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== 人物 == | == 人物 == |
2024年9月11日 (水) 14:43時点における最新版
『スーパーロボット大戦J』に登場する異星人種族。
概要[編集 | ソースを編集]
ズィー=ガディンの皇帝機という名称や、シャナ=ミアの皇女という身分、フューリア聖騎士団の存在などから、皇帝を頂点とする帝政国家であったようである。また、フューリーと地球人類の姿形は同一であり、統夜のように種族を越えた遺伝的交配で生まれた人物も存在するあたり、肉体構成などは地球人類のそれとほとんど異なることは無いものと思われる。グ=ランドンの言葉によれば、全体的に「勇猛果敢であるが、好戦的な者が多い」らしく、その姿は同族の殺し合いをする地球人に似ているとも言っている。
なお、人や物の名前が「●●=●」と=で区切られる独特の文化がある(ただし発音する際は区切らない)。J発売当時は規則性がほぼ無かったため何を意味するのか不明な区切りであったが、OGMDにて「ジュア=ム・ダルービ」の弟が「アドゥ=ム」であり、近親者(妹と推測されている)が「クド=ラ」であることが判明したことから=の後は家名や性別など、人物に関しては単純な個人名とはやや異なる意味を持つことが推測されている。一方でJでは紫雲統夜のフューリー人としてのフルネームが「統夜・セルダ・シューン」とされていて「トーヤ=セルダ・シューン」と取れるものであったことからやはり=以降が個人名以上の意味を持つことをにおわせていたものの、OGMDでは「トウ=ヤ・シューン」に変更されたことにより、こちらは関連性を失っている。
スーパーロボット大戦J[編集 | ソースを編集]
40億年以上前の宇宙で複数の星雲に跨る規模で栄えていたが、無数の星団に別れてフューリー同士の内戦が勃発。その中の一派は戦いに敗れ、原始の地球へとたどり着いた。そこで地球を新たな住み処とすべく生命の種を撒き、その一方で人々と所有兵器にラースエイレムによる時間停止処置を施し、地球の環境が整うまでの長きの間にわたって眠りに着いていた。だが目覚めてみれば、地球では「人類」という、彼らにとっては想定外の種族が誕生し、繁栄していた。争いの無い世界で生きてゆけるのなら、それが全ての民にとって幸福であるとフューリーは考えていたが、地球でも大規模な戦争が始まってしまっていた。この頃、既に宇宙の果てにいる同胞たる他のフューリーも滅亡していると推測された。
異なる文化、異なる種族が二つ以上あると必ず戦争になる、40億年経ても変わらない、と聖騎士団の総代騎士グ=ランドン・ゴーツは認識を改め、地球移住の障害となる人類を完全に排除しようと活動を再開。様々な策動を始めたフューリーは、アシュアリー・クロイツェル社に兵器のデータを持ち込み、月支社で機動兵器を製造させている。ジュア=ムのセリフから推測するに、これは連合軍に売り込むためのものと称して行わせていたらしく、アシュアリー・クロイツェル社側はフューリーの策謀を何も知らなかったと思われる。また、ジュア=ムを始めとする戦闘経験のない準騎士・従士達はここで操縦技術を学んだ。[1]
一方、地球人根絶を阻止しようとしたエ=セルダ・シューンは密かに、自身のラフトクランズに搭載されているラースエイレムを核にした「ラースエイレムキャンセラー」を開発。加えてアシュアリー・クロイツェル社で友人となった開発者フランツ・ツェッペリンとともに主人公機を開発し、対フューリーの唯一の切り札を生み出す。この主人公機はナデシコ、そして第3特務分艦隊の手に渡り、特務分艦隊に対してラースエイレムを使用できなくなった騎士団は彼らの前に敗退を繰り返すことになる。また、前線指揮官を務めていたアル=ヴァンはこの頃に計画の再考をグ=ランドンに上申したために、騎士団を放逐されている。
業を煮やしたグ=ランドンは自らズィー=ガディンに乗り込み特務分艦隊へ決戦を挑むが、敗北。軍事的敗北を悟ったグ=ランドンは、最終手段として月の中心部に埋もれたフューリーの超巨大宇宙船ガウ=ラ・フューリアを始動させ、それによって砕かれた月の巨大な地殻を地球に落とし、全ての生命を抹殺して移住計画をゼロからやり直そうとする。が、それをも特務分艦隊によって防がれる。残されたフューリーはシャナ=ミアを中心として、人類との共存の道を歩むこととなった。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ[編集 | ソースを編集]
数千年前まで繁栄していた異星の帝国であったが、ある時フューリーの母星に存在したヴォーダの門ことクロスゲートを調査中に突如破滅の軍勢「ヴァウーラ」が現れた。騎士団の奮闘の甲斐なく母星は破滅の危機に瀕したため、生き残った者たちはやむなくガウ=ラ・フューリア率いる宇宙船団に逃げ、最終作戦として先代皇帝やグ=ランドン達騎士団が玉座機を中核として突撃し門を破壊しようとした。しかし作戦の最終段階でフューリーの母星が崩壊してしまったため、騎士団たちも撤退し宇宙船団で転移し逃れるが、星の崩壊の余波かクロスゲートの力によるものか船団は遠く離れた宙域に転移してしまう事になった。そして母星を探して宇宙を放浪する中で太陽系に辿り着くも地球で再度クロスゲートを発見してしまい、ヴァウーラとの二度目の大戦に突入する。この戦いでも騎士団は多くの犠牲を出すが、時の皇帝とエ=セルダ・シューンが搭乗したグランティード・ドラコデウスが超常的な力を発現させ、クロスゲートの封印に成功する。
その後母星への帰還を諦めたフューリーは地球を新たな住処に定め、三度目のヴァウーラとの戦いに備えて封印殿(ファブラ・フォレース)を建造し、人工冬眠により長い時を重ねてきた。また、先住民の尊重とフューリーの純血の維持という皇帝の意向により地球人類には干渉しないという方針をとり、これは皇帝が崩御し皇女シャナ=ミアが君主となった後も維持された。
しかし元々フューリーという種族が持つ思想だったのか、長い放浪の果てにそう言った考えを持つに至ったのか(恐らくは前者)、今作でのフューリーは多くが自種族至上主義および純血至上主義に凝り固まってしまっていた。そのためフューリーの純血と皇家の維持存続、騎士のプライドなどに拘った結果、自分たちの種族が数万人規模と種としては終わりかけている閉塞状態に陥ってしまっても尚、地球人は下等生物と見做し共存などあり得ないと切って捨て、他の異星人らとも協調しようとしなかった。また上記の先代皇帝の意向も先住民たる地球人を尊重するという意味では素晴らしいが、純血などを保ったままでフューリーをどう救うのかの具体案は示せておらず、実質的に問題の先延ばしになってしまっている。
そして時を経て地球人の文明が進歩し宇宙に進出したことで、彼らがフューリーの存在に気づきかねない現実に直面する。そこでエ=セルダは先帝の意向に反することは承知であるが閉塞状態に陥った自分たちを救うべく、シャナ=ミアの後押しも受けて地球人との共存を本格的に模索しようとして同化計画を発案した。その内容は、フューリー人と地球人の間に子を作ること、そしてハーフの能力を調べることでフューリーと地球人が近しい存在であるという既成事実を作ろうというものだった。この計画は純血を尊び地球人を蔑む重臣から反対されるもシャナ=ミアが押し切り、エ=セルダら4名がアシュアリー・クロイツェル社に接触、そこで地球人としての姿を手に入れた彼らはそれぞれが一人ずつ子供を作った。その子供達こそがトーヤ、カティア、テニア、メルアである。
その後エ=セルダはアシュアリー・クロイツェル社にフューリーの技術を(出所を隠して)提供し、来たるべきヴァウーラとの決戦に備えて新たな兵器を生み出すため、フューリーと地球の技術を融合させる試金石としてベルゼルートを開発させた。ベルゼルートはハーフ達の能力を調べるという、同化計画にとっても重要な役割を持った機体であり、一方で計画に反対する者たちからは「紛い物」と侮蔑的に呼ばれた。
そしてムーン・デュエラーズのオープニングの直前に、カティア、テニア、メルアの三人がハーフとしての能力を調べるために月支社に呼び出され、そのことを嗅ぎつけたグ=ランドンら反対派はついに計画を葬るために武力を使うことを決断する[2]。かくしてオープニングで反対派の工作を知ったエ=セルダがシャナ=ミアに託された王座機グランティードとともに出奔するにいたり、物語がスタートする。
尚エ=セルダの遺体を検死した所、脳の一部構造が違う事を確認されている。これについてコバヤシ博士は、サイトロンを扱う為に適応した結果と推測している。一方でそれ以外の身体的要素は地球人となんら変わりない事も判明している。
登場作品[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦J
- 敵組織。ゲーム中ではかなりの箇所において説明が不足しており、殆どの人物・用語に推測を付加せざるを得ない点が多い。
OGシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦OG、スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
- 第2次OG終盤においてガンエデンが砲撃を行った際、何も無い月面に着弾したことからOGシリーズでも月にフューリーとガウ・ラ=フューリアが存在する可能性が高まっていた。[3]
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- ガディソードと並ぶメインの敵として描写されている他、設定の大幅な補完が行われている。EDでは戦乱による確執からハロルド大統領による地球圏退去命令が通達され、ガウ=ラ・フューリアを移民船としてゾヴォークに参加することとなる。
- なお、所属機体はグランティード・ドラコデウスとクストウェル・ブラキウムを除いてゲーム上では全て飛行能力が削除されている。[4]
人物[編集 | ソースを編集]
- シャナ=ミア・エテルナ・フューラ
- 皇女。名目上の地位では最高位にあると思われる人物。地球人排除には否定的でエ=セルダに協力していたが、『J』ではフューリーの未来を案じて迷ったのか、思い切った行動をとることができなかった。『OG』ではより明確な方針を持ち、意に沿わぬ重臣達と牽制しあう君主らしい姿を見せているが、独力でグ=ランドンらの陰謀を阻止することは叶わなかった。
フューリア聖騎士団[編集 | ソースを編集]
- グ=ランドン・ゴーツ
- フューリア聖騎士団のトップに立つ総代騎士。威厳と傲慢を等しく兼ね備えたような人物で、そのためか最後まで地球人類を対等な存在として認めなかった。『OG』では地球をフューリーの物にする為、シャナ=ミアに内密でルイーナを地球人類の根絶に利用する事を目論むだけでなく、自らがフューリーの皇帝たらんと画策する。
- アル=ヴァン・ランクス
- 騎士。エ=セルダの弟子であったが、『J』では同胞の為に計画を遂行することこそ自らの使命と思い定め、裏切った師を追撃し手にかける。しかし、以前からあったと思われる使命への迷いを抑えられなくなったのか、グ=ランドンに異議を唱えるようになり、騎士団を放逐される。『OG』でも師エ=セルダの協力者としての立場と騎士としての立場に板挟みとなる役回りを演じる。
- フー=ルー・ムールー
- 騎士。アル=ヴァン更迭後は前線指揮官となる。『J』では戦を至上とする女傑であるためか、ラースエイレムの使用を嫌がっていた。『OG』では、グ=ランドンに個人的な愛情の念を抱く一方で、その様な自分の「騎士」としての在り方に悩む人物になっている。
- ジュア=ム・ダルービ
- 準騎士。軽薄かつ冷酷な性格で、地球人を含めた他の異星種族を徹底的に見下している。後にアル=ヴァンの更迭に伴い騎士に昇格するが、この時点で精神に異常をきたしており、欠点が更に顕著になる。『OGMD』では家族想いな一面が描写されるも、「禁忌」を犯した事が切欠となり転落してしまい、その後諜士に鞍替えする。
禁士[編集 | ソースを編集]
- エ=セルダ・シューン
- 聖禁士長。フューリーにおいて英雄視されていた人物。『J』では騎士で、グ=ランドンに次ぐ立場。ラースエイレムキャンセラーの開発はフューリーの存亡を危機に陥れる可能性を秘めていたわけだが、『J』では直接登場することはなく、彼をそこまで踏み切らせた内心の想いは結局明かされないままであった。『OG』では皇族の近衛兵の長たる聖禁士長で、同化計画の中心人物としてオープニングから登場する。
諜士[編集 | ソースを編集]
- カロ=ラン・ヴイ
- 諜士長。野心に溢れた禿頭の容姿が特徴。『OGMD』にて追加された人物。『J』でのアル=ヴァンの代わりに、エ=セルダを(実質的に)殺した。またジュア=ムの機体が格下げされたため、クロー系の必殺技を持つラフトクランズの乗り手としても代理といえる。
- ソ=デス・ズォー
- 『OGMD』にて追加された人物。サディスティックな性格。『J』のアル=ヴァンの代わりにアシュアリーを襲撃。
宰士[編集 | ソースを編集]
- ダ=ニーア・ゲルト
- 『OGMD』にて追加された人物。宰士長。髭の長い老人。グ=ランドンやカロ=ランと同じくフューリーこそ至高の種族と考えている為、シャナ=ミアの方針には否定的。
関連人物[編集 | ソースを編集]
- 紫雲統夜/トーヤ・シウン
- 父エ=セルダがフューリー人。フューリー人としての本名は『J』だと「統夜・セルダ・シューン」(フューリー式の命名だと「統夜orトーヤ=セルダ・シューン」になりそうだが、作中では「=」でなく「・」である。誤植か意図したものかは不明。また統夜の自称のためか、名前も漢字である)、『OGMD』だと「トウ=ヤ・シューン」。
- カルヴィナ・クーランジュ
- 元軍人でアシュアリー・クロイツェル社に所属。『J』では教官として地球人に扮したフューリー人達に機体の操縦を教えていたが、アル=ヴァンらの襲撃に巻き込まれ重傷を負う。『OG』ではベルゼルートのテストパイロットという立場。
- カティア・グリニャール、フェステニア・ミューズ、メルア・メルナ・メイア
- フューリーに拉致され、サイトロン感覚器の適応手術を受ける。そもそもいかなる目的があって拉致し、手術を施したのかは不明。
- 『OGMD』では三人とも地球人とフューリー人のハーフとなっており、適応手術の設定は削除されている。フューリー人と夫婦になった地球人は異星人フューリーの存在について知っていたと思われる。三人の両親は皆ソ=デスによる襲撃で死亡した。
- フランツ・ツェッペリン
- アシュアリー・クロイツェル社の開発者。『J』では木原マサキとともにフューリーについて知悉していた数少ない地球人で、証拠隠滅のためにアル=ヴァンらに殺害された。『OGMD』ではドイツ支社で存命。フューリーについては何も知らず、エ=セルダとアル=ヴァンが極秘を条件に持ち込んだ「出所不明」の技術を不審に思いながらも、先行他社に追いつくために受け入れ、ベルゼルート・ブリガンディを開発する。
他作品の関連人物[編集 | ソースを編集]
- 木原マサキ
- 恐れる物のない彼もフューリーにだけは警戒心を見せていた。彼が生きていた頃、一度接触したことがあるようである。
- ラウ・ル・クルーゼ
- 全ての破滅を望むクルーゼと、人類の排除を望むフューリー側の思惑が一致。クルーゼにニュートロンジャマーキャンセラーの技術を渡し、ナチュラルとコーディネイターの共倒れを目論んだ。
関連用語[編集 | ソースを編集]
- フューリア聖騎士団
- フューリーを守護する騎士団。
- ラースエイレム
- フューリーが用いる、「局地的に時間を停止させる」というとてつもない兵器。フューリー以外の勢力は防御策を持ち合わせておらず、その一方的な有様はもはや虐殺で、相手は何が起こったのかわからないまま死んでいくことになる。『OGMD』では多くの制限や制約、効力の低下や使用者のリスクが追加されたものの依然として脅威の兵器。
- エイテルム
- 「天上物質」とも呼ばれるレアメタル。『OGMD』におけるラースエイレムシステムのコア。耐久限界があり、これを迎えるとシステムがいきなり使用不能になる上、あと何回使えるかは使って見ないとわからないという欠点がある。唯一の産出元であるフューリーの本星がクロスゲートの暴走に巻き込まれ、代替品がない現状では補填が効かない。
- ラースエイレムキャンセラー
- エ=セルダのラフトクランズに搭載されていたラースエイレムを使って開発された。時間停止の効果を無効化するため、ラースエイレム搭載機と渡り合うためには必須の装置。『OGMD』では存在しないが、カウンターという役割は別の技術が代行した。
- オルゴン
- フューリーの機動兵器で使用される、自然界に充満するというエネルギー。様々な用途に応用が可能であり、宇宙世紀で言うミノフスキー粒子に相当する。
- オルゴン・エクストラクター
- 動力源とみられる装置。外界に存在するオルゴン・エナジーを抽出して動力に変える、事実上の第二種永久機関。
- オルゴンモード/バスカー・モード
- エクストラクターの高出力モード。騎士機、玉座機、皇帝機にのみ設定されている。
- オルゴン・クラウド
- フューリーが使用する一種のバリア。空間転移も可能であり、防御力のみならず機動力も大幅に向上させる。
- オルゴン・マテリアライゼーション
- オルゴンを結晶化させる機能。剣や槍といった近接武器を使用する用途がほとんどだが、射撃武器に用いる機体もある。
- オルゴナイト
- 結晶化したオルゴンの事。エネルギーの結晶体であるため、オルゴンを供給し続ける限りは非常に強固だが、オルゴンの供給が途切れると結晶状態を維持できなくなり、崩壊と共に莫大なエネルギーを放出する。
- オルゴナイト・ミラージュ
- 分身技。上記の結晶化を応用した分身は本体と同等の戦闘能力を持つ。ただし、ファウネア等の一部の機体では結晶を構築しない幻惑のパターンがある。
- シャドウ・マネージング
- クストウェル・ブラキウムのみの機能。オルゴン・マテリアライゼーションの応用で本体に同期する「実体のある残像」を作り出す。ミラージュよりも持続時間は短く、動作も限られる。なお、生成する残像の名称は搭乗者毎に異なり、「オルゴナイト・シャドウ」または「オルゴン・シャドウ」と呼ばれる。
- サイトロン
- なんらかの性質を持つ粒子。フューリーのメカはサイトロン・コントロールによって動くようだが、そのフューリーも未だに人体実験を続けていることから、彼らにとっても未解明の部分が残っているものと思われる。また、サイトロン適応者同士の意志を交信させることができるほか、完璧ではないが適応者に未来の情景を垣間見せることも。
- ニュートロンジャマーキャンセラー
- 『J』ではフューリー由来の技術のようである。
- 真の死
- ステイシス・ベッドの冷凍睡眠による仮初の死ではない、本物の死のこと。
- ヴォーダの闇
- フューリーの思想でいう「あの世」のようなものらしい。劇中での使われ方からすると、どちらかというと仏教でいう無間地獄に近いようである。
- 『OGMD』の設定によれば、「ヴォーダ」とはフューリー語で「地獄」を意味する言葉であり、「ヴォーダの闇へ還る」とは完全な存在の消滅を意味する。
- ル=クク・ヴォーデュ
- クロスゲートをフューリーの言葉で表したもの。「ヴォーダの門」とも呼ばれている。
- ジグ=ゲイズ・ヴォーデュ
- 地球の南極に存在したル=クク・ヴォーデュを封印するべく建造された巨大施設。即ち南極遺跡(ファブラ・フォレース)である。
- ガウ=ラ・フューリア
- フューリーの本拠地である巨大宇宙船。外観は『OGMD』で判明。主砲として小さな惑星なら一撃で粉砕する「オルゴ=ラ・テドラブル砲」を有する。
- ジェヴィルン
- フューリーにおけるラマリスの呼称。神話に登場する悪霊の名でもある。
- ヴァウーラ
- フューリーにおけるルイーナの呼称。意味も同様に「破滅をもたらす者」である。
- トウ=ラウザの千夜行
- フューリーの神話にある物語。グ=ランドンいわく、「神の試練」とのこと。
余談[編集 | ソースを編集]
- フューリーとはローマ神話の復讐の女神、フリアエから派生した言葉で「激怒」という意味がある他、1930年代に開発されたホーカー社製の戦闘機も由来であると思われる。
- 『OG』の設定においてはフューリーが地球にやってきた時点で地球に人類は既に生まれている。この時点で地球に超機人を創り出した古代文明は現存していたのか、機人大戦で滅んでしまっていた後なのかは『OGMD』では特に語られなかった。現時点では下記の様に色々と推測が可能な状態になっている。
- 超機人が戦った百邪の中にはルイーナも存在していたとも推測できる話もあったので、超機人建造より前にやって来たわけでは無い(ファブラ・フォレースをフューリーが造ってクロスゲートを封印した後に超機人が造られたなら、超機人はルイーナと戦う機会はなかったはず)。
- 超機人とフューリーが共に大きく反応することが無く、シャナ=ミアなどが古代の戦いを語る際に言及しなかったので機人大戦中にやってきて、地球の古代文明と協力してルイーナを撃退したという訳でも無い様子(フューリーの他文明に排他的な姿を見るにそもそも古代文明が存在していても協力したか怪しいが)。
- 機人大戦後、ガンエデンや超機人が眠りについて古代文明が滅んでしまった後に来たのであれば、超機人たちは百邪(ルイーナ)を完全には倒せないまま眠りについてしまったか、超機人らは一時撃退したものの、何者かがクロスゲートに干渉したかフューリーがやって来たことで起動したかで再度ルイーナが地球に現れた、となる。
- 上述の通り、身体的要素は地球人となんら変わりないとされるフューリーだが、「クスハ汁」を飲んだらどんな反応を示すのかは不明。序盤から鋼龍戦隊に参加していたフューリーのハーフであるトーヤ達は飲む機会が無かったため気になるところである。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ その際に使用したテスト機はラフトクランズとヴォルレントを元にしていたらしく、カルヴィナはアフリカで彼らの部隊と遭遇したとき、アル=ヴァンとジュア=ムの機体がテスト機を改修したものであることに気づいている。
- ↑ これでハーフの彼女達が十分な能力を発揮してしまえば、同化計画の正当性が確立してしまうことから。また作中において見せた様に彼女達のサイトロン・コントロール・システムへの適応は十分であり、反対派としては望まぬ結果が出ることが判明したため。
- ↑ この時、狙われたのはヘブンゲートの艦隊、コロニーと月面だったが、月にはマオ社の工場やムーンクレイドルがあったにも関わらずまったく関係ない場所に被弾しており、オリジナルの敵勢力で月を拠点としているのはフューリー以外にいない事や、メタ的には任天堂携帯機シリーズがA~Dまでストーリーが消化されており、順当に行けば次はJの再現になる事から、ファンの間で話題になったことがある。その後、OGDPで再度、わざわざ月面に着弾する場面まで見せたうえで、何も無い場所に落ちたのは偶然か故意か、という台詞まで登場したため、疑惑が一層強まっていた。
- ↑ ただしシステム上はオルゴン・クラウドSかHを持つ機体は、それらが発動するとタイプが空陸水になり飛行可能になる。プレイヤーが操作可能なラフトクランズ・アウルンのみ、実際に飛行させられる。
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