テキサスマック

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テキサスマック
登場作品

ゲッターロボシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
全長 38m
重量 250t
開発者 キング博士
パイロット
【テキサスマック】
ジャック・キング
【ハットマシン】
メリー・キング
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テキサスマックは『ゲッターロボ』の登場メカ。

概要

第21話「アメリカから来たロボット」に登場するアメリカのスーパーロボット

銃を片手にテンガロンハットをかぶり、その風貌はまさにテキサスのガンマン。パイロットはキング博士の息子のジャック・キング。主武装は両腰に差された拳銃で、これは非常に柔軟な変形機構を持ち、状況に応じて剣やライフル、ショットガン、ハンマーと姿を変える。

頭部の帽子はサポートメカ兼武装のハットマシンで、ジャックの妹のメリー・キングが搭乗する。この機体には拳銃と同様の変形機能があり、シールドの役割も果たす。また、アルカリ性のレインコートを内部に収納しており、機体に着せることで、溶解液に耐えることが出来る。

なお、続編の『ゲッターロボG』ではゲッターチームがアメリカまで遠征するエピソードこそ有るものの、残念ながら再登場していない。

OVA『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』にも大幅にリメイクされて登場している。

登場作品と操縦者

初期のSRWでは、出番も使用可能ステージも僅かで、性能も芳しくなく、経験値を与えるのは勿体無い代表のようなチョイ役だった。尤も、元々アニメでも1話限りの登場に過ぎず、原作マニアでなければ知りもしない存在だったろう。

しかし、良くも悪くも制作時代を感じさせるセンスのインパクトがよほど強かったか、登場回数が重ねられると途中離脱しなくなり、併せて性能も強化されていく。原作での活躍度相対でならボスボロットをも超える、スパロボの恩恵を受けた出世株と言える。

上述の強化により原作装備をアレンジしたビームコートを有したり、サブパイロット付きという強みもあり、準一線級に届く作品も見られるようになったが、多くの場合地形適応には難がある。特に、機体側は宇宙Aだが何故かジャックが宇宙Bなので、宇宙戦が多いと活躍は難しい。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
ジャックが搭乗。第1話から参戦するが、第2話で早速離脱するため非常に影が薄い。
第2次スーパーロボット大戦G
FC版とは違って最後まで自軍ユニットとして使用可能。『第1次』を除くと初のレギュラー参戦が本作。武装は射程1のテキサスソードと射程2・非P属性のマックリボルバーしかなく、必然的に接近戦を挑む事になる。精神が充実しているので改造すればそこそこ戦える。
第3次スーパーロボット大戦
完全なスポット参戦。削り役に徹しよう。SFC版のパッケージ裏の画面写真をよく見てみるとテキサスマックが2機いるので持っている人は必見。
第4次スーパーロボット大戦S
スポット参戦。今回はルート次第では登場しない。
今回からメリーがサブパイロットになった。登場ステージではゲッター3と共に海底要塞ブードと戦うことになるが、この時点でのゲッターチームは幸運未収得の可能性が高いため、資金重視ならトドメは幸運持ちのこちらに譲ろう。ロボット大図鑑では「アメリカのスーパーロボットがこれなら、日本のスーパーロボットはチョンマゲ付けないといけなくならないか?」などと突っ込まれ、「○ッドバロン」や「G○ンダム」のノリであると解説されている。
スーパーロボット大戦F
主人公をスーパー系に選んだ場合のみ第2話で加入、リアルロボット系の場合は加入どころか登場すらしない。
2人乗りでそれなりの攻撃力と射程を備えた実弾武器を持ち、飛行可能で更に海適正A。対ヘビーメタル戦や海マップが多い序盤に限定すれば一線級のユニットである。
今回『機動武闘伝Gガンダム』が参戦した為、ロボット大図鑑での伏字も修正されている。
スーパーロボット大戦F完結編
同じくスーパー系のみ登場。メリーの精神コマンドが優秀だが、敵味方共にインフレしている『完結編』では出番はないだろう。下記の武装をフル改造するとMAP兵器が追加される…が攻撃範囲は恐ろしく狭い。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
『第2次』と『第3次』に登場。システムが『F』仕様になったため、メリーの精神コマンドを使用できるようになった。
『第2次』ではFC版と違って最後まで使用可能。他のスパロボではまず二軍落ちするテキサスマックであるが、獲得資金が極めて少ないCB版『第2次』において、ジャックがLv13で幸運を覚えるのが非常に大きい。『F』と違ってジャックの射撃値が他スーパー系パイロットの格闘値と遜色ない高さなので、武器を改造すれば戦闘面でも意外と役立ってくれる。武装は射程6・命中補正+6%のマックライフルと、射程3・命中補正+60%のマックライアットが主力となるが、どちらを改造するか悩みどころ。中盤からエリート兵が増えてくるので、当てやすさであればマックライアットに軍配が上がるが…。ちなみにメリーはLv19で激励を覚えてくれるが、初期SPがたったの25しかなく、残念ながらある程度無理をしないと最後まで使用できるレベルまで届かない。
『第3次』はSFC版と同じくスポット参戦となる。もう終盤という時期なので戦闘にも参加しづらく、メリーの信頼を使うくらいしか役立つ事はないだろう。今作では偵察が貴重なので、『第2次』と同じく序盤から参戦してくれればよかったのだが。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
中盤でゲッターGに乗り換えるタイミングで仲間に。武装が増え性能も向上した。装甲も主役格のスーパーロボット勢に負けていない。が、もっと強い機体が多い……。なお続編の『α外伝』には登場しないが登場予定はあったのか没データが確認されている。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
PS版より強力になっている。特に攻撃力が全体的に向上。本機の最強武器テキサスハンマーの攻撃力はダンクーガの断空砲と同等(初期値が同じ。改造の上昇率は断空砲より低い)。そんな武器が無消費で使用可能だと思うと中々の性能。ただし、ジャックが相変わらず宇宙Bな為、終盤などでは使用に耐えない。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
シーン2「大激突」から自軍に参加。装甲運動性共に低く扱いにくい。長い射程のマックライフル、P属性有射程で命中率+20%のマックライアットと武器の性能自体は悪くないのだが……。
なにげに、全ての地形適応がA。
スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
オリジナルとほぼ同様で装甲運動性はかなり低い。ただし、援護システムにより序盤は援護攻撃で活躍できる。強化パーツスロットも4つなのでV-UPユニットと相性がよく、援護メインで使えばそこそこ使える。ただし、ジャックもメリーも一切攻撃力アップの精神コマンドを修得しないのが最大のネック。
スーパーロボット大戦COMPACT2
第1部シーン4のステージ22を三番目、四番目に選択すると増援として登場し、第3部でも使用可能となる。前作に比べて攻撃力や地形適応が下がってしまい、かなり厳しい能力に。それでも下手なMSに比べれば強く、相変わらずV-UPユニットとの相性も良い。キング兄妹の精神コマンドは相変わらず有用な物が揃っているので、そちらを目当てに使うのもあり。
スーパーロボット大戦IMPACT
本作での自軍加入は「Gの咆吼」を1-2番目に選択することだが、ムービー「初代ゲッターVSゲッターG」(3-4番目選択)の入手と二択であり、両方手に入れたい人は分岐点から2度やり直すという手順を踏む必要がある。なお戦闘デモにも登場している。
今回はシールド・長射程+狙撃・高火力(持ち、しかも最強武器は無消費)・2人乗りで多様性のある精神コマンド・援護持ち・パーツスロット4とかなり優遇されている。高い改造段階によって一線級の性能を持てるのだが、フル改造時の装甲はダイターンより40低い程度と全体で見ても高い方。HPも高くなるので、盾があるうちはスーパー系でも上位の耐久力(鉄壁を除く)。さっさと気力110に上げてやる他、高性能レーダーで利便性を強化するのも選択肢の内。地形適応の問題か、空に対してはテキサスハンマーよりもテキサスビームの方が最終威力が高くなる場合がある。欠点としては、装甲無改造状態ではダイアナンAと同等程度しかなく、鉄壁を覚えない。またパイロット側の能力と主力武器の命中補正が低いところ。なお修理費が1800と妙に安く、例えばガンダムMk-IIは2000、ダイアナンAは4000もある。帽子の変幻自在ぶりといい、いったいどんな技術なのだろうか。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
SRWでも珍しいレインコート装備状態のグラフィックになった。ただし酸の武器がそんなにないせいか、独自設定でビームコートになっている。ゲッターとの模擬戦イベントもあり、ルート次第ではわりと目立つ。
スーパー系では珍しい剣・盾の両方装備ユニット(しかも前述のバリア付き)で、パーツスロットは3。改造段階も13と多めで、2人乗りなので精神コマンド要員としてもザコ戦用援護要員としても使える器用なユニット。飛行可能な事もあり、ユニットが少ない序盤は射程6のマックライフルでの味方の援護、マックリボルバーか気力110で使えるテキサスハンマーで他ユニットからの援護攻撃の引出(どちらも射程3の移動後攻撃)等で活躍は出来る。ビームコートがあるのでデスアーミーにも強い。
地形適応が全Aであり(だがパイロットのジャックは宇宙B)、パイロットも水適応Aなので(移動タイプに水はないが)グレンダイザーやゲッター3と共に水に沈めてやると、今作では貴重な水適応Aで遠距離攻撃が出来る援護ユニットとして活躍が見込める。この場合「EWAC装置」や「ジャマー」などを装備しておけば尚良し。ジャック、メリーともに気力アップ系の精神コマンドを持たないので、ハンマーを主体にしたいのであれば「激励」をかけてもらおう。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
グラフィックからレインコートの描写は消えたが対ビームコーティングは健在。GBA版で全Aだった地形適応は、陸B 海Cに落ちた。
本作ではジャックがシールド防御を修得しないので、盾を活かすにはスキルパーツにて覚えさせないといけない。
援護についても同様でジャックは援護攻撃援護防御も修得しないので、GBA版と同感覚で使うには、彼にスキルパーツをつぎ込まないといけない。

単独作品

スーパーロボット大戦
初登場作品。ゲッターチームを選ぶと自軍ユニットとして選べる。なんというか、1話限りの出番のこいつやゲッターQまでいる辺りにゲッターチームの人手のなさがよくわかる(当時シリーズ2作で、マジンガーのようなサポートロボットもいないので仕方ないが…)。ガンダムチームやマジンガーチームを選ぶと敵として登場。初期は射程1しかないが、ホーミングミサイルを装備できるので、それなりに使える。SRWの処女作ながら、既に変な外人訛りが入っている
HDリメイク版ではゲッターチーム唯一の射程5持ち(さらに狙撃もある)で、武器も実弾メインであるため水中戦での活躍も見込める(ただしマックライフルは海B)などやや武器攻撃力が低めではあるが使いやすい。
スーパーロボット大戦X-Ω
UC・Rのシューター。パイロットのジャックはOVA版に近いデザインだが、テキサスマックはTV版のデザイン。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

マックリボルバー
その名の通りリボルバー式拳銃で、2挺装備している。下記のように様々な形態に変形する万能武器。
SRWにおいては、基本形態のこれは微妙な射程なのでイマイチ使われない。F完結編』ではこれをフル改造すると機体の上下左右、斜め4方向の1マス、つまり自機周辺8マスしか攻撃できないという前代未聞のMAP兵器版が追加される(が、後に上下左右1マスのみのMAPWが登場した)。
『X-Ω』では通常攻撃に採用。
マックライアット
散弾銃形態。
命中補正が高い。作品によっては極端に射程が短いが、移動後に使えて命中率もまずまずなのでリボルバーより使いやすい。ちなみに劇中では未使用。
マックライフル
狙撃銃形態。テキサスマックの主力武器。
ビームバリアが猛威を振るった『旧シリーズ』ではオーラバトラーヘビーメタル相手に使える。劇中ではメカザウルス・ゴラのブースターを1発で破壊するなど、高い威力を誇る。
『X-Ω』では必殺スキルに採用。
テキサスソード
長剣形態。西洋風の両刃剣。
初期の作品ではナイフのような小刀に見える。テキサスマックが遠距離戦志向なのであまり使われない(というか格闘武器が2種類しかない)。これのおかげで切り払いが出来るのはありがたいが。
テキサスハンマー
紐付きの鉄球形態。
ソードよりもパンチ力が欲しいときに使われる。『IMPACT』や『A』における最強武器。援護攻撃などで役に立つ。採用されないことも多いが、これもリボルバーが変形したものである。
シールド
メリーが搭乗するハットマシンが変形する盾。よりによって妹の乗るマシンのため、ジャックは「妹を盾にする外道兄貴」とネタにされることがある。
テキサスビーム
シールド中央から放たれるビーム。
劇中でも地味な出番だったためか、ハンマー共々採用率は低め。
コート
溶解液などの酸から身を守るコート。

その他

ホーミングミサイル
初代』にのみ登場するスパロボオリジナル武器。マップ上の特定のマスに隠されている
ゲッターQにも装備できるが、テキサスマックに与えた方が使い勝手は良いだろう。

特殊能力

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動する。
ビームコート
上記のコートが、SRWではゲームバランスからビーム全般をはじくコートとして扱われている。
他の機体のビームコートがコーティング(表面処理)を指すのに対し、本機のそれは衣類の一種であるコートとなっている。

移動タイプ

飛行可能。劇中で見る限り、何気に飛行速度はゲッター1を上回る。

サイズ

M

カスタムボーナス

超合金Z
第2次G』で採用。装甲値+100。
射程1の武器以外の全武器の射程+2
A PORTABLE』で採用。

余談

  • PSゲーム『ゲッターロボ大決戦!』においては、同じアメリカのスーパーロボットでもステルバーより格上の存在となっている。ライフルの長射程は相変わらずだが攻撃力はバルカン並みであり、むしろ剣による接近戦の方が得意。追加武装としてハットマシンを分離して攻撃させる直線MAP兵器も持つ。
    • シナリオ上では自軍との別行動も多いと描写されているのだが、実際には参戦後は常に行動を共にしており、共闘回数が少ないことに不安を漏らす武蔵の台詞などに矛盾が生じている。
  • 熱血ロボ ゲキ・ガンガー3』には、明らかに本機をモデルとしたアメリカ製ロボ「テキサスロボ」が登場している。