「ゼブリーズ・フルシュワ」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(2人の利用者による、間の2版が非表示)
1行目: 1行目:
 
{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Zebris Furszeuwa]]
 
 
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]])
 
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]])
 
*{{登場作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}
 
*{{登場作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}
27行目: 26行目:
 
[[グロフィス・ラクレイン|ロフ]]・[[ジュスティヌ・シャフラワース|セティ]]と共に[[ゲスト]]部隊の指揮を執る「三将軍」の一人。
 
[[グロフィス・ラクレイン|ロフ]]・[[ジュスティヌ・シャフラワース|セティ]]と共に[[ゲスト]]部隊の指揮を執る「三将軍」の一人。
  
先代の指揮官の戦死に伴い、司令官代理から正式に司令官に昇進した人物。戦闘司令官としての能力は高く、仕事と公務をしっかりと分けている。ところが細面の顔に、飄々とした外見。性格はお調子者<ref>[[旧シリーズ]]の[[キャラクター事典]]では「C調」と評されていた。これは「調子のいい」を意味する[[俗語]](調子いい→調・C→逆にして「C調」)なのだが、『第4次』発売当時の時点で既に死語同然の言葉だった。。</ref>で、[[楽天家]]。戦闘に敗れても全く気にしない。言葉使いも妙で言葉を伸ばす口調で喋り、旧友の[[メキボス]]を「メキちゃん」と呼ぶ。ノリのいい地球側の楽天家キャラと意気投合しそうだが、彼の搭乗する[[ライグ=ゲイオス]]、[[オーグバリュー]]はいずれも隙の無い性能の為、三将軍では最強とも言われる。
+
先代の指揮官の戦死に伴い、司令官代理から正式に司令官に昇進した人物。戦闘司令官としての能力は高く、仕事と公務をしっかりと分けている。ところが細面の顔に、飄々とした外見。性格はお調子者<ref>[[旧シリーズ]]の[[キャラクター事典]]では「C調」と評されていた。これは「調子のいい」を意味する[[俗語]](調子いい→調・C→逆にして「C調」)なのだが、『第4次』発売当時の時点で既に死語同然の言葉だった。</ref>で、[[楽天家]]。戦闘に敗れても全く気にしない。言葉使いも妙で言葉を伸ばす口調で喋り、旧友の[[メキボス]]を「メキちゃん」と呼ぶ。ノリのいい地球側の楽天家キャラと意気投合しそうだが、彼の搭乗する[[ライグ=ゲイオス]]、[[オーグバリュー]]はいずれも隙のない性能のため、三将軍では最強とも言われる。
 
 
その独特の性格や口調は大林隆介氏の代表キャラクターである『[[機動警察パトレイバー]]』の後藤隊長こと特車二課の「[[後藤喜一]]」を彷彿とさせる。というか、実際ゼブのモデルは彼である。
 
  
 
そんな彼だが、根は義理堅く律儀。戦いは好きでないが、『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』ではロフの敵討ちのため率先して出陣したりと仲間想いでもある。また、命令系統の逸脱を許さないものの上司である[[テイニクェット・ゼゼーナン|ゼゼーナン]]の醜態には嫌気がさしていたようで、『第4次』最終話で彼とセティを倒さずに放置しておくと、ゼゼーナンのHPが半分以下になった際に撤退する。
 
そんな彼だが、根は義理堅く律儀。戦いは好きでないが、『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』ではロフの敵討ちのため率先して出陣したりと仲間想いでもある。また、命令系統の逸脱を許さないものの上司である[[テイニクェット・ゼゼーナン|ゼゼーナン]]の醜態には嫌気がさしていたようで、『第4次』最終話で彼とセティを倒さずに放置しておくと、ゼゼーナンのHPが半分以下になった際に撤退する。
41行目: 38行目:
 
:
 
:
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}
:今回から声が入り、専用機[[オーグバリュー]]も用意された。[[精神コマンド]]に[[脱力]]があるのも当然の飄々ぶりだが、性格は「強気」。印象に騙されて、敵機を倒していく程ゼブも[[気力]]が上がる事を忘れない様に。中盤まではライグ=ゲイオスに乗るものの、どちらにしろ圧倒的な機体性能なので洒落にならないほど強敵だが、セリフ回しのおかげか「憤怒」や「絶望」すら通り過ぎてしまう。
+
:今回から声が入り、専用機[[オーグバリュー]]も用意された。[[精神コマンド]]に[[脱力]]があるのも当然の飄々ぶりだが、性格は「強気」。印象に騙されて、敵機を倒していくほどゼブも[[気力]]が上がることを忘れないように。中盤まではライグ=ゲイオスに乗るものの、どちらにしろ圧倒的な機体性能なので洒落にならないほど強敵だが、セリフ回しのおかげか「憤怒」や「絶望」すら通り過ぎてしまう。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
:『F』同様に基本は敵として戦うが、[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]ルートでの[[火星]]突入前のシナリオで撃破せずに、後から現れるメキボスの要求を呑めば、[[グロフィス・ラクレイン|ロフ]]と[[ジュスティヌ・シャフラワース|セティ]]と共にゼゼーナンを見限り[[ロンド・ベル]]に助太刀してくれる。残念ながら[[NPC]]なので脱力は使えない。[[ポセイダル軍|ポセイダル]]ルートだと、最終的にどうしても敵対する事になる。ゲストとの決戦シナリオで他の2将軍どちらかを撃墜すると普段C調な彼が唯一本気を見せて真剣な口調になり、精神コマンドを使用して全力で戦いを挑んでくる。
+
:『F』同様に基本は敵として戦うが、[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]ルートでの[[火星]]突入前のシナリオで撃破せずに、後から現れるメキボスの要求を呑めば、[[グロフィス・ラクレイン|ロフ]]と[[ジュスティヌ・シャフラワース|セティ]]と共にゼゼーナンを見限り[[ロンド・ベル]]に助太刀してくれる。残念ながら[[NPC]]なので脱力は使えない。[[ポセイダル軍|ポセイダル]]ルートだと、最終的にどうしても敵対することになる。ゲストとの決戦シナリオで他の2将軍どちらかを撃墜すると普段C調な彼が唯一本気を見せて真剣な口調になり、精神コマンドを使用して全力で戦いを挑んでくる。
 
:[[セガサターン|SS]]版の戦闘デモでは[[グレース・ウリジン|グレース]]と対決している。お互いの間の抜けた台詞回しは必見。この時はライグ=ゲイオスに乗っているが、『完結編』シナリオでの乗機はオーグバリューのみ。
 
:[[セガサターン|SS]]版の戦闘デモでは[[グレース・ウリジン|グレース]]と対決している。お互いの間の抜けた台詞回しは必見。この時はライグ=ゲイオスに乗っているが、『完結編』シナリオでの乗機はオーグバリューのみ。
  
49行目: 46行目:
 
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦OG}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦OG}}
 
:第24話「地球を護る剣」で[[ライグ=ゲイオス]]に搭乗し[[鋼龍戦隊]]と交戦。第56話「[[オペレーション・レコンキスタ]]」では[[オーグバリュー]]に搭乗。担当声優がチョー氏に変更された。同氏は『[[無限のフロンティアEXCEED]]』予約特典ドラマCDにおける[[キサブロー・アズマ]]役を経て、当作品がスパロボ本編への初参加となった。
 
:第24話「地球を護る剣」で[[ライグ=ゲイオス]]に搭乗し[[鋼龍戦隊]]と交戦。第56話「[[オペレーション・レコンキスタ]]」では[[オーグバリュー]]に搭乗。担当声優がチョー氏に変更された。同氏は『[[無限のフロンティアEXCEED]]』予約特典ドラマCDにおける[[キサブロー・アズマ]]役を経て、当作品がスパロボ本編への初参加となった。
:声優変更により「後藤隊長じゃない…」と落胆する旧作からのファンもいるが、近年の状況(『第2次OG』と前後した『パトレイバー』のスパロボ参戦や作品自体の実写化等の活性化)でさすがに声までそのまんまなのはモチーフと比較され易過ぎるためにまずかったのだろうか。良くも悪くもチョー氏の演技は楽天家な彼らしさをしっかりと表現しており、本性を表すシーンも健在(味方を憎むことは無く、ロフを暗殺しようとしたゼゼーナンに対しては憎しみを顕わとする)。ゼゼーナンとの特殊戦闘台詞もあり、必聴である。
+
:声優変更により「[[後藤喜一|後藤隊長]]じゃない…」と落胆する旧作からのファンもいるが、近年の状況(『第2次OG』と前後した『[[機動警察パトレイバー]]』のスパロボ参戦や作品自体の[[実写]]化などの活性化)でさすがに声までそのまんまなのはモチーフと比較され易過ぎるためにまずかったのだろうか。良くも悪くもチョー氏の演技は楽天家な彼らしさをしっかりと表現しており、本性を表すシーンも健在(味方を憎むことは無く、ロフを暗殺しようとしたゼゼーナンに対しては憎しみを顕わにする)。ゼゼーナンとの特殊戦闘台詞もあり、必聴である。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG ダークプリズン}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG ダークプリズン}}
 
:今回は最終話でのスポット参戦のみ。今作ではスポット参戦キャラの撃墜数の引き継ぎがないので、キナハとのオーグバリュー対決をするなら8機撃墜してエースボーナスを獲得してからが望ましい。
 
:今回は最終話でのスポット参戦のみ。今作ではスポット参戦キャラの撃墜数の引き継ぎがないので、キナハとのオーグバリュー対決をするなら8機撃墜してエースボーナスを獲得してからが望ましい。
96行目: 93行目:
  
 
== 版権作品との人間関係 ==
 
== 版権作品との人間関係 ==
;[[後藤喜一]]
 
:その独特の性格や口調は彼をモデルとしている。
 
 
;[[惣流・アスカ・ラングレー]]
 
;[[惣流・アスカ・ラングレー]]
:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完]]』の公式コミックアンソロジーにて、とある事情から自ら[[ロンド・ベル]]に投降して捕虜となったゼブを挑発したところ、'''ゼブに唇を奪われた'''。
+
:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』の公式コミックアンソロジーにて、とある事情から自ら[[ロンド・ベル]]に投降して捕虜となったゼブを挑発したところ、'''ゼブに唇を奪われた'''。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
128行目: 123行目:
 
:なお、ルートによっては[[ジュスティヌ・シャフラワース|セティ]]が初号機の暴走に遭遇し、全軍を撤退させている。
 
:なお、ルートによっては[[ジュスティヌ・シャフラワース|セティ]]が初号機の暴走に遭遇し、全軍を撤退させている。
 
:さらに第2次OGではメキボスが[[AI1]]を見て同様の台詞を発言。
 
:さらに第2次OGではメキボスが[[AI1]]を見て同様の台詞を発言。
 +
 
=== [[第2次スーパーロボット大戦OG]] ===
 
=== [[第2次スーパーロボット大戦OG]] ===
 
;「グ~ルンと回って、ガスッと変形する奴ね」<br/>「さ~て、グルンガストをさく~っと倒すか」
 
;「グ~ルンと回って、ガスッと変形する奴ね」<br/>「さ~て、グルンガストをさく~っと倒すか」
142行目: 138行目:
 
:こちらは被弾台詞。
 
:こちらは被弾台詞。
 
:やはり没台詞だが、これらの台詞は[[ヒュッケバイン問題|あの事件]]のことを指しているのかもしれない…。
 
:やはり没台詞だが、これらの台詞は[[ヒュッケバイン問題|あの事件]]のことを指しているのかもしれない…。
;「あんたに言えることか、それが?色々と大義名分を並べちゃいるが、本心は地球の利権を独占することだろうが」<br/>「そして、俺達を欺き、利用し、挙句の果てに切り捨てようとした」<br/>「今までは命令だから従ってきたが……もうあんたの言うことを聞く理由も義理もないね」
+
;「あんたに言えることか、それが?色々と大義名分を並べちゃいるが、本心は地球の利権を独占することだろうが」<br/>ロフ「そして、俺達を欺き、利用し、挙句の果てに切り捨てようとした」<br/>「今までは命令だから従ってきたが……もうあんたの言うことを聞く理由も義理もないね」
 
:『第2次OG』第57話「激震の白い大地」にて。
 
:『第2次OG』第57話「激震の白い大地」にて。
 
:自分のエゴのために[[グロフィス・ラクレイン|ロフ]]を亡き者にしようとした[[テイニクェット・ゼゼーナン|ゼゼーナン]]に対し怒りを爆発させ、普段の言葉遣いをかなぐり捨てた姿は[[マイ・コバヤシ|マイ]]を驚かせた。
 
:自分のエゴのために[[グロフィス・ラクレイン|ロフ]]を亡き者にしようとした[[テイニクェット・ゼゼーナン|ゼゼーナン]]に対し怒りを爆発させ、普段の言葉遣いをかなぐり捨てた姿は[[マイ・コバヤシ|マイ]]を驚かせた。
156行目: 152行目:
 
=== [[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]] ===
 
=== [[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]] ===
 
;「あ~んた達の思いど~りにはい~かないよ。地球人が絡むと、特に~ね」<br/>キナハ「ふっ、実感がこもった台詞ですね」
 
;「あ~んた達の思いど~りにはい~かないよ。地球人が絡むと、特に~ね」<br/>キナハ「ふっ、実感がこもった台詞ですね」
:最終話「知られざる決戦」より、[[キナハ・ソコンコ]]との戦闘前会話。
+
:最終話「知られざる決戦」より、[[キナハ・ソコンコ|キナハ]]との戦闘前会話。
 
;「や~れやれ、あの艦とやり合うこ~とにな~るなんてね」<br/>クェパロク「ワシのメッケンノーザは各部を強化してある。貴様が知るウユダーロ級とは一味違うぞ」
 
;「や~れやれ、あの艦とやり合うこ~とにな~るなんてね」<br/>クェパロク「ワシのメッケンノーザは各部を強化してある。貴様が知るウユダーロ級とは一味違うぞ」
 
:同話において。
 
:同話において。
:[[クェパロク・ナーモ]]との戦闘前会話。
+
:[[クェパロク・ナーモ|クェパロク]]との戦闘前会話。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
168行目: 164行目:
 
;[[オーグバリュー]]
 
;[[オーグバリュー]]
 
:
 
:
 +
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*[[後藤喜一|モデル]]がその経歴から40代以上と推定される点や独特の口調から勘違いしそうになるが、ゼブはまだ20代である。
+
*その独特の性格や口調は大林隆介氏の代表キャラクターである『[[機動警察パトレイバー]]』の後藤隊長こと特車二課の「[[後藤喜一]]」を彷彿とさせる。なお後藤がその経歴から40代以上と推定される点や独特の口調から勘違いしそうになるが、ゼブはまだ20代である。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年10月11日 (金) 17:57時点における最新版

ゼブリーズ・フルシュワ
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

声優
旧シリーズ
大林隆之介(現・大林隆介
OGシリーズ
チョー
初登場SRW 第4次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
愛称 ゼブ
種族 異星人
性別
年齢 20歳代
所属 ゲスト
役職 ゲスト混成部隊機動第3軍攻撃隊長
テンプレートを表示

ゼブリーズ・フルシュワは『第4次スーパーロボット大戦』および『スーパーロボット大戦F』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ロフセティと共にゲスト部隊の指揮を執る「三将軍」の一人。

先代の指揮官の戦死に伴い、司令官代理から正式に司令官に昇進した人物。戦闘司令官としての能力は高く、仕事と公務をしっかりと分けている。ところが細面の顔に、飄々とした外見。性格はお調子者[1]で、楽天家。戦闘に敗れても全く気にしない。言葉使いも妙で言葉を伸ばす口調で喋り、旧友のメキボスを「メキちゃん」と呼ぶ。ノリのいい地球側の楽天家キャラと意気投合しそうだが、彼の搭乗するライグ=ゲイオスオーグバリューはいずれも隙のない性能のため、三将軍では最強とも言われる。

そんな彼だが、根は義理堅く律儀。戦いは好きでないが、『第4次』ではロフの敵討ちのため率先して出陣したりと仲間想いでもある。また、命令系統の逸脱を許さないものの上司であるゼゼーナンの醜態には嫌気がさしていたようで、『第4次』最終話で彼とセティを倒さずに放置しておくと、ゼゼーナンのHPが半分以下になった際に撤退する。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第4次スーパーロボット大戦
初登場作品。ゲイオス=グルードライグ=ゲイオスに乗り、三将軍の中では最も多くロンド・ベルと戦うことになる。最終面では倒さないままゼゼーナンに一定のダメージを与えると、彼を見限って撤退する。
第4次スーパーロボット大戦S
基本的には『第4次』と同じだが、マップ「アクシズに散る」と最終面のイベントが変更されており、条件次第では撤退させることもできる。
スーパーロボット大戦F
今回から声が入り、専用機オーグバリューも用意された。精神コマンド脱力があるのも当然の飄々ぶりだが、性格は「強気」。印象に騙されて、敵機を倒していくほどゼブも気力が上がることを忘れないように。中盤まではライグ=ゲイオスに乗るものの、どちらにしろ圧倒的な機体性能なので洒落にならないほど強敵だが、セリフ回しのおかげか「憤怒」や「絶望」すら通り過ぎてしまう。
スーパーロボット大戦F完結編
『F』同様に基本は敵として戦うが、DCルートでの火星突入前のシナリオで撃破せずに、後から現れるメキボスの要求を呑めば、ロフセティと共にゼゼーナンを見限りロンド・ベルに助太刀してくれる。残念ながらNPCなので脱力は使えない。ポセイダルルートだと、最終的にどうしても敵対することになる。ゲストとの決戦シナリオで他の2将軍どちらかを撃墜すると普段C調な彼が唯一本気を見せて真剣な口調になり、精神コマンドを使用して全力で戦いを挑んでくる。
SS版の戦闘デモではグレースと対決している。お互いの間の抜けた台詞回しは必見。この時はライグ=ゲイオスに乗っているが、『完結編』シナリオでの乗機はオーグバリューのみ。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦OG
第24話「地球を護る剣」でライグ=ゲイオスに搭乗し鋼龍戦隊と交戦。第56話「オペレーション・レコンキスタ」ではオーグバリューに搭乗。担当声優がチョー氏に変更された。同氏は『無限のフロンティアEXCEED』予約特典ドラマCDにおけるキサブロー・アズマ役を経て、当作品がスパロボ本編への初参加となった。
声優変更により「後藤隊長じゃない…」と落胆する旧作からのファンもいるが、近年の状況(『第2次OG』と前後した『機動警察パトレイバー』のスパロボ参戦や作品自体の実写化などの活性化)でさすがに声までそのまんまなのはモチーフと比較され易過ぎるためにまずかったのだろうか。良くも悪くもチョー氏の演技は楽天家な彼らしさをしっかりと表現しており、本性を表すシーンも健在(味方を憎むことは無く、ロフを暗殺しようとしたゼゼーナンに対しては憎しみを顕わにする)。ゼゼーナンとの特殊戦闘台詞もあり、必聴である。
スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
今回は最終話でのスポット参戦のみ。今作ではスポット参戦キャラの撃墜数の引き継ぎがないので、キナハとのオーグバリュー対決をするなら8機撃墜してエースボーナスを獲得してからが望ましい。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

ゲスト三将軍であるロフセティともに高水準の能力値だが、彼の場合は搭乗機の強さもあってか実力を遺憾なく発揮している。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

ほぼ、旧シリーズおよびOGシリーズ兼用。脱力があるのもお約束。

第4次S
根性ド根性幸運ひらめき脱力熱血
FF完結編
ド根性熱血友情必中脱力かく乱
第2次OG
脱力不屈友情必中熱血かく乱(ツイン)
スポット参戦時は分岐の関係でいないエクセレンの穴を見事に埋めてくれる。同時期にサフィーネが正式参戦するが、低コストなこっちを優先して使っていくのがいいだろう。
なお合流不可なのでツインはお飾り。

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

第4次S
切り払いL5
FF完結編
シールド防御L5、切り払いL8
第2次OG
底力L6、援護攻撃L3、連続攻撃L3、見切り気力+ (命中)指揮官L4

固有エースボーナス[編集 | ソースを編集]

気力140以上で、自軍フェイズ開始時に「集中」が掛かる
極めて強力なエースボーナス。敵味方時ともに効果が発揮される。これで底力と見切りが発動するともう手が付けられない。

パイロットBGM[編集 | ソースを編集]

「VIOLENT BATTLE」
ゾヴォーク陣営に共通するボスBGM
「ジェノサイドマシーン」
『第2次スーパーロボット大戦OG』ではこちら。元々は『第4次』の基地マップの敵ターンの曲。

人間関係[編集 | ソースを編集]

グロフィス・ラクレイン
堅物で一見反りが合わなさそうだが、互いに実力を認め合い、称え合っている。
ジュスティヌ・シャフラワース
同僚の女性。少々理屈っぽいものの、ノリのよい面も持ち合わせている為か、共に行動する事が多い。ロフとの関係の進展を影ながら応援している。
テイニクェット・ゼゼーナン
直接の上司。しかし彼の偏向した思想は目に余る物があったらしく、彼を見限る展開もある。OGシリーズでは彼に対してかつてない程ブチ切れる。
メキボス・ボルクェーデ
旧友であり「メキちゃん」と呼ぶ。『F完結編』では彼の生死がゼブの態度と運命を分ける。

版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

惣流・アスカ・ラングレー
F完結編』の公式コミックアンソロジーにて、とある事情から自らロンド・ベルに投降して捕虜となったゼブを挑発したところ、ゼブに唇を奪われた

名台詞[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

「おんや、なーつかしや、メキちゃんじゃないの」
メキボス「その呼び方はよせ、ゼブリーズ=フルシュワ」
「なーんだよ、昔みたいに、『ゼブちゃん』って呼んでくーれてもいーじゃないか」
『第4次』第37話「ゲストとインスペクター」で、メキボスと再会した時の台詞。
メキボス「くわしい話は後にして、まずは、軍を引け、ゼブ。これは、枢密院からの命令だ」
「枢密院かーら!? 直接か? ゼゼーナン卿には、そーの事を伝えたのか?」
メキボス「いや、それはまだだ」
「なら、わーるいが軍はひーけないね。オーレの直接の上司は、ゼゼーナン卿だ」
「ゼゼーナン卿の命令以外は聞ーけんよ。まーずはゼゼーナン卿に、話を通すんだな」
自分の立場を説明するという律儀なゼブの性格が出ている。
「い~いってこ~とよぉ。俺とロフのな~かじゃな~いのぉ」
本心では友情を大事にしている事がこの会話で分かる。
「そーのくらいにしとけや。一応、戦闘中だぜ」
『第4次S』シナリオ「アクシズに散る」、増援に駆けつけるなり、ロフとの「二人だけの世界」に突入してしまったセティに対して。
「しーかしよ、善人だって集団になりゃ、暴徒と化す事だってあーるんだぜ」
上記に同じく「アクシズに散る」、ゲスト3将軍生存時の説得イベントにて。
同作にあっては最早形骸化も甚だしい「その実例」を目の当たりにしてきたロンド・ベル隊にとっては、さぞかし耳に痛い台詞だったろう。
「ま、オレはロフに従うだーけだけどね」
ロフ「? 貴様の方が階級は上だぞ」
「子供の時から、ロフちゃんには頭があーがらないのよ、これが」
更に同じく「アクシズに散る」より、メキボスの説得を受け、傭兵としての職務と己の信義との狭間で葛藤を見せはじめたロフに対し、ゲスト軍人としての上下関係よりも幼馴染との友情だとその背中を押す。
「…ロフのカタキ討ちのつーもりだったが…このおっさんにゃあ、もうついていけねえぜ。おりゃ、おーりた」
『第4次』最終話「火星の決戦」で撤退する際の台詞。
「オレは…あーんまり急ぐとお二人さんのジャマになーるか…ま、あとからゆーっくりついて行くさ」
「そんじゃな、メキちゃん」
こちらは『第4次S』最終話。
さきの「アクシズに散る」で上記イベントを発生させておいた場合の撤退時台詞。最後の最後まで飄々と。
なお「お二人さん」が、一足先におのろけムードで退場したロフとセティなのは言うまでもない。
「地球人てぇ奴はなんてモンを造りやがるんだ!」
F完結編』地上ルート「運命を紡ぐ者たち」より。
EVA初号機ゼルエルを捕食する様を目の当たりにして。
さしもの彼もこれにはショックを隠しきれず、喋り方が素に戻っている。
なお、ルートによってはセティが初号機の暴走に遭遇し、全軍を撤退させている。
さらに第2次OGではメキボスがAI1を見て同様の台詞を発言。

第2次スーパーロボット大戦OG[編集 | ソースを編集]

「グ~ルンと回って、ガスッと変形する奴ね」
「さ~て、グルンガストをさく~っと倒すか」
グルンガストシリーズとの特殊戦闘台詞
「派出なメカだね。誰が作ったんだか」
「バリってるねぇ、色々」
コンパチブルカイザーとの特殊戦闘台詞。メタ発言である。
「お~お、バリッと来~たねえ」
「おおっ!バリバリだ~ね、そのマシン」
コンパチブルカイザーからの被弾台詞。
確かにいわゆる「バリメカ」だが、地味に「大張」もかかっている。
実は戦闘機会の都合上、終盤の分岐の宇宙ルートの「オペレーション・レコンキスタ」でしか聞くことができない(しかもゼブとの戦闘が必須というわけではない)。
「ヒュッケバインって、消~えたはずじゃなかったか?」
「あれも問題が多いからね。消してやるよ」
エクスバイン・アッシュエグゼクスバインとの特殊戦闘台詞…だが、ストーリー内でこれらの機体がゼブと戦う機会が無いため、実質没台詞。
「ヒュッケバインが、あ~の世で泣いてるよ」
「こ~っちが消えるわけにはいかないんだよね」
こちらは被弾台詞。
やはり没台詞だが、これらの台詞はあの事件のことを指しているのかもしれない…。
「あんたに言えることか、それが?色々と大義名分を並べちゃいるが、本心は地球の利権を独占することだろうが」
ロフ「そして、俺達を欺き、利用し、挙句の果てに切り捨てようとした」
「今までは命令だから従ってきたが……もうあんたの言うことを聞く理由も義理もないね」
『第2次OG』第57話「激震の白い大地」にて。
自分のエゴのためにロフを亡き者にしようとしたゼゼーナンに対し怒りを爆発させ、普段の言葉遣いをかなぐり捨てた姿はマイを驚かせた。
「や~れやれ、バラン=シュナイルと戦うことになるとはね」
ゼゼーナン「今更悔いても遅い。死の制裁を下してやる」
「後悔しているのは、そっちじゃないか? この情勢、もう覆せないぜ」
同話において、バラン=シュナイルに搭乗したゼゼーナンとの戦闘前会話。
「ゼゼーナン……落とし前をつける」
「もう、あんたにはついてけないね」
「お互い覚悟を決める時が来たな」
ゼゼーナンとの特殊戦闘台詞。
『F完結編』以来久々の本気モードであり、普段よりも低く抑えた声音は必聴。
ただし、その後は汎用の戦闘台詞に戻ってしまうので拍子抜けする。
(や~れやれ、俺、とんだお邪魔虫だ~ね)
ゼゼーナンとの決戦後、晴れて両想いとなったロフとセティを見て、完全な出歯亀となってしまったゼブの台詞。

スーパーロボット大戦OG ダークプリズン[編集 | ソースを編集]

「あ~んた達の思いど~りにはい~かないよ。地球人が絡むと、特に~ね」
キナハ「ふっ、実感がこもった台詞ですね」
最終話「知られざる決戦」より、キナハとの戦闘前会話。
「や~れやれ、あの艦とやり合うこ~とにな~るなんてね」
クェパロク「ワシのメッケンノーザは各部を強化してある。貴様が知るウユダーロ級とは一味違うぞ」
同話において。
クェパロクとの戦闘前会話。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ゲイオス=グルード
ライグ=ゲイオス
オーグバリュー

余談[編集 | ソースを編集]

  • その独特の性格や口調は大林隆介氏の代表キャラクターである『機動警察パトレイバー』の後藤隊長こと特車二課の「後藤喜一」を彷彿とさせる。なお後藤がその経歴から40代以上と推定される点や独特の口調から勘違いしそうになるが、ゼブはまだ20代である。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 旧シリーズキャラクター事典では「C調」と評されていた。これは「調子のいい」を意味する俗語(調子いい→調・C→逆にして「C調」)なのだが、『第4次』発売当時の時点で既に死語同然の言葉だった。