「ロケットパンチ」の版間の差分

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== 余談 ==
 
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*マジンガーZを代表する武装の一つ「ロケットパンチ」は[[日本]]国外の作品にも影響を与えている。その一例として、2013年に公開されたアメリカ合衆国のSF映画『パシフィック・リム』の主役ロボットであるジプシー・デンジャーの武装「エルボー・ロケット(Elbow Rocket)」が存在する。
 
*マジンガーZを代表する武装の一つ「ロケットパンチ」は[[日本]]国外の作品にも影響を与えている。その一例として、2013年に公開されたアメリカ合衆国のSF映画『パシフィック・リム』の主役ロボットであるジプシー・デンジャーの武装「エルボー・ロケット(Elbow Rocket)」が存在する。
**同映画を制作したギレルモ・デル・トロ監督は'''「もしも、マジンガーZが無ければ、私は『パシフィック・リム』を制作していなかった」'''という趣旨のコメントを残している([[DVD]]版『パシフィック・リム』のオーディオコメンタリーより)。
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**同映画を制作したギレルモ・デル・トロ監督は「もしも、マジンガーZが無ければ、私は『パシフィック・リム』を制作していなかった」という趣旨のコメントを残している([[DVD]]版『パシフィック・リム』のオーディオコメンタリーより)。
**余談だが、'''『パシフィック・リム』日本語吹き替え版では武装名が「エルボー・ロケット」から「ロケットパンチ」に変更されている'''。ちなみに、中国語吹き替え版では、なんと「天馬流星拳」! それで良いのか?
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**余談だが、『パシフィック・リム』日本語吹き替え版では武装名が「エルボー・ロケット」から「ロケットパンチ」に変更されている。ちなみに中国語吹き替え版では、「天馬流星拳」なる名称となっている。
***この措置は、日本語吹き替え版に参加した声優の[[声優:杉田智和|杉田智和]]氏(本編の[[主人公]]であるローリー・ベケットの吹き替えを担当)によると、「当初は日本語吹き替え版の台本でも『エルボー・ロケット』になっていたが、'''『日本の視聴者にとってはロケットパンチの名称の方が通りが良い』という映画製作会社の重役さんの鶴の一声で、『ロケットパンチ』に変更された'''」との事。
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***この措置は、日本語吹き替え版に参加した声優の[[声優:杉田智和|杉田智和]]氏(本編の[[主人公]]であるローリー・ベケットの吹き替えを担当)によると、「当初は日本語吹き替え版の台本でも『エルボー・ロケット』になっていたが、「日本の視聴者にとってはロケットパンチの名称の方が通りが良い』という配給会社の重役の鶴の一声で、『ロケットパンチ』に変更された'''」との事。
***また、杉田氏は[https://twitter.com/sugitaLOV/status/369845900119531520 自身のtwitter上]において「(吹き替えの収録)現場でも、'''『やはりここはロケットパンチだろう!』'''と盛り上がったのをよく覚えています」と当時を述懐している。
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***また、杉田氏は[https://twitter.com/sugitaLOV/status/369845900119531520 自身のtwitter上]において「(吹き替えの収録)現場でも、『やはりここはロケットパンチだろう!』と盛り上がったのをよく覚えています」と当時を述懐している。
**なお、ロケットパンチ誕生秘話については原作者の永井豪氏が度々語っているが、「ボクシング観戦中『リーチが長い方が有利なら、いっそ腕を飛ばせば強力なのでは』と思ったから」「疲れ果てて一歩も動きたくなくなった際に『こんな時、手を切り離して飛ばして戸棚のお菓子を取る事が出来たら』と考えた時に思い付いた」「[[漫画]]『[[デビルマン (原作漫画版)|デビルマン]]』で敵デーモンの[[シレーヌ]]が自らの切断された腕を念力で飛ばして[[デビルマン]]にぶつけた攻撃を発展させた」等々二転三転しており、いずれが切っ掛けになったかは不明。
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**なお、ロケットパンチ誕生のいきさつについては原作者の永井豪氏によって度々語られているが、「ボクシング観戦中『リーチが長い方が有利なら、いっそ腕を飛ばせば強力なのでは』と思ったから」「疲れ果てて一歩も動きたくなくなった際に『こんな時、手を切り離して飛ばして戸棚のお菓子を取る事が出来たら』と考えた時に思い付いた」「[[漫画]]『[[デビルマン (原作漫画版)|デビルマン]]』で敵デーモンの[[シレーヌ]]が自らの切断された腕を念力で飛ばして[[デビルマン]]にぶつけた攻撃を発展させた」と二転三転しており、いずれが切っ掛けになったかははっきりしていない。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2020年1月3日 (金) 18:38時点における版

ロケットパンチは、ロボット兵器の武装の一種。

概要 

マジンガーZ (TV)』の主役メカ・マジンガーZの搭載武装のひとつで、拳骨に固めた拳を前腕部パーツごと撃ち出し敵にぶつけて攻撃するというプロセスが最大の特徴。

オープニング主題歌でも「飛ばせ鉄拳 ロケットパンチ」と謳われるように同ロボットの代名詞とも言える武装である。

ロケットパンチが提唱したロボット兵器の武装における「拳または拳を含めた前腕部パーツを撃ち出す」というコンセプトは後続のロボットアニメ作品群にも多大な影響を与え、様々なバリエーションが生まれていった。

装備機体

マジンガーシリーズ

マジンガーZマジンガーZ (真マジンガー)
ボスボロット
ミネルバX
グレートマジンガーグレートマジンガー (試作型)
量産型グレートマジンガーブラック・グレート
グレンダイザー
マジンカイザー
マジンエンペラーG
マジンガーZERO

他作品

鋼鉄ジーグ
ロケットパンチ同様に上腕部から切り離すダイナマイトパンチ、手首のみを射出するナックルボンバーの2タイプがある。
ガイキング
上腕部を射出するカウンターパンチが該当。腕周りが太くなった強化型は破壊力も増している模様。
ガイキング・ザ・グレート
上腕部を射出するギガパンチャーグラインドが該当。合体前の3機の内、ガイキング (LOD)ライキングも上腕部を射出するパンチャーグラインド、カウンターパンチを持つが撃ち出した後の操作は不可能。
ダンガイオー
上腕部を撃ち出すブーストナックルが該当。派生技として組んだ両腕を撃ち出すスパイラルナックルがある。
マスターガンダム
ディスタントクラッシャーが該当。
カプル (コレン機)
エステバリス
上腕部を撃ち出すワイヤード・フィストが該当。有線式で、ワイヤーで相手を捕獲し引き寄せるという用途も。

バンプレストオリジナル

グルンガストシリーズ
上腕部を撃ち出すブーストナックルが該当。グルンガスト参式(の強化型スレードゲルミル)のみ強化版「ドリルブーストナックル」がある。
ソウルゲイン / ツヴァイザーゲイン
虎龍王

類似武器

無限拳
ソーラーアクエリオンおよびアクエリオンEVOLの必殺技。拳を飛ばすのではなく、腕を無限に伸ばして相手を撃つ。

関連項目

武器
必殺武器

余談

  • マジンガーZを代表する武装の一つ「ロケットパンチ」は日本国外の作品にも影響を与えている。その一例として、2013年に公開されたアメリカ合衆国のSF映画『パシフィック・リム』の主役ロボットであるジプシー・デンジャーの武装「エルボー・ロケット(Elbow Rocket)」が存在する。
    • 同映画を制作したギレルモ・デル・トロ監督は「もしも、マジンガーZが無ければ、私は『パシフィック・リム』を制作していなかった」という趣旨のコメントを残している(DVD版『パシフィック・リム』のオーディオコメンタリーより)。
    • 余談だが、『パシフィック・リム』日本語吹き替え版では武装名が「エルボー・ロケット」から「ロケットパンチ」に変更されている。ちなみに中国語吹き替え版では、「天馬流星拳」なる名称となっている。
      • この措置は、日本語吹き替え版に参加した声優の杉田智和氏(本編の主人公であるローリー・ベケットの吹き替えを担当)によると、「当初は日本語吹き替え版の台本でも『エルボー・ロケット』になっていたが、「日本の視聴者にとってはロケットパンチの名称の方が通りが良い』という配給会社の重役の鶴の一声で、『ロケットパンチ』に変更された」との事。
      • また、杉田氏は自身のtwitter上において「(吹き替えの収録)現場でも、『やはりここはロケットパンチだろう!』と盛り上がったのをよく覚えています」と当時を述懐している。
    • なお、ロケットパンチ誕生のいきさつについては原作者の永井豪氏によって度々語られているが、「ボクシング観戦中『リーチが長い方が有利なら、いっそ腕を飛ばせば強力なのでは』と思ったから」「疲れ果てて一歩も動きたくなくなった際に『こんな時、手を切り離して飛ばして戸棚のお菓子を取る事が出来たら』と考えた時に思い付いた」「漫画デビルマン』で敵デーモンのシレーヌが自らの切断された腕を念力で飛ばしてデビルマンにぶつけた攻撃を発展させた」と二転三転しており、いずれが切っ掛けになったかははっきりしていない。

脚注