「アラド・バランガ」の版間の差分

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:第2次α主人公組の中ではゼオラ共々ラ・ギアスに召喚されていない為、中盤から参戦。相変わらずパイロット能力の低さが目立つ。特に技量がやたら低いのは懸念材料。愛機であるビルガーも空Bになってしまったのが痛い。とは言え、[[ラッキー]]は成長するようになった上、シナリオ面でも決して扱いが悪い訳ではない。
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:ほぼゲームと同様の登場だが、ハガネの捕虜になってからの行動が地味に大きく変化している。本作ではアラドの脱走とオウカの登場がゲームより前倒しにされた結果、脱走したアラド(と鉢合わせたためにアラドに連れてこられたラトゥーニ)がオウカと対面するという展開となり、オウカからラトを連れて戻るよう指示されるが、リマコンによってアギラを母と呼ぶように記憶を操作されてしまったオウカの姿と、逆にスクールから離れて成長したラトゥーニの姿からそれを拒否、ハガネ側に残る選択を選んだ。また、リクセント解放のために戦うシャインの姿を見て、DCのやってきた事に罪悪感を持つなど、ゲームでは説明不足だったアラドがノイエDCに反旗を翻した明確な理由が付けられている。
 
:ほぼゲームと同様の登場だが、ハガネの捕虜になってからの行動が地味に大きく変化している。本作ではアラドの脱走とオウカの登場がゲームより前倒しにされた結果、脱走したアラド(と鉢合わせたためにアラドに連れてこられたラトゥーニ)がオウカと対面するという展開となり、オウカからラトを連れて戻るよう指示されるが、リマコンによってアギラを母と呼ぶように記憶を操作されてしまったオウカの姿と、逆にスクールから離れて成長したラトゥーニの姿からそれを拒否、ハガネ側に残る選択を選んだ。また、リクセント解放のために戦うシャインの姿を見て、DCのやってきた事に罪悪感を持つなど、ゲームでは説明不足だったアラドがノイエDCに反旗を翻した明確な理由が付けられている。

2016年5月19日 (木) 19:30時点における版

アラド・バランガ(Arado Balanga)

パーソナルトルーパーパイロットの養成機関だった、スクール出身の新米パイロット。過去の記憶を失っているが、本人はそのことをあまり気にしておらず前向きで表情豊か。口癖は「○○(間違った言葉)…もとい、○○(正しい言葉)!」。スクールではゼオラ・シュバイツァーとのコンビ戦闘を前提として育成されており、彼女に対して何かと余計な一言(主に彼女の巨乳に対するセクハラ発言)を言って怒られたりする事が多いが、互いに大切に想い合っており信頼関係も深い。

スクール時代はクラス番号から『ブロンゾ28』と呼ばれており、現在のアラド・バランガという名前はクエルボ・セロ博士から名付けられたもの。スクールの影響下から離れてからは、ひとりの人間であることに強い拘りを持つようになり、ナンバーで呼ばれたり、人をモノ扱いする言動に強く反発する。

スクールによって薬物投与による強化措置を受けた『ブーステッド・チルドレン』の一人ではあるが、機動兵器の操縦技能は未熟な落ちこぼれ。だが非常に頑丈な肉体と高い身体能力の持ち主で、強運にも恵まれている。潜在能力は非常に高く、それは殆どの場合ゼオラが危機に陥った際に発動している。ゼオラと違いDC再興に乗り気ではなく、スクールでの成績は思想面の問題が影響している可能性が高い。

かなりの大食いであり、回収された直後には捕虜扱いにもかかわらず大量の食事を平らげていた。鋼鉄の舌と胃袋を持っているらしく、OG2(OGS)では非常に不味い事で有名なクスハ・ミズハ製の栄養ドリンクを飲んでも気絶しないどころか「うまい…うますぎる…!!」と絶賛していたほど。しかし、第3次αのスペシャルシナリオではクスハの栄養ドリンクを拒否している。どうも、このシナリオでのアラドは前情報で評判を聞いていたらしい。いくら鋼鉄の舌の持ち主でも「マズイ」と評判のものを自ら飲む気にはならないようだ。ちなみに、この時のドリンクは料理をしているところを見たことがないというミナキの手も入っており、第2次αでは平気で飲んだ上に冷静に材料を当てたレーツェルですらも拒否している。

一見ノリが軽く単純な熱血タイプに見られがちだが、物事の本質を見抜く洞察力も持っている。脳にも調整の痕跡が見られたが、その影響を殆ど受けておらず、連邦軍側に回収される以前からも自分達の置かれている境遇や、人間扱いされず数字で呼ばれることに疑問を感じていた。調整されたゼオラとオウカを敵に回している状態でも、二人に対し偽りの記憶に惑わされるなと訴えかけるなど、芯は非常に強い。一方で、スクール以前の過去については消されてしまった事については疑問を持っていたが、「どうせロクな過去じゃない」と過去を取り戻す事には全く興味を持っていない。

操縦技術が未熟にもかかわらず、危険な突撃からの接近戦に固執する傾向がある。DC残党時には砲撃戦向けのランドグリーズのシミュレーターで、強引に接近戦を挑もうとして撃墜され、ゼオラに怒られていた。マオ・インダストリー本社から砲撃戦主体のビルトファルケン・タイプLに乗って脱走を試みた時も、無理矢理接近戦仕様にし、カイ・キタムラによる戦術講義を受けていた際には、被弾前提の突撃戦法を語り、彼に怒鳴られている(戦闘経験に乏しいはずのシャイン・ハウゼンの方が、戦術を理解していたと言うおまけ付き)。

接近戦でも実体剣の扱いは得意な一方、ビーム兵器が不得手など荒削りな面が多い。だが回収後の人物環境に恵まれた事もあり、その秘めた資質と爆発力を評価されるようになっていく。やがてATX計画の新型機ビルトビルガーの操縦者として相応しい実力の持ち主に成長する。

性格や実戦経験に大きな差はあるものの、パイロットとしての戦法傾向やビルトビルガーの機体性能など、キョウスケ・ナンブと近い点が多く、キョウスケからも戦闘データを提供されている。

アギラ・セトメからは欠陥品扱いされていたが、イーグレット・フェフはアラドの頑強な肉体の遺伝子を高く評価しており、OGシリーズでは彼の遺伝子情報をベースにマシンナリー・チルドレンを生み出した。イーグレット・スリサズらと外見が似ているのはそのため。

常に前向きな姿勢で、運命に翻弄される人々をより良く導く先導者で仲間から信頼されている。同じ主人公の立場としては『機動戦士ガンダムΖΖ』のジュドー・アーシタに近いといえる(年齢も同世代だが、αシリーズでは残念ながら絡みは少ない)。

登場作品と役柄

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
実質的な初出演作品。アラドルートの主人公。最初はティターンズ残党に所属していたが、地球連邦軍アルビオン隊に攻撃され、後に回収された。序盤はヒュッケバインMk-IIIで後半にビルトビルガーに乗り換える。なお、ゲーム雑誌などには最初から後半の機体であるビルトビルガーの情報が記載されており、最初がヒュッケバインMk-IIIということは後々になって公表された。最終話でイルイを救うため、ビルトビルガーごとガンエデンに突貫、行方不明になるがエンディングのトリでイルイ共々無事が確認された。なお彼のしょんぼり顔はデフォルメが激しく、セニア以降しばらく途絶えていたギャグ表情復活の嚆矢となった。
第3次スーパーロボット大戦α
クォヴレールート第11話「君と戦場で」で参戦。他主人公のパートナー(セレーナ編のアイビススレイなど)と比べても割と序盤に仲間になる。第2次αのエンディング以後、シーブックたちに救助されたらしく、しばらくの間イルイと一緒に、パン屋を開いた彼とセシリーのところに居候していた(ただし、参戦作品の都合上ゲーム中ではシーブックとセシリーの名前は出なかったが)。また、SRWビギナー向けのオプションである『ガイダンスシナリオ』では、堂々(?)の主役を張る。
能力的には第2次αと変わらないが、「魂」がなくなったため火力は落ちた。シナリオ面では本来の主役であるクォヴレーが積極的に他者と関わらないためか、共通ルートでは下手をすると彼より目立つ。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
ゼオラ、オウカと共にエンディングで名前だけ初登場している。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
OGシリーズでの実質的な初出演作品。単独出撃などが多く、主人公格の扱い。隠し武器であるブーストハンマーや、ビルトビルガー・Lの入手フラグなどに関わる。特殊技能にラッキーを習得しているが、本作ではラッキーの技能レベルが何故か成長しなくなったので、殆ど死に技能と化している。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
OG2.5では、ゼオラと共に、新生特殊戦技教導隊の一員に加わる。序盤何度か敵対するが、パイロット能力がどうしようもない位低いうえ、地形適応も悲惨。…この能力では欠陥品扱いされても仕方が無い。
スーパーロボット大戦OG外伝
OG2.5では参戦が遅く不遇だったが、本作では長く使用できる。ただし、対抗馬が多いのが難。
第2次スーパーロボット大戦OG
第2次α主人公組の中ではゼオラ共々ラ・ギアスに召喚されていない為、中盤から参戦。相変わらずパイロット能力の低さが目立つ。特に技量がやたら低いのは懸念材料。愛機であるビルガーも空Bになってしまったのが痛い。とは言え、ラッキーは成長するようになった上、シナリオ面でも決して扱いが悪い訳ではない。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
ツインバトルシステムの紹介写真で登場が確定。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
ほぼゲームと同様の登場だが、ハガネの捕虜になってからの行動が地味に大きく変化している。本作ではアラドの脱走とオウカの登場がゲームより前倒しにされた結果、脱走したアラド(と鉢合わせたためにアラドに連れてこられたラトゥーニ)がオウカと対面するという展開となり、オウカからラトを連れて戻るよう指示されるが、リマコンによってアギラを母と呼ぶように記憶を操作されてしまったオウカの姿と、逆にスクールから離れて成長したラトゥーニの姿からそれを拒否、ハガネ側に残る選択を選んだ。また、リクセント解放のために戦うシャインの姿を見て、DCのやってきた事に罪悪感を持つなど、ゲームでは説明不足だったアラドがノイエDCに反旗を翻した明確な理由が付けられている。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

格闘防御命中回避に優れ、落ちこぼれ扱いの割に戦闘力は高い。αシリーズでは主人公格のためOGに比べて能力が高く、十分に一線を張れる。顕著なのは技量で、OGでは初期値が119だが、αシリーズでは168。とはいえ、αシリーズは周囲のパイロットが古今東西のエース揃い踏みなので、これでも低いのだが。

精神コマンド

第2次α
加速集中必中不屈熱血
+TBSの爆発力が異様に高く、竜馬あたりの援護を受ければ中ボス格程度は瞬殺できる。
第3次α
加速集中必中不屈熱血直撃
直撃に差し替えられ、爆発力は落ちたものの熱血+TBSは相変わらず強力。クォヴレー辺りで援護してやれば十分なダメージソースとなる。
OG2
ひらめき必中ド根性集中熱血気合
加速もなくなってしまい、αシリーズに比べると少々弱体化が否めない。気合で迅速にTBSまで持っていけるのは大きい。
OGs
不屈必中ド根性集中熱血気合

特殊技能(特殊スキル)

αシリーズ
援護攻撃L4援護防御L4強運
資金不足の序盤は強運がとにかくありがたい。小隊長能力と合わせ、戦艦やボス格へのトドメを任せていれば資金も自然と増えていく。見切りEセーブをつけて合体攻撃の使用回数を増やしてやろう。
OGシリーズ
味方時
強運ラッキーL1援護防御L4
事実上キャラ付用のラッキーはともかく、やはり強運が大きい。インファイトアタッカーを習得し、機体にブーストハンマーをつけてやれば大暴れできる。第2次OGではラッキーのレベルが3まで上がるようになり、新たに連続攻撃L3を取得しているが、援護防御はL2どまりになっている。
敵対時
強運援護防御L4
強運は意味がなく、至近に僚機がいないため援護もできず、ラッキーがなくなったために万が一の悪運も発揮できず、能力は回避・防御ともに110を割り(なんと総合力ではAIより下)、さらに海のみC、後は全てBという悲惨すぎる地形適応、トドメに搭乗機がリオン・タイプVなので一番マシな格闘すら生かせないという6重苦。おまけに相手になるのは大抵の場合カイなので、事実上OG最弱の敵。さらに経験値基本値はたったの10。強敵が味方になると弱体化するのはよくあるパターンだが、彼の場合は「味方になってからの方が圧倒的に強い」という非常に珍しいパターンである。

小隊長能力(隊長効果)

第2次α第3次α
獲得経験値+20%、獲得資金+20%

固有エースボーナス

OGs
格闘武器の与える最終ダメージ+5%、獲得資金+10%

パイロットBGM

「ACE ATTACKER Ver.W」
アラドのメインBGMで、ヒュッケバインMk-IIIのテーマ『ACE ATTACKER』のアレンジバージョン。ゼオラも同様。仕様上、OG2ではデフォルト曲にならないので注意。特に、OGsのOG2.5ではイベントで書き換わるシーンがないため、最終話でも汎用曲ということになりかねない
「WILD FLUG」
アラドの後期BGM。OG2では使われていなかったが、OGSではこの曲が「ツイン・バード・ストライク」の時のBGMとして設定されている。

人間関係

ゼオラはもちろん、ラトゥーニオウカなど、スクールの仲間達との絆は非常に固い。ハガネヒリュウ改(αシリーズではロンド・ベル隊)へ来た後は、良き出会いに恵まれ、自身の性格の明るさもあって人間関係も広がりを見せている。

スクール

ゼオラ・シュバイツァー
スクール時代からのパートナーで、アラドの愛機・ビルトビルガーと対になるビルトファルケンのパイロット。彼女とは普段から痴話喧嘩が絶えず、また心配からかいつも何かと口やかましく世話を焼かれ子供扱いされているものの、アラド本人としては仕事上のコンビ以上の感情を持ち常々ゼオラの事を守ってやりたいと思っており、互いに秘めた感情をなかなか表には出さないものの強く想い合う関係。後に、新生特殊戦技教導隊でも同僚となる。
ラトゥーニ・スゥボータ
スクール時代の仲間。訓練・実験の結果、戦えなくなり捨てられる。ハガネに回収された後、彼女と再会を果たすことになり、これがアラドに大きな影響を与える事になる。後に、新生特殊戦技教導隊で同僚となる。
オウカ・ナギサ
スクール時代の仲間。アラド達にとっては姉的存在。スクールの中でも最強の実力者だが、強化による寿命の短縮も進行している。調整を受け、記憶を操作された彼女にアラドは『昔の優しい姉さんに戻ってくれ』と訴え続ける。その願いが叶ったのは、皮肉にも彼女の最期がすぐそこまで迫っている時だった。
アギラ・セトメ
スクールの研究者。ゼオラ、ラトゥーニ、オウカに非人道的な強化や調整を行い、自分達スクールのメンバーをクラスとナンバーで呼ぶなど、絶対に許せない存在。なお、フェフにアラドの遺伝子データを提供したのは彼女。
クエルボ・セロ
スクールの研究者。クラスと数字でしか呼ばれなかった自分に、人としての名を与えた人物。後に死別してしまう。
アードラー・コッホ
スクール時代、アラド達に過酷な調整を強いた人物。アラドが登場する時期には既に死亡している。ゲーム中で直接会話する場面はないが、ラトゥーニを一時再起不能にまで追い込んだ彼を嫌っていた。

マシンナリー・チルドレン

イーグレット・スリサズ
マシンナリー・チルドレンの一人。OGシリーズでは自分のベースが落ちこぼれのアラドであることを認めようとせず、激しい憎悪と殺意を剥き出しにしている。アラド自身も、人を見下し、自分らブーステッド・チルドレンをナンバーで呼ぶ彼らを嫌っている。
イーグレット・アンサズ
マシンナリー・チルドレンの一人。OGシリーズでは自分のベースであるアラドを見下しており、淡々と抹殺しようとする。内面ではスリサズ同様、アラドに憎悪と殺意を抱いている。
イーグレット・ウルズ
マシンナリー・チルドレンの長兄的存在。OGシリーズでは彼のベースもまたアラドであり、アラドに憎悪と殺意を抱いている。
イーグレット・イング
マシンナリー・チルドレンにしてバルシェムシリーズである彼もまたアラドがベースになっている。ただし、両者の交流はあまり多くない。それにしても、かつてアラドが別世界でバルシェムの一人と深く関わったことを考えると、これも運命的なものなのだろうか。

その他

カイ・キタムラ
捕虜としてハガネに連れてこられたアラドの意思を尊重し、これからの行動を彼自身の判断に委ねた。後にアラドは彼が指揮官を務める新生特殊戦技教導隊へスカウトされ、彼の部下になった。無鉄砲なアラドを叱責しながらも、彼の成長を期待している。OG2ndの『ガイダンスシナリオ』ではヴィレッタに代わって講師を務める。
ラーダ・バイラバン
クエルボと繋がりがあったことから、アラドに行われていたスクールの強化措置を解析していく。ゼオラのリハビリにも協力した。クエルボが最期に彼女へブーステッド・チルドレンを託した為、インスペクター事件後はアラドがスカウトされた新生特殊戦技教導隊のスタッフとなる。
ラミア・ラヴレス
OGシリーズでは、彼が自分をナンバーと呼んで構わないというラミアに驚き、人として生きることの大切さを伝える役割を担った。後にラミアが新生特殊戦技教導隊の副官となったため、アラドは彼女の部下になった。
マリオン・ラドム
アラドの荒削りながら光るものがある操縦センスと、突撃からの接近戦を好む戦闘スタイルを気に入り、ビルトビルガーを彼向けに調整した。
イーグレット・フェフ
OGシリーズでは強化されたアラドの身体的な能力を高く評価しており、彼の遺伝子情報をベースにマシンナリー・チルドレンを生み出した。
ユウキ・ジェグナン
ノイエDCにおける上官。冷静さを欠くゼオラを制止し、撤退を命じる事があった。ゼオラとほぼ同時期に仲間になる。
リルカーラ・ボーグナイン
ユウキと同じく、ノイエDCにおける上官。面倒見がよく、ゼオラやアラドの事を案じていた。ユウキと共に仲間になる。
アーチボルド・グリムズ
ノイエDCの指揮官。ゼオラを取り戻そうとするアラドの心理を看破し、ゼオラを単独で出撃させるなど、知略に長けた卑劣漢。後に敵対。
シャイン・ハウゼン
ラトの親友として紹介される。彼女の機体の関係でアラドとラトが出撃する時は同行する事が多い。アニメでは彼女がDCのために国を失った事を聞き、アラドが罪悪感を覚える場面があった。
キョウスケ・ナンブ
同系列機体のパイロットである意味先輩格。OG2中盤ではアラドにアルトのデータを渡している。「Record of ATX」ではリオンでアルトアイゼンに突っ込んできたアラドに軽く引いていた。
イルイ・ガンエデン
記憶喪失の少女。自分と境遇を重ねたわけでないが、何事にも前向きなアラドの姿勢にイルイも元気付けられた。そしてガンエデンとして最期を迎える瞬間、その身を挺してイルイを救出することに成功する。
クォヴレー・ゴードン
第3次αの主人公の1人。彼を主人公に選択すると、アラドとゼオラを通じて彼が人間らしさを手に入れる様子が描かれる。なおスペシャルステージではゼオラと事実上の恋人関係である事に全く自覚がなかったアラドに対して呆れた表情でツッコミを入れていた。
ヴィレッタ・バディム
第3次αのオプションである『ガイダンスシナリオ』ではアラドの講師を務め、ゲームの操作法を懇切丁寧にレクチャーしてくれる。
アクア・ケントルム
彼女のとある発言に対し、あきれていた。

版権作品との人間関係

ヤザン・ゲーブル
第2次α』の序盤でティターンズ残党に所属していた頃、上官だった人物。アラドは彼に「使える奴になるかもしれんぞ」と見込まれた。封印戦争(=『第2次α』)を生き抜き、『第3次α』にも登場。クォヴレーを主人公に選択すると、アラド、ゼオラとの因縁も描かれる。

名台詞

共通

「自分はアラド・バランガ曹長……以下同文であります」
初登場時の自己紹介。ゼオラに続く形だったためこうなったが、ダメ出しを喰らってのテイク2では力強く言い直すだけだった。
「よしっ、ピンチだ! …もとい、チャンスだ!」
戦闘時のセリフ。彼の戦闘スタイルである『ピンチとチャンスは紙一重』を如実に表しているセリフ。
「アインス!」「ツヴァイ! ドラァァァァイッ!!」
ビルトビルガーのビクティム・ビークによる攻撃時に発するセリフ。『アインス』『ツヴァイ』『ドライ』は、それぞれドイツ語で『1』『2』『3』を表す為、ニュアンスとしては「ワン! ツー! スリー!!」と、呼吸を整える為のセリフである。ツイン・バード・ストライクの場合は、呼吸を合わせる為にゼオラと共に叫ぶ。技の名前こそ英語だが、機体名がドイツ語なので、この掛け声は矛盾しない。

OGシリーズ

戦闘台詞

「3・2・1、凶星来たぁぁぁぁ!」
五黄殺使用時。「仮面ライダーフォーゼ」ネタである。
「グルンと回って、ガスッと行くぜ!」
グルンガストシリーズ搭乗時。説明の必要はあるまい。
「ヒュッと飛んで、バインとぶっ飛ばしてやる!」
ヒュッケバインシリーズ搭乗時。

インターミッション

「BMセレクト、おれ好み! ブースト!!」
「うおおおりゃああああ!」
OG2』第11話(『OGs』では第18話)月ルート「戦うべき敵」より。この台詞と共に、ビルトファルケン・タイプLのBMを接近戦用に書き換えてしまった。OSの調整がろくに済んでいない状態にも関わらず、強引に使いこなしてガーリオンを次々と撃墜した。高い潜在能力の一部がここで発揮されたが、最後は相手が悪すぎた
「な、名前がナンバー……! それでいいんスか、ラミアさん!? いいわけないでしょう!!」
『OG2』第28話(『OGs』では第35話)「楽園からの追放者」より。ラミアの正体がWシリーズの一体「W17」と知られ、「今後はそう呼んでもらって構わない」と言われた際に。
彼も「ブロンゾ28」としてではなく一人の人間として生きることに拘りを持っており、ましてや仲間であるラミアを「人形」扱いされることには到底受け入れなかったのだろう。
「その出来損ないの中からお前が生まれたんだろうが!」
「だから、お前もおれと同類なんだよ!!」
『OG2』第36話(『OGs』では第44話)アースクレイドルルート「眠れ、地の底に」に於けるスリサズ撃墜時の台詞。アラド達を最後まで「出来損ない」と見下していた彼を上の台詞で断じた。
「お前だけじゃ……お前だけじゃ助けられないかも知れねえだろ!」
「……もう、見たくないんだよ。オウカ姉さん…ラミア少尉……大切な人を助けられないなんて……光景は」
OG2.5及びOG外伝の中盤より。ヘルゲート戦の後、周囲の助けを借りずに一人で妹を助けようと考えていたコウタに対して。
「駄目だ、ラトは連れて行けない!」
「アギラの所へ戻ったら、ラトはラトじゃなくなる!」
「昔のラトは笑わなかった。俺は……俺は今のラトの方が好きだ!」
「ジ・インスペクター」にて、オウカにアギラの下へ戻る事を拒否するラトゥーニを連れてくるよう指示された際の台詞。
アラド「これで、良かったんだよ…多分…」
ラトゥーニ「アラド、ごめん…ううん、ありがとう…」
アラド「いいんだ……」
アラド(姉さんがあの様子なら、ゼオラも今頃……)
上記の台詞の後、オウカが撤退した際のラトとの会話。オウカの豹変を目の当たりにした事により、ゼオラに起こるであろう変化を予測し、ゲームではゼオラと再会するまで曖昧だったアラドが連邦側で戦う明確な理由を前以て持たせている。
「あ……アギラ・セトメぇぇぇっ!!」
「てめえ……てめえ、よくもゼオラを……!」
「よくもゼオラをぉぉぉぉっ!!」
「紅の幻想」でのゼオラ撤退後の赫怒の絶叫。「百舌と隼」を通っている場合にこの台詞が出る。
「お、俺……俺、感謝してます!博士が、俺達に名前をくれた事…!」
「ジ・インスペクター」にて、クエルボをラピエサージュ・ファントゥームのコックピットまで導いた際の台詞。これがクエルボとの今生の別れになると悟っていたのであろう…
「脱出するぞ、ゼオラ、ラト…」
「行くんだ!俺達は、生き延びるんだ!それが、それが、姉さんの…願いだ……!」
「生き抜くんだ…姉さんや、セロ博士達の事を、忘れないために!」
「ジ・インスペクター」にて、オウカがアギラと共に戦死した後の台詞。
「だから言ったんだ……ここから退けって……」
OG2ndの第56話にて、アルジャンクラスのブーステッド・チルドレンが戦死した後の台詞。ちなみにアイビスも43話で似たような発言をしている(こちらはアラセリに対して)。
「え? Gアゲインじゃなくて?」
OGSの中断メッセージにて。実は第3次αの中断メッセージにて、ゼオラがこの台詞で〆るパターンがあり、そのネタ。
「いつも傍にいて口やかましいけど…俺にとって一番大事な人さ」
「ジ・インスペクター」エンディングにて、ゼオラに「私との約束以外に守るものって何?」と訊かれたのに対しての台詞。これを聞き自分の事だと知ったゼオラは頬を赤らめ、照れ隠しなのか直後「どうして今まで言ってくれなかったの!?」と詰っていたが、彼女としては内心待ち続けていた部分もあったのかもしれない。

αシリーズ

第2次α

「ウマい! やっぱ、強い部隊ってのはメシも違うな。おかわりしていいッスか?」
第4話「守るべきもの、倒すべき敵」インターミッションより。「敵方の捕虜になった」という状況を意に介さない明るさで、3人分も食事を平らげる(更にこの後ライス大盛りのおかわりを頼む始末)。全く悲愴感の感じられない様子に、彼の様子を見に行った一同は絶句していた。
コウ「過去の記憶がない…ということか?」
「まあ、そうッスけど…別に気にしてません」
「スクールなんかに入れられたくらいだから、どうせロクな過去じゃないんだろうし」
同上。自分の出自を答えた後のやりとり。思考停止の類ではなく「気にしても仕方のない瑣末事」と捉えているのが見て取れる。
「ち、ちきしょう……! ちきしょぉぉぉぉっ!!」
(中略)
「ちきしょう!! さあ、どっからでもかかってきやがれ、この野郎!!」
「クロスボーンだろうが、バグだろうが! どいつもこいつも、おれが叩き落としてやるっ!!」
同上。コロニーへ向けて発射されたバグを後目に、乗機と共に戦域を去ろうとするが、思い留まってロンド・ベル隊に加勢する。ゼオラとの約束を天秤にかけても、さすがに目の前で起ころうとしている大量虐殺を見過ごす事は出来なかった。この事が契機になり、本話終了後ロンド・ベル隊に正式加入する事になる。
「やれるとは言えない…でも、やるしかないんだ!」「…って、アムロ大尉も一年戦争中に言ってたと聞いてます」
最終話「争いのない日々を、荒野に花束を」より。嘘発言も多いため、ゼオラに「それ、ホントなの!?」と問われるが直後にアムロ本人が肯定する。

第3次α

「おうよ! 撃墜王……もとい撃墜され王のこのおれが、そう簡単にくたばるかってんだ!」
クォヴレー編第13話「君と戦場で」より。ゼオラの元に戻った際の台詞。あまり褒められた称号では無いが、裏を返せば何度撃墜されても死なずに生還しているということでもある。実際、史実上のエースパイロットにも撃墜されてはしぶとく生還して出撃した例は多い。なお、第2次OGでは「撃墜王」「撃墜され王」両方の名前のトロフィーが存在する。
「もうおれ達だけで充分なんだ…。記憶を消されて、わけもわからず戦わされ…それが正しいって思い込まされる…」
「イルイや他の子をおれ達みたいな目に遭わせたくねえんだよ…!」
第28話「いつか星の海へ」より。さまざまな敵勢力に追われているイルイがアラド達から遠ざけている状況を不安に思っていたゼオラ達に対して。自身や前作でナシム・ガンエデンに操られたイルイの境遇を理解しているアラドだからこそ言える台詞である。
「成仏してくれよ、ヤザン大尉…あんたは生まれてくる時代を間違えたんだよ、きっと…」
第51話「終わらない明日へ」より。戦死したヤザンへの手向けの言葉。
彼に対する複雑な思いが去来しているかのようなアラドの顔グラフィックも印象的。
「所詮はお前も人間ってことだ。これで余裕ぶちかましてくれたら、俺だって呆れたぜ」
第59話「果てしなき流れの果てへ」のインターミッションより。クォヴレーに対して。
「おれ達も歌うぜ、ゼオラ!」
「音痴なんて気にするな! 好きなように歌やいいんだ!」
最終話「今遥か遠い彼方・・・」or「終焉の銀河」より。よりにもよって、弱体化したケイサル・エフェスへの総攻撃という重大な局面で、ゼオラが音痴である事を暴露してしまった(状況が状況だけに誰も気に留めなかったが)。

迷台詞

第3次α

「やぁぁってられないぜぇっ!」
第19話月進行ルート「悪夢への招待状」より。のような決め台詞を作ろうとした際の失敗。聞いていたクォヴレーからは「それは……愚痴か?」と呆れられていた。
Vの字斬りだ! 光牙剣だ! 雲燿の太刀だ!」
第45話ボアザンルート「もう一つの母星ボアザン」より、豹馬ダンゲルの一騎打ちでの一言。完全に野次馬になっている。
「そうっスね。おれ達、お互いはともかくプレイヤーは全員のこと、よく知ってるわけですし…」
スペシャルステージ開始早々いきなり飛び出したメタ発言。
「お…おれとゼオラってカップルだったのか…!?」
スペシャルステージでアイビスからゼオラを自分の彼女扱いされたことに対し、いまさらのように聞き返す。クォヴレーからも「今さら何を言っている」と言われる始末。
「星を守る龍に虎にツバメ、鯉…すごい包囲網だぜ!」
クォヴレー「ああ。これではキョジンもどうしようもないだろう」
スペシャルステージで真・龍虎王の活躍を見て。何気にセ・リーグの全球団のマークがそろっている。
「はい! 答えは『運任せ』です!」
ヴィレッタにゲーム中に困ったら一体何をすればいいかと問われて。間違ったら戦闘終了後の食事を一品抜かれるとのことだが、このあんまりな回答にマイから「これは全品没収決定だな」と駄目出しを食らった…。

その他

「あいつ……食ったらうまいかな?」
OGSにて、アインスト系ユニットとの戦闘台詞。アラド以外には絶対出て来ない発想である。
「分離したら強さは半分!…だったらいいなぁ…」
OG外伝での模擬戦時におけるグルンガスト参式に対する特殊台詞。上記のしょんぼり顔でこの台詞が出る。

搭乗機体・関連機体

バンプレストオリジナルキャラの中でも、シナリオ上必ず搭乗する機体がかなり多い。

ビルトビルガー
第2次α時代からのアラドの搭乗機体で、後期搭乗機体だが他の主人公キャラ達の前半の搭乗機体と同じ時期に発表されていた。第2次αではアラドの窮地にレーツェルが搭乗して持ってきてくれて乗り換える。Mk-IIIとの相性が良くなかった彼にはぴったりの機体だったようだ。OG2では各種武装がアラドの操縦のクセに合わせて用意されているという設定。実体弾のライフル、長めの実体剣など、彼の為に用意された機体という理由付けがされている。
ヒュッケバインMk-III・タイプR
第2次αにおける序盤の搭乗機。射撃戦主体の為、相性はあまり良くなかったと言える。そのためか第2次αではグラビトン・ライフルはオミットされ、最強武器はファング・スラッシャーとかなりデチューンされている。ちなみにαシリーズでは後にトロンベ仕様になるが、OGシリーズでは逆にトロンベから通常仕様となる。

OGシリーズのみ

リオン
OGシリーズでは、初期はこの機体に乗っている。最初はタイプVだったが初陣で落とされ、以降のイベントではタイプFに乗っている。機体の剛性が低く、突撃戦法に拘りを持つアラドとは相性が悪かった。
ビルトファルケン・タイプL
相方の機体の別機種。OG2でマオ・インダストリーヴィガジ率いるインスペクターに襲撃された際、脱走を試みて搭乗する。結局ヴィガジのガルガウに撃墜されて脱走も失敗したが、設計者のカーク・ハミルマリオン・ラドムは、アラドの破天荒な機体の扱い方に興味を抱いた。アラドが無茶をしなければ、ビルトビルガー・タイプLとの合体攻撃も有り得ただけに残念。
量産型ヒュッケバインMk-II
メキボス率いるインスペクターがマオ社を襲撃した際、同社メンバーやヒュッケバインMk-III脱出までの時間稼ぎの為に搭乗。ファルケンでの戦いぶりを見ていたラドム博士の手で、アラド向けの接近戦用の実体武器が装備されており、超強力な換装武器ブーストハンマーを使用している。このブーストハンマーは、条件を満たす事で入手可能。教導隊でもモーションパターンを制作するという都合上から普段は青いMk-IIに搭乗している。
量産型ビルトシュバイン
ジ・インスペクター以降はヒュッケバイン系統が使えないためこちらに搭乗している。
アルブレード
キョウスケがアラドの操縦の癖に合わせた武器を持つ機体として挙げ、搭乗することになる。
バルトール
ODEシステムの影響で鬱陶しい。能力の低さからてかげんを発動させ易いのでさっさとHPを減らしてしまおう。

αシリーズのみ

ザクIIF2型
設定によりBGMが「MEN OF DESTINY」に変化する。いつもと違ったアラドが見られる。
バーザム
敵時では低過ぎる性能だが、味方仕様になるとかなり強化され頼もしい。というかMk-IIより強い。