「タイムトラベル」の版間の差分
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2014年5月25日 (日) 15:18時点における版
タイムスリップ(Time Slip)
通常の時間の流れから独立して過去や未来へ移動する事。
SFでは代表的な題材で、「過去から来たか」「未来から来たか」または「過去や未来から現代に人が来たか」「現代人が過去や未来に移動したか」でストーリーの方向性が大幅に変わる。
また、未来世界の様子が提示される作品では、現在より発展を遂げた理想的な世界か、もしくは文明はおろか人類が絶滅もしくは衰退した破滅的な世界のどちらかになるケースが多いが、『破滅の未来を回避するために奔走する』というドラマを作り易いためか後者がよく題材とされる。
SF映画ではタイムスリップの一例として、衝撃的な結末で有名な『猿の惑星』や過去と未来を行く『バック・トゥ・ザ・フューチャー』等がある。
なお『猿の惑星』のように、タイムスリップが起きた事自体が重要なネタバレになる作品もあるので、公の場でタイムスリップを題材にした作品を取り上げる場合には注意する必要がある。
タイムスリップ物でよく用いられる設定としてタイムパラドックスがあるが、その定義もまたタイムスリップと同じく様々である。
関連する用語
- 時流エンジン
- 時粒子(時の流れ)を動力源として稼動する永久機関だが、臨界点を超えるとタイムスリップを引き起こす。『スーパーロボット大戦R』の物語はここから始まる。
- ボソンジャンプ
- 作中では瞬間移動のように使われるが「実はタイムスリップで、時間移動できるから位置も移動できる」とされる。
タイムスリップが登場する作品
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F完結編
- 『伝説巨神イデオン』のメンバーが未来から現在にタイムスリップしてきたという設定。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- ネオ・グランゾンを倒した結果、未来の地球・惑星ゾラに転移してしまう。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 条件が厳しい方の最終話後のEDで1万2千年後からイデの力で元の世界に戻る。
なお、作中では時間の流れが他とは違う現象で『伝説巨神イデオン』や『マクロス7』の面々とは違う時間を過ごしたことになるが、これらはタイムスリップとは言えず、厳密には時空の歪みによって地球とは別の時間を過ごした事が原因であり、1万2千年後に飛ばされたのもこちらが原因である。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 『宇宙戦士バルディオス』のマリン・レイガン並びにアルデバロン軍、『宇宙大帝ゴッドシグマ』のエルダー軍が原作同様に未来から現代に転移してくる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 『トップをねらえ!』のタカヤノリコがガンバスターと共に氷漬けの状態で1万2千年前から転職して来る。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- ラー・カイラムあるいはナデシコCの爆発とエクサランスの時流エンジンにより、主人公達が過去にタイムスリップする。
- スーパーロボット大戦W
- イバリューダーは一度過去へタイムスリップした後、長い時をかけて現代に再びやってきたという設定。また、ブレスフィールド・アーディガンはボソンジャンプでなんと150億年前にタイムスリップする。
- スーパーロボット大戦L
- プロローグにてマクロス・フロンティア船団の前にボルテスチームが60年前の世界からタイムスリップしてくる。
- スーパーロボット大戦UX
- 『機神咆吼デモンベイン』並びに『鉄のラインバレル』を世界観トリックの基本とする関係上、物語の根本に関わっており、『聖戦士ダンバイン』、『SDガンダム三国伝』、『マクロスF』、『忍者戦士飛影』のシェーマ星系組と飛影・零影、そして『ラインバレル』の久嵩、宗美、城崎親子とヒトマキナ達が、前の宇宙からこの世界のこの時代にタイムスリップして来る、もしくは来ている。詳しくは世界観/UXを参照。
単独作品
- スーパーロボット大戦NEO
- イオニア一行が安倍晴明によってアースティアへと飛ばされた際、ゲッターチーム及びゲッターロボだけに時間軸の移動が起こり、アースティアへの到着に時差が生じていた。この際にゲッター線が活性化しており、その影響でゲッターチーム及びゲッターロボだけ時間軸にずれが生じたものと思われる。なおこのタイムスリップという結果自体は原作の再現。
実際にタイムスリップした人
スーパー系
- 流竜馬 (OVA)
- 真・ゲッター1に乗って真ドラゴンに飛んでいくICBMを止める為に突撃するがコーウェンとスティンガーに妨害されて最後は真・ゲッター2のスピードに賭けたが失敗。この爆発とゲッター線の影響で竜馬は時空の歪みに落ち、13年後の未来に飛ばされた。
なお、原作漫画版ではゲッターエンペラーの存在していた未来に僅かな時間ながら飛ばされ(新ゲッターロボでも同様の話がある)、『新ゲッターロボ』では平安時代に飛んだり、平行世界に飛んだりしている。 - 兜甲児、弓さやか、剣鉄也、炎ジュン
流竜馬、神隼人、車弁慶
闇の帝王、Dr.ヘル - 団龍彦の小説『スーパーロボット大戦』において。ただし、闇の帝王とDr.ヘルは未来から過去に戻る方のみで、前者は戻る前にDr.ヘルの脳髄が搭載されたデビルマジンガーにその身を全て吸収され消滅する。
- マリン・レイガン、アルデバロン軍
- S-1星の人間たち。しかし原作後半にて自分たちは未来の地球人であり、さらにS-1星の荒廃した環境を生み出した元凶でもある事を知ってしまう。
- エルダー軍
- エルダー星が地球に侵略されているため、歴史を改変するため時間を遡り過去の地球を攻撃する。
- 壇闘志也
- 原作最終話において未来へと向かった。
- ザウラーズ全員、中島辰男
- 第1話では拳一・ひろみ・しのぶが、エルドランによって6400万年前の恐竜時代へ導かれる。また第40話~第43話は恐竜時代編となっており、ザウラーズ全員と中島先生が時空の裂け目から6400万年前の地球へと遡り、過去の改変によって機械化帝国の手に落ちた地球を元に戻すべく奮闘した。
- 超竜神
- 人ではなくロボだが人格があるので記載。
頭脳原種が最後に放った巨大隕石をESウインドウ内へと押し戻すが、その結果巨大隕石もろとも6500万年前の地球へと飛ばされる。そして地球に墜落して大地に埋もれ、現代になって6500万年前の地層から発掘されることとなる。なお機体は劣化していたものの、核となるAIとGSライドはザ・パワーによって保護されていた為に復活することができた。
リアル系
- ナデシコクルー全員
- TVシリーズ中で木連の機動兵器から逃れるためにボソンジャンプのゲートであるチューリップに飛び込み、瞬間移動と同時に数ヶ月未来にタイムスリップしている。
- テンカワ・アキト
- イネス・フレサンジュ / アイちゃん
- アキトが守れなかった“少女”。2度のタイムスリップを経て20数年前に移動した。
- ル・カイン
- Jにおいて。
バンプレストオリジナル
- イングラム・プリスケン / ヴィレッタ・プリスケン
- 『スーパーヒーロー作戦』でタイムスリップした。
- ラウル・グレーデン / フィオナ・グレーデン、ミズホ・サイキ、ラージ・モントーヤ
- スーパーロボット大戦Rの主人公たち。序盤でタイムスリップし、過去を変えていく。なお、最初の2人は選択した一方しか登場しない。
- ブレスフィールド・アーディガン
- 150億年の昔に飛ばされる。