「ロケットパンチ」の版間の差分
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2020年1月3日 (金) 18:44時点における版
ロケットパンチは、ロボット兵器の武装の一種。
概要
『マジンガーZ (TV)』の主役メカ・マジンガーZの搭載武装のひとつで、拳骨に固めた拳を前腕部パーツごと撃ち出し敵にぶつけて攻撃するというプロセスが最大の特徴。
オープニング主題歌でも「飛ばせ鉄拳 ロケットパンチ」と謳われるように同ロボットの代名詞とも言える武装である。
ロケットパンチが提唱したロボット兵器の武装における「拳または拳を含めた前腕部パーツを撃ち出す」というコンセプトは後続のロボットアニメ作品群にも多大な影響を与え、様々なバリエーションが生まれていった。
装備機体
マジンガーシリーズ
- マジンガーZ(マジンガーZ (真マジンガー))
- ボスボロット
- ミネルバX
- グレートマジンガー(グレートマジンガー (試作型))
- 量産型グレートマジンガー(ブラック・グレート)
- グレンダイザー
- マジンカイザー
- マジンエンペラーG
- マジンガーZERO
他作品
- 鋼鉄ジーグ
- ロケットパンチ同様に下腕部から切り離すダイナマイトパンチ、手首のみを射出するナックルボンバーの2タイプがある。
- ガイキング
- 下腕部を射出するカウンターパンチが該当。腕周りが太くなった強化型は破壊力も増している模様。
- ガイキング・ザ・グレート
- 下腕部を射出するギガパンチャーグラインドが該当。合体前の3機の内、ガイキング (LOD)、ライキングも上腕部を射出するパンチャーグラインド、カウンターパンチを持つが撃ち出した後の操作は不可能。
- ダンガイオー
- 下腕部を撃ち出すブーストナックルが該当。派生技として組んだ両腕を撃ち出すスパイラルナックルがある。
- ガオガイガー
- 下腕部を射出するブロウクンマグナムが該当。下腕部と手首が逆回転する為破壊力が増している。
- スターガオガイガー(ガオファイガー)
- ブロウクンマグナムにファントムリングを重ねて射出するブロウクンファントムが該当。
- ジェネシックガオガイガー
- 手首のみを射出するブロウクンマグナムが該当。
- マスターガンダム
- ディスタントクラッシャーが該当。
- カプル (コレン機)
- エステバリス
- 下腕部を撃ち出すワイヤード・フィストが該当。有線式で、ワイヤーで相手を捕獲し引き寄せるという用途も。
バンプレストオリジナル
類似武器
- 無限拳
- ソーラーアクエリオンおよびアクエリオンEVOLの必殺技。拳を飛ばすのではなく、腕を無限に伸ばして相手を撃つ。
関連項目
余談
- マジンガーZを代表する武装の一つ「ロケットパンチ」は日本国外の作品にも影響を与えている。その一例として、2013年に公開されたアメリカ合衆国のSF映画『パシフィック・リム』の主役ロボットであるジプシー・デンジャーの武装「エルボー・ロケット(Elbow Rocket)」が存在する。
- 同映画を制作したギレルモ・デル・トロ監督は「もしも、マジンガーZが無ければ、私は『パシフィック・リム』を制作していなかった」という趣旨のコメントを残している(DVD版『パシフィック・リム』のオーディオコメンタリーより)。
- 余談だが、『パシフィック・リム』日本語吹き替え版では武装名が「エルボー・ロケット」から「ロケットパンチ」に変更されている。ちなみに中国語吹き替え版では、「天馬流星拳」なる名称となっている。
- この措置は、日本語吹き替え版に参加した声優の杉田智和氏(本編の主人公であるローリー・ベケットの吹き替えを担当)によると、「当初は日本語吹き替え版の台本でも『エルボー・ロケット』になっていたが、「日本の視聴者にとってはロケットパンチの名称の方が通りが良い』という配給会社の重役の鶴の一声で、『ロケットパンチ』に変更された」との事。
- また、杉田氏は自身のtwitter上において「(吹き替えの収録)現場でも、『やはりここはロケットパンチだろう!』と盛り上がったのをよく覚えています」と当時を述懐している。
- なお、ロケットパンチ誕生のいきさつについては原作者の永井豪氏によって度々語られているが、「ボクシング観戦中『リーチが長い方が有利なら、いっそ腕を飛ばせば強力なのでは』と思ったから」「疲れ果てて一歩も動きたくなくなった際に『こんな時、手を切り離して飛ばして戸棚のお菓子を取る事が出来たら』と考えた時に思い付いた」「漫画『デビルマン』で敵デーモンのシレーヌが自らの切断された腕を念力で飛ばしてデビルマンにぶつけた攻撃を発展させた」と二転三転しており、いずれが切っ掛けになったかははっきりしていない。
脚注
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