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王族(国王の一族)、皇族(皇帝の一族)等のように国の最上位の身分に当たるグループも大きな権力を持った貴族と血縁関係にある人物が大半を占める。 | 王族(国王の一族)、皇族(皇帝の一族)等のように国の最上位の身分に当たるグループも大きな権力を持った貴族と血縁関係にある人物が大半を占める。 | ||
− | + | 貴族と言えば社会的特権を有する故に、裕福な暮らしをしている者が多いイメージが有るが、一方で時代や社会の変化等によって没落していった貴族もまた少なくないのが実情である。時代劇でたびたび登場する傘張り内職をする浪人(仕事を失った武士)などはその代表例である。 | |
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:フェリーべ公爵家の生まれだが、エクソダスの失敗により家名を失っている。 | :フェリーべ公爵家の生まれだが、エクソダスの失敗により家名を失っている。 | ||
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2024年10月14日 (月) 07:51時点における最新版
貴族とは、特権を備えた名誉や称号を持つ社会階層に属する集団、あるいは個人。
概要[編集 | ソースを編集]
一般的には、血統や権力、資産や戦争の功績などに基づいて形成された支配階級の事を指す。称号や特権を有しており、多くの場合は君主制の下でそれらの付与や保証が行われる。貴族を維持する仕組みは「貴族制度」と呼ばれる。
ヨーロッパでは古代ギリシャ・ローマ時代から存在し、中世で隆盛を極めた。革命や戦争によって次第に衰退し、フランスやロシア等では廃止されたが、イギリスでは今も残っている。
貴族に特徴的なミドルネームを有している例もある。フランスなら「名前・ド(de)(・ラ(la))・家名」、ドイツなら「名前・フォン(von)・家名」などがそれに当たる。文字通りなら「○○家の名前」を意味する。貴族っぽいミドルネームの人が貴族出身か、貴族だった家族の出身の可能性がかなり高い。
日本にもかつては存在し、平安時代から江戸時代にかけては「公家」と呼ばれた。一方で武力で地方を支配していた「武士」も実態としては武官の貴族であり、公の場で家名を名乗れるのは公家と武士だけだった。武士の中でも権力者は公家と対にして「武家」と呼ばれた。明治維新以降はそれまでの公家に大名家や国家に勲功のあった者等も加わり、爵位を有する「華族」と呼ばれるように、武士のうち華族とされなかった者は特権のない(段階的になくなった)「士族」と呼ばれるようになったが、それも第2次世界大戦以降に廃止された。
王族(国王の一族)、皇族(皇帝の一族)等のように国の最上位の身分に当たるグループも大きな権力を持った貴族と血縁関係にある人物が大半を占める。
貴族と言えば社会的特権を有する故に、裕福な暮らしをしている者が多いイメージが有るが、一方で時代や社会の変化等によって没落していった貴族もまた少なくないのが実情である。時代劇でたびたび登場する傘張り内職をする浪人(仕事を失った武士)などはその代表例である。
爵位[編集 | ソースを編集]
序列化された貴族の称号の事。公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵の5つからなる「五爵位」が有名だが、時代や地域によって用いられる称号は異なる。また、男爵の下に準男爵を設けている場合もあるほか、一代限りだが平民が授与される騎士爵、国境の警備等を管轄する辺境伯など五爵位に含まれないものもある。
SRWに登場した貴族[編集 | ソースを編集]
没落した元貴族や貴族の末裔も列記する。
ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- カロッゾ・ロナ、ドレル・ロナ、ベラ・ロナ、シェリンドン・ロナ
- 「コスモ貴族主義」を掲げるクロスボーン・バンガードの中心であるロナ家の人間。ロナ家自体はヨーロッパの貴族の家名だが、コスモ貴族主義の「貴族」は「崇高な精神や優れた能力を持った者」を意味する。
- ザビーネ・シャル
- クロスボーン・バンガードの精鋭部隊「黒の戦隊(ブラックバンガード)」の指揮官。没落貴族のシャル家出身。コスモ貴族主義に陶酔しており、ベラ・ロナをそのトップに立たようと暗躍する。
- ジョルジュ・ド・サンド
- ネオ・フランスの名門貴族サンド家当主。
- トレーズ・クシュリナーダ、デルマイユ
- 欧州の特権階級の貴族らが設立した「ロームフェラ財団」のメンバー。
- ルクレツィア・ノイン
- OZのレイク・ビクトリア基地の兵学校教官を勤める女性士官。イタリア貴族の末裔。
- グエン・サード・ラインフォード
- イングレッサ領主である貴族。
- リリ・ボルジャーノ
- ルジャーナ領主である貴族ボルジャーノ公の末娘。
- ギャバン・グーニー
- ルジャーナ・ミリシャの機械人形部隊「スエサイド部隊」の隊長。ボルジャーノ家の臣下に連なる貴族の御曹司でもある。
- ウィル・ゲイム
- ディアナ・ソレルが以前に地球に降下した際に想いを寄せた貴族の子孫。
コードギアスシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 紅月カレン
- 「黒の騎士団」のエースパイロット。父親はブリタニアの名門貴族シュタットフェルト家の当主。
- キューエル・ソレイシィ
- 神聖ブリタニア帝国の名門貴族の出身で、純血派メンバー。
- ジノ・ヴァインベルグ
- 神聖ブリタニア帝国の名門貴族の出身で、精鋭部隊「ナイトオブラウンズ」の一人。
- アーニャ・アールストレイム
- 神聖ブリタニア帝国の名門の貴族家系・アールストレイム家出身で、「ナイトオブラウンズ」の一人。
- ルキアーノ・ブラッドリー
- 血塗られた古の貴族の末裔で、「ナイトオブラウンズ」の一人。
- ロイド・アスプルンド
- 神聖ブリタニア帝国貴族の出身。爵位は伯爵で、彼のあだ名である「プリン伯爵」の由来となっている。
- ミレイ・アッシュフォード
- 神聖ブリタニア帝国の没落貴族・アッシュフォード家出身。
- ジェレミア・ゴットバルト
- 神聖ブリタニア帝国の名門貴族の出身で純血派筆頭。爵位は辺境伯。
- オルフェウス・ジヴォン
- 神聖ブリタニア帝国の貴族ジヴォン家の御曹司で、テロリスト派遣組織「ピースマーク」に雇われて動くテロリスト。
- オルドリン・ジヴォン
- 神聖ブリタニア帝国の貴族ジヴォン家の令嬢で、軍の対テロリスト対策部隊「グリンダ騎士団」の筆頭騎士(ナイト・オブ・ナイツ)を務める。
- ブリタニア騎士
- 神聖ブリタニア帝国の一般兵士。ブリタニアでは、ナイトメアフレームのパイロットになれる者は基本的に貴族階級の者のみに限られており、その最低ラインにあたる(なお、支配される階級であるナンバーズ出身の枢木スザクがランスロットのパイロットになれたのは、例外措置である)。
- レイラ・マルカル
- ユーロピア共和国連合(E.U.)軍の特殊部隊「wZERO」の司令官を務めるブリタニア人の少女。旧名はレイラ・フォン・ブライスガウ。
- 元々はE.U.側に亡命したブリタニア貴族ブライスガウ家の令嬢だったが、両親を爆弾テロで死別して現在のマルカル家に養女として引き取られた。
超電磁マシーン ボルテスV[編集 | ソースを編集]
- ズ・ザンバジル、ラ・ゴール、プリンス・ハイネル、グルル、ド・ズール、ド・ベルガン、リー・カザリーン、ルイ・ジャンギャル、ダンゲ
- 角を持つボアザン星人。帝制のボアザン星では、角の有無により貴族と労奴に区別される。
サクラ大戦、新サクラ大戦[編集 | ソースを編集]
- 神崎すみれ
- 祖父である神崎忠義は人型蒸気の事業拡大の功績を認められ国から男爵の爵位を授かっており、神崎家は厳密には華族に含まれる。
- ただし、劇中では専ら財閥としての側面が強く描かれており、すみれは過去のある苦い経験から「成金」と呼ばれる事をひどく嫌っている。
- アイリス
- フランス・シャンパーニュ地方の名門貴族であるシャトーブリアン家の一人娘。同家は霊力に恵まれた一族だったが、その中でもアイリスは強大な力を持っている。
- ソレッタ・織姫
- 「赤い貴族」と呼ばれるイタリアの名門貴族、ソレッタ家の一人娘。
- グリシーヌ・ブルーメール
- バイキングとして名高いノルマンディー公爵家の血を引くフランス有数の貴族、ブルーメール家の一人娘。
- 北大路花火
- 北大路家に婿養子にして花火の父親である北大路正道が男爵の爵位を授かっている。
- グラン・マ
- 産まれは貧しい家庭だったがダンサーとして人気を博し、ナイトクラブで出会ったライラック伯爵と恋に落ち結婚、巴里社交界で畏怖される存在にまでのし上がった。なお、夫は既に他界している。
- クラリス
- ルクセンブルクの貴族スノーフレイク家の出身。同家は魔術書を使用した魔術に長けており、クラリスは「重魔導」と呼ばれる魔術の継承者でもある。
アルドノア・ゼロ[編集 | ソースを編集]
- クルーテオ
- ヴァース帝国の37家門の火星騎士の一人。身分は伯爵。
- ザーツバルム
- 37家門の火星騎士の一人。身分は伯爵。
- トリルラン
- 火星騎士の一人。身分は男爵。
- ブラド
- 火星騎士の一人。身分は騎士。
- フェミーアン
- 37家門の火星騎士の一人。身分は伯爵。
その他[編集 | ソースを編集]
- あしゅら男爵
- Dr.ヘルがミケーネの貴族夫婦のミイラから一体の人造人間として復活させた。爵位はその名の通り男爵。
- ナイーダ
- フリード星の貴族バロン家の娘。フリード星の滅亡によって捕虜となった後にベガ大王に洗脳されていた。
- バット将軍、ガレリィ長官
- 恐竜帝国の幹部。ハチュウ人類の貴族。
- キャプテン・ラドラ、キャプテン・ザンキ、キャプテン・ニオン
- 恐竜帝国の実戦部隊を率いるキャプテン。キャプテンは基本的に貴族から選ばれる。
- ギジェ・ザラル
- バッフ・クランの下級貴族で、ロゴ・ダウ方面のイデ捜索隊隊長を務める軍の士官。
- ギンドロ・ジンム
- バッフ・クランの貴族で、オーメ財団の代表を務める。
- アイザック・ゴドノフ
- コズモレンジャーJ9の創設者にしてリーダー。北欧の貴族の家に生まれるが、父親は権力争いに巻き込まれて幼少期に死亡している。
- トルストール・チェシレンコ
- 貴族を先祖に持つソ連軍所属の青年将校。
- ステラ・コバン
- コアム星の反乱軍のリーダー。王朝の復興を目指している元貴族。
- シモーヌ・ルフラン
- イギリスの名門貴族であるルフラン公爵を父に持つフランス国籍の少女で、 コズミック・カルチャー・クラブの生き残りの一人。
- 衝撃のアルベルト
- BF団の十傑集の一人。インド系ヨーロッパ貴族の末裔。
- 豪和一清
- 豪和家の長兄。豪和家は旧華族の系統を受け継いだ日本有数の名家。
- ゲイン・ビジョウ
- フェリーべ公爵家の生まれだが、エクソダスの失敗により家名を失っている。
- 電脳貴族
- マクロス・ギャラクシー船団を統括する幹部達の意識集合体。
- ヘルム・ゼーリック
- 大ガミラス帝星の前身「ガミラス大公国」から続く貴族の出身で、帝星国防軍の中央軍総監。
- コンスタンツェ・アマーリエ・フォン・ブラウンシュバンク=アルブレヒツベルガー
- ルーナノヴァ魔法学校の生徒。貴族の末裔。
- ケルヒルト・ヒエタカンナス
- 元貴族。現在の家は没落している。
バンプレストオリジナル [編集 | ソースを編集]
- ルオゾール・ゾラン・ロイエル
- ラ・ギアスの破壊神「サーヴァ・ヴォルクルス」に仕える神官。貴族階級を出自とする。
- プオラン・ポフ・ベイトン
- ラーダット王国ポトミア州の州知事。
- ヅボルバ・ポフ・ミマンサー
- プオランの第一秘書を勤める魔術師の青年。「ポフ」はラーダットで貴族階級出身者のみが名乗る事を許されたミドルネーム。
- トレイス・クオ・ハイネット
- アンティラス隊の情報部に属する、エリアルの魔装機開発会社「ベルロード社」のトップの娘。貴族。
- イーサン・ゾラン・オーヴァトン
- アンティラス隊、フリングホルニS艦の代表。貴族。
- ノーザ・ゾラム・オーヴァトン
- アトランティス隊、フリングホルニV艦の代表。イーサンの妻。
- アーチボルド・グリムズ
- ノイエDCの戦闘指揮官で、元テロリスト。元々彼の家柄はイギリスの高級貴族だったが、超機人と関わったために没落した。
- アリッサ・グリムズ
- グリムズ家の息女。アーチボルドの先祖。
- クラウス・ブランシュタイン、マイヤー・V・ブランシュタイン、エルザム・V・ブランシュタイン、ライディース・F・ブランシュタイン
- ドイツの名門の軍人ブランシュタイン家の一族。貴族階級を表すフォン(Von)のミドルネームを持つが、各々の理由でその名を名乗らない者もいる。
- シヴァー・ゴッツォ、ユーゼス・ゴッツォ、ハザル・ゴッツォ、エイス・ゴッツォ、バラン・ドバン、エツィーラ・トーラー、ルリア・カイツ、アルマナ・ティクヴァー
- ゼ・バルマリィ帝国の十二支族。実質的な貴族階級にあたる。
- フローリア・フランク
- ソリスのテストパイロット。貴族の出身。
- ネージュ・ハウゼン
- 妖精族の国「エルフェテイル」の名家・ハウゼン家の姫。
貴族かどうかの判断が難しい人物[編集 | ソースを編集]
概要で述べた通り、貴族制度は基本的に君主制の下で維持されるため、中にはその出自から貴族かどうかの判断が難しい人物もいる。
- ブロッケン伯爵、ピグマン子爵
- Dr.ヘルの部下。爵位を有してはいるものの、あしゅら男爵の素体がミケーネの貴族夫婦だったのに対し、この両名は素体が貴族だったのかどうか判然としない。
- ただし、ブロッケン伯爵は親切にしてくれた相手に「きみはきっと貴族の生まれだ」と感謝する描写がある。
- ゴーゴン大公、ヤヌス侯爵
- ミケーネ帝国の幹部。爵位を有してはいるものの、この両名は製作者であるアルゴス長官を上官と仰ぐ身の上である。
- ただし、ゴーゴン大公は作品によって暗黒大将軍(ミケーネ帝国のNo.2)と同格か、それに次ぐ地位である場合も有る。