「ガミアQ」の版間の差分
(→概要) |
|||
16行目: | 16行目: | ||
{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
| タイトル = プロフィール | | タイトル = プロフィール | ||
− | | 分類 = [[アンドロイド]] | + | | 分類 = [[種族::アンドロイド]] |
− | | 性別 | + | | 外見 = 人間の[[性別::女]]性 |
| 所属 = [[Dr.ヘル一派]] | | 所属 = [[Dr.ヘル一派]] | ||
}} | }} |
2021年12月16日 (木) 16:39時点における版
ガミアQ | |
---|---|
外国語表記 | Gamia Q |
登場作品 |
|
声優 |
柚木涼香(OVA) ゆきのさつき(真マ) |
デザイン |
石川賢・永井豪(原案) 羽山賢二(OVA) 竹内進二(真マ) |
初登場SRW |
|
プロフィール | |
---|---|
分類 | アンドロイド |
外見 | 人間の女性 |
所属 | Dr.ヘル一派 |
ガミアQは「マジンガーシリーズ」の登場人物。
概要
永井豪の漫画版『マジンガーZ』に登場する、あしゅら男爵が放った女性型アンドロイド。 原作では敵(男)を惑わすためか所謂「裸マント(ただし所々に「継ぎ目」が存在する)」姿だったが[1]、流石に後年のアニメ作品やスパロボ本編では服を着ている。
外見は、鋭い目つきをした金髪ツインテール(毛髪は切れ味の鋭い金属線で、人間を骨ごとスライス出来る)の美女。感情を出す事は殆どなく、冷静沈着に任務を遂行する。ガミアQ1~Q3まで存在し全員同じ姿をしている。あしゅら男爵の命令に従い、兜甲児を暗殺するために立ちはだかる。学校に通学中に襲われたため武器を持たない甲児は苦戦させられたが、最終的に、Q1は甲児に放り投げられてQ2の金属髪に巻き込まれバラバラにされ、Q2は駆けつけてきたシローのパイルダーの翼の直撃を食らって腰から真っ二つに切断された。隙をついて撤退したQ3は後に海底要塞サルードから脱出しようとする甲児の前に立ちふさがるも、サルードの自爆装置の作動と共に撤退しようと背中を見せた隙に甲児の光子力銃であっけなく真っ二つにされた[2]。
OVA『マジンカイザー』にも登場し、ボスを甲児と勘違いしてボスを殺そうとした。また、OVA発売当時に有名だったCMのパロディも行っている。
『真マジンガー 衝撃! Z編』ではガミアQ4、ガミアQ5まで登場。全て破壊されるが、そのうち電子頭脳が無事だったガミアQ3のみ回収され、兜剣造の手によって光子力研究所の味方に再改造された。
『真マジンガーZERO』では甲児の通う高校に転校生と称して潜入したが、偽名も使わず全員同じクラスに入ったため甲児たちからは怪しまれており、屋上で甲児を襲撃するもすぐに返り討ちに遭った。ミネルバからもその計画の杜撰さは心底呆れられていた。
前述の通り、漫画版のキャラクターである為、初代TVアニメ版には登場しない。ただ、アニメ版マジンガーシリーズ(並びにゲッターロボシリーズ)の後日談として書かれた団龍彦の小説『スーパーロボット大戦』では、ガミアQの襲撃が過去に起こっていた事が語られている。また同じくアニメ版シリーズからの地続きである『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』においてもブロッケン伯爵がリサを見てガミアQの存在を呟く場面も描かれている。
登場作品と役柄
当然ながら生身ユニットとして敵として登場する事は無く、シナリオであっさり片が付き、『衝撃!Z編』設定ではその後ボスボロットの戦闘演出として登場する、というのが多い。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 直接登場はしないが、スーパー系第1話でストーリー開始以前に甲児を襲ったことがあしゅら男爵との会話で明かされる。詳細はαシリーズの前日談を描いた漫画『竜が滅ぶ日』で補完されている。
- スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日
- 前述の通り登場する。地球連邦軍の女性士官を殺害して入れ替わり、光子力研究所に潜入した。ユウの火炎放射器を浴びてもびくともしないなど異様さを見せつけるが、服が燃えて全裸になる、見せしめに弓さやかの服を引ん剝くなど(規制の緩い漫画版なのを良い事に)読者サービス要素の強いキャラでもあった。最後はミサイルでバラバラになる、アフロダイAに叩き潰される、光線銃で真っ二つにされるなど死に様は凄惨。
Zシリーズ
『真マジンガー』設定。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- Q4までの4体が機体搭乗前のZEXISメンバーに襲い掛かるも、あしゅらの卑劣な策にブチ切れ寸前の彼らによって敢え無くスクラップになった事が竜馬の口から語られ、戦略的に最悪のタイミングでガミアを投入する結果となった。残るQ5は万が一に備えサルード内に待機していたが、甲児との決闘で破壊されている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 暗黒寺に回収されたQ3のみが登場。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 日本ルート第37話にて、破壊寸前のマジンガーZに光子力を与えるという大役を担う。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 初登場作品。OVA版設定。ファーラ姫の暗殺を目論むが、ビューナスAに破壊される(2周目では一番星コンテストに紛れ込んでミスマル・ユリカへの攻撃を目論むが、エステバリス・アキト機にも破壊される)。
- スーパーロボット大戦BX
- 『真マジンガー』設定。初登場時には生身の地獄達に叩き潰されるという展開になっている。
- 後に再改造された個体は暗黒寺と共にくろがね五人衆に飛び入り参加する。
人間関係
マジンガーZ(漫画版)
- 兜甲児
- 暗殺すべきターゲット。学校に通学中の校門前に呼び出され、襲撃される。
- ガミアQの内の2体を同士打ちに仕向けて破壊するも、赤いオイルをまき散らしてバラバラになるという、さながら本物の人間の惨殺死体であるかのような凄惨なその死に様に、ボス共々戦慄していた。
- 兜シロー
- ターゲットの弟。
- 日本各地で機械獣が暴れだしていることを知らせるためにホバーパイルダーで甲児の元へ駆け付け、同時打ちしたガミアQの内の一体を翼で腰から真っ二つにぶった切って破壊した。
- そのままUターンして残りも片付けようとしたが、回避されて塀に衝突し、最後の1体には逃げられてしまう。
- ボス
- 甲児暗殺に巻き込まれ、甲児ともども衣類を切り刻まれ全裸になった(股間は手で隠している)。
- 「ハレンチ学園じゃーい!」と言い出したボスに対し、甲児が「そんなきたねえヌードがあるかよ! 」と同作者『ハレンチ学園』の十兵衛ちゃん(柳生みつ子)の裸姿をイメージに挙げるというギャグシーンとして書かれている。
- あしゅら男爵
- 上司。兜甲児暗殺の指令を受ける。
- 漁師
- ガミアQが海から上陸した所を目撃し、本物の人間と思い込んで声をかけてしまったが為に、髪の毛で頭部をスライスされて殺害される。
真マジンガー 衝撃! Z編
- くろがね屋
- 襲撃先。Q1からQ3に加えて伏兵Q4までも送り込んだが、くろがね五人衆の圧倒的実力の前に敗北した。
- シュトロハイム・ハインリッヒ
- 製作者。
- 兜剣造
- 彼の手によって修理、改修を受ける。
- 暗黒寺闇太郎
- 損傷の軽微だったQ3が改修を受けた後、彼と行動を共にする。暗黒寺曰く「キュキュキュのQちゃん」。
マジンガーZ /INFINITY
- リサ
- ブロッケンからガミアの親戚呼ばわりされて憤慨した。同じ女性型人造人間とはいえ、子猫と虎ほども違うので怒るのは当然である。
他作品との人間関係
- ファーラ姫
- 『W』における暗殺すべきターゲット。
- ミスマル・ユリカ
- 『W』の(2周目)における襲撃相手。特に暗殺ターゲットにしていたわけではなく、手近な相手に襲い掛かったのだと思われる(そもそもあしゅら男爵はユリカをコンテスト優勝者にすることを目論んでいたので、彼女を殺害しては意味がない)。
- テンカワ・アキト
- 『W』(2周目)ではさやかの前に彼にスクラップにされた。
- ゲイナー・サンガ
- 『第2次Z破界篇』では応対に出た彼を手始めに斬殺しようとするも、ゲインの機転により失敗する。
- ヒビキ・カミシロ
- 『第3次Z天獄篇』では彼によってマジンガーの下へ導かれる。ちなみに、「ガミアQさん」と敬称で呼ばれていた。
- ユウキ・ジェグナン、リルカーラ・ボーグナイン、ブルックリン・ラックフィールド、クスハ・ミズハ
- 『竜が滅ぶ日』では民間人のときに光子力研究所に遊びに来たところを襲撃に巻き込まれる。
スパロボシリーズの名台詞
余談
- 元はTV版用の機械獣のネタ出しの際に石川賢が描いたラフ。機械獣としてはボツになったものの、そのデザインを擬人化して漫画版のガミアQが登場した。『激マン! マジンガーZ編』によれば、元々永井は乳首からビームを撃つようなロボにする予定だったそうだが、さすがに下品すぎるため髪を武器に変えたとのことで、名前も「髪」から取られた。
- ガミアQの容姿デザインは好評だったらしく、他の永井豪作品に一種のスターシステムとして採用されている。
- 『真マジンガー』BD-BOX1の初回特典には時代を反映して(?)ガミアQの抱き枕カバーが付属していた。
- 漫画『マジンサーガ』では様々な遺伝子を持つ人造生物設定で登場し、1体が再改造され味方になるも、最後は再々改造され敵に戻されてしまった。
- 『ロボットガールズZ』では元が女性型なので一切デザインに手を加えられずにそのまま登場した。声優はアニメ版3.5話では松井桃子氏が、オンライン版では加隈亜衣氏が担当。
脚注
|