ブラックゲッター

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ブラックゲッター(Black Getter)

月面に飛ばされた流竜馬が放置されていたゲッター1を改修した機体。大気圏突入時の高熱による摩擦で、装甲が黒く焦げている。見た目は悪役そのものであり、顔を覆った無骨なフェイスガードに良く動く赤い瞳と、他のゲッターより凶悪な印象を与える。分離合体機能を外した分ゲッター1よりも能力は高く、パイロットの腕もあってか格闘武装の使用頻度が高い。ある意味では『世界最後の日』での竜馬のイメージを投影したゲッター1と言うべきかもしれない。

パワーだけならドラゴンを超えているが、真ドラゴンと戦いの際、真ドラゴンにエネルギーを吸い尽くされて、海に落ちた。その後、回収された事が確認されているが、既に竜馬達は真ゲッターに乗り換えていたため、ガニメデを破壊する際に地球に置き去りにされた。

余談だがこのブラックゲッターを筆頭にOVA版のゲッターの基本は肉弾戦にあり製作スタッフはビームより拳や足で殴ったり蹴ったりする事がロボアニメだと述べている。実際原作漫画のゲッターの戦いも肉弾戦が主で飛び道具はあまり使ってはいなかった。後の『新ゲッターロボ』のゲッター1も肉弾戦を得意とし、このゲッターの戦い方が引き継がれている。

登場作品と操縦者

αシリーズでは機体のみのゲスト参戦。そのためクレジットは『ゲッターロボ』名義となっている。

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
スパロボ初参戦。前作(α外伝)までのゲッターロボを改造した機体というオリジナル設定。スーパー系主人公では竜馬が乗って登場するが、基本的には武蔵の乗機。小隊攻撃のゲッタービームが何気に使いやすい。大雪山おろしはイベントのみで使用。スーパー系で武蔵が生き残ると、3人乗りになって竜馬達も乗れるようになる。ゲッタードラゴンより運動性が高く、ゲッターストラングルの攻撃力が結構高く、シャインスパークに迫るほどである。真ゲッター入手まではゲッターチームのつなぎとしてはこちらに乗せてもいい。
第3次スーパーロボット大戦α
中盤、条件を満たせば3人乗りの状態で入手。しかしルートによっては第1話から真ゲッターが使える上に、ゲッターGしか使えない時期に入手できないのが痛い。小隊編成コストの問題で、ゲッターチームを小隊員として使いたい時くらいしか出番が無い。しかも条件が早乙女ミチルの撃墜数絡みなので、入手にも一苦労する。恐らくブラックゲッターのせいでゲッターGが倉庫送りになりかねないことを危惧されたためだと思われる。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
中盤に竜馬が搭乗して参戦する。竜馬が真ゲッターに乗り換えた後も3人乗りとして機体自体は残るが、搭乗できるのが竜馬・隼人・弁慶のみであるため、活用するなら高性能な真ゲッターを捨てることになってしまうのが悩みどころ。とはいえ、竜馬のエースボーナスとカスタムボーナスで数値以上の攻撃力を出し、気力やEN消費は少なく、パーツも三つ装備可能で柔軟性はあるので使い勝手は悪くない。ついでに言えば戦闘アニメーションの出来がアリオス並みに良いので、それを見るために手を入れるのもまた一興か。ちなみに本作のブラックゲッターは竜馬がタイムスリップしてから僅か1週間以内で廃棄されたゲッターを修復して完成させたらしい。なお、このゲッターは陰月にあるゲッターロボの墓場にあった物である。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
再び一人乗りに改装し竜馬が搭乗して序盤から参戦する。今回も強力なカスタムボーナスは健在かつ全体攻撃の使い勝手が良い。今回改造は真ゲッターに引き継がれるので安心して改造して良い。真ゲッター参戦後も本機も残るので、引き続き竜馬を本機に乗せても終盤まで息切れせずに活躍できる。今作では真ゲッター1の陸の地形適応がAなので、本機の段階で竜馬のの地形適応を上げていれば乗り換えても無駄にならない。
なお、今回も真ゲッター参戦後にどこぞの黒好き共の訴えでAGの手によって3人乗りに改装される。ちなみにこの黒好き共はお約束とも言うべきか、最低の烙印を押される……。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
前半にNPCの竜馬がスポット参戦した後、まずは竜馬機として仲間に。すぐに隼人もゲッターチームに復帰し、その後3人乗り状態で乗り換えられるようになる。高い攻撃力を持ち真ドラゴン再入手まで使っていけるが、変形やオープンゲットができない。何故か原作で共闘している真ゲッターロボとは無いのに、ゲッター1との合体攻撃が存在する。威力はまずまずだが、真ゲッターロボを捨ててまで使うかは微妙。ブラックゲッターは基礎攻撃力が高い為、合体攻撃の攻撃力があまり元の武器と変わらない。

装備・機能

武装・必殺武器

全スパロボシリーズ共通

ゲッタービーム
αシリーズではPLA武器。Dではブラックゲッター単独での最強武器。

原作OVA名義

ゲッタートマホーク
Dではコンボ対応武器。再世編ではニューヨークでのメタルビースト戦での動きの再現。
トマホークブーメラン
ゲッター1と同じ動作である。再世編ではニューヨークでの登場時に見せたカットインが入る。
スパイラルゲッタービーム
広げたマントの隙間からビームを拡散して放つ。
ゲッタースパイクブレード
ブラックゲッターを象徴する武装。スパイクが付いた拳で敵を殴りつつ、ブレードで敵を切り刻む。基本的にゲッターレザーはあまり必要性の無い武器だがブラックゲッターは主力武器の一つである。第2次Z再世篇では必殺武器扱いで、とどめにゲッタービームでなぎ払う。初登場時に見せたオウムガイ型メタルビースト惨殺シーンがカットインで再現されている
第3次Z時獄篇では演出が変わり、トマホークブーメランの乱れ打ちからスパイクが付いた拳で敵を殴りつつブレードで敵を切り刻み、止めにゲッターマシンガンで〆る物に変化した。
ゲッターマシンガン
ゲッター1の改修機のため装備しているのだが劇中未使用。上述のように、第3次Zのゲッタースパイクブレードで使用している。

ゲッターロボ名義

ゲッターレザー
腕部のカッターで切り裂く…のだが、戦闘演出がどう考えても殴っているように見える。P武器で気力上げには重宝する。
ゲッターストラングル
敵を殴って蹴ってトマホークで斬ってゲッタービーム。内容的にはDのスパイクブレードに蹴りとトマホークとビームが入った感じ(こちらの方が先なので、これらを抜かしたのがDのスパイクブレードになるが)
ゲッタートマホーク
武装に入っていないが、ゲッターストラングルの時に使う。
大雪山おろし
武蔵が乗っているので普段から使えても良さそうなものだが、機体に負荷がかかる為か、イベントのみの使用に留まっている。

合体攻撃

Dのみ。どちらもゲッター1と行う。

ダブルゲッタートマホーク
ゲッター1と一緒にトマホークで敵を切る。
ダブルゲッタービーム
二体のゲッターがゲッタービームを放つ。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。
EN回復
Dのみ

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M(第2次Z以外)・L(第2次Z)

カスタムボーナス

「武器の地形適応が全て『S』になる」
第2次Z再世篇、第3次Z時獄篇でのボーナス。竜馬のエースボーナスと相まって、全体的な攻撃力の底上げに一役買ってくれる。
時獄篇では序盤からいるため早めに改造しておくことでSRポイントを獲得しやすくなる。

機体BGM

「HEATS」
第2期OPテーマ。
「ゲッターロボ」
αシリーズではTV版OPテーマ。

対決・名場面

死闘!! 血に染まる氷原!
北極に住む大勢の住人を生きたまま取り込むインベーダー。更にゲッター線収集装置を取り込む事でオウムガイ型メタルビーストとなった。かろうじてケイらが救った少女レアンヌの兄フレッドもその体内に取り込まれていた。
「やめて!兄さんを殺さないで!!」と懇願するレアンヌの姿、そして「俺を…殺してくれ…!」と呻き苦しむフレッドの言葉もあって、ケイは何とか取り込まれた住人を救出できないかと戸惑い、その意志を受けたゴウも攻撃に踏み切れず、結果的に真・ゲッター1はピンチに陥ってしまう。その時、上空からメタルビースト目掛けてトマホークが投げつけられ、無数のビームを浴びせながらブラックゲッターが降り立つ。メタルビーストは装甲を展開し取り込まれた人々を盾にするものの、ブラックゲッターは取り込まれた人々ごとスパイクで容赦なくメタルビーストを叩き潰していき、最後にはゲッタービームでメタルビーストの残骸を寄生された住民の亡骸もろとも消滅させるのだった。
どうにもならなかったと分かっていながらも、納得の出来ないケイは、真ゲッターから降りてブラックゲッターに「何か手があったかもしれないだろ!」と叫ぶが、ブラックゲッターは意に返さないかの様に飛び去って行った。
殺すしか手段がなかったとはいえ、極悪非道と見られても仕方ない描写であったので良くも悪くも今作の竜馬の人間性や作風の違いを表すシーンとして有名。とはいえ流石にやり過ぎと判断したのか新ゲッターロボの竜馬は鬼と化した人間に対して助けられないことを後悔したり戸惑ったりするなど反省部分が見られる。
なお、このブラックゲッター初登場時における展開は石川賢作品からではなく、同じダイナミックプロの永井豪作品である『デビルマン』のジンメン編を思わせるものとなっている。

関連機体

ブラックゲッター
PSゲーム『ゲッターロボ大決戦!』に登場。名称はOVA版と同様だが、デザインは黒を基調にしている以外は全く異なり、研究所の余剰パーツで組み上げた一人乗り専用の機体という設定になっている。
顔と下半身は真ゲッター1、胴体はゲッタードラゴン、ゲッター號の左腕とキャノン、右腕がドリルとなり、OVA版と同じマスクを付けている。
同作アンソロジーでは敷島博士が主人公(男女ともに登場)に使うパーツをダーツを使って決めさせる作品が存在する。
実はこれはOVA版での没になった設定とデザインである。何故、ゲームに採用したのかは不明だが、真・ゲッター1も『世界最後の日』デザインになる裏技があるため、密やかなコラボとも取れる。

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