北辰
北辰 | |
---|---|
読み | ほくしん |
外国語表記 | Hokushin |
登場作品 | 劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness- |
声優 | 山寺宏一 |
デザイン | 後藤圭二 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦R |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
出身 | 木星 |
所属組織 | 火星の後継者 |
所属部隊 | 北辰七人衆 |
役職 | 隊長 |
北辰は『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』の登場人物。
概要
草壁春樹直属の暗殺集団・北辰衆のリーダー。暗殺術の使い手であり、ロボットの操縦もエース級である。その名の由来は北極星の中国名からきている。
自他ともに認める外道であり、戦いの際には相手の過去や本質を抉るような言葉を吐いて挑発する生粋のサディスト。テンカワ・アキトを拉致し、苛烈な人体実験の末に五感の大半を奪った張本人でもある。同時に、北辰衆にミスマル・ユリカを攫うように命じているためか、アキトにとっては命を賭して倒すべき仇敵である。
通常は三度笠を被って行動しており、機動兵器での実戦では白い甲冑のようなパイロットスーツを装着する。また、左目は赤い義眼。
上級指揮官専用機・夜天光を駆り、アキトとの死闘の末、ブラックサレナのアーマーパージにより出現したアキトのかつての愛機・エステバリスの一撃に敗れた。後日談のドラマCDによると、回収された夜天光の残骸には北辰の遺体はなかったらしく、その生死は不明である。
なお、木連の人間の例に違わずゲキ・ガンガーの大ファン。劇場版の時点でどうなのかは描写がなく不明。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 初登場作品。序盤の現代世界では原作の展開が再現される。過去編では白鳥九十九に不信を抱く月臣元一朗とともにデンジンで出撃。その後技術の前倒しが起き、地球と木連の和平交渉時から夜天光に乗り、幾度と戦いを仕掛けてくる。初登場ながら原作と異なる扱いを受けるという異色の展開であり、ゲキガンガーファンであったり、草壁の語る正義に傾倒するなど、「火星の後継者の影たる異質な暗殺集団・北辰衆のリーダー」である彼のみならず、「正義と熱血を愛する木連の一員」としての横顔がピックアップされているといえる。
- スーパーロボット大戦W
- 第1部ではアキト暗殺の命を受け、アキトの搭乗機に壊滅的なダメージを与えるも、ガイの登場により阻まれ、草壁と共に行方不明に。
- 第2部ではアキト、ユリカのほか、よりボソンジャンプの精度を上げるためにかなめとテッサ、さらにクルーゼと協力しラクスも拉致する。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 今作の彼は最後のメガノイドという設定となっており(メガボーグのように巨大化は出来ないようだが、技術を使用して生体改造されている[1])、破嵐万丈との因縁が存在するクロスオーバーが展開される。人の苦痛や苦悩に悦を感じ、エゴを増大させているのがメガノイドなので彼らしい設定と言える。本作のみのクロスオーバー設定であり、別作品ではメガノイドではない。
- 更に本作では、旋風寺舞人の両親である旋風寺夫妻の死を目論んだエグゼブに依頼されて暗殺を実行に移した張本人という設定も組み込まれており、これまでの出演作品以上にクロスオーバーの多い展開となっている。シナリオデモのバストアップでは設定画にて見られる編み笠を脱いだグラフィックになっている。
- 火星の後継者壊滅後、通常ルートではグレムト・ゲールの戦力の一員、困難ルートではエンブリヲの配下となるが、この時点で既に復讐鬼を脱しているアキトからは復讐相手ではなく、単に邪魔な存在と見なされてしまう。この為、常に余裕な態度を崩さなかった北辰が心底取り乱すという珍しい姿を見ることができる。撃破した場合は呆気なく戦死するが、アキトからは「どうでもいい」と完全に無視されていた。
- 通常ルートで撃破せずにクリアした場合、真のアルゼナル消滅に伴う空間の歪みに巻き込まれ、機体が爆発し死亡する。一方、困難ルートで撃破しなかった場合は何処かへと去って行く。
- スーパーロボット大戦T
- 概ね原作通りだが、復讐鬼達と恋路を踏みにじったことに激怒する男達に狙われる。今作の北辰は正に自業自得とはいえ、敵に回すと大変恐ろしい連中ばかりに狙われることに。火星での決戦で死亡したかと思われたが、やはり生き残っており、その後はUNDに身を寄せる。
- ……が、この頃になるとアキトやT3のメンバーからはどうでもいい存在と見なされており、最終話で撃墜されると、自身がもはやアキトの眼中にないことを絶望しながら、夜天光諸共爆散する末路を遂げた。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 音声初収録。原作通りに暗躍するほか、『機甲戦記ドラグナー』のドルチェノフに対して協力を装い、彼を使い捨てのコマにする。最後は原作通り、火星でアキトとの死闘の末に撃墜され、敗北した。
- なお、PVでは2種類のカットインがあったが、製品版では1種類になっている。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2020年1月のイベント「Nearest and…」期間限定参戦。パイロットパーツはライブカットイン&ボイス付きとなる。
- スーパーロボット大戦DD
- 2章Part6より登場するエネミーユニット。
関連作品
パイロットステータス
能力値
防御を含め全能力値が高く、とくに技量に優れる。流石は暗殺集団の頭目と言うべきか。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- R
- 底力L8、援護攻撃L1、指揮L2、カウンターL6
- W
- 斬り払い、カウンター、気力限界突破、底力L9、援護攻撃L4、指揮L4、マルチコンボL2
- 殴れば殴るほど速くなる。
- MX
- 底力L6、援護攻撃L2
- 技能が今一つパッとしないが、その代わり機体性能でバランスがとられている。実際には最終決戦時にそれぞれ6と2で止まる。
- V
- 底力L5、極、闘争心L3、ガードL2、サイズ差補正無視L2、フルカウンター
- 極とフルカウンターがあるので、精神コマンドの使用は必須。底力のレベルが従来より低いのが救い。
- T
- 底力L7、極、闘争心L3、ガードL2、サイズ差補正無視L2、フルカウンター
- 底力が伸びた分、確実に手強くなっている。しかもこのラインナップで序盤から現れる。かつてのガウルンを彷彿とさせる初見殺しの強敵といえる。
エースボーナス
人間関係
- 草壁春樹
- 主君。だが、映画本編では草壁と会ったり話したりするシーンはない。
- 北辰衆
- 6人によって構成される直属の部下で、本名は不明。北辰六人衆とも呼ばれる。全員が殺し屋であり、ロボットの操縦もこなす。
- テンカワ・アキト、ミスマル・ユリカ
- シャトルの事故死に見せかけて拉致した。しかし、それが引き金になりアキトに追われることとなり、最終的に引導を渡され、北辰は生死不明に追い込まれる。
- VXT三部作では北辰がアキトに執着しているような扱いになっている。
- ラピス・ラズリ
- ネルガルの研究所から拉致した。北辰とラピスの回想によると、彼女の目の前で研究員を殺害して入っている培養槽を叩き割った。
- ダイゴウジ・ガイ
- 『W』では(TV版の)アキトにトドメを刺そうとしたところを彼の乱入によって阻まれる。
他作品との人間関係
スパロボでは他作品のキャラを攫う・暗殺することもままあり、非道な人格もあってか自軍部隊からは嫌悪されていることが多い。
リアル系
- レナード・テスタロッサ
- 『W』では一時的な協力者。
- 夏玉蘭
- 『W』ではかなめを暗殺しに現れた彼女を、かなめとレナードの眼前で殺害した。
- 千鳥かなめ、テレサ・テスタロッサ
- 『W』では彼女達を拉致する。
- 相良宗介
- 『W』では、当初は北辰を「油断できない敵」と見ていたが、最後の対決では完全に一蹴した。
- ドルチェノフ
- 『MX』では彼を体よく利用する。ドルチェノフ自身は自分こそが北辰衆を利用していると思っていた。
- メイ
- 『V』ではアキトに揺さぶりを掛けるために、彼女にアキト宛ての果たし状を渡している。
- …もっとも、自身の魂胆はアキトに読まれていたが。
- エンブリヲ
- 『V』では火星の後継者壊滅後、彼の配下となり終盤に再登場する。
- スパイク・スピーゲル
- 『T』で、女を攫って得意顔決め込んでいる北辰を狙う。ちなみに声優は同じく山寺氏。特殊セリフも実装されている。
ガンダムシリーズ
- ラウ・ル・クルーゼ
- 『W』では、一時的な協力者。彼の底知れぬ闇に気付いており、「恐ろしい男」と評した。
- キラ・ヤマト
- 『W』では、彼を「コーディネイターの最高傑作」と評した上、「最高の暗殺者になれただろう」と揶揄したため彼の逆鱗に触れた。立場上、彼の出生の秘密も調査済みだったのだろう。
- ラクス・クライン
- 『W』では、かなめとテッサ同様、彼女も拉致する。
- ロックオン・ストラトス (2代目)
- 『V』では、彼から「アリー・アル・サーシェスと同じタイプの人間」と評される。
- パトリック・コーラサワー
- 『V』では、彼を撃墜し気絶させている(もっとも本人は殺したつもりだったのだろうが)。
スーパー系
- 竜崎一矢
- 『MX』ではエリカを拉致した事で、彼にも仇敵として憎まれる。
- 幽羅帝
- 『MX』で彼女と謁見した際、自らを「帝の影に相応しい存在」と嘯き、陽動作戦の任に就く。
- ルラーン
- 『MX』では彼の要請に応じ、マグネイト・テンへの陽動作戦を行う。
- 出雲銀河
- 『MX』で敵対・・・するのだが「子供に用はない」と断じる。
- 破嵐万丈
- 『V』では上述の通り、最後のメガノイドという設定のためか彼とも因縁を持っている。
- 旋風寺舞人
- 『V』では、彼の両親(旋風寺旭・ルリ子夫妻)の事故死(に見せかけた暗殺)は、火星の後継者の協力者から北辰に依頼されたものだと語られている。
- ショーグン・ミフネ
- 『V』にて彼率いる影の軍団と同盟を結ぶ。その際に彼から引き抜きを受けるも一笑に付している。まあ、確かに木星圏は(多少変な所はあるが)和風文化なので、日本かぶれのミフネのお眼鏡に適ったのがわからなくもないが。
- ヴァン
- 『T』において、彼からも憎悪を向けられる。アキトの大切な人たちを奪った北辰に、自分と同じ目には遭わせまいと敵意を向ける。特殊セリフでは「アキトには悪いがこいつは俺が殺る」といった旨のものも。
名台詞
- 「機密保持だ」
- 最初の台詞がこれ。台詞と共に研究に関わっていた人間を全て暗殺する。
- 「遅かりし復讐……未熟者よ」
- 暗殺が片付いた頃になって襲撃してきたアキトに対して。
- 「…滅!」
- 攻撃時の台詞。北辰衆に指示を出すときもこれ。
- 「一夜にて 天津国にまで 伸び行くは 瓢(ひさご)の如き 宇宙の螺旋……女の前で死ぬか?」
- アマテラスでアキトと対峙して。前半の短歌はヒサゴプランを揶揄したもの。
- 余談だが、原作とスパロボでは「一夜」の読みが違う(原作では「ひとよ」、スパロボでは「いちや」。なおMXのDVEでは前者)。
- 「あやつは捕らえよ」
「ラピスと同じ金色の瞳、人の業にて生み出されし白き妖精。地球の連中はほとほと遺伝子細工が好きと見える」 - 地球で遭遇したルリに対して。過去にネルガルのラボから誘拐した少女に似ている事から同種の存在と見抜く。もっとも北辰がかつて所属していた木連もボソンジャンプの為に構成員の遺伝子改良をしている辺り、これに関しては地球側が批難される言われは無い。
- なお、『W』では原作と異なり遺伝子関係の思想が一枚岩ではなくなっているため「地球の連中は遺伝子操作が好きなのか憎悪しているのかわからんな」とコーディネイターとナチュラルの対立を皮肉っているようなセリフにアレンジされている。
- 「ジャンプによる奇襲は諸刃の剣だ。アマテラスがやられた時、我々の勝ちは五分と五分。地球側にA級ジャンパーが生きていたという時点で、我々の勝ちは…」
- 火星の周辺一体のシステムを掌握したナデシコCを奇襲した際に部下から質問されて。確定した敗北を前に、なおも北斗七星の使者は戦いに臨む。
- 「怖かろう…悔しかろう…!たとえ鎧をまとおうと…心の弱さは守れないのだ!」
- アキトのブラックサレナと対峙して。
- 「よくぞ、ここまで……人の執念、見せてもらった」
- 激突の末に最初の距離に戻って。この後、双方勝負に出る。
- 「抜き打ちか? 笑止」
- 一騎打ちでビームガンを納めたアキトを嘲笑して。ブラックサレナに一撃を与えたが、アキトが捨て身で放った抜き打ちの拳がコックピットに直撃する。
- 「…ゴフッ…見事、だ……」
- 最期の台詞。この時北辰自身も腹部を貫かれており、夥しい量の血を吐き出している。尤も、ドラマCDでは北辰当人の遺体が見つからなかったため、この台詞が最期と呼べるかは怪しい。『MX』ではDVE。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
携帯機シリーズ
- 「邪悪なる地球人を、死によって悪から解放するのだ」
- 『R』第32話「僕らが求めた戦争だ」より。TV版本編時点でのセリフなので、劇場版の露悪極まりない彼とは少々言い回しが異なる。勿論九十九暗殺のでっち上げに関しては一枚噛んでおり、草壁共々「どの口が言うか」という発言である。
- 「月臣少佐。私もゲキ・ガンガー3は好きだ…」
- 『R』での意外なセリフ。月臣をこれではぐらかす。確かに彼がゲキ・ガンガーのファンであることは一応公式設定[2]だが、彼がテレビにかじりついてゲキ・ガンガーを見ている情景など、あまりにも異様過ぎて凡人の想像の及ぶものではない。
- 「……どうやらここまでのようだな。だが、一度負った任は果たすが我が信条」
「その首、預けたぞ」 - 『W』より「それぞれの『自分らしく』」での去り際。北辰のこの言葉は、半年の時を経て現実となる……。
- 「フン……大事の前の小事だ。これから起こる大粛清の前には塵にも等しい」
- 「彼と彼女の問題」にて、かなめの目の前で玉蘭を抹殺して曰く。生粋の暗殺者である北辰にとっては、かなめが感じたとおり人の命など塵にも等しいものである。己も含めて……。
- 「我々は影……光にさらされると言うならば日さえ翳らせて見せよう」
- 「黒衣の復讐鬼の最期」にて。原作やMXと異なり往生際が悪いが、散り際は下記の通り潔く消えて行った。
- 「抜き打ちか……見事だ」
- 『W』での最期の台詞。
VXT三部作
- 「ミスマル・ユリカ…貴様も復讐の為に戦うか?」
- 『V』よりユリカ搭乗時のナデシコCと戦闘した場合の特殊台詞。そんなわけがあるか。
- 「月光の使者よ、そこをどけ!」
- 「日輪の使者よ、我が闇に飲まれよ!」
- 『V』より、ザンボット3並びにダイターン3との特殊台詞。それにしてもノリノリである。
- 「ショーグンは冗談がお好きと見えますな」
- 『V』第16話にて、天下を治めた後には召し抱えたいと勧誘してきたショーグン・ミフネに対し、その誘いを蹴った台詞。なんだか妙に見覚えのある台詞である。
- 「ラピスと同じ金色の瞳…人の業にて生み出されし白き妖精…。数少ないスーパーコーディネイターの成功例…地球の連中は、ほとほと遺伝子細工が好きと見える…」
- 同上。原作と同じ台詞に加えて『SEED DESTINY』とのクロスオーバーでルリが「スーパーコーディネイターの貴重な成功例」とされていることを示す台詞となっている。
- …のだが、この設定が語られるのは何故か主人公が総司の時のみ。主人公が千歳だとウィンドウを跨がず最後まで言い切ってしまう。特に差を付ける必然性も無いシーンであるため、ライターのミスだろうか。
- (弾除けが来たか)
- 同上、援軍としてミフネの元から派遣された影の軍団たちを見て。ひどい言い草であるが、確かに機体の大きさは3~4倍ほどあるので言い得て妙である。
- 「き、貴様ぁぁぁぁっ!!」
- 『V』第50話より。例によってアキトを精神的に嬲ろうとするも、復讐を乗り越え妻と仲間達と世界のために戦うアキトから「どけ」と一蹴されたことで逆上するというなんとも情けない姿を晒してしまった。
- 「ほう……貴様もテンカワ・アキトと同類か」
「悔しかろう、志半ばで果てるのは? 貴様の絶望こそが我の見たいものだ」 - 『T』第8話「マーズ・ラプソディ」におけるヴァンとの戦闘前会話にて。本作の北辰は原作でも見せたサディストとしての側面が強調されており、ペースを奪うための挑発に留まらず敵が悩み苦しむのを見て楽しむという外道の印象が強い。
- 「ミスマル・ユリカの行き先とホシノ・ルリとラピス・ラズリの居場所……教えてやるのはどちらか一つだ。さあ選べ、テンカワ・アキト」
- 『T』第28話「決戦の火星極冠遺跡」より、火星の後継者本拠に突入したアキトの前に現れて。この時ユリカは演算ユニットごと別の場所に隠匿されていた上、直前にルリが東風に拉致されているという非常事態であり、その上でアキトにどちらかを選ぶ=どちらかを諦めることを強要。
- 結局、アキトはルリとラピスの居場所を聞き出し二人を救出している。
- 「だが、もし我に勝利したとしても、貴様は残る一生を後悔と己を責めることに費やすだろう。想い人より、あの小娘を選んだ貴様は既に人の心を捨てた鬼だ」
「怒れ、そして憎め! 貴様の情念を踏み躙ることこそが我が愉悦! テンカワ・アキト! 貴様は我のものなのだ!」 - 同ステージにおけるアキトとの戦闘前会話より。この物言いに加えてこの後の動向を考えると、原作同様のサディストというより悪質極まるストーカーである……。
- ちなみにこのステージ以降のアキトはユリカ奪還に向けて完全に頭を切り替えたため、関係性は完全に逆転することに。
- 「ば、馬鹿な! それでは我は…!!」
- 『T』最終話前半マップ(両ルート共通)の最後の台詞。『V』同様に復讐を乗り越えたアキトから「お前の存在そのものに興味が無い」と一蹴されての発言。
- この言葉がとどめになったらしく(byルリ)、さながらショック死したかのように散華したのであった。
単独作品
- 「中断!」
- 『MX』の中断メッセージ。この後アキトが「何っ!?」と言って、唐突に終わる。
- 「我は七曜九執の至尊として、千帝万王の暦数を司り、紫徴に正位し…天下の興滅、人の死後生を司る者なり」
- 『MX』24話「冥府への扉」のインターミッションにて、幽羅帝と対面した際の名乗り。簡単に言うと「我は冥府の使者である」と語っており、それゆえに幽羅帝の影に相応しいと嘯いた。
- 「人の業にて生み出されし操り人形……汝らの戯れの成果、しかと見せてもらった」
- その後、ルラーンとの会話にて。マサキの「冥王計画」についてもとっくにお見通しだったらしい。
- 北辰「流派東方不敗か…!さすがにやる!」
ドモン「その身のこなし…日の当たる場所で使う技ではないな!」
北辰「いかにも!我らの生業は暗殺…故に我らの技を見し者に待つは地獄のみ!!」 - 『MX』24話「冥府への扉」におけるドモンとの戦闘前会話。ドモンは過去に暗殺者に狙われた経験があるからか、北辰が何者かを即座に感じ取っていた。
- 「子供に用はない」
- 『MX』24話「冥府への扉」における銀河との戦闘前会話。敵に対し時に挑発し、時に皮肉を浴びせた上で容赦なく葬る北辰にしては不似合いな台詞にも見えるが、逆に考えれば「いくら北辰でも11歳児に対して事を構える気はあまりない」とも捉えられる台詞である。
- 「魂を迷わせたままでいれば、苦しまずに済んだものを」
- 『MX』中盤で復帰したカミーユとの戦闘前会話。彼の精神崩壊時の状況を把握している辺り、障害となる恐れのある者のデータを事細かに調べ上げていることが窺える。
- 「愚かな…あたら優れた力を持ちながら、女一人に我を忘れるか」
- 『MX』中盤におけるギガノス統合参謀本部内での一矢との戦闘前会話。これに留まらず、北辰は常にエリカの身を案じる彼の心情を嘲笑し続ける。
- 「アキトは2人も要らぬ」
- 『DD』2章Part11「キミトノサイカイ」にて、日向アキトとの戦闘前台詞。名前被りのネタである。
搭乗機体
- 夜天光
- 劇場版での搭乗機。
- 『R』では最初に搭乗した時は撃墜されると、慣れぬ機体は扱い辛いとぼやいて離脱するシーンが存在する。
- マジン
- 劇中では明かされていないが、木連時代の北辰は本機を自らの専用仕様にカスタマイズしたタイプに搭乗していた。
- デンジン
- 木連所属時代の機体。ステルス性能が強化されたカラーリングの異なる専用機を駆っていた。
- 『R』で搭乗しているが、専用機は未登場。
余談
- 山寺宏一氏が演じたキャラクターの中でも異質なダークさを持つキャラであり、その独特な魅力に魅了されるファンも少なくない。
- 同業者である細谷佳正氏もその一人であり、『劇場版ナデシコ』の北辰を見て「自分もワープしてみたい」と思い声優を志したというエピソードがある。なお、奇しくも細谷氏は『劇場版ナデシコ』も参戦する『V』にて(『宇宙戦艦ヤマト2199』の加藤三郎役で)SRW初参加となる。