EVA初号機
EVA初号機 | |
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外国語表記 | EVA-01 |
登場作品 | |
デザイン | 山下いくと |
初登場SRW |
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SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 汎用人型決戦兵器(エヴァンゲリオン) |
生産形態 | 実験機 |
型式番号 | EVA-01 |
全長 | 40~200m |
重量 | 700~96000t |
動力 | 電力供給(アンビリカルケーブル) → S2機関 |
装甲 | 12000枚の特殊装甲 |
開発 | NERV |
所属 | NERV |
パイロット | 碇シンジ |
EVA初号機は「エヴァンゲリオンシリーズ」の主役メカ。
概要
旧世紀版
汎用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンの戦闘用テストタイプモデル。機体色はパープル、認識コードはEVA-01。
碇シンジの専用機であるが、一時期までは綾波レイもシンクロ可能であった。他のEVAと異なり第2使徒リリスをコピーし開発されている。コアにはシンジの母の碇ユイの魂が取り込まれている。起動確率は0.000000001%と極めて低く(赤木リツコいわく「オーナイン(0が9個)システムとはよく言った物ね」とのこと)過去一度も起動に成功していなかったが、シンジの初搭乗時、ぶっつけ本番にもかかわらす高いシンクロ率を保って起動した。
作中では、ネルフ本部に配備された3機のEVAの中で最も高い戦果を挙げている。第参使徒・第四使徒・第拾弐使徒・第拾参使徒・第拾四使徒・第拾七使徒の計6体の使徒を単機撃破、第伍使徒・第七使徒・第九使徒・第拾使徒を共同で撃破しており、その戦闘能力は特筆モノである。しかし単機で撃破した使徒のうち、暴走によって撃破したのが3体、ダミープラグを使用して撃破したのが1体と、パイロットの制御を離れた計算外の行動も多く、ネルフ関係者をたびたび戦慄させた。
劇場版では、EVA量産機に引き裂かれたEVA弐号機を見たシンジの絶望と呼応し、サードインパクトを引き起こすトリガーとなった。一連の流れとしては、ロンギヌスの槍をコアに吸収、生命の樹に変貌、締めにA.T.フィールド制御機能でアンチA.T.フィールドを放った。漫画版では、二号機への救援が間に合い量産機との戦闘をしている。ただし結末は生命の樹になる所までは同様(ただ、劇場版では弐号機の惨状を目撃したシンジの絶望がトリガーだったが、こちらではアスカを守って奮闘していくうちに、シンクロ率が急上昇していったことがトリガーとなっている〈マヤが、「それ以上上がったら元に戻れなくなる」と言っている〉)。だが、「戻る」事を決意したシンジによってリリスから抜け出し自らの体内からロンギヌスの槍を形成、リリスを砕きそのまま宇宙空間で活動停止した。
暴走した状態は「EVA初号機 (暴走)」を参照。
新劇場版
正式名称「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 試験初号機」。TV版に比べカラーリングが多少変更されている。頭部や腹部の一部装甲が蛍光の緑色に変更されている点が分かり易いだろう。
『序』にてポジトロン・スナイパー・ライフルを装備したG型装備が登場。『破』ではシンジの意思の元で能力を解放された「擬似シン化第1覚醒形態」を披露している。『Q』では飛行戦艦「AAA ヴンダー」の主機(メインエンジン)として組み込まれている。
暴走した状態は「EVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)」を参照。
強化装備形態
- EVA初号機 (F型装備)
- 武装と装甲を強化し、A.T.フィールド推進装置を備えた追加装備を纏った形態。
登場作品と操縦者
エヴァンゲリオンも併読されたし。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 初登場作品。初登場時には発進ムービーが入る。
- 有射程P属性のパレットガンを持ち、海と宇宙の適応A[1]にパーツスロット2と他のEVAより優れているものの、撃墜時は倍近い40000の修理費に加えて暴走して暴れまわるという厄介な面も持ち合わせている。A.T.フィールドによる鉄壁の守りがあるためザコ戦には強いが、技量の高い相手や、宇宙で防御が低下する最終話は要注意。また、主力のナイフは空に攻撃できないこと、使徒相手には互いにフィールドが発生しなくなるためハイリスクな戦いになることも難点。
- なお、『F完結編』のEVAエンド突入条件の一つにもなっている暴走の回数は、本作からの通算となっている。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 火力のインフレと宇宙戦の増加の影響でA.T.フィールドの守りはザコ戦ですら不安になってくるが、シンジの成長によってはシンクロ率の補正でヘタなリアル系よりも高い命中・回避率を出せるようになる。与ダメージも数値から連想させるほど低くはない。
- しかし主力のナイフは切り払い可能なので安定性に欠け、必中も覚えないのが厳しい。二回行動の遅さ・移動力の低さ・宇宙適応B・遠距離武器の脆弱さといった問題点も多く、使用は趣味の領域だろう。
- 地上編通過時はS2機関搭載の機会がある。40000の修理費は痛いが、何かと足かせになるアンビリカルケーブルの制約がなくなるのは嬉しい。また、ラミエル戦で「EVA専用改造陽電子砲」を装備する機会もあるが、こちらは残念ながらイベント時限定。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 武装は充実しているが、対空性能は低めなのが難点だろうか。後半には武装の追加やS2機関搭載イベントなどがある。
- なお、本作ではS2機関が搭載されるとマップ兵器の攻撃力増加と多くの武器の空適応上昇という追加効果?もあり、諦めた場合はゼルエル撃墜時の資金に加え、ボーナスとして資金と強化パーツを追加で入手する。なお、S2機関を入手する場合は修理費40000が必要になるため、前もって資金を使っておくといい[2]。
- シナリオの進め方によっては単機で大気圏に突入する場面もある。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 合体攻撃「ユニゾン攻撃」が初めて実装された。また、OPムービーでは翼を広げた初号機が確認できるが、残念ながらユニットとしては登場しない。
- 追加ルートでは量産機と共にリリスから再生されるため、一時的に2体の初号機が存在することとなる。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- EVA3機による合体攻撃「EVA一斉射撃」が追加、またユニゾンキックも最初から使える。豊富な武装と広域バリアになったA.T.フィールドを持つため、隊長・隊員のどちらにも向く。F型装備や合体技を使わなければ攻撃力はそれほど高くないが、サイズLに加え魂・覚醒持ちなので額面以上の高火力を発揮できる。ただプログレッシブナイフはともかくユニゾンキックは空D、もし弐号機と別個の小隊にして攻撃回数を増やすならば2機分の矯正が必要になる。逆に弐号機と組ませるならばコスト2*2で編成が限定されやすくなる上、片方のA.T.フィールドが無駄になってしまう。機体と武器が全て海Aだが、今作では海地形が非常に少ないのでほぼ意味が無い。相変わらず修理が高いが、昔よりも安くなっているのは何か裏でもあるのだろうか。
- 『DC版α』と同じく2体の初号機が同時に存在する場面もある。条件を満たした場合はF型装備に換装可能になる。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 新劇場版の設定での参戦。基本的には『L』と同様の運用でよいが、陽電子砲が消費EN100と異常な悪燃費の全体攻撃になってしまった。本来は日本の電力全てを使って撃つ兵器なのだから正しいと言えば正しいのだが…アンビリカルケーブルのEN回復50があるとはいえ、主力にするならEセーブは必須となる。長射程非P武器なので、ヒット&アウェイもあると使いやすくなる。
- 一方、『L』での弱点だった宇宙の地形適応がAになっているため運用自体は使い勝手は良くなった…が、アンビリカルケーブルの設定の変更とATフィールドに重めの消費ENが付加されたこと、陽電子砲のかなり重い消費ENが加わった結果、今度はENを考えながら戦わないといけなくなった。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 使用できるのはプロローグ第2話と第2話・第3話のみで、第3話クリア時に擬似シン化第一覚醒形態となり永久離脱。改造段階はEVA第13号機に継承される。
- なお、作中での出番はこれだけにもかかわらずオープニングムービーやパッケージイラストでは13号機ではなく初号機が選ばれている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 『新劇場版』設定で初登場。機体名称もひたすら長ければ、武装名称もひたすら長い。
- TV版の初号機が格闘タイプだったのに対し、新劇場版設定になったからか本作では長距離射撃に特化された性能で、追加武装はガトリング砲・陽電子砲と全て遠距離射撃武器。陽電子砲の威力に加え、シンジが魂を習得するので単体火力ではエヴァ3機中トップ。
- PUは同じような射撃特化ユニットであるハインド・カインドやアパレシオン、トールギスIII等の、射程の合致する狙撃系ユニット等と組むと長所を上手く活かせる。特にこの中のアパレシオンとのPUは「ヤシマ作戦」ならぬ「矢島作戦」の異名を持つ(もちろん単なるネタにとどまらず普通に実用的である)。この他、綾波ではない方のレイの駆るガンダムとのタッグもなかなか強力である。互いの地形適応不足を補い、さらにレジェンドの強力なマップ兵器「ドラグーン」を地上でも使えるようになるのは大きい。
- 弱点は宇宙の適応がBであること。基本的にエヴァと同行する分岐を選んだ場合地上マップばかりになるのだが、分岐中ではないシナリオでも宇宙マップはあり、特に終盤は4マップ連続で宇宙マップが続くところがある。宇宙適応AまたはSのボーナスがあるユニットとPUを組ませたい(その意味でもレイのガンダムとのタッグはお互いの苦手な地形を補い合えるため便利)。なお今作のエヴァ系機体はMサイズである点には注意。
- 撃破演出が他のユニットと異なり爆発ではなく、シンジの顔グラが真っ黒になった後台詞が「…………」に差し代わり、画面が一瞬ぶれた後目が光る、というもの。この後「暴走」が発動する流れになる。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- 3機のEVAの中ではバランス型で、格闘・射撃どちらもこなせる。物語中ではソーディアンに操られて暴走してしまい、零号機・弐号機と共に自軍に襲いかかる。
- なおOPムービーではポジトロンライフルを撃っているが、本作では零号機の専用装備のため本編中では使用不可。
- 全てのEVAに言える事なのだが、パレットライフルが即着弾タイプである為ビームライフルと違い射撃モーションに入ると避けられることはまずない。なので足止め行動などと非常に相性がよく、耐えてよし援護してよし殴ってよし撃ってよしの万能ユニットとなっている。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 『新劇場版』設定。
- 終盤に差し掛かる頃に特殊能力「擬似シン化」が追加され、シンクロ率90%+気力170以上で「擬似シン化第1覚醒形態」に任意で変化できるようになるが、気力限界突破L3(L2+ピンクハロでも可)が必須になる他、気力とシンクロ率の2つが求められるので積極的に戦闘に参加させる必要があり、条件が微妙に厳しい。カスタムボーナスが「シンクロ率の上昇率2倍」に変更されており、シンジのエースボーナスも『第3次Z』より強化されているので、どちらも取得すればシンクロ率の方は容易に満たせるようになる。更に気迫を習得するため、気力の方もある程度はコントロールが可能。
- また、シンジを積極的に使っていた場合、シン化解禁とほぼ同時に隠し機体として13号機が参入する場合があり、そちらは攻撃力こそやや劣るものの二人乗りかつ安定して強い武器ラインナップといった点から使いやすく、対する本機は爆発力は凄まじいがそれを発揮するのに手が掛かるため、扱いやすさで大きな差が付いてしまっている。
- ちなみに陽電子砲の消費ENが微妙に下げられて90になっており、量子フライホイールを付ければ毎ターンENが50+10%回復するため狙われなければ1ターンにつき1回撃つ位のENが保てる。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- エヴァが本作の主要作品の一つだけあって出番は多く、シナリオ進行に応じて武装の追加などの強化もある。また、今回は必ずS2機関が搭載され、同時に機体性能が少し上昇する。A.T.フィールドの鉄壁さも健在だが、使徒などが持つ中和武器には注意。
- OPムービーでは何故か空中戦に参加しており、ファルゲンの攻撃をA.T.フィールドで受け止めている。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 『新劇場版』設定。前述の「擬似シン化第1覚醒形態」が初登場している(ゲーム内では「エヴァンゲリオン初号機(覚醒)」表記)。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 『新劇場版』設定。通常版のほか、旧エヴァに登場したマゴロク・E・ソードを装備しているバージョンも別機体として登場(表記は「エヴァ初号機(マゴロク・E・ソード)」)。
- スーパーロボット大戦DD
- 『新劇場版』設定。序章ワールド2より加入。機動タイプはバランスタイプ。SRWでは初めてA.T.フィールドを防御技能として所持していない。
- バランスタイプゆえ突出した性能が無かったが、アップデートで強化されバランスタイプの名に相応しい全体的に高水準な性能になった。
- 必殺技が心もとなかったが攻撃・防御面共に強化される『武装一斉攻撃』が登場したことで大幅に改善。気力上限が上昇する『ガトリング砲』とも相性が良い。
装備・機能
ゲーム内では、旧世紀版として登場する場合は設定上存在した格闘兵装が、新劇場版として登場する場合は劇中で使用した射撃兵装がそれぞれ主力となる。
武装・必殺武器
本体装備
- プログレッシブ・ナイフ
- 旧型であり、シースナイフに似た形状を持つ片刃のナイフ。正式名称「エヴァンゲリオン専用近接戦闘用プログレッシブナイフPK-01」。略称は「プログナイフ」。右肩部ウェポンラックに収納。通常のナイフが高い硬度と鋭利さで対象物を切り裂くのとは異なり、高振動粒子で形成された刃により接触する物質の分子結合を弱めて分離・切断する。なお、シンジは同級生達に「超音波を発する武器」と説明している。
- 新劇場版では中折れ式のナイフになり、番号も「PKN-01C」に変更されている。
- 切り払いにも使う。初参戦時から本機の主要武器として実装されている。『SC』では通常版の他、第4使徒シャムシェル戦でトドメを刺したモーションが必殺技として採用されているが、射程が短く使い辛い。
- 『DD』では斬撃属性のR必殺技として使用される。メインアビリティは「アタッカーI」で、気力120以上の時、攻撃力が増加する。サブアビリティは「攻撃力・照準値アップI」。
- ニードル発射機構
- 左肩のウェポンラックに装備。原作では初号機は使用していない。
- 『α』で実装された。
選択装備
- EVA専用拳銃
- 第12使徒レリエル戦で使用するも、相手が幻影だったため通用せず。また、『F/F完結編』では「パレットガン」名義で登場しているが、これは後述の「パレットライフル」の別名である。
- 採用時はP属性の有射程武器であることが多い。
- パレットライフル
- 劣化ウラン弾を8の字形のターレットで加速、電磁レールで射出するアサルトライフル。正式名称「エヴァンゲリオン専用大口径209mm小銃AUAssaltRifleType-MM-99」。別名は「パレット・ガン」。原作で通用した敵は第9使徒マトリエルのみ。
- 『MX』では支援攻撃とダブルアタックに対応。
- 『X-Ω』ではシュータータイプ、『DD』では実弾属性の通常攻撃として採用。
- ポジトロン・ライフル
- 携帯式の陽電子砲。正式名称は「EVA専用陽電子砲円環加速式試作20型」。陽電子を磁力により加速・収束させる事で極大なエネルギーを生成し、対象に射出する武器である。右肩部ウェポンラックを取り外して装着する。原作では弐号機のみが使用。
- 『F/F完結編』では何故か追加されない。『第3次α』では全体攻撃。
- ポジトロン・スナイパー・ライフル
- 対第5使徒ラミエル戦に使用するため、戦略自衛隊の試作自走陽電子砲をネルフで改良したもの。劇中では「ラミエルの加粒子砲の射程外からA.T.フィールドを貫通できるだけの威力」を出すために必要な電力として1億8千万キロワットという数値が出ており、これを供給するために日本全国が停電したが、現実でも真夏の一番電力を消費する日の、日本全国での電力消費量がちょうど1億8千万キロワットくらいであり、実際に日本全国を停電させないといけない規模である。
- スパロボではマップ兵器として使用可能な場合が多い。『MX』ではシールド貫通属性がある。『α』ではSRX計画の試作兵器で「ハイパー・トロニウム・バスターキャノン」の前身にあたり、トロニウム・エンジンに加えて光子力エネルギーとゲッター線もヤシマ作戦に使用された。
- 陽電子砲
- TV版のポジトロン・スナイパー・ライフルの新劇場版における呼称。正式名称「戦略自衛隊技術研究本部大出力型第2次試作自走460mm陽電子砲」。ポジトロンとは陽電子のことなので、普通の直訳でもある。
- 『L』では第6の使徒とのイベントバトルの後に追加武装として使用可能になる。気力を要し、装弾数は少なめだが、射程・威力共に折り紙つきの強力な武器。この武器もA.T.フィールド無効化を備えているのだが、この後に登場する第7の使徒戦には初号機は参加できず、第8の使徒はイベントで倒されるため、それを発揮する機会が事実上ない。
- 相手の中心位置に照準を合わせて撃つものなのだが、相手機体の形状によっては下半身に当たっているように見える事も多々ある。なんと発売前PVでは、肝心の第6の使徒相手の発射でズレており、下の方に当たっていて明らかにコアを破壊できていないようにしか見えない、と言う問題があったが、流石にイベントバトルでこれはまずいだろうと言う事で、製品版では修正され、この時だけの特別演出で陽電子ビームが第6の使徒の中心部を貫く位置を飛ぶようになった。
- ガトリング砲
- 正式名称「EM-226エヴァンゲリオン専用携帯型回転式多砲身440mm機関砲」。『新劇場版・序』で第5の使徒戦において使用。
- 原作では乱射した挙句着弾点のガンスモークで使徒を見失った上に肝心のダメージはほとんど与えられないという有様だったが、『L』では第5の使徒戦ではイベントで再現されて使うといった事は特に無く(トドメイベントでプログナイフを使うのみ)、それが過ぎるといつの間にか武装に追加されている。
- 性能面では使うのに若干の気力が必要なものの、普通に長射程でコストパフォーマンスの良い武器となっており、陽電子砲より気軽に撃てるメインウェポンとして役立つ。なお、第5の使徒戦であったガンスモークの演出はトドメ演出に取り入れられているが、トドメなのでもちろん敵を見失うような事は無く、相手を撃破した爆煙の中から顔を覗かせる初号機……という格好良いガンスモークとなっている。何か間違っているような気もするが…。
- 『DD』では実弾属性のSSR必殺技。メインアビリティは「集中着弾」で、必殺技威力と気力上限が増加し、戦闘時のみ敵ユニットのバリア系アビリティ効果を割合減少させる。さらに実弾属性のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「ダメージアップIII(実弾)」。
- マゴロク・エクスターミネート・ソード
- 設定のみの武装。略称は「マゴロックス」「マゴロク・E・ソード」。名前の由来は実在の日本刀「関孫六」、または刀匠「孫六兼元」からと思われる。また、『ANIMA』では零号機、弐号機にも装備されている。
- 『α』以降の旧世紀版では中盤以降に追加される必殺武器的な扱いとなっている。『MX』や『第3次α』では特殊戦闘台詞が発生しない不具合?がある。
- 『X-Ω』では新劇場版だが、アタッカータイプとディフェンダータイプで装備しているバージョンがある。通常攻撃に使用する。
- カウンター・ソード
- 設定のみの武装だがプラモデル等には付属することが多い。マゴロックスとセットの脇差のような刀で、刀身の付け根に銃口がついている。
- 『α』のみ登場。
必殺技
- 武装一斉攻撃
- 『第3次Z時獄篇』で追加された必殺技。パレットライフル斉射→接近してプログナイフで斬りつけから突き刺し→最後にガトリング砲斉射という流れの連続攻撃。
- 『DD』では実弾属性のSSR必殺技に採用。演出がガトリング砲斉射→パレットライフル斉射→接近してプログナイフで斬りつけから突き刺しという流れになった。使用時は第3新東京市にステージが切り替わり、武装が射出される演出がある。メインアビリティは「インダクションモード(初号機)」で、気力が10上昇する毎に攻撃力・照準値が増加する。また、バランスタイプの被ダメージを軽減する。初号機装備時は気力上限が増加し(効果は重複可能)、戦闘時のみ敵ユニットのバリア系アビリティ効果を減少させる。サブアビリティは「バリア貫通III」。
- A.T.フィールド全開
- 『X-Ω』でのアタッカータイプ必殺スキル。A.T.フィールドを展開して範囲攻撃を行う。
- ガトリング砲(連射)
- 『X-Ω』のシュータータイプの必殺スキル。
- マゴロク・E・ソード(なぎ払い)
- 『X-Ω』のマゴロク装備型の必殺スキル。広範囲をなぎ払う。
- パレットライフル連射
- 『DD』では実弾属性のSR必殺技に採用。メインアビリティは「ガードブレイクII」で、気力120以上の時、戦闘時のみ敵ユニットの防御力を減少させる。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップII」。
- プログレッシブナイフ連続攻撃
- 『DD』では斬撃属性のSSR必殺技に採用。メインアビリティは「シンクロ率上昇」で、攻撃力が増加し、さらに気力120以上の時、必殺技威力が増加する。サブアビリティは「HPアップIII」。
合体攻撃
- ユニゾンキック(MX) / ユニゾン攻撃(α for DC、第3次α)
- アンビリカルケーブルを切断し(スパロボでは演出)、惣流・アスカ・ラングレーのEVA弐号機と62秒以内に次々と動作をシンクロさせ攻撃を繰り出す。止めは飛び上がり、二機同時に急降下からの飛び蹴りを放つ。使用時はBGMが「Both of you, Dance Like You Want to Win!」になる。ちなみにスパロボでは原則として1ターン1分という扱いだが、この合体攻撃は演出の関係で62秒とカウントされている(ただし、1秒=0.2換算)。イスラフェル以外にも使える。
- EVA一斉射撃(第3次α) / EVA一斉攻撃(L)
- 第3次α:全体攻撃。綾波レイのEVA零号機と惣流・アスカ・ラングレーのEVA弐号機と共に敵全体へありったけの銃火器を撃ちまくる。原作にはない攻撃。ただしセリフは原作第拾壱話「静止した闇の中で」にて第9使徒マトリエルと相対した際のものがベースとなっている。
- L:アンビリカルケーブルを切り離しポジションを確保した後、ガトリング砲とパレットライフルを3機で撃ち込んだのち、零号機が素手で、弐号機がサンダースピアで動きを止め、最後に初号機がナイフを突き刺してとどめ。フィニッシュデモでエネルギー切れの演出が入る。もちろんこれらは演出なので使用後にケーブル切断状態になる訳でもガス欠になる訳でも無いが、合体攻撃を使った事によるEN消費そのものはある(しかもかなり大きい)ので、1ターンに連発できるのは外部からの補給が無い限り2発が限度。
特殊能力
作品内での詳しい設定・能力は各個別記事を参照。
- 剣装備
- 切り払いを発動する。
- A.T.フィールド
- 『第3次α』ではシンジの小隊長能力により効果がアップする。
- アンビリカルケーブル
- S2機関が搭載されると不要になるため、入れ替わりで消える。
- 敵の攻撃がCTになった場合は切断されてしまう作品もある。
- S2機関
- アンビリカルケーブルの接続や制限が無くなり、EN回復効果が追加される[3]。また、作品によっては追加と同時に機体や武器の性能が上昇することもある。
- 主にゼルエル捕食イベントで搭載されるが、『第3次α』ではでは最初から搭載されている。
- 暴走
- 初号機専用能力。撃墜されると発動。ユニットがEVA初号機 (暴走)に変化する。
- なお、この手の「発動系能力」は、ムービーが入るようになった『第3次α』以後は英語表記で名前が挿入され、これの場合は「THE BEAST」だが、『時獄篇』のみ「暴走」と表示される。
- 換装
- 『第3次α』のみ。EVA初号機 (F型装備)に換装する。
- 疑似シン化
- 『V』のみ。気力170以上、シンクロ率90%以上でEVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)に変形可能になる。一度変形するとそのマップでは元に戻ることが出来ない。
移動タイプ
サイズ
- L
- M
- 『L』。
カスタムボーナス
機体ボーナス
- L
-
- 無改造:運動性+5 照準値+5 地形適応:陸A
- ハーフ改造:運動性+15 照準値+15 地形適応:陸A 射程+1
- フル改造:運動性+25 照準値+25 地形適応:陸S 射程+2
機体BGM
- 「THE BEAST II」
- 暴走時のBGM。『α』、『MX』、『第3次α』で採用。
- 「Sin Of Genesis」
- 同曲が新劇場版向けにアレンジされたもの。こちらも同じようにTV版とは異なる部分がある。『第3次Z天獄篇』、『V』で採用。
- 「A STEP FORWARD INTO TERROR」
- 『α』(武装追加後)、『第3次α』で採用。
- 「NERV」
- 『MX』(パイロット指定時)で採用。
- 「Both of you, Dance Like You Want to Win!」
- 『MX』、『第3次α』のユニゾンキック使用時。
- 「魂のルフラン」
- 『α』、『MX』のイベントで採用。
- 「Komm, susser Tod ~甘き死よ、来たれ~」
- 『第3次α』のイベントで採用。
対決・名場面
旧世紀版
- 対第5使徒ラミエル
- 初戦は出撃直後の初号機の胸部にラミエルの荷粒子砲が直撃し中破、一旦退避する。2戦目は初号機と零号機によるヤシマ作戦により、荷粒子砲は防御担当の零号機により防がれ、初号機のポジトロン・スナイパー・ライフルの狙撃によりラミエルは撃破される。
- 対第7使徒イスラフェル
- 初戦では分離したイスラフェルにより初号機及び弐号機は敗れる。2戦目ではシンジとアスカの特訓によるユニゾン攻撃にて、分離したイスラフェルのコアを同時に破壊することに成功し、殲滅する。
- 対第9使徒マトリエル
- 初のEVA3機による作戦。マトリエルの溶解液を弐号機が盾になり、その隙に零号機が落ちたパレットライフルを回収し、初号機がそれを使用しマトリエルを撃破する。
- 対第10使徒サハクィエル
- 大気圏外より自身を質量爆弾として落下、攻撃するサハクィエルに対し、EVA3機はATフィールドによりサハクィエルを受け止めコアをプログレッシブナイフにより破壊し、殲滅に成功。なお、赤木リツコ博士による計算では当作戦の勝算は0.00001%という奇跡に近いレベル。
- 対第13使徒バルディエル
- EVA3号機に侵食したバルディエルは、あっさりと零号機、弐号機を撃破し、初号機と対峙する。しかし、同い年の子供が乗っている3号機をシンジは攻撃出来なかった為、ゲンドウにより、強制的に初号機のコントロールをダミープラグにシフトされる。そして初号機の圧倒的な力によってバルディエルを殲滅、3号機も大破する。
- 対第14使徒ゼルエル
- ゼルエルは初号機の片腕を光線で吹き飛ばすが、それに構わずゼルエルを抑え込み圧倒するものの、内部電源が切れ活動を停止する。しかし、初号機が覚醒しゼルエルの腕を引きちぎり、自らの失われた片腕を再生させた。その後、初号機によりゼルエルは捕食され殲滅される。
- 対第17使徒タブリス
- 初号機はタブリスによって操られた弐号機を取っ組み合いの末、プログナイフを弐号機の頭部に突き刺し撃破する。その後、タブリスを握り潰し殲滅する。
- 対EVA量産機
- 劇場版では二号機の救援に間に合わずに戦闘をしなかったが、漫画版では間に合い戦闘を行っている。シンジの奮闘により何機かは撃破したものの、再生され、結末は同じとなる。
スパロボシリーズの名場面
- Air
- 『α』第64話より。コンペイ島にてネルフ本部との通信が断絶された事を知ったシンジは甲児達の後押しにより、一つの決意を固める。一方、ネルフ本部ではEVA弐号機とアスカがゼーレが差し向けたティターンズとEVA量産型を相手に死闘を繰り広げていたが、再起動した量産型によって絶体絶命の危機に陥ってしまう。今まさにトドメを刺されそうになったその瞬間、
宇宙 から見慣れたあの機体が現れる。十字の光と共に現れたのはSDF艦隊と共にゼントラーディとの決戦に向かったはずのEVA初号機とシンジ。「もう逃げない」という覚悟と「仲間を助ける」という決意と共にシンジは自らの意志でネルフ本部へと戻ってきたのであった…。 - 歪んだ「進化」を止めるモノ達
- 『α』第64話より。弐号機とアスカを救出したEVA初号機とシンジ。それはゼーレの目論み通りであり、初号機を依り代にサードインパクト…人類補完計画を行おうとしたが何者かの介入によってそれは失敗した。初号機に続いてそこに現れたのは生命の進化を促す力の化身、光と闇の力とヒトの心を持った魔神、宇宙怪獣と戦うために造られた神の戦士、古の文明が人間へ託した機動兵器、そしてそれらを指揮した「地球と人類を守る」部隊だった。そう、ヒト以外の存在へと変貌する人工的で歪んだ進化であり、根源的な絶望からの逃避である「人類補完計画」を止めるために彼らは駆けつけたのであった。
- 始まりと終わりの場所で
- 『第3次α』第52話より。初号機をヨリシロに発動された補完計画は、αナンバーズの奮戦とシンジの覚醒によって頓挫した。元の姿を取り戻す世界の中、初号機を駆るシンジはセントラルドグマへ突入する。そこに待っていたのは父ゲンドウと量産機、そしてユイの魂を持たない抜け殻の初号機。アポカリュプシスを回避することは不可能だというゲンドウをシンジは真っ向から否定し、「αナンバーズのEVA初号機パイロット」として、全てに決着をつけるべく挑む。
関連機体
- スーパーエヴァンゲリオン
- 『ANIMA』に登場。大破した初号機がS2機関に最適化して自己修復した姿。
- EVA弐号機、EVA零号機(改)
- 僚機。
- 第14使徒ゼルエル
- 初号機のS2機関は元々この使徒のもの。
- EVA第13号機
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に登場。シルエットやカラーリングは初号機に似ているが弐号機のように4つの目を持ち、胸部を展開することで4本腕の姿にもなる。複座型のEVAでありシンジとカヲルが搭乗。
余談
- バンダイのプラモデルのブランドの一つ「パーフェクトグレード(以下、PG)」の記念すべき第1弾の商品が、「PG EVA-01 エヴァンゲリオン初号機」(1/400スケール。1997年12月発売)である。
- 『新幹線変形ロボ シンカリオン』とのコラボで「シンカリオン 500 TYPE EVA」が登場。実際に初号機をモチーフとしてデザインされ、2018年5月まで運用されていた車両が直接の元ネタ。設定上はA.T.フィールドを用いる使徒型バチガミへの対抗策としてNERVと共同開発したものとなっている。
- 『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』では、第17話で初号機カラーの新幹線が、その後第31話でシンカリオンとして登場が実現。もちろん、運転士(パイロット)は碇シンジが務める。
商品情報
プラモデル
- LMHG(バンダイ)
- その他
フィギュア
- リボルテック(海洋堂)
- バンダイ
- その他