「ジェットスクランダー」の版間の差分
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:『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』のボロットダイナミックスペシャルでは自作と思わしきボロボロのスクランダーを装備して突撃するが、制御不能で大変な事になる。 | :『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』のボロットダイナミックスペシャルでは自作と思わしきボロボロのスクランダーを装備して突撃するが、制御不能で大変な事になる。 | ||
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2020年4月27日 (月) 22:01時点における版
ジェットスクランダー | |
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外国語表記 | Jet Scramder |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 強化パーツ |
スペック | |
---|---|
異名 | 紅の翼 |
分類 | 空中戦用強化パーツ |
翼長 | 18 m |
重量 | 1 t |
エネルギー | 光子力エネルギー |
推進機関 | 光子力ロケットエンジン |
最高速度 | マッハ3(後に改造でマッハ4.5) |
最高飛行高度 | 3万 m |
装甲材質 | 超合金Z |
開発者 |
弓弦之助 スミス博士 |
所属 | 光子力研究所 |
ジェットスクランダーは「マジンガーシリーズ」に登場する強化パーツ。
概要
マジンガーZを飛行させるために開発された強化パーツで、「紅の翼」の通称を持つ。
原作TV版第34話「紅い稲妻 空飛ぶマジンガー」、及び劇場映画『マジンガーZ対デビルマン』にて堂々のデビューを果たす(正確には劇場版公開日の方が、TV版第34話放映日よりも5日ほどお披露目が早い)。
弓教授とアメリカのロケット工学者・スミス博士との共同開発により完成した「紅の翼」は、飛行速度がマッハ2.3を越えると翼が後退する可変翼システムを導入している。
ホバーパイルダー、及びジェットパイルダーのコクピット内に備え付けられた「JS装置」と呼ばれる誘導装置により、山に擬装された格納庫からカタパルトを伝って射出され、自動追尾でマジンガーZを正確に捕捉しドッキングを果たす。その際に兜甲児が叫ぶ「スクランダー・クロス!」とは、合体時にマジンガーZとスクランダーの形成するシルエットが、あたかも十字架のように見える事に由来する。滑走による加速を必要とせず、斜め上に向けられたベースに据えられて一気に発進するため、加速力も相当なもの。
マッハ3(4.5)の飛行速度を活かした翼による激突戦術は、そのままスクランダーカッターとなり、後に妖機械獣への対抗策としてサザンクロスナイフも翼内に内蔵するなど、単なるオプショナルパーツに留まらず武装強化の面でも一役買っている。
空を飛べないロボットが、翼パーツを装着して飛行可能となるシークエンスは、長期に亘って「空飛ぶ機械獣」に苦戦を強いられる様を描き、飛行能力追加の必然性を強調するストーリー構成の巧妙さも手伝って、かなりのインパクトを残した。
尾翼や胴体の塗装の違いや前方のアンテナの有無で旧型と新型の二種類が存在する。劇場版マジンガーシリーズと共通の時間軸で描かれた後日談であるデジタルコミック『ダイナミックヒーローズ』(作:越智一裕)ではこれを利用しており、最初に登場した方を新型(地獄大元帥との戦闘で左翼部を破壊されている)として、後に登場した方を旧型と設定している。
リメイク作品『真マジンガー 衝撃! Z編』にも登場するが、お披露目話の翌週で早々に破壊されるという正に「衝撃!」的な最期を迎える事に…。更なる強大な翼「ゴッドスクランダー」の前座でしかなかったという扱いは、旧作を知るファンを唖然とさせた。
登場作品
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦G
- マチルダからの補給物資として入手する。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 途中で装備されるが、同時にマジンガーZの改造が初期化されてしまう。PS版では初期化されない。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 初めてスクランダーのデモが用意された。
- スーパーロボット大戦F
- ヒイロ・ユイの潜入工作によって爆破されるが、超合金Z製は伊達ではなく普通の爆弾では無傷で機能低下すら起こらなかった。デモは原作アニメのムービーが使用されている。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α(α for DC)
- ジェットスクランダー装着イベントとデモが用意されている。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- なんとスクランダーを装着した状態のマジンガーZが光子力研究所の排水処理施設から現れる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- 『真マジンガー』準拠だが、なんと最後まで使える。そのため、本編では使用されなかったスクランダーカッターが、従来通りの武器として実装されている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- 最初から装備しているが、ドナウα1との対戦で素の状態になり、エネルガーZとの戦いで破壊されるというオリジナルの壊され方をされる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 名前のみ登場。プロローグから第1話の間に破壊されてしまった事を第2話の戦闘前会話で甲児が呟いている。
単独作品
- スーパーロボット大戦
- マジンガーZ専用のパワーアップアイテムとして登場。アイテムを使用することでマジンガーが装備する。
- HD版ではデフォルトで装備している。
- 新スーパーロボット大戦
- 宇宙編の途中でさやかが持ってくる。同時にマジンガーの能力値も底上げされる。研究所で装着するわけではないので装着デモは存在しない。
- スーパーロボット大戦64
- スーパー系ルートでは「卑劣な罠を破れ!」にて葉月博士が持ってくる。リアル系ルートでは甲児合流時に既に装備されている。
- スーパーロボット大戦DD
- 本作のマジンガーZは『マジンカイザー』設定だが、なんと本編で登場しなかったスクランダーを装備した状態で参戦。
装備・機能
武装・必殺武器
- スクランダーカッター
- スクランダーを装着した状態で翼ですれ違いざまに斬り付けるパターンとスクランダーを取り外して直接振り回すパターンが存在。
- SRWでは主に前者のパターンで使用。EN無消費の武装になることが多い。
- サザンクロスナイフ
- 翼から発射する手裏剣状の刃。強化計画で搭載された武装で、マジンガーと合体していない状態でも使用できる。
関連機体
- マジンガーZ
- 足裏の水中航行用ロケットを、スクランダー・クロス時のジャンプに多用する。
- ゴッドスクランダー
- 同じくマジンガーZの強化ブースター。
- ボスボロット
- 東映版第62話ではボスがボロットとスクランダーをドッキングさせるべく、ホバーパイルダーからJS装置を無断拝借して飛行を試みるも、如何せんボロットとZの胴回りサイズが違い過ぎる為、結局失敗に終わっている。第63話でも再びドッキングを敢行するも、今度はベルト部分で胴体が真っ二つに切断されている。
- 『NEO』のボロットダイナミックスペシャルでは自作と思わしきボロボロのスクランダーを装備して突撃するが、制御不能で大変な事になる。
- グレートマジンガー
- スクランブルダッシュ以上の速力の獲得と、更なる攻撃力の増強を目指して開発されたグレートブースターはスクランダーと共通するコンセプトを持つが、飛行パーツというよりも純然たる「武器」というイメージが強い。ドッキング時におけるタイミング取りの難易度は、スクランダーを遥かに上回る。
- マジンカイザー
- 専用のスクランダーとして「カイザースクランダー」が設定されている。OVA以前はグレート同様に機体内蔵型だったが、以降はジェットスクランダー同様に外付け型に変更されている。
- ビューナスA
- ビューナススクランダーは開発コンセプトから発進シークエンス、果ては翼を使った破断戦法に至るまで、ジェットスクランダーをそのまま踏襲している。
- ダイアナンA
- 小説『スーパーロボット大戦』にて専用のスクランダーが開発される。なお、この際も「マジンガーもビューナスもダイアナンも全部スクランダーで紛らわしい」とさやかがツッコミを入れている。
- ダブルスペイザー
- グレンダイザーに自由度の高い飛行能力を与える。メインパイロットは奇しくも兜甲児。
余談
- 『マジンガーZ』放送当時発売されていた玩具『超合金マジンガーZ』は、ロケットパンチ(実際にはアイアンカッター)発射ギミックのほか、両胸の放熱版を手前下に開いてミサイル2発を発射できるという玩具オリジナルギミックが存在した。
- 後に原作番組での登場に合わせてジェットスクランダー同梱版も発売されたが、ミサイル発射ギミックは削られ、発射レバーの名残である背中の穴にジェットスクランダーを差し込む形になっていた。放熱板の下にあった発射口は、メカニックな模様の描かれたシールを貼られて埋められた。
- 『全スーパーロボット大戦電視大百科』の応募者全員プレゼント景品である『超合金マジンガーZ』は、ジェットスクランダーが付属しない初期版を復刻したもので、ミサイル発射ギミックも存在した。
- 前述の通り、『マジンガーZ対デビルマン』にて先行登場したが、当作品においてのスクランダーはデザインが若干異なっている。
- ジェットスクランダー登場前、飛べないマジンガーを飛ばせるためにアフロダイAのミサイルを両手に持って強引に空を飛ぶというとんでもないアイデアを披露した事がある。ちなみに、ボスも真似をしようとしたがあっさり失敗した。
- 劇場版『グレンダイザー対グレートマジンガー』での甲児の回想シーンに登場したマジンガーZは、スクランダー無しで空中飛行を行っている。単にスタッフが描き忘れたのだろうが、その様は中々にシュールな絵ヅラである(スクランダー・クロスする直前の、空中滑走の途中という好意的な解釈も出来るが…)。
- 後続作品でもオマージュが多く、SRWでもマジンガーZ最初の強化でお馴染みだが、SRW参戦作にはオマージュしたメカが意外と少ない。むしろバンプレストオリジナルで徐々に増えつつある。
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