オズマ・リー

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オズマ・リー(Ozma Lee)

S.M.Sスカル小隊の隊長を務める人物。

エースのコールサイン「スカルリーダー」を受け継ぐ人物であり、パイロットとしての技量は折り紙つきで、ブレラとも生身で互角にやり合える程度に格闘術にも長けている。また彼は退役軍人でもあり、豪放磊落・かつ大雑把な性格でありながら、軍人時代に培われた現実的な思考も兼ね備えており、リーダーとしての資質も高い。

本編のヒロインの一人ランカ・リーの兄で、彼女のことを何より大事に考えているが、それゆえに行き過ぎも目立ち(職権濫用により、完全に私事である妹絡みの無茶な命令を下すことが珍しくない)、周囲からはシスコンと呼ばれることもしばしばである。

とはいうものの、彼は実はランカの実兄ではなく、本来は「11年前のバジュラ襲撃事件によって壊滅した第117大規模調査船団の護衛部隊員」と「その生き残り」といった関係である。護衛部隊が船団を護り切れず、ランカの家族を救えなかった事を悔やんだ彼は、彼女を引き取って育てることを決意。その後、バジュラに対する上層部の対応に反発して除隊し、S.M.Sに所属して現在に至る。ランカが解離性健忘(PTSD)を患っており、特に肉親の怪我に対し強く反応することから、彼女に対しては「パイロットは辞めて、事務の仕事をしている」とウソをついており、そのことを誤魔化すのには苦労しているようである。また、ランカにウソをついて戦場に出ていることについては、アルトから「何もかも隠して、それが(ランカを)守るって事なのかよ」と痛烈な批判を浴びてもいる。

得意料理はパイン・ケーキで、これはランカを引き取った際に彼女の心を開きたいとキャシーに教えてもらったもの。マクロス界の死亡フラグ「主人公の先輩格」「パイン」「コクピットに被弾&怪我(しかも『かすり傷だ!』発言)」そして「異性関係の進展」をたった1エピソードで全て潜り抜けて生還した最強の死亡フラグクラッシャーとしても名高い。

かつて(『マクロス7』)一世を風靡し、『マクロスF』の時代になっても絶大な人気を誇るFIRE BOMBERの大ファンであり、作品の随所でそのを聴いている様子が見られる。更にはフォーメーションコードが「PLANET DANCE」「突撃ラブハート」になっているなど、そのファンぶりは折り紙つき。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初の声付きで登場。声優の小西氏はこのスパロボ作品で三役兼任で、中断メッセージでも出演。Lと比べると、どうもシスコンの一面が強調されている。
連続行動を初期から持ち、敵機を次から次へと撃破できる。バルキリーがそこまで避けないので底力を利用するか空Sに養成しよう。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
ファンからは本作から参戦した熱気バサラ本人との関係が期待されていたが、本格参戦は終盤から。黒の騎士団ルートなら少し早めだが、ゼロレクイエムルートではバジュラとの最終決戦から。
オズマにとっては大変心苦しいことだっただろうが、バサラに言葉を受けて少し報われる。サウンドブースターの開発資金を出したと目されている。裏方に徹していた間も、機会を見て会おうとしていたようだが中々会えなかったことから『マクロス7』における花束の少女の立ち位置にいると言えなくもない。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
今回は早めに味方部隊に合流し、アムロマオ達と共に前線指揮官を勤める。ファイアーボンバーの熱烈なフォロワーとしての発言やリアクションが多く(あるエピソードではキャシーにも「スカル1! 立場を弁えなさい!」と叱責を受けた)、前作以上にギャグ方面で弾けたキャラになっている。
また、ファイアーボンバーのパフォーマンスによる始末書を処理しているというある意味本来の裏方以上に裏方業務を行っている事が新たに判明している。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
原作準拠で登場。序盤~中盤に差し掛かる辺りで本格参戦。指揮を持つ為、仲間を補助しながら戦える。高水準の能力を持つが、バルキリー乗りの中では回避が僅かに低い。
スーパーロボット大戦UX
劇場版とはいえ特に変わりはないが、本作では指揮持ちパイロットが多いため、相対的にやや売りが弱くなってしまった感がある。

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
初登場時点ではスカル小隊から離れているが、第5章にてアーマードパック付きのVF-25S メサイアで戦線に復帰。スカル小隊念願の熱血持ちである。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

命中射撃技量に優れる。回避は若干低めの事もある。第2次Z再世篇ではさらにこのステータスがとんでもない事になる(後述)。

精神コマンド

スーパー系よりのラインナップ。L、UXで覚える「不屈」は回避に不安のあるオズマにはありがたいコマンドであった。

LUX
不屈必中集中直撃熱血
第2次Z
集中加速直感信頼熱血突撃
OE
気合不屈熱血

特殊技能(特殊スキル)

斬り払い 撃ち落とし シールド防御 ガード 指揮 底力 援護攻撃 援護防御 アタックコンボ 連続行動

Lではガードを覚える等、技能もまたスーパー系。第2次Z破界篇では連続行動を初期から習得しているが、再世篇では再攻撃に差し替えられた。リーダーであるため指揮を初期から習得。

UX
底力L8、援護攻撃L1、援護防御L1、ガード全体攻撃L1、指揮L2
OE
底力:防御、指揮:攻撃命中

エースボーナス

強化パーツ『Fボンバーのディスク』の効果2倍
第2次Z破界篇で採用。フォーメーション名に曲名を引用する彼の熱狂ぶりが知れるボーナス。だが、効果は毎ターンの気力上昇が3から6になるだけ。パーツスロットを1つ消費してまでつける価値はあるのかどうか。ある意味ネタととれるボーナスだが、再世篇ではこれに加えて……(後述)
強化パーツ『Fボンバーのディスク』の効果2倍、歌の効果二倍
第2次Z再世篇。なんと直接バサラのの加護を受けてどうにかなってしまったらしい。育成が十分なら、最強のパラメータになる。おまけにバサラは「熱血」を早い段階で取得するため、これも併用するとさらにとんでもないことに(熱血をかけたTRY AGAINをかけられると、最大格闘・射撃・技量+60、命中・回避・防御+120もの効果)。このエースボーナスのため、再世篇でのオズマの正式加入が遅れたと推測するファンも多い。四周目で可能になる15段階改造を施せば、更に更にとんでもないことに。ターンは限定されているが、敵陣に突っ込んで過激にファイヤーするオズマを体感するのも一興。
自分チームに対するバサラの歌効果二倍、回避率+15%
第3次Z時獄篇輪をかけて酷いボーナスに変貌してしまった。分岐ルートで小戦力を強いられる場面でこれを獲得しておくと、ターン限定ではあるが雑魚散らしに凄まじい戦果をたたき出す。ボスキラーに使用しているユニットに組ませて必殺のチームを作るか雑魚散らし用にチームを組ませるか本当に悩むところ。彼のみの効果ではなくチーム全体に適用されるので特殊条件によって能力が底上げされるユニットがチーム内にいれば、能力値に更なる補正がかかるようになっている。当然、能力値の限界値である400を超えるようになっている。再世篇で猛威を奮ったパラメータ限界突破だが、今作は条件によって能力値限界を超えるキャラが幾人かいるため、道を譲ることに。それでも恐ろしい程強い。具体的にはTRY AGAINだと、通常の+15に熱血+このボーナスで、+60の補正がかかる。能力養成の必要がないほど強い。
今回Fボンバーのディスク(今作も存在する)の効果2倍が無くなったのは前作で直接バサラの歌を聴いたためだと思われる。本物がいるのだからディスクより直接聴きに行った方がいいということか。それとも思い出してウットリしているのか。どちらにせよ、本作屈指にヤバいボーナスである。
闘志(攻撃が命中するとSP+1 気力+3)
OEで採用。

戦術指揮

移動後変形可能、防御力10%上昇、移動力1上昇
全体的にスーパー系と相性がいいラインナップ。早乙女スペシャルはオズマに引き継がれたらしい。
もちろん、FIRE BOMBERの曲名は毎回言ってくれる。

パイロットBGM

「トライアングラー」
主題歌。

人間関係

ランカ・リー
義妹。彼女を溺愛しているが、それには理由が。
早乙女アルト
部下。ランカを守るため、一時は袂を分かつことになるが最後は共に戦う。
ミハエル・ブラン
部下。第2次Z再世篇では彼の命を救う。
ルカ・アンジェローニ
部下。
ボビー・マルゴ
親友。ボビーにとっては好意の相手であり、オズマとしても性癖が一致すれば恋人だったと評するほど近い間柄。
キャサリン・グラス
色々と面倒見てくれる元恋人。レオン・三島を追ううちによりを戻す。
ブレラ・スターン
ランカの実兄。幼少期の彼に見覚えがあった。
グレイス・オコナー
小説版では10年前に彼女と会った事がある。妙にウマが合っており、バジュラの襲撃がなく、もう少し会話していたら歴史が変わっていたとも。
ガビル
「FB7」で邂逅し、彼からファイアー・ボンバーの記録映像を送られる。

他作品との人間関係

マクロスシリーズ

熱気バサラ
彼がメインボーカルを務める「FIRE BOMBER」の大ファンであり、楽曲名をフォーメーションコードとして使用するほど。再世篇ではバサラのを聴いて、ついに爆発する。
マンフレート・ブランド
第117大規模調査船団に関わっていた人物。小説版に登場し、生き残った当時のランカへの冷酷な言動と態度が災いして、オズマの鉄拳制裁を受けた。本来はPSゲーム、マクロスVF-X2(SRW未参戦)の黒幕的キャラクターで、あるルートでエイジス・フォッカーに屠られている。
なお、彼専用のチューンが施された赤いVF-17Sにはフォールドクォーツ(VF-X2の作中ではまだ正式命名される前だったため、「フォールドクォーツ」とは呼ばれていない)を利用した空間に怪音波を響かせてミサイル照準のロックオンを不能にする『ジャミング・サウンドシステム』が搭載されていた。
エイジス・フォッカー
VF-X2の主人公。同姓の名パイロットとの関係は明らかではない。「F」の小説版でオズマの新米時代からの先輩であることが判明。シリーズ最強の死亡フラグクラッシャーであるオズマを、今なお「タマゴ野郎(=『ヒヨッコ以下、踏めば割れちまう奴』の意)」扱いする剛の者(といっても貶す意味ではなく、かつての先輩としての情も込めてだが)。やんちゃな先輩にこき使われる礼儀正しい後輩のような関係。
ちなみにVF-X2の時代(AD2050年、ゲーム開始当初)は中尉だったが、「F」の時代(当時35歳)では階級は大佐、役職は「VF-Xレイヴンズ総司令」と、順調に出世している。

ガンダムシリーズ

アスラン・ザラ
第2次Z 破界篇にて、彼にランカを任せるわけにはいかないと発言し、アスランはショックを受ける。
ヨハン・トリニティ
同じ小西克幸氏が演じた兄貴キャラ。第2次Z 破界篇の中断メッセージにて共演した。
ネーナ・トリニティ
第2次Z 破界篇にてランカを殺そうとし、オズマは止めようとしたが、エイーダに助けられた。

スーパー系

イクサー3
Lでは彼女におじさんと呼ばれて凍りつく場面がある。
カミナ
ヨハンと並ぶ、小西氏が演じた兄貴キャラ。第2次Z 破界篇では彼の死に哀悼の意を捧げつつも、自らはどんな手段を用いても必ず生き延びる決意を示した。
なお、ヨハンと共に中断メッセージでも共演している。
城田志郎
第2次Z 破界篇では、赤木達にコクボウガーとの模擬戦を行なわせた彼の真意を汲み取りつつ、赤木達の成長の可能性を仄めかした。
赤木駿介兜甲児竹尾ワッ太
第2次Z 破界篇では彼らを荒削りな「ヒヨっ子」と評しながらも、その成長振りに期待している。
木下藤八郎
第2次Z 破界篇ではランカ目当てで「お兄様」と擦り寄ってくる彼の下心を見透かし、撃退する。

バンプレストオリジナル

クロウ・ブルースト
第2次Z 破界篇ではランカへの接し方について、彼から「『兄の口出し』と書いて『呪い』」と突っ込まれ、絶句する…が、この言葉でオズマの過保護振りは更にヒートアップする。
その一方で、送迎役のレントンを狙ってホランドが襲撃してくる危険性も見越し、クロウをレントンの警護に就かせる冷静な判断力も示している。

名台詞

「全機、突撃ラブハート!!」
戦闘の際のフォーメーションコードの一つ。再世篇ではバサラの「突撃ラブハート」をバックにDVEとなる。
「それがなんだってんだ!」
「反応弾が無理ならミサイル! ミサイルが無理なら銃! それが無理なら!」
「最後は拳になろうが歯だろうが爪だろうが! 戦う意思が欠片でも残る限り、俺は戦う! 戦ってみせる!!」
あらゆる攻撃を学習し無効化するバジュラに対して、どこまでも戦う覚悟を決める。
「アストロノーツの心得にもあるだろうが!拾ったものをむやみに使うな、冥王星までふっ飛ばされるぞ、ってな!」
小説版で、アルトが自機の損傷を気にせずゼントラーディの武器を使ったことを責めて。
この心得そのものについては、地球に落ちてきたマクロスを人類が接収し、それを発端に起きたゼントラーディとの戦いでマクロスが冥王星軌道までフォールドしてしまった故事にちなんだものと思われる。
「ふっ、こんなのかすり傷さ」
「妹も! 惚れた女も! 守れないで何が男だ!」
被弾しながらもバジュラを倒し、啖呵を切って見せた。この時にキャシーからの好感度を一気に引き上げたのは間違いないだろう。
そんなオズマをミシェルは「ロックだねぇ」、アルトは「演歌だろ」とそれぞれの感性で評価する。
「…もう、いいんだな…俺は……」
バジュラとの戦闘後、妹の晴れ舞台であるコンサートを観て。この時オズマは大量出血しており、この台詞とともに眠るように目を閉じるのだった。
「言ったろ、俺は死なないって」
アニメ版第17話で数多くの死亡フラグをへし折って生還、見舞いに来て泣きじゃくるランカにかけた言葉。そしてパインケーキ。
「悪いが、俺は大人じゃなくて男なんだよ!」
アニメ版第22話「ノーザン・クロス」にて、やむを得ず袂を分かったアルトとの戦闘の際に。Lでは本性をあらわしたグレイスとの最終決戦の際の戦闘前台詞として使われている。

スパロボシリーズの名台詞

Zシリーズ

「行くぞ、お前等! 俺達に仕掛けてきた大馬鹿野郎達に痛い目を見せてやれ!」
第2次Z 破界篇序盤、WLFを囮にZEXISを待ち伏せていたPMCトラストへ、怒りを露にするジェフリーに追従して咆哮する。
「勝敗を分けるのはプロか、アマかって事じゃない…」
「俺は軍に所属していた時もありましたが、戦いに大切なのは、そういう事じゃないと思うんですがね」
第2次Z 破界篇でコクボウガー赤木ら素人3人組との模擬戦を観戦しながら、城田へ番狂わせの可能性を示唆する。
「目を逸らすな! 奴の死亡を確認するまでトリガーから指を離すんじゃない!」
生身のガイオウへの集中砲火に愕然とするシモンを叱咤する。
(あいつは勇敢な男だった。男なら誰でも憧れるほどに)
(だが、俺は生きて帰る。臆病者と言われようが、ランカがいる限り)
カミナに哀悼の意を捧げるのと同時に、その件からオズマの死を連想して怯えるランカへ絶対の生還を誓う。
「その言葉で、裏方に徹してきた苦労も全て消し飛んだ」
「聴かせてくれよ、熱気バサラ。全てを吹っ飛ばす熱いサウンドを」
第2次Z 再世篇終盤、ランカがグレイスに操られて人類の敵となった事に大きく動揺するアルトを静かに諭した際に、バサラに自身を「熱い」と評されて。
冷静に嬉しそうな態度を表しているが、本当は叫びたいぐらいに嬉しかったと思われる。自身が熱烈に信奉するあの熱気バサラが目の前にいて、そして今、自分を「熱い」と賞してくれたのだから。
「底が知れたな、ミカゲとやら!」
「愛や友情を信じられないなんてのをわざわざ言うような奴は、腹の底ではそういうものに憧れてるんだよ!」
「FIRE BOMBERの歌は、そういう感情を呼び起こしてくれる!」
「それを不快に思うって事は、お前は相当寂しい奴と見た!」
第3次Z時獄篇第43話「奈落への入り口」において、ミレーヌの歌う「MY FRIENDS」を「不快な歌」と吐き捨てたミカゲに対し、この言葉で批判した。

携帯機シリーズ

「まさかバトル級と戦うことになるとはな……だが、世の中には試作機のYF-19でマクロスの対空砲火を潜り抜けた猛者もいる……だったら俺も泣き言を言ってられんな!」
Lでのバトル・ギャラクシーとの戦闘前台詞。かつてマクロスに試作機で挑んだ男の逸話を引き合いに出し、自身を鼓舞する。
「ブレラ・スターン…。記憶を失い、グレイスに利用されていた本当のランカの兄貴か…」
「…これで俺もお役御免だな」
Lでグレイスとの決戦を得て、ブレラと会った際の台詞。しかし直後にブレラから「ランカの兄は貴様だ」と言われ、ランカの兄であり続けることを決める。
「俺を誰だと思ってやがる!」
Lでの回避成功台詞の一つで声優ネタ。オズマと同じく小西氏が演じる『天元突破グレンラガン』の登場人物の一人・カミナの決まり台詞。
Lの次のスパロボの第2次Z 破界篇ではそのカミナとの共演が実現した。
「やめたくなったか? ユニットの運用方法がわからない、って…」
UX中断メッセージにて。別になんてことの無いセリフのようだが、今作では本人にそのセリフが当てはまってしまっている気がする。
「言っておくが、『ふたりが俺の翼だ』などという戯言は許されんぞ」
UXのEDにて、未だにどちらか決めないアルトに対して。TV版の告白台詞が元ネタ。が、直後のシーンで…。
ちなみにランカの実の兄が生きていると、彼が同様のセリフを言う。

スパロボシリーズの迷台詞

「マシンを使わなくとも俺達は戦えるのさ!」
明神静子奪還作戦にて。ギシン星の超能力者白兵戦で圧倒するZEXISの面々で締めの言葉がこれである。
あまりにも一方的な攻撃の数々であり、蹂躙の域に達しているほど凄まじいものだった。再世篇では竜馬も同じことを言っている。
「駄目だ! お前は借金のカタにランカを売り飛ばすに決まっている!」
第2次Z破界篇で誰がランカを送っていくかを決める際、クロウが名乗りを上げると即座にこう言い返した。「犯罪はしない主義」のクロウとしては心外だったようで「無茶苦茶だ…」と半ば呆れ気味に返答した。
「じゃあ、ここは言い出しっぺの俺が…」)
「絶対駄目だ! ついでにミシェルピエールロアビィゲイン青山雅人と…」
アスランは絶対に許さん!」
(アスラン「えっ!?」)
「何故だかわからんが、俺の勘が言っている! お前に妹は任せられん!」 
ランカを誰が送っていくかで揉めた際の一言。前置きとして桂やゲインなど、客観的にも女性好きと分かるメンバーを一通り挙げた後、最後に同類とでも言わんばかりにアスランの名前を挙げる。
アスランは少なくとも本作においてはSEED勢の真面目なリーダー格と見られていたはずだが、原作でのフラグ体質を直感で見抜いたのだろうか。
余談だが、前述の女好きのメンバーの中には前話で仲間になったばかりでそんなに交流がないはずの雅人まで入れられているが、やはりアスランと同様に直感で見抜いた…と思われる。
「まあいいだろう。レントンなら無害だからな」
上記の場面の後、結局レントンがランカを送っていくことになって安心したように。レントンに想い人(=エウレカ)がいることを知っているがゆえの「無害」発言なのだろうが、アスランは追い打ちをかけられ、「俺は…有害なのか…」とショックを受け、再世篇でも引きずっていたようだ。
「…お…おお…」
「うおおおおおおおおおおおおっ!! ボンバァァァァァァァッ!!」
再世篇にて、バサラを間近で聴いた彼はリミッターが外れ、衝動に駆られるまま吠えまくった。その姿を見たS.M.S隊員は勿論、キャシーも唖然としたようだ。
当人は「これで燃えなきゃ男じゃない!」と言い張っているが、正直言って借金に縛られた反動で衝動的に金をばら撒いたどこかの誰かさんを彷彿させてしまう…。
「うおおおっ! バサラのギターソロが来るか! 」
バサラ「過激に!」
「ファイヤァァァァァァァァッ!!」
EDにおいてバサラのソロを聴いた際にまたしても吠えまくった。当然キャシーに引かれ、ゼロレクイエムルートEDでは吠えるあまり、ジェフリーから「話にならない」とまで言われてしまう。オズマが話に参加するときは大抵バサラが絡むので、再世篇終盤ではまともな会話がない。
「うおおおおっ! バサラァァァァァッ!!」
時獄篇にて、バサラが登場した時の雄叫び。レイからも「相変わらずの熱いノリだな」と言われる。
「僭越ですが、艦長…。その場に同席していた自分も、その言葉…確かに聞きました」
時獄篇にて。オズマが聞いたテッサの言葉とは「自分に協力できる事があるなら、何でも言って欲しい」というものだったが、その言葉を逆手にとって1位の景品を「テッサのキスにしたクルツのアシストとしてのこの発言なので…。
ルカからは「キャシーがいないから、好き放題」と言われていたが、もしこれがランカのキスだったら、どうなっていた事やら。
「突撃ラブハート! そうか、一気に攻めろってことか!」
時獄篇にて、グーラと戦うことに戸惑う正太郎に耐え切れずにバサラが演奏した「突撃ラブハート」に反応しての台詞。指揮官なのにその発想でいいのか?

搭乗機体

VF-25S メサイア
VF-25 メサイア指揮官仕様機。S.M.Sスカル小隊の隊長であるオズマが搭乗する。