「ガーリオン・カスタム“無明”」の版間の差分
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+ | 『[[DC戦争]]』の時期より、[[ディバイン・クルセイダーズ]]の上級指揮官機として運用されていた[[ガーリオン]]の性能向上型であるガーリオン・カスタムだが、その中には[[エルザム・V・ブランシュタイン]]専用機である「[[ガーリオン・カスタム|RAM-006VT ガーリオン・カスタム"トロンベ"]]」の様に、並のパイロット以上の操縦技術を備えたパイロットの専用機として特殊カスタマイズされた機体も存在していた。「'''無明(むみょう)'''」という通称を持った本機もまた、[[特殊戦技教導隊]]の隊員候補に選ばれる程の人物であった傭兵ケンゾウ・ムラタの専用機として特殊カスタマイズされている。 | ||
− | + | 本機は、制作者である[[リシュウ・トウゴウ]]の元から奪取した「[[シシオウブレード]]」を主武器として使う剣撃による近接戦闘を前提とした特殊カスタマイズが行われている。対峙する敵との距離を一気に詰めるべく、両肩にはブースター等を増設しており、これによって爆発的な加速力と機動力を獲得する事に成功。また、全身の装甲も追加され、両肩部には鎧兜の大袖を模した大型の追加装甲、腰の両サイドには鎧兜の草摺を模した追加装甲が備わっており、更には頭部のセンサーも丁髷を連想させる形状となっている等、その外見は宛ら戦国時代で活躍した鎧武者を彷彿とさせている。武装面に関しては、「シシオウブレード」の他、「マシンキャノン」や「バースト・レールガン」といった元々のガーリオン系統の武装も引き続き使用可能となっているが、「ソニックブレイカー」は使用不可能となっている。他にも、専用の武器として小太刀の様な形状をした「コールドメタル」も装備しており、これとシシオウブレードを合わせた二刀流の戦法である「無明・二刀人機斬」を必殺の戦法としている。一方、あまりにも尖ったカスタマイズが行われている結果、実質的にムラタの個人専用機となっており、彼意外に本機を扱う事は不可能となっている。機体色はオレンジとブラックのツートンカラーを基調としており、またフェイス部分にも「無明」とマーキングされている。 | |
− | + | 『インスペクター事件』の時期よりその存在が確認され、その後の『[[修羅の乱]]』だけでなくガーリオンの後継機である[[ガレリオン]]([[ケルベリオン]])が開発されて実戦配備された『封印戦争』の時期においても第一線で活躍し続けており、搭乗者であるムラタの操縦技量もあって、旧式化しつつある機体のカスタマイズ機としては驚異的な戦果を挙げる事になっている。一方、『封印戦争』の後半期には[[ガイアセイバーズ (OG)|ガイアセイバーズ]]の所属機となっている事実からも、組織と関わりの深いアーマードモジュールを開発した[[イスルギ重工]]にて、限界までのチューンナップが行われた可能性も高いと思われる。 | |
− | [[エクセレン・ブロウニング]]はその姿から、本機に「''' | + | なお、[[エクセレン・ブロウニング]]はその姿から、本機に「'''武者我亜里怨(むしゃ がありおん)'''」なる渾名を命名している。これは、[[武者頑駄無]](ガンダム)のパロディーである。 |
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+ | 『修羅の乱』の時期には、[[レーツェル・ファインシュメッカー]]率いる[[クロガネ隊]]と遭遇。そこでクロガネの機関部に大きな損傷を与えるが、ムラタと同じくリシュウに師事していた[[ゼンガー・ゾンボルト]]と対峙。自身がリシュウの元よりシシオウブレードを奪った事実もあって、彼の駆る[[ダイゼンガー]]と剣を交える形で因縁を持つ事になった。その後は、[[ミロンガ]]に搭乗する[[カイル・ビーン]]と共にテスラ・ライヒ研究所を襲撃。そこで、かつて師事していたリシュウと再会。彼が自ら搭乗する形で出撃して来た[[グルンガスト零式]]と交戦するも、最終的に決着はつかず撤退した。『[[バルトール事件]]』にて[[ヴィルヘルム・V・ユルゲン]]が完全に死亡した後は、[[リュウセイ・ダテ]]と[[マイ・コバヤシ]]の前に現れ、彼等の搭乗する[[R-1]]、[[ART-1]]の二機と交戦。圧倒的な技量の差で追いこむも、ラトゥーニの搭乗する[[ビルトラプター]]に阻まれ、その隙を突いたR-1、ART-1の[[合体攻撃]]である「天上天下念動連撃拳」による大打撃を受けてしまう。それでも搭乗者であるムラタは戦闘を続行するも、そこへ[[ハガネ]]、[[ヒリュウ改]]の戦力が駆け付け、状況的に完全に不利となった結果、逃亡した。 | ||
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+ | 『[[ラ・ギアス事件]]』の時期には、ロレンツォが行方不明になった中でパイロットのムラタと共に異世界である『[[ラ・ギアス]]』へ召喚。そこでも傭兵として[[シュテドニアス連合]]に雇われたムラタと共に活躍し、新たに「[[鋼龍戦隊]]」と命名されたハガネ、ヒリュウ改の戦力や再会したゼンガーとも交戦している。事件終息後は地上世界へと戻り単独行動していたが、『封印戦争』の後半期を迎える中でムラタが[[アルテウル・シュタインベック]]率いるガイアセイバーズに雇われた結果、その部隊の一つである「ガンマ・セイバーズ」の隊長機として活躍する事になる。搭乗者のムラタとガンマ・セイバーズに所属するアルジャン・クラスの[[ブーステッド・チルドレン]]達のウマが合っていた事もあってか、多大な戦果を挙げる事になっているのだが、最終的には[[アイドネウス島|グランド・クリスマス]]を舞台とした鋼龍戦隊との決戦にて、ゼンガーのダイゼンガー、リシュウのグルンガスト零式との交戦の末に敗北。搭乗者のムラタと最後まで運命を共にする形で爆散し、血塗られた獅子王刀もまた[[斬艦刀]]で切り捨てられる事になった。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
=== [[OGシリーズ]] === | === [[OGシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}} |
− | : | + | :初登場作品。『OG2』の追加シナリオ第2話「狡兎死して走狗烹らるか?」にて登場。本格的な登場は2.5版より。高い性能を誇り、攻撃力と運動性、耐久力の三拍子が揃った強力なユニットだが、全体攻撃が出来ないのが救いか。また、無明とは明らかにサイズ差のある改修途中の[[ジガンスクード]]に斬りかかっており、無茶というか無謀としか思えない事もやっている。2.5と外伝ではさらに戦艦にまで切りかかっているわけだが。 |
− | ; | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG外伝}} |
:序盤戦で登場。交戦機会も多い。 | :序盤戦で登場。交戦機会も多い。 | ||
− | :相変わらず強力なユニットであり、第23話では10万越えという、原型機を遥かに超越した性能である。ただし、OG2 | + | :相変わらず強力なユニットであり、第23話では10万越えという、原型機を遥かに超越した性能である。ただし、OG2.5と比べると、撤退する際のHPの条件が低くなっており、逃がさずに撃墜する事が幾分楽になっている。 |
− | ; | + | ;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦OG}} |
:序盤の[[ラ・ギアス]]編で交戦のち、後半の分岐ルートで[[ガイアセイバーズ (OG)|ガイアセイバーズ]]の尖兵として現れる。 | :序盤の[[ラ・ギアス]]編で交戦のち、後半の分岐ルートで[[ガイアセイバーズ (OG)|ガイアセイバーズ]]の尖兵として現れる。 | ||
:近接戦闘では強いのだが、[[援護防御]]でゼンガーとリシュウをカバーすれば恐れることもない。寧ろ[[ケルベリオン]]の[[合体攻撃|合体全体攻撃]]のほうが厄介。紅の聖夜祭(前編)においてゼンガーか、リシュウで止めを差すとセリフが変わる。ちなみに、常にA-アダプターを装備している。 | :近接戦闘では強いのだが、[[援護防御]]でゼンガーとリシュウをカバーすれば恐れることもない。寧ろ[[ケルベリオン]]の[[合体攻撃|合体全体攻撃]]のほうが厄介。紅の聖夜祭(前編)においてゼンガーか、リシュウで止めを差すとセリフが変わる。ちなみに、常にA-アダプターを装備している。 | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦OGクロニクル]] | ||
+ | :初出作品。八房龍之助氏の漫画「狡兎死して走狗烹らるか?」にて登場。 | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
=== 武装・[[必殺武器]] === | === 武装・[[必殺武器]] === | ||
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+ | ==== 基本武装 ==== | ||
;マシンキャノン | ;マシンキャノン | ||
:胸部に内蔵された機関銃。なぜかEPではこれかレールガンで攻撃してくることがほとんど。 | :胸部に内蔵された機関銃。なぜかEPではこれかレールガンで攻撃してくることがほとんど。 | ||
− | ; | + | ;バースト・レールガン |
:ガーリオンの基本装備である長距離レールガン。 | :ガーリオンの基本装備である長距離レールガン。 | ||
;シシオウブレード | ;シシオウブレード | ||
− | :本機の主力武器。 | + | :本機の主力武器。[[リシュウ・トウゴウ|リシュウ]]が[[テスラ・ライヒ研究所]]で鍛造した、ゾル・オリハルコニウム製の刃を持つPT・AMサイズの日本刀。本機のそれはムラタがテスラ研から強奪した因縁の業物である。 |
+ | :[[換装武器/格闘武器|味方機仕様]]と同じく、柄での打撃→連続斬り→斬り抜けて一回ししながらの納刀動作という演出。ただ味方機のものとは異なり、[[バリア貫通]]属性を持たない。 | ||
+ | ;コールドメタルナイフ | ||
+ | :小振りの実体剣。単独では武装欄に登録されておらず、下記の無明・二刀人機斬で使用する。 | ||
+ | |||
+ | ==== 必殺技 ==== | ||
;無明・二刀人機斬 | ;無明・二刀人機斬 | ||
− | : | + | :シシオウブレードを右手に、小太刀の様な形状をしたコールドメタルナイフを左手に構え、急加速して小太刀で連突、蹴り飛ばした相手に突っ込んでシシオウブレードで斬り捨てる。 |
+ | :通常のシシオウブレードではなく、この技に[[バリア貫通]]属性がある。反撃時に主に使用してくるので、寄らなければ問題ない。 | ||
=== [[特殊能力]] === | === [[特殊能力]] === | ||
;[[フルブロック]] | ;[[フルブロック]] | ||
− | :『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』で所持。[[特殊効果]] | + | :『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』で所持。[[特殊効果]]無効とはいえ、脅威ではない。 |
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:「狡兎死して走狗煮らるか?」より。クスハ奪還に動いたブリット駆る弐式を、機体の不調もあって終始圧倒する。クロニクルではトドメの一太刀を口で止められ、ゼロ距離からのブーストナックルを食らって粉砕されたが、ゲームでは決着はつかなかった。 | :「狡兎死して走狗煮らるか?」より。クスハ奪還に動いたブリット駆る弐式を、機体の不調もあって終始圧倒する。クロニクルではトドメの一太刀を口で止められ、ゼロ距離からのブーストナックルを食らって粉砕されたが、ゲームでは決着はつかなかった。 | ||
;対[[グルンガスト零式]] | ;対[[グルンガスト零式]] | ||
− | : | + | :かつての師・リシュウ駆る斬艦刀ロボとの対決。テスラ研、大連の二度邂逅。後に『封印戦争』の終盤戦において決着がつくこととなる。 |
;対[[ジガンスクード]] | ;対[[ジガンスクード]] | ||
:「誰がための盾」より。レオナのガーリオンに切りかかるも、割り込んできたジガンに阻まれる。対艦用ではないシシオウブレードで単独最大の人型機動兵器に痛手を負わせたわけだが、凄いというより無謀。しかし……。 | :「誰がための盾」より。レオナのガーリオンに切りかかるも、割り込んできたジガンに阻まれる。対艦用ではないシシオウブレードで単独最大の人型機動兵器に痛手を負わせたわけだが、凄いというより無謀。しかし……。 | ||
;対[[クロガネ]] | ;対[[クロガネ]] | ||
− | : | + | :輪をかけて無茶なのがこれ。「悩める守人」より。ゼンガーが踏み込む隙を与えないほどの神速で、クロガネに痛打を与える。しかし、戦艦であるクロガネにPT用のシシオウブレードで切りかかるとは、先のジガン以上に無茶苦茶である。 |
== 余談 == | == 余談 == |
2024年6月8日 (土) 23:32時点における最新版
ガーリオン・カスタム“無明” | |
---|---|
外国語表記 | Guarlion Custom Mumyou |
登場作品 | |
デザイン | 八房龍之助 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 |
アーマードモジュール 【リオンシリーズ】 |
生産形態 | 改造機 |
型式番号 | DCAM-006VM3 |
全高 | 19.2 m |
重量 | 40.1 t |
浮揚機関 | テスラ・ドライブ |
原型機 | ガーリオン・カスタム |
所属 | 個人所有 |
パイロット | ムラタ |
ガーリオン・カスタム“無明”は『スーパーロボット大戦OGクロニクル』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
ガーリオン・カスタムの特殊カスタマイズ機の一機となるアーマードモジュール。
傭兵であるケンゾウ・ムラタの愛機として、『インスペクター事件』~『封印戦争』に至るまでの様々な戦場で、「人機斬り」と称した殺戮を繰り広げていく。
機体概要 [編集 | ソースを編集]
『DC戦争』の時期より、ディバイン・クルセイダーズの上級指揮官機として運用されていたガーリオンの性能向上型であるガーリオン・カスタムだが、その中にはエルザム・V・ブランシュタイン専用機である「RAM-006VT ガーリオン・カスタム"トロンベ"」の様に、並のパイロット以上の操縦技術を備えたパイロットの専用機として特殊カスタマイズされた機体も存在していた。「無明(むみょう)」という通称を持った本機もまた、特殊戦技教導隊の隊員候補に選ばれる程の人物であった傭兵ケンゾウ・ムラタの専用機として特殊カスタマイズされている。
本機は、制作者であるリシュウ・トウゴウの元から奪取した「シシオウブレード」を主武器として使う剣撃による近接戦闘を前提とした特殊カスタマイズが行われている。対峙する敵との距離を一気に詰めるべく、両肩にはブースター等を増設しており、これによって爆発的な加速力と機動力を獲得する事に成功。また、全身の装甲も追加され、両肩部には鎧兜の大袖を模した大型の追加装甲、腰の両サイドには鎧兜の草摺を模した追加装甲が備わっており、更には頭部のセンサーも丁髷を連想させる形状となっている等、その外見は宛ら戦国時代で活躍した鎧武者を彷彿とさせている。武装面に関しては、「シシオウブレード」の他、「マシンキャノン」や「バースト・レールガン」といった元々のガーリオン系統の武装も引き続き使用可能となっているが、「ソニックブレイカー」は使用不可能となっている。他にも、専用の武器として小太刀の様な形状をした「コールドメタル」も装備しており、これとシシオウブレードを合わせた二刀流の戦法である「無明・二刀人機斬」を必殺の戦法としている。一方、あまりにも尖ったカスタマイズが行われている結果、実質的にムラタの個人専用機となっており、彼意外に本機を扱う事は不可能となっている。機体色はオレンジとブラックのツートンカラーを基調としており、またフェイス部分にも「無明」とマーキングされている。
『インスペクター事件』の時期よりその存在が確認され、その後の『修羅の乱』だけでなくガーリオンの後継機であるガレリオン(ケルベリオン)が開発されて実戦配備された『封印戦争』の時期においても第一線で活躍し続けており、搭乗者であるムラタの操縦技量もあって、旧式化しつつある機体のカスタマイズ機としては驚異的な戦果を挙げる事になっている。一方、『封印戦争』の後半期にはガイアセイバーズの所属機となっている事実からも、組織と関わりの深いアーマードモジュールを開発したイスルギ重工にて、限界までのチューンナップが行われた可能性も高いと思われる。
なお、エクセレン・ブロウニングはその姿から、本機に「武者我亜里怨(むしゃ がありおん)」なる渾名を命名している。これは、武者頑駄無(ガンダム)のパロディーである。
劇中の様相 [編集 | ソースを編集]
『インスペクター事件』の初期より、ノイエDCとして地球連邦政府への反抗活動を行っていたロレンツォ・ディ・モンテニャッコに雇われたムラタの搭乗機として活躍。キョウスケ・ナンブ率いる『ATXチーム』と交戦し、ムラタの圧倒的な技量もあってブルックリン・ラックフィールドの搭乗するヒュッケバインMk-IIを返り討ちにしている。その後、救援に駆け付けたカイ・キタムラ、ライディース・F・ブランシュタイン、リョウト・ヒカワ、リオ・メイロン、ラトゥーニ・スゥボータに加え、クスハ・ミズハの搭乗していたグルンガスト弐式に乗り換えたブリットとも交戦。それでも互角に渡り合う性能を発揮しているが、最終的に不利となった事でロレンツォの搭乗するヴァルシオン改・タイプCFと共に撤退した。その後は宇宙に上がり、タスク・シングウジの搭乗するジガンスクードを大破に追い込むという驚異的な戦闘力を発揮したが、改修されたジガンスクード・ドゥロに搭乗したタスクとの再戦では撃破に失敗。迅速な対応で撤退し、旗艦ガリバルディに合流している。
『修羅の乱』の時期には、レーツェル・ファインシュメッカー率いるクロガネ隊と遭遇。そこでクロガネの機関部に大きな損傷を与えるが、ムラタと同じくリシュウに師事していたゼンガー・ゾンボルトと対峙。自身がリシュウの元よりシシオウブレードを奪った事実もあって、彼の駆るダイゼンガーと剣を交える形で因縁を持つ事になった。その後は、ミロンガに搭乗するカイル・ビーンと共にテスラ・ライヒ研究所を襲撃。そこで、かつて師事していたリシュウと再会。彼が自ら搭乗する形で出撃して来たグルンガスト零式と交戦するも、最終的に決着はつかず撤退した。『バルトール事件』にてヴィルヘルム・V・ユルゲンが完全に死亡した後は、リュウセイ・ダテとマイ・コバヤシの前に現れ、彼等の搭乗するR-1、ART-1の二機と交戦。圧倒的な技量の差で追いこむも、ラトゥーニの搭乗するビルトラプターに阻まれ、その隙を突いたR-1、ART-1の合体攻撃である「天上天下念動連撃拳」による大打撃を受けてしまう。それでも搭乗者であるムラタは戦闘を続行するも、そこへハガネ、ヒリュウ改の戦力が駆け付け、状況的に完全に不利となった結果、逃亡した。
『ラ・ギアス事件』の時期には、ロレンツォが行方不明になった中でパイロットのムラタと共に異世界である『ラ・ギアス』へ召喚。そこでも傭兵としてシュテドニアス連合に雇われたムラタと共に活躍し、新たに「鋼龍戦隊」と命名されたハガネ、ヒリュウ改の戦力や再会したゼンガーとも交戦している。事件終息後は地上世界へと戻り単独行動していたが、『封印戦争』の後半期を迎える中でムラタがアルテウル・シュタインベック率いるガイアセイバーズに雇われた結果、その部隊の一つである「ガンマ・セイバーズ」の隊長機として活躍する事になる。搭乗者のムラタとガンマ・セイバーズに所属するアルジャン・クラスのブーステッド・チルドレン達のウマが合っていた事もあってか、多大な戦果を挙げる事になっているのだが、最終的にはグランド・クリスマスを舞台とした鋼龍戦隊との決戦にて、ゼンガーのダイゼンガー、リシュウのグルンガスト零式との交戦の末に敗北。搭乗者のムラタと最後まで運命を共にする形で爆散し、血塗られた獅子王刀もまた斬艦刀で切り捨てられる事になった。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
OGシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- 初登場作品。『OG2』の追加シナリオ第2話「狡兎死して走狗烹らるか?」にて登場。本格的な登場は2.5版より。高い性能を誇り、攻撃力と運動性、耐久力の三拍子が揃った強力なユニットだが、全体攻撃が出来ないのが救いか。また、無明とは明らかにサイズ差のある改修途中のジガンスクードに斬りかかっており、無茶というか無謀としか思えない事もやっている。2.5と外伝ではさらに戦艦にまで切りかかっているわけだが。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 序盤戦で登場。交戦機会も多い。
- 相変わらず強力なユニットであり、第23話では10万越えという、原型機を遥かに超越した性能である。ただし、OG2.5と比べると、撤退する際のHPの条件が低くなっており、逃がさずに撃墜する事が幾分楽になっている。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 序盤のラ・ギアス編で交戦のち、後半の分岐ルートでガイアセイバーズの尖兵として現れる。
- 近接戦闘では強いのだが、援護防御でゼンガーとリシュウをカバーすれば恐れることもない。寧ろケルベリオンの合体全体攻撃のほうが厄介。紅の聖夜祭(前編)においてゼンガーか、リシュウで止めを差すとセリフが変わる。ちなみに、常にA-アダプターを装備している。
- スーパーロボット大戦OGクロニクル
- 初出作品。八房龍之助氏の漫画「狡兎死して走狗烹らるか?」にて登場。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
基本武装 [編集 | ソースを編集]
- マシンキャノン
- 胸部に内蔵された機関銃。なぜかEPではこれかレールガンで攻撃してくることがほとんど。
- バースト・レールガン
- ガーリオンの基本装備である長距離レールガン。
- シシオウブレード
- 本機の主力武器。リシュウがテスラ・ライヒ研究所で鍛造した、ゾル・オリハルコニウム製の刃を持つPT・AMサイズの日本刀。本機のそれはムラタがテスラ研から強奪した因縁の業物である。
- 味方機仕様と同じく、柄での打撃→連続斬り→斬り抜けて一回ししながらの納刀動作という演出。ただ味方機のものとは異なり、バリア貫通属性を持たない。
- コールドメタルナイフ
- 小振りの実体剣。単独では武装欄に登録されておらず、下記の無明・二刀人機斬で使用する。
必殺技 [編集 | ソースを編集]
- 無明・二刀人機斬
- シシオウブレードを右手に、小太刀の様な形状をしたコールドメタルナイフを左手に構え、急加速して小太刀で連突、蹴り飛ばした相手に突っ込んでシシオウブレードで斬り捨てる。
- 通常のシシオウブレードではなく、この技にバリア貫通属性がある。反撃時に主に使用してくるので、寄らなければ問題ない。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]
- 格闘武器の攻撃力+200
- 攻撃力強化系のボーナス。当然といえば当然か。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 対グルンガスト弐式
- 「狡兎死して走狗煮らるか?」より。クスハ奪還に動いたブリット駆る弐式を、機体の不調もあって終始圧倒する。クロニクルではトドメの一太刀を口で止められ、ゼロ距離からのブーストナックルを食らって粉砕されたが、ゲームでは決着はつかなかった。
- 対グルンガスト零式
- かつての師・リシュウ駆る斬艦刀ロボとの対決。テスラ研、大連の二度邂逅。後に『封印戦争』の終盤戦において決着がつくこととなる。
- 対ジガンスクード
- 「誰がための盾」より。レオナのガーリオンに切りかかるも、割り込んできたジガンに阻まれる。対艦用ではないシシオウブレードで単独最大の人型機動兵器に痛手を負わせたわけだが、凄いというより無謀。しかし……。
- 対クロガネ
- 輪をかけて無茶なのがこれ。「悩める守人」より。ゼンガーが踏み込む隙を与えないほどの神速で、クロガネに痛打を与える。しかし、戦艦であるクロガネにPT用のシシオウブレードで切りかかるとは、先のジガン以上に無茶苦茶である。
余談[編集 | ソースを編集]
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