「ギャンブル」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
339行目: 339行目:
 
ギャンブルがキャラクター設定の根幹において重要な意味を持つキャラクター、またギャンブルに関するエピソ-ドを持つキャラクターを列挙。
 
ギャンブルがキャラクター設定の根幹において重要な意味を持つキャラクター、またギャンブルに関するエピソ-ドを持つキャラクターを列挙。
 
;[[キョウスケ・ナンブ]]
 
;[[キョウスケ・ナンブ]]
:賭け事好きが公式に設定されている[[主人公]]。「分の悪い方に賭けること」を好むため、娯楽の範囲でのギャンブルの勝率は高くないようで、後述のタスクにも結構負けていたりする(それどころか、'''[[アルトアイゼン]]を担保にかけてた'''らしい。「あれは勝ったのでチャラだ」とは本人の弁)。[[中断メッセージ]]ではオケラにされて[[エクセレン・ブロウニング|エクセレン]]に[[借金|金を借りる]]ために罰ゲームをやらされるというシーンも…(さすがに女に金を借りるのは情けない気もするが)。ただしその分、命がけの大勝負における勝率は殊の外高く、基本的には[[強運]]の持ち主である。或いは普段の負け分がそれらの勝負の際の運気に還元されているのかもしれない。エクセレンからは「'''賭博黙示録キョウスケ'''」とまで言われるほどである。
+
:賭け事好きが公式に設定されている[[主人公]]。「[[分の悪い賭け|分の悪い方に賭けること]]」を好むため、娯楽の範囲でのギャンブルの勝率は高くないようで、後述のタスクにも結構負けていたりする(それどころか、'''[[アルトアイゼン]]を担保にかけてた'''らしい。「あれは勝ったのでチャラだ」とは本人の弁)。[[中断メッセージ]]ではオケラにされて[[エクセレン・ブロウニング|エクセレン]]に[[借金|金を借りる]]ために罰ゲームをやらされるというシーンも…(さすがに女に金を借りるのは情けない気もするが)。ただしその分、命がけの大勝負における勝率は殊の外高く、基本的には[[強運]]の持ち主である。或いは普段の負け分がそれらの勝負の際の運気に還元されているのかもしれない。エクセレンからは「'''賭博黙示録キョウスケ'''」とまで言われるほどである。
 
:特にOGシリーズでの博打関連の発言には枚挙に暇がない(本人の記事における名言集も参照されたし)。
 
:特にOGシリーズでの博打関連の発言には枚挙に暇がない(本人の記事における名言集も参照されたし)。
  

2018年4月4日 (水) 02:11時点における版

金銭や品物などを賭けの対象として行う勝負。賭博、博打とも。

射幸心を煽るとの理由から一般的には好ましい行為とは見られていない。清く正しい正義の味方であるロボット乗り達は、当然ギャンブルに現を抜かすものなどいないはず…と思いきや、染まっている不心得者も結構多い。まあ、酒と同じで適切な範囲で付き合えば大人の嗜みと言えるので、一様に毛嫌いすべきものでもないことは確か。

また、『無限のフロンティア』にはずばり「博打」という精神コマンドも存在する。

賭ける対象があれば「じゃんけんでもギャンブルの範疇に含まれる」と考えることも出来るが、ここではルールが定形化されていてギャンブルの対象となり易い遊戯を中心に、スパロボ関連事項を記述する。

ギャンブルに関する遊戯

麻雀

数字や漢字の描かれた「麻雀牌」を用いて行う遊戯で、基本的に4人でプレイする。プレイヤーは麻雀卓に詰んだ牌を順に引き、1枚捨てることを繰り返していく。初期の手牌の数は13であり、引いた1枚を加えた14枚が「役」と呼ばれる特定の組合せとなればアガリで、役と手牌の構成に応じた点数を他者から獲得できる。規定の回数だけ勝負を繰り返し、最終的な所持点数に応じて勝敗が決まる。

中国の発祥ということもあり、長い歴史を持つ遊戯のようにも思えるが、麻雀が誕生したのは19世紀と言われており(紀元前に孔子が発明したとする説もあるが、信憑性は低い)意外と歴史は浅い。

競技麻雀の他、現金の移動を伴わない麻雀もあるにはあるが、一般的にはギャンブルの定番として認識されており、現金をかけて行われることが多い。尚、レートが低いうちは娯楽の範疇として黙認されるが、レートが上がれば摘発対象になるため注意が必要。

戦国魔神ゴーショーグン

劇中で真吾キリーレミーの3人が卓を囲んでおり、彼らに正義のヒーローであってほしかったイザベルをやきもきさせる(彼らがそのような存在ではなく、戦いがそんなに格好のよいものではないということをイザベルと視聴者の双方に強調するための描写と言える)。

スーパーロボット大戦F』においてもこの場面が再現されても卓を囲むことになる(会話からすると、獣戦機隊も卓を囲むことがあるらしい)が、雀力はグッドサンダーチームの方が上らしく、あやうくカモられかけた。原作でも雅人に将棋で負けているので、この手のゲームは彼に合っていないのかもしれない。

  • F第19(20)話「ドクーガの野望」にて

レミー「まっさかぁ。あ、それ当たり! 平和のために悪を討つってね、はい、ピンフ」
キリー「あちゃあ、タンピンイーペーコードラドラ!? 親マンかよぉ、あいたあ~」
忍「おっ、麻雀か。俺も混ぜてくれよ」
真吾「ああ、いいぜ。そろそろサンマも飽きてきたところだし。レートはテンピンだがいいか?」
忍「OK、OK! さあて、始めようぜ」
雅人「やめといた方がいいんじゃないの、忍。この前沙羅にハコテンにされたの、忘れたのかい?」
忍「ありゃあ、運が悪かっただけだ!」
雅人「……ミエミエのチンイツに振り込んどいて、よく言うよ」
レミー「うふふふ、そういう人、大歓迎❤」
忍「ふん、見てな、吠え面かかしてやるぜ」
~(中略)~
雅人「どれどれ……へえ、忍は四暗刻ねらいか。相変わらずでかい手狙うなあ…他の三人は…げっ!? …忍、警報に助けられたみたいね…」

※麻雀用語
ピンフ
麻雀の最も基本的な役(1翻)だが、必要な条件は割と多い。基本的に4組の順子(6・7・8等の一続きの数字)と雀頭(同じ種類の2枚の牌)の組み合わせ。
尚、「ピンフ」とは略語・通称であり、正確には「平和(ピンホー)」である、ここでは平和を守る正義のヒーローと引っ掛けている。
タンピンイーペーコードラドラ
タンヤオ(1・9・字牌以外の牌のみで構成された役。1翻)+ピンフ(1翻)+イーペーコー(223344など、同種同数の順子が2組ある場合。1翻)+ドラ(手牌の中にゲーム開始時に決められた特定の牌が存在する場合。アガると1牌につき1翻ボーナスとして加算)が2枚=5翻。5翻なら通常は満貫(8000点)。
ちなみにゴーショーグンではピンフにドラ三つだった。
オヤマン
「親の満貫」の略。満貫(8000点)×親で1.5倍=12000点。
サンマ
通常の四人打ち麻雀に対し、三人で打つ麻雀を特にこう呼ぶ。
レートが「テンピン」
1000点100円のレート率。ごくざっくり言ってキリーは1200円分ほど損したことになる(尤もFの世界の通貨が円である保障はないが)。また、普通は対局の終了後、順位によって追加の点数移動(下位から上位への祝儀支払いのようなもの)が発生するため、キリーはそれにも近づいてしまった、ということになる。
ハコテン
初期の持ち点(通常25000点)を使い果たし、点数がマイナスになること。ルールによってはゲーム終了となる場合もある。
チンイツ
「清一色(チンイーソー)」の略。手牌全てを「1萬~9萬」「1ピン~9ピン」「1索~9索」のいずれかの9種の数牌のみで構成した役。鳴いても5翻で満貫、鳴いていなければ6翻でハネ萬(12000点)になる強力な役。ただし、捨て牌が相当不自然(特定の種類の牌が少なくなる)になるので、相手にバレやすい…のだが、忍は振り込んでしまったらしい。
四暗刻
読みは「スーアンコウ」。4組の暗刻(同じ牌3枚の組(刻子)のうち、他者から鳴かずに自力で3枚揃えたもののこと)と2枚の雀頭の組み合わせにより成立する役満(麻雀における最高の役で、32000点)。忍はイーシャンテン(役の完成に2牌足りない状態)まで手を進めたらしいが、警報でお流れに。しかし、雅人の反応を見る限り、どの牌を捨てても3人の誰かにアタリ…という麻雀漫画ばりの状況だったのではと思われる。グッドサンダーチームの雀力恐るべし。

その他

機獣創世記ゾイドジェネシス
ロン・マンガンフリ・テンの2名の名前は麻雀用語に由来するものと思われる(但し、ロンについては後半明かされる素性を隠すためのミスリード要素も入っている)。なお、両名のキャラクター設定と麻雀の間には何の関係もない。
ロン
他人の捨てた牌で役の完成を宣言すること。上述のレミーの「当たり」と同義。
マンガン
上述、8000点相当の役。ロンと併せて概ね「満貫当たり」程度の意味か。
フリテン
麻雀には自分が既に捨てている牌を他人が捨ててもロンは出来ない、というルールがあるが、自分の捨てた牌でテンパイした状態をフリテンという。つまり、役を張ったにも関わらず他人の捨て牌であがれない状態。その牌を自分で引き直した場合にはあがれる。
勇者王ガオガイガー
外伝「最低勇者ロボ軍団」で風龍が麻雀をやろうとしている。
機動戦艦ナデシコ
第21話「いつか走った草原」にて、ナデシコクルー全員が「記憶マージャン」という遊戯に興じている(詳細なルール等は不明)。牌は通常のものとは違い、参加者各位の顔が描かれたドンジャラのようなものを使用している。
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
『仁徳の将、ダスドレーシュ』シナリオデモにてマサキヤンロンミオガエンが麻雀を遊んでいるシーンがある。ガエンが麻雀を知っているのは意外にもヴォルクルス教団で一時期麻雀が流行ったからとのこと。

パチンコ・パチスロ

日本では麻雀とならんでメジャーな賭博遊戯(注:基本的には遊技と称される)。パチンコは釘等の障害物と入賞台により構成されたパチンコ台を用い、入賞台に玉を入れることを目的としたゲーム。パチスロはパチンコ店に設置されたスロットマシンの総称である(但し本家のスロットが自動で止まるのと異なり、こちらは自分で絵柄を止める)。

ロボット系の作品にパチンコが登場するシーンはあまり見かけないが、逆にロボット系の作品がパチンコとタイアップし、台のモチーフとなる事が多い。近年はロボット系に限らず、各種のアニメ作品とタイアップする台が増加傾向にあり、結果として茶の間に放映し易いCMを作り易くなったためか、TVCMの頻度も増加。そのCMの影響で元作品の知名度が向上することもしばしば起こるようになった。

ロボット系では『創聖のアクエリオン』『蒼穹のファフナー』の2つが代表的なタイアップ作品であり、パチンコのCMに採用された主題歌が非常に印象的であったことからアニメ未視聴の層にも急激に浸透。符合するかのようにスパロボへの参戦も決定した(あまりのタイミングの見事さから、一部に「狙ったのではないか?」との意見もあるが、開発期間を考えるとそれは考えにくい)。また、『新世紀エヴァンゲリオン』のようにパチンコタイアップで新規ファン層を呼び込んだ結果人気が再燃し、新作(ヱヴァンゲリヲン新劇場版)の企画へとつながった例もある。

但し、パチンコ・パチスロとのアニメ作品のタイアップについては、ファンから否定的な意見もあるため、話題にあげる際には注意が必要。また、作品の製作会社のスポンサーがパチンコメーカーであることが多い。

2016年にはスパロボシリーズそのもののパチンコ化として『ぱちんこCRスーパーロボット大戦OG』が発表された。

  • 『CRフィーバー創聖のアクエリオン』(三共・2007年11月発売)→『スーパーロボット大戦Z』で参戦(2008年9月発売【参戦の情報が公開されたのは2008年3月の感謝祭】)
  • 『CR蒼穹のファフナー』(三共・2009年3月発売)→『スーパーロボット大戦K』で参戦(2009年3月発売)
その他スパロボに参戦済みで、パチンコ・パチスロとのタイアップ歴がある作品

カード

カードを用いて行うゲームは数多いが、単に「カード」と言えば普通はトランプを用いたゲームを指す。カジノ等のギャンブル施設における主要なゲームの一つで、世界的にもメジャーなギャンブル種目。ポーカーやブラックジャックは日本でも馴染み深い。

スパロボでは博打好きの主人公として名高いキョウスケ・ナンブがカード好きらしく、本編や中断メッセージにもカードに負けた趣旨の事を言っているものがある(相手はタスク・シングウジである事が多い)。発言からするとポーカーと推測されるが、何のカードゲームが得意なのかは良く分からない。

無限のフロンティア』の主人公ハーケン・ブロウニングも賭け好き(そのようなセリフがあるだけで、ゲームとしてのギャンブルを嗜好しているかどうかは不明)であるが、彼の技名の大半はトランプを使用したカードゲームに由来している。

ハーケンの技名のまとめ
技名 ムゲフロ ムゲフロEXCEED 出典
テキサス・ホールデム 通常技 通常技 ポーカー
ハイロー・ドロウ
ハイロー・ドロウ 2nd
通常技 通常技 ポーカー
ベスト・フラッシュ
ベスト・フラッシュ 2nd
通常技 通常技 ポーカー
ファイブ・スタッド
セブン・スタッド
通常技 通常技 ポーカー
ジャック・ポット 通常技
特殊技
通常技 ポーカー
ファイヤー・マウス 通常技 楠舞神夜の通常技『火鼠の衣(火鼠の大衣)』
フル・ハウス 通常技 ポーカー
クァッド・ソリティア 通常技 ソリティア
ブラインド・ベット 援護技 ポーカー
オープニング・ベット 援護技 ポーカー
ラスト・ショウダウン 必殺技 必殺技 ポーカー
ファントム・ホールデム 必殺技 ファントム+(テキサス・)ホールデム
究極!ゲシュペンストキック 特殊技 ゲシュペンストMk-IIの必殺技
『究極!ゲシュペンストキック』
ランページ・スペクター
ランページ・スペクターII
特殊技 特殊技 アルトアイゼンヴァイスリッターの合体攻撃
『ランページ・ゴースト』
キャンフィールド 特殊技 ソリティア
クロンダイク ロングトゥーム・スペシャルの
レーザー発射用モード
ソリティア
ポーカー
トランプを用いたゲーム(及び賭博の種目)の中では、最も有名なものの一つ。
ルール概略 プレイヤーは一定額の参加料(アンティ)を供託
→プレイヤーは配られた手札を見る。ポーカーの種類により枚数は異なる。
→プレイヤーはベット(チップ賭け)、フォルド(降りる)、チェック(降りないがベットをパス)のいずれかを選択。
(開幕時のベット=『オープニング・ベット』)
→誰かがベットをしたら、残りの人はコール(同額賭け)、レイズ(掛け金上積み)、フォルド(降りる)のいずれかを選択。
→誰かがレイズしたら同じことの繰り返し。

1.最初の段階で全員チェックだった
2.フォルドせずに勝負するプレイヤーが、もう誰もレイズをしない
以上の条件でゲーム終了。手札を公開し、手役の強かったプレイヤーが供託の賭け金を獲得。
この最後の手札公開のプロセスをショーダウン(『ラスト・ショウダウン』)という。
ポーカーの役 一般的に、弱い順から下記の通り。
ノーペア(役無し)
ワンペア 5枚のうち、同じ数字が2枚
ツーペア 5枚のうち、ペアが2種類
スリーカード(スリー・オブ・ア・カインド) 5枚の中に同じ数字が3枚
ストレート 5枚全てが連続した数字。但しKからAには繋がらない
フラッシュ 5枚全てが同じスート(柄)
フルハウス 1ペアとスリーカードの組合せ
フォーカード(フォー・オブ・ア・カインド) 5枚の中に同じ数字が4枚
ストレートフラッシュ ストレートかつフラッシュ
ロイヤルストレートフラッシュ 10・J・Q・K・Aによるストレートフラッシュ
ファイブカード(ファイブ・オブ・ア・カインド) 同じ数字4枚+ジョーカー
ポーカーの種類 ポーカーには大別して
「クローズド・ポーカー(ドロー・ポーカー)」「スタッド・ポーカー」「フロップ・ポーカー」
の3種がある。
クローズド・ポーカー
(ドロー・ポーカー)
日本で一般に最も馴染み深いルール。配られる5枚の手札を相手に見せることはなく、
1度だけカードを交換した後に上記の賭け金積みの応酬となる。
このクローズド・ポーカーの派生ルールが『ハイロー・ドロー』、『ベスト・フラッシュ』。

ポーカーの役の強さが通常と逆転しているポーカー(つまり役無しが最強)を「ローポーカー」と呼ぶ。
更に通常ルール(ハイ)と逆転ルール(ロー)をいっぺんに適用し、
最強札と最弱札のプレイヤーが賭け金を山分けとするルールが「ハイロー・ドロー」である。

一方「ベスト・フラッシュ」は、手役として4種類のフラッシュしか認められないポーカー。
通常のフラッシュは手札5枚が全て同じ柄のカードである役。
このルールの場合「2枚柄が同じ(※5枚あれば必ず2枚以上は同じ柄になるはずなので、通常ルールの役無しと同様)」
「3枚~」「4枚~」の3種も役として認められる。その他は通常ルールと同様。

余談だが、ハーケンの技に用いられるカードは必ずスペードのロイヤル・ストレート・フラッシュとなっている模様。
確かにbestなフラッシュではあるが、このルール名との直接の関係はない。
スタッド・ポーカー 最初に何枚かを裏向きで配り、残りは表向きで配るのが特徴。
最初に規定枚数を裏向きで配り、ベットタイム。
次からは1枚ずつ表向きで配られ、その都度ベットタイムを挟む。
規定の枚数を配り終えるまで勝負が続いたら、裏向きカードを公開して手役の勝負をする。

1枚だけ裏向きで残り4枚が表、計5枚での勝負となるスタイルをファイブカード・スタッド(『ファイブ・スタッド』)と呼ぶ。
一方、裏2枚、表5枚の計7枚が配られ、その7枚のうち5枚の組合せで出来る最も高い手役で勝負するスタイルもあり、
そちらはセブンカード・スタッド(『セブン・スタッド』)と呼ぶ。
フロップ・ポーカー 全員が共通して使用可能な表向きのカードがあり、そのカードと手札の裏向きカードを組み合わせて出来る役で勝負する。
テキサス・ホールデム』は最も標準的なフロップ・ポーカーである。
最初に2枚の手札を全員に配る→ベットタイム
→表カードを3枚設置→ベットタイム
→表カードの4枚目を設置→ベットタイム
→表カードの5枚目を設置→ベットタイム→ショーダウン。

なお、このフロップ・ポーカーにおいては上述のアンティ(参加料)ルールがない。
そこで、ゲームを成立させるために参加者のうち2名は手札を配る前(ブラインド状態の時)に強制的にベットさせられる。
このプロセスを『ブラインド・ベット』という。
特殊ルール ジャック・ポット』はポーカーの特殊ルール。
毎回のゲームで賭けられるチップを一定額ずつ別に保留しておき、
ある特定の役を完成したプレイヤーにこれまでの積立金が全額与えられるというもの。
ジャックの4カード(フォー・オブ・ア・カインド)以上の手の成立、等の取り決めが一般的。
転じて、特定の絵柄を揃えると大金が獲得できるスロットの用語としても用いられるようになった。
※主要参考
ポーカー(Wikipedia)
JPPA ポーカーの種類とルール
ソリティア
同じくトランプを用いたゲームとしてはメジャーなものの一つだが、こちらは通常一人で遊ぶためのゲームで、賭博に使われるという話はあまり聞かない。
「ソリティア」とは元々一人で遊ぶ絵柄の並べ替えゲームの総称であり、以下のような特徴を有する。
  1. ゲームの目的は、一定のカード移動ルールに従ってハート・ダイヤ・クラブ・スペードの絵柄毎のA→Kまで順に並べた列を作ることである。特殊技「キャンフィールド」の使用時、トランプ全カードが絵柄毎にずらっと並ぶ演出が入るのは、このルールに則ったものである。
  2. フィールドが2つ設定されており「1.ゲーム目的である、絵柄毎のA→Kを並べるスペース」と「2.その補助のためにカードをプールしておくスペース」の2つがある。
  3. この補助スペースにカードをプールする場合、A→Kの列とは異なり赤黒の交互に、かつK→Aという逆の強さの順で並べるルールとなっている。
  4. プレイヤーは初期の配置札以外を「手札」として持ち、3枚一度に捲っていき、その3枚目のカードを1か2に移動させることが可能。移動させることが出来れば、2枚目、1枚目も同様に移動させることが可能。移動させることが出来なかった場合、次の3枚を捲る→全ての山札を使い切った場合、並び順は変えずに捨て札を山札として再使用することが出来る。
カードの置き方により、大きく分けて『クロンダイク』と『キャンフィールド』の2つのルールがある。
Windowsに標準搭載されている有名なソリティアは「クロンダイク」の方であり、Windowsユーザーの人は実際に触ってもらった方が早いので説明は割愛する。
「キャンフィールド」のざっくりとしたルールは下記の通り。
  1. 最初に13枚の札を「予備札」としてとりわけ、1枚だけ表向きにしておく。このカードがハートのKであったとしよう。
  2. 次の1枚を、上記「1」のスペースにセット。この札を「台札」と呼ぶ。例えばハートの7が置かれたとしよう。
  3. その次に、上記「2」のプールスペースに4枚のカードを配置する。ここで出たカードがハートの8、スペードの7、クラブのK、ダイヤのQだったとしよう。
  4. 残りのカードを手札として持つ。以上で準備は完了である。
さて、上記のルールに従って手札を上記の3枚捲り、3枚目がスペードのJだったとしよう。この時実行可能な操作は以下の通りである。
  1. 「台札」として初期配置されたカードはハートの7である。台札には残り3か所の空きスペースがあるが、ここには他の絵柄の7のみ設置できる。現在見えているカードの中では、2のスペースにスペードの7があるので、これを台札として置く。この台札を設置できないことには以後の山札を積んでいくことが出来ないので、非常に重要である。
  2. 2のスペースには4枚のカードが設置されていなければならないが、台札としてスペードの7を置いたので、1箇所空きができた。そこで「予備札」の1番上にあるハートのKを2のスペースに移し替えることが出来、予備札の次のカードを捲ることができる。
  3. 次に出来る操作としては「1.ダイヤ(赤)のQをクラブ(黒)のKの下に移す。これによってまたスペースに空きが出来るので、予備札を移すことが出来る」「2.手札の3枚目・スペード(黒)のJをダイヤ(赤)のQの下に移す。これにより、手札の2枚目についても可能であれば移動させることが出来る」「3.ハートの8が2のスペースで動かせる状態になっているので、1のスペースのハート7の上に重ねることが出来る」といったところ。要は、「予備札」「2のスペースの札」「手札」の中で、見えているカードは基本ルールの範囲でどう動かしてもよい
これらの操作を繰り返しながら、上述の通り「4枚の絵柄の台札を揃え」、「その上で台札を起点として同一絵柄の列(この場合は7→Kと並べていき、その次はA→6の順になる)を並べる」ことが出来ればゲーム攻略となる。
まあ、こちらも実際に動かしてみてルールを体感する方が早いかもしれない。下記リンク先の「キャンフィールド」でプレイが可能なので、興味がある方は参照されたい。
クロンダイク、キャンフィールド共通の注意点として、必ずしもクリア可能であることが保証されているゲームではなく、絶対に攻略不可能である組合せがかなり多い。このため、クリアに固執すると却ってストレスが溜まることもあるという、一人遊び用のゲームらしからぬ深刻な問題点を抱えている。クリアできる組合せに当たるか否かがギャンブルだ、という見方も出来ると言えば出来るのだが・・・。
※主要参考
ソリティア(Wikipedia)
トランプひとり遊び

花札

安土桃山期に渡来したトランプを元に生み出された、日本産のカード。トランプと同じくいくつかのゲームがあり、こいこい、花合わせ、八八などが有名。トランプと同じく一般のゲーム用としても普及しているが、例にもれずアングラではギャンブル用の札としても用いられている。

地方ルールが存在するため『地方札』と呼ばれる一部が異なる絵札等の花札があり、有名な花札のバリエーションとして『株札』がある。ちなみに、日本の家庭用ゲーム機の大手・任天堂は花札を扱う業者から始まったメーカーであり現在も製造を行っており、日本国内全ての地方札の原版を持つ為それらの製造も注文依頼次第で製造しているという。

無限のフロンティア』のヒロイン楠舞神夜の特殊技名が花札の役に由来している。
彼女もハーケン同様「分の悪い賭けは嫌いじゃない」と博打を肯定する発言をしている。実際に花札を行っているのかは不明だが、EXCEEDにおいて明確に『花札』という発言が出ているので、製作者側がモチーフとして使用したというに留まらず、神夜自身も実際に花札を把握した上で技名に採用しているという設定のようである。

サクラ大戦』のゲーム1作目では、ミニゲームの1つとして帝国華撃団の仲間(リメイク版では敵も含めた登場キャラクター全員)相手にこいこいが遊べる他、花札の役の1つである猪鹿蝶をモチーフとした敵が登場する。

神夜の技名のまとめ
技名 ムゲフロ ムゲフロEXCEED 出典
燕の介
如来の鉢
蓬莱の枝(蓬莱の大枝)
火鼠の衣(火鼠の大衣)
龍顎門の珠
通常技 通常技 古典「竹取物語
俳浪花札 通常技 ハーケン・ブロウニングの通常技
『ハイロー・ドロウ』
猪刺華鳥 通常技 花札
雨刺鋼 通常技 花札
楠舞一刀流奥義・月架美刃 必殺技 必殺技 特に無し
楠舞一刀流秘伝・阿羅刺 必殺技 花札
楠舞霊術・護鋼 援護技 花札
帝返し 援護技 古典「竹取物語」
楠舞霊術奥義・月魅酒 特殊技 特殊技 花札
楠舞霊術秘奥義・華美酒 特殊技 特殊技 花札
楠舞一刀流秘奥義・徹砲 特殊技 花札
出典
詳細
猪刺華鳥 猪鹿蝶。
10点札の3枚、「萩に猪」「紅葉に鹿」「牡丹に蝶」の3枚を揃えると成立。
技を実行した時に表示される札はこの3枚である。
雨刺鋼 雨四光。
20点札の「柳の小野道風」及び、残りの20点札のうち3枚を揃えると成立する。通常の四光より格が若干落ちる。
護鋼 五光。
20点札の「松に鶴」「桜に幕」「芒に月」「柳に小野道風」「桐に鳳凰」を全て揃えると成立。
猪刺華鳥と同じく、技の実行した時に表示される札はこの5枚。
月魅酒 月見酒。月見で一杯とも。
20点札の「芒に月」10点札の「菊に盃」を揃えると成立。
華美酒 花見酒。花見で一杯とも。
20点札の「桜に幕」10点札の「菊に盃」を揃えると成立。
徹砲 鉄砲。月見花見で一杯、飲みなどとも。
20点札の「桜に幕」「芒に月」10点札の「菊に盃」を揃えると成立。上記2種の上位役。
猪刺華鳥と同じく、技の締めで表示される札はこの3枚。
阿羅刺 アラシ。
上記は全てこいこいで使用される役だが、これはおいちょかぶの特殊役。
手札3枚が全て同じ数字となった場合に成立。かなり強い。
※主要参考
花札ゲームの遊び方
おいちょかぶ(Wikipedia)

その他

競馬
マジンガーZ』の兜シローのネーミングは現実の競走馬(カブトシロー)から取られている。
蒼き流星SPTレイズナー』のグライムカイザルのネーミングは現実の競走馬(クライムカイザー)から取られている。
勇者王ガオガイガー』のEI-02の素体となった小宝山金蔵は競馬に入れ込んでいるという設定で、自身が経営していた会社の倒産後、財産の全てを賭した競馬に負け、その心の隙間に付け込まれてゾンダー化させられてしまった。そんな彼の精神状態を反映してか、EI-02の頭部は馬状になっている。
トトカルチョ
トトとはイタリアにおけるクジのことで、カルチョとは同じくイタリア語でサッカーを指す言葉。即ち、サッカーの試合の勝ち負けを対象に賭けを行う、所謂サッカーくじのこと。こんにち、日本では「トト」だけでサッカーくじの意味で通じるようになっている。
本来の用途としては正しくないが、勝者を当てるタイプの賭け事全般にもこの語が用いられることがあり、『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』ではリカルドが御前試合の勝敗を対象に開催していた賭博行為に対し、テュッティが「トトカルチョ」と表現していた(後述)。
機動戦士ガンダム F91』ではシーブックが仲間と共に学園祭のミスコンでトトカルチョを催し、更に勝手にセシリーをエントリーさせている。
ビリヤード
娯楽・競技スポーツとしての認知度が高い室内遊戯であるが、ギャンブルの対象として扱われることも多い。スパロボではロアビィテクスが、ロアビィの開設したプレイルームの無料使用権を対象として賭けビリヤードを行っている描写がある(『機動新世紀ガンダムX』の原作再現)。尚、北斗もビリヤードを趣味としており、『スーパーロボット大戦R』ではスバルも誘ってビリヤードをする場面がある。
チェス
世界で最もプレイされている盤上遊戯の一つで、フィクションではしばしばギャンブルの対象として扱われている。
コードギアス 反逆のルルーシュ』ではルルーシュが賭けチェスに興じ、ブリタニアの貴族たちをカモに荒稼ぎしていた。
格闘技・ロボットバトル
人間同士あるいはロボットによる格闘を賭けの対象としたもの。
前者は『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』の一文字號が闇プロレスのレスラーを生業としていた。
後者は『ボトムズシリーズ』のバトリングが代表的で、バトリングそのものを主題とした作品も少なくない。

ギャンブル施設

カジノ

ギャンブル関連の遊戯を提供する施設で、日本には無いが、海外では公営カジノも多く存在する。上述したトランプ系カードゲームの他、ダイスを使ったクラップスなどのゲーム、スロットマシン、ルーレットなどが定番。

銀河疾風サスライガー

カジノの存在を前提に成り立っている作品。

I・C・ブルースはJ9ランドにおいてブラディ・ゴッドが取り仕切っているカジノで300億ボールという空前の大勝ち(300億ボールは惑星すら購入できる金額)を果たし、胴元のブラディから600億ボールというこれまた空前の金額の賭け「ビッグゲーム」を挑まれる。その内容とは「1年の間に新太陽系を構成する50の惑星全てを回りきることであった」というのが、本作における冒険の動機であり、根幹となる設定である。

ブルース率いるJJ9チームの道中の資金稼ぎについても、基本的にはブルース本人がカジノで行うことが多い。

なお『銀河疾風サスライガー』が参戦した『スーパーロボット大戦GCXO)』では「ビッグゲーム」の趣旨が変更されており「各地を転々とするわけではないこと、組織に所属して戦うため旅費の心配がないこと」などの理由があってか、カジノで稼ぐ描写はオミットされている。

サクラ大戦

『3』において、巴里のギャンブル場が登場。ギャンブル好きのロベリア・カルリーニのイベントの舞台となる他、ミニゲームとしてポーカーやブラックジャック、ルーレットを実際に遊ぶ事が出来る。

ギャンブル好きな人物

ギャンブルがキャラクター設定の根幹において重要な意味を持つキャラクター、またギャンブルに関するエピソ-ドを持つキャラクターを列挙。

キョウスケ・ナンブ
賭け事好きが公式に設定されている主人公。「分の悪い方に賭けること」を好むため、娯楽の範囲でのギャンブルの勝率は高くないようで、後述のタスクにも結構負けていたりする(それどころか、アルトアイゼンを担保にかけてたらしい。「あれは勝ったのでチャラだ」とは本人の弁)。中断メッセージではオケラにされてエクセレン金を借りるために罰ゲームをやらされるというシーンも…(さすがに女に金を借りるのは情けない気もするが)。ただしその分、命がけの大勝負における勝率は殊の外高く、基本的には強運の持ち主である。或いは普段の負け分がそれらの勝負の際の運気に還元されているのかもしれない。エクセレンからは「賭博黙示録キョウスケ」とまで言われるほどである。
特にOGシリーズでの博打関連の発言には枚挙に暇がない(本人の記事における名言集も参照されたし)。
  • OG第41話「ただ撃ち貫くのみ」にて

キョウスケ「…フッ…フフ…」
エクセレン「…!?」
ブリット「キョ、キョウスケ中尉が…」
タスク「わ、笑ってんぞ…!」
レビ「…何がおかしい…? それとも、絶望のあまり精神変調でも起こしたか…?」
キョウスケ「いや…おれは幸せ者だと思ってな。…ここで命を賭ける事ができるとは」
エクセレン「…あちゃあ…こんな時までいつもの病気が…」


レビ「愚かな男だ。さしたる特殊能力もなく…ただ、機動兵器の扱いに優れているというだけ…」
「勘と運だけで…私に戦いを挑むか」
タスク(その勘と運ってのが、ハンパじゃねえんだよなあ…キョウスケ中尉の場合)


レビ「イングラムが見込んだサンプル…だが、過ぎた力は我らにとっては両刃の剣…」
キョウスケ「ごたくはいい」
「有り金はすべて賭けた。こちらのカードもそろった」
レビ「ふん、では見せてもらおう、その札とやらを…!」
キョウスケ「後悔しないことだ。賭け金の払い戻しはない…!」

タスク・シングウジ
OGシリーズにおけるキョウスケのギャンブル仲間的なポジションで、運試しとしてのギャンブルを好む。基本的には彼も強運の持ち主(特殊能力「ラッキー」精神コマンド「幸運」持ち)だが、キョウスケには一歩劣る模様。但し娯楽の範囲での勝負ごとではそれなりの勝率をあげているようである。強運の持ち主である以前に彼は念動力者であるため、もしもその能力が持ち出されたら恐らく脅威。しかし、その能力をギャンブルに使っている描写は今のところは皆無。
リカルド・シルベイラ
事もあろうに御前試合の勝敗を賭けの対象にしていた不心得者。
ちなみに賭けのレートについてだが、本命はリカルド、対抗はヤンロン、抑えがテュッティ。肝心のマサキはというとなんと単勝32倍。プレイヤーの感覚からすればどう考えてもマサキに賭けざるを得ない高レートだが、これはこの時点でのマサキに対する他者の評価が大して高くなかったことを逆手に取ったリカルドの陰謀の可能性が非常に高い(実際、リカルドは決勝までの過程でマサキに賭け、結構な額をせしめたらしい。対アハマド戦でもマサキの勝利を微塵も疑っていなかった)。彼はギャンブル好きというより胴元としての才能がある、というべきかもしれない。…まぁ、マサキが決勝まで進んでリカルドを撃破すると当然リカルドの取り分は全てなくなり(当たり前だが、決勝戦ではリカルドは自分にそれまでに稼いだ金を全てつぎ込んでいる)、逆にマサキが負けても稼いだ金をテュッティに没収される運命にある。
ディック・アルカイン
父ロバーツ・アルカインへの反抗心から、父親が嫌うギャンブルにのめり込むものの天賦の才なのか負け知らずの実力を持つようになった。劇中でのギャンブルシーンは初登場におけるルーレットのみ(しかもトラブルがあったとはいえ敗北)だが、それによって培われたと思われる勘の鋭さは戦いにおいて度々垣間見せており、窮地に陥ったダイヤたちを救ってきた。
ロアビィ・ロイ
ロボットアニメ界でも珍しい、ギャンブルの勝利によって自身の愛機を手に入れた男。その相手が彼が秘かに想いを寄せた女性であり、自身との架け橋になったこともあってか、賭け事に対する思い入れは強いようである。上述の通り、作中においてテクスと賭けビリヤードに興じたりするなどの描写もある。
ロベリア・カルリーニ
ギャンブルと金儲けに目がない。ただし、大悪党なのでイカサマも日常茶判事。
X-Ω』では、光武F2 (ロベリア機)に文字通り「ギャンブル好き」のアビリティが採用されている。