「ゲッターロボシリーズ」の版間の差分
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− | + | 本邦初の「[[合体]]・[[変形]]するヒーローロボット」を生み出したシリーズとして有名であり、3人のチームが乗り込む3機の戦闘機が、特性の異なるロボットに合体変形するアイディアは、数多のロボット作品に反映されてきた。また、石川賢氏が描く「無限」「同化」「バイオレンス」などの数多くの要素は、後続のフィクション作品に多大な影響を与えている。 | |
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+ | [[スーパーロボット大戦シリーズ]]においては、「[[マジンガーシリーズ]]」「[[ガンダムシリーズ]]」と共に[[御三家]]と呼ばれており、参戦作品の常連として認識されている。 | ||
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+ | シリーズ作品の参戦傾向については、スパロボ誕生以来『[[ゲッターロボ]]』『[[ゲッターロボG]]』といった東映制作テレビアニメ作品が常連であったがこれらは『[[スーパーロボット大戦Z]]』を境に参戦が激減した<ref>『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』にて再参戦の際はメカはアニメ版仕様・キャラクターはOVA版仕様という特殊な参戦形式が採られた。</ref>。また東映アニメ版と併記される形で、『[[真ゲッターロボ (原作漫画版)]]』とカテゴライズされた、いわば設定抽出・調整のための参戦名義も数を重ねていた。 | ||
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+ | 2010年代以降は『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』を境にOVA作品の『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』が参戦機会を大幅に増やしている。また漫画版『[[ゲッターロボ號]]』や『[[ゲッターロボDEVOLUTION -宇宙最後の3分間-]]』といった未映像化作品などへ参戦の裾野を広げるほか、[[ダイナミック企画オリジナル]]名義による新たなゲッター(ゲッターノワール)が創出されるなどの展開も見せている。 | ||
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− | : | + | :TVアニメ第1作。1974年(昭和49年) - 1975年(昭和50年)放映。全51話。地上征服を企む恐竜帝国を相手に、変幻自在のスーパーロボット「[[ゲッターロボ (ロボット)|ゲッターロボ]]」と[[流竜馬]]・[[神隼人]]・[[巴武蔵]]の「[[ゲッターチーム]]」がチームワークで立ち向かう。変形・合体をはじめ、のちのロボットアニメに大きな影響を与えた。 |
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− | : | + | :TVアニメ第2作。1975年(昭和50年)- 1976年(昭和51年)放映。全39話。ニューマシン・[[ゲッターロボG]]や[[車弁慶]]ら新キャラクターを迎え、人類征服を企む新たな敵・[[百鬼帝国]]との戦いが描かれる。物語と設定で大幅な強化が図られた。 |
;[[ゲッターロボ アーク]] | ;[[ゲッターロボ アーク]] | ||
:上記アニメ2作とは異なり、漫画版のアニメ化。石川賢の手による同名漫画、ゲッターロボサーガの第5作にして最終作をアニメ化した作品。『號』より未来<ref>アニメ版では『號』の19年後とされている。</ref>を舞台に、新世代のゲッターチームが人類を襲う危機に立ち向かう。 | :上記アニメ2作とは異なり、漫画版のアニメ化。石川賢の手による同名漫画、ゲッターロボサーガの第5作にして最終作をアニメ化した作品。『號』より未来<ref>アニメ版では『號』の19年後とされている。</ref>を舞台に、新世代のゲッターチームが人類を襲う危機に立ち向かう。 | ||
− | : | + | :原作は掲載紙の休刊で第1部・完として終了したが、2006年の石川氏の急逝にともない未完となった。 |
+ | :石川氏の没後15年を経てアニメ化され、2021年(令和3年)7月 - 9月に全13話で放映された。アニメ化にあたり、回想という形で原作漫画版『號』や『真ゲッターロボ』の要素も加えられている。 | ||
+ | ;ゲッターロボ號 | ||
+ | :TVアニメ第3作。1991年(平成3年) - 1992年(平成4年)放映。全50話。プロフェッサー・ランドウの[[世界征服]]の野望をくじくため、[[ネイサー|ネイザー(日本国際航空宇宙技術公団)]]の若きゲッターチームとゲッターロボ號が立ち上がる。企画段階ではマジンガーシリーズの新作であったため、物語や設定にその名残を残している。 | ||
+ | :漫画版『號』のように『ゲッターロボ』『ゲッターロボG』と深くリンクしている様子は窺えず、それらの登場キャラも存在しない。実質的には単独の世界観が舞台の作品である。過去作品を継承しているとすれば、パイロットの一人を声優の神谷明氏が演じており、同キャラクターの操縦時に「トマホークブーメラン」を使ったことくらいだろうか。 | ||
+ | :複雑な権利関係もあって各媒体での参戦が事実上不可能な状態にあったが、[[ゲッター號|機体だけ参戦]]という手法で『X-Ω』にて限定的な初参戦を果たした。 | ||
=== OVA作品 === | === OVA作品 === | ||
− | + | 1996年より4年周期で製作されたオリジナルアニメーション。これらの作品から主要キャストの一新による「新しいゲッターロボ」が作られた。 | |
;[[真ゲッターロボ 世界最後の日]] | ;[[真ゲッターロボ 世界最後の日]] | ||
− | : | + | :OVA第1作。1998年(平成10年)- 1999年(平成11年)発表。全13話。原作のエッセンスを活かしながら、テレビシリーズとは異なる壮大なスケールの世界観で物語が構築され、ファンの人気を獲得、後続作品へと繋がっていく。 |
;[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]] | ;[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]] | ||
− | : | + | :OVA第2作。2000年(平成12年)- 2001年(平成13年)発表。全4話。號・翔・凱の新ゲッターチームが、復活した恐竜帝国の地上侵略に立ち上がる。原作『號』をベースに、娯楽性に富んだストーリーが展開された。 |
;[[新ゲッターロボ]] | ;[[新ゲッターロボ]] | ||
:OVA第3作。2004年(平成16年)発表。全13話。竜馬・隼人・弁慶のゲッターチームが、人類の天敵・鬼を相手に壮絶な死闘を展開する。従来のシリーズより漫画版に近づけられ、かつ石川賢氏のライフワークともいえる『虚無戦記』シリーズのエッセンスの入った物語でファンを獲得した。 | :OVA第3作。2004年(平成16年)発表。全13話。竜馬・隼人・弁慶のゲッターチームが、人類の天敵・鬼を相手に壮絶な死闘を展開する。従来のシリーズより漫画版に近づけられ、かつ石川賢氏のライフワークともいえる『虚無戦記』シリーズのエッセンスの入った物語でファンを獲得した。 | ||
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:漫画版シリーズ第4作。『ゲッターロボ號』から15年前に起きた出来事の真相を描く。真ゲッターの誕生や早乙女研究所の消滅が描かれた。[[ゲッターエンペラー]]の初登場作品でもある。 | :漫画版シリーズ第4作。『ゲッターロボ號』から15年前に起きた出来事の真相を描く。真ゲッターの誕生や早乙女研究所の消滅が描かれた。[[ゲッターエンペラー]]の初登場作品でもある。 | ||
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− | : | + | :2015年(平成27年)発表。作者は『[[鉄のラインバレル (原作漫画版)]]』を手がけた清水栄一と下口智裕。一部の人間にしか存在を認知できない人類を襲う異形の存在・不進化体と戦う運命を負った流竜馬達の戦いを描く。 |
;[[ゲッターロボ牌]] | ;[[ゲッターロボ牌]] | ||
:2016年(平成28年)発表。作者は脚本:森橋ビンゴ、作画:ドリル汁。アトランティス帝国に支配された地球で主人公の紅丸バン子は麻雀で戦いを挑む異色作。 | :2016年(平成28年)発表。作者は脚本:森橋ビンゴ、作画:ドリル汁。アトランティス帝国に支配された地球で主人公の紅丸バン子は麻雀で戦いを挑む異色作。 | ||
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:掲載誌が途中で青年誌となったためか、作者である西川秀明氏の作品『職業・殺し屋』を彷彿とさせる過激なエログロ描写が盛り込まれている。 | :掲載誌が途中で青年誌となったためか、作者である西川秀明氏の作品『職業・殺し屋』を彷彿とさせる過激なエログロ描写が盛り込まれている。 | ||
;デビルマン対ゲッターロボ | ;デビルマン対ゲッターロボ | ||
− | : | + | :2010年(平成22年)発表。作者は石川賢の盟友・永井豪。恐竜軍団と[[デーモン]]軍団を倒すため、[[デビルマン]]とゲッターチームがタッグを組む。タイトル通り[[劇場版マジンガーシリーズ]]を意識した展開となっており、最終話では『マジンガーZ対デビルマン』の前日譚だった事が明かされている。 |
;魔王ダンテ対ゲッターロボG | ;魔王ダンテ対ゲッターロボG | ||
:2011年(平成23年)発表。永井豪によるゲッター第2弾。世界の存亡をかけ、魔王ダンテとゲッターロボGが激突する。『デビルマン』の原型である『魔王ダンテ』とゲッターロボが驚きのコラボレーション。 | :2011年(平成23年)発表。永井豪によるゲッター第2弾。世界の存亡をかけ、魔王ダンテとゲッターロボGが激突する。『デビルマン』の原型である『魔王ダンテ』とゲッターロボが驚きのコラボレーション。 | ||
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;[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]] | ;[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]] | ||
:同名OVAのノベライズ。角川スニーカー文庫刊。全2巻。作者はガンダムシリーズの脚本やノベライズで知られる遠藤明範。OVAをベースに、漫画版『號』の内容も加味した独自の展開になっている。 | :同名OVAのノベライズ。角川スニーカー文庫刊。全2巻。作者はガンダムシリーズの脚本やノベライズで知られる遠藤明範。OVAをベースに、漫画版『號』の内容も加味した独自の展開になっている。 | ||
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:バンダイスピリッツによるプラモデルシリーズ。『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』風にリデザインした[[ゲッターロボG]]が登場している。 | :バンダイスピリッツによるプラモデルシリーズ。『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』風にリデザインした[[ゲッターロボG]]が登場している。 | ||
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:同じダイナミックプロが関わった作品群。競演もあり、スパロボでは設定面でも共有している。 | :同じダイナミックプロが関わった作品群。競演もあり、スパロボでは設定面でも共有している。 | ||
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:『[[機動戦艦ナデシコ]]』の劇中劇。ゲッターロボシリーズが主なモチーフ。 | :『[[機動戦艦ナデシコ]]』の劇中劇。ゲッターロボシリーズが主なモチーフ。 | ||
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2024年4月16日 (火) 08:36時点における最新版
ゲッターロボシリーズは、永井豪・石川賢およびダイナミックプロを原作とする一連のシリーズ。
概要[編集 | ソースを編集]
本邦初の「合体・変形するヒーローロボット」を生み出したシリーズとして有名であり、3人のチームが乗り込む3機の戦闘機が、特性の異なるロボットに合体変形するアイディアは、数多のロボット作品に反映されてきた。また、石川賢氏が描く「無限」「同化」「バイオレンス」などの数多くの要素は、後続のフィクション作品に多大な影響を与えている。
スパロボにおいて[編集 | ソースを編集]
スーパーロボット大戦シリーズにおいては、「マジンガーシリーズ」「ガンダムシリーズ」と共に御三家と呼ばれており、参戦作品の常連として認識されている。
シリーズ作品の参戦傾向については、スパロボ誕生以来『ゲッターロボ』『ゲッターロボG』といった東映制作テレビアニメ作品が常連であったがこれらは『スーパーロボット大戦Z』を境に参戦が激減した[1]。また東映アニメ版と併記される形で、『真ゲッターロボ (原作漫画版)』とカテゴライズされた、いわば設定抽出・調整のための参戦名義も数を重ねていた。
2010年代以降は『第2次スーパーロボット大戦Z』を境にOVA作品の『真ゲッターロボ 世界最後の日』が参戦機会を大幅に増やしている。また漫画版『ゲッターロボ號』や『ゲッターロボDEVOLUTION -宇宙最後の3分間-』といった未映像化作品などへ参戦の裾野を広げるほか、ダイナミック企画オリジナル名義による新たなゲッター(ゲッターノワール)が創出されるなどの展開も見せている。
作品リスト[編集 | ソースを編集]
TV放映作品[編集 | ソースを編集]
放送当時、同じダイナミックプロの『マジンガーZ』や『グレートマジンガー』と連続放送中だったが、この両作品とのマッチアップにより高い人気を得た。
- ゲッターロボ
- TVアニメ第1作。1974年(昭和49年) - 1975年(昭和50年)放映。全51話。地上征服を企む恐竜帝国を相手に、変幻自在のスーパーロボット「ゲッターロボ」と流竜馬・神隼人・巴武蔵の「ゲッターチーム」がチームワークで立ち向かう。変形・合体をはじめ、のちのロボットアニメに大きな影響を与えた。
- ゲッターロボG
- TVアニメ第2作。1975年(昭和50年)- 1976年(昭和51年)放映。全39話。ニューマシン・ゲッターロボGや車弁慶ら新キャラクターを迎え、人類征服を企む新たな敵・百鬼帝国との戦いが描かれる。物語と設定で大幅な強化が図られた。
- ゲッターロボ アーク
- 上記アニメ2作とは異なり、漫画版のアニメ化。石川賢の手による同名漫画、ゲッターロボサーガの第5作にして最終作をアニメ化した作品。『號』より未来[2]を舞台に、新世代のゲッターチームが人類を襲う危機に立ち向かう。
- 原作は掲載紙の休刊で第1部・完として終了したが、2006年の石川氏の急逝にともない未完となった。
- 石川氏の没後15年を経てアニメ化され、2021年(令和3年)7月 - 9月に全13話で放映された。アニメ化にあたり、回想という形で原作漫画版『號』や『真ゲッターロボ』の要素も加えられている。
- ゲッターロボ號
- TVアニメ第3作。1991年(平成3年) - 1992年(平成4年)放映。全50話。プロフェッサー・ランドウの世界征服の野望をくじくため、ネイザー(日本国際航空宇宙技術公団)の若きゲッターチームとゲッターロボ號が立ち上がる。企画段階ではマジンガーシリーズの新作であったため、物語や設定にその名残を残している。
- 漫画版『號』のように『ゲッターロボ』『ゲッターロボG』と深くリンクしている様子は窺えず、それらの登場キャラも存在しない。実質的には単独の世界観が舞台の作品である。過去作品を継承しているとすれば、パイロットの一人を声優の神谷明氏が演じており、同キャラクターの操縦時に「トマホークブーメラン」を使ったことくらいだろうか。
- 複雑な権利関係もあって各媒体での参戦が事実上不可能な状態にあったが、機体だけ参戦という手法で『X-Ω』にて限定的な初参戦を果たした。
OVA作品[編集 | ソースを編集]
1996年より4年周期で製作されたオリジナルアニメーション。これらの作品から主要キャストの一新による「新しいゲッターロボ」が作られた。
- 真ゲッターロボ 世界最後の日
- OVA第1作。1998年(平成10年)- 1999年(平成11年)発表。全13話。原作のエッセンスを活かしながら、テレビシリーズとは異なる壮大なスケールの世界観で物語が構築され、ファンの人気を獲得、後続作品へと繋がっていく。
- 真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
- OVA第2作。2000年(平成12年)- 2001年(平成13年)発表。全4話。號・翔・凱の新ゲッターチームが、復活した恐竜帝国の地上侵略に立ち上がる。原作『號』をベースに、娯楽性に富んだストーリーが展開された。
- 新ゲッターロボ
- OVA第3作。2004年(平成16年)発表。全13話。竜馬・隼人・弁慶のゲッターチームが、人類の天敵・鬼を相手に壮絶な死闘を展開する。従来のシリーズより漫画版に近づけられ、かつ石川賢氏のライフワークともいえる『虚無戦記』シリーズのエッセンスの入った物語でファンを獲得した。
漫画作品[編集 | ソースを編集]
- ゲッターロボ號
- 石川賢による漫画版シリーズ第3作。アニメ版『號』と並行して連載されたが、アニメ終了後には前2作とのつながりが明かされ、流竜馬や真ゲッターロボが登場するなど独自の展開を見せた。のちの『真』『アーク』へつながる盛り上がりを得て、本格的な『ゲッターロボサーガ』の幕開けを飾った。
- 真ゲッターロボ (原作漫画版)
- 漫画版シリーズ第4作。『ゲッターロボ號』から15年前に起きた出来事の真相を描く。真ゲッターの誕生や早乙女研究所の消滅が描かれた。ゲッターエンペラーの初登場作品でもある。
- ゲッターロボDEVOLUTION -宇宙最後の3分間-
- 2015年(平成27年)発表。作者は『鉄のラインバレル (原作漫画版)』を手がけた清水栄一と下口智裕。一部の人間にしか存在を認知できない人類を襲う異形の存在・不進化体と戦う運命を負った流竜馬達の戦いを描く。
- ゲッターロボ牌
- 2016年(平成28年)発表。作者は脚本:森橋ビンゴ、作画:ドリル汁。アトランティス帝国に支配された地球で主人公の紅丸バン子は麻雀で戦いを挑む異色作。
その他[編集 | ソースを編集]
- ゲッターロボ大決戦!
- 1999年(平成11年)発売のプレイステーション用ゲーム。シリーズ各作品を再現するストーリー展開で、スーパーロボット大戦には登場しないさまざまなキャラクターや新たなゲッターも登場する。2023年時点では唯一の『ゲッター』単独ゲーム。
スパロボ未登場作品リスト[編集 | ソースを編集]
漫画作品[編集 | ソースを編集]
石川賢[編集 | ソースを編集]
石川賢による漫画版シリーズ。「原作漫画版」と呼ばれるのが通例であるが、実際は「メディアミックスとして描かれたコミカライズ版」である。アニメ版が漫画版を下敷きにして作られているというわけではない。どちらかというと「原作者による漫画版」と呼ぶべきであろう。連載当時は「ゲッターロボ」と分けずに纏められ、単行本でも同様に纏められている。
のちに加筆修正とエピソード追加を行い、シリーズ全体を『ゲッターロボ・サーガ』としてまとめられた。
- ゲッターロボ(原作漫画版)
- シリーズ第1作。早乙女博士の下に集ったゲッターチームが、ゲッターロボで地上征服を企む恐竜帝国に立ち向かう。ダイナミックプロの作品らしいダイナミックなストーリー展開で、数々の名シーン、名台詞が生み出された。
- ゲッターロボG(原作漫画版)
- シリーズ第2作。ゲッターロボGと新生ゲッターチームが、人類征服を企む百鬼帝国を相手に激闘を繰り広げる。終盤はアニメ版『G』と異なる展開で、その後のOVAシリーズにも大きな影響を与えている。なお、連載途中で掲載誌が小学館の「週刊少年サンデー」から秋田書店の「月刊冒険王」へと移行された。
その他作者[編集 | ソースを編集]
- 真ゲッターロボ!! 異聞 Try to Remember
- 2001年(平成13年)発表。『スーパーロボット大戦α外伝』のアンソロジーコミック『スーパーロボット大戦トリビュート2 α外伝篇』に収録。作画は『小さな巨人 ミクロマン』『激闘!クラッシュギアTURBO』のコミカライズを手掛けた松本久志、脚本は今川泰宏が務めた。OVA『世界最後の日』の前日譚とされ[3]、今川の世界観が強烈に押し出された作品。
- ゲッターロボ飛焔 ~THE EARTH SUICIDE~
- 2007年(平成19年)発表。『號』と『アーク』の間に位置する作品で、作者は津島直人。隼人により集められた剣・弾・轟鬼らの新ゲッターチームが、プロフェッサー・ジャコフの陰謀に立ち向かう。
- ゲッターロボアンソロジー ~進化の意志~
- 2008年(平成20年)発表。ゲッターロボサーガをテーマに、永井豪や津島直人、『鉄のラインバレル』の清水栄一・下口智裕コンビら、数多くのクリエイターが参加したアンソロジー集。
- 偽書ゲッターロボ ダークネス
- 2008年(平成20年)発表。当初は『偽書 ゲッターロボDASH』のタイトルで月刊マガジンZにて連載されていたが、休刊により掲載誌がヤングアニマルへと移転し、それに伴い改題(移転前の連載分は始動編とされている)。作者は『職業・殺し屋。』の西川秀明。人類を襲うゲッター線によって進化した怪物・イデアの脅威に、アンチゲッター線で動くゲッターロボを駆る三人の少年少女が立ち向かう。
- 掲載誌が途中で青年誌となったためか、作者である西川秀明氏の作品『職業・殺し屋』を彷彿とさせる過激なエログロ描写が盛り込まれている。
- デビルマン対ゲッターロボ
- 2010年(平成22年)発表。作者は石川賢の盟友・永井豪。恐竜軍団とデーモン軍団を倒すため、デビルマンとゲッターチームがタッグを組む。タイトル通り劇場版マジンガーシリーズを意識した展開となっており、最終話では『マジンガーZ対デビルマン』の前日譚だった事が明かされている。
- 魔王ダンテ対ゲッターロボG
- 2011年(平成23年)発表。永井豪によるゲッター第2弾。世界の存亡をかけ、魔王ダンテとゲッターロボGが激突する。『デビルマン』の原型である『魔王ダンテ』とゲッターロボが驚きのコラボレーション。
- ダイノゲッター
- 2014年(平成26年)発表。作者は『マジンカイザーSKLヴァーサス』を手がけた星和弥。ハ虫人類に支配された世界に反抗し、彼らを超え喰らう姿「恐竜」への変形能力を得たダイノゲッターが暴れ回る。
小説作品[編集 | ソースを編集]
- ゲッターロボ
- 原作漫画版をベースに、独自のアレンジがなされた小説。作者は漫画『スプリガン』や『ARMS』の原作で知られるたかしげ宙。電撃文庫から1巻のみ刊行されたが、現在まで未完。
- 真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
- 同名OVAのノベライズ。角川スニーカー文庫刊。全2巻。作者はガンダムシリーズの脚本やノベライズで知られる遠藤明範。OVAをベースに、漫画版『號』の内容も加味した独自の展開になっている。
実写作品[編集 | ソースを編集]
- 実写版 ゲッターロボ
- シリーズ初の実写映画作品。シリーズ開始50周年となる2025年春公開予定。
その他[編集 | ソースを編集]
- 真ゲッターロボ・外伝 月面十年戦争~戦慄の予感
- OVA『世界最後の日』と連動して発売されたドラマCD。アニメ本編の前日譚。2007年(平成19年)のリマスターDVD-BOX発売にあわせ、特典として再生産された。
- INFINITISM
- バンダイスピリッツによるプラモデルシリーズ。『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』風にリデザインしたゲッターロボGが登場している。
関連用語[編集 | ソースを編集]
- ゲッターロボ (兵器)
- 本シリーズの主人公機の総称。この系統の第1号はゲッターロボ (ロボット)を参照。
- ゲッター線
- ゲッターロボの動力。TVシリーズではただのエネルギーでしかないが、漫画作品では意思をもった大いなる存在として描かれる。
- ゲッターチーム
- ゲッターロボに乗り込む三人一組のパイロットら。その関係者を含める場合も。
- マジンガーシリーズ
- 同じダイナミックプロが関わった作品群。競演もあり、スパロボでは設定面でも共有している。
- 御三家
- スーパーロボット大戦シリーズにおけるマジンガーシリーズとガンダムシリーズ、そして本シリーズの3つを指す。
- 熱血ロボ ゲキ・ガンガー3
- 『機動戦艦ナデシコ』の劇中劇。ゲッターロボシリーズが主なモチーフ。
- ロボットガールズZ
- ゲッターロボシリーズのロボットも擬人化されて登場する作品。
関連項目[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 『スーパーロボット大戦X-Ω』にて再参戦の際はメカはアニメ版仕様・キャラクターはOVA版仕様という特殊な参戦形式が採られた。
- ↑ アニメ版では『號』の19年後とされている。
- ↑ ただし、あくまで今川氏の想定していた『世界最後の日』の前日譚であるらしく、氏が降板した実際のOVAと直接繋がった内容ではない模様。
商品情報[編集 | ソースを編集]
- 漫画作品
- その他の作品
- 資料集など
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