セレーナ・レシタール
セレーナ・レシタール | |
---|---|
外国語表記 | SERENA RECITAL[1] |
登場作品 | |
声優 | 佐藤ゆうこ |
デザイン | 河野さち子 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
SRWでの分類 |
パイロット 主人公 |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
生年月日 | 7月21日 |
年齢 | 推定20代 |
髪色 | 紫桜桃 |
髪型 | ロングヘアー |
血液型 | AB型 |
所属 | |
軍階級 |
元・少尉(αシリーズ) 少尉(OGシリーズ) |
好きな食べ物 | スパニッシュ・オムレツ |
セレーナ・レシタールは『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』の女性主人公の一人。
概要[編集 | ソースを編集]
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ[編集 | ソースを編集]
連邦軍の特殊部隊「チーム・ジェルバ」の生き残りで、潜入工作及び格闘が得意な女スパイ。スタンビュート(電磁鞭)を自在に操る美女で、自立型のロボットエルマをパートナーとし、チーム・ジェルバを壊滅させた敵と、隊の最後の任務だったミッション・ドールの謎を追う。
乗機はASソレアレスだが、物語中盤で大破し、後に同機に大幅な改修を施したASアレグリアスに乗り換えた。なお、ASアレグリアスに乗り換える前に、一時的にゼ・バルマリィ帝国の機体であるエスリムに搭乗し、敵本拠地からの脱出に使用した。
特殊な訓練を受けたデュオと対等に渡り合う頭脳と格闘能力の持ち主で、歴戦の艦長であるブライトをして腹の探り合いでは負けると言わしめる。また、原種とも生身で互角に戦える上、毒物などに対する耐性も常人のそれを凌駕する、挙句の果てにEDでASアレグリアスを自爆させて生身でベガリオンにしがみつき、地球圏に転移、帰還する(スレイは全く気付いていなかった)など、超人的な肉体の持ち主でもある。
自分の目的達成の為には泥をすすってでも、という気概の元に行動し、パートナーのスレイの乗るベガリオンを撃墜した事もある。この行動の為に、味方からの信頼をほぼ完全に失う。その後、しばらくはアイビスとスレイ以外には邪険に扱われる事が多かったが、徐々に信頼を取り戻していく。
戦闘中、「変幻自在のこの動き、見切れるかしら?」という台詞を言うが、多くの人が「変幻自在なのはお前の胸だ!」とツッコミを入れたとか入れないとか。先述した通りの超人的な肉体の持ち主だが、女性的な体つきをしており、誰もが認めるナイスバディである。しかし、エルマ曰く『昔から女の武器を使うのが下手』なタイプ。もっとも、その事は本人も認めており、エルマに対してムキになる一面も。気に入らない相手には強烈な毒舌を交えた啖呵を切る事が多く、彼女の戦闘前会話はある意味、見ていて気持ちいい。
ガサツで物臭な性分の反面、世話好きなところも有り、指南役として誰かに物事を教えるのが楽しいらしい。また、赤ん坊に懐かれたり、大自然の風景を見るのが好きだったり……という意外な一面も併せ持ち、実は優しく綺麗な心の持ち主である事が窺える。
好物はスパニッシュ・オムレツ。混じりけのない赤(色)を好む。会話にスペイン語を混ぜている事、搭乗機の名前・技名などを併せて考えると、スペイン人またはスペイン系と推測される。ちなみに、ファーストネームの『セレーナ』はドイツ語の『Serenade(セレナーデ=小夜曲の意)』、ファミリーネームの『レシタール』はフランス語の『Recital(レシタール=リサイタル・独奏会・独唱会の意)』に由来する。なお、彼女が所属していた『チーム・ジェルバ』のメンバーの1人・ノクトゥールはフランス語で『夜想曲』を意味する『ノクテュルヌ』に由来する。
彼女を主人公に選ぶと、物語序盤は『機動戦士ガンダムSEED』のストーリーをザフト視点から追うという、一風変わった展開を楽しめる。その為、アスランやイザーク、ディアッカといった、ザフトの面々との絡みが多い。また、エマやルーなど、UCガンダム系の女性キャラとの会話も多い。
バンプレストオリジナルの主人公には珍しいダークヒーロー路線で、女スパイという設定に加え、αナンバーズの敵勢力となるザフトに所属したり、裏切りを重ねたり、一部のボスクラスの敵キャラからは『憎悪の力』に一目置かれていたり、敵増援BGMである『忌むべき訪問者』と共に登場したり……と、ダークヒーロー像を語るエピソードに事欠かない(尤も、後にアレンジ版である『忌むべき来訪者 Ver.Z』がある主人公部隊の出撃時に使われた)。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。担当声優の佐藤ゆう子氏は当作品でスパロボ初参加(ジュリ・ウー・ニェン役も兼任)。リアル系女性主人公で、エルマと共に行動する。他3人の主人公と比べると過去シリーズとの絡みが少ない。
- 能力は優秀なのだが、デフォルトの誕生日・血液型で「必中」も「直感」も覚えない為、リアル系のボス戦での命中率に難があり、アレグリアスのマップ兵器も肝心な所で外れる事が多いので、デフォルト設定で使うなら「感応」のサポートが必要。「必中」や「直感」を覚える誕生日と血液型のパターンを選ぶ方が賢明なのだが、それらを覚えるパターンが少ない点には要注意。
OGシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
- 「チーム・ジェルバ」に所属していた頃の時間軸で登場。同僚と共にラ・ギアスへ召喚され、その後シュウに同行することになるのだが…? OGシリーズへの登場はαシリーズ主人公の中で最も遅くなった(クォヴレーは『OGs』や『DW』に登場していた)。
- ヒューゴは前日譚にあたるOG外伝ではMXおよび第2次OGと違う制服を着ていたが、セレーナの衣装は第3次αのままで、アルバーダやシンフォーニアと違ってチーム・ジェルバのジャケットを着ていない。
- ガエンと同じく幼少期の記憶がないこと、とある敵対組織の一員として地球連邦軍と戦い降伏したところで隊長との出会いがあったなど、チーム・ジェルバに所属する前の過去の話がわずかながら語られている。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- バラルの園ルートのシナリオ『草燃ゆる』でスポット参戦。チーム・ジェルバ壊滅の経緯が描かれる。戦闘台詞もこのシナリオでのみ聞ける。
- 前半戦で精神ポイントを使い果たしてしまうと、後半戦におけるスペクトラとの一騎打ちが出来なくなる。一騎打ちに行くとターン経過でイベント処理されるためシナリオ進行に問題ないが、セレーナとスペクトラの戦いを楽しみたいプレイヤーは何時でもプレイできるよう、セーブデータを保存することを勧める。
- このシナリオのセレーナはゲシュテルベンのカーバー・テンペスト使用時の台詞が専用のものになっており、しかも対スペクトラ用のパターンもある。攻撃前でなく、攻撃中の台詞が変化するのは『OGシリーズ』では珍しく、イベント戦闘ならともかく任意の武器での戦闘では異例の仕様である。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
小隊長能力[編集 | ソースを編集]
- クリティカル率+30%
- 『第3次α』で採用。
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- 気力140以上で、最終回避率+10%、クリティカル発生率+30%
- 『OGDP』で採用。見切りと小隊長能力を合併したような内容だが、発動に要する必要気力が高め。一応『OGMD』でもこれだが、スポット参戦なので普通は見ることは無い。
専用BGM[編集 | ソースを編集]
- 「CRYING SURVIVOR」
- 意味は直訳すると「泣いている生存者」となる。
人間関係[編集 | ソースを編集]
チーム・ジェルバ[編集 | ソースを編集]
- シンフォーニア
- チーム・ジェルバの隊長。
- アルバーダ・バイラリン
- チーム・ジェルバ時代の同僚でありセレーナにとっての先輩。第3次αでも名前のみ登場していた。『OGDP』では彼と共にラ・ギアスへ召喚されることとなる。上記の命名法則からすると、由来はおそらく「序曲(ouverture)」とスペイン語の「ダンサー(bailarin)」。『OGDP』がセレーナにとって序章になることを考えると、このタイミングでの本人の登場も偶然ではないかもしれない。『OGMD』では目の前で失い、復讐を決意する。
- ノクトゥール
- 『第3次α』で名前のみ登場していた元同僚。アルバーダとは異なり『OGDP』には登場せず。
- エルマ
- 相棒。セレーナが心を開いている数少ない相手。αナンバーズでの信用はセレーナと比べて月とスッポン。言うまでもなく、スッポンはセレーナ。
プロジェクトTD[編集 | ソースを編集]
- スレイ・プレスティ
- 相棒その2。一度、スペクトラの目をごまかす為に撃墜した事はあるが、その事で恨み言一つ言わず、その後も仲間として付き合っている。OGシリーズでは『OGDP』のとある場面での対決が初対面になるのだが、戦闘前会話では特にスレイとの会話はなかった。次回作以降このときの出来事がどう影響するか気になるところ。
- アイビス・ダグラス
- 相棒その3。ベガリオンが大破している間、スレイがツグミの代わりにアルテリオンのサブに回った為、アルテリオンのメインパイロットである彼女もセレーナのパートナーを自称する事に。
- ツグミ・タカクラ
- アルテリオンのサブパイロットであり、アイビスのパートナー。セレーナの愛機・ASソレアレスに大幅なカスタマイズを施し、ASアレグリアスへと生まれ変わらせた。
- イルイ・ガンエデン
- 神の巫女。保護対象。チームTDと共に、彼女を守っていく事になる。
ゼ・バルマリィ帝国[編集 | ソースを編集]
- スペクトラ・マクレディ
- ライバル。序盤はチーム・ジェルバの仇敵として憎んでいたが、最終的にセレーナは彼女に対し、『あんたはもう1人の私だった』と、自分の心の闇を認める発言をする。
- アルマナ・ティクヴァー
- 当初は彼女の世間知らずっぷりを嫌っていたが、徐々に彼女の努力を認めていく。
- ケイサル・エフェス
- セレーナの憎悪を利用しようとしていた。ちなみに、クルーゼも、セレーナの原動力は『深淵にも似たあの異常なまでの憎しみだった』と発言しており、セレーナが主人公として異質なことを証明している。
- ヴィレッタ・バディム
- スペクトラとはオリジナルとクローンの関係にあり、こちらがオリジナルである。スペクトラと同じ容姿をしていた為、セレーナの誤解を受け、戦闘になるが、すぐに誤解は解ける。
鋼龍戦隊[編集 | ソースを編集]
- ゼオラ・シュバイツァー
- 『第3次α』のスペシャルステージで自分のセクシー路線を彼女に引き継がせようとした。
ラ・ギアス[編集 | ソースを編集]
- シュウ・シラカワ
- OGシリーズでは「地上人召喚事件」にて彼と行動を共にする事になる。彼もまた、(形こそ違えど)復讐のために行動している人物である。
- サフィーネ・ゼオラ・ヴォルクルス
- OGシリーズでの仲間。服のセンスなどにお互い自分と似た物を感じたのか、すぐに意気投合する。また、ラ・ギアス人の仲間の中では一緒に行動する機会が最も多い。
ゾヴォーク[編集 | ソースを編集]
- ヨン・ジェバナ
- OGシリーズでの仲間。面と向かって言うことは少ないが、内心や援護セリフでは年若く真面目な彼女を気遣う描写が多い。正体を知っても特に態度は変わっておらず、戦友として普通に接している。
その他[編集 | ソースを編集]
- ヴェスナー・スケリット、リェータ・ウィーバー
- OGMDでは彼らに救助される。
版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- エルピー・プル、プルツー
- エルマ共々、終始仲が良く、後述のジュリを始めとするM1アストレイ3人娘達と共にセレーナとの仲の良さを示すシーンがあった。
- エマ・シーン
- ヘンケン艦長との仲をからかうなど、大人の女性同士の付き合いをしていた。また、裏切り者同士ならではの感情を共有する一幕も。
- ルー・ルカ
- 『喧嘩するほど仲が良い』といった間柄で、真っ直ぐな性格のルーは彼女の裏切りに対して怒りを爆発させた事もあったが、ちゃんと和解を果たした。
- ブライト・ノア
- 序盤からの付き合いで、彼女の身柄の扱いの決定権を握っていた。その反面、『腹の探り合いでは負ける』と、歴戦の艦長である彼が折れる一幕も見られた。
- アムロ・レイ、サウス・バニング
- 彼らからベガリオン撃墜の件で実情を理解しつつも、幾分か怒気を含んだ言い回しで警告を発せられ、セレーナもおちゃらけたポーズを改め従う。
- デュオ・マックスウェル
- 生身で交戦した事があり、特殊な訓練を受けた彼と互角以上の戦いをした。
- 張五飛
- ザフトに潜入していた頃からの付き合い。セレーナは、彼とイザークを似た者同士と見ていた。
- トロワ・バートン
- ザフトに潜入していた頃からの付き合い。無口な事もあり、最も絡みが少ない。
- アスラン・ザラ
- ザフトに潜入していた頃からの付き合い。機械いじりが趣味なので、エルマ絡みのやり取りがある。キラとの和解の時には、自分の事のように喜んでいた。
- イザーク・ジュール
- ザフトに潜入していた頃からの付き合い。当初は彼に敵視されており、戦場で再会した時には彼の怒りが爆発する事もあったものの、最終的には和解を果たした。
- ディアッカ・エルスマン
- ザフトに潜入していた頃からの付き合い。彼が自軍に参加してからは、ミリアリアへの想いを巡って、彼をからかっていた。
- ニコル・アマルフィ
- クルーゼ隊に所属していた頃の同僚。彼の死に、チーム・ジェルバの仲間の死を重ねたのか、沈痛の面持ちを浮かべていた。
- ラウ・ル・クルーゼ
- クルーゼ隊に所属していた頃の上官。彼の闇に早々と気付いており、地球圏の戦乱の黒幕の一人が彼である事に勘付いていた。
- ジュリ・ウー・ニェン
- 他のM1アストレイ3人娘と共にセレーナが面倒を見ていたらしい。彼女も佐藤氏が演じているのでおそらく声優ネタ。
スーパー系[編集 | ソースを編集]
- 兜甲児
- 彼から肩のトゲとスタンビュートを携えたスタイルが、「一昔前の悪の女戦士」風だと評される。言いえて妙ではある。
- 司馬宙
- パレッス粒子の影響でダウンした仲間達を助ける為に協力するが、例の裏切り行為の為にセレーナを信用しなかった。ちなみに、『第3次α』では宙が新サイボーグに進化している為、「鞭使い」という共通点もある。また、対EVA初号機ヨリシロVer戦でのセレーナの戦闘前会話(説得)は、宙の説得を女性風にアレンジしたものである。
- 藤原忍
- 序盤の月進行ルートでエルマ共々、彼をオモチャにして弄ぶが、内心では騒動に注意を奪われ、エルマの機密に気付かない彼らを嘲笑していた。しかし忍のほうもセレーナについてはちゃんと観察していたようで、彼女の人物像について的を射た批評をしている。後にセレーナがバルマー側に裏切ったフリをした後、何食わぬ顔でαナンバーズに戻ってきた際には、セレーナに対して激怒していた。
- 碇シンジ
- セレーナがバルマー側に裏切ったフリをした後、何食わぬ顔でαナンバーズに戻ってきた際に、忍と違って激しい怒りを露にすることは無かったものの、無言のまま静かにセレーナに対して嫌悪感を露にしていた。
- ユウキ・コスモ
- 地球連邦政府に対する苛立ちと憤りを、半ば八つ当たりに近い形でαナンバーズの面々にぶつけてくる彼に対し、セレーナ流の辛辣な言葉を交えて咎めるが、どうやら逆効果だった模様。
- パイパー・ルウ
- 終盤の対バッフ・クランルートでは、数人の女性キャラにあやされる彼の無垢な仕草を見て、縁遠かった母性本能を強く刺激された様子。しかし当人、実際にママになった暁にはエルマにベビーシッターを頼む予定だとか。
- 大河幸太郎
- 「チーム・ジェルバ」壊滅に至る経緯を聞かされ、セレーナの行動原理の一端を把握した事で、彼女のαナンバーズへの編入に許可を出す。
名台詞[編集 | ソースを編集]
戦闘台詞[編集 | ソースを編集]
- 「…変移抜刀疾風斬り!」
- ASソレアレス及びASアレグリアスの汎用武器ソル・レザー使用時のシャウト。変化形として、「変移抜刀十文字疾風斬り」というのも存在する。元ネタは漫画『カムイ外伝』の主人公が使う忍術「変移抜刀霞斬り」。
- 「見えない恐怖に斬り刻まれな…!」
- ASアレグリアスのMAP兵器インビジブル・アサシン使用時のシャウト。えらくドスの利いた口調が、物騒な台詞をより際立たせる。
- 「グラシアス…そして、アディオス…!」
- ASアレグリアスの必殺技「ルス・バイラリーナ・バイレ」のトドメ演出における決め台詞。
- 「こういう武器は大好きなのよね」
- OGシリーズにおける換装武器「ステルス・ブーメラン」使用時。ソレアレスにも装備されていて、意識をさせる。
第3次α[編集 | ソースを編集]
- 「任務の遂行を最優先。人命含む他の損害は後回しよ」
「陳腐な仲間意識は捨てなよ、エルマ…」
「私達にとっての仲間ってのはチーム・ジェルバのみんなだけなんだから…」 - いずれも序盤の戦闘時に発生するエルマとの会話。常に対戦相手の事を気に掛ける彼へ、冷淡に言い放つ。物語前半に於けるセレーナのキャラを象徴した台詞。
- 「まあね…。でも、全額突っ込むわけじゃないし大丈夫でしょ。さ…シャトルを準備して」
- 第2話「フラッシュ・デイ」より。所属不明の部隊に『チーム・ジェルバを壊滅させた敵の手がかり』を求めた時、エルマに「分の悪い賭けですね」と言われて。慎重でありつつも大胆な性格である事が窺える。同じ赤い機体に乗っているパイロットでも、分の悪い方に全額を賭ける男とは随分な違いである。
- 「何それ? どこかの名物のお餅か何か?」
- 第6話「ザ・ビギニング」より。イザークとディアッカを嘲り、ディアッカから「俺達は赤服…ザフトのエリートだ」と言われた際の返答。
- 由来は三重県伊勢市名物の和菓子「赤福餅」から。
- 「隊長もそうされたらいかが? 随分と無理してるみたいですけど。」
「せいぜいとぼけてなさい! その仮面が剥がれる時を楽しみにさせてもらうわ!」 - 第10話「グッバイ・フレンズ」に於けるクルーゼとの戦闘前会話より。ザフトを裏切り、クルーゼに「本性を現した」と言われての返答。序盤にして、既にクルーゼの本性を察していた。
- セレーナ「どう!? 超最大出力のスタンビュートのお味は!」
エルマ「ボクのバッテリーに直結すればセレーナさんのムチは瞬間最大で200万Vのパワーが出せるんです!」
セレーナ「通称『怒りの電気ウナギ』よ!」 - 第15話「遥かなる凱歌」より。オービットベース内に侵入した機界最強7原種を白兵戦で応戦した時の場面。機界最強7原種の一人である肝臓原種にエルマのバッテリーと直結したスタンビュートを食らわせた。流石の機界原種も身体機能に異常を起こす程のダメージを受けてしまう。そして最後の台詞の直後にエルマからは「勝手な名前をつけないで下さい!」とツッコミを言われてしまう。
- 「野蛮な種族に仕掛けてくる自分達が、より野蛮な種族だと気付かないあなた達の理解力には感動すら覚えるわ」
- イデオンを狙って攻撃をしかけてくるハルルに対して。『伝説巨神イデオン』という作品における、争いの原因を真っ向から否定しているセリフである。ちなみに同様の事はOG2でゼンガーもインスペクターに対して言っている。
- 「あらら…不幸の影を背負ってこっちに八つ当たり?」
「ナーバスなのが格好いいのは最初だけってね…」
「あんたは知らないだろうけど地球も相変わらずなんだよ」
「わかるかい?ここにいる子供達と同じ様に親を亡くした子供達が世界中にいるのさ」
「…こっちだってべつにあんた達とケンカをする気はないんだよ」 - 序盤でαナンバーズに険悪な態度をとっていたコスモに対して。同じく第3次αの主人公であるトウマと似たような台詞であるが、彼とは逆にコスモを余計に怒らせてしまった。
- 「見ては駄目、エルマ…!」
「…これは戦争なんだから…」 - 第30話「終わらない閃光」より。ニコルの死に戸惑うエルマに対して。
- 「あんたも夢ってのが有るなら力尽きるまで戦いなよ…! 生き残るためにね!」
- 惑星ラクスでの決戦で、続々と集結する敵勢力の前に思わず弱音を吐いたスレイへの叱咤。何気に初めておちゃらけ無しで、相棒へ放つ説教でもある。
- 「好奇心は猫を殺す…」
「お姫様風情がこんな所にのこのこ出てきた事を後悔するんだね!」 - 第34話「べトレイヤー」より。アルマナ&ルリア搭乗のシュムエルに、奇襲を仕掛けた際の台詞。敵増援BGM『忌むべき訪問者』と共に出現するソレアレスも含め、このステージのセレーナは完全に悪役のノリ。
- 「悪く思わないでね…こっちもそれなりの代価を払う必要が有るみたいだから」
- 同上。スレイ撃墜時の呟き。その言葉通り、仲間たちからの信頼を完全に失った彼女は、ゼロからの返済を余儀なくされる事に。
- 「ありがとうございます…。姫様の御厚意に私、感激して…」
「ヘドが出そうです…」 - 第35話「クロージング・ハート」より。ゼ・バルマリィ帝国に捕まりスペクトラに拷問を受けて傷ついたセレーナをアルマナが優しく接するも、アルマナの優しさがペットに向けるような上から下への施しだと見抜いていたのか、セレーナは感謝するように見せかけてアルマナに反発してみせた。
- 「姫様…確かにあんたは私に親切にしてくれた…。だが、それはペットに向ける優しさ…」
「上から下へのほどこしと同じだったんだよ」
「本当の仲間や友達っていうのは隣で泣いたり、笑ったり出来る相手のことを言うのさ…」 - その後、ショックを受けたアルマナに対して。セレーナがαナンバーズを裏切ってまでバルマーの捕虜になったのは、「仲間」を殺したスペクトラに復讐するためであった。
- 「お前のように生きる意味さえ造られた奴に私の想いがわかるものか!」
「消えろ、人形! 私の想いの中に土足で入り込むな!」 - 追跡してきたスペクトラから、セレーナが無意識の内にαナンバーズを居場所として受け入れつつある事を指摘され、狼狽しつつも気力を振り絞って返した罵声。このシーンは互いにヒステリックな怒声の応酬となっており、2人が合わせ鏡のような存在である事を印象付けた。
- 「………」
「………」
「う…うう…」
「うあああ…うう…ああ…」 - 上述の裏切り行為で自習室に入れられた際、誰もいなくなった直後に一人涙を流していた。彼女の本来の真っ直ぐな人間性が見えた瞬間である。
- 「…こんな事ぐらいしか、私は役に立たないしね……」
- 第41話「銀河が消滅する日」より。敵勢力への監視で手が放せない宙の代わりに、基地内から通信を送る第三者を捕える役目を買って出た際、自嘲気味に洩らした台詞。贖罪の為なのか、憔悴した身体に鞭打って発信者の許へと向かう。
- 「…もう…仲間が…失われるのは……見たく…な…い……」
「ジェルバの…みんなの…仇討ちも…出来ない…。仲間…も…守れない…」
「そんなんだったら……死んだ…方が…いいよ……」 - 第43話「サイレント・クライ」より。スペクトラの凶弾からスレイを庇い、瀕死の状態で吐露した本心。この瞬間、セレーナとスレイ達との間に確固たる「絆」が確立する。
- 「…見苦しい奴だね…」
「自分の思い通りにならないからって駄々をこねる様はお子ちゃまと同じだよ」 - 第44話「マイホーム・マイフレンズ」より。スペクトラに背かれた事で逆上するハザルの稚拙な感情を、バッサリ斬り捨てる。
- 「悪党…あんた達はきっと地獄に落ちるよ…。…私達の手でね」
- 第45話ボアザンルート「もう一つの母星ボアザン」で戦闘終了した後、ボアザン星で人質になっている剛博士やエリカを盾に一矢と健一達を投降させたワルキメデスに対して、怒りを露わにしていた。
- 「ご冗談を。血のドレスはこちらからプレゼントさせていただくわ…!」
- 女帝ジャネラとの戦闘前会話。
- 「頼むよ、神様…。あんたに頼みごとなんて一生ないと思っていたけど…」
「今は心から祈るよ…。あの子を…イルイを助けてやっておくれ…」 - 第48話「失われた者たちへの鎮魂歌」or「銀河に死す」より。イルイが念動力を使い尽して意識を失った後の台詞。
- 「じゃ…待ち人もいない私達は、あの二人を再び泣かすような奴が出ないように戦いますか」
- 互いに嗚咽しながら、再会を果たしたアイビスとイルイを見守りつつ発した台詞。軽めの口調の中にも、決然とした意志が漂う。
- 「ようやく本性を現したようね、ラウ・ル・クルーゼ!」
「それはどうかしら! 今は憎しみの代わりの力が私を前へと進ませている! 昔の縁よ! あんたに私の新しい力を見せてあげるわ!」 - 第51話「終わらない明日へ」に於けるクルーゼとの戦闘前会話。かつてはセレーナもクルーゼと同じく「憎悪」が最大の原動力だったが、多くの仲間と触れ合って成長したセレーナの力の矛先は、クルーゼと大きく異なっていた。
- 「残念だったわね、ボウヤ。やっぱり、あんたにはハッピーエンドを見る資格はないようね」
「身勝手なガキは地獄で人間様の幸せを眺めてな!」 - 第55話「まつろわぬ神」に於けるルアフとの戦闘前会話より。500年生きたルアフをボウヤ呼ばわり。
- 「終わりだよ、ダレット! 怯えろ! 泣け! 叫べ! お前のしてきた事を悔いろ! ダレット!! そして、地獄に堕ちろ! 絶望の中で!!」
- 同上。スペクトラ撃墜時の台詞。ようやく仇討ちを果たした際に積年の恨みを爆発させた。
- どことなく、格闘ゲーム「ザ・キングオブファイターズシリーズ」の登場キャラクターである八神庵を彷彿とさせる言い回しである。
- 「…さよなら、ダレット…」
「だけど、また私達は会うんだろうね…地獄の底で…」
「忘れないよ、スペクトラ…違う星に生まれた別の私…」 - スペクトラの最期を見届け、虚ろに呟いた手向けの言葉。その表情に、宿願を果たした喜びは一切無い。
- 「憎しみや恨みは否定しないさ。それも人間の感情だからね」
「だけどね…だからと言って、それだけで世界を滅ぼすのは、ただの逆恨みなんだよ!!」
「お前を倒せば全てが終わる…そう、私の復讐もね!」 - ケイサル・エフェスとの戦闘前会話、及び特殊戦闘台詞。「人が存在する限り負の想念は集まる」との言葉を認めた上で、その感情を免罪符にする彼のエゴを、セレーナは激しく糾弾する。
- 「アディオス、霊帝……アディオス、私の戦い……」
- 対ケイサル・エフェス限定の「ルス・バイラリーナ・バイレ」のトドメ演出における決め台詞。
- 「…みんなの気持ちは嬉しいけれど、やっぱり私は一緒には行けないよ…」
「銀河を飛ぶのはスレイやアイビス達の夢であって、それに軽々しく乗るのはダメだ…」 - 新メガロード船団の旅立ちを見送りながら、チームTDに同行しなかった理由をエルマだけに告白する。
- 「トウマ! ブリット! 接近戦の極意ってやつを見せてあげる!」
「私の戦い…よ~っく見ておきなさいよ!!」 - スペシャルステージにて。これだけ聞くと「新兵に戦い方を教えるベテラン」という格好いい台詞&シチュエーションなのだが、自身の格好と直後のエルマとの掛け合いで色々と台無しになった。
OGシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「悪くないわね。仲良くなれば服を借りられるかも」
- DP2話「紅蓮のサフィーネ」にて。サフィーネの容姿を見てエルマは「服装の趣味が似ている」と指摘したのに対してこの返答。しかし本当に借りる気だったのだろうか?
- 「エルマのえ・っ・ち」
- 「セレーナの持つ胸の入る服は限られる」と皮肉られてこう返す。わざわざ「・」を付けた上で、しかも平仮名で表記される辺りにセレーナの性格が表れている。またこの皮肉をこぼされた辺り、どうやらエルマの目測ではセレーナはサフィーネの92cmを超えている可能性が高い。
- 「メカフェチの兵士がいれば、意外にいけるかもよ?」
- 「亡者の栄光」にて、情報収集の際にエルマに色仕掛けを振ったところ、案の定拒否されての返し。実行したら本当にいた。
- 「もし、あんたが本当に私を絶望させられたら……」
「その時、見るのは笑顔になるかもね」 - DP21話「扉の外」におけるウンブラとの戦闘前会話にて。第3次α序盤を想起させる台詞であるが、この先セレーナを待つ運命はどのようなものなのだろうか?
- 「何も生み出さない……そうね、その通りかも知れない。けど、けど……!」
「そんな言葉で済むわけがない! あいつはアルを! 私の仲間たちを殺した!」
「この悲しみと怒りを、どうしろって言うのよ!? 復讐以外に、この想いを清算する方法があるの!?」
「ないわ、そんなもの! 私は、あの女を絶対に許さない! この手で殺してやる!!」 - 『OGMD』バラルルート第33話「草燃ゆる」にて。アルバーダやエルマの意志を無視し、仲間を殺されたことで感情が抑えきれず「復讐」に捕らわれるセレーナ。後日談たる『第3次スーパーロボット大戦α』と前日譚『スーパーロボット大戦OG ダークプリズン』『魔装機神F COFFIN OF THE END』を通じてプレイした人にしか分からない「シュウ・シラカワ」と「アルバーダ・バイラリン」二人による「復讐という行為の清算」。シュウもまた復讐をする側される側の矢面に立ちながらも己自身を律し、仲間らと共に乗り越え「完遂」。アルバーダもまたシンフォーニア隊長の教え「チーム・ジェルバ」のチームの仲間として、シュウとの「決着」をつけた。だが、セレーナは仲間を失い一人だけ生き残ったこと、その自分が許せないのかスペクトラとの「一騎打ち」に拘った。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「エルマ!索敵、ジャミング、ロック、ダッシュ、アタック、よろしく!」
- 戦闘台詞。全部エルマに丸投げである。
- 「かあーっ! たまんないねえ、このピュアっ娘達は! これだけでメシが3杯食えるってね!」
- スペシャルステージにおいてミナキとクスハの会話を聞いて。完全にオヤジのそれである。
- 「ゼオラ…あんたには是非とも私の路線を継いでもらいたい…!」
- で、ある意味消去法で残ったゼオラに対し、服のコーディネイトをしようとする。それにツグミが加わり、ちょっとしたカオスな空間になる。しかもこの話題は戦闘中でも続いていた。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- ASソレアレス
- 偵察・潜入任務を主とした『アサルトスカウター(AS)』と呼ばれるカテゴリーの機体。機体の特色を活かして、様々な強化が施されている。
- ASアレグリアス
- ASソレアレスの強化版で、戦闘能力が大幅にパワーアップ。ツグミ・タカクラがカスタマイズした。
- ゲシュテルベン改
- OGDPではこれに搭乗する。エルマ似のロボット「ラルカ」の件も合わせ、告死鳥戦記との関連も気になるところである。
商品情報[編集 | ソースを編集]
脚注 [編集 | ソースを編集]
|