ゼオラ・シュバイツァー
ゼオラ・シュバイツァー(Seolla Schweizer)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:かかずゆみ
- 種族:地球人
- 性別:女
- 年齢:16歳前後
- 身長:165cm(OVA版の身長設定より)
- 体重:---kg
- 髪色:銀髪
- 髪型:ショートヘアー
- 階級:曹長
- スクール時代のクラス:ブロンゾ27
- 所属
スクール出身のパーソナルトルーパーのパイロット。スクール時代に同じクラスだったアラド・バランガとコンビを組んでいる。真面目な優等生タイプ。気が強く、思い込みが激しく、怒ると怖い。しかし本当は思いやりのある女の子でパートナーのアラドの事をいつも心配しており、彼に対して強い愛情を秘めている。
抜群のスタイルや性格から、スパロボキャラの中ではクスハ・ミズハと人気を二分するヒロインである。
リンやレオナとはまた違ったベクトルでのツンデレキャラであり、アラドをぐいぐい牽引する押しの強さを持つ。しかし実際にはゼオラの方がアラドに依存しており、第2次αではヤザンにアラドへの依存を見抜かれており、OG2ではアラドがラトゥーニに殺されたと思い込んだ際にはラトゥーニの殺害を口に出すなど情緒が激しく不安定になっていた。
料理に関して何かしら難ありの所も引き継いでいるものの、環境下による欠点だった為に克服している。実は音痴という事が第3次αでアラドにより発覚する。これにより、ツンデレ・料理下手・音痴の特徴でレオナと似ている。爆乳の持ち主でその事を気にしている為、指摘されると動揺(アラドが相手の場合は激怒)する。
外見年齢が16歳にも拘らず、『クマさんのプリント入りのパンツ』を愛用するという子供っぽい一面を持つ。ちなみに、このクマさんパンツは、彼女の抱き枕カバーが発売されるにあたり、デザインが描き下ろされているのだが、お子様が穿くような子供っぽい形のパンツではなく、大人っぽい形のパンツのフロント部分にクマさんがプリントされた、一風変わったものである事が判明した。
なお、アニメ『ジ・インスペクター』で穿いていたパンツは、『耳の内側が紫のハートマークで、紫色のスカーフを首に巻き、黄色いフレームのゴーグルを額に当てた、ウィンクをしている水色の女の子のクマさん』がフロントに描かれたものだった。(目撃していたのはアラドとラッセルの2人で、彼らの位置からはフロント部分しか見えなかった)
余談だが、無限のフロンティアEXCEEDでは勝負下着(熊)というアクセサリが登場している。先述したとおり、ゼオラの『クマさんパンツ』は大人っぽいデザインである為、ゼオラの下着と同じデザインのものだと思っていいだろう。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 初出演作品。アラドルートに登場。ティターンズ残党に所属していた。スクール出身の設定はあるがOGシリーズと比べると、洗脳のイメージは限りなく稀薄で、ジャミトフの信奉者という印象が強い。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- クォヴレールートに登場。序盤から仲間になり、クォヴレーのパートナーを務める。その後、比較的序盤にアラドも合流する。セレーナルートにおけるチームTDと比べると影が薄い。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- アラド、オウカと共にエンディングで名前だけ初登場。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 基本的には第2次αを踏襲した流れで、終盤近くに仲間になる。こちらでは一度洗脳されるがアラドの体を張った説得で我を取り戻す。『百舌と隼』というサブタイトルステージがあるが、そこでは仲間にならないのは有名な話。今度はビアンの信奉者という設定だが、アラドが行方不明になって早々洗脳され、以後はラトゥーニ奪還とアラド打倒を目標とするのでその印象は少ない。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- OG2,5では新生特殊戦技教導隊の一員に加わる。アラドと共にバルトール事件で誘拐され、生体コアにされる。そのせいで参戦が終盤になるが、ツインバード・ストライクのバリア貫通効果が貴重な為、1軍入りする事も。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- OG2,5に準拠。自軍に復帰した後は、バルトール事件で自分を助けてくれたラミアを救出するのに奮起する以外は、シナリオ面での出番は少ない。連邦軍に所属しているが、軍服はスクール時代から変化なし。これに関しては自分の服装が気に入っているとのこと。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 今回は脇役に徹し出番は控えめ。アラド共々ヒューゴやジョッシュ達とのやり取りが比較的多く、イルイの世話係も務めていた。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 原作以上にリマコン(精神操作)され、生身のラトゥーニを射撃した場面では自分の意思とは判ずる行動を取っている。本作ではアラドが主人公の一角なので、出番も必然的に多い。
パイロットステータス設定の傾向
総合面ではαシリーズの方が上。
能力値
ファルケンのパイロットらしく射撃・回避に優れる。反面防御は低く、一発の被弾が命取りになる。
精神コマンド
- αシリーズ
- 集中、加速、ひらめき、熱血、必中、愛
- リアル系の手本のようなラインナップとなっており、合体攻撃のおかげで爆発力もあると至れり尽くせり。
- OGシリーズ
- 集中、鉄壁、必中、狙撃、熱血、愛
- 狙撃はともかく鉄壁は全く使い道がない。完全回避系のコマンドがない分αシリーズよりも弱体化している。しかもOGs以降も修正はなし。いっそのことラーズアングリフに乗せてしまうのも一興。
特殊技能(特殊スキル)
- αシリーズ
- 援護攻撃L4、援護防御L4、連携攻撃、支援攻撃
- 火力支援特化の技能が揃っており、隊員でもよし、隊長でもよしと立ち位置を選ばない。
- OGシリーズ
- 援護攻撃L4、援護防御L4、ヒット&アウェイ、ガンファイトL8
- 単独戦闘向けの構成。
- OGシリーズ(敵時)
- 援護攻撃L4、援護防御L4、ガード、気力+ (ダメージ)
- ファルケンとはミスマッチな技能ばかりだが、最終的にはHPを規定値まで削る必要があるのでありがたいかもしれない。
- 第2次OG
- 援護攻撃L3、援護防御L3、ヒット&アウェイ
- ガンファイトを失うもやはり援護に強い。
小隊長能力(隊長効果)
エースボーナス
- OGs
- 射撃武器の与える最終ダメージ+5%、獲得経験値+10%
パイロットBGM
- 「ACE ATTACKER Ver.W」
- ゼオラ・シュバイツァーのデフォルトBGM。パートナーのアラド・バランガもこの曲が基本BGMになっている。
人間関係
- アラド・バランガ
- スクール時代からのパートナーで、ゼオラの愛機・ビルトファルケンと対になるビルトビルガーのパイロット。アラドの方が歳下と思われる為いつも子供扱いして何かと口やかましく世話を焼くが、内心では強く想っており、ゼオラの方が依存しているという関係。普段は痴話喧嘩が絶えないが、パターンTBS(ツインバード・ストライク)をぶっつけ本番で成功させる程、戦闘においては息が合う。
- ラトゥーニ・スゥボータ
- スクール時代の仲間。オウカ同様ラトゥーニの事は非常に可愛がっていたが、訓練・実験の結果、戦えなくなり捨てられ、戦場で再会するまでは死亡したと思っていた。再会時は洗脳の影響下から発砲してしまい、自らの行動が原因で情緒不安定に。「ラトゥーニは連邦に洗脳され戦闘を強要されている」と信じ込まされ執拗につけ狙うが、洗脳が解けハガネに降ってからは再び強い絆で結ばれる。
- オウカ・ナギサ
- スクール時代の仲間。ゼオラ達にとっては姉的存在。スクールの中でも最強の実力者だが、強化による寿命の短縮も進行している。
- カイ・キタムラ
- 新教導隊の隊長。ある意味父親代わりといえる人柄。
- アギラ・セトメ
- スクールの研究者。精神操作により、『母様』と呼ばれている。人を人とも思わぬ悪逆非道な人物。
- クエルボ・セロ
- スクールの研究者。良心のある人物で、アギラの処置によってゼオラの記憶が改竄されていく事に心を痛めていた。
- クォヴレー・ゴードン
- 第3次αにおいて、パートナーを務める。ゼオラやアラドから、人間らしい感情を学んでいく。
- セレーナ・レシタール
- 第3次αのスペシャルシナリオにて、爆乳のゼオラに対し、『自分のファッションを受け継いで欲しい』と語っている。
- レーツェル・ファインシュメッカー
- 一流の料理の腕を持ち、料理が下手なゼオラに対して指南をした。先天的な料理音痴ではなく、スクールという特殊な環境下で育った事が原因だったようで、すぐに腕を上げた。
- ラッセル・バーグマン
- ゼオラのクマさんパンツをしっかり見ていた、ムッツリスケベなラッキースケベ。おかげさまでカチーナ・タラスクから弄られた。ちなみに、第2次αにおいては、ブレンパワードのクマゾーが『クマさんパンツだもー!』と発言している。
- ユウキ・ジェグナン
- ノイエDCにおける上官。冷静さを欠くゼオラを制止し、撤退を命じる事があった。ゼオラとほぼ同時期に仲間になる。
- リルカーラ・ボーグナイン
- ユウキと同じく、ノイエDCにおける上官。面倒見がよく、ゼオラやアラドの事を案じていた。ユウキと共に仲間になる。
- アーチボルド・グリムズ
- ノイエDCの指揮官。ゼオラを取り戻そうとするアラドの心理を看破し、ゼオラを単独で出撃させるなど、知略に長けた卑劣漢。
- ツグミ・タカクラ、セレーナ・レシタール
- 第3次αのスペシャルステージにて共演した際、スタイルの良さから彼女達に目をつけられるハメに。
版権作品における人間関係
- ヤザン・ゲーブル
- αシリーズにてティターンズ残党に所属していた頃、上官だった人物。ゼオラの心理を読んで単独で出撃させるという、アーチボルドに似た一面を見せた。しかし気性は荒いが面倒見が良く、非戦闘員に手出しをしないなどその本質はまるで違う。ゼオラに対しては「アラドがいればどこでもいいんだろう」と彼女の心理を見抜いている。
- クマゾー
- 彼にクマさんパンツを指摘される。
- 竜崎一矢
- クマゾー同様、版権キャラで彼女のクマさんパンツを直視する事が出来た
ラッキースケベ貴重な存在。尤も、一矢本人は唖然としていたが。 - ファン・リー
- アラドとの痴話喧嘩で、ゼオラが繰り出した踵落としのキレっぷりを絶賛していた。一矢と異なり、クマさんパンツは目に入らなかった模様。
名台詞
戦闘台詞
- 「相手がアラドだと思ってやってみる…!」
「ア・ラ・ド・のォ!ぶわかぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 - 究極!ゲシュペンストキックを使ったときの戦闘台詞。どうもこの武器はネタから抜け出せない。
- 「胸のことばかり言わないでよっ!」
- 対夏喃。やっぱり気にしているようだ…。
OGシリーズ
- 「……許せない……」
「許せない……ラト……。助けてあげようと思ってたのに……」
「アラドを殺すなんて……!」
「許せない!許せない!!あの子、絶対に許せないっ!!」 - OG2序盤にて、アラドが死んだと思われた際のラトゥーニへの憎悪の台詞。幸か不幸か、その後リマコンされた事でこの辺りの感情は封印され、元の人格に戻った際にはアラドが生還していたのでラトへの憎しみはなくなったが、そうでなかったらとんでもない事になっていたかもしれない……。
- 「忘れる……? 忘れる!?」
「つっ! あああっ!!」
「い、嫌っ!!」
「忘れたくない! 忘れたくない! 忘れたくないっ!!」
「だから、やめて!!」
「お願いです! セトメ博士、やめて下さい!」
「お願いだから……!! お願いだから、やめてぇぇっ!!」 - 「紅の幻想」での撤退間際。中途半端に洗脳が解け、絶叫しながらもアースクレイドルへ戻っていく……。なお、リクセントルートを通った場合は「百舌と隼」でこれが出る。
- 「私……アラドのこと、覚えていられて良かった……」
「だって、セトメ博士の暗示が解けても、あなたのことを覚えている保証はなかったもの……」
「だから……ちゃんとあなたやラトのことを覚えていられて嬉しいの……」
「本当にありがと、アラド……」 - 『OG2/OGs』において無事に記憶を取り戻し、喜びと感謝の気持ちを伝える。が、これに前後したアラドのからかいはすべてスルーされており、その無反応ぶりにむしろアラドは恐怖を覚えていた。
- 「寒くないんですか、その格好で……」
- 『OG2nd』#19話「手負いの狼」。教導隊に着任したアクアに対し早速疑問をぶつける。ゼオラ本人もやたら胸元が開いているわ、総丈の短いタイトスカートを履いているわで寒さに弱そうではある。
αシリーズ
- 「じゃあ、また今度! Gアゲイン!」
- 第3次αの中断メッセージにて。かかずゆみ氏がパーソナリティを務めていたラジオ番組のネタである。OGSではこれに関連したネタが存在。
主な搭乗機
- ビルトファルケン
- ゼオラの愛機。元々は連邦軍から奪取したもの。OGシリーズではラトゥーニの搭乗機だったものを奪取した。後にアラドのビルトビルガーと共に戦場を駆けるようになり、合体攻撃の「ツイン・バード・ストライク」も使いこなす。
- ランドグリーズ
- DC残党(ノイエDC)がシャドウミラーを通じて提供されていた重装甲で砲戦仕様の機体。OG2・OGSではビルトファルケン奪取後も、機体の調整やシミュレーション戦闘など、すぐに実戦に出せない理由があったのか、しばらくの間はこの機体に搭乗していた。元々射撃が得意で、アラドと違って突撃癖も無かった為、機体との相性は中々良かった。
- 量産型ヒュッケバインMk-II
- 不特定多数のモーションパターンを生み出すため、教導隊では癖の強いビルトファルケンは使わず、此方を使用している。ミロンガとの模擬戦で搭乗。
- バーザム
- 機動戦士Ζガンダムの機体だが、第2次αのゼオラの初期機体。バンプレストオリジナルのキャラが版権作品の機体に乗る珍しい例(他には旧シリーズのヴァルシオンなど)。
商品情報
- 抱き枕カバー「ゼオラ・シュバイツァー」:マッチングサービス(まちキャラ)より、エクセレン・ブロウニングと共に公式で抱き枕が販売された。イラストは両面とも、河野さち子氏の描き下ろし。もちろん絵としてはかなり際どく、クマさんパンツも再現されている。
なお、この抱き枕カバーに関しては一部で賛否両論が起きていた(抱き枕という性格の面と公式のスタッフ直々のデザイン等による)。
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