ラミア・ラヴレス
ラミア・ラヴレス(Lamia Loveless)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:清水香里
- 種族:Wシリーズ(人造人間)
- 性別:女
- 年齢:20代前半(外見年齢)
- 所属
- 階級:少尉(連邦軍での階級)
- Wナンバー:W17(シャドウミラー時代のもの。読み方は『ダブリュー・ワン・セブン』)
- コールサイン:アサルト4(ATXチーム)→エレーブ1(教導隊)
- キャラクターデザイン:河野さち子
スーパーロボット大戦Aに登場する女主人公。シャドウミラーが生み出した人造人間『Wシリーズ』の最新ナンバー『W17』。創造主レモン・ブロウニング曰く「Wシリーズの傑作」で、任務の達成率だけならばアクセル・アルマーをも上回り、実力、容姿、スタイルの全てにおいて完璧であるとされる。Aでラミアが主人公の時、あるいはOGシリーズでは後に感情を手に入れる事から、更に「最高傑作」と言い直される(ただしこれは、アクセルが人形のままのラミアを否定した際にも使われている)。
容姿やスタイルについてはゲーム中でも度々言及されており、類稀なる美貌と作中でも1,2を争う爆乳の持ち主。本人は自身の容姿について特別な優越感や思い入れは全く無く、特に胸については「こんなもの、重いだけだが……」と、むしろ疎ましく思う事すらある。ちなみにエクセレンはラミアの胸を見て、「むむ、これは……。ガーネット敗れたり、って感じ?」と評している。ガーネットのバストは93cmなので、それよりも明らかに大きいという事が一見しただけで判別できるサイズ、という事になる。
本来の性格は冷静沈着かつ冷酷な性格で限りなく無感情に近く、『人形』を自称していた(この『人形』のようなラミアはスパロボAのアクセル編で敵として登場する)。しかし、平行世界への転移の際に言語中枢を破損してしまう。これが元で、変な口調で話してしまう事への苛立ちや、潜入した部隊の面々の理想主義的とも甘さともいえる態度への呆れなど、本来は持ち得ないはずの明確な感情を表すようになった。
そして、その感情は自らの出生やシャドウミラーの理想に対する疑問を生み、シャドウミラーを離反。ヴィンデルの機体と共に自爆する。しかし、自らの搭乗機の堅牢なコックピットハッチのせいで死にきれず、レモンに自爆後の機体を回収された。ラミアを回収したレモンは言語中枢は直したが、記憶の消去などは一切せず、更に大破したラミアの乗機をむしろ以前より強化して返却した。OGsでは一部壊れたままである。この時、レモンは感情を持つバイオロイドの開発が叶った事と、その感情がシャドウミラーを否定してしまう皮肉を自嘲気味に語っている。
脱出したラミアは元の仲間と合流し、シャドウミラーと戦う事になる。
スーパーロボット大戦A
最終決戦でヴィンデルを倒し、ツヴァイザーゲインの次元転移装置を暴走させて自爆装置代わりにして爆破、そのまま宇宙を漂う事になった。このまま宇宙を流れるのもいいかもしれないと思った矢先、仲間達に回収されて地球に帰還する事になった。
敵として登場した場合は、何の疑問も抱くことなく自分に与えられた役割を忠実に果たし、自己を持つことはない。最期はアクシズ内部で、ネオ・ジオンを壊滅させたアクセルらロンド・ベル隊の前に現れ、シャドウミラー本隊の時間稼ぎと言う役割を遂行して死亡する。
スーパーロボット大戦OG
戦後、OVA及びOG2.5、OG外伝において、カイのスカウトに応じて連邦軍・特殊戦技教導隊のチーフ(隊員のまとめ役)となり少尉に任官されているが、バルトール事件で捕獲され生体コアにされてしまう。
「OVA」ではキョウスケの『分の悪い賭け』が成功してバルトールから無事に救出される。「ドラマCD Vol.3」では後日談として、修理中に見たカオスな隠し芸大会の夢が描かれている。そんな夢を見たのは人間らしさが増した結果らしい。目覚めたラミアは言語中枢の故障で変な口調に戻ってしまっていたが、そのほうがラミアらしいと評され、自分でもそう思うと答えている。
OG2.5及びOG外伝では救出直後に攻撃を受け、生死不明になってしまう。その後、OG外伝において、デュミナスに回収され洗脳された状態で復活し、バルトールのコアにされてしまう。この時期のラミアは、スパロボAのアクセル編において敵として登場する『人形』としての性格が強い。ラミアはキョウスケ達をコードATAに巻き込んで始末しようとするが、コードDTDを外部から強制的に引き起こすというアクセルの一か八かの賭けにより救出される。
ガーネットの双子の赤ちゃんに対して温かな気持ちになったり、『人間によって作られた存在』である自分が人間であるアイビス達に対して戦技を教える事に対して深く考えながらも『悪くない』という結論に達するなど、OG2よりも人間らしい感情を手に入れるに至っている。その反面、胸でサンオイルを塗らせようとしたアラドの言葉を疑いもせずに、最終的にラトに対して実行に移すなど、人間の常識に対して疎い部分も残っており、彼女を魅力的に描写している。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 女性主人公。乗機はアンジュルグ・ヴァイサーガ・アシュセイヴァー・ラーズアングリフから選択。本作のみ、特殊技能として強化人間が備わっている。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 基本的な部分はGBA版に準拠だが、強化人間扱いではなくなった。
スーパーロボット大戦OG
- スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2
- アンジュルグのテストパイロットとして登場。本作から、強化人間技能は削除された。フラグによりアシュセイヴァー・ヴァイサーガのいずれかを追加で手に入れる事が可能。シャドウミラーのストーリーが中核のひとつを占めている為、キョウスケ・ナンブと共に主人公相当の扱いを受けており、機体性能などの面でも優遇されている。ちなみに、専用機に恵まれているにも拘らず、汎用機に乗せ替える事も可能。
- スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONS
- ゲームで初めて声が付いた。基本的な部分はOG2に準拠するが、言語関連はよりはっちゃけている。先述の通り、OG2.5では悲劇に見舞われてしまう。OG2.5では、今までの搭乗機に変わり、ラミアの刺青と同じ物がパーソナルマークとして左肩に描かれている専用のガーリオンに搭乗している。
- スーパーロボット大戦 OG外伝
- OG2.5と同様に生死不明になるが、後にアクセルの賭けが成功した為、プレイヤーキャラとして復活を遂げる。アンジュルグはラミアの性格との相性の悪さや武器の地形適応がA止まりという問題を抱えており、格闘に特化したヴァイサーガではエースボーナスを活かせない。その為、ラーズアングリフ・レイブンやヒュッケバインのように、射撃が得意な回避型の機体に乗せる方が活躍できる。充実した固定武装による高い汎用性や援護攻撃向きという点では前者、最大火力や運動性の高さという点では後者に軍配が上がる。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 参戦は中盤から。本作ではネタ台詞が外伝以上にブッ飛んでいる。ヴァイサーガでもエースボーナスを活かせるものに変更されている。もっともヴァイサーガの性能は低下しているが。アンジュルグと好きな方に乗せて活躍できる。もちろん汎用機に乗せ替えることも可能だが。
- 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- 直接は登場しないが、アシェンの専用防具としてラミアが身につけているスーツ「W17スーツ」が登場する。また、コウタがアシェンを見た時にラミアと勘違いする。
搭載されているコード
- ATA
- 機密保持を目的とした自爆コード。ATAとは、「ASH TO ASH」の略で、語源はキリスト教の葬儀の祈祷文“Earth to earth; ashes to ashes, dust to dust.”「土は土に、灰は灰に、塵は塵に」の一説から。
- DTD
- 外部から強制的にオーバーヒートを引き起こす特殊なコードで、前述のコードATAよりも高い優先度を持つ。
アクセルはこの特性を活かして、デュミナスの呪縛ともいえるコントロールの回路を焼き切り、ラミア本人に後遺症を残さずに救出する事に成功している。
語源はコードATA同様、キリスト教の葬儀の祈祷文“Earth to earth; ashes to ashes, dust to dust.”「土は土に、灰は灰に、塵は塵に」の一説から。
人間関係
彼女は「原則として敬称は付けない」「軍の階級がある場合は名前の後に階級をつける」「ただし少尉以下(=階級上自分と同格かそれ以下)のパイロットはほぼ呼び捨て」という言葉遣いをするため、台詞を見ると上下関係は比較的わかりやすい。その生い立ち上、元からの知り合いは数人しかいない。
- アクセル・アルマー
- 元々所属していたシャドウミラー特殊処理班の隊長。彼には人形などと呼ばれていたが、シャドウミラーを抜けた後はそう呼ばれる事を嫌うようになった。アクセルはOG2の終盤、ホワイトスター内部での決戦において死亡した…と思われていたが、OG外伝では彼によって救出される。また、同作では彼に対して妄信的ともいえる尊敬を寄せている描写がみられる。
シャドウミラーから離反し、アクセルから「おれを隊長と呼ぶな」と言われた後でも、アクセルを一貫して【隊長】と呼ぶ。ATXチームや特殊戦技教導隊の一員となった後でも、本来の隊長であるキョウスケやカイを隊長と呼ぶことは少なく、やはりアクセルのみを隊長と呼び続けている。 - レモン・ブロウニング
- 自らの創造主。シャドウミラーを抜ける際の手引きなど、ラミアを様々な面でサポートしていたが、最終的には敵対する事となる。
- ヴィンデル・マウザー
- シャドウミラーの司令官。彼の搭乗機であるツヴァイザーゲインに組み付いて、コードATAを起動、機体を自爆させる一幕がある。
- エキドナ・イーサッキ
- Wシリーズの1人で、W16。ラミアよりも先に作られており、感情が皆無だったが、アクセルを守る為に身を挺し、感情と引き換えに死亡。
- ウォーダン・ユミル
- Wシリーズの1人で、W15。ラミアよりも先に作られているが、もう1人の自分とも言えるゼンガーとの邂逅により、早い段階から感情を手に入れた。
- キョウスケ・ナンブ
- ATXチームの隊長。バルトール事件の際、彼によって命を救われる。
- エクセレン・ブロウニング
- こちら側のレモン。ATXチームに所属している時に色々と面倒を見てもらっており、現在も「エクセ姉様」と呼んで慕っている。無意識のうちに、彼女の中にレモンの存在を感じていたのかもしれない。
- ブルックリン・ラックフィールド
- ATXチームのメンバー。『兵士から任務を取ったら、何が残るのか』という質問に対して『人間が残る』と答え、ラミアの心に大きな影響を与えた。なお、Aでは後述するようにシロー・アマダが同様の回答をしている。
- クスハ・ミズハ
- 明確な描写は無いが、ラミアがATXチームを抜けた後、彼女のコールサインである『アサルト4』を受け継いでいると思われる。
- カイ・キタムラ
- インスペクター事件後に入隊した連邦軍・特殊戦技教導隊の隊長。ラミアの事を高く評価しているようで、副官格であるチーフに任じている。
- アラド・バランガ
- 教導隊でラミアの部下となる。OG外伝では隊員同士で海に行った際、ラミアに良からぬ事をさせようとしてゼオラに見つかり、制裁を受けていた。
- ゼオラ・シュバイツァー
- アラド同様、教導隊でラミアの部下となる。上述のアラドの企みを阻止し、容赦無い制裁を加えていた。
- ラトゥーニ・スゥボータ
- 教導隊でラミアの部下となる。上述のアラドの企みによって胸がサンオイルまみれとなったラミアは、結果的に彼女に対して胸でサンオイルを塗った。当然、ラトは大いに困惑していた。
- アイビス・ダグラス
- 彼女とツグミが駆るアステリオンAXとの模擬戦の相手を務めた。正確に指南するラミアのアドバイスに対して、真摯に耳を傾けていた。
- ヴィレッタ・バディム
- あまり関わりがないが、彼女とエクセレン、ラミアで「美人三姉妹」となる。ただし、言っているのはエクセレンだけだが。
- ギリアム・イェーガー
- 経緯上、シャドウミラーとの戦いでは共闘する事も多く、彼が因果地平の彼方へと転移しようとした時やシステムXN破壊の際に行動を共にしていた。
- タスク・シングウジ
- ラミアの胸を見て『ボインちゃん』と表現し、嬉しそうな反応をしていた。なお、Aでは同様の発言を神隼人がしている。
- デュミナス
- OG外伝では上述にある通りにラミアを利用する。また、OGでのデュミナスは同じ創造主の立場であるレモンとはある意味で対照的なキャラであり、終盤で自身が創造したホムンクルス達を道具として扱った彼女に対し、ラミアは嫌悪感を抱いていた。
- アシェン・ブレイデル
- 世界観を共有する無限のフロンティアシリーズのキャラ。コードネームはW07であり、レモン曰くラミアのプロトタイプで姉のようなもの。ラミアに比べると見た目の機械部分が多いが、言語機能が不調だったり、コードDTDが搭載されていたり、声が同じだったりと共通点が多い。ただし、ラミアと決定的に違う部分として「自身がアンドロイドであり、それ以外の何かにはなれない」とアンドロイドとしての自分を(肯定的に)受け入れているところ。また、起動後20年以上経っている事もあってか、「面倒臭がり」「毒舌家」といった人格を確立している。
- ちなみに、ラミアを修復する際に彼女のデータが流用されたらしく、DTD発動時のはっちゃけモードがそのまま移植されてしまっている。
- モニカ・グラニア・ビルセイア
- 彼女の言葉づかいに突っ込みを入れるが、ラミアも変な口調で言うこともしばしばなので、アラドに突っ込まれてしまう…。
他作品の人間関係
- シロー・アマダ
- 『兵士から任務を取ったら、何が残るのか』という質問に対して『人間が残る』と答え、ラミアの心に大きな影響を与えた。このセリフはOGシリーズではブリットが発し、シローとのシーンのオマージュとなっている。
- 神隼人
- 彼女の事を一番疑っていたが、後にその考えを改め、彼女を認める。その理由として、『ボインちゃんが好き』と述べているが、それはあくまでも建前だろう。ただし、巨乳好きな事自体は本当。
- タップ・オセアノ&ライト・ニューマン
- A序盤の出撃前に、リンダから激励されるケーンを見て、「声をかけてくれる女の子がいていいよな」と羨む二人に激励?の言葉をかける(後述)。彼女のキャラがキャラだけに二人共逆に困惑し、「似合わねぇ」「もうちょい可愛らしさが欲しい」などと言ってしまうが、それでも満更でも無さそうであった。
名台詞
A主人公時
- 「タップ、ライト…がんばって」
- A序盤にて、リンダに激励されるケーンを羨むタップとライトに対してかけた激励?の言葉。ラミアのような美人にそのようなことを言われて奮起しない男はほとんどいないだろうが、彼女の普段の言動が言動だけにタップとライトは逆に困惑し、「似合わねぇ」「もうちょい、可愛らしさがほしい」などと言ってしまうが、満更でも無さそうでもあった。
…ちなみに、このやり取りはアクセルが主人公の時でも発生するが、こちらはお互いあまりにもあんまりなやり取りになってしまっている。 - 「スタイルが良くて、可愛いければ許されるのか。楽なものだな。私も参考にしよう」
- A序盤にて、いろいろと確執のあったナデシコのメンバーが自軍に合流することになり、タップが「いろいろあったけど、スタイルが良くて可愛い娘ばかりだったら(俺は)許すね」と言ったことを真に受けて。
ちなみにこの発言の直後、ドラグナーチームの三人から口を揃えて「あんたはそれ以前の問題」とツッコまれてしまう。 - 「私は指令さえこなしていれば良かった。……ただ、その甘美な味を知ってしまった。それだけです、アクセル隊長」
- シャドウミラー出奔時にアクセル(敵)に甘くなったと指摘されたことに対する反論。レモンの「知恵のリンゴを食べたアダムとイブは……」に続く。
- 「承知です。ならば……私は自分の足で次の楽園を探しましょう……」
- シャドウミラー出奔時、レモンの「知恵のリンゴを食べたアダムとイブは……」に対する返答。
- 「殺し合い、壊し合い、奪い合う世界…それを維持する理論は、恐らく間違っているのです…!」
- ヴィンデルと戦った際の戦闘台詞。Aでアクセルが戦う際も、同じような台詞を喋る。
A敵対時
- 「…あくまで任務に忠実なお方…フフ…それでこそ、倒しがいがあるというもの…」
- 初登場時に記憶喪失状態のアクセルとのやりとり。再登場したときも自己暗示なのではないかと宣い、ヴィンデルも納得していたところをみると、何ともいえない気分に…。
- 「未練…?アクセル隊長、どうしてしまったのです…?」
「それに…私が倒れたところで、Wナンバーはいくらでもいます」 - 終盤、最期を迎える直前にアクセルから「役目は果たした、か。未練はないのか?」と言われて。アクセルはレモンの最高傑作が、彼女の求めるものにはならなかったと嘆く。OG外伝でも近いやりとりがある。
OGシリーズ
- 「踏み込み過ぎだったりしちゃいますです……いかん、さらに調子が」
「ボクの狙いから逃げられると……む?何の言語モードだ?」
「そこでございますわ! ……語尾はともかく、これでは……」
「いっただきだよ~♪ この言語モードは使えんな……」 - これらは名台詞というよりも、ラミアの言語機能の壊れっぷりを象徴した台詞。スタッフの悪ノリを象徴した台詞という言い方も成り立つ。上記の台詞はOG2,5及びOG外伝のもので、言語中枢の機能の調子が特に悪い状態の台詞である。「ボクの狙いから~」、「いっただきだよ~♪」はアシェンの台詞でもある。だが……。
- 「リミット解除、 イヤッホウ!」
「ファントム・フェニックスでぶっ飛びやがり~の!!」 - 2ndで「ファントム・フェニックス」を使用した際のセリフパターン。更に……。
- 「リミット解除! ドッギャァァーン!」
「五大剣で斬りまくりんぐ!」
「レッツ・ストライキング!」
「……何を解除したんだ、私は」 - 2ndで「奥義・光刃閃」を使用した際の台詞パターン。完全に言動がアシェンのそれになっており、〆の部分は「ファンタズム・フェニックス」のもの。壊れっぷりもここまで来るとある種見事。
実は、この底抜けに明るい口調は、前述の通りアシェン由来のものなのだが、これは「プロトコード」として設定されている。つまり、アシェンとラミアは元々はこういう口調になるはずだったらしい。……どう考えても技術の無駄遣いだと思うのだが、レモンにしてみれば思考錯誤の一環だったのだろう。「向こう側」のエクセレンであるがゆえのノリの良さを考えるとこれも「?」だが。 - 「そ、そうか。助かった……」
- OG2で、クスハ・ミズハが飲み物を持ってきたのを見て戦慄。彼女から普通の飲み物と聞かされてホッと胸をなでおろした。この一幕から彼女も「クスハ汁」にトラウマを抱いていることがうかがえる。
- 「隊長、後はボク…いや、私が」
- OG外伝におけるアクセルに対する援護攻撃のセリフ。もし、アクセルに聞こえていたらどのような反応をしたのだろうか。
- 「フッ…以前では考えられなかった連携だな」
- OG外伝におけるアクセルに対する援護攻撃のセリフ。意外にもゲーム内で2人が共闘するのはこれが初めて。
- (さすが隊長…… ユーモアのセンスもある……)
- OG外伝の第30話より。おしゃべりは苦手だと言ったアクセルに対し、ツッコミではなく、尊敬を寄せる。この後アクセルが行動を起こす度に(さすが隊長……)と考えていそうである。
- 「創造主のために命をなげうつ……そこに疑問の余地はない。……かつてのWシリーズもそうだった」
「だが……今感じるこの嫌悪感は……」 - OG外伝の第34話より。創造主の名の下に自身の創造物であったティスとラリアーを取り込んだデュミナスに対して。言葉では上手く言い表せていないが、ラミアがより人間らしい心を持つようになった事が感じられる台詞。
- 「そもそも私は…地球人でない以前に人間ですらないのだぞ…?」
- OG2エンディングにて。
- 「それでは皆々様、本日はお日柄も良く」
「私もお別れは寂しかったりなんかしちゃったり、しなかったりしますのです」
「なので、すぐにまた続きをお願いしとうございますですことよ!」
「…以上だ」 - OGSの中断メッセージにて。アクセルに「締めの言葉ぐらい満足に言えんのか」と言われてこれ。
- (お母さん……母親……)
(今ならわかる……人が子を生み、育てる意味……そうか……そうなのですね、レモン様) - OG外伝のEDで生まれたばかりのガーネットの子供達を見たときの心情。
- 「……言葉遣いが変だな」
- 第2次OG終盤にて鋼龍戦隊に加入したモニカの変な文法に突っ込みを入れる。…しかし、たびたび変な口調で言うラミアが言うとどうもシュールに感じてしまう。実際アラドからも「ラミア少尉がツッコむんスか」と突っ込みを入れられてしまう…。
- 「う~……」「ボク……」
「ボク、モヤモヤしてきたよ!」
「うん、女のコはいくつも顔があるんだよ♪」 - 第2次OGの中断メッセージにて、ラミアの調子が悪そうとエクセレンに勘違いされて。口調が明らかにコードDTD発動時のアシェンのそれであり、しかもそれを真顔のままで言うというとんでもない離れ業(?)を披露したが、エクセレンから軽く引かれてしまう……。
- 「腕を……? 私にそんな機能はない。 いったい誰と勘違いしている、この黒パン娘」
- 第2次OGの中断メッセージにて、アルフィミィからラミアと似た誰かさんと勘違いされての一言。が、「黒パン娘」という台詞はアシェンから言われたあだ名であり、彼女からも怪しまれる始末。
ちなみにその直前の台詞は腕を飛ばしたり、コードDTDを発動したときに湯気を放出してやりたい放題と言われた。…まあ、アシェンは言動もやりたい放題なのだが。 - 「糸が切れた人形には、人間になる可能性が与えられる…!」
- ジ・インスペクターにてスリサズらに狙われるアラドを助けた際の台詞。
パイロットBGM
- 「ASH TO ASH」
- ラミアの専用BGM。自爆時の「コードATA」とは「ASH TO ASH」の頭文字である。
- 「極めて近く、限りなく遠い世界に」(及び同曲のVer.OG)
- ラミアの専用BGMその2。主にイベントで使用。ヴァイサーガの機体専用曲でもある。
- 「DARK KNIGHT」
- OG2において、隠しで使用可能なBGM。元々はアクセルの専用BGM。
- 「CHAOS」
- ラミアの専用BGMではなく、A及びA PORTABLEにおける、ライバルバージョンのラミア、アクセルの専用BGM。
主な搭乗機
スーパーロボット大戦Aの段階では以下の4機体から選択する為、愛機と呼べる機体は無かった。OGシリーズではアンジュルグがデフォルト機体となったが、汎用機であれば自由に乗り換え可能。バンプレストオリジナルのキャラクターの中で最も搭乗機に恵まれたキャラクターである。
- アンジュルグ
- ラミア専用機で、主に中~遠距離戦を得意とする援護攻撃向きの特機。甲冑を纏った女騎士のような姿が特徴的。その優美な姿はリュウセイが惚れ込み、コウタは『観音様』と呼称している程。OGシリーズではデフォルト機で、中盤に強化される。
- ヴァイサーガ
- 騎士のような外観をした特機。剣、爪など格闘一辺倒の武装。耐久力や回避力は標準をやや上回る程度だが、分身を初めとした様々な防御機構を持つ為、スペック以上に撃墜されにくい。また、武装も強力で使い勝手が良い。OGシリーズでは、アクセルはソウルゲインから乗り換える事が出来ず、ラミア専用機となっている。
- アシュセイヴァー
- ずば抜けた運動性を誇る、射撃戦向きの指揮官用アサルト・ドラグーン。スパロボAのGBA版では此方をメインに使うプレイヤーが多数。OGシリーズでは汎用機扱い。
- ラーズアングリフ
- ヴァルキュリアシリーズの一機。実弾系射撃武器を豊富に持つ、砲撃戦に特化した機体。リアル系としては運動性がやや低いが、防御手段が充実している。OGシリーズでは汎用機扱いで、ラーズアングリフ・レイブンへと強化される。
OGシリーズのみ
スポット参戦または敵として登場する為、永続的に自軍で運用する事は出来ない。
- ガーリオン
- OG2,5及びOG外伝のスポット参戦時に搭乗する。教導隊に入隊したラミア専用のカスタム機で、ラミアの刺青と同じ物がパーソナルマークとして左肩に描かれている。OG外伝の正式参戦時には、この専用機は入手できない。
- バルトール
- OVA、OG2.5及びOG外伝で誘拐されたラミアが、生体コアにされて搭乗した機体。この機体が撃墜された後のラミアの扱いについては上述。
- ヴァルシオン改・タイプCF
- デュミナスによって利用されたラミアが、ODEシステムのマスターコアにされて搭乗した機体。
余談
- 無限のフロンティアでは、物語終盤に『WR・ラヴレス』という敵が登場し、配色もラミアに近い。ただし、容姿は量産型Wシリーズなので全く異なるので、関連性は不明。なお同様に、エキドナ・イーサッキをモチーフにしたと思われる『WR・イーサッキ』や、ウォーダン・ユミルが元と思われる『WR・ユミル』も登場している。
- とかく変な言葉遣いをするキャラクター設定のため、ラミア役の清水香里氏は「私が台詞を間違ってしまっても、周りが指摘してくれない」と語った事がある。
- ラミアの名前は蛇の怪物ラミアから来ていると思われる(エキドナも同様)。それと同時に「知恵の実を食べる事をイブにそそのかした蛇」は世界最古のスパイと例えられる事がある。ラミアの場合、スパイである蛇と同時にイブの要素まで持ち合わせたキャラとも考えられる。
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