綾波レイ
綾波レイ(Rei Ayanami)
- 登場作品
- 声優:林原めぐみ
- 種族:地球人の肉体(碇ユイのクローン)+使徒の魂
- 性別:女
- 生年月日:3月30日
- 年齢:14歳(外見年齢)
- 身長:141cm
- 髪色:淡い水色
- 瞳色:真紅
- 所属:特務機関NERV
- 学業:中学2年生
- 役職:EVA零号機パイロット(ファーストチルドレン)
- キャラクターデザイン:貞本義行
旧世紀版
EVA零号機(改)のパイロット。過去の経歴は一切不明。
登場した際は零号機の起動実験中に事故に遭い、重傷を負っていた。
色素の薄い水色のショートヘアと、赤い瞳、透き通るような白い肌が特徴。寡黙でめったに口を開かず、感情表現も乏しいが、シンジらと行動を共にするうちに、次第に人間らしい部分を見せるようになる。正確には感情が「ない」のではなく、「知らない」と言うべきである。
普段は人気のないマンションに住んでおり、生活能力は極めて乏しく、家具も必要最少限のものしかない部屋の様子からして、人間的な生活感を全く見せない。
彼女自身は自炊もせず、劇中で確認されている食事シーンは屋台の「ニンニクラーメンのチャーシュー抜き(なんと現実に商品化もされている)」のみ。
他は発作を抑える為の錠剤を飲んでいる程度であったが、シンジとの関わりが多くなった結果、自分からお茶を入れようとした事もある。また、彼の思わぬ発言に頬を染めたり、戸惑う表情も見せたりした。
その正体は、ゲンドウの妻、碇ユイのクローンの肉体に、サルベージされたリリスの魂が入れられた存在で、つまりシンジやゲンドウにとっては、「他人であって他人ではない」という、曖昧な関係となっている。また、同様の手段でアダムの魂が宿った渚カヲルとは"同じ存在"である。セントラルドグマに彼女のスペアの肉体が多数存在していたが、ストーリー終盤にて、ゲンドウに捨てられた赤木リツコの手で全てが破壊された。
碇ゲンドウには好意を持っていたが、次第にその感情はゲンドウよりもシンジに向かっていく事になる。また、第16使徒アルミサエルとの戦いで自爆後、『三人目』となった事で記憶と感情のリセットが生じ、最終的に「私は人形じゃない」と、自らの意思で彼を裏切る。その際にゲンドウの持つアダムを取り込み、リリスとの融合(正確には「回帰」)を果たしたレイは、彼の息子であるシンジの乗ったEVA初号機の許へと向かう。この時、既にアダムの魂(渚カヲル)はリリスのLCLに溶けていた為、最終的に彼女が神に等しき存在となり、ゲンドウとゼーレの待ち望んだ人類補完計画の発動となる。
計画発動後、LCLに帰化した全ての人類の未来の決定権をシンジに委ね、リリスの精神世界で対話と葛藤を果たしたシンジは、「傷付きながらも『他人』のいる世界」を選択。レイは補完計画を破綻させるべく、人外となった自らの身体を自己崩壊させ、カヲルと共に魂でシンジの前に現れ、永遠の別れを告げるのだった…。
新劇場版
旧世紀版に比べて心情の変化が顕著に表れており、破ではシンジとゲンドウの仲を取り持とうと手料理の食事会を催したり、自身では気づいてないがシンジへ好意を抱いたりしている。また、食事会にアスカを招く等アスカとの関係も多少良好になっている。
スパロボシリーズにおいて
原作の末路ゆえ、シリーズによっては永久離脱する場合がある。
また人気キャラだけあって存在感はあるものの、あまり他作品のキャラクターと絡む機会に恵まれていない。また原作の行動の為精神コマンドには熱血は持たず、自爆がよくあるが、EVAの修理費が恐ろしく高いのでまず使わない。使う場合は、『テム・レイの回路』が必須である。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 初出演作品。EVA零号機のA.T.フィールドとプログレッシブナイフが強力なため、本作は有用なパイロットとなり得る。豹馬の腕をネルフのクローン技術で再生した際、興味深そうに見ている場面がある。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 地上編ではイベントが多く、ヤシマ作戦を成功させると感情が芽生えて笑顔のグラフィックを見せ、その後DCルートに進むとシンジと共にダミーバルーン部隊の護衛として出撃するイベントが追加される。
使徒に特攻して自爆するイベントもあるが、特攻する相手はゼルエルではなくラミエルであり、それでいて自爆する時のレイのセリフは何故か対アルミサエル戦でのものと、ごちゃ混ぜになっている。
シンクロ率の伸びがEVAパイロット中最低で、宇宙Bもあって使っていくには愛が必要であるが、「夢」を覚える数少ないパイロットでもある。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 本作ではA.T.フィールドの必要気力が100になり、彼女はたいてい使徒が登場するステージでは出撃するため、脱力で使徒のA.T.フィールドを無効化するのが新たな仕事。捨て身を最も有効活用出来る人物だが、終盤でネルフに攻め入ったユーゼスに対して自爆。3人目が登場して永久離脱する。
復帰したレイや第3次αに登場したレイが「3人目」なのか、そうではないのか、定かではない。なお、EVAパイロットの中で唯一射撃に偏り気味のステータスであるため、格闘値を技能ポイントで強化しないと一人だけ出撃時のシンクロ率が低くなってしまう。 - スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- DC版では新規ルートで復帰し、最後まで使用可能となった。EVA零号機改が初号機や弐号機に比べパワー不足であるが、捨て身を使用した遠距離から狙撃での活躍も無理ではない。捨て身に加え気力に補正の入るシンクロ率の存在により最終的には最も攻撃力の高いパイロットになる。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- シンジ曰くいつのまにかイカロス基地に来ていた。過去シリーズから見ても珍しく、攻撃力が上がる精神を一つも覚えないため、せっかくのロンギヌスの槍も宝の持ち腐れ状態である。
パレッス粒子の影響を受けないため、特定ステージでは活躍が期待出来る。
支援系精神コマンドは便利で「絆」をおぼえる。
一時離脱はあるが、本作では自軍に復帰する。
素での攻撃能力はシンジやアスカと比較して劣るが、2周目以降は復帰時に大量のPPを獲得しているというバグの為、周回を重ねるごとに飛躍的に強くなる。
原作同様、第一始祖民族(αシリーズでは『伝説巨神イデオン』の第6文明人と同じ)が遺した第2使徒リリスとして、シンジと共にアポカリュプシスの乗り越える手段「人類補完計画」の中核人物となる。
カヲルの存在と発言、αでの「三人目」消失からすると、彼女もまたMX、ないしはそれに近い世界から飛ばされて来た「二人目」である可能性が高い。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 『新劇場版』設定で登場。鉄壁の習得に加えガードの技能を持ち、中盤以降はシールドを使えるためトップクラスの防御力を持つ。ただしレイ自身の防御はEVAパイロット3人の中では一番マシとは言え全体ではかなり低い方であり、零号機の装甲もスーパー系ほどではないため、過信は禁物。
- 零号機がサポート特化になったが、元々精神が戦闘寄りでなかったレイにとってはちょうどいい…かもしれない。原作が未完なこともあり、今回は永久離脱どころか分岐以外で抜けることもない。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- 自爆も補完計画もないので最後まで使えるが、その分出番も少なく、中盤でEVA3機が暴走した時くらい。あとはモビルドール部隊との戦闘で「人形」という単語に反応したり、ヒイロと会話したりする程度。EVA零号機の射撃が強いので、使い勝手は良好。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 終盤で永久離脱だが、残り6ステージというところなので気にならないといえば気にならない。熱血も魂も覚えないがEVAが強いので使える。また、覚醒の消費が少ないので、MAP兵器のN2地雷が便利。シナリオ面では他シリーズに比べると、かなり饒舌な印象を受ける。
パイロットステータスの傾向
能力値
エヴァパイロットは全員似通った能力値だが、レイはやや攻撃に偏りが見られ、格闘は低いが、射撃が高い傾向にある。
Fにおいてのシンクロ率の伸びはエヴァパイロット中最低の伸びであった。他のシリーズでも出撃時の初期シンクロ率も他のEVAパイロットより低い。
精神コマンド
集中、ひらめきを覚える傾向にあり雑魚戦は無難にこなせる。また、参戦当初は原作を再現してか自爆を覚える傾向にあったが近年はシステムの影響もあり修得しない。
Fでは珍しい夢を修得。α以降からは脱力を持ち、サポート用精神コマンドも修得するようになる。F、αは魂や捨て身と言った非常に爆発力のある精神コマンドを修得したが、MX、第3次αでは攻撃力アップ系のものを一切修得しないというかなりの偏りがみられる。
- F、F完結編
- 自爆、みがわり、集中、ひらめき、魂、夢
- α(DC)
- ひらめき、自爆、集中、脱力、鉄壁、捨て身
- MX(PORTABLE)
- ひらめき、集中、必中、脱力、狙撃、覚醒
- 第3次α
- 集中、鉄壁、感応、脱力、直感、絆
- L
- 集中、鉄壁、感応、直感、絆
特殊技能(特殊スキル)
- MX
- 切り払いL4、援護攻撃L3、援護防御L4、集中力
- 第3次α
- 援護防御L3、支援攻撃、精神耐性
- L
- シールド防御、撃ち落とし、ガード、援護防御L2、アタックコンボL2
- 防御関係の技能が出そろっており、零号機の性能も合わせて高い防御力を発揮する。一方で浮いている唯一の攻撃技能アタックコンボは、零号機の武装が貧弱なために殆ど出番が無い。
小隊長能力(隊長効果)
- 第3次α
- 援護防御時のダメージ-30%
パイロットBGM
人間関係
- 碇ゲンドウ
- 実の息子であるシンジに対しては冷徹に接する一方で彼女には優しく接し、彼女も唯一心を開いている。しかし、自爆後三人目のレイは、彼にとってのレイはユイの代用品で人類補完計画に必要な要素の一つに過ぎない事を理解して…。一方で、二人目のレイは、最期に彼の幻影を見る、彼の最期に幻影で現れ眼鏡を拾った。
- 碇シンジ
- 当初は新たなEVAパイロットであるため自分の居場所を奪う存在と認識していた節があり(物語開始前の零号機暴走事故もその事で精神的に不安定になっていた事が原因とされる)、彼がゲンドウを批判した際に平手打ちを見舞った事もあったが、ヤシマ作戦を切っ掛けに心を開き始め、絶対に守りたい相手となる。出自の関係もあり、二人はある意味運命的。
新劇場版ではより顕著な好意と、会話と行動によるコミュニケーションを示す。これはシンジが『破』の終盤において戦う姿勢を引き出す源となった。 - 碇ユイ
- 肉体のクローン元。それゆえに碇親子にとっては何かを思い起こさせる。
- 惣流・アスカ・ラングレー
- 彼女はレイの性格を気に入らず(シンジ絡みでの邪推、嫉妬も)、自暴自棄になったときにある質問をして、完全にレイに心を閉ざした。
新劇場版の『式波』とは、よりハッキリした言葉で気を使うなど、関係性で改善が見られる。 - 赤木リツコ
- レイの身体管理も行っており、ある人物を中心に近い立場にいる人間だが、同時に憎まれてもいる。その理由は…。
- 渚カヲル
- 初対面で「君は僕と同じだね」と言われる。2人とも人間の肉体に使徒の魂を宿した対存在である。
他作品との人間関係
スーパー系
- 神名綾人、如月久遠
- MXにて真聖ラーゼフォンとなった彼らの前にリリスとなった姿で現れ、「翼の生えた3体の神々」の競演を果たす。最終的には綾人によって別の世界へと送られた。
- 鳥飼守
- MXでは彼の放ったビバーチェの精神攻撃から、シンジを護るべく自爆。間接的にではあるが、彼によって「2人目」の綾波レイは葬られる結果となった。
- ディック・アルカイン
- Lでは初対面の際に口説かれ、百合の花を贈られる。
- 早瀬浩一
- Lでは終盤のセントラルとの最終決戦において、ファイナルフェイズを発動させようとする彼に訪れた窮地をシンジやアスカと共に救う。
ガンダムシリーズ
- ヒイロ・ユイ
- 無口同士。αでは彼と無口対決を繰り広げる。意外と仲も良く、第3次αでも彼とよく会話していた。SCでも絡みのある唯一の他作品キャラであった。
- キラ・ヤマト、カガリ・ユラ・アスハ
- 第3次αでは彼らやシンジ・アスカも交えてバナディーヤへ買い出しに出かける。
- レイ・ザ・バレル
- 同じ「レイ」の名前を持ち、クローンであるという共通点を持つ人物。Lにて初共演。深い絡みこそ無かったものの、デスティニープランに反対したレイの言葉(後述)に、彼が大きく動揺する場面があった。
リアル系
名台詞
旧世紀版
- 「あなたは死なないわ…私が守るもの」
- ヤシマ作戦前にシンジに言った台詞。
- 「絆だから」
「私には、何もないもの」 - シンジから「何故EVAに乗るのか?」とたずねられた時の返事。この時点の彼女にとってはそれだけが全てであった。
- 「何故…泣いているの?」
「ごめんなさい。こういう時、どういう顔をすればいいのか、わからないの…。」 - 大破した零号機から救出してくれたシンジに対して。
この時シンジの「笑えばいいと思うよ」という返事に対して、彼に初めて笑顔を見せる。 - 「ニンニクラーメン、チャーシュー抜き」
- ミサトにラーメンをおごってもらった時に注文した時のセリフ。
第二のエヴァブーム真っ只中の2009年には日清、東洋水産などが相次いで商品化している。 - 「ありがとう…感謝の言葉…初めての言葉…あの人にも言ったことないのに」
- 部屋を掃除してくれたシンジに「ありがと…」とおもわず言った自分をふりかえって。あの人とはもちろんゲンドウ。なお新劇場版では、「ありがとう」と言う台詞をシンジの他にアスカにも言っている。TV版では殆ど無視か拒絶しかなかった2人に新たな関係が芽生える、かと思われたが…。
- 「私が行きます。私が死んでも、代わりがいるもの…」
- 第14使徒ゼルエルに対しN2爆雷を使用しての特攻をかける際の台詞。その台詞の本当の意味はしばらく後に明かされる事になる。なお新劇場版においては、自分を助けようとするシンジに対して同様の台詞を言うが、彼からは「綾波は綾波しかいない!」と、きっぱりと否定されている。
- 「そうよ」
- 自暴自棄になったアスカが、レイに「碇司令が死ねと言ったら、あなたは死ぬんでしょう」と答えたら、即答で、ほぼ反射的に答えてしまった。アスカがレイに心を完全に閉ざしたシーン。
- 「これが、涙…?泣いているの…私?」
- 第16使徒アルミサエルに接触され、自分の心の内を見せ付けられた際に自分が泣いていることに気付いて。なお、「LCLで満たされているエントリープラグ内で泣いても涙なんか見えるわけないだろ」という突っ込みはしないように。
- 「私はたぶん3人目だと思うから…」
- 自爆から再登場しての台詞。記憶が継承されていないのでシンジらと培ってきた関係も白紙同然になった。
- 「私はあなたの人形じゃない…」
「駄目、碇くんが呼んでる」 - ゲンドウを裏切った瞬間の台詞。
- 「初めて触れた時は、何も感じなかった。碇君の手。」
「2度目は…少し気持ち悪かった…かな?」
「3度目は、暖かかった。スーツを通して碇君の体温が伝わって来た。」
「4度目は、嬉しかった。私を心配してくれる碇君の手が。」 - 漫画版、ネルフ本部地下庭園にて、シンジに彼と触れ合った記憶について語った台詞。なお「初めて触れた時」は初対面で簡易ベッドから転げ落ちた所を助け起こされた時、「2度目」は彼女の部屋でシャワーを浴びていた所を弾みで押し倒されてしまった時、「3度目」はヤシマ作戦で助け出された時、「4度目」は漫画版オリジナルの、シンジに紅茶を淹れようとして火傷をし、その手当をされた時である。その後レイの「もう…一度、触れてもいい?」という台詞をシンジは受け入れ、二人は手を繋ぐ。が、その後シンジがレイから、この「5度目」についての感想を聞く機会は、永久に失われる事になる。
新劇場版
- 「分からない。でも、碇君と一緒にいるとぽかぽかする。私も碇君にぽかぽかして欲しい。碇司令と仲良くなって、ぽかぽかして、欲しい。」
- 『新劇場版:破』にて、アスカからシンジのことをどう思っているか尋ねられた際の答え。これをアスカは「それって‘‘好き’’ってことじゃない!」と解釈している。「ぽかぽか」というフレーズはこれまでのレイのイメージを一変させるものとして話題となり、製作スタッフもこのレイを「ぽか波」と表現している。またこの台詞の前後のやり取りは、今までの作品では冷え切った関係であったレイとアスカの仲を変える兆しでもあり、様々な意味で『新劇場版:破』を象徴する台詞とも言える。
- 「碇君が…戦わなくていいように…!」
- 『破』の第10の使徒戦にて、特攻する際に呟いた台詞。その後、零号機は使徒に取り込まれてしまう。
スパロボシリーズの名台詞
- 「あの人は…戻ってきた。大事なものを守るために…」
「だけど、守れなかった」
「それでも、あの人は………」 - MXに於けるEVA3号機事件で意識を失ったシンジの心象世界に現われ、悲劇に見舞われながらも護る為の戦いを放棄しない者が居る事を、戦いから逃避した彼に語る。現実にレイから告げられた言葉を、無意識下で反芻しているのだろうか?
- 「私はコーディネイターじゃないわ」
- 第3次αでキラが大気圏突入しながらも無事であった一件にてコーディネイターの常人とはかけ離れたスペックを聞いたアスカが、人間としてのスペックが違うと言うことでレイと関連づけた時に返したレイの台詞。
これに対しアスカは全く意に返さなかったが、どちらも人為的な背景で生まれたという点が共通している。また、この時アスカはレイとコーディネイターが「似たような存在」と言っているので、レイの出自はこの時点で周囲もある程度知っているようである。 - 「…そう。あなたも滅びのために来たの…」
- 第3次αに於ける第5使徒ラミエルとの戦闘前会話。突然の復活をアポカリュプシスの前兆として看破したのであろうか…?
- 「でも、私達は人形じゃない」
- Lにおいてデスティニープランに反対した際の台詞。この台詞にレイと同じ名前を持つ彼は強く動揺していた。
余談
- その絶大な人気からアニメのヒロイン像を新たに開拓し、業界に震撼を起こした。『クーデレ』や『素直クール』という言葉が登場する前の出来事であった為、『ディスコミュニケーション型』という類型で呼称される事がアニメ雑誌で見受けられた。他にも『綾波』という、彼女の名前をそのまま使った類型が生まれた時期もある。
また、TV版では、世界の可能性の一つとして、パンを咥えながら走ってシンジにぶつかるという、『ベタなラブコメ的シーン』を展開する、ステレオタイプなヒロイン像として、メタフィクション的に描かれた事もある。林原めぐみ氏が演じる、天真爛漫なレイは必見。 - 本作に限らず、放送当時から現在までアニメ業界では圧倒的人気を誇っており、彼女以降アルビノ、寡黙、人造人間といった少女キャラが激増した。
作品終了1年後に登場したホシノ・ルリに関しては彼女のイメージが取られているが、そんなに間が無い事を踏まえると偶然にも近い(エヴァブームは丁度この時に始まる)。また、彼女が肉嫌いなのは監督の庵野氏が菜食主義者であることに起因する。 - また、声優の林原めぐみ氏の演技の幅を広げたキャラクターでもあり、漫画原作のアニメ『名探偵コナン』の灰原哀はその一例とも言われている。
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