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2024年2月24日 (土) 23:03時点における版
ラトゥーニ・スゥボータ | |
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外国語表記 |
Latuni Subbota[1] ЛаТуНь СуббОТа[2] |
登場作品 | |
声優 | 平井理子 |
デザイン | 河野さち子 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
愛称 | ラト |
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
年齢 | 14歳 |
身長 | 147 cm(OVA版) |
所属 | スクール⇒地球連邦軍 |
役職 | ハガネ所属→極東伊豆基地特殊戦技教導隊パイロット |
軍階級 | 少尉 |
コールサイン | エレーブ4 |
ラトゥーニ・スゥボータは「OGシリーズ」の登場人物。
概要
愛称は「ラト」で、この呼び方をするのはスクール出身のメンバーアラド・バランガとゼオラ・シュバイツァー、「ちゃん」を付けるエクセレン・ブロウニングのみ。「ラトゥーニ」という名前は彼女がラトゥーニ(=ロシア語で「真鍮」の意)クラスのナンバー11だった事に由来する。スクールでの肉体強化措置と訓練により、機動兵器の扱いは勿論、生身の戦闘でも高い能力を発揮する。ガーネット曰く、SP数人分の働きをこなせるとの事。
スクールの過酷な訓練などが原因で極度の対人恐怖症になってしまい、戦えなくなり捨てられた所をジャーダ・ベネルディとガーネット・サンデイに救われる。ベネルディ(=イタリア語で「金曜日」)とサンデイ(=英語で「日曜日」)に救われた為、その間…という事で、名前に合わせてロシア語で「土曜日」をあらわすスゥボータというファミリーネームを命名された。なお、スクール以前の彼女の過去については明らかではないため、彼女が実際にロシア人であるかは不明。ちなみに「ラトゥーニ」も「スゥボータ」もロシア語の文法上では女性名詞である。
最初の頃は心を閉ざしていた彼女だが、2人に対しては心を開くようになった。その後、連邦軍に入隊。L5戦役の最中、自らの出自をテンザン・ナカジマに卑しめられて何も言い返せなかった時、リュウセイ・ダテが本気で怒ってくれた事をきっかけに、彼に好意を寄せるようになる。また、リュウセイに心を開いた事をきっかけに、次第に周囲の人間に対しても心を開くようになる。
シャイン・ハウゼン(王女)に気に入られており、王女が極東支部で一時保護された時には、王女の護衛役として、ゴスロリ服を着せられた挙げ句、ヘトヘトになるまで連れ回された。その時の事がきっかけで友情を深め、新しい眼鏡や水着をプレゼントされている。ちなみに、最初に着けていたのは眼鏡型の情報解析ツールだったのだが、シャイン王女にプレゼントされたものが同様の機能を有しているのかは不明。また、OG2ではシャイン王女と共にフェアリオン・タイプSを駆り、W-I3NK(ウィンク)システムを用いて未熟な王女のフォローをしている。
ゴスロリ服については、GBA版とDW以降で設定が異なり、前者ではクスハに着せる服の実験台としてガーネットが用意したものだが、DW以降はリュウセイとクスハの関係の設定変更により、ラトゥーニを仲間達と打ち解けさせるためにガーネットが用意したものという設定になった。なお、GBA版ではラトゥーニはゴスロリ格好のまま軍隊にいるという事になっているが、OVAでは軍の広報のため、連邦軍が要請しているという事が明らかになった。DW以降はこれらの設定は消滅し、ラトゥーニがゴスロリ服を着る場面は大幅に減っている(カットインでは何故か着ているが)。
ラミア達新メンバー加入後の新生教導隊においては、カイを除けば彼女が最先任士官である。そのため、カイとラミアの不在時は(アラドとゼオラより階級が高いこともあり)彼女がリーダーとして活動する場面も見受けられた(スナイパーPTの一件)。
バンプレストオリジナルを代表するロリキャラであり、キャラクターとしての魅力に加え、天才として能力も非の打ちようが無い。初登場のOG1から人気は非常に高かったが、OG2でフェアリオンに乗る事になってからは、その人気に拍車がかかった。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- オウカ共々名前のみの登場。スクール所属だったので一応彼女もティターンズだったことになるが、銀河大戦終結後も消息は不明のまま。
- ちなみにスペシャルステージに行かないと言及自体されないため、恐らくこのステージの他のやり取りと同じくOGシリーズのネタと思われる。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年8月のイベント「激闘のバーニングPT!」で登場。SSRサポートユニット。
- スーパーロボット大戦DD
- 2021年7月のイベント「イングラムの回顧録」にてシナリオNPCとして登場。
- 2023年4月開催の第14回制圧戦「超音速の妖精」の報酬としてプレイアブル参戦。搭乗機体はフェアリオン・タイプS。カットインがOG2nd同様、専用パイロットスーツに戻った。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- 初登場作品。リュウセイ編では序盤から、キョウスケ編では中盤の部隊合流後に加入。機体の関係で火力面では主役級のキャラに劣るものの、それ以外はむしろ上回るほどに高い能力を誇るうえに、天才技能を持つ強力なパイロット。性格が「冷静」なので、囮にして敵のHPを削らせる役割が最適。中盤で顔グラフィックがゴスロリ服+眼鏡無しになる。なお、眼鏡をかけている間は援護レベルが3まで上がるが、ゴスロリ衣装になると2までしか上がらない。3まで上げれば、ゴスロリになっても援護レベルが維持される。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 第20話『超音速の妖精』でシャイン王女と共にフェアリオンに乗って登場する。無改造の機体で敵の攻撃を避けまくる姿は壮快。リュウセイから恋愛補正が貰えるので、ライから補正を貰えるシャイン王女と共にSRXの隣を飛び回る事になると思われる。フェアリオンに乗る事で、前作で不足していた火力面も向上、間違いなくエース級の戦闘能力を発揮する。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- 音声初収録。OG1、OG2共にGBA版と同様だが、本作ではゴスロリ+眼鏡無しはスポット的な扱いになってしまった。ただし、合体攻撃・ロイヤルハートブレイカーの演出時は例外で、非常に力の入った演出で、ゴスロリ服を着たラトを堪能できる。OG2,5ではフェアリオンに乗れない上、途中で誘拐されてしまう為、かなり不遇。なおOG1での眼鏡時の援護レベル3の特性は残っているが、GBA版と違いシャインがくれた眼鏡になると、素の上限が強制的に2になる。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- シャイン王女及びフェアリオンの参戦が遅い為、相対的に使いにくくなったといえる。フリーバトルモードで「リュウセイ病」にかかったラトを楽しむのも一興。また、リュウセイがGサンダーゲートとコンパチブルカイザーの関連性に気づいた際には「私もそう思う」と発言している。もっとも、これがリュウセイに毒された結果同じ感覚になったのか、単純に機体の造型などから同じ結論へと辿りついたのかは不明。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 新機体「ビルトラプター・シュナーベル」へ搭乗。ルイーナの機体ベルグランデに打撃を加えている。今作ではフェアリオン搭乗時のみカットインが『OGIN』準拠の専用パイロットスーツになり、それ以外の機体だと通常のパイロットスーツを着用する。シナリオ面ではブーストデット・チルドレンとの絡みが多く、狙われる確率は高い。フェアリオンでも分身回避するのが難しいので、場合によってはビルトラプターに乗りかえるのも手。今回もリュウセイに感化された台詞(迷台詞?)は必聴。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 今回から「エレーブ4」のコールサインを用いるようになった。
- 本編では地上ルート序盤から参戦し、引き続きフェアリオンをシャイン王女が運んでくるまではビルトラプター・シュナーベルに乗ることになる。設定ミスか仕様か不明だがOG2ndと違い、フェアリオン搭乗時もロイヤルハートブレイカー使用時以外は通常のパイロットスーツのカットインとなった。エースボーナスは汎用性の高いものだがシャイン王女と組み合わせることで真価を発揮するだろう。
- 初回限定生産版特典「スーパーロボット大戦OG び~ち・でゅえら~ず」にも登場。
- スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
- 基本的にOG1でのリュウセイ編の立ち位置。力の入った「ゴスロリ・ラトゥーニ」初登場シーンは一見の価値あり。また、エンドカードも普段の『クスハ汁を差し出すクスハ』から差し替えられてラトゥーニが務めており、製作者側の愛情や遊び心が感じられる。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 基本はOG2「エピソード2」と同じ。今回、フェアリオンのシャイン王女とお揃いのパイロットスーツを着用した。
- スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ- Record of ATX
- キョウスケ編メインのためか、比較的出番が少ない。それでもシャインやゲイムシステムの関連で大きく取り上げられているのでモブキャラ扱いのジャーダ達よりはよほど目立っている。
- スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター- Record of ATX
- アラド達スクール組やリクセント公国絡みで出番が増える。また、ビルトファルケン強奪事件ではゼオラを取り押さえる、リクセント公国占拠事件では大の男を蹴り倒すなど、ゲームではあまり描写されなかった生身での戦闘能力の高さが描写されている。
パイロットステータス
能力値
命中と回避に優れ、防御が非常に低い典型的なリアル系パイロット。OG2以降は成長パターンが晩成型に設定され、序盤は能力の伸びが悪いが、レベルが30を超えたあたりから急成長を始める。数少ない「天才」の持ち主で回避率は抜きん出て高く、特にフェアリオン搭乗時には驚異的な回避率を誇る。また、フェアリオン搭乗時には格闘がメイン。
精神コマンド
- OG1
- 偵察、集中、直感(見切り)、突撃、熱血、再動、絆(ツイン)
- この頃のみ突撃を覚えた。ヒュッケバインMk-IIやヴァルシオン改も優等生的にそつなく乗りこなしてくれるだろう。
- OG2、OG外伝
- ひらめき、集中、必中、友情、熱血、再動、絆(ツイン)
- キャラに合わないと言われがちだった突撃が無くなり、スクールの仲間やシャインの自軍入りを反映してか友情が使えるように。
- 第2次OG、OGMD
- ひらめき、集中、必中、熱血、再動、絆(ツイン)
- DD
- 必中、加速、ひらめき、熱血、集中、俊敏
特殊技能(特殊スキル)
- OG1
- 援護攻撃L2、援護防御L2、ガンファイトL6、天才
- OG2以降
- 天才、援護攻撃L2、援護防御L2
- DD
- ブーステッド・チルドレン(ラトゥーニ)
- 運動性が増加する。攻撃を回避した時の気力上昇量が増加する。
- 真鍮の真心
- 照準値が増加する。移動力が1増加する(LV10で追加される)。
エースボーナス
- 獲得経験値+20%
- 第2次OGまで。レベルアップが早くなるのは悪くはないのだが、彼女自身は元々高能力なのでレベルアップの恩恵は然程高くない。多くの場合サブにいるであろうシャイン王女とレベル上昇面でズレが生じるのも難点。
- 自部隊の最終命中率+10%、獲得経験値+20%
- OGMDではこちら。第2次OGの効果に加え、命中率の補正が付いた。今作の終盤はPPで攻撃されると回避を選択する敵も多く、地味ながら効果は大きい。
- 自部隊とあるように、本作では経験値上昇分がツインの相方にも適用されるようになった。経験値のアビリティと併用すれば、Lv面で脱落することはほぼ無くなるだろう。
- 彼女の側にはラーニングを強運の代わりに養成し、シャインの側を主体にして同調を維持して立ち回らせると良い。
サポートアビリティ
- 真鍮の真心
- SSR。バトルで獲得するバトルユニット経験値アップ。
パイロットBGM
- 「BORN TO FIGHT」
- GBA版OG1&2のデフォルトBGM。汎用戦闘BGMだが、GBA版OG2ではラトゥーニ以外にデフォルトBGMのキャラがいない(専用曲のない他のパイロットはOG2で追加されたRAIL TO THE DANGERZONEがデフォルトに設定されている)為、彼女のテーマに近い扱いだった。
- 「Fairy Dang-Sing」
- GBA版OG2以後に追加された、フェアリオンのテーマ。「ジ・インスペクター」では平井氏と貝原氏のペアでデュエット曲が設定された。完全収録バージョンをお聞きになりたい方はジ・インスペクターのオリジナルサウンドトラックを買おう。ちなみに一番はラトゥーニをイメージした詞になっており、平井氏が担当。
- 「真鍮の真心」
- OGS以後に追加された専用BGM。上記の説明通り「ラトゥーニ」=『真鍮』である為、曲名は「ラトゥーニの真心」という意味。
人間関係
- オウカ・ナギサ
- スクール時代、「姉様」と慕っていた仲間で、ラトは特に可愛がられていた。ブーステッド・チルドレンの中でも最強の実力者だが、強化に伴う寿命の短縮も進行していた。再会した後の結末は残酷なものだったが、彼女の死の間際に再び心を通わせることができた。
- アラド・バランガ
- スクール時代の仲間。世話が焼ける兄のような存在。余談だが、アラドやゼオラよりもラトの方が階級が上。
- ゼオラ・シュバイツァー
- スクール時代の仲間。彼女を救う為に、シャイン王女と共にアラドに助力する。
- ジャーダ・ベネルディ
- 行き場の無い彼女を救った恩人。兄のような、父のような存在。
- ガーネット・サンデイ
- 行き場の無い彼女を救った恩人。姉のような、母のような存在。
- リュウセイ・ダテ
- モノ扱いされていた彼女を初対面から人間扱いしてくれた数少ない人物。淡い想いを寄せているが、鈍感で全く気付かれない。リレーション補正も、ラトゥーニは恋愛補正を受けられるが、リュウセイに対しては補正が全くない。
- シャイン・ハウゼン
- 生まれや社会的地位を越えた親友であり、フェアリオン搭乗時のパートナー。2歳年上のラトゥーニを時に引っ張り、時に励ましている。
- マイ・コバヤシ
- 友人であると同時に恋敵でもある。とはいえ、お互いに奥手で恋愛に疎く、さらにお互い似たような過去を背負っている事による同情もあり、喧嘩になるような事は無い。
- ラミア・ラヴレス
- 新生特殊戦技教導隊の副官。休暇中の伊豆の海岸で肌にサンオイルをつける行為にオドオドしていた。
- アードラー・コッホ
- DC時代の上官。そして、彼女に拭いがたい心の傷を負わせた人物でもある。
- アギラ・セトメ
- 現在のスクールの責任者。オウカ達を苦しめていた張本人である。
- テンザン・ナカジマ
- 彼女の過去を知る人物。それは彼女の心の傷を抉る事になり、一方では彼女とリュウセイとの新たな絆の始まりでもあった。
- テンペスト・ホーカー
- 彼女にかつてのホープ事件で失った娘の面影を見るが、文字通り、心を鬼にして立ちはだかった。
- シエンヌ・アルジャン シアン・アルジャン シオ・アルジャン
- ブースデッド・チルドレンにおける「アルジャンクラス」の生き残り。第2次OG(封印戦争)では相見える。
- ローランド少佐
- 『OGクロニクル』の『護るべきもの、乗り越えるべきもの』では、連続テロ事件の捜査の為に教導隊のメンバーと共に彼と協力していた。
名台詞
- 「…死んだ人の意志を確認することなんて…出来ない」
「…あなたは進むべき道を間違えたの…」
「だから…もう家族の所へ帰ってあげて…」
「あなたの戦いは…16年前に終わっているのだから…」 - 『OG』第27話「ゲイム・システム」より。 ヴァルシオン改のゲイム・システムで精神が崩壊して復讐鬼となったテンペストが敗北した時の台詞。
- 「過去に何かあるのは…みんな同じだもの。後悔だけじゃ、前には進めないよ?」
「これから何をすべきか…自分で考えて、自分で決めて」
「…少なくとも、私はそうしたから…」 - 『OG』リュウセイ編第23話「偽りの影」より。イングラムの裏切り、アヤの負傷、母ユキコの特脳研時代の過去発覚…と、立て続けの苦難に落ち込むリュウセイを励ました時の台詞。奇しくもそれはユキコと同じ言葉であった。彼女の真心が込められている。
- 「はい……そんなに育ってません……。前にシャイン王女からもらった水着ならまだしも……」
(私がガーネットみたいに……?)
(あり得ない) - ガーネットから水着が送られてきたものの、明らかにサイズが合わないため弁解するラトゥーニだったものの、カイからは「そのうち似合うようになる」と言われてこの反応。
- 「リュウセイもマイもそんなつもりがないのはわかってるのに……」
「私……あんな態度を取ってしまって……」
「私……自分が情けない……」 - リュウセイとマイの連係攻撃パターンに関するアドバイスを求められたが、疎外感を感じたラトゥーニは逃げ出してしまう。その後自己嫌悪に陥った時の発言。それでもこの後、話しかけるきっかけも兼ねて天上天下念動連撃拳のモーションパターンを完成させており、彼女の性根の良さが垣間見える。一方、リュウセイは「あんまりわかってないって」とカーラに評される始末である。
- 「欠陥品だからと言って、その存在をあっさり否定するなんて……!」
ダークブレイン「デュナミス3は、お前達にとって敵……同情などする必要はあるまい」
「でも、いずれあなたは同じことをする……それを許すわけにはいかない!」 - 『OG外伝』第35話「ザ・グレイトバトル」より。ダークブレインとの戦闘前会話。
- デュミナスを「欠陥品」として処分したダークブレインの冷酷ぶりを非難した。かつて自身を欠陥品として切り捨てたアードラーと同質の愚かさを感じていたのかもしれない。
迷台詞
戦闘時に時々発する『リュウセイ病』に感染した彼女の台詞は、ここで取り上げたものに限らず、いずれも文字だけではニュアンスを伝えにくいものばかりである。また、どのセリフが聞けるかはランダム性が強いので、フリーバトルモードを活用される事をお勧めする。ラトゥーニはOG外伝で実装されたフリーバトルモードにおいて最も輝くキャラクターの一人であることは疑いない。興味の湧いたプレイヤーは、聴いてみると良いだろう。とはいえ、普段は物静かで年齢以上に落ち着いた彼女の性格からするとミスマッチである。純真であるがゆえにリュウセイの影響を強く受けてしまったのだろうか。同じような理由でマイも感染しているので、これも「恋する乙女」がなせる業なのかもしれない。なお、同じ『リュウセイ病』と呼ばれる2者だがその方向性は微妙に異なっており、マイの物はどちらかと言えば『モノマネ』の領域に近いのに対し、ラトゥーニの場合は「直訳することが多い」という改変の傾向を踏襲しつつ自分なりにアレンジを加えている例が多い。
なお、うますぎWAVE第637回にて寺田プロデューサーが所謂『リュウセイ病』になった武器名を考えているとのことで、「本来の武器名よりも簡単に思いつく」とも明かしている。
- (スカート……私もはいているのに……)
- 『OG2』第6話(『OGS』では第11話)「守るべきもの」より。アンジュルグに一目惚れしたとのたまい、アンジュルグのデザインでスカートがいいとリュウセイが発言した事に対して。リュウセイが一目惚れしたと言った事が余程気に入らなかったのだろうが、嫉妬対象が巨大ロボットであるという点が笑いを誘うシーンである。
- 「リュウセイみたいにやってみる…」
- OGS版のOG2以降、ラトゥーニはリュウセイの影響で後述の通りぶっ飛んだ武器名を素敵なテンションで叫ぶようになる(俗に言う「リュウセイ病」に感染した状態)。この台詞は共通の前振り。
- 「スゥパァ・ウルトラァ! 流星キィィィィィックゥ!!」
「アルティメットォ! ゴーストォッ! アタァァァックッ!!」 - ゲシュペンストMk-IIタイプSの究極!ゲシュペンストキック使用時の台詞2種。「叫ぶのがお約束」というお決まりを律儀に守ってくれたラトゥーニであるがリュウセイでもここまではやらない。
- 「行くぜぇ! 超必殺ぅ! フェアリィィィィ・スパァァァァァァクッ!!」
「音速爆砕!!」 - 自身の専用機であるフェアリオンでもこうなる。フェアリースパークはゲッタードラゴンが、音速爆砕はSRX単独必殺技のリュウセイの決め台詞『念動爆砕』が元になっている。
- 「ダブル・アンラッキー・スター・ソード!」
「ダーク・ソード・キル!」
「チョーップ!!」 - 計都羅喉剣・暗剣殺使用時。直訳である。
- 「シシオウブレード! ライオン斬りぃぃっっ!!」
- 参式獅子王刀使用時。直訳にも程がある。
- 「ジガン・ガンガン・アタック!!」
「ええーいっ! ガンガン! ガンガンガン! ガンガンガンガン!!」 - ジガンスクード・ドゥロのジガンテ・ウンギア使用時。この台詞におけるテンションの絶妙さを活字で表現するのは非常に難しい。一生懸命叫んでくれているようなのだが…。元ネタはおそらくこれのオープニングである。
- 「必殺! 二枚刃殴り棒!」
「突撃ぃぃぃぃぃぃ!!」 - アルブレードのブレード・トンファー使用時のセリフ。直訳を通り越したあまりにぶっ飛んだ意訳で、本家であるリュウセイを超えたとの声も。
- 「ブレード! トンファーッ!!」
「オラオラオラ!!」 - アルブレードのブレード・トンファー使用時その2。これまた文章では伝わりづらいが、その戦闘ボイスは絶妙の一言に尽きる必聴ものである。特に前者はスーパーロボットの必殺技っぽく叫んでくれているのだが、この時のラトゥーニはかなり幼く見える。
- 「連射連射連射ーっ!」
「凄い連射ーーっ!!」 - ビルトラプター・シュナーベルのラプター・シュナーベル使用時。元ネタは恐らくファミコンソフト『ヴォルガードII』の挿入歌。
- 「アイアン・ボール・ブレイク!」
「サンダー・ヘッド・カッター!」
「レフト・アーム・マシンガン!」
「グレイト・パイル・ドライバーーーッ!!」 - アルトアイゼン・リーゼのエリアル・クレイモア使用時。相変わらずの直訳ぶり…しかしクレイモアはアイアン(鉄製)ではない。なおリュウセイも「アイアン・シャワー!」と言っている為伝染しているものと思われる。
- 「APT-LINK!!」「ナッコォォッ!!」
「破ぁぁぁっ!!」 - エクスバインボクサーのガイスト・ナックル使用時のセリフ。APT-LINKナックルの台詞はリュウセイのR-1のT-LINKナックルが元になっている。まさしくリュウセイみたいにやってみた結果その1。
- 「くらいやがれぇ!!」
「ブレード!」「キィィィィックッ!!」 - エクスバインボクサーのカタパルト・キック使用時のセリフ。ブレードキックはSRXの武装にそのまま同名の物がある。リュウセイみたいにやってみた結果その2。
- 「幽霊連撃拳!」
「オープン・アウト!」
「チェンジ!セイバー!」
「バァルカン!!」
「エクスパイン超必殺!」
「重力剣!」
「大潜水斬り!!」
「念動爆砕!」 - エクスバインボクサーのGソード・ダイバー使用時のセリフ。「オープン・アウト!」と「チェンジ!セイバー!」はゲッターロボ、「バァルカン!!」はドモン・カッシュが元ネタだが、他は直訳である。トドメ時に「念動爆砕!」と言っているが、彼女自身は念動力者ではない。
- 「照準セェェット!!」
「ダブルツイン・バースト・バスターーッ!!」 - エクスバインガンナーのGインパクト・ザッパー使用時のセリフ。「照準セェェット!!」は明らかにライディーンのゴッドバードが元ネタ。
- 「ダブル・アンラッキー・スター!」
「インスタント・ヘル・ソォォォォォド!!」
「バーニング・フラァァァァム!!」
「百年早いんだよ!」 - グルンガスト弐式の計都瞬獄剣・本命殺使用時。インスタント・ヘル=瞬獄という苦しい直訳のうえ、最後はリュウセイの回避時セリフのパクりである(正確には某3D格闘ゲー厶の勝ち名乗りが元ネタで、TVアニメ版ではリュウセイの中の人が演じてた、つまりパクリのパクリである)。
- 「出ろ!ゲシュセイバー!」
「てりゃてりゃてりゃてりゃあ!」
「斬!!」
「電光稲妻ぁ!」
「ゲシュペンスト!キィィィィィックゥ!!」
「ボルテック!!」
「シュートォォォォォォォ!」 - ゲシュペンスト・ハーケンのフェニックス・ショウダウン使用時。尚、このリュウセイ病状態になるとハーケン以外では1つしかないアシェンの台詞パターンが専用のものに変化する。
- 「行くぜぇ!必殺ぅ!ラプター、ダブルザンバー!」
- 「スーパーロボット大戦OG び~ち・でゅえら~ず」より。誰も居ない時間帯に練習するために浴場で叫んでいたが、人間よりも耳のいいラミアに聞かれてしまい、エクセレンらの前で(本人には悪気はないが)暴露されてしまった。元ネタはこの機体だろうか? なお、「ラプター、ダブルザンバー!」の戦闘台詞はOG2ndでも使用されている。
余談
- GBA版でラトゥーニが途中で眼鏡を取ってしまったのは当時のグラフィックだと解像度の問題で「眼鏡を書くと目が邪魔になる」という問題があったため。寺田プロデューサーは当初からラトゥーニにずっと眼鏡をかけされるつもりだったとのことで、OGS以降は解像度が上がったのでその問題が解決されたため眼鏡をかけっぱなしになった(スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE第665回より)。
- GBA版ではゴスロリ服を着せられる前にベビードール風の服を着せられているが、こちらは「変な色気が出る(ガーネット談)」とのことでボツになった。ゲーム中では見ることはできないが線画は起こされており、設定資料集にも載せられている。
- 寺田氏曰く、ラトゥーニのキャラを「普段は地味だけど眼鏡を外したら美少女で、フリフリの服を着るんや!」と言ったら、スタッフから「今時、そんなベタな設定は……」と返されたそうな[3]。
搭乗機体
- F-28メッサー
- 極東支部所属時に搭乗。PT不足によって仕方なく乗っていた。もっとも漫画版ではこの経験を生かしてビルトラプターフライヤーモードの扱いになかなか慣れないリュウセイにモーションパターンを渡すことができている。
- 量産型ゲシュペンストMk-II
- DC戦争勃発後搭乗。イルム機の後任パイロットとなった。ビルトラプターに乗り換えた後はリオ・メイロンの乗機となる。
- ビルトラプター
- R-1に機種転換したリュウセイから譲られた彼女の愛機。後述のフェアリオンはシャイン王女の使用許可が必要な為、普段はこちらを使用している。
- ビルトラプター・シュナーベル
- 修羅の乱終戦後、テスラ・ドライブなど武装を強化したビルトラプターの強化型。PT形態での飛行が可能となり、これにより教導隊全機が人型で空中戦を行えるようになった。
- フェアリオン・タイプS
- シャイン・ハウゼンのタイプGと対になる、彼女の専用機。シャインが戦場に立つ時は、必ずこの機体に乗ることを準じられる。
- 量産型ヒュッケバインMk-II
- 特殊戦技教導隊時には、任務の特性上、この機体に乗る。
脚注
商品情報
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