「ホバーパイルダー」の版間の差分
34行目: | 34行目: | ||
便宜上、「戦闘機」のカテゴリに属してはいるが、小型ミサイルやビーム砲などの武装も[[機械獣]]に対して決定打と成り得ず、あくまで自衛用、もしくはパイルダー・オンを妨害する者への威嚇を目的としたものである。ドッキングした姿で一目瞭然だが着脱が遥かに容易で、Zが行動不能にされた時や調査の時はよく分離して行動していた(ただしパイルダーオンは簡単ではなく、第52話の「[[弓さやか|さやか]]マジンガー」では1度目はZの頭から外れ、2度目は合体こそするもののローターを畳むタイミングを逸し破損させた)。 | 便宜上、「戦闘機」のカテゴリに属してはいるが、小型ミサイルやビーム砲などの武装も[[機械獣]]に対して決定打と成り得ず、あくまで自衛用、もしくはパイルダー・オンを妨害する者への威嚇を目的としたものである。ドッキングした姿で一目瞭然だが着脱が遥かに容易で、Zが行動不能にされた時や調査の時はよく分離して行動していた(ただしパイルダーオンは簡単ではなく、第52話の「[[弓さやか|さやか]]マジンガー」では1度目はZの頭から外れ、2度目は合体こそするもののローターを畳むタイミングを逸し破損させた)。 | ||
− | 長期間に渡りマジンガーZの「'''頭脳'''」として活躍してきたが、TV版第69話で[[妖機械獣]][[グシオスβIII]]の溶解液を浴び大破。修復不能な程のダメージを受けた事により、「頭脳」としての役割を後継機である[[ジェットパイルダー]] | + | 長期間に渡りマジンガーZの「'''頭脳'''」として活躍してきたが、TV版第69話で[[妖機械獣]][[グシオスβIII]]の溶解液を浴び大破。修復不能な程のダメージを受けた事により、「頭脳」としての役割を後継機である[[ジェットパイルダー]]に明け渡す。続編である『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』では再登場を果たし、法規制上の問題で出撃に手間がかかるジェットパイルダーに変わり使用される。 |
[[マジンカイザー (OVA)|OVA]]では機体のカラーリングが白に変更されているが、これは『週刊少年ジャンプ』連載時に於ける原作漫画版のものを踏襲した上での措置である。 | [[マジンカイザー (OVA)|OVA]]では機体のカラーリングが白に変更されているが、これは『週刊少年ジャンプ』連載時に於ける原作漫画版のものを踏襲した上での措置である。 |
2018年2月2日 (金) 17:45時点における版
ホバーパイルダー | |
---|---|
外国語表記 | Hover Pileder |
登場作品 | |
分類 | 小型戦闘機兼移動式コクピット |
全長 | 3.1 m |
全高 | 1.4 m |
全幅 | 2.8 m |
重量 | 320 kg |
エネルギー | 光子力エネルギー |
出力 | 8500馬力 |
推進機関 |
ダクテッド・ファン ジェットエンジン |
最高飛行速度 | 320 km/h |
上昇速度 | 25 km/h |
最高飛行高度 | 9000 m |
装甲材質 | 超合金Z |
開発者 | 兜十蔵 |
所属 | 光子力研究所 |
主なパイロット | 兜甲児(OVA、真マジンガー) |
概要
マジンガーZの操縦席となる小型戦闘機。
両翼のダクテッド・ファンによって垂直離陸を行った後、ジェット推進で飛行。
「パイルダー・オン!」のコールと共に両翼を折り畳み、マジンガーZの頭部へドッキングする事でコクピットとなる(挿入歌「Zのテーマ」で有名な、“人の頭脳を加えた時に”というフレーズは、この一連のシークエンスを指す)。
故・兜十蔵博士によってオートバイと変わらぬ感覚で操縦出来るように設計されており、パイロットとなる以前から抜群のライディングテクニックを備えていた兜甲児も初搭乗時こそ大苦戦するものの、短期間で操縦法をマスターした。ちなみに、原作漫画版ではバイクのハンドルに酷似した操縦桿で前述の設定を活かしているが、TV版の操縦桿は何故かデザインが変更されてしまっている。
便宜上、「戦闘機」のカテゴリに属してはいるが、小型ミサイルやビーム砲などの武装も機械獣に対して決定打と成り得ず、あくまで自衛用、もしくはパイルダー・オンを妨害する者への威嚇を目的としたものである。ドッキングした姿で一目瞭然だが着脱が遥かに容易で、Zが行動不能にされた時や調査の時はよく分離して行動していた(ただしパイルダーオンは簡単ではなく、第52話の「さやかマジンガー」では1度目はZの頭から外れ、2度目は合体こそするもののローターを畳むタイミングを逸し破損させた)。
長期間に渡りマジンガーZの「頭脳」として活躍してきたが、TV版第69話で妖機械獣グシオスβIIIの溶解液を浴び大破。修復不能な程のダメージを受けた事により、「頭脳」としての役割を後継機であるジェットパイルダーに明け渡す。続編である『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』では再登場を果たし、法規制上の問題で出撃に手間がかかるジェットパイルダーに変わり使用される。
OVAでは機体のカラーリングが白に変更されているが、これは『週刊少年ジャンプ』連載時に於ける原作漫画版のものを踏襲した上での措置である。 リメイク作品『真マジンガー 衝撃! Z編』では従来、シルバーで塗装されていたダクテッドファン周りが変更され、赤一色の機体となった。上述の操縦桿も、原作漫画版に準拠したバイクのハンドル風のものとなっている。
マジンガーZが「人間が搭乗して操縦するロボット第1号」であるのと同様に、本機も「コクピットを兼ねた戦闘機(脱出ユニット)第1号」という位置づけにある存在で、後続の作品群やマジンガーZ自体のリメイクにも多大な影響を与えている。
登場作品と操縦者
デモムービーやユニットアイコンによるイベントでの登場が大半だが、一部の作品ではユニットとして戦闘可能なケースも存在する。
余談だが登場・未登場に関わらず、各シリーズのパッケージイラストに描かれたマジンガーZの頭部に収まっているのは、ほぼこの機体である。
旧シリーズ
旧シリーズではゲーム中未呼称。その為か『電視大百科』では「ホバーパイルダー」という名称ではなく「ホバークラフト状のマシン」と表記されてしまっている。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- マジンガーZ出撃デモでの登場。
- スーパーロボット大戦F
- 本編映像取り込みのデモムービーで登場。音声のみ新規収録。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- DISK2に収録されている新規に作られたデモムービーで登場。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ユニットとして運用が可能。初期のマジンガーZが破壊される、もしくはコマンド分離で変化。まあ戦力にはならないだろう。序盤、スーパー系1話と2話の前半で強制出撃する。ちなみに2話の熟練度の条件はクリア時にこの形態でいることだが、マジンガーZになってもクリア寸前に分離すれば条件を満たせるので仕様に穴がある。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- ユニットはおろかデモ、並びにアイコンでの登場も果たされていないが、OP及びEDムービーでマジンガーZの頭部に収まっているのが本機である事が確認できる。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 第2次α同様、OP及びEDムービーでマジンガーZの頭部に収まっている。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 第2次α・第3次α同様、OP及びEDムービーでマジンガーZの頭部に収まっている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 限定的とはいえ、久々にユニットとしての戦闘が可能となった反面、従来と異なり機体サイズがMに設定されている為か、あまり回避率は高くない。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- マジンガーZ出撃話である第2話において、半ばイベントユニット扱いで登場。味方機ですらHP5桁が通常の本作において、HPが僅か250しかなく、敵の攻撃がかすっただけで墜ちる。戦線からは十分距離をとり、安全に目的地に到達させたい。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- OP並びにEDムービーで姿を見せるが、本編の出撃デモではジェットパイルダーに出番を譲っている。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- ユニットアイコンのみ登場。マジンガーZ破壊イベントで脱出して原作通りマジンカイザーの元へ向かう。
装備・機能
武装・必殺武器
- パイルダーレーザー
- パイルダーミサイル
- 側面に付属する小型ミサイル。当たり所が良ければ機械獣のパーツを破壊できる程度の威力がある。
移動タイプ
サイズ
- S
- M
- 第2次Z破界篇でのサイズ。
機体BGM
関連機体
- マジンガーZ
- 元祖スーパーロボット。兜甲児が乗るホバーパイルダーがマジンガーZの頭部とドッキングして、はじめてマジンガーZは無敵の力を発揮する。
- ジェットパイルダー
- 後継機。
- ブレーンコンドル
- グレートマジンガーにとってのパイルダーに当たる機体。
- グシオスβIII
- TV版第69話にて、この妖機械獣に破壊された。
余談
- 企画段階の『アイアンZ』ではオートバイ型で設定されており、合体時にはアイアンZの背面部を駆け上がる物だった(この設定は後にエネルガーZの設定に取り込まれている)。
- その後小型戦闘機に変更されたが、設定初期は操縦機系統はオートバイのままで足もそのまま外部に露出した形になっている。
- 原作者である永井豪氏の自伝的漫画作品『激マン!』のマジンガーZ編によれば、東映本社が『仮面ライダー』と被ると難色を示したことで、オートバイから変更されている。
|