ソフィア・ネート

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ソフィア・ネート
外国語表記 Sophia Nate
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

声優 土井美加
デザイン 河野さち子
初登場SRW スーパーロボット大戦α外伝
SRWでの分類 NPC
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 30歳
所属 ディバイン・クルセイダーズアースクレイドルテスラ・ライヒ研究所
役職 博士
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ソフィア・ネートは「αシリーズ」の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ディバイン・クルセイダーズDC)に所属していた研究者であり、人類という種の保存計画の一つ「プロジェクト・アーク」の総責任者。元来の性格は穏やかで温和であるのだが、強い目的意識とその容姿から、冷酷でキツい性格と勘違いされやすい面もあるようである(メイガス化した彼女の場合、特にその性格が具現化されている)。また、他の科学者の大半が白衣なのに対して科学者らしくない服装であるのも特徴的なのだが、テスラ研に籍を移してもそのままである為彼女の趣味なのだろう。過去に安西エリと共にサバイバル生活をした経験もある。

プロジェクト・アークの要となる人工冬眠施設「アースクレイドル」を建造し、またそれと並行して、アースクレイドルを管理する自立型コンピュータ「メイガス」や、アースクレイドルを半永久的に維持するために必要な自律金属細胞「マシンセル」の開発にも携わった。その後はアースクレイドル建造の協力者であったイーグレット・フェフ、アースクレイドル防衛の任を担ったゼンガー・ゾンボルトら多くの仲間と共にアースクレイドルの人工冬眠装置で眠りについた。

しかし、プロジェクト・アークはイーグレット・フェフの裏切りの前に本来の目的から脱線、またそれに地底帝国の侵攻が重なったことでアースクレイドルも大きなダメージを受け、多くの仲間も失う結果となる。その後は地球圏の防衛に少しでも尽力すべく、親友である安西エリと共にテスラ・ライヒ研究所超機人の研究を行っている。

その一方、OGシリーズでは眠りにつく以前の段階でイーグレット・フェフに利用される形となり、彼女はメイガス・ゲボのデバイスとして利用されるに止まるという憂き目を見ることに。アースクレイドルもまた、スクールメンバー及びマシンナリー・チルドレンの実験場、更にノイエDCの根拠地として利用されることとなり、本来の用途とはかけ離れたものとなってしまった。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。開始時点ですでにアースクレイドルは稼動してしまっているため、基本的に名前と「メイガス」としてのみの登場となる。難易度『普』『難』では人格をかろうじて取り戻し、アウルゲルミルと共に消滅する。
作中で採用されているのは涙を流した悲しい表情のみだが、没データには他の表情だけでなく、パイロットデータまで存在している。
第2次スーパーロボット大戦α
今作ではゼンガー編にのみ登場。先に目覚めた彼に参式斬艦刀を託し力尽きたかのように思われたが、実は邪魔大王国に拉致・監禁されていた。EDでゼンガーと再会するも、互いに別々の道を歩むことに。
なお第1話の参式斬艦刀射出デモをよく見ると、斬艦刀射出をフェンス越しに見届け、力尽きて倒れるソフィアと思しき人影が確認できる。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
エリらと共に超機人の研究者となっており、カルネアデス計画にも参加。戦場へ赴く銀河中心殴り込み艦隊ビアンと共に見送った。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
アースクレイドルの責任者として登場。ゼンガーと初対面した際に戦う理由を問うていたが、この時の会話が『OG2』への布石となる。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
フェフの反乱により「メイガス」と一体化してしまうが、ゼンガーの懸命の行動により救われた。
なお、マシンセルの注入は未遂で終わったため、メイガス化は免れている。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
リメイクによる変更点はない。
スーパーロボット大戦OG外伝
『第3次α』と同様に、エリらと共に超機人の研究者となった。今回はゼンガーとの絡みが少ない。
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
アニメ化に伴い、ソフィア・ネートとして初めて声が入った。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
役所は『OG2』と同じ。

人間関係[編集 | ソースを編集]

メイガス
アースクレイドルの自律コンピュータ。『α外伝』ではマシンセルも注入されたことで完全に取り込まれてしまう。
ゼンガー・ゾンボルト
アースクレイドルの軍事責任者であり上司と部下の関係だが、彼はそれ以上の感情を抱いている。
『α外伝』ではメイガスと化した彼女も彼にマシンセルを注入することを何故かためらっていたところから、彼女もまた特別な感情を持っていたのかもしれない。
『第3次α』では彼の「心の伴侶」と呼ばれるまでの間柄に進展している。なお、彼は年下である。
イーグレット・フェフ
アースクレイドル建造の協力者だが、彼の裏切りによって自律コンピュータ「メイガス」の一部とされてしまう。
ククル
『第2次α』では彼女によってアースクレイドルは破壊され自身も監禁されてしまうが、会話を重ねる中で互いに友情のような奇妙な感情が芽生え、彼女の死を感じ取った際には涙を流した。
ウォーダン・ユミル
ゼンガーのクローン。メイガス(ソフィア)の剣としてゼンガーと武人の誇りを賭けた対決を演じる。
安西エリ
専門分野は異なるが大学時代の同期で親友。
また、共に部活動でサバイバル活動を行っていた仲でもあり、研究その他全般に対するタフネスはその頃に培われたものである。
ビアン・ゾルダーク
『第3次α』では、彼と共にαナンバーズを見送った。
イルイ・ガンエデン
『第3次α』のトウマ編ではゼンガーと共に彼女を養子に迎え入れる。

名台詞[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

「あの大災厄の後…生き残った人々が自分達の足で再び大地を踏みしめた時に…あなた達の…いえ、私達の本当の役目は終わったのです…」
「私達の使命は…ヒトという種の保存…あなたの目の前にいる者達を見てわかるように…その使命はすでに果たされているのです…」
「…さあ、もう行きましょう…この星の未来を…あなたの暴走を止めてくれた彼らに託して…」
α外伝』ノーマルルート最終話「時の流れの果てに」orハードルート第44話「未来は誰のために」より。
メイガスに既に人類は新たな未来を築いていることを伝える。
「でも…今の私はかろうじて再生できたアウルゲルミルのメモリーの一部に過ぎない……」
「そして……それはもうすぐ消えてしまう……」
「その前に……私は最後の力を使ってやらなければならないことがある……」
『α外伝』ハードルート最終話「ラグナロク」より。
アウルゲルミルに残された僅かな力を使い、惑星ゾラの住人を元の世界へ送り届けた。
「! マガルガにマシンセルを?」
ククル「ああ、すでに処置は済ませた」
「…あれはまだ…」
ククル「最低限の効力を発揮すればいい。…お前は一刻も早く、マシンセルをより完全なものとするのだ」
第2次α』ゼンガールート第31話「武神装攻、降臨」のシナリオデモより。
ククルの搭乗機・マガルガに開発中だったマシンセルを移植したと聞かされた際の、ククルとの会話。
「マシンセルは地球環境を再生するためのもの……あれを失うわけにはいきません」
「ですから、何としても私は生き延びなければならないのです」
同上。
ククルに敵である自分に捕らわれてまで生きようとする理由を問われた際の返答。
そしてソフィアはククルに対して「それはあなたも同じなのではありませんか?」と逆に問いかけ、ククルを動揺させる。
「あなたは邪魔大王国で生まれ育った者ではない…」
ククル「………!」
「何か理由があって…ヒミカのために働かざるを得なかったのでしょう?」
-中略-
「…私は…未来のために長き時を眠りによって超えようとした者…」
ソフィア「そして、あなたは実際に時を越えた者……私達は似た者同士かも知れません」
同上。
ククルが邪魔大王国の者ではないと気付いていたソフィアは、ククルに「何か深い理由があって邪魔大王国のために働かざるを得なかったのではないか?」と問いかけ、自身とククルは似た者同士であるかもしれないとも語った。
これに対して、ククルは最初こそ否定していたが……。
「…行くのですね。彼との決着をつけるために……」
ククル「…私はゼンガー・ゾンボルトを倒し、再びここへ戻って来る」
ククル「その時こそ、人間の未来や希望が潰えることになるのだ」
「あなたは もう悟っているのではないですか? …自分の運命を……」
ククル「! 何を根拠にそのようなことを…」
「…あなたの目を見ればわかります。それに、かつての私もそうでしたから…」
ククル「……!」
『第2次α』ゼンガールート第37話「常世の舞」のシナリオデモより。
ゼンガーとの最後の戦いに赴こうとするククルとの最後の会話その1。
ククルが自身の運命を悟っていることに気付いていたソフィアに、ククルは「私は負けん。お前達と同じように、私にも守らねばならぬものがある」「命を賭してでも、果たさなければならぬ使命がある」と返す。
ククル「フ……。お前にこんな話をするとはな。…どうかしているようだ」
「………」
「…私はあなたとこのような出会いをしたくなかった…」
ククル「!」
「同じ時代に生まれ、出会っていれば…私達は良い友人同士になっていたかも知れません……」
ククル「フフ…似た者同士だから、か……」
「……………」
同上。
ゼンガーとの最後の戦いに赴こうとするククルとの最後の会話その2。
時代と出会い方さえ違っていたら良い友人同士になれたかもしれないとククルに語るソフィア。
そんなソフィアの発言を、ククルは微笑むだけで否定しなかった。
ククル「…ソフィア・ネート。お前にこれを預ける」
「! これは…?」
ククル「…私の国に古くから伝わる鏡…」
ククル「力が封じ込められた神鏡…それを持つ者を加護すると言われている」
「でも…それはあなたにとって大切な物なのではありませんか?」
ククル「だから、お前に預けるのだ。そして、私はそれを取りに必ず戻る……」
ククル「αナンバーズとゼンガー・ゾンボルトを倒してな……!」
同上。
ゼンガーとの最後の戦いに赴こうとするククルとの最後の会話その3。
ソフィアに自身の国に古くから伝わる神鏡を渡したククルは、ゼンガーとの決戦に向かう。
残されたソフィアは、ゼンガーのことを想うのだった。
「! 鏡にヒビが………」
「……ククル……」
「…還ったのですね……」
「あなたの故郷へ…………」
同話のエンドデモより。
何者かの意思の意思を受けて戦場に乱入したクストースの一体・ケレンによって、ククルがマガルガと共にその命を散らした頃……ククルに渡された神鏡に何の前触れもなくヒビが入ったことから、ククルが亡くなったことを察したソフィアは涙を流したのだった……。
「……ゼンガー………」
ゼンガー「ネート博士…ご無事で…!」
エリ「ええ…ソフィアはミケーネ帝国との決戦後…」
ヴィレッタ「本拠地から脱出した所を平和解放機構に救助されたのよ」
ゼンガー「脱出……?」
「…ええ……ククルから譲られた神鏡が…私を導いてくれたのです…」
センガー「ク、ククルの…?」
「はい…もしかしたら、彼女は最初からそのつもりであの鏡を……」
『第2次α』ゼンガールート最終話「神を断つ剣」のエンディングより。
ゼンガーとの再会を果たした時の会話。
ゼンガー「我が剣は悪を断つ剣…。そして、あなたを守る剣でもあります」
ソフィア「その力を全ての人々に…。信じています。ゼンガー・ゾンボルト…」
ゼンガー「あなたの言葉…万の味方を得たようなものです」
第3次α』第53話「出航!銀河殴り込み艦隊!」のシナリオデモより。
銀河中心部へと赴くゼンガーを見送るソフィア。
ゼンガー自身もソフィアや皆のためのために尽くすことを誓う。
レーツェルが「心の伴侶」と語ったのもこのシーンである。
「ですが、時々思います…。人類に銀河系の一部を破壊してまで生き延びる権利があるのかと…それが運命ならばと…受け止めてしまいそうになります…」
ビアン「何もしないということは生きることを放棄することと同じだ。それは生命体の存在意義に反する」
「はい…」
ビアン「人類に逃げ場なし…。だから、選ぶべきは戦いの道…生き残る道だ…」
「ビアン総帥…」
ビアン「そして、人類はその道を選んだ。それが無駄なあがきであろうと、そこには確かに生がある。最後まで人間として生きよう。それが我々の出した答えだ」
「はい…」
ビアン(若者達よ…。その手で未来をつかみとれ…。そう…力尽くでだ…)
同話のエンドデモにおいて。
DCの元総帥、ビアン・ゾルダークとの会話。
二人の方法論は違っていたが、お互い人類の未来を案じていた。