「ホバーパイルダー」の版間の差分

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'''ホバーパイルダー'''は『[[マジンガーシリーズ]]』の[[登場メカ]]。
 
'''ホバーパイルダー'''は『[[マジンガーシリーズ]]』の[[登場メカ]]。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[マジンガーZ]]の操縦席となる小型戦闘機。
 
[[マジンガーZ]]の操縦席となる小型戦闘機。
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両翼のダクテッド・ファンによって垂直離陸を行った後、ジェット推進で飛行。
 
両翼のダクテッド・ファンによって垂直離陸を行った後、ジェット推進で飛行。
  
「'''パイルダー・オン!'''」のコールと共に両翼を折り畳み、マジンガーZの頭部へドッキングする事でコクピットとなる(挿入歌「Zのテーマ」で有名な、“'''人の頭脳を加えた時に'''”というフレーズは、この一連のシークエンスを指す)。
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「'''パイルダー・オン!'''」のコールと共に両翼を折り畳み、マジンガーZの頭部へドッキングする事でコクピットとなる<ref>挿入歌「Zのテーマ」で有名な、“'''人の頭脳を加えた時に'''”というフレーズは、この一連のシークエンスを指す。</ref>。
  
 
故・[[兜十蔵]]博士によってオートバイと変わらぬ感覚で操縦出来るように設計されており、パイロットとなる以前から抜群のライディングテクニックを備えていた[[兜甲児]]も初搭乗時こそ大苦戦するものの、短期間で操縦法をマスターした。ちなみに、原作漫画版ではバイクのハンドルに酷似した操縦桿で前述の設定を活かしているが、TV版の操縦桿はデザインが変更されている。
 
故・[[兜十蔵]]博士によってオートバイと変わらぬ感覚で操縦出来るように設計されており、パイロットとなる以前から抜群のライディングテクニックを備えていた[[兜甲児]]も初搭乗時こそ大苦戦するものの、短期間で操縦法をマスターした。ちなみに、原作漫画版ではバイクのハンドルに酷似した操縦桿で前述の設定を活かしているが、TV版の操縦桿はデザインが変更されている。
  
便宜上、「戦闘機」のカテゴリに属してはいるが、小型ミサイルやビーム砲などの武装も[[機械獣]]に対して決定打と成り得ず、あくまで自衛用、もしくはパイルダー・オンを妨害する者への牽制を目的としたものである。ドッキングした姿で一目瞭然だが着脱が遥かに容易で、Zが行動不能にされた時や調査の時はよく分離して行動していた(ただしパイルダーオンは簡単ではなく、第52話の「[[弓さやか|さやか]]マジンガー」では1度目はZの頭から外れ、2度目は合体こそするもののローターを畳むタイミングを逸し破損させた)。
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便宜上、「戦闘機」のカテゴリに属してはいるが、小型ミサイルやビーム砲などの武装も[[機械獣]]に対して、あまり決定打と成り得ず、パイルダー・オンを妨害する敵への牽制及び自衛を目的としたものである。ドッキングした姿で一目瞭然だが着脱が遥かに容易で、Zが行動不能にされた時や調査の時はよく分離して行動していた<ref>ただしパイルダーオンは簡単ではなく、第52話の「[[弓さやか|さやか]]マジンガー」では1度目はZの頭から外れ、2度目は合体こそするもののローターを畳むタイミングを逸し破損させた。</ref>。機体下部には、投下と同時に膨らむ救命用ゴムボートを複数搭載している。
  
 
長期間に渡りマジンガーZの「'''頭脳'''」として活躍してきたが、TV版第69話で[[妖機械獣]][[グシオスβIII]]の溶解液を浴び大破。修復不能な程のダメージを受けた事により、「頭脳」としての役割を後継機である[[ジェットパイルダー]]に明け渡す。続編である『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』及びその前日譚である『マジンガーZ/インターバルピース』では再建造されて再び登場。ローターの基部で機体を固定する機能が追加され、インターバルピースでは小型航空機扱い<ref>一方、ジェットパイルダーは戦闘機扱いであり、出撃に手間がかかるため使用されていない。</ref>で使用可能であり、また電算の小型化でスペースに大きな余裕が出来たことも語られている。INFINITYにおいてはグレートマジンガー救出作戦にリサを同行させるため<ref>小説版では、マジンガーZの放熱板に仕込まれた消去不可能なプログラムによる、Dr.ヘルの干渉を防ぐ目的もあるとされた。この存在はインターバルピースでも語られており、バードスの杖との類似率は96.2%とのこと。</ref>、二人乗りが可能なホバーパイルダーが使用された。<ref>劇中、格納庫では、修理中で放置されているジェットパイルダーが確認できる。</ref>
 
長期間に渡りマジンガーZの「'''頭脳'''」として活躍してきたが、TV版第69話で[[妖機械獣]][[グシオスβIII]]の溶解液を浴び大破。修復不能な程のダメージを受けた事により、「頭脳」としての役割を後継機である[[ジェットパイルダー]]に明け渡す。続編である『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』及びその前日譚である『マジンガーZ/インターバルピース』では再建造されて再び登場。ローターの基部で機体を固定する機能が追加され、インターバルピースでは小型航空機扱い<ref>一方、ジェットパイルダーは戦闘機扱いであり、出撃に手間がかかるため使用されていない。</ref>で使用可能であり、また電算の小型化でスペースに大きな余裕が出来たことも語られている。INFINITYにおいてはグレートマジンガー救出作戦にリサを同行させるため<ref>小説版では、マジンガーZの放熱板に仕込まれた消去不可能なプログラムによる、Dr.ヘルの干渉を防ぐ目的もあるとされた。この存在はインターバルピースでも語られており、バードスの杖との類似率は96.2%とのこと。</ref>、二人乗りが可能なホバーパイルダーが使用された。<ref>劇中、格納庫では、修理中で放置されているジェットパイルダーが確認できる。</ref>
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リメイク作品『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』では従来、シルバーで塗装されていたダクテッドファン周りが変更され、赤一色の機体となった。上述の操縦桿も、原作漫画版に準拠したバイクのハンドル風のものとなっている。
 
リメイク作品『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』では従来、シルバーで塗装されていたダクテッドファン周りが変更され、赤一色の機体となった。上述の操縦桿も、原作漫画版に準拠したバイクのハンドル風のものとなっている。
  
『真マジンガーZERO』(SRW未参戦)では魔神大戦末期において、内部構造が超合金Zで構成されてない事により金属疲労で操縦桿が折れ、マジンガーZが操縦不能に陥った事で[[兜甲児 (真マジンガーZERO)|甲児]]が一度死亡、[[サイボーグ|蘇生]]する切欠を生み出している。その後内部構造を全て超合金Zに置き換える改修を行われているが、続編『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』劇中において生身の肉体に戻った甲児が[[戦闘獣]]の猛攻に指の骨を複雑骨折する重症を負う事になってしまう。
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『真マジンガーZERO』(SRW未参戦)では魔神大戦末期において、内部構造が超合金Zで構成されてない事により金属疲労で操縦桿が折れ、マジンガーZが操縦不能に陥った事で[[兜甲児 (真マジンガーZERO)|甲児]]が一度死亡、[[サイボーグ|蘇生]]する切欠を生み出している。その後内部構造を全て超合金Zに置き換える改修を行われているが、続編『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』劇中において生身の肉体に戻った甲児が[[戦闘獣]]の猛攻に指の骨を複雑骨折する重症を負う事になってしまう。また[[マジンガーZERO]]の頭部に収まっているパイルダーは全てこのホバーパイルダーになっている。
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『[[グレンダイザーU]]』ではOVA版『マジンカイザー』同様に白一色の機体として登場し、大破したマジンガーZから脱出後[[スペイザー]]内部へ強行突入するという見せ場を与えられている。ZがマジンガーXへと強化された際には東映版と同じく、ジェットパイルダーへ後釜を譲り出番を終えた。
  
 
マジンガーZが「人間が搭乗して操縦するロボット第1号」であるのと同様に、本機も「'''コクピットを兼ねた戦闘機(脱出ユニット)第1号'''」という位置づけにある存在で、後続の作品群やマジンガーZ自体のリメイクにも多大な影響を与えている。
 
マジンガーZが「人間が搭乗して操縦するロボット第1号」であるのと同様に、本機も「'''コクピットを兼ねた戦闘機(脱出ユニット)第1号'''」という位置づけにある存在で、後続の作品群やマジンガーZ自体のリメイクにも多大な影響を与えている。
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旧シリーズではゲーム中未呼称。その為か『[[全スーパーロボット大戦電視大百科|電視大百科]]』では「ホバーパイルダー」という名称ではなく「ホバークラフト状のマシン」と表記されてしまっている。
 
旧シリーズではゲーム中未呼称。その為か『[[全スーパーロボット大戦電視大百科|電視大百科]]』では「ホバーパイルダー」という名称ではなく「ホバークラフト状のマシン」と表記されてしまっている。
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:DISK2に収録されている新規に作られたデモムービーで登場。
 
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:ユニットとして運用が可能。初期の[[マジンガーZ]]が破壊される、もしくはコマンド[[分離]]で変化。まあ戦力にはならないだろう。序盤、スーパー系1話と2話の前半で強制出撃する。ちなみに2話の[[熟練度]]の条件はクリア時にこの形態でいることだが、[[マジンガーZ]]になってもクリア寸前に分離すれば条件を満たせるので仕様に穴がある。
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:限定的とはいえ、久々にユニットとしての戦闘が可能となった反面、従来と異なり機体サイズがMに設定されている為か、あまり回避率は高くない。
 
:限定的とはいえ、久々にユニットとしての戦闘が可能となった反面、従来と異なり機体サイズがMに設定されている為か、あまり回避率は高くない。
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:マジンガーZ出撃話である第2話において、半ばイベントユニット扱いで登場。味方機ですらHP5桁が通常の本作において、HPが僅か250しかなく、敵の攻撃がかすっただけで墜ちる。戦線からは十分距離をとり、安全に目的地に到達させたい。
  
 
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:OP並びにEDムービーで姿を見せるが、本編の出撃デモでは[[ジェットパイルダー]]に出番を譲っている。
 
:OP並びにEDムービーで姿を見せるが、本編の出撃デモでは[[ジェットパイルダー]]に出番を譲っている。
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:ユニットアイコンのみ登場。マジンガーZ破壊イベントで脱出して原作通り[[マジンカイザー]]の元へ向かう。
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== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
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;パイルダーレーザー
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:機体下部から発射される小型のレーザーガン。
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:原作では小型レーザーガンと呼ばれていたが、『α』では上記の名称が付けられている。
 
;パイルダーミサイル
 
;パイルダーミサイル
:側面に付属する小型ミサイル。当たり所が良ければ[[機械獣]]のパーツを破壊できる程度の威力がある。
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:機体下部に内蔵された小型ミサイル。
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:TV版ではメガロンP3(SRW未登場)を、漫画版と真マジンガーではマリオN7(SRW未登場)をそれぞれ撃墜している。
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:こちらもTV版では決まった名称が無いが、漫画版や真マジンガーは上記の名称が付けられている。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[マジンガーZ]]
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:元祖[[スーパーロボット]]。[[兜甲児]]が乗るホバーパイルダーがマジンガーZの頭部とドッキングして、はじめてマジンガーZは無敵の力を発揮する。
 
:元祖[[スーパーロボット]]。[[兜甲児]]が乗るホバーパイルダーがマジンガーZの頭部とドッキングして、はじめてマジンガーZは無敵の力を発揮する。
 
;[[ジェットパイルダー]]
 
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;カイザーパイルダー
 
:[[マジンカイザー]]にとってのパイルダーに当たる機体。
 
:[[マジンカイザー]]にとってのパイルダーに当たる機体。
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:TV版第69話にて、この[[妖機械獣]]に破壊された。
 
:TV版第69話にて、この[[妖機械獣]]に破壊された。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*企画段階の『アイアンZ』では'''オートバイ型'''で設定されており、合体時にはアイアンZの背面部を駆け上がる物だった(この設定は後に[[エネルガーZ]]の設定に取り込まれている)。
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*企画段階の『アイアンZ』では'''オートバイ型'''で設定されており、合体時にはアイアンZの背面部を駆け上がる物だった(この設定はダイアナンAに継承され、後に[[エネルガーZ]]の設定に取り込まれている)。
 
**その後小型戦闘機に変更されたが、設定初期は操縦機系統はオートバイのままで足もそのまま外部に露出した形になっている。
 
**その後小型戦闘機に変更されたが、設定初期は操縦機系統はオートバイのままで足もそのまま外部に露出した形になっている。
 
**原作者である永井豪氏の自伝的漫画作品『激マン!』のマジンガーZ編によれば、東映本社が『仮面ライダー』と被ると難色を示したことで、オートバイから変更されている。
 
**原作者である永井豪氏の自伝的漫画作品『激マン!』のマジンガーZ編によれば、東映本社が『仮面ライダー』と被ると難色を示したことで、オートバイから変更されている。

2024年11月21日 (木) 05:55時点における最新版

ホバーパイルダー
登場作品

マジンガーシリーズ

初登場SRW 第4次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 小型戦闘機兼移動式コクピット
全長 3.1 m
全高 1.4 m
全幅 2.8 m
重量 320 kg
エネルギー 光子力エネルギー
出力 8500馬力
推進機関 ダクテッド・ファン
ジェットエンジン
最高飛行速度 320 km/h
上昇速度 25 km/h
最高飛行高度 9000 m
装甲材質 超合金Z
開発者 兜十蔵
所属 光子力研究所
主なパイロット 兜甲児OVA真マジンガー
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ホバーパイルダーは『マジンガーシリーズ』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

マジンガーZの操縦席となる小型戦闘機。

両翼のダクテッド・ファンによって垂直離陸を行った後、ジェット推進で飛行。

パイルダー・オン!」のコールと共に両翼を折り畳み、マジンガーZの頭部へドッキングする事でコクピットとなる[1]

故・兜十蔵博士によってオートバイと変わらぬ感覚で操縦出来るように設計されており、パイロットとなる以前から抜群のライディングテクニックを備えていた兜甲児も初搭乗時こそ大苦戦するものの、短期間で操縦法をマスターした。ちなみに、原作漫画版ではバイクのハンドルに酷似した操縦桿で前述の設定を活かしているが、TV版の操縦桿はデザインが変更されている。

便宜上、「戦闘機」のカテゴリに属してはいるが、小型ミサイルやビーム砲などの武装も機械獣に対して、あまり決定打と成り得ず、パイルダー・オンを妨害する敵への牽制及び自衛を目的としたものである。ドッキングした姿で一目瞭然だが着脱が遥かに容易で、Zが行動不能にされた時や調査の時はよく分離して行動していた[2]。機体下部には、投下と同時に膨らむ救命用ゴムボートを複数搭載している。

長期間に渡りマジンガーZの「頭脳」として活躍してきたが、TV版第69話で妖機械獣グシオスβIIIの溶解液を浴び大破。修復不能な程のダメージを受けた事により、「頭脳」としての役割を後継機であるジェットパイルダーに明け渡す。続編である『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』及びその前日譚である『マジンガーZ/インターバルピース』では再建造されて再び登場。ローターの基部で機体を固定する機能が追加され、インターバルピースでは小型航空機扱い[3]で使用可能であり、また電算の小型化でスペースに大きな余裕が出来たことも語られている。INFINITYにおいてはグレートマジンガー救出作戦にリサを同行させるため[4]、二人乗りが可能なホバーパイルダーが使用された。[5]

OVAでは機体のカラーリングが白に変更されているが、これは『週刊少年ジャンプ』連載時に於ける原作漫画版のものを踏襲した上での措置である。 リメイク作品『真マジンガー 衝撃! Z編』では従来、シルバーで塗装されていたダクテッドファン周りが変更され、赤一色の機体となった。上述の操縦桿も、原作漫画版に準拠したバイクのハンドル風のものとなっている。

『真マジンガーZERO』(SRW未参戦)では魔神大戦末期において、内部構造が超合金Zで構成されてない事により金属疲労で操縦桿が折れ、マジンガーZが操縦不能に陥った事で甲児が一度死亡、蘇生する切欠を生み出している。その後内部構造を全て超合金Zに置き換える改修を行われているが、続編『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』劇中において生身の肉体に戻った甲児が戦闘獣の猛攻に指の骨を複雑骨折する重症を負う事になってしまう。またマジンガーZEROの頭部に収まっているパイルダーは全てこのホバーパイルダーになっている。

グレンダイザーU』ではOVA版『マジンカイザー』同様に白一色の機体として登場し、大破したマジンガーZから脱出後スペイザー内部へ強行突入するという見せ場を与えられている。ZがマジンガーXへと強化された際には東映版と同じく、ジェットパイルダーへ後釜を譲り出番を終えた。

マジンガーZが「人間が搭乗して操縦するロボット第1号」であるのと同様に、本機も「コクピットを兼ねた戦闘機(脱出ユニット)第1号」という位置づけにある存在で、後続の作品群やマジンガーZ自体のリメイクにも多大な影響を与えている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

デモムービーやユニットアイコンによるイベントでの登場が大半だが、一部の作品ではユニットとして戦闘可能なケースも存在する。

余談だが登場・未登場に関わらず、各シリーズのパッケージイラストに描かれたマジンガーZの頭部に収まっているのは、ほぼこの機体である。

ドッキング後はマジンガーZを参照。

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

旧シリーズではゲーム中未呼称。その為か『電視大百科』では「ホバーパイルダー」という名称ではなく「ホバークラフト状のマシン」と表記されてしまっている。

第4次スーパーロボット大戦S
初登場作品。マジンガーZ出撃デモでの登場。
スーパーロボット大戦F
本編映像取り込みのデモムービーで登場。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
DISK2に収録されている新規に作られたデモムービーで登場。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
ユニットとして運用が可能。初期のマジンガーZが破壊される、もしくはコマンド分離で変化。まあ戦力にはならないだろう。序盤、スーパー系1話と2話の前半で強制出撃する。ちなみに2話の熟練度の条件はクリア時にこの形態でいることだが、マジンガーZになってもクリア寸前に分離すれば条件を満たせるので仕様に穴がある。
第2次スーパーロボット大戦α
ユニットはおろかデモ、並びにアイコンでの登場も果たされていないが、OP及びEDムービーでマジンガーZの頭部に収まっているのが本機である事が確認できる。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
『第2次α』同様、OP及びEDムービーでマジンガーZの頭部に収まっている。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
第2次α・第3次α同様、OP及びEDムービーでマジンガーZの頭部に収まっている。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
限定的とはいえ、久々にユニットとしての戦闘が可能となった反面、従来と異なり機体サイズがMに設定されている為か、あまり回避率は高くない。

Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
マジンガーZ出撃話である第2話において、半ばイベントユニット扱いで登場。味方機ですらHP5桁が通常の本作において、HPが僅か250しかなく、敵の攻撃がかすっただけで墜ちる。戦線からは十分距離をとり、安全に目的地に到達させたい。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦MX
OP並びにEDムービーで姿を見せるが、本編の出撃デモではジェットパイルダーに出番を譲っている。
スーパーロボット大戦GCXO
ユニットアイコンのみ登場。マジンガーZ破壊イベントで脱出して原作通りマジンカイザーの元へ向かう。
スーパーロボット大戦DD
ユニットアイコンのみ登場。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

パイルダーレーザー
機体下部から発射される小型のレーザーガン。
TV版でカーマK5(SRW未登場)に使用したが、全く効果が無かった。
原作では小型レーザーガンと呼ばれていたが、『α』では上記の名称が付けられている。
パイルダーミサイル
機体下部に内蔵された小型ミサイル。
TV版ではメガロンP3(SRW未登場)を、漫画版と真マジンガーではマリオN7(SRW未登場)をそれぞれ撃墜している。
こちらもTV版では決まった名称が無いが、漫画版や真マジンガーは上記の名称が付けられている。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

S
M
第2次Z破界篇でのサイズ。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「Zのテーマ」
劇中歌。『α』、『α外伝』で採用。
「BATTLE CHOIR」
第2次Z破界篇』で使用されたオリジナルBGMで、『真マジンガー』の楽曲ではない。初出は前作『Z』。

関連機体[編集 | ソースを編集]

マジンガーZ / マジンガーZ (真マジンガー)
元祖スーパーロボット兜甲児が乗るホバーパイルダーがマジンガーZの頭部とドッキングして、はじめてマジンガーZは無敵の力を発揮する。
ジェットパイルダー
後継機。
ブレーンコンドル
グレートマジンガーにとってのパイルダーに当たる機体。
カイザーパイルダー
マジンカイザーにとってのパイルダーに当たる機体。
スカルパイルダー
マジンカイザーSKLにとってのパイルダーに当たる機体。
グシオスβIII
TV版第69話にて、この妖機械獣に破壊された。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 企画段階の『アイアンZ』ではオートバイ型で設定されており、合体時にはアイアンZの背面部を駆け上がる物だった(この設定はダイアナンAに継承され、後にエネルガーZの設定に取り込まれている)。
    • その後小型戦闘機に変更されたが、設定初期は操縦機系統はオートバイのままで足もそのまま外部に露出した形になっている。
    • 原作者である永井豪氏の自伝的漫画作品『激マン!』のマジンガーZ編によれば、東映本社が『仮面ライダー』と被ると難色を示したことで、オートバイから変更されている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 挿入歌「Zのテーマ」で有名な、“人の頭脳を加えた時に”というフレーズは、この一連のシークエンスを指す。
  2. ただしパイルダーオンは簡単ではなく、第52話の「さやかマジンガー」では1度目はZの頭から外れ、2度目は合体こそするもののローターを畳むタイミングを逸し破損させた。
  3. 一方、ジェットパイルダーは戦闘機扱いであり、出撃に手間がかかるため使用されていない。
  4. 小説版では、マジンガーZの放熱板に仕込まれた消去不可能なプログラムによる、Dr.ヘルの干渉を防ぐ目的もあるとされた。この存在はインターバルピースでも語られており、バードスの杖との類似率は96.2%とのこと。
  5. 劇中、格納庫では、修理中で放置されているジェットパイルダーが確認できる。