「量産型ゲシュペンストMk-II」の版間の差分
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2014年9月5日 (金) 21:31時点における版
RPT-007 量産型ゲシュペンストMk-II
(Gespenst Mk-II MASS PRODUCT MODEL)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 分類:量産型パーソナルトルーパー(ゲシュペンストシリーズ)
- 型式番号:RPT-007
- 全長:21.2m
- 重量:72.4t
- 動力
- 核融合エンジン(αシリーズ)
- 核融合ジェネレーター(OGシリーズ)
- 基本OS:TC-OS
- 開発:マオ・インダストリー
パーソナルトルーパーゲシュペンストMk-IIの量産型であるが、設定上、原型機との性能差はほとんどない。フレーム構造の拡張性が高く、チューンによっては後発の量産型パーソナルトルーパーと遜色ない水準まで性能を引き上げる事も可能。
原型機に違う点は左腕に放電打撃武器「プラズマ・ステーク」を用いた「ジェット・マグナム」が装備されているところ。
スーパーロボット大戦α、スーパーロボット大戦α外伝
試作機3機を含め、39機しか量産されておらず、そのほとんどがエアロゲイターにより破壊された為、主力機とはならなかった。イルムガルト・カザハラ、リュウセイ・ダテ、ライディース・F・ブランシュタインらが搭乗した。
ちなみに、αシリーズではアルトアイゼンとヴァイスリッターは量産型ゲシュペンストMk-IIのカスタム機という設定である。
OGシリーズ
人型機動兵器としては連邦軍で初めて制式採用されたが、異星人と戦うつもりの無かったEOT特別審議会の横槍で量産が妨害され、DC戦争では連邦軍の主力は既存の戦車や戦闘機のままで終わった。L5戦役に入りマオ社が若干数の追加生産を行うも、エアロゲイターに対抗できる機動兵器の不足という問題に直面した連邦軍は、生産ラインが十分に確保されていて短期間で数が揃えられるリオンシリーズを主力とする選択をする。そしてL5戦役後は、リオンシリーズと共にテスラ・ドライブを搭載した量産型ヒュッケバインMk-IIが新たな主力機となったため、量産型ゲシュペンストMk-IIはほとんど量産配備されることなく旧式の機体として扱われるようになる。
一部の機体がカスタマイズされ、カイ・キタムラ、カチーナ・タラスク、ラッセル・バーグマンらが運用している。特に、教導隊時代からゲシュペンストになじみのあるカイ少佐は本機に特別な思い入れがある。なお、クライ・ウルブズの機体は、特殊部隊仕様のチューンにより性能が同型機に比べ向上している。
試作機よりも薄い青色で肩部スラスター部分が白色というのが基本塗装だが、カイ機、カチーナ機、クライ・ウルブズ運用機はそれぞれパーソナルカラーで塗装されている。ラッセル機とガーネット機(キョウスケ編で合流時に搭乗している)も旧設定ではカイ機と同じ塗装だったが、DW及びOGSで変更され、一般の青い機体になった。
一方、シャドウミラーの平行世界では本機が制式量産機として採用されている。実際、彼らが運用している量産型ゲシュペンストMk-IIは「こちらの世界」の同型よりも改良が施され、テスラ・ドライブの標準装備により空中戦も可能となっている。ちなみにスーパーロボット大戦Aでは、同機の性能を恐れたシャドウミラーが「こちらの世界」で本機が制式採用されないよう様々な裏工作を行なっており、結果としてドラグーンが採用された。
旧式の烙印を押された本機の扱いに不満を持ったカイ・キタムラは、ギリアム・イェーガーと共にゲシュペンストシリーズの強化プラン「ハロウィン・プラン」を提出。結果、量産型ゲシュペンストMk-II改として生まれ変わる事となった。
余談だが、DVD版のDW最終話を見る限り、OG世界でも既にプラモデル化しているらしい。
スーパーロボット大戦IMPACT
アインストがゲシュペンストのカスタム機であるヴァイスリッターを解析し、オリジナルを複製して運用した。ただ、素材や動力は完全に別物であり、これまた連邦軍で運用されている機体とは段違いに強い。
スーパーロボット大戦MX
「パーソナルトルーパー」という概念自体が語られないが、「タイムラグは90秒」のインターミッションにて、ヒューゴの回想シーンの戦闘マップに登場。フォリア含む一般隊員機はシルバーグレー、ヒューゴ機はダークレッド、アルベロ機は黄に近いオレンジ。
登場作品と役柄
登場作品によって敵機だったり味方機だったりあるいはその両方だったりと立ち位置がはっきりしない。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 敵として登場。立場的にはCOMPACT2のゲシュペンスト。α外伝の使い回しでプラズマ・ステークとネオ・プラズマカッターが両立している。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- リュウセイ機、ライ機が敵として登場(イルム機増援後、すぐに自軍ユニットになる)。最初はスポット参戦だが難易度「難」の状態で進めるとリュウセイ機が正式加入し、ライ機、イルム機も「難」ルート終盤にのみ使えるようになる。序盤ではそこそこ強いが、パンチ力不足な感は否めない。何故か、本来は択一性のプラズマ・ステークとネオ・プラズマカッターが両立している。リュウセイ機の改造状態はR-1改に引き継がれる。何気に武器の改造コストが後継機より低いため、乗り替え前に改造しておくとお得。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 「ゲシュペンストMk-II」表記だが、主人公(アクセルorラミア)が言及しているとおり量産型である。基本的に雑魚。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- システムの変更により回避が高く、援護防御などを駆使するため撃墜に手間取る。
単独シリーズ
- スーパーロボット大戦MX
- ヒューゴの回想シーンにクライ・ウルブス配属機が登場。オリジナルのゲシュペンストがどこで作られたのかなどは語られず、実は本作においては出自不明の謎の機体。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- 数多くのカスタマイズ機が登場し、パイロットによっては若干性能差がある。改造段階は高いが、設定に反してオリジナルのゲシュペンストMk-IIより基本性能は低く(オリジナル機もチューンを受けたためかもしれないが)、後半はお払い箱となる。しかしキョウスケ編で手に入る(或いはバグで手に入る)カイ機だけは換装武器も含めて最初から5段階強化済みで、ジェット・マグナムの射程は通常より長い1~2で基本威力も高くて下手なPTの必殺武器よりも高いため、最後まで運用できる。設定どおり、空中の敵には汎用武器でしか対抗出来ない(以後の作品でも大体同じ)。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- ジェット・マグナムの射程がOG1のカイ機と同様1~2に統一された他、本作のみ連続攻撃対応となった。序盤の機体不足の頃は運用する事もあるが、中盤以降は完全に格納庫でホコリを被る事になるだろう。また、シャドウミラー仕様が敵機として登場する。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- OG、OG2と概ね同じ。リメイクに対しての変更点は、OG1におけるジェット・マグナムの射程が全機1~2になった事。カイ機はOG1の参入時に既にかなり改造されている為、武器改造が出来ないEX-HARDモードでは主力になり得る。また、本作から緑色の本機はカイ専用機と位置付けられ、それまで緑だった肩部が白くなった(他の緑色の機体は一般用機と同じ塗装に)。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- クライ・ウルブズ専用のカスタマイズ機が登場。発売前はカイ機は量産型ゲシュペンストMk-II改に強化されると見られていたのだが、実際には別機体扱いで改造も引き継がない。
その他
- Another Century's Episode
- 最初から使える機体。チュートリアルは強制的にこれで出撃させられるため、誰でも1度は乗ることになる。だが3種類しかない武装(M950マシンガン、スプリットミサイル、プラズマステーク)、鈍重な挙動、挙動に対して平凡な防御力と、癖は無いものの性能が非常に低いため、これで全てクリアしていくにはかなりの腕前と、愛が必要。(難易度ハードでも全てのミッションをクリアできるバランスにはなっている。改造によって短所を補うのも可能)ちなみに相方のフロムソフトウェアオリジナル、クラウドブレイカー量産型はポテンシャルは高いものの癖が強く扱いにくい、真逆の特性になっている。
装備・機能
武装・必殺技
固定武器
- 格闘
- 機体による直接戦闘。
- スプリットミサイル
- 発射後に多弾頭ミサイルを内部から射出するミサイル。初期攻撃力は低いが改造費用が安く、改造効率が良い。ただし、空適応B。GBA版OG1のみ換装武器。
- プラズマ・ステーク
- 左腕に装備された3本の特殊武装。至近距離でプラズマを叩き込む為に使用する。ゲーム中では後述のジェット・マグナムとして使われる。量産用試作機であるゲシュペンストMk-IIタイプRではプラズマカッターを搭載していた箇所を置き換えたという設定なのだが、プラズマ・ステーク部分を引き抜いてプラズマ・カッターとして使う変な描写があったりもする。
- ジェット・マグナム
- プラズマ・ステークを使用した必殺技。接近して、高出力のプラズマを叩き込む格闘攻撃。なお、イルムとエクセレンはジェット・マグナムを使う際「必殺!ゲシュペンストパンチ」と叫ぶ。エクセレンは更に「究極、ゲシュペンストキックはなし?」と、ファン泣かせの発言をするが、後に復活した。GBA版OG2のみ、連続攻撃対応。
換装武器
- プラズマカッター / ネオ・プラズマカッター
- 右腕に装備されたエネルギーの刃。OGシリーズでは、前者はGBA版OG1のみ、後者はGBA版OG2以後換装武器となった。本来はプラズマカッター収納とプラズマステークの両立は不可能。換装武器の方は左腕からではなく背中から引き抜く正しい描写がなされている。
- M950マシンガン
- OGシリーズでは換装武器。改造効率に優れ(110000ほどの資金でフル改造出来て、威力は4000オーバー)、汎用性が高い。
- M13ショットガン
- OGシリーズでは換装武器。OG2ではカチーナ機がM950マシンガンの代わりに装備している。
- メガ・ビームライフル
- OGシリーズでは換装武器。M950マシンガンよりも攻撃力は高いが、ビーム属性を持っている事がマイナスに働く事が多い。アニメ版DWではバリア貫通武器として登場したが、ゲームではそんな機能は無いどころか、ビームコートで防がれる。
- スラッシュ・リッパー
- OGシリーズでは換装武器。大きな手裏剣のような実体刃を射出する。使い勝手は良いが、弾数が少ないのが難。どちらかというと量産型ではなくオリジナルのゲシュペンストMk-IIの武器としての印象が強いプレイヤーも多いと思われる。
必殺技
- ジェット・マグナムS
- カイ・キタムラ機のみの必殺技。別名「背負い投げジェット・マグナム」。別名の通り、敵機に背負い投げをかまして体勢を崩し、ジェット・マグナムでトドメ。元ネタはOGクロニクルでカイが繰り出した攻撃で、OG外伝ではその話がシナリオ化された(追加もそのシナリオ中)。なんとバリアを貫通する(ちなみにMk-II改のジェット・マグナムSは貫通できない)。
ちなみに原作「踊るゆりかご」では、地面に叩き付けた敵機にマグナムを打ち下ろしているが、ゲームでは叩き付けた敵機が吹き飛び、そこに飛びついてマグナムで追撃、という流れ。……バウンドで吹き飛ぶほどの勢いなら、ふつうはマグナムを使うまでもなく機体が木端微塵になる。
OGクロニクルのみ
- 究極!ゲシュペンストキック返し
- OGクロニクルでホワイトカラーのリュウセイ機(タイプTTの可能性あり)が使用。シミュレーションの最後で、「究極!ゲシュペンストキック」で蹴りかかって来たエイタ機を回し蹴りで蹴り返していた。
- スプリットマグナム
- OGクロニクル「とどろけ! オクト魂」でカチーナ機が使用。ラッセル機のスプリットミサイルをジェット・マグナムで殴り飛ばし、速度・飛距離を伸ばした即興の一撃。
特殊能力
移動タイプ
カスタムボーナス
量産型は、機体によってボーナスが異なる。機体そのものが強力ではないので、フル改造される事は少ない。
- 機体空以外の地形適応S(カイ機のみ)
- 武器には適用されない上にカイ自身の地形適応が優秀である為、あまりありがたみが無い。
- HP&装甲+15%(カチーナ機のみ)
- 装甲だけでなくHPも上がる為、中々優秀だが、機体性能の低さが悔やまれる。
- 装甲+20%(ラッセル機のみ)
- 効果そのものは強力だが、機体のHPが低いのが難。
対決・名場面など
- PTの可能性
- インジリスク基地を謎の人型機動兵器・ウェンディゴが強襲。量産型ヒュッケバインを駆るブラボー小隊が迎撃に当たるも、全く歯が立たない。そこへ、拘束から脱出したカイのゲシュペンストが乱入。敵機のインターフェイスが脳直であることを見抜いた彼は、不意を突いてゲシュペンストで背負い投げをお見舞いすると言う荒業をやってのけ、操縦していたトニーを救出、ウェンディゴの撃退に成功する。
関連機体
- ゲシュペンスト
- 前機種にあたる。元々ゲシュペンストシリーズは量産化を前提として開発されていたが、この段階では量産されていない。
- ゲシュペンストMk-II
- 本機の量産化を目指して制作された、先行試作機。
- 量産型ゲシュペンストMk-II・タイプTT
- 念動力者専用の機体。
- 量産型ゲシュペンストMk-II改
- 本機の発展形。ハロウィン・プランに基づき、汎用性と高機能を両立させた。
- アルトモドキ
- OGクロニクル「ヒゲの神さまの中の人はハラペコ」に登場した改造機で、アルトアイゼンの偽物。クエバス基地司令官のダルランの搭乗機で、ATXチームの勇名を利用したハッタリ機体。当然性能は遠く及ばず、ダルランの行動に怒るアクセルに一撃で粉砕された。色は恐らく青。なお、本編ゲームのOGSでもこのことを言及している(「星から来るもの」のインターミッションでアクセルが述べた「偽物」がこれ)。
- ゲシュテルベン、ゲシュテルベン改
- FDXプロジェクトで開発された拡張性を高めた改造機およびその改修機。量産型ゲシュペンストMk-II改に似た特徴を持つ。
商品情報
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