南原ちずる

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南原ちずる
読み なんばら ちずる
外国語表記 Chizuru Nanbara
登場作品 超電磁ロボ コン・バトラーV
声優 上田みゆき
デザイン 安彦良和
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 パイロット
サブパイロット
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プロフィール
種族 地球人(日本人)
性別
スリーサイズ B84・W60・H不明(一木知恵の調査データより)
所属 南原コネクション
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南原ちずるは『超電磁ロボ コン・バトラーV』の登場人物。

概要

バトルマリンのパイロットで、各バトルマシンの応急修理や後方支援を担当。

南原猛博士の孫娘で、海洋学、医学、ロボット工学の知識を持つ才女。ピアノや水泳、体操なども得意だが、一方で歯軋りが酷いという美少女らしからぬ欠点も持つ。

心臓弁膜症という持病を患っていたが仲間に心配をかけまいと、その事を隠し続けて戦っていた。後に手術を受け、全快した模様。

葵豹馬に想いを寄せており、彼の身代わりにマグマ獣との決闘に臨むなど、物語の要所要所で愛情の深さを示しているのだが、本人が素直になれないのと、豹馬が朴念仁なせいでなかなか進展しなかった。しかし、最終回で一緒に南原コネクションで暮らす事になったようである。また、重症の豹馬に代わって一度だけ超電磁スピンを操作した事がある。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
初登場作品。バトルマリンでの強制出撃のシナリオはあるものの、コン・バトラーVは豹馬しか精神コマンドが使えないので活躍できない。
第4次スーパーロボット大戦
幸運を覚えるが、覚えるのがやや遅いのが難点。終盤は貴重な補給を覚える。桜野マリとお互いの男性関係をからかい合うシーンがある。EDでは医師免許を取得し、豹馬のチームのメディカルスタッフになる。
第4次スーパーロボット大戦S
獣戦機隊との択一がなくなった。
スーパーロボット大戦F
今回から声が入った。バトルマリンの修理装置経験値が入る為、プレイヤーによっては彼女のみ高レベルになっている場合がある。オレアナを倒すまでに幸運を覚えさせると良い。
スーパーロボット大戦F完結編
ひらめき・幸運担当。コン・バトラーVを戦わせるのが難しい様なら、補給やの使用も視野に入れておこう。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
終盤で原作での心臓病のイベントがあり、病状が悪化するが、エンディングにて葵豹馬に手術を受ける事を約束する。また、スパロボではニュータイプを超能力者と混同して誤解する者が多い中で、「誤解なく分かり合える人」とニュータイプに対して正しい解釈をしていた数少ない人物として描かれていた。
スーパーロボット大戦α外伝
特に何も語られていないが、心臓弁膜症は完治した模様。第3話での南原コネクション襲撃の際は、ティターンズの人質となり、四ッ谷博士の決死の行動により救出されるイベントがある。故に第3話では唯一バトルマシンで強制出撃しない。うまく敵の数を調整すれば合流後に幸運を覚え、そのまま合体してボスを倒せる。『α』からバストアップが描き直されたキャラの1人。能力は低いもののひらめきを覚え、P武器の射程が4で分離後に動きやすく各種フォローをこなせる他、後半は補給も担当できる。
第2次スーパーロボット大戦α
今作では珍しく熱血を覚えるのが特徴。ただし消費SPが50と高く、豹馬や浪花十三も使えるので、彼女が使用するかは状況による。序盤は加速・ひらめき要員、後半は補給や幸運等の補助系がメインに。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
今作では豹馬のちずるの想いに対する鈍感さが目立つが、最後は丸く収まる。
精神コマンドは加速と補給を北小介に譲り、代わりに気合直撃を習得。また幸運のSP消費が5、熱血が10下がった。
特に後者の恩恵は大きく、豹馬は覚醒、十三は必中や加速に忙しいので、意外と熱血役が回ってくる。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
シーン3から登場する。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
第1部を引き継がず、第2部からプレイした場合に登場。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
スーパーロボット大戦IMPACT
スーパーロボット大戦COMPACT3

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
復活」を覚える数少ないキャラクター。通常攻略でも強力だが、隠しキャラクターのリサ加入時に至っては無限SP回復技まで可能。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
「復活」削除により精神変更。しかしその差し替え先も「再動」とやはり強力であり、精神要員としての重要度は変わらず。
スーパーロボット大戦R
スーパーロボット大戦J
今回は容姿が似ている『宇宙の騎士テッカマンブレード』の如月アキと競演しているが、特にその事を突っ込まれるイベントは無く、第4話で多少会話する程度。
スーパーロボット大戦L

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

単独作品

スーパーロボット大戦64
OZルートのみ心臓病のイベントがあり、その持病によりコンバインが解けそうなイベントがある。
スーパーロボット大戦X-Ω
コン・バトラーVのサブパイロット。
2019年1月にΩスキル搭載のコン・バトラーVが実装されたため、演出で声が入った。ちずるのボイス収録は『AP』以来11年ぶりとなる。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド1より登場。コン・バトラーVのサブパイロット、および支援ユニットパーツ。なんとボイスが新録されている。
スーパーロボット大戦30
地上ルート第2話「レッツ・コンバイン」、もしくは第3話「吹き荒れる戦いの風」にて登場。

パイロットステータス

精神コマンド

第3次
根性補給必中幸運友情
第4次
ひらめき信頼友情幸運補給
FF完結編64
ひらめき信頼幸運てかげん補給
αα外伝
信頼ひらめき幸運集中補給
第2次α
加速ひらめき幸運集中熱血補給
第3次α
気合ひらめき幸運集中熱血直撃
IMPACT
信頼ひらめき激励献身補給復活
COMPACT3
信頼祝福ひらめき集中献身
A
信頼ひらめき幸運献身補給復活
A PORTABLE
信頼ひらめき幸運献身補給再動
RJ
信頼ひらめき幸運献身補給再動
L
ひらめき幸運集中気合期待
30
応援祝福期待補給決意

特殊技能(特殊スキル)

α外伝
援護L1

サポートアビリティ

バトルチームのヒロイン
SSR。攻撃力大アップ。

支援効果

パーツ メイン効果 サブ効果 精神コマンド 専用演出対応
南原博士の孫娘 特殊攻撃強化III タイプ強化III(攻撃・防御) ひらめき コン・バトラーV
葵豹馬

パイロットBGM

「コン・バトラーVのテーマ」

人間関係

南原猛
祖父。
葵豹馬
仲間。好意を寄せている。
浪花十三
仲間。
西川大作
仲間。
北小介
仲間。弟分その1。
一木金太
弟分その2。
一木知恵
妹分。彼女に慕われているが、色々と恥ずかしい秘密を知られてしまった。
女帝ジャネラ
敵。彼女の醜悪さを徹底的に嫌悪した発言をし、それを盗聴して聞いていたジャネラが激怒しちずるの偽物を用いた作戦を実行した事がある。

他作品との人間関係

長浜作品系

岡めぐみ
超電磁繋がりの友人。中の人も一緒。
竜崎一矢
第2次α』終盤の小バーム攻略戦でバリア突破直前、豹馬と死に別れる危険性を孕んだ作戦に躊躇するも、彼の励ましにより不安を払拭する。
余談だが『闘将ダイモス』第21話には、ちずるがモブで登場している。

スーパー系

桜野マリ
第4次』では親しい友人。
弓さやか
競演する作品が多い為、比較的絡むことが多い友人。ただ甲児は何度かちずるにデレデレしている為、軽く嫉妬することも。
草間大作
64』では彼と小介に持病のことを知られるが、言わせないようにしていた。
アトロス
L』では自分とイクサー3が戦ったせいでがさらわれてしまったことに責任を感じていた彼女を剣児と共に励ましている。

ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
α』では、会うまでは甲児豹馬と同じような好戦的なタイプというイメージを抱いていたが、実際に会ってみると優しそうな人だと好印象を抱いていた。
カミーユ・ビダンフォウ・ムラサメルー・ルカカトル・ラバーバ・ウィナー
α外伝』では、未来世界の北アメリア大陸北西部に飛ばされた際、彼らと行動を共にしていた。
エマ・シーン
『α』では、学生時代にアムロと出会った経緯がきっかけでエゥーゴに身を投じたという昔話を聞かされる。
ジェリド・メサカクリコン・カクーラー
『α外伝』では、ティターンズ南原コネクションを襲撃してきた際に、四ッ谷と共に彼らに捕えられ人質となる。また、祖父の命を奪った2人に怒りを露わにした。
エルピー・プル
R』では、洗脳された彼女を正気に戻すために、ファトニヤと共にチョコパフェ絡みの説得を行った。
キラ・ヤマト
J』では、彼に対して世話を焼いたり先輩としてフォローしたりして何かと面倒を見た。

リアル系

アーサー・ランク
α外伝』では、絶世の美形である彼に心奪われ、他の女性陣と共に押しかけた。
チャム・ファウ
IMPACT』で初顔合わせした際、彼女の愛くるしさに思わず手荒に愛でてしまった。
高杉三郎太
『IMPACT』では豹馬や大作からの制止を跳ね除け、尚も戦おうとする彼を一喝し撤退に追いやる。

バンプレストオリジナル

クスハ・ミズハ
友人。

名台詞

「何よもう!!……あら」
第11話「豹馬よ痛みの炎を跳べ」より。助けた急患の女性の元へ見舞いに行った豹馬を見て「恋人でもできたんでしょうか?」と呟いた小介に対して、頬を赤らめ拳を振り上げながらのこの反応。
(気がつかなかった…私は…今本当に誰が好きなのか分かったわ。私の好きな人、その人は葵豹馬…)
第31話で超電磁エネルギーを吸い取る強敵・マグマ獣モグマに苦戦してバトルチームの面々が死を覚悟する中で各メンバーの事を考えるが、その際に自分の豹馬への好意に気付くことになる。
「だけど、気味の悪いのはジャネラだわ。ご本人は美人のつもりでしょうけど、あの目で見つめられるとゾーッとする。まるでトカゲの目よ」
第40話「衝撃!ちずるは偽物だ」より。食事の際、バトルチームの面々がダンゲルやワルキメデスを馬鹿にしてそれを映像で見ていた両者を怒らせるが、ちずるもこれに乗じてジャネラを馬鹿にした台詞。無論、ダンゲルやワルキメデスと同じく映像を見ていたジャネラも激怒して開発していたコピーロボットの原型をちずるに定める事になる。
「ジャネラみたいなお化けが着るんじゃなくて私が着るのよ。慎重にもなるわよ」
同じく第40話。食事の後、買い物に行った際の台詞。これでまた映像で見ていたジャネラを激怒させる事になる。
「超電磁タツマキィィィ!」
「超電磁スピンィィィィン!」
第43話「女帝の趣味は豹馬狩り」にて、意識を失った豹馬に代わり、超電磁タツマキ及び超電磁スピンの掛け声を叫ぶ。
ちずる(あたしが殺されても、豹馬だけは助けなくては…!)
豹馬(ちずるだけでも脱出させねば、コン・バトラーは全滅だ…!)
第46話「仮装舞踏会は死の香り」より。コントロールピンを埋め込まれた舞踏会参加者たちに四方を囲まれて。同話ラストでのキスシーンが何とも微笑ましい。
「イーッだ! はい豹馬、あーん♥」
第49話「体当たり!ジェット2号」より。花見の席で好物のお芋に箸を伸ばそうとしたのを「そげんに食うちょるとオレみたいに太る」と大作に茶化されて。最早何ぴとをも憚らぬベタベタぶりに十三も「かーっ! 見ちゃおれんわァ」と呆れるばかり。

スパロボシリーズの名台詞

αシリーズ

「え?だ、だって…豹馬はコン・バトラーVのメインパイロットだから…」
「な、何よ!変な誤解しないでよね!」
α』第24話「ボルテス起死回生」で豹馬の術後の経過に安堵の表情を見せた際、ちずるのリアクションを奇異に感じた当人からツッコミを受け大いに動揺する。その傍らには、直後に勃発する痴話喧嘩をニヤニヤしながら微笑ましく見守るロブの姿が有った。

COMPACTシリーズ

「そうそう、しつこい女は嫌われるわよ。ね、豹馬」
シーン5百鬼帝国の脅威編「コマンダーの遺産」に於ける京都でのコマンダー・ミレーヌ戦で、負け惜しみの捨て台詞を残して撤退した彼女を斬り捨て、豹馬に同意を求めるが…。
「鈍い男もね!」
直後、意味が分からず鈍感なリアクションを返した豹馬に機嫌を損なう。この遣り取りを聞いていた十三も「…ホンマ鈍いやっちゃな」と呆れていた。
「死んでどうなるんですか! ここは撤退してください、人間同士で争うことなんてないのよ!」
IMPACT』第3部銀河決戦編第16話「大いなる胎動」より。デンジンを行動不能に追い込まれながらも、「木連優人は死を恐れん!」と徹底抗戦の構えを崩さない三郎太へ強い口調で撤退を促す。さしもの三郎太も、ちずるの訴えに折れる形で撤退を決意した。
「かわいそうな…人ね」
『IMPACT』第3部銀河決戦篇第26話「決着、そして新たなる謎」より。女帝ジャネラの散り際を目の当たりにして、原作では抱く事の無かった憐憫の情を彼女へと寄せる。

単独作品

「いえ、やっぱりタイヤ引きはやめましょう」
30』ボーナスミッション「走れ! 常夏のヒーロー」にて、バトルチームがイズル裕太の特訓を課している中大作のタイヤ引きの提案に対して。この時裕太は休憩に入れると思っていたが…。
ちずる「なにか勘違いをしているけど、休みなんて一言も言ってないから」
裕太「えっ?」
ちずる「タイヤ引き程度じゃ負荷が足りないでしょ? 喜べる余裕があるなら、なおさらの事よ。 3キロ先の沖にある大きな岩まで遠泳トレーニングよ」
そしてこの特訓の提案である。同じバトルチームからは寧ろ良い提案と同感されており、裕太は「スーパーロボット乗りの常識にはついていけない…」と嘆いている。

搭乗機体

バトルマリン
コン・バトラーV

余談

  • 放送当時アニメヒロインとして絶大な人気を誇っていたキャラクターであり、後発の作品群にも(主に髪型で)影響を与えるなど、業界内では現在でも高支持率をキープしている様子。アニメキャラにも関わらず、ファンクラブが設立されるほどの人気であった。
    現在のアニメでもよく見られるキャラクターのファンサイトや「ヒロインのシャワーシーン」を確立させたのは実は彼女であり後のアニメヒロインに(そして製作者側に)どれほど影響を及ぼしたかがよくわかる事例の1つである
  • 蒼き流星SPTレイズナー』のアンナ・ステファニー役を担当している声優・江森裕子は、このキャラにちなんだ「ちづる」の愛称で呼ばれていた、という逸話がある。

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