガオーマシンのギミックやファイナルフュージョンまでほぼ完全に再現されている。
    • 更にプレミアムバンダイ限定でリアルグレードのゴルディーマーグも発売されており、専用の台座を使用するもののハンマーコネクトまで再現。
  • 2017年のエイプリル・フールに、日本アニメーションの『あらいぐまラスカル』とのコラボで『洗濯王ガオアライガー』という嘘企画がその日限定で公開された。ギャレオンがアライグマを模った「ギャスカル」というメカに変化している。
    • 元は日本アニメーションの持ち込み企画だったが、サンライズ側が更にカウンターとして『洗濯王ガオアライガーFINAL』を企画、米たにヨシトモ監督も「ファイナルウォッシュ承認!」とノリノリだった様子。

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. EI-03戦では先のEI-02戦での凱とガオガイガーのダメージが残っていた為、EI-15戦では敵がGGGのデータを持っていることとガオーマシンの予備パーツを纏っていた為、それぞれ侵入を許してしまう。前者はドリルガオー装着モードで吹き飛ばし、後者はビッグボルフォッグが抑えてくれたことで合体に成功している。
  2. ロボット大図鑑の登録には本形態での出撃が必要だが、周回プレイをすればどのみちスーパー系で見られる。
  3. スターガオガイガーはハンマーヘルアンドヘブンが使用不可になる上にヘルアンドヘブンの消費ENがガオガイガー同様の80になるだけ。
  4. 原作中の宇宙戦闘の際はソムニウムの夢装化により補われた。
  5. 装備していた強化パーツはファイナル・ガオガイガーへ引き継がれてガオガイガーは未装備状態になることから、元のガオガイガーがそのまま残るのではなく、乗り換えに対応するガオガイガーへと機体データが変わり、改造引継ぎがされるという扱いになっていると思われる。
  6. メタな事情を言えば、市街地の背景を書かずに済む、という製作上での手間簡略化の意図もある。
  7. 当初は「ウィータ」の未判明により、融合エネルギーの集約だけでエネルギーを浪費するだけの無駄な機能であると見なされていたが、「融合させたエネルギーを拳とともに直接ぶつける」という凱のアイデアによって、必殺技へと昇華させることができたというエピソードが、後に『覇界王』において語られている。
  8. 敵の行動時やカウンターで先に撃墜されても反撃可能。戦闘処理終了後に回復する処理となる。
  9. 第10話と42話より。ただし、勇者ロボとしてのマスク割れではなく、強化服のほうのシャドーリュウとファイヤーエンのマスク割れ。これは『勇者指令ダグオン』が変身ヒーローモノでもある設定を活かしたからこその展開。