「地獄大元帥」の版間の差分

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(ページの作成:「== 地獄大元帥(Great Marshall of Hell) == *登場作品グレートマジンガー *声優 **神弘無(TV版...」)
(相違点なし)

2012年7月14日 (土) 19:44時点における版

地獄大元帥(Great Marshall of Hell)

TV版

暗黒大将軍死後のミケーネ帝国の大幹部。その正体は戦闘獣となったDr.ヘルで、頭部のコクピットの中にDr.ヘルの上半身が収納されている。元来のヘルとは声が違うなど、厳密には同一人では無い様で、性格にも違いなどがある。
スパロボでは性格も声もヘルのままなのでイメージ的に変わらない。逆に言うと性格がヘルのせいでやってることが凄まじい。

グレートマジンガー』本編における実質的なラスボスであるが、ダブルマジンガーによるダブルバーニングファイヤーによって無敵要塞デモニカを破壊されて死亡した。ちなみにTV本編最終話を見る限り、敗因は本作主役のグレートマジンガーではなく、前作で自身を葬ったマジンガーZ

なお、スパロボでは、顔グラが戦闘獣の方の顔になっているが、前述でも説明してある通り、あくまで「地獄大元帥 = 頭部に収納されているDr.ヘル」である。
恐らく地獄大元帥そのものがユニットとして登場しないための処置だと思われる。

漫画版

永井豪の漫画版では、一貫して「戦闘獣になったDr.ヘル」として描かれる。頑健な身体を手に入れた影響か、たまに「俺」という一人称を使う。
また、人質をとり剣鉄也にグレートの武装解除と決闘を要求し、鉄也がそれに応じれば素直に人質を解放したりと、潔い性格も垣間見せている。

桜多吾作の漫画版でも「戦闘獣になったDr.ヘル」として描かれる。着任早々、戦闘獣を将軍たちに無断で出撃させ、それに異を唱える彼らを恫喝し、前作以上の傲慢さを発揮した。
しかし、大胆かつ苛烈な戦略で科学要塞研究所の破壊と東京占領を成し遂げ、部下たちの尊敬と忠誠を獲得する。

登場作品と役柄

TV版で地獄大元帥を演じた神弘無氏が故人の為、SRWシリーズでは代役として『マジンガーZ』でDr.ヘルを演じた富田耕生氏が演じている。無論意識した代役指名なのだろうが、結果としてDr.ヘルという人物の一貫性をスパロボでは回復させることに成功したとも言える。

なお、戦闘では専ら戦艦類の機体に搭乗しての参戦であり、暗黒大将軍や七大将軍の様に「地獄大元帥」個人としてユニットが出撃したことは無い。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦IMPACT
序盤から暗黒大将軍とタッグで登場し、Dr.ヘル時の部下であるあしゅら男爵ブロッケン伯爵も同時に登場している。第1部の顔見せでは飛行要塞グールに乗っていたが、バードス島での最終決戦では万能要塞ミケロスを駆って挑んでくる。
なお、リメイク前のCOMPACT2ではDr.ヘルとして登場しているが、剣鉄也からは地獄大元帥と呼ばれていた。

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
αでは明確に死亡した描写はないが、一度死亡していたらしく、原作同様にミケーネの重鎮として無敵要塞デモニカに乗ってくる。αでDr.ヘルとして登場したためか声優のためか、完全にヘル扱い。なおゴーゴン大公の言によると、諜報軍がヘルの死体を回収したという報告は認識していたが、その亡骸に改造を施した情報までは把握しておらず、生きている事に驚いたリアクションから、誰もヘル=地獄大元帥とは知らなかったようである。更に原作ではゴーゴンが死んだ後に復活した為絡みが無かったが、本作ではゴーゴンを側近に指名し、見事に抹殺した。
第3次スーパーロボット大戦α
生存しており、竜魔帝王の側近を務める。甲児達も生きていたことにかなり驚いていた。ムゲのボス軍団の一員の中に居たりする(皮肉にも彼はムゲのせいで1度死んだのだが)。余談だが彼はαシリーズ内で3回死んで2度生き返っている。最後の決戦のときは第2次α以上にヘル扱いされる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
暗黒大将軍とタッグでミケーネ軍を運営する。ミケーネ勢最後の1人に残り量産型グレートを造った。が、非道な作戦を敢行したため甲児達の怒りを高めてしまい敗北。

単独作品

スーパーロボット大戦64
初登場作品。甲児が本編中で初めてZに乗るというストーリー上からか、Dr.ヘルとしては認識されていない。

人間関係

闇の帝王
主君。
暗黒大将軍
原作では対面してないが、スパロボでは作品によっては同僚として共演する。
ゴーゴン大公
同じく原作では対面しなかったが、第2次αではDr.ヘル時代に裏切られた恨みを晴らした。
七大将軍
部下たち。
桜多吾作の漫画版では「かつての無能な部下たち」と一緒くたに扱い反感を買うが、実力を示したことで尊敬と忠誠を得る。
アルゴス長官
前任者とは異なり、対立も信頼も築くことのない冷めた間柄。
桜多吾作の漫画版では、彼を「間抜け」呼ばわりした。
第2次αではゴーゴン大公を謀殺しているが、自分を見捨てるよう命令した彼には何もしなかった。
ヤヌス侯爵
アルゴス長官よりも厚遇する。
兜甲児
仇敵その1。
剣鉄也
仇敵その2。
ボス
映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』にて、「将軍だか元帥だか知らねえが…」と、無意識のうちに登場を予言された。
総理大臣(桜多吾作版
SRW未登場。桜多吾作版『グレートマジンガー』における日本の総理大臣。大元帥の方では総理大臣を「日本政府の最高責任者」と見なしており、科学要塞研究所と所属ロボットの破壊を要求した。

他作品との人間関係

ダイナミック系

あしゅら男爵ブロッケン伯爵
Dr.ヘルの頃の部下で、IMPACTでは部下として登場。
桜多吾作の漫画版では、「無能な部下」呼ばわりする。
ブライ大帝
複数の作品で同盟関係にある。
竜魔帝王
第3次αでは彼の部下になる。
フローラ
第3次αでは部下。捨て駒扱いにするが、彼女の特攻を受ける。

スーパー系

プリンス・ハイネル
Aでは同盟関係。地底城での決戦で共闘する。
剛健太郎
Aで地底城の工場を破壊しようとした剛博士を捕えて人質にする。
シャピロ・キーツ
第3次αでは共闘するが、最終的には彼に死に追いやられてしまう。
ムゲ・ゾルバドス
第3次αにて彼に復活させられる。本作では元々彼の部下であるシャピロに殺されたのに、彼に復活させられてしまうというのは、何とも皮肉な話である。

バンプレストオリジナル

イルイ・ガンエデン
第3次αでは彼女の力を狙った。
地獄大元帥(偽者)
SRWオリジナル設定の影武者。第2次αミケーネルートでのみ登場しαナンバーズを罠に嵌めるが、本物が持つ禍々しいまでの怨念が欠落している為、甲児と鉄也には見破られてしまった。本物と大差ない能力を秘め、万能要塞ミケロスを駆って出陣する。

スパロボシリーズの名台詞

「フフフ…フ…そうだ…ここから…始まったのだったな…兜…甲児…」
「フフフフ…ハハハハハハハ!兜よ、会いに行ってやるぞ、ハァーッハッハッハハ!」
IMPACT終盤での決戦に敗れ、地獄大元帥=ヘルは冥府での十蔵博士との再会を口にしながら、兜一族との因縁の始まりの地であるバードス島に散った。
「…その顔よ!手にした勝利が逃げていく事に絶望する貴様達が見たかったのだ!」
第2次αで二重三重の罠を仕掛け、上記の台詞で早乙女両博士の救出作戦に苦慮するαナンバーズを嘲笑した。Dr.ヘル時代よりも陰湿かつ偏執的になった事を示す発言だが、この直後に思わぬ助っ人が介入した事で、前述の言葉が皮肉にも自らに返る事態となる。
「儂の復讐の対象は兜甲児や剣鉄也だけではない…裏切り者の貴様もその一人だ!」
「言い訳は地獄のブロッケン伯爵の前でするがいい!」
ゴーゴン大公に積年の恨みを爆発させた瞬間。この後、命乞いをする彼へαナンバーズ殲滅を条件に許す旨の台詞を吐くが当然、彼の敗北を見越した上での発言である事は言うまでも無い。何れにせよ、ヘルの復讐のひとつは完遂する事となる。
「ば、馬鹿な…!?奴らの力が儂の計算を上回るとは…!」
「お、おのれ…兜甲児!剣鉄也!貴様らを倒すまで儂は……ワシは!!」
より悪辣になったとは言え、「計算」云々というDr.ヘル時代からの負け惜しみを口にする辺り、根本的には変わっていない事を証明した台詞だが、怨嗟の言葉すら言い終えない内にデモニカは爆散、地獄大元帥は第2次αの舞台から姿を消す。
だが…。
「だが、異星人に地球人の祖先が造り上げたシステム…ガンエデンを渡すのも腹立たしい…」
「貴様らにはムゲ・ゾルバドス帝国の秘密基地の場所を教えてやる…」
「勘違いするな…。ワシはただこの星を愛し、他の誰にも渡したくないだけだ…」
「奴らはアステロイドベルトのポイント1204にいる…」
第3次αでイルイがシャピロに拉致された後の場面より。しかし、よりにもよってこの後そのムゲの手で復活する事になる。

話題まとめ

資料リンク