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2014年6月17日 (火) 00:04時点における版
自らの機体を犠牲にしてダメージを与える手段。パイロットは生き残るが、マップクリア時に自爆した機体の修理費を払わなければならない。ただし、ガンダム試作3号機のように撃墜されても中の機体が残る場合や、元から修理費の概念がない『A PORTABLE』は別。精神コマンド版と、武器版の二種が存在する。
第2次α、第3次α、MX、OGシリーズ、Zには登場しない。(と言うより小隊制等、1マス複数ユニット作品では精神・武装共に単機編成の敵限定でしか登場しない)
自爆(精神コマンド)
3秒のカウントダウンの後、自爆して残りHP分のダメージを上下左右の隣接機体に与える。敵味方の識別は行わず、使用した機体は撃墜扱いになる。自爆のダメージで敵を撃墜しても、経験値や資金は獲得できない。消費SPは基本的に1である。カウントダウン中にキャンセルボタンを押せばキャンセルできることが多いが、作品によっては不可能。通常は修理費用が安いか、撃墜で外装パーツを分離する機体でしか使わない。テム=レイの回路がある作品ならば、装備させると自爆を活用しやすい。
なおGBA版AではシールドにHPに相当するSH値があって、通常これがある限り本体にダメージは与えられないが、自爆はSHが残っていても無視して機体にダメージを与える。この特性を利用すると、SHが満タンのまま底力を発動させられる。A PORTABLEではシールドのSH値が撤廃されたので不可能。
主な登場作品
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- カウントダウン中に何らかのボタンを押せば、キャンセルできる。イベントでは敵のエギーユ・デラーズも使う。
- スーパーロボット大戦F
- スーパーロボット大戦F完結編
αシリーズ
COMPACTシリーズ
携帯機シリーズ
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- カウントダウン無しで、選択した途端自爆が行われてしまう。
- スーパーロボット大戦64
- スーパーロボット大戦リンクバトラー
- 敵味方双方に使用者のHPと同値のダメージを与える。防ぐ方法は祈りでSPを0にするしかないという同作中最強の攻撃手段である。引き分けになった場合には双方HP10でのサドンデスに突入する。
- スーパーロボット大戦GC
- スーパーロボット大戦XO
- スパロボ学園
- 場に出ているユニットすべてにHP分のダメージを与えるが、防御、鉄壁、不屈の影響を受ける。バトルを引き分けに持ち込む唯一の手段だが、敗北と同じ扱いになる。
主な使用者
やられ役であったり、特攻などで敵と刺し違えたりしたパイロットが所持していることが多い。
- ボス
- ボスボロットの修理費用10、そしてド根性持ちと、自爆のための条件は揃っている。ダメージ量に関わるHPは改造するよりも、チョバムアーマー等の余った強化パーツで底上げする方が資金を使わずに済む。『自爆=ボス』のイメージが定着している位だが、現在では自爆できない作品も増えてきている。ちなみにファンから「元祖自爆」と呼ばれることも。JとWでは、精神コマンドではなく、ボロットのボス専用武器として採用。
- バーナード・ワイズマン
- ザクII改のパイロット。何の因果か自爆持ち。UC系ではガンダム試作3号機だとHPが高く、自爆しても中のガンダム・ステイメンが出てきて修理費も払わずに済む。尤も、作品にもよるがすぐに逃がさないと生き残れる保証はない。
- ヒイロ・ユイ
- 『新機動戦記ガンダムW』の主人公。原作で乗機を敵に渡さないために自爆させた事から。しかし乗機の修理費が高く、普通に戦った方が強いのでまず使われる事は無いだろう。αでは、初期HPが2万を超えるトールギスIIIでの自爆が強力だが、修理費を免れる為には復活かテム=レイの回路が必要。新スパロボでは、キャラクター事典で「このゲームで彼があの精神コマンドを持っているのはお約束」とまで書かれている。因みに彼曰く「死ぬほど痛いぞ」とのこと。
- デュオ・マックスウェル、トロワ・バートン、カトル・ラバーバ・ウィナー、張五飛
- 機体に自爆装置があるので覚えることが多い。最後の最後まで自爆しなかった五飛一人だけが持たないこともある。彼らもヒイロ同様、戦闘を行った方が強いので、自爆させるメリットはない。PSP版A等一部作品では有用。
- 綾波レイ
- 『新世紀エヴァンゲリオン』のヒロイン。原作で自爆を行った事から。しかし、修理費が馬鹿高いEVA零号機(改)で誰が好き好んで自爆するかは疑問。
- 神北恵子
- 作品によっては、最後に覚える。しかし、ザンボット3で自爆するメリットがないので死に精神となる場合が多い。
- 剣鉄也
- 「COMPACT」シリーズにて、パーソナルデータテーブルシステムによって変化する精神コマンドのパターンによっては最後に習得する。漫画版最終話での特攻攻撃より。
- 金竜
- 現在Dでのみ、最後に自爆を習得する。もし使うなら、ネオ・ジオンルート限定で入手可能なVF-11CFA サンダーボルトに乗り換えさせ、武器の弾数を使い切ったら自爆してVF-11Cに分離するのがベスト。
- フォウ・ムラサメ
- Aの攻略本でデンドロビウムに乗せて自爆するコンボが紹介された。
- 主人公
- 「α」の主人公が特殊誕生日で習得可能。DC版では該当する特殊誕生日が削除されたため習得不能に。
自爆(武器)
一部の作品では自爆系の武器が登場する。攻撃力と命中補正は非常に高いが、精神コマンド版同様に使えば、当たらなくても撃墜扱いとなる。乗り換え可能な機体の場合、特定のパイロットが乗っていないと使えない場合が多い。
精神コマンド版とは異なり、武器であるため基本的に攻撃力が最初から設定されている。そのため自機の残りHPに関係無くダメージを与えられることが多いほか、味方を巻き込むことも無い。
ブラックサレナの「アーマーパージ」など、攻撃後強制的に分離する武器は、自爆とは似て非なるものである。またMXのボスボロットのスーパーDXボロットパンチのように、自爆系武器でないのに戦闘アニメーションで自滅するものは、ただの演出なので自機にダメージはない。
登場作品
COMPACTシリーズ
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 必中効果(ひらめきでの回避はされる)と、直撃効果によるバリア貫通の特性を持つ。
- スーパーロボット大戦W
- Jでの特性が引き継がれ、更にサイズ差補正無視属性も付与。原作で自爆する機体が多いためか、自爆タイプの武器を持つユニットが増えた。なお、超竜神・撃龍神・天竜神の自爆系武器はストーリー終盤に追加される他、使用するとBGMが強制的に『勇気ある戦い』になる。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 敵ユニットのみが使用。必中ではないが命中補正が非常に高い。ダメージは勿論、自爆されると経験値と資金それに素材パーツと強化パーツが獲得できないのも痛い。
自爆系の武器を持つユニット
- ボスボロット(ボス限定。J、Wでの修理費は10)
- 自爆
- ミリオンα(ローリィ限定。J、Wでの修理費は5000)
- 自爆
- 超竜神(Wでの修理費は6800)
- スーパーノヴァ
- 撃龍神(Wでの修理費は6800)
- 自爆(自己自自暴奔清一蓮托生)
- 天竜神(Wでの修理費は6800)
- 内蔵弾丸X
敵専用
イベントで自爆するキャラ(特攻)
イベントで自爆した場合は、殆どの場合死亡扱いとなる。ただし例外もある。
死亡例
- エギーユ・デラーズ
- 『第4次スーパーロボット大戦』で、ゲスト軍指揮官に対して敢行。
- ガンダル司令
- 『スーパーロボット大戦D』のあるマップで味方機に隣接すると使用。
- 巴武蔵
- 『スーパーロボット大戦64』でゲッターロボのゲッター炉心を暴走させ、アヴィエスレルムに自爆攻撃を敢行。撃墜には至らなかったもののダメージを与え、撤退させることに成功した。第2次αではブラックゲッターのゲッター炉心を暴走させ、恐竜帝国を道連れに自爆した。
- トレーズ・クシュリナーダ
- 『スーパーロボット大戦D』ラストで敵施設を破壊するために自爆。張五飛とは再戦の約束をしていたため、それを果たさず死んだことに激怒された。
- バン・バ・チュン
- OG2、OGsで上記のデラーズと同様の行動をインスペクターに対して取り、爆散した。ダメージは与えたが敵の死滅には至らなかった上、敢行された側のメキボスからは、今時流行らないと冷めた目で見られていた。
生存例
- アクセル・アルマー / ラミア・ラヴレス(アクセルはAのみ)
- スーパーロボット大戦A、OG2、OGsで自機をシャドウミラー側に取り付かせて自爆。その後機体とパイロットはレモン・ブロウニングの計らいで回収され、後に修復された機体と共にロンド・ベル隊(OGシリーズでは鋼龍戦隊)へ復帰。Aではラストでも自爆攻撃を敢行する。
余談
Jではジャスティスガンダムの武装に『自爆』が搭載される予定があったようだが、実現せず没データになってしまった。携帯機シリーズの次作にあたるWでも不採用。