「マイク・サウンダース13世」の版間の差分

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;「しっかりしろ、ファースト! 死ぬな、死ぬんじゃないっぜ!」<br>「ファースト! しっかりしろ! ファーストォォ!!」
 
;「しっかりしろ、ファースト! 死ぬな、死ぬんじゃないっぜ!」<br>「ファースト! しっかりしろ! ファーストォォ!!」
 
:Number.47より。[[Zマスター]]により、マイク・サウンダースが破壊され、まだ機能しているファーストを抱き上げ、慟哭する。
 
:Number.47より。[[Zマスター]]により、マイク・サウンダースが破壊され、まだ機能しているファーストを抱き上げ、慟哭する。
;「こんなマイクでも、最後にみんなの役に立てて嬉しかったモンネ。ありが……とう……」
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;「イエーイ!マイク、役に立ててよかったもんねー!」<br>「マイクみたいなダメロボットでも、みんな、友達になってくれて嬉しかったモンネ。ありが……とう……」
 
:最終回より。ゾヌーダによる機界昇華を受けながらも、なんとか大気圏突入コースの計算をやりとげ、勇者ロボ軍団を送り出したマイクは、こう言って機能を停止する。その壮絶なる死に、スワンも、「マイク……サウンダース……!」と涙を流すのだった。
 
:最終回より。ゾヌーダによる機界昇華を受けながらも、なんとか大気圏突入コースの計算をやりとげ、勇者ロボ軍団を送り出したマイクは、こう言って機能を停止する。その壮絶なる死に、スワンも、「マイク……サウンダース……!」と涙を流すのだった。
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:『BX』では原作と違いゾヌーダとの決戦にマイクが参戦できる事もあり、ダメロボットの下りがゾヌーダ戦の戦闘前会話として扱われている。
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==

2015年10月19日 (月) 07:59時点における版

XCR-13 マイク・サウンダース13世(Mic Sounders the 13th)

アメリカ合衆国が計画したGストーン搭載兵器開発計画「CR計画」によって建造されたマイクサウンダースシリーズの最新モデルの13号機。

常にハイテンションでノリの良い性格。兵装コンテナとフライトユニット、音響増幅器を兼ねたサポートユニット「バリバリーン(スタジオ7)」を標準装備としている。振動によって特定の物質を破砕するまったく新しい広域破壊兵器であり、ギャレオンのもたらしたオーバーテクノロジーによって抑止力として意味をなさなくなった核兵器の代替を兼ねている。胸部に各種のディスクをセットすることで、様々な波動や振動波を操るが、中でも「ディスクX」は理論上(固有振動周波数を解析できれば)この世のあらゆる物質を破壊できる。その他のディスクも使い方を間違えれば人命を脅かしかねないものが多く、「デス・ウェポン(死の兵器)」のカテゴリにふさわしい破壊力を秘めている。

平時はコミカルな外見のコスモロボ形態を取る事で戦闘能力を封印しており、この形態では精神年齢も幼く、護やそのクラスメートとも対等の友達として仲良くなる。しかし、人格のベースとなったスタリオン・ホワイトの影響からか、妹のスワンが危機に陥ると、封印を自力で解除してブームロボ形態となることもあった。また、解析能力・ハッキング能力はGGG諜報ロボ並みであり、本人の意思と関わり無くGGGが所持していたゾンダーとの実戦データをハッキングしていた。

1号機から12号機までを加えたソリタリーウェーブライザーは原種との戦いにおいても多大な戦果を残したが、Zマスターには通用せず1号機から12号機も全機破壊されてしまう。13号だけが生き残れたのは、隊長機として、若干高い性能を持っていたためである。

勇者王ガオガイガーFINAL』では本来の所属であるGGGアメリカ宇宙センターに戻っている。

登場作品と役柄

パイロットはマイク・サウンダース13世本人。

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
担当声優の岩田光央氏は当作品でスパロボ初参加。補給装置を持つ事に加え、が飛べてコストが低く、移動力も高いため、小隊員として優秀。小隊長としても、強力な全体攻撃武器である「ディスクM」や「ディスクX」、味方の気力を上げる「ディスクP」を持ち、有用である。なお、本作ではブームロボ形態は各ディスクの演出でのみ登場し、敵の攻撃はコスモロボ形態で回避防御する。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦W
コスモロボ形態とブームロボ形態では精神コマンドが別々であり、計12種類の精神コマンドが使用可能。ただしSPは両形態で共有するため、消費されたSPはそのまま。ゾンダープラント以外にラダム樹を破壊するなど、ディスクXがクロスオーバーに有効利用されている。今回、ブームロボ形態で攻撃すると始めにマイクに設定した戦闘BGMが流れるが、マイクがディスクを胸部にセットするとBGMが武器専用のBGMに変更される。
コスモロボ形態には補給装置があるため、ブルーアース号辺りと一緒に補給上げが出来る。
スーパーロボット大戦BX
参戦は第16話で、他の勇者ロボ軍団と同タイミング。αシリーズ同様、ブームロボ形態は攻撃演出時の変形のみとなった。
破格の性能を誇る特殊コマンド「ディスクP」が何よりも強力。出撃させられるマップでは気力制限がほとんど意味を為さなくなる、完全なバランスブレイカーである。また修理装置・バリア・最低限の攻撃などサブとしてもなかなか優秀。
反面マイク自身の性能はお世辞でも高いとは言い切れず、ディスクPも自身(とパートナー)は非対象である。精神コマンド要員とのツインで出撃させ、ディスクP専属ユニットにしてしまうのも良いだろう。戦闘にも積極的に使うならば、自身かパートナーにヒット&アウェイがほぼ必須。
原作と違いゾヌーダ事件では護たちと共に東京タワーに遊びに来ていた為、オービットベース内での物質昇華を逃れている。その為ゾヌータ戦に参加できる(他の機体同様、終盤ゾヌータと戦闘すれば一発で撤退してしまうが)。

装備・機能

武装・必殺武器

コスモロボ形態

突撃
敵に向かって体当たりする。威力は低い。原作中でも返り討ちにあうのがお約束。Wではコンボ武器だが、マイク自身はコンボ技能を自力で修得せず、スキルパーツで付加しないと見られない(Wでコンボ武器を持つユニットでは唯一である)。
なお、命中すると衝突点で跳ね返って海へ落っこちる演出がある。

ブームロボ形態

ディスクP
GSライドやジュエルジェネレーターを活性化させる事が出来るディスク。ドカドカーンVを片手に「Power of Desire」を熱唱する。
SRWでは味方の気力が上がる。第3次αでは歌属性だが、マイクはバサラとミレーヌと異なり、歌魂と歌ENのパラメータを持たない為、気力上昇は熱血込みでも+5で固定。
BXでは範囲内の味方の気力を+10する特殊コマンドとして登場。移動後に使えないことを差し引いても方向指定形(扇型・射程4)で35スクエアは破格の範囲を誇る。
ディスクM
特定の機械の機能を麻痺させるマイクロ波を放射する事が出来るディスク。SRWでは敵の運動性を下げる。
BXのMAP兵器版は威力は低めだが、ディスクPと範囲が同じかつ敵味方識別ができるのでバトルレコードの「一網打尽」をこれで獲得するのも一つの手。
ディスクX
物質の固有振動周波数さえ解析できれば、如何なる物質でも破壊できる危険なディスク。その万能な破壊力によりゾンダープラントや合体原種の破壊に一役買うが、Zマスターには通じなかった。『ベターマン』のベターマン・ネブラによるサイコ・ヴォイスがヒントになっている。理論上破壊できない物は物質世界には存在せず、ゴルディオンハンマーよりも強力なため、普段は厳重なセキュリティがかけられている。
SRWでは敵の装甲値を下げる特殊効果あり。ゲームではサウンダース部隊総出演によるソリタリーウェーブのフォーメーションを組む。
Wでは通常武器のほうはマイク単独の攻撃となり、フォーメーションの方は「マイク部隊ディスクX」名義のMAP兵器になっている。
BXでは通常攻撃版とMAP兵器版の両方が採用されているが、残念ながらMAP兵器版は効果範囲が縦一列のみとあまりに狭いため、ディスクMに比べて実用性はかなり低い(本作におけるMAP兵器の大半に共通する問題だが)。
ディスクF
獅子王雷牙が密かに開発した、ディスクXを超える強大な破壊力を持つディスク。1枚しか存在しない。初めに「レッツ・ファイナルフュージョン!!」を熱唱しソリタリーウェーブを照射した後、ゴルディオンハンマーを持ったガオファイガーの形をしたグラヴィティショックウェーブを発射する。
ディスクXとは異なり、相手の物質の固有振動数を解析する必要はない。

特殊能力

変形
コスモロボ形態⇔ブームロボ形態へと変形可能。
システム上の変形はWでのみで、それ以外の作品では武器演出で再現。
修理装置
WとBXで存在する。
補給装置
小隊制の作品等ではEN回復と同じ効果も持つ。

移動タイプ

/ 空
飛行可能。Wでは空のみ。陸の機体を援護できないのに注意。

サイズ

S
コスモロボ形態
M
ブームロボ形態

パイロットステータス設定の傾向

能力値

防御が非常に高く、甲児と同レベル。反面命中は低く、戦闘に投入するなら養成か精神コマンドの支援が必須。

精神コマンド

現時点では『W』のみ精神コマンドの種類が異なる。

第3次α
加速応援必中鉄壁熱血不屈
W(コスモロボ形態)
加速応援脱力ひらめき祝福覚醒
「覚醒」と「加速」が大きい。これをかけた後ブームロボに変形すれば、位置取りを調整した上でディスクXを敵集団に叩き込める。
W(ブームロボ形態)
集中必中不屈直撃熱血勇気
BX
加速ひらめき必中脱力勇気

特殊技能(特殊スキル)

第3次α
勇者L9援護防御L3気力+ (回避)
W
勇者L9援護防御L3支援要請

小隊長能力(隊長効果)

小隊全員に戦意高揚の効果
第3次αでの能力。

機体BGM

「発進!」
劇中BGM。『第3次α』にて採用。
「Power of Desire」
「ディスクX」
「勇者王誕生!」
オープニングテーマ。『BX』にて選曲。

人間関係

スタリオン・ホワイト
NASAに所属する研究員。マイクの人格は彼をベースにしており、ロック好きな性格は彼から引き継がれたものである。
獅子王雷牙
マイクの産みの親。サウンドディスクシステムの開発者。
スワン・ホワイト
マイクの人格がスタリオンのものを基にしている影響で、潜在的に彼女を危機から守ろうとする意識が刷り込まれている。そのため、危機に際して本来予期していなかった形でブームロボ形態へのシステムチェンジの封印が解除されてしまう。
獅子王凱
GGG機動部隊の隊長。勇者として、彼と共に命を投げ出す覚悟を秘めている。
氷竜炎竜
双子の兄弟で、彼らが先輩。
ゴルディーマーグ
同じ同僚で、戦う仲間。
風龍雷龍
同じ同僚で、戦う仲間。
ボルフォッグビッグボルフォッグ
同僚であり、共に戦う仲間。また、護を護衛する上でも協力している。
光竜闇竜
マイクを先輩として尊敬している。
天海護
人間として初めて出来た友達。劇中では護衛を務めるボルフォッグ共々、護と共に行動する事が多い。
狐森レイコ
彼女からは「チョべリイボ(チョーベリーイカれたボロット)」と呼ばれている。

他作品との人間関係

熱気バサラ
彼のノリには素直に応える。第3次αの最終話ではジョイントを達成。なお、マイクがディスクPを使用した際に流れる曲「Power of Desire」を歌うのは、福山芳樹氏と同じくJAM Projectのメンバーの1人の遠藤正明氏である。同様に、原作でディスクFを使用した際に流れる曲「レッツ・ファイナルフュージョン!!」を歌うのは、遠藤正明氏とJAM Projectのリーダーの影山ヒロノブ氏である。
兜シロー
第3次αで護同様に親友として接する。ボスから悪態を吐かれた際、彼に庇ってもらった。
ボス
彼の搭乗機・ボスボロットとのクロスオーバーが存在する。
ボン太くん
Wにて遊園地で共演を遂げる。マイクいわく「マイフレンド」らしい。

名台詞

「しっかりしろ、ファースト! 死ぬな、死ぬんじゃないっぜ!」
「ファースト! しっかりしろ! ファーストォォ!!」
Number.47より。Zマスターにより、マイク・サウンダースが破壊され、まだ機能しているファーストを抱き上げ、慟哭する。
「イエーイ!マイク、役に立ててよかったもんねー!」
「マイクみたいなダメロボットでも、みんな、友達になってくれて嬉しかったモンネ。ありが……とう……」
最終回より。ゾヌーダによる機界昇華を受けながらも、なんとか大気圏突入コースの計算をやりとげ、勇者ロボ軍団を送り出したマイクは、こう言って機能を停止する。その壮絶なる死に、スワンも、「マイク……サウンダース……!」と涙を流すのだった。
『BX』では原作と違いゾヌーダとの決戦にマイクが参戦できる事もあり、ダメロボットの下りがゾヌーダ戦の戦闘前会話として扱われている。

スパロボシリーズの名台詞

「OH! IT'S JUST A ROCK'N ROLL!!」
『第3次α』第49話「銀河に響く歌声」より。ゲペルニッチとの最終決戦で、復活した熱気バサラの「TRY AGAIN」にテンションが上がった際の台詞。
「俺の歌を聞け! だっぜ!!」
『BX』に於けるディスクP使用時の台詞。元ネタは言うまでもないだろう

対決・名場面

ペルクリオ
ソール11遊星主の一人であり、共に音響兵器同士の対決。

関連機体

マイク・サウンダース
12機建造された同型機。最後発の13世はより性能が高く、彼らの指揮官でもある。
量産型CR
マイク・サウンダースの量産型。ブームロボ本体ではなくサポートユニットであるバリバリーンをベースとしている。使い捨ての簡易ソリタリーウェーブライザーを装備している。

余談

  • ロボットアニメにおけるコメディリリーフの始祖であるボスボロットのような三枚目的立ち位置を担うマイクだが、実際に米たにヨシトモ監督は当初「狂言廻し」役としてボロットを強く意識していた。しかし実際に完成を見たマイクの設定に関して「ボロットというより『超力ロボ ガラット』(SRW未参戦)みたいになった」と感想を述べている。
  • 作曲の田中公平氏曰く、マイクの曲、とりわけディスクXはかなりの難産だったとのこと。ガオガイガーの曲のほぼ全ては監督の比喩表現を交えたオーダーで比較的やりやすい環境だったそうだが、ディスクXだけは他の曲と比べてオーダーが桁違いに多かったため相当の時間をかけて作り上げた逸話がある。