「アシュセイヴァー」の版間の差分

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2013年4月24日 (水) 22:35時点における版

ASK-AD02 アシュセイヴァー(Ash Saviour)

シャドウミラーが開発した、最新型のアサルト・ドラグーン。名称のアシュセイヴァーは、英語で『灰の救世主』を意味している。『スーパーロボット大戦A』で初登場。特徴的な武器として誘導兵器「ソードブレイカー」を装備している。AとOGシリーズで設定が異なるため、分けて記載する。

スーパーロボット大戦A

ゲーム開始時に選択できる5機の主人公機のひとつで、リアル系であればアクセル・アルマーラミア・ラヴレスの男女どちらでも選択可能。5機中では運動性と移動力が最も高く、かわりにHP・装甲・最大攻撃力が最も低い。防御兵装として、ジャマーとビームコートが装備されている。近距離武装が貧弱なので、主に中・長距離戦向け。

運動性はゲーム中でもトップクラスであり、それ故に非常に優秀な機体性能を誇る。また、最強武器のソードブレイカーはレベル制限がかかっているものの、射程の長いピンポイント兵器(移動後攻撃可)なので、運動性・移動力と相まって非常に強力な武装である。これらのことから、主人公機として選択しなかった場合でも、この機体に乗って登場するのはライバルかレモンに限られ、一般兵が乗ることはない。

ちなみに、装甲の薄さゆえに、ボス戦では被弾すると一撃で撃沈することもあるが、もし耐え切った場合はAの主人公能力(底力+GBA版のみニュータイプor強化人間)のおかげで命中・回避ともに跳ね上がる。他の主人公機でも同様だが、アシュセイヴァーの場合は元々の運動性が高い為、特に強化される感がある。

スーパーロボット大戦OG2OGSOG外伝

指揮官用の強襲用人型機動兵器。搭乗者の脳波パターンを解析・記録し、機体側からフィードバックをかけることによって半強制的に同調させる「究極のマン・マシン・インターフェイス」システムを搭載している(ソウルゲインの「ダイレクト・フィードバック・システム」に近いものだと思われる)。また、Aと同様にジャマーとビームコートが装備されている。ソウルゲイン受領前にアクセル・アルマーの乗機、アースクレイドルで試作機3機が製作されてASK-AD02-01から順にレモン機、アーチボルド機、予備機となっている。また、量産機として量産型アシュセイヴァーが数十機製作されている。なお、設定変更されたOGSではアクセル機、レモン機、予備機の3機、ジ・インスペクターでは指揮官機仕様という設定で、ヴィンデル機も存在した。

OG2・OGSでは、特定の条件を満たす事で、ラミアが予備機に乗り換える事が可能。アシュセイヴァーは汎用機扱いのため、入手後はほぼ全てのパイロットがアシュセイヴァーに搭乗可能となる。ソードブレイカーはピンポイント兵器ではなくなっているが、代わりに射程が若干延びている。Aと同様に近距離武装が貧弱なので、中・長距離戦が得意な射撃系パイロット向け。特に、ヒット&アウェイ持ちのパイロットだとかなり強力な運用が期待できる。また、通常はアシュセイヴァーを入手する事でのみ入手出来る換装武器「ガンレイピア」はOGSでは貴重なALLW武器(しかも移動後に使用可能)なので、「アシュセイヴァーもヴァイサーガ(どちらか一方しか手に入らない)も特に欲しい訳ではないが、ガンレイピアが欲しいのでアシュセイヴァーを取る」という人も多いと思われる。単機での性能ではヴァイサーガが勝り、汎用機であるという点とガンレイピアの存在では本機に軍配が上がる。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
リアル系主人公機の1つ。序盤はあまりにも高い基本運動性のため、追随できる敵がいない。物語全体を通してハルバードランチャーの汎用性が高く高威力で、レベル20以上でソードブレイカーが解禁されると、強烈な移動後攻撃まで完璧にフォローしてしまう。Aの主人公機共通の特性だが、強化パーツスロットが3つあるので、V-UPユニットやW-UPユニットの恩恵を受けやすいのも強み。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
リアル系主人公機の一つ。OGシリーズにて弱体化していた為、某ネットラジオではメインパーソナリティに「ソードブレイカーがP兵器に戻りますように」と心配されていたりした。が、出てみればソードブレイカー、ファイアダガーにP兵器属性が戻り、逆にP兵器では無くなったもののガンレイピアのバリア貫通属性はOGから逆輸入されていて、フル改造ボーナスも飛行可能&空適正向上、と歴代最強の様相を呈している。但しソードブレイカーは最低射程がGBA版の2から3に変更されているため、援護攻撃には使いにくくなってしまった。なお、レモンの乗機がヴァイスセイヴァーに固定されたので、彼女が乗ることは無くなった(つまり、主人公とライバル以外は乗らない)。もし彼女が乗っていた場合、本作の仕様上恐ろしいHPと、高い命中率と武器の高性能ぶりに苦しめられていたかもしれない。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
条件を満たす事で、自爆したラミアが復帰する際に搭乗する。ステージ終了後は汎用機扱いとなり、ラミアが元々乗っていたアンジュルグも強化されて戻ってくる為に、パイロットを誰にするか迷うところである。射撃と回避に優れ、合体攻撃が使えないキャラクターを乗せると良い。OGシリーズでも、強化パーツスロット数は相変わらず3。敵では、アーチボルド・グリムズレモン・ブロウニングが搭乗する。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
敵としてアクセルがイベントで出撃する以外出番が激減。ガンレイピアが移動後攻撃可能なALLWに変更となり、換装武器。ラミア以外のパイロットにも乗り換え可能だが、分岐ステージではクロガネ隊には使用できないので要注意。
スーパーロボット大戦OG外伝
特に何の説明もなく、クロガネの格納庫に置いてある。味方機として運用できるが、デフォルト機として設定されてないため、使いたい時に使えなくなった。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
ソウルゲインの復帰が終盤のため、アクセルが「こちら側」で長期に渡り搭乗。ソウルゲインに代わってアルトアイゼンの手足を切断、大破させるという戦果をあげる。

装備・機能

武装・必殺武器

武器名には西洋の剣の名称が使用されている。ただし、レーザーブレード以外は全て射撃武器。OGシリーズでは換装武器の装備も可能。

レーザーブレード
非実体の光剣。武器として使うより、切り払い時に拝む回数の方が多いと思われる。Aでは剣が高出力のように見えるが、無改造状態での威力は他の機体のビームサーベルより低い(メタスのサーベルよりも弱い)。OGシリーズでは換装武器扱いで初期攻撃力は高めだが、改造効率は悪い。ジ・インスペクターではアクセルがこれを多用している。
ファイアダガー
機体胸部に内蔵された、無数の誘導ミサイルを発射する実弾兵器。AではP属性があるので移動後使用可能だが、OGシリーズでは不可能。
ガンレイピア
複数の銃口を持つ携行銃から光線を放つビーム兵器。Aでは移動後使用不可能。OGシリーズでは換装武器で、P属性を持つ。OGsやOG外伝ではダブルアタック全体攻撃が可能。A PORTABLEではバリア貫通属性が追加されている。本機を含めてAP主人公機は前期OGシリーズよりバリア貫通武装を逆輸入しているが、そのなかでは最長の射程を誇る。長射程でディストーションフィールド持ちの木蓮メカを相手取るには一番便利。但し弾数制限が10発と一番連射できないバリア貫通武器でもあるので、大型マガジンの併用を推奨したい。
ハルバートランチャー
序盤の最強武器。長槍型の銃身を展開し、複数のレーザーを一斉発射する。ビーム兵器ではない。Aではハルバー「ド」で、OGシリーズではハルバー「ト」表記。APでは表記はハルバードだが、声はOGSの使い回しなのでハルバートのまま。EN消費型なので、ソードブレイカーと使い分け可能。OGsやOG外伝では全体攻撃
ソードブレイカー
実体の刃が備えられたビットで、肩に6基装備された誘導兵器。全方位からレーザーで射撃した後、更にビット本体を全方位から飛ばして直接斬りつける。Aでは射程が2(APでは3)~6と長いP武器で攻撃力も高く、切り払いされることもない、鬼のような強さを誇る最終武器。OGシリーズでは移動後攻撃不可で攻撃力が相対的に低下した代わり、射程が2~8と広がっている。Aではパイロットレベルが20以上になるまで使用不可能。弾数制。唯一の弱点はバリア貫通を所持してないこと。そのため、OGシリーズでは長期的な運用は不可能となっている。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。OGシリーズでは、切り払いが未実装なので登場しない。
ジャマー
ミサイルジャマー。ミサイルによる攻撃をことごとく無効化する。一見すると地味だが、恩恵を受ける機会は結構多い。
ビームコート
ゲーム後半は発動しても簡単に破られる事が多い。これのお世話になる前に、被弾しないのが理想。

移動タイプ

宇宙
通常は飛行不可能。

フル改造時のカスタムボーナス

射撃武器の攻撃力+200
GBA版OG2以後、OGシリーズで選択可能な固有ボーナス。
移動タイプ『』追加、空適応A
APでのフル改造ボーナス。悲願の飛行能力を、自力で獲得できるようになった。

サイズ

M

機体BGM

「DARK KNIGHT」
アクセル・アルマー専用曲。
「ASH TO ASH」
ラミア・ラヴレス専用曲。
「CHAOS」
シャドウミラー幹部曲。実質レモン・ブロウニング搭乗時の曲。

関連機体

量産型アシュセイヴァー
OGシリーズで登場する本機の量産機。ソードブレイカーが使用不可能になり、形状が一部簡素化された。主に量産型Wが搭乗する。
ラピエサージュ
OGシリーズで登場するATX計画のデータを参考に改造されたカスタム機。外見・武装含めてアシュセイヴァーの面影はほとんどなくなっている。ヴァイスリッターのオクスタン・ランチャーをモデルとした、オーバー・オクスタン・ランチャーを装備している。
ヴァイスセイヴァー
OGs以後の作品で登場した、レモン・ブロウニング専用のカスタム機。ラピエサージュのO・O・ランチャーと同形状・同機能のオーバー・オクスタン・ライフルを装備している。

関連性が指摘される機体

アシュクリーフ
この機体のリデザイン。アシュセイヴァーからソードブレイカーを取ったような形をしている。