「スパロボ補正」の版間の差分

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そもそも原典が存在せず各タイトルが初出の[[バンプレストオリジナル]]キャラクターであるが、[[OG]]への参戦や初出タイトルの移植・リメイクによってキャラ性や基本設定等が改変される場合がある。この場合も便宜上『スパロボ補正』と呼ばれる。
 
そもそも原典が存在せず各タイトルが初出の[[バンプレストオリジナル]]キャラクターであるが、[[OG]]への参戦や初出タイトルの移植・リメイクによってキャラ性や基本設定等が改変される場合がある。この場合も便宜上『スパロボ補正』と呼ばれる。
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:新ではあまりにもふざけた一面が目立ったのか、αシリーズ、OGシリーズでは新での言動がほとんどなく、所謂「王道主人公」的な人物となった。なお、新で見られた負の側面は[[テンザン・ナカジマ|彼]]に受け継がれることとなる。
  
 
;[[アクセル・アルマー]]
 
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2012年12月9日 (日) 11:03時点における版

スパロボ補正(Correction by SRW)

スパロボシリーズにおけるスラングの一つ。

スパロボの醍醐味である所謂「if展開」全般を指す言葉ではあるが、元々は『機動戦士Ζガンダム』のカミーユ・ビダンのように、原作で問題のあった性格がスパロボで軟化され、冷静な優等生タイプの少年として描かれるなど、原作と比較して性格が激変する場合を指して用いることが多かった。

現在はフラグ立てによる死亡回避や和解など、単純に扱いの向上という意味でこの語を用いる場合も多い。この例としては「クロスオーバーや再構築によるストーリー面での優遇」「能力値の高水準設定によるステータス面での優遇」「戦闘アニメーションの作りこみによる演出面での優遇」などのパターンがある。

「原作では短気で粗暴」「原作ではネガティブ」「原作では独善的な理論を振りかざす」「原作では強さが二線級」など、一般的に原作での扱いが良いとは言えない(ユーザーの感情移入を呼び込めない)キャラクターに対しても補正がかかる場合は多く、それらのキャラクターのファンにとっては救済措置の一種ともいえ、補正に期待を抱くプレイヤーも多い。また、スパロボへの参戦は製作者側にとっても、原作とはかなり方向性が異なる設定を試す・或いは原作で未完に終わった設定を追加する機会でもあり、原作者側の協力が得られた場合には非常に強力な補正がかかる場合がある。

この手の補正で有名な例として、性格面では碇シンジ、能力面ではディアッカ・エルスマン、シナリオ面ではシン・アスカ、意外性ではギュネイ・ガス、生存という点ではエルピー・プルダイゴウジ・ガイなどが挙げられる。

尚、稀に「原作よりも頭の回転が悪い」、「原作と違って人間的に成長しない」、「キャラクターが根本から悪い方向に崩壊している」などのように、原作に比べて扱いが改悪される場合もあるが、これらについても基本的にはスパロボ補正と呼ぶ。こちらの方向性に補正のかかるキャラクターの代表例は、原作では死亡しないにも関わらずSRWでの死亡率が高い三輪防人などである。

代表的な例

ΖガンダムガンダムΖΖ

スパロボへの出演歴が長く、原作再現展開が既に多く行われてきた事もあり、原作で見せる性格的な負の一面や悲劇の運命が削除される方向に補正がかかる場合が多い。

カミーユ・ビダン
原作では自分の名前が馬鹿にされたと解釈して、ジェリドを殴ったのに始まり、MSで自分をいびったMPを追い回す、シャアを名乗らないクワトロを殴ったりと、普通に考えて非常識ともいえる凶暴な言動が多いが、スパロボではアムロが常時いて、後輩格のジュドーの存在や、他作品のキャラの付き合いから、少なくともαのようにジェリドやクワトロを殴る描写はあっても、他作品のキャラクターに対してはその要素は薄く、同年代では冷静な優等生といったイメージになっている(その割には、第3次αではジュドーに「昔は荒れてた」等と言われてしまうが)。劇場版では原作がそもそもが健やかな様子で描かれているので、結果的にSRWシリーズのカミーユに近い。Zではシンと友人になり、大きく影響を与える役どころになっている(相対的にアスランの影が薄くなったが)。
シャア・アズナブル / クワトロ・バジーナ
原作ではなにかとヘタレ扱いされる事が多く、ララァの一件のせいで最後までアムロと和解できず、最期は地球へのアクシズ落としを敢行して破滅への道を歩んでしまう彼だが、スパロボでは基本的に部隊の頼れる大人として活躍しており、、最後は自身の生きる道を見出し、名前を本名の「キャスバル・レム・ダイクン」に戻して政治家としての道を歩み出す幕引きも多い。ネオ・ジオンの総帥となっても、Rのように逆襲を行わないでキャスバルの名で立派にコロニー連合の大統領に就任したり、Dのように一度は地球に絶望して逆襲するも、様々な出来事を経て多くの勢力と同盟を結び自ら指揮を執って再び地球圏の為に戦い、最後は再び人類に希望を見出す展開も。
フォウ・ムラサメ
登場作品では条件付で原作の悲劇が回避される展開が多く、シリーズものの続編では大体生存している。カミーユファ三角関係を形成する事が多い。劇場版ではカミーユとの関係性自体が変化しているので、死亡退場も問題なかったものが、Zでは条件次第では仲間として加入した後は最後まで同行する展開が用意されている。
ロザミア・バダム
死亡回避&自軍参加が用意されており、フォウとの二択となる事も多い。フォウよりも敵対してそのまま死亡してしまう事が多い。
エルピー・プル
本人の人気のおかげか過去作品ではほぼ生存フラグが用意されており(Dでは既に死亡した扱いである)、原作展開の悲劇はオミットされる場合が多い。近年では説得プロセスが不要で最初から仲間に入っている場合も多く、原作で死亡したキャラだという事を忘れる程、死なない展開が最も定着したキャラクター。
プルツー
プル同様、原作での悲劇が回避され、プルと共に味方に加わる事が多い。ただしプルに比べると死亡回避率は僅かに低く、味方にする為の条件が難しい場合もある。また基本的にプルとの関係が原作よりも大きく改善されている。
ハマーン・カーン
原作では最期までシャアと和解できなかったが、F完結編Dでは彼と和解し、共に未来へと歩む姿が描かれている。また、第2次αなどでもジュドーカミーユと共闘する姿も描かれている。自軍として使いたいというファンの声が強いのもあるかもしれない。当然、仲間になれば即戦力として使える強さである。

ガンダムSEEDガンダムSEED DESTINY

元々原作の展開やキャラクターの言動に対しての評価が大きく分かれていた作品でもあり、スパロボへの参戦決定時にはスパロボ補正による原作完全再現の回避を希望する声が強かった。

特にSEED DESTINYは、初登場時では原作準拠の部分も多いが、新作への出演の度にストーリーに大幅改変がなされている。ZLに至っては作品程度の補正のかかり方が強烈である。

作品でかけられた補正は多くのプレイヤーを納得させるものであり、スパロボ補正の好例と言える。

シン・アスカ
主人公キャラとしては碇シンジと並んで救われたキャラ。シンジと同じようによき理解者や友人に多く巡り会え、カミーユ同様に原作での彼の凶暴な面は非常に薄まっている。ZLにおいて、遂に名実共に主人公といえる活躍をする。Zのifルート、Lでは自らの意志でデュランダルに立ち向かうなど、その傾向が特に強い。ユニット・能力的にも優遇されており、まさに「真のSEED DESTINY」であると囁かれている。
キラ・ヤマト
各作品においてキャラクター性がやや異なっており、熱血な一面が加わったり巧く論破できない口下手になったりさわやかな笑顔で姉や親友をイジったりしている。ZではキラおよびAA隊がZEUTHおよび各勢力から嫌われているので、かなり印象が違う。しかしキラも終盤までしっかり悩み抜き、後悔、反省もした上で合流するので、上手く纏まっている。特にKLでは愚連隊行為を行っていない事も相まって、人間的にも立場的にも馴染みやすく一番扱いが良い(これはZの扱いが悪かったためとも言われている)、Lに至っては最初からシンとの友情が描写されている。
ディアッカ・エルスマン
第3次αJWで高火力、長距離、優れた精神コマンド持ちと至れり尽くせり。携帯機作品ではアスランが最も覚えないといけないを彼が覚える事が多い。ファンからは『迂闊で残念』と揶揄されるSEED序盤の戦いぶりからは程遠い強力なキャラクターへと格上げされている印象がある。反面DESTINYでは地味だったせいかZでは仲間にならない、Kでは搭乗機と並んで地味と散々。イザークとはこの辺の扱いが違うが、Lでは条件次第でバスターを乗れるので多少は改善されている。
カガリ・ユラ・アスハ
原作以上に空気が読めないor頭の悪いキャラになっていて、人によっては不快感を感じるかもしれない。スパロボ補正がマイナスに働いた例といえる。
しかし、Kでは原作や他作品とは大きく異なり、部隊の頼れるリーダーとして大活躍した。また、携帯機では精神でを覚える分、戦闘面ではかろうじて及第点を越えている。
ステラ・ルーシェ
ZKではフォウのように条件付で生存し、シンルナマリア三角関係を形成する事に。Lでは条件付で味方加入ものの、自軍部隊の戦列に加わっても加わらなくても必ず生存する。
フレイ・アルスター
初登場の第3次αでは原作同様に悪女的な一面が出ていたが、JWと作品を重ねる内に軟化していき、特にWでは原作や第3次αとは大きく異なる「きれいなフレイ」が描写され、また死亡もしない。
ギルバート・デュランダル
原作の描写が曖昧だったためか、SC2Kのように悪役としての描写に比重を置いて扱われる事もある一方で、ZLのように志を同じくしながらも、最終的にはやむなく自軍部隊と対峙し、最期は彼らに人類の未来を託して散っていく悲運の為政者としての側面に比重を置いて扱われる場合もあり、作品によって補正の方向が大きく異なる人物の一人となっている。
ハイネ・ヴェステンフルス
SC2Zでは声優の事情により原作同様死亡するが、音声収録不要のKでは条件付で死亡回避&自軍参加が用意されており。Lでは死亡せず必ず仲間に加わる。
レイ・ザ・バレル
SC2以外の作品では基本的に条件付ではあるが死亡回避&自軍再加入or参加が用意されている。また原作ラストの行動が唐突すぎたため、説得力のある描写などが加えられることもある。

新世紀エヴァンゲリオン

主人公のシンジはロボットアニメ史上に残るネガティブな主人公であり、そんな彼が前向きに歩むという展開はスパロボ補正の中でも最も典型的なものである。そんな彼の影響もあってか、また作品全体として原作準拠の後ろ向きな展開に進むことが少ないためか、周りのキャラクターにも概ね前向きな補正(=退場を回避する意味での扱いの向上)がかかる事が多い。変更される性格のベースとしては、貞本義行の漫画版の性格付けの影響が見て取れる。また、本作物語部分も補正がかかっており、劇場版の展開から他作品の主人公たちの説得で再びシンジが立ち直り(大体アスカも無傷だったりする)、そのまま最終決戦へというパターンがある。
その人気と知名度の高さから、様々な展開をしている多くの漫画版の完結によっては、更にストーリーの幅が広がる可能性もある。これらの漫画版もSF好きのGAINAXが得意とする、公式でのパラレルワールド設定が認定されているので、SRWとの親和性も高い。また、新劇場版の展開による影響なども今後の作品で窺える可能性がある。

碇シンジ
スパロボ補正を最も象徴するキャラの一人であり、スパロボに来て最も救われたと言われるキャラ。原作では一人でネガティブに考え込んでしまう描写が目立つ上に理不尽な出来事や事件が彼に襲い掛かり更には周りに頼れる友人や大人も殆どいないせいでことごとく成長フラグを折られてしまっている彼だが、SRWでは理解者となってくれる友人や大人が大勢いるので仲間の協力で苦難を乗り越えていく。第3次αはその極みとも言え、αでの戦いを経て成長し、一人前の戦士の貫禄がついた。友人となったキラにも多大な影響を与えている。
惣流・アスカ・ラングレー
原作ではプライドが高すぎるが故に仲間に頼ることが一切なくそのせいで終盤で悲惨な運命を辿るが、SRWでは彼女もシンジと同じくよき友人達に巡り合えた為か、原作の病んだ一面はあまり無く、清く正しい正統派なツンデレキャラになっていることも多い。
葛城ミサト
原作における彼女の指揮官としての器を疑問視するファンも決して少なくなく、原作終盤では微妙に精神が追い詰められている描写もあるが、スパロボでは常に周囲から頼られる指揮官の一人として活躍することが多く、原作終盤の微妙に病んだ描写も無いに等しい。また、声優ネタの恩恵もあり、他作品との友人関係が幅広いのもポイント。
鈴原トウジ
EVA3号機の事件にて原作では片足を失う重傷、漫画版では死亡という悲劇に見舞われるが、スパロボでは回避策が必ず用意されているか、無条件で3号機と共に自軍に参戦という補正が加えられている。また十分に戦えるだけの能力値に設定されている。

機動戦艦ナデシコ

TV版と続編である劇場版で雰囲気が変わっている部分も多い作品なので、TV版のみ参戦しているJなどではそもそも劇場版に繋がらない展開になったり、劇場版のシナリオが再現されてる場合も最後はハッピーエンドを用意しているパターンが多い。また、ダイゴウジ・ガイはスパロボ屈指の原作を逸脱した活躍を見せるキャラであり、RWではほぼスパロボオリジナルの機体やグラフィックを新造されている。

テンカワ・アキト
TV版のみ参戦の場合は、平穏な生活のままエンディングを迎えるパターンが基本。劇場版では原作ではラストで再び姿を消すこともあり、その後の動向が計れない展開だが、SRWでは最終的にはユリカ達の元に帰ってくるパターン用意されている。いまのところはバッドエンドで終わりを迎えたことはない。
ダイゴウジ・ガイ
スパロボ補正を受けた代表的な主人公キャラが碇シンジシン・アスカなら、脇役では彼やギュネイ・ガスD)が挙げられる。早々と死亡退場する原作とはうって変わって毎回のように生存フラグが用意され、Jでは主役を食う程のカッコよさを見せたり、Wでは劇場版をイメージした顔グラフィックや機体が用意された。
白鳥九十九
原作では暗殺されてしまうが、スパロボではガイ同様毎回のように生存フラグが用意され、Wに至ってはハルカ・ミナトと結婚した後に劇場版の展開にも加わるなど、ファンを喜ばせるif展開が用意されている。

宇宙の騎士テッカマンブレード

ブレード』は多くの犠牲者が出る上に、原作でのDボゥイの救いが「何もかもを忘れてしまう事」という悲劇のドラマであり、『ブレードII』はその作風やストーリーから、前作ファンの間では評判はすこぶる悪い。これにより『II』を黒歴史扱いするファンも決して少なくないのだが、Wではシナリオを二作とも同時進行させることによって作品のストーリーを融合・再構成させた事で、見事に感動の一大ドラマを描きあげる事に成功した。後述の「作品自体に補正」の傑出した例と言える。

Dボゥイ
Jでは曖昧になってしまったが、Wでは「余命数ヶ月」という原作では結果としてスルーされたブラスター化の代償が描かれ、さらには全ての記憶を失うという原作以上の悲劇に見舞われるが、駆けつけてきた仲間達の声に応えて復活し、その後もシンヤに託されたクリスタルにより、細胞崩壊も抑えられる。ゴダードが死に際にラダムの支配を脱し、シンヤも自力で倒す事で完全に和解した展開なども用意された。全てを失った彼だけに、この奇跡は許されてもいいと評したプレイヤーもいるはず。
ユミ・フランソワ
原作ではアキに嫉妬したり空気を読まなかったりした彼女だが、Wでは周りがDボゥイとアキの仲を知っている人達だらけと言う事でDボゥイとアキの再会を見守る事になり、時にはアキを茶化し、時にはDボゥイとアキを二人きりにさせるなどあまり自身の恋心を優先させない(一応、師弟愛を超える事を期待している発言もあるが)。さらに原作の迷言だった「DさんのDはドリームのD」も自らの死期を悟ったDボゥイがユミに全てを託した際の発言となり、Dボゥイの夢を受け継いだ名言へと昇華された。

バンプレストオリジナル

そもそも原典が存在せず各タイトルが初出のバンプレストオリジナルキャラクターであるが、OGへの参戦や初出タイトルの移植・リメイクによってキャラ性や基本設定等が改変される場合がある。この場合も便宜上『スパロボ補正』と呼ばれる。

リュウセイ・ダテ
新ではあまりにもふざけた一面が目立ったのか、αシリーズ、OGシリーズでは新での言動がほとんどなく、所謂「王道主人公」的な人物となった。なお、新で見られた負の側面はに受け継がれることとなる。
アクセル・アルマー
OG2での彼のキャラ性が、あまりにも自分勝手な一面ばかりが目立ったせいもあったためか、OGsでは大幅に性格を変えられた。
アインスト・アルフィミィ
OG外伝でアクセルとともにまさかの復活を果たしたが、こちらも大幅に性格が変わりエクセレンやハーケンでさえツッコミに回すほどボケまくる。
アハマド・ハムディ
社会情勢の変化によりムスリム系要素や元テロリストという設定が問題となりかねない為か、魔装機神LOEのDS移植版ではただのバトルマニアになった。代わりにゲームバランスを崩壊させるプレゼントを持ってきた。
リー・リンジュン
アニメ版『ジ・インスペクター』では出番が大幅に削られたことでOG2での負の側面やテツヤとの因縁が描写されず、シャドウミラーに寝返ってダイテツの死の原因になることもなくなったので、結果的には扱いが良くなったといえる。

スーパーロボット大戦D

元々「if展開」はスパロボのお約束の一つでもあり、どの作品にもスパロボオリジナルアレンジという意味での補正は大なり小なり存在するが、スパロボDは特に補正のかかり方が強烈であることで有名。その筆頭は前出の通りギュネイ・ガスである。他には前出のシャアも、Dでは「ネオジオン総帥のまま最後まで味方」という意外な展開を見せる。

ギュネイ・ガス
原作では断末魔すらない「名前あり敵その1」の扱いだが、Dではなんと男主人公ジョッシュの親友に大抜擢される。物語上での出番も非常に多く、よき友人にめぐり合え、クェスともちょっといい仲になるなど、扱いがかなり向上している。しかも、念願(?)のνガンダム搭乗(特殊台詞あり)も実現。オリジナル主人公と版権脇役との友人関係というパターンも、本作以降度々見られるようになった。
剣鉄也
原作では『グレートマジンガー』の原作終盤に甲児に主役を奪われてしまい、所謂「不遇な主役」の走りとなった彼だが、スパロボシリーズではスーパー系の先輩格キャラとして大活躍する。α外伝では実質的な主役の一人となり、Dではギュネイと共に男主人公のジョッシュの親友兼相棒として活躍する。

作品全体、またはその作品の結末に補正

超獣機神ダンクーガ
個々のキャラクターへの補正というわけではなく、作品そのものに補正がかかっていると言うべき存在。ダンクーガスタッフサイドの協力もあり、新作への出演の度に機体名などの設定が肉付けされ、遂にファイナルダンクーガまで登場した。
マシンロボ クロノスの大逆襲
この作品もダンクーガと同じく、作品そのものに補正がかかっていると言える存在である。原作では敵陣に突っ込んでは苦戦し、時には敵に捕らえられることもあるロムとその仲間達だが、スパロボでは常に頼もしい助っ人としてスポット参戦して活躍してくれる機会が多い。特にロムは登場しただけで場の空気を一変させてしまうほど、SRWに登場した多くのキャラクターの中でも際立ったヒーロー性を持つキャラクターになった。ただし、その分ロム達の視点のストーリー再現やコミカルな場面の登場などはない。
余談だが、バイカンフーの全高設定は5.79m、57.9m、12mと各資料・媒体ごとにバラつきが大きく、SRWでは57.9m設定(Mサイズ)を採用している。
無敵超人ザンボット3
スパロボでは神ファミリーは周囲から迫害されることがそれ程無く(迫害描写があったのはZのみ)、戦死者が出ないことが殆どなので、原作での不幸さがかなり薄められている。
冥王計画ゼオライマー
原作のような悲惨な結末を迎えることなく、マサトが美久と共に平穏な生活を送ることになる幕引きが殆どである(戸籍とか色々問題があるようだが…)。
宇宙戦士バルディオス
原作では地球が破滅を迎えてしまうが、Zでは主題歌通り、明日を救える。マリンアフロディアと和解して共に未来へと歩みだせるのだから、まさに万々歳である。
新ゲッターロボ
NEOでは同作が全年齢対象作品である事、他の参戦作品の登場人物にエルドランシリーズの子供達をはじめ、子供キャラクターが非常に多いという事もあってか、原作におけるバイオレンス描写や血生臭さは薄められており、竜馬隼人のダークさや凶暴性も薄められ、竜馬や弁慶は原作にもあった人情味が強められており、隼人も理知的な側面が強調されている。…それでも過激であると一部のプレイヤーに評されているが。
コードギアス 反逆のルルーシュR2
原作では最終的に主人公ルルーシュが自ら世界の憎悪の対象となりゼロに扮したスザクに討たれることで世界が平和になるという素直に喜べない結末を迎えてしまうが(とはいえルルーシュが本当に死んだかは疑問もあるが)、第2次Z再世篇ではルルーシュがゼロレクイエム後で真相を知った仲間達に救助され、さらにゼロレクイエム前に条件を満たすことで死亡した主要キャラが生存、ルルーシュもゼロレクイエムを遂行する必要がなくなり、殆どの主要キャラが原作よりも救いのある結末を迎える、といったIF展開が用意される(その場合、原作における「皇帝ルルーシュ」の立場をトレーズとミリアルドが引き継ぐ)。悲惨なエピソードが多い本作も作品自体の補正に成功したと言える。
装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー
原作では味方側の元レッドショルダー隊のメンバーが全員悲惨な戦死を遂げてしまうが、第2次Zでは全員が生き残りペールゼンへの復讐を果たすことができるなど、結末に大きくスパロボ補正が掛かっている。

その他

張五飛
スパロボでは原作に比べ全体的に空気を読めない言動が強調させる事が多く、一種のネタキャラ的扱いを受けいている。特に64では女性蔑視の発言で艦内の女性陣を敵にまわす、一人で敵陣に突っ込んだ挙句洗脳され迷言とともに戻ってくるなど、ある意味優遇された描写が多い。逆にSC2Lでは、全編通してかっこいい言動が目立ったり、他作品のキャラクターを説得したりと別の方向性で補正がかかっている。
バーナード・ワイズマン
原作では惹かれ合った相手との戦いの果てに戦死(小説版では奇跡的に生存)という悲劇的な結末を迎えてしまうが、スパロボでは生存してクリスとともに自軍入りするルートが用意されることがほとんど。また、なぜかザク好きというキャラ付けがされる事も多く、全体的に原作と比べて軽いキャラになっている事が多いが近年の作品ではそうでもない。
猿渡ゴオ
原作では性格に情けなく不甲斐無い面も強く、同作の女性キャラクターの声優陣からも「何でゴオがもてるのか理解できない」と言われてしまうぐらいダメな描写が目立っていたが、SC2では性格のダメな部分が一切無く、スーパー系の頼れるリーダーとして充分な存在感を発揮し、活躍している。また、同作では原作での杏奈ミラを交えたドロドロの三角関係描写が薄まっており、綺麗に纏まっている。Lでも頼れる大人としての側面が強く描写されている。
三輪防人
彼にかかる補正は他のキャラクターとは大きく異なり、原作で死亡していないのにSRWではほぼ確実に死亡するという珍しいものである(逆に言うと偶に生存する)。彼は出演したSRWではA以外は全て(続編で死亡するので第2次αは除外)死亡する運命にある。同じ事がカテジナ・ルースフロスト兄弟にも言える。

メモ

  • 本項、記載が多すぎる気もしますがいかがでしょうか?記載に何らかの仕切りを設けないと、スパロボのif展開が際限なく記載されていくような気がします。
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