アリエイル・オーグ
アリエイル・オーグ | |
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登場作品 | |
声優 | 小林由美子 |
デザイン |
斉藤和衛(原案) 河野さち子(仕上げ) |
初登場作品 | リアルロボットレジメント |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦OG |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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正式名称 | 試験体番号01 |
種族 | イデアラント(人造人間) |
性別 | 女 |
外見年齢 | 20代以下 |
髪色 | 桃 |
髪型 | ロングヘアー |
所属 |
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コールサイン |
アサルト5(OGシリーズ・封印戦争後) エレーブ7(特殊戦技教導隊出向時) |
アリエイル・オーグは『リアルロボットレジメント』の主人公。
概要[編集 | ソースを編集]
RRR[編集 | ソースを編集]
自らのことをあまり語ろうとしない謎の雰囲気を持つ褐色肌の美女。
左右に輪っかが付いたような髪型(式部雅人いわくワッカヘア)が特徴的である。その正体はオヅヌ博士の研究「プロジェクト・イデアランツ」により誕生した理想種「イデアラント」の実用試験体の一人であり、正式名は試験体番号01。寿命は誕生から3年しかなく、生まれたのは一年戦争末期頃であるため、終盤(ステージ9)になると肉体維持期間の限界を迎えつつあり体調不良が始まる。
感情調整は試験体番号00であるドゥバン・オーグよりも完成度が高く、ドゥバンが月面研究施設を爆破して逃亡した際に死んだオヅヌ博士が言い残したドゥバン抹殺の使命を忠実に果たす為に、未完成のフリッケライ・ガイストに搭乗してドゥバンを追いかけていた。
ア・バオア・クー内部にいたドゥバンと戦闘するも返り討ちに遭い、追い詰められたところをプリベンターに助けられ、戦闘後に消息を絶ったドゥバンを追うためにプリベンターの一員として彼らと行動を共にすることになる。
プリベンターの一員になった当初の目的が、人類全体を統治することを企んでいるドゥバンを追跡して抹殺するという使命(オヅヌ博士の遺言)であったが、プリベンターの仲間達と行動を共にするうちに感情に変化が起こり(脳の検査でも、当初は人間とは異なる脳の活動だったが、仲間と触れ合ううちに人間らしい活動になったという検査結果が出ている)、最終的にはドゥバンを倒すのではなく救う事を決意していた。
第2次スーパーロボット大戦OG[編集 | ソースを編集]
ガイアセイバーズに所属する一兵士として登場。こちらの世界のオヅヌ博士は彼女を実の娘同然に扱っていたらしく、OGのアリエイルは感情表現もそれなりに豊かで実に人間らしい。ドゥバンへの接し方にもそれがよく表れている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2019年8月のイベント「ここが無限の開拓地」で登場。シナリオNPC。神夜の代役に近い。ショーンとアシェンの見立てにより、身長160前後、ゲスな意味では85前後であることが判明した。
OGシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 初登場作品。フリッケライ・ガイストの動力源「ファウ・ケルン」の危険性を知り、プロジェクト・イデアランツを歪め策謀を巡らすガイアセイバーズの横行を公表するために脱走し、鋼龍戦隊と合流。以後、彼らの親しき隣人の一人となる。常人よりあまりにも早く迫り来る寿命に悩み、葛藤するが皆との触れ合いの中で命の在り方とは何かを気づく。エンディングでは寿命を延ばせるかもしれないということがわかった。ATXチームからアサルト5として入るべきだと勧誘されていたため、続編の展開に期待がかかるところ。意図的かは不明だが、担当声優が同じなリョウトとはルート分岐では必ず同ルート。また、双方に援護セリフも用意されている。
- また、合体攻撃等を考えると趣味の領域だが機体の乗せ替えも可能であり、特機やアルトアイゼン・リーゼに乗せることも可能。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 肉体保護のため冷凍冬眠の扱いを受けていたが、ドゥバンとエントリヒ・ガイストを巡る謎を追うべく早々に鋼龍戦隊に復帰。
- 封印戦争後に上記のATXチームの勧誘を受諾しており、「アサルト5」として正式にチーム入りした。他、特殊戦技教導隊に一時的に出向した際は「エレーブ7」のコールサインも用いている。
- EDでは、ドゥバンの復帰の成否に問わず、再び冷凍冬眠へと戻ることになる。ドゥバンが復帰した場合は、両者揃っての眠りとなる。
関連作品[編集 | ソースを編集]
- リアルロボットレジメント
- 初出作品。本作のオリジナル主人公。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
能力値[編集 | ソースを編集]
- OGシリーズ
- やや格闘寄りの万能型。乗機のフリッケライも改造次第で避ける、耐えるのどちらにも対応可能なので、しっかり方針を決めて育成しよう。
- 精神コマンドなどから鑑みるにリアル系として運用した方が安定するが、乗機フリッケライの「EN回復」機能に着目して「Gテリトリー」と「メガジェネレーター」をセットして、「ガード」と「援護防御」を生かす道もある。無改造でも優秀な「守護神」となってくれるだろう。攻撃に転じるならば、合体攻撃でENを浪費することになるので、何はなくとも「Eセーブ」はつけてやりたい。エースボーナスをフルに活かすなら「連携攻撃」も欲しい。
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- クリティカル発生率+10%、援護攻撃の最終ダメージ+10%
- 『第2次OG』で採用。キョウスケとエクセレンのエースボーナスを足して2で割った感じ。「再攻撃」にも適用されるので、技量を養成してやれば「熱血」E.D.N⇒再攻撃でクリティカルE.D.N、なんて芸当が可能。
- 自部隊の援護攻撃の最終ダメージ+10%
- 『OGMD』で採用。クリティカル率増加が消えたが、援護攻撃の強化がメイン・サブ両方に適用されるようになった。エクセレンをメインに、アリエイルをサブにして合体攻撃ランページ・ゴーストとE.D.Nで大ダメージを与えることもできる。マキシマムブレイクで是非とも。
パイロットBGM[編集 | ソースを編集]
- フリッケライ・ガイスト
- 『リアルロボットレジメント』からの専用BGM。
- イントロ→Bメロ&サビ→間奏&Aメロ→Bメロ&サビで1ループという特殊な構成の曲で、1ループが2分半とかなり長いのが特徴。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- エンジ・オヅヌ
- アリエイルとドゥバンの創造主。物語が開始する以前に死亡している。
- ドゥバン・オーグ
- もう一人のイデアラント試験体。序盤から敵対する。
- エリック・ワン
- 『第2次OG』において自ら撃たれてまでガイアセイバーズからの脱走を手引きする。また、EDでは彼女に寿命を伸ばせる可能性を示唆し、希望を与えた。
鋼龍戦隊[編集 | ソースを編集]
- キョウスケ・ナンブ
- よく似た特性の機体(と言うかある意味同じ機体)に乗っているという事で気にかけられたりも。また、途中で合体攻撃のパターンを考案される。
- イーグレット・イング
- 最序盤から何かと関わりがある。また、汎用機に乗り換えた時の台詞のパターンや、親子みたいな人間関係(アリエイル→キョウスケとエクセレン、イング→リョウトとリオ)ができる等、似通っている所がある。
- ラミア・ラヴレス
- 同じ人造人間である彼女の技術から、寿命を延ばすアイディアが生まれる期待がかかっている。
版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
- デュオ・マックスウェル
- 髪形からアリエイルを輪っかねーちゃんと呼んでいる。
- ライゾウ・カッシュ
- アリエイルと直接は関係ないが、オヅヌ博士とは宇宙時代の危機管理対策を練るプロジェクトの元同志。プロジェクトを去った後、その理念の延長線上で地球再生による平和で解決しようとアルティメットガンダムを作った。
スーパー系[編集 | ソースを編集]
- 破嵐万丈
- アリエイルが普通の人間ではないことをいち早く看破していた。また父の破嵐創造はオヅヌ博士やライゾウ・カッシュ博士の元同志。プロジェクトを去った後、オヅヌ博士がイデアラントを作ったのと同じ理由で、スーパー人間であるメガノイドを作ったという設定。
- 結城沙羅
- 『RRR』の作中では数少ない同年代の同性(実年齢はともかく)であることや、想っていた相手と敵味方に別れてしまうという共通点もあり、交流が多い。時にはかばい、時には注意し、時には励ましてドゥバン救出の背中を押すなど、いわば姉のようなポジション。
名台詞[編集 | ソースを編集]
戦闘台詞[編集 | ソースを編集]
- 「いけないっ!」
- 『リアルロボットレジメント』でローラーダッシュ(フリッケライ・ガイストのクイックエスケープ)をした時のセリフ。
- プレイヤー操作時は「いけない! いけない! いけない!」としばしば連呼することになる為、耳によく残る……。
- 「システム・オーバーロード! エネルギー解放!」 / 「ファウ・ケルン! エネルギー解放」
- U.N.N(フリッケライ・ガイストのスペシャルアタック)使用時の台詞。『第2次OG』では、これ以上はないかもしれないという抜群の瞬間にアリエイルのカットインと言葉を流し込んでくる。
- 「リボルビング・ステーク! ファイア!」
- 『第2次OG』におけるリボルビングステーク使用時の台詞。こちらもプレイヤーの耳に残り、特に後者は可愛いと評判でファンの間では「ふぁいあ!」とひらがなで表記される。
なお前者はリアルロボットレジメントの頃から存在しているが、『第2次OG』と比べて抑揚が抑えられている。
リアルロボットレジメント[編集 | ソースを編集]
- 「人間が必要か不必要か…それは地球自身が決めることです。…それは人間が決めるべき…いえ、決めてはならない…!」
- ステージ7(後半ルート選択・極東)、地球を救うためにデビルガンダムを利用して人類を抹殺しようとした東方不敗を強く否定した時の台詞。いままで感情を表に出すことがなかったアリエイルのこの反応に仲間が驚いている。
- (私…変わってきている…? いいえ、私も、彼も…変わらない、…変わらない)
- ドゥバンの介入による事象の収束が始まっていることを感じとり考えてる最中に声をかけられ、やる気のある返答をして京四郎に珍しいと揶揄されて。まだ自分の変化には気付いていない。
- 「所詮、人工知能は人工知能。脳の働きも、電気信号の集合体とはいえ…自然が育んだ、人間の心の足元にも及びません」
- ステージ8(後半ルート選択・極東)エリア1、人工知能を搭載した量産型グレートマジンガー軍団を倒した時の台詞。
- (この人たちは…こんな異世界に飛ばされても、自分たちの使命と、仲間を思いやる心を忘れない…それを支えるのは、自分自身を信じる心の力…)
(人は自分の手で、自分たちの未来を切り開く…) - ステージ8(後半ルート選択・極東)エリア3、ムゲ宇宙で仲間たちの言葉を聞いて。
- (あなたは教えてくれているから…アレス・ガイストの…ドゥバン、あなたのいる場所を!)
「システム・オーバーロード! エネルギー解放! フリッケライ、私たちを導いて」
「あの人のいる宇宙へ…あの人のいる時代へ…あの人の所へ!!」 - ステージ8(後半ルート選択・極東)エリア3クリア後、味方・敵ともに協力して各機最大出力にして、フリッケライ・ガイストのエネルギー制御機能と空間転移機能で各機が持つエネルギーを使用してムゲ宇宙から脱出するシーン。アレス・ガイストを感じ取って目印にしたことで月面のフォン・ブラウン市へと転移した。
- 「パプテマス=シロッコ! あなたは間違っています! 人は支配されるものではありません! それが…その考えこそが、人を、生命を歪ませるのです!」
- ステージ8(後半ルート選択・キリマンジャロ)、シロッコに対して。
- 「わ…私は…ただ、博士の命令を…研究施設が破壊される中、オヅヌ博士が最後に私に伝えた使命…ドゥバンを…抹殺するために…」
「本…心…? 私はドゥバンよりも感情調整が完成されていて…目的達成のために…情報の集まる、プリベンターに接触して…」
「そ…それは…でも、感情調整機能すら失えば…私は…どうなって…」
「あの…私は…ドゥバンを……」
「自分に…素直に…?」
「みなさん……。わかりました。私は彼を…ドゥバンを救います!」 - 仲間からの問いかけに理性的な返答をしつつも戸惑いを感じ、自分の中に芽生えていた感情を認識する。
- 「…ありがとうございます…私に残された時間…全てを引き換えにしても、あの人を…」
(ドゥバン…あなたもこの人たちと交われば…わかってくれると信じたい…。せめて残された時間だけでも、二人で…) - デビルガンダムも撃破して待ち受けるのはドゥバンのみという状態での会話。
- 「ドゥバン! もういいでしょう。あなたも気付いているはず…私たちは…私たちには、人類を支配などできないのです!」
「長く生きることが、あなたの生きる目的なのですか!? 命を操り支配することが、あなたの生きる理由なのですか!?」
「私は人間の中で生きることで知りました…命は…生まれた理由に縛られてはいけないのです。命は、生きることに燃やされるべきなのです!」
「名機、ゲシュペンスト…その中でも、欠陥機と言われたMK-IIIのパーツから組んだこの機体…」
「あなたが未完成と呼ぶフリッケライが、なぜここまで戦えたのか…わからないのですか?ドゥバン…!」 - 終盤でドゥバンを説得したときの台詞。
- 「…ここは、荒廃してしまった地球で、命あふれる場所…あの爆発の中での空間転移で、なぜここへ導かれたのか…」
「コアユニットの他は原型をとどめられなかったほどの無理な転移で、導かれたこの場所…。それに、肉体の変調が…おさまっている…?」
「もし、許されるのならば…地球が、私たちが生きることを受け入れてくれたと…信じたい」
「私たちの肉体が、いつまで維持できるかはわかりません。ですが、その日が来るまでは…ここで、人類の来し方行く末を、見守りつづけましょう」
「私に生命のあり方を教えてくれた、すばらしい人たちを……しっかりして、ドゥバン」 - EDより。月面での最終決戦でアレス・ガイストに特攻して生死不明になっていたが、フリッケライ・ガイストの空間転移能力により地球へと転移して無事に生還した。最後の台詞から判断すると、ドゥバンもアリエイルと共に生存していると思われる。
OGシリーズ[編集 | ソースを編集]
第2次スーパーロボット大戦OG[編集 | ソースを編集]
- (くっ……! こ、これは……思っていたより……早い……この症状……もうステージ2に……?)
(体性神経系の機能を……一部制限……心拍数制御……強制休眠を…………) - 中盤にて、アリエイルが肉体の欠陥による弊害で体調不良になった時の場面。
- 「ドゥバン……あなたは私を……私達を……」
- 第60話「ラスト・クライ」より。AI1を打ち倒した後、アルベロと共に散りゆくドゥバンに告げるかのようにこう呟いた。アリエイルが初めて涙を見せた場面でもある。
- (……ドゥバン……もう少し生きられるなら、生きてみようと思います……あなたの分も……)
(そして、また…………) - ハードルートのEDより。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- フリッケライ・ガイスト
- キャニス
- 封印戦争勃発前、脱走したイングを追う際に使用。
余談[編集 | ソースを編集]
- 一部のプレイヤーからは専用機の由来である「継ぎ接ぎ」繋がりで、同じく「継ぎ接ぎ」の名を意味する機体に搭乗しているオウカ・ナギサとの関連性が指摘されているが、寺田貴信Pによれば関係はない[1]。
- 『リアルロボットレジメント』とは直接関連は無いが、「寿命が3年の人造人間」である点で『D』に登場するグラキエースと共通しており、『第2次スーパーロボット大戦OG』で共演。
- 名前は役小角(えんのおづぬ)が使役していたと伝えられる2匹の鬼神のうち、「後鬼」からとられている。アリエイル (Arriere) とはフランス語で「後ろ」、オーグ (Ogre) は英語でならオーガすなわち「鬼」をそれぞれ意味する。
- 小林由美子氏は同作のリョウトも演じているがアリエイルは物静かで可愛らしく、女史の高い声優技術が見てとれる。
脚注 [編集 | ソースを編集]
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