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2014年9月6日 (土) 06:52時点における版
ART-1(Advanced Real Personal Trooper Test Type-1)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 分類:試作型パーソナルトルーパー(レイオス・プラン)
- 形式番号:ART-1
- 全高:19.8m
- 重量:52.8t
- 動力:プラズマ・ジェネレーター
- 空中浮遊装置:T-LINKフライトシステム
- 装甲材質:ゾル・オリハルコニウム
- 基本OS:TC-OS
- 補助MMI:T-LINKシステム
- 開発者:カーク・ハミル,ロバート・H・オオミヤ
- 製造:マオ・インダストリー社
- 主なパイロット:リュウセイ・ダテ,マイ・コバヤシ
- メカニックデザイン:カトキハジメ
正式名称は「ADVANCED REAL PERSONAL TROOPER TEST TYPE-1」で、「アートワン」と呼ばれる。
「レイオス・プラン」の「RXR計画」で開発されたSRXのコアユニットR-1発展後継機。「SRアルタード(バンプレイオス)」のコアユニット開発の過度機にあたる機体であるが、本機では合体機構はオミットされている。
EOT技術を活用した機体の集大成として、量産型アルブレード、ヒュッケバインシリーズ、ATX計画、プロジェクトTDの技術も活用されている。パーソナルトルーパー形態とウィング形態の両形態でも戦闘力が劣る事は無い。これは恐らくSRXで問題となった合体システムの運用面の悪さを改善させる目的も含まれていると予想される。「SRXチーム」のリュウセイ・ダテとマイ・コバヤシ、ヴィレッタの3人がパイロット登録されている。ただし念動力を応用する武器は、念動力者であるリュウセイとマイでのみ使用可能。そして、マイが搭乗した際には、リュウセイ搭乗のR-1との合体攻撃「天上天下念動連撃拳」を使用可能。
外見はR-1とヒュッケバインシリーズの中間的デザインをしている。機体色はR-1の発展試作機ということで、トリコロールカラーではなくヒュッケバインシリーズに近いダークブルーとなっている。
『第3次スーパーロボット大戦α(第3次α)』開発の時点で既に設定が存在していた機体。その第3次αではR-1を失ったリュウセイが単独出撃する機会があるため、リュウセイ機として登場するべきところであったが、設定画はラフ画しか存在しておらず、同時期に開発が進められていた『OGs』への登場が既に決まっていたため、『第3次α』への登場は見送られ、代替機としてアルブレード・カスタムの設定が作られたという経緯がある。ちなみに『第3次α』のリュウセイは一時的に念動力を失っているため、登場した場合は念動武器が使えないことになる。
登場作品と操縦者
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- 本作のOG2.5シナリオが初出。強力な機体だが、資金を稼ぐのが難しい為、その強さを発揮できるほど改造しにくいのが難。
発売前からR-1の後継機として紙面などでアピールされることが多い機体だった。開発中はリュウセイ専用機だったが、プレーヤーからの要望が多かったので乗り換え対応にした、との経緯がある。最も、リュウセイ以外にはマイとヴィレッタのみ対応という何とも中途半端なものであったが…。おまけにヴィレッタは念動力を持たないため、実質的にリュウセイとマイの2択である。
SRXを使わない場合はそのままリュウセイ機として、SRXを使う場合は必殺武器の使用条件も相まってマイ機となるケースが多いだろう。 - スーパーロボット大戦OG外伝
- 追加パートが出来た事により、運用期間が延長。改造がしやすくなり、強さを実感できるようになった。合体攻撃「天上天下念動連撃拳」導入のイベントが追加されたので、名実ともにマイの専用機として考えてよいだろう。この合体攻撃は気軽に出せるに強力なため、資金の余裕があればSRXよりはユニットの運用性はある(特に出撃枠の圧迫は回避できる)。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 戦闘デモではマイがパイロットとなり、T-LINKナックルを使用している。初登場時は、後述の「A.C.E:R」の世界から帰還したリュウセイが乗っており、ヒリュウ改と合流後は一緒に行動する。マイが乗れるのは地上に帰還してからとなる。本作では武器が全て内蔵武器扱いなので、改造費用は高め。
その他の作品
- Another Century's Episode:R
- 「スーパーロボット大戦OG」名義で参戦。
時系列は『OG外伝』終了の少し後、SRX計画とATX計画の競合テストの為にキョウスケのアルトアイゼン・リーゼと共にテスラ研を訪れ、『OG1』以来となる模擬戦を行う。完全にマイの機体として認知されており、リュウセイもおかしな癖を残さないようにと気をつける発言をしている。
リーゼとの模擬戦の結果はART-1の勝利に終わるが、直後に異世界「惑星エリア」のバルドナ・ペネトレイターの影響により、両機はテスラ研上空から惑星エリアへと転移。そこでの争乱に巻き込まれ、最後までリュウセイが搭乗して戦い抜いた。
OGから参戦した三機の中でも総合的な扱い易さに最も優れ、バランスのとれたユニット性能を有している。
装備・機能
武装・必殺武器
パーソナルトルーパー形態
- バルカン
- 頭部に2門内蔵。
- コールドメタルブレード
- 特殊コーティングの短刀。バックパック左右に装着。
- HG・リボルヴァー
- 中距離用の実弾式リボルバー。両腰に二丁装着。
- ブーステッド・ライフルH
- 遠距離用のレールガン。R-1とは異なり3発同時に撃つ。
- T-LINKブレードナックル
- 両腕に装着されたチェーンソー・トンファーから念動力を放出して、相手を両断。バンプレイオスの同名武器とは大分違う。
- T-LINKクラッシュソード
- ARTウィング形態で機体全体から念動力を放出して、エネルギーソードを先端から発射しつつ、ソードを身に纏い突撃する。ゲーム中では、ライフルとリボルバーによる射撃の後、変形して使用する一連のコンボになっている。ちなみにリュウセイネーミングは当然の如く「天上天下念動破砕剣」だが、乗り換えてもT-LINKクラッシュソード表記のままと、ややちぐはぐな所がある。
データの上ではR-1の天上天下念動破砕剣(T-LINKソード)に対応した技だが、技の内容は全く別物。R-1は第2次OGでトドメ演出ながらT-LINKクラッシュソードが使用可能になったのだが、ART-1もT-LINKソードを使えるのだろうか。
ARTウィング
- ホーミングミサイル
- バインダー内からのウェポンコンテナから発射する。
- HG・リボルヴァーキャノン
- HG・リボルバー装着時には射撃兵器として使用。射程5の移動攻撃武器であるため使いやすい。
防御兵装
- シールド
- 左肩に実体盾をマウント。
合体攻撃
- 天上天下念動連撃拳
- R-1のT-LINKナックルと、ART-1のT-LINKブレードナックルでの連撃を打ち込む技。OG外伝で実装された。T-LINKブレードナックルの攻撃力が反映される。ラトゥーニがアレンジしたモーションで、ウィング形態でミサイル連続発射⇒パーソナルトルーパーでT-LINKナックルの後に上空に蹴り上げる⇒ウィング形態でリボルバー連射⇒相手の上空からR-1の左腕とART-1の右腕を交差させて念動拳「T-LINKダブルナックル」でフィニッシュ。当然の如くリュウセイネーミングだが、実は戦闘デモでは一度もこの名前が使われない。一貫して「T-LINKダブルナックル」のままである。また、「T-LINKダブルナックル」はR-1が両手で放つT-LINKナックルの名前でもある。
特殊能力
- 盾装備
- シールド防御を発動。
- 念動フィールド
- 機体全体から念動エネルギーを放出してバリアフィールドを形成。
- 変形
- パーソナルトルーパーとウィング形態へと変形する。
移動タイプ
機体フル改造時のカスタムボーナス
- 「念動武器攻撃力+200」
- 強力なボーナスであるが、最終的にSRXを使用するため、全改造するのは気が引ける。
関連機体
- R-1
- 発展後継機であり、システムはこの機体をベースにしている。いわば兄に当たる機体。
- ヒュッケバインシリーズ
- ベースは小型SRX「ヒュッケバインMk-III」で、
アーマードモジュールの「ボクサー」の「Gソードダイバー」を元にしている。 - アルブレード
- R-1の量産機であり、この機体の技術も活用。
- ATX計画
- ベースはビルトビルガーとビルトファルケン。
- プロジェクトTD
- ソニック・ブレイカーの技術転用。
- バンプレイオス
- SRXの完成機であり、そのR-1部分の試作段階として開発。
商品情報
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