「奇跡」の版間の差分
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2024年5月22日 (水) 20:14時点における版
奇跡は、精神コマンドのひとつ。
概要
複合系精神コマンドの一つで、採用作品の多くは「ド根性」「気合」x3「加速」「幸運」「努力」「必中」「ひらめき」「魂」が同時にかかるという効果。各種コマンドの一括使用なので略字は無い。
初出の『第4次』では総SPコスト245に対して消費SPが40とまさに奇跡の精神コマンドだったが、『F完結編』からは消費SPが100と激増した。それでも十分すぎるほどお得。
『R』で「愛」が本精神を少し弱めたような複合系精神として入れ替わりで採用されて以降は登場機会が減少している。
登場作品
- 第4次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。「ド根性」「気合」x2「加速」「幸運」「必中」「ひらめき」「魂」がかかる[1]。
- 習得するのはチャムと特殊誕生日の主人公の二人。阪田雅彦氏の誕生日はLv23で習得と最速になっている。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 特殊誕生日の設定が変更されたため、SFC版とは異なった入力が必要となる。
- 新スーパーロボット大戦
- 基本的には『第4次』と変わらず。
- 習得パイロットはムチャ、レイン、ジュリアの3人。ただしレイン以外の習得は現実的とは言いがたい。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 気合がx3になった点以外は『第4次/S』『新スパ』と同じラインナップだが、消費SPが100になった。ただし今作では幸運から努力が分離し、その努力を入れ忘れたのか、経験値2倍効果が無くなってしまった。
- 習得パイロットはノリコ・チャム・フォウの3人。チャムは努力を使用できるトッドかマーベルに乗せ換えた上で相当無理をしないと覚えられず、フォウは補給装置によるレベリングが必須となる。従って現実的なレベルで習得するパイロットはノリコのみとなる。
- スーパーロボット大戦A
- 『F完結編』と同じラインナップ。現実的レベルで覚えられるので終盤の数シナリオは使える。
- バグでド根性のエフェクトが熱血のものになっている。
- スーパーロボット大戦IMPACTまで
- 消費SP100で概要と同じ効果が基本になっているが、作品によっては「ド根性」が入らない場合もある。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 「ド根性」「気合」x3「加速」「幸運」「見切り」(「必中」「ひらめき」)「熱血」「努力」「修行」がかかる。総SPコスト355に対して消費SP80と高性能。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 直接は登場しないが「気力150以上で、自軍フェイズ開始時に奇跡が起きる」というゼロのエースボーナスとして登場。効果はノーコストでランダムに精神コマンド[2]を発動させるというもの。
- 「無限のフロンティア」シリーズに登場している精神コマンド「式占」と同じような効果である。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 直接は登場しないが「奇跡の欠片」という消費型強化パーツが登場。「愛、勇気、魂、闘志、覚醒、狙撃、突撃、鉄壁、集中」が同時にかかる。
- また、ノリコはエースボーナスで気力150以上になると1度だけ同様の精神がかかる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 直接は登場しないがソーラリアンの特殊能力・Dコマンドの一つ「フルミラクル」として登場。効果は『時獄篇』の「奇跡の欠片」と同じで、同パーツは入れ替わる形で廃止されている。
- また、ノリコは『時獄篇』から引き続き同じエースボーナスが採用されているが、必要気力が170へと上昇している。
- スーパーロボット大戦T
- 直接は登場しないが「奇跡の証」という強化パーツが登場。武器攻撃力+200、移動力+2、射程+1(マップ兵器と射程1武器を除く)という装備効果と、「気合x2、熱血、魂、閃き、不屈、集中、必中、加速、覚醒、狙撃、突撃、幸運、努力」がかかるという使用効果の二つの効果がある。
- その上、使用後も装備効果は継続するという、本作を代表する超強力な強化パーツである。
- スーパーロボット大戦30
- 『T』同様に直接は登場しないが、「奇跡の証」という強化パーツが登場。性能もTと全く同じ装備効果で使用しても継続する為、相変わらず非常に強力である。
- スーパーロボット大戦リンクバトラー
- 「ド根性」「気合」x2「復活」「幸運」「努力」「必中」「ひらめき」「魂」がかかる。消費SP100。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 通常のシリーズとはゲーム性が全く違うためか、久々に本精神自体が復活。
- 通常モードでは「HPを中回復、さらに一定時間、攻撃力、回避率小アップ」、VSモードでは「1ターン、命中率、回避率、CRT率100%アップし、敵のバリアを無効」。元の面影を残しながら調整されている。それもあってか、習得者数は他作品と比べかなり多く、過去作で習得していたキャラクターらも久々に習得する。
- 無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
- 久々に登場。「加速」「必中」「閃き」「気合」「魂」「幸運」がかかる。消費SP120。
- 味方では神夜が修得。隠しボスもHPが少なくなると使用。
- 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- 「ド根性」「気迫」「加速」「努力」「幸運」「魂」「見切り」がかかるように変更され、消費SP200に激増。
- 今回も神夜が修得。
主な使用者
極めて強力な精神コマンドだけに、『X-Ω』の例外を除き習得者はどの作品でも少数に限られており、修得Lvが非現実的な数値に設定されている場合も多い。
- チャム・ファウ
- 奇跡といえば彼女、というほど多くの作品で最後に習得する。だが、実際に習得するのは困難な高さのLvに設定されていることが多い。
- タカヤノリコ
- 「奇跡は起きます、起こしてみせます!」のセリフや劇中の活躍などを見るにまさに「ふさわしい」精神。『F完結編』では現実的なLvで習得可能となっている。
- 『第3次Z時獄篇/天獄篇』ではエースボーナスとして「奇跡」を起こす事が可能になった。
- 明神タケル
- 原作で反陽子爆弾を武器として使い、奇跡的に生存したことからか。『64』『リンクバトラー』以降の作品では複合精神へと変化した「愛」を習得する。
- アムロ・レイ
- 「たかが石ころ一つ、ガンダムで押し出してやる!」を表現しているのだろう。一部作品のみとはいえ、ガンダムシリーズの主人公で唯一習得する。
- フォウ・ムラサメ
- 一部の作品で習得。『α』では現実的なLvで習得可能となっている。
- ビーチャ・オーレグ
- 『64』で何故か習得。しかも習得Lvが38と異常に低い。
- レイン・ミカムラ
- 『新』で習得。ギリギリとはいえ現実的なLvで習得可能。お陰でアレンビーの扱いが悪くなっている気がしなくもない。
- アルバトロ・ミル・ジュリア・アスカ
- 『新』で習得。とはいえ隠しシナリオでの加入かつ習得までは少しかかるため、活用する機会は殆ど無い。
- ボス
- 一部の作品で習得。『COMPACT2』では習得Lv21というパターンもある。
- また、子分のムチャとヌケは一部の作品ではLv80になると強力な精神を一気に習得し、かつ少ないSP消費で使用可能と奇跡のような成長を遂げる。ちなみにムチャは通常パイロットとして登場していた『新』では実際に「奇跡」も習得する。
- 野原しんのすけ
- 映画などの作品では頻繁に奇跡のような活躍を見せている。そもそも『X-Ω』におけるコラボレーション自体が奇跡とも呼べるキャラクターである。
- 主人公
- 作品によっては特殊誕生日&血液型によって習得する場合があり、Lv30前に習得するパターンもそこそこある。『α』ではSP回復持ちが習得することもあるため、終盤では開幕「奇跡」使用があまり負担にならないことも。
- キョウスケ・ナンブ
- 登場初期と『X-Ω』で習得。「OGシリーズ」からは代わりに強運を持つように変更された。
- レビ・トーラー
- 『α』で習得。普通に育てていればラストまでに十分間に合うLvで習得する。『DC版』では味方にすると精神が変化するため習得不可能になってしまった。
- フォルカ・アルバーク
- 『COMPACT3』で習得。余談ではあるが、同作では「パラメーターの打ち間違い」により彼のステータスが異様に高くなっているという奇跡的な状況が起きている。
- 楠舞神夜
- 「無限のフロンティア」シリーズでの習得者。
敵キャラ
- カテジナ・ルース
- 『α』の最終決戦でクロノクルが先に撃墜されると使用する。
- ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ
- 『DC版α』の新規EDルートに登場するオリジナルのラオデキヤが1回だけ使用する。
- シュウ・シラカワ
- 『DC版α』の新規EDルートでラスボスとして立ちはだかった際に「ド根性」などと併用して5回まで使用。精神コマンドを使いきらせるまで倒せないため苦戦は必至。
- アインストカグヤ
- 無限のフロンティアの中ボスで神夜のアインスト版コピー。HPが減少すると本物同様に「奇跡」を使用することがある。
- ヴェーゼント・リヒカイト
- 無限のフロンティアの隠しボス。HPが10%以下になると毎ターン必ず使用する。しかも本作の敵にはSPの概念がないので回数も無限。