「ゼウス神」の版間の差分

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:その後はカイルスとともにアンチスパイラルとヒトマキナといった敵対勢力と戦っており、スパイラスネメシスを引き起こした元凶であるフルギーロとの戦いが終わったあとでもこの世界に留まっている。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==

2015年2月3日 (火) 23:04時点における版

ゼウス神(God Zeus)

古代ミケーネの伝承に記された、黄金の鎧を装着した巨神。劇中では単に「ゼウス」と呼ばれることが多い。

古代にて他の神々との戦争のため、地球に前線基地を構築すべくミケーネ人を率いて地球にやってきた。ゼウス自身はバードス島基地の維持のみを考えており、ミケーネ人側からの地球人抹殺案を却下した。
戦争が終わり、大神ウラヌスから地球人抹殺を命じられるが、たった一柱で反乱を起こす。その戦いの際に右腕を切り落とされており、後に兜十蔵一行がバードス島探索に訪れた際にジャパニウム鉱石化した右腕を発見。この腕はマジンガーZの開発に使われることとなった。

神でありながらノリが良く、マジンガーZのロケットパンチを見て切り落とされた自分の腕を「ロケットパンチ!」と叫びながらハーデスに投げつけたりしている

初登場作品は永井豪の漫画『Zマジンガー』でこちらでの表記は「Z神」。同作においても自軍の地球人抹殺案に反対して反乱を起こし、戦いの末に眠りに着く。後に現代の世に復活するも、偶然遭遇した兜甲児に自身の身体を託し、その精神は死亡した。また、同作では鎧のカラーリングが異なっており、マジンガーZと同じ配色となっている。
元ネタはギリシア神話の主神「ゼウス」。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
あしゅら男爵の口から存在が語られるのみ。なお、今作では兜邸にギリシャ神話に関する資料があったらしく、甲児もその存在をあらかじめ知っていた可能性がある。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
ビッグバンパンチ使用時のカットインや会話イベントでの一枚絵などに登場。なお、26話で部隊がインサラウムに飛ばされた際、過去の世界に飛ばされた甲児に助けられていたことが時獄篇で判明した。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
遂にゼウス本人が参戦。担当声優の矢島正明氏も当作品でシリーズ初参加。台詞のパターンは少なく、ミケーネの面々以外への特殊台詞はない。
通常はスポット参戦のみだが、IFルートに進むと第54話クリア時に正式参戦してくれる。正式加入時は既に神の力を失っているとのことで、実際に機体性能はスポット参戦時よりも下がってはいるものの、内実はHP-10000、装甲-600、「槍」の攻撃力-1000であとは据え置き、パイロット能力は変化無し。特に気力+ボーナスなど、パイロット養成で獲得できない上位技能を保有する辺りはさすが神といったところか。武装こそ2種類しか無いが、いずれも攻撃力は高く、2Lサイズによる火力補正は強力。
欠点らしい欠点はアシスト武器が無いためサブに回せない事(尤もサブに回すのは惜しい性能ではあるが)と、ALL武器がないことか。アンチスパイラルインベーダーのタフな雑魚を刈り取るのに一役買ってくれる。
参戦後は残された力を温存しながら戦っているため、インターミッションの会話には出てこない。また、エピローグでは世界に留まれる時間が限界に来ており、エタニティ・フラット崩壊前の尸空戦が最後の戦いとなった模様。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
イベント「激戦!魔神達への挑戦状!」においてハーデスに追い詰められている所をカイルスによって助け出され、共闘している。後に「降臨!異界の神々」にて光子力ゲッター線銅鐸の力が限界点に達し共鳴した事で復活を果たす。
カイルスを苦戦させたミケーネ神をあっさりと撃破するなど実力の高さを見せたが、仮初の身体であるためか本来の力を発揮しておらず、ハーデス神と帝王ゴールに押されている。
その後はカイルスとともにアンチスパイラルとヒトマキナといった敵対勢力と戦っており、スパイラスネメシスを引き起こした元凶であるフルギーロとの戦いが終わったあとでもこの世界に留まっている。

装備・機能

武装・必殺武器

手に持った槍を投げつけ、敵を貫く。
剣を携えて敵に接近し、斬撃を繰り出す。『Zマジンガー』では「ゼウスブレード」という名称を持っていた。

特殊能力

HP回復(小)、EN回復(中)、対精神攻撃
回復能力はカスタムボーナスで(大)に変わる。こうなるともはや止まらない。

移動タイプ

空は飛べない。尤も参入後の地上ステージに空を飛ぶ敵はいないが。

サイズ

2L
オリュンポスの神々同様超巨大。マジンガーが肩に乗れる。

カスタムボーナス

HP回復、EN回復が(大)になる
第3次Z時獄篇。ただでさえ強いのに、これがつくともはや手が付けられなくなる。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

全能力が壊れたレベルで高く、自軍の他のパイロットとははっきり言ってケタが違う。特に格闘・技量に優れるインファイター。

精神コマンド

第3次Z時獄篇
必中不屈勇気
サポート寄りのスーパー系といった構成だが、「愛」と「勇気」が被っているのが少々痛い。どっちも消費は50。

特殊技能(特殊スキル)

第3次Z時獄篇
底力L7、気力+ボーナス闘争心戦意高揚ガード気力限界突破
敵専用技能を二つも所持。武器の燃費が少々高いのでEセーブがあると安定する。

固有エースボーナス

自軍フェイズ開始時、自チームのSP+5、気力+3
第3次Z時獄篇SP回復戦意高揚を自らとパートナーに付加する効果。

人間関係

真マジンガー 衝撃!Z編

兜甲児
第1話にて彼と顔を合わせるシーンがあるが……
ウラヌス
ゼウスよりも更に高い位に立つ大神。地球人を守護するゼウスに怒りを露わにする。
ハーデス神
ゼウスと同格のミケーネ三大神。地球人を守ろうとするゼウスに戦いを挑むが敗北、「いずれ闇の帝王として復活する」と言い残してバードス島と共に沈んでいった。
ポセイドン
ミケーネ三大神。『Zマジンガー』では後述のアフロディアの父親。

Zマジンガー

アフロディア
『Zマジンガー』にて登場する女神。ゼウスの反乱に同調し、甲児と共に戦うことを決意する。

他作品との人間関係

ズール皇帝ガイオウ
第2次Zにて、甲児との戦闘前会話からゼウスの存在を知っているかのような発言をしている。

名台詞

「人間、面白い技を使うな! ならば私も…ロケットパーンチ!」
過去の世界にてマジンガーZのロケットパンチを見て、自身も切り落とされた腕を飛ばして真似をした。ノリのいい神様である。
後に明かされた正史によると甲児が出ても出なくても、どっちみちロケットパンチはする様子
第3次Z時獄篇ではロケットパンチこそ実装されていないが、しっかり収録しているらしくご丁寧にキャラクター辞典で聞ける

スパロボシリーズの名台詞

「我が怒りの剣! 受けてみよ!」
「うおおおっ!」
剣使用時。パターンがこれしかない。
「数千年前……われわれオリュンポスの神々は、バアルと戦うための前線基地として……」
「銀河の辺境にありながら、オリジン・ローの満ちる星、すなわち地球へと降り立った」
「我々の降りた地、ミケーネの人々は未開ながら、神々が忘れた愛や勇気を持っていた」
「そんな人間達を私は愛した。いつの日か、この未熟な兄弟達が真理に目覚め、共に宇宙を駆ける日が来るのを夢想した」
「だが、他の神々はそうは思わなかった」
ミケーネの神々の過去について。『Zマジンガー』にて甲児に語ったオリンポスの神々の過去のアレンジとなっている。
「それらはいずれわかる。君達は太陽の輝きの中に……シンカの入り口に立っているのだから」
「太陽」とはソル、すなわち太極を意味する言葉。では「シンカ」とは何なのだろうか? 
「宇宙は死と新生を繰り返し、その中で人は少しずつシンカを繰り返す」
「獣の血、水の交わり、風の行く先、火の文明……それを経て、人は太陽の輝きにたどり着く」
「そして、その先に待つのは神への道だ」
「暗黒の神ミケーネ」で語った「シンカ」に対する答えと言ってもいい比喩。
「そのとおりだ」
「全ての生物は人から始まり、そして、いずれはシンカを経て、高位生命体へと上っていく」
「天の光はすべて星」にて、参戦しているとこの台詞が出る。正しくシンカを遂げればカヲルZENのように人間の姿を保つか、そうでなくともゼウスのように面影を残し、偏ったシンカを遂げればハーデスや宇宙魔王のように人間とは似ても似つかないバケモノじみた姿になると思われる。

関連機体

マジンガーZ
『真マジンガー』ではゼウスの腕が変異したジャパニウム鉱石から作られており、姿もゼウスを模したものとしている。
Zマジンガー
出典元である『Zマジンガー』ではゼウスの身体を再利用し、Zマジンガーが作られている。その経緯から、機械神から「ゼウスのゾンビ」と呼ばれたこともあった。