量産型グレートマジンガー

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量産型グレートマジンガー
外国語表記 Great Mazinger Mass Product Model
登場作品

マジンガーシリーズ

分類 マジンガー
生産形態 量産機
全長 25m
重量 32t
動力 光子力エネルギー
装甲材質 超合金ニューZ
開発 新住日重工
主なパイロット 無人操縦(ゴーゴン大公が指示)→剣鉄也炎ジュンボス、その他科学要塞研究所の職員
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概要

新住日重工により、盗まれた設計図から量産されたグレートマジンガー。胸元にナンバリングが刻印されている事を除けば、オリジナルとの外見上の相違点は見当たらない。1体だけ試作品として全身の塗装が黒い量産型グレートが存在しており、ブラック・グレートと呼ばれる。

最大の武器であるグレートブースターがない上、スクランブルダッシュも無い為飛行能力まで失っているが、サンダーブレークは使えるため火力は十分、装甲もかなりのもの。更には、オリジナル同様に自爆装置(桜多版のみの設定)までもコピーしている。(ただしオリジナルとまったく同じと繰り返し説明されていることからスクランブルダッシュが内臓されている可能性は高い)

最終的には本家グレートマジンガーの手によって自動操縦を停止され、科学要塞研究所の手に渡って戦闘獣を迎え撃ったが、戦闘経験の無い素人による操縦だった事も重なり殆どの機体が大破、残った機体も全て日本海溝に廃棄された。

なお、新住日重工の社長である藤獰(SRW未登場)は、自身に降りかかった或る出来事を切っ掛けに、以降の量産計画を断念するが、将来的に日本の景気が悪化する事を危惧し「グレートを海外に売らなければ日本は破滅する」と発言しており、事実この世界の日本には未曾有の大不況が訪れる事となってしまった[1]

登場作品と操縦者

主に敵として出てくるが、大抵の場合拾い集めたパーツから1機自軍用にレストアするイベントが起きる。自軍で使う場合は飛行能力がない点をミノフスキークラフトなどで補う必要があるが、能力的には問題はないし、作品によっては合体攻撃も使えるため、甲児マジンガーZからこちらに乗り換えた方が強いことも。但し3機以上の合体攻撃は使えない。

初参戦の『64』や、『COMPACT2』、『A』、『MX』ではグレートとは別に新規に描き起こされたり、グレートのグラフィックの改変で原作通りの外見になっている。

その他の作品ではグレートのグラフィックの流用である為に、本来は装備されていない筈のスクランブルダッシュが付いている。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
BF団にグレートの設計図が盗まれ、新住日重工が超合金ニューZをミケーネ帝国に売り払ったことでDr.ヘルによって量産化される事に。グラフィックがグレートの使いまわしであるため、スクランブルダッシュが付いているし空も飛んでいる。結果的に(というか起動条件の一つ)量産型グレートの存在がマジンカイザーの覚醒を促した。その後はカイザー1機で全機撃破された。その後も雑魚としてぼちぼち出てくるが、以後のαシリーズには登場しない。超合金ニューZを使い切ってしまったのだろうか。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
ステージ4を最後に選択すれば設計図が奪われるイベントが発生し、フラグが立つ。中盤で地上ルートを通れば、敵の量産型の内の一機を鉄也説得する事で入手出来る。ミネルバXと二択。イベントを起こさなければ似たような性能の機械獣アポロンA1が替わりに登場。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
入手していれば引継ぎにより登場。第1部とは能力値が若干変化し、パーツスロットが少ないのもあってミネルバXに劣ってしまう。第1部で条件を満たさなくても敵として登場。
スーパーロボット大戦IMPACT
ミネルバXが出なくなったので地上ルートを通るなら鉄也を地上に残すと良い。グラフィックではスクランブルダッシュが付いてるが飛行不可能。本家との違いはサンダーブレーク、グレートブースターがなく遠距離戦が苦手な事、合体攻撃に参加できない事、地形適応陸がSでなくAである事、強化パーツ数が4の為V-UPユニットとの相性が良い事などである。本作では硬さが重要なので思った以上に使える。第1部では足が遅く飛べないので「加速」持ちの鉄也を乗せてもいいが、オリジナルのグレートと併用するならこちらには炎ジュンを乗せるとよい。改造と強化パーツ次第では本家を上回る。ミケーネ帝国との最終決戦でも敵ユニットとして6体登場するが、デモムービーを伴うイベント戦闘を経て、実際に戦う事になるのは僅か2体のみとなる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦AA PORTABLE
グラフィックが『64』の使いまわしのため、スクランブルダッシュはない。今回は鉄也の撃墜数次第で入手可能。
オリジナルと比べて基礎性能は少々劣りグレートブースターも無いが、改造段階が高めに設定されておりオリジナルとの合体攻撃も備えている。
空を飛べないことを除けば基本スペックはZを上回るが、マジンガー系3機での合体攻撃はZでないと出せないことに注意。
スーパーロボット大戦R
敵としてのみ登場。ミケーネ帝国が設計図を奪って量産した。デュミナスも量産し使用する。切り払いが厄介。

単独作品

スーパーロボット大戦64
初登場作品。完全平和ルートでのみ登場。科学要塞研究所の職員が暗黒大将軍に誑かされ、設計図を渡してしまったらしい。
ここではグレートとは別のグラフィックで羽無し。入手した際に甲児はミケーネが量産できたのだからOZだって量産できるのではと懸念したが、アストナージ曰く、ワンオフに近いから無理とのこと。
スーパーロボット大戦MX
据え置き機ではしばらくぶりにスクランブルダッシュがなくなった。前半オリジナルのグレートを奪ったバレンドス親衛隊長が後半量産し1号機に搭乗する。このうちバレンドスの乗る1号機以外の機体をボスボロットに乗ってる状態で倒すと入手できる。更に入手した状態で鉄也の撃墜数が50以上の場合ブラック・グレートが入手できる。ボスで入手できなくても鉄也の撃墜数が50未満で量産型グレートが手に入るが、その場合ブラック・グレートを入手できない。そしてボスで入手できず、鉄也の撃墜数が50以上だと量産型グレートもブラック・グレートも手に入らなくなるという地味に複雑な条件となっている。今回はダブルライトニングバスターのみだが合体攻撃も使えるのでマジンガーチームの火力の底上げに使える(その場合、主戦力の一角が文字通り「マジンガーチーム」になる)。この機体とブラック・グレートを入手すればレディースロボット&ボロットがお払い箱となる。
バレンドス機のみ他の量産型と違い性能が高い。後半になってくると本作のマジンガーは息切れしてくるが、5機もの機体が連続で合体攻撃を繰り出せるようになってくると息切れは感じない。

=== 関連作品 ===。

リアルロボットレジメント
中央管理センタールートでボスとして登場。地獄大元帥いわく戦争の隙に設計図を盗んだとの事。
マジンガーZに大量に襲い掛かるも、駆けつけたグレートマジンガーのサンダーブレークで一掃されるCGムービーが用意されている。
ムービーで登場するのは通常カラーだが、ボスとして登場するのはブラック・グレートカラー(ただし名前は量産型グレートマジンガーなのでこちらに記載。)
グレートマジンガーの武装を1つだけ再現する量産型グレートが次々と襲い掛かってきて、最後に全武装が再現された固体が登場する。

装備・機能

武装・必殺武器

アトミックパンチ
回転するロケットパンチ。
ドリルプレッシャーパンチ
腕部を鋭利な刃物を回転させながら発射する。
バックスピンキック
直訳すれば後ろ回し蹴り。
ニーインパルスキック
脚部が損傷したのを機に鉞(まさかり)を取り付けた。
グレートタイフーン
口から突風を起こす。マジンガーZのルストハリケーンのように酸を纏ってない。
ネーブルミサイル
臍部分から発射するミサイル。作品によっては弾数が99発ある。
グレートブーメラン
胸部の高熱板を投げ付ける。
ブレストバーン
胸部の赤い高熱版から発射する5万度の高熱放射。マジンガーZのブレストファイヤーと比べると影が薄い。
サンダーブレーク
耳の突起部分から300万ボルトの放電で雷を起こし、秒速30万㎞の電流を発射する。作品によって演出が異なり、人差し指かマジンガーブレードのどちらかで雷を受けて発射する。

合体攻撃

ダブルロケットパンチ
マジンガーZグレートマジンガーグレンダイザーブラック・グレートの組み合わせによる2発同時のロケットパンチ。
ダブルバーニングファイヤー
マジンガーZグレートマジンガーミネルバXの組み合わせによる2機同時の熱線攻撃。
ダブルライトニングバスター
グレートマジンガーグレンダイザーブラック・グレートの組み合わせによる2機同時の電撃攻撃。

特殊能力

剣装備
マジンガーブレードで切り払いを発動。
マジンパワー
大体の作品では気力130以上で発動。一種のオーバーブースト機能。

移動タイプ

前述通りスクランブルダッシュがないため基本的に飛行不可。『α』のみ空適応あり。

サイズ

M

機体BGM

「おれはグレートマジンガー」
テレビ版オープニング。殆どの作品で採用。
「勇者はマジンガー」
テレビ版エンディング。『MX』など一部作品で採用。

対決・名場面

VSグレートマジンガー

関連機体

グレートマジンガー
原型となった機体。
ブラック・グレート
プロトタイプの機体。量産型と違ってスクランブルダッシュを装備している。

脚注

  1. ……尤も、実際に訪れたのは「ミケーネ帝国による日本の全面降伏」、ひいては次作における「全世界の文明終焉」という、日本の不況どころではない恐ろしい事態だったのだが。

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