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:不使用時は腰部にマウントされている。比較的攻撃力が高く射程もそれなりにあるため、主に反撃で手数を出すときに重宝する武器。しかしむしろ下記のMEPE攻撃で使う武器として見る機会も多いと思われる。<br />なお、映画を見る限りではランチャーはF91の専用装備ではなく、単に'''戦場で拾ったもの'''である。そもそも強力で出力調整もできるヴェスバーがあるのに、わざわざ専用のランチャーも用意されていたとは考えにくいので、同時期のMSの標準装備だと思われる。 | :不使用時は腰部にマウントされている。比較的攻撃力が高く射程もそれなりにあるため、主に反撃で手数を出すときに重宝する武器。しかしむしろ下記のMEPE攻撃で使う武器として見る機会も多いと思われる。<br />なお、映画を見る限りではランチャーはF91の専用装備ではなく、単に'''戦場で拾ったもの'''である。そもそも強力で出力調整もできるヴェスバーがあるのに、わざわざ専用のランチャーも用意されていたとは考えにくいので、同時期のMSの標準装備だと思われる。 | ||
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− | :「'''V'''ariable '''S'''peed '''B'''eam '''R'''ifle(可変速ビームライフル)」の頭文字を取ったもので、その名の通り、低速で高威力のビームから高速で高貫通力のビームまでを撃ち分けられる。不使用時はAMBACとしても機能する。また、マニュピレーターでトリガーを引かずとも射撃可能で、劇中ではシーブックは背後の敵に対して射撃している。最大出力時には[[戦艦]]の主砲すら凌駕する威力があり、高速発射時にはビームに対して圧倒的な防御力を誇るビームシールドを貫通してしまうほどである。[[宇宙世紀]]0130年代においても最強クラスの[[ビーム兵器]]であった。本体に固定されているために射角が限定されてしまうという欠点もあるが、大容量コンデンサーを内蔵しているおかげで分離して使う事も可能。ちなみにアナハイムが開発したシルエットガンダムもヴェスバーを装備しているが、大容量コンデンサーの解析が不完全であったために分離しての使用が不可能となっている。<br />旧シリーズではカタカナ表記で登場する。気力が上がった後のメインウェポンであり、旧シリーズにおける最強武器である。<br />ファンネルやハイメガキャノン同様武器名を叫ぶキャラクターもいるが、シーブック及びキンケドゥは演じる辻谷耕史氏が「ヴェスバー」の「バー」の部分で気が抜けてしまい、上手く叫べないために没になったという逸話を持つ。なお、[[ | + | :「'''V'''ariable '''S'''peed '''B'''eam '''R'''ifle(可変速ビームライフル)」の頭文字を取ったもので、その名の通り、低速で高威力のビームから高速で高貫通力のビームまでを撃ち分けられる。不使用時はAMBACとしても機能する。また、マニュピレーターでトリガーを引かずとも射撃可能で、劇中ではシーブックは背後の敵に対して射撃している。最大出力時には[[戦艦]]の主砲すら凌駕する威力があり、高速発射時にはビームに対して圧倒的な防御力を誇るビームシールドを貫通してしまうほどである。[[宇宙世紀]]0130年代においても最強クラスの[[ビーム兵器]]であった。本体に固定されているために射角が限定されてしまうという欠点もあるが、大容量コンデンサーを内蔵しているおかげで分離して使う事も可能。ちなみにアナハイムが開発したシルエットガンダムもヴェスバーを装備しているが、大容量コンデンサーの解析が不完全であったために分離しての使用が不可能となっている。<br />旧シリーズではカタカナ表記で登場する。気力が上がった後のメインウェポンであり、旧シリーズにおける最強武器である。<br />ファンネルやハイメガキャノン同様武器名を叫ぶキャラクターもいるが、シーブック及びキンケドゥは演じる辻谷耕史氏が「ヴェスバー」の「バー」の部分で気が抜けてしまい、上手く叫べないために没になったという逸話を持つ。なお、[[第2次α]]でプルにこの武器を使わせると、「言いにくい」と愚痴をこぼす。古い攻略本では稀に「ヴェス'''パ'''ー」という表記をされていたが、表記ミスである。 |
;MEPE攻撃 / 分身ビームバズーカ | ;MEPE攻撃 / 分身ビームバズーカ | ||
:機体の[[バイオ・コンピュータ]]がパイロットの技量を査定し、限界性能を引き出す機能を応用した、本機の「必殺技」と呼ぶべき攻撃。<br />MEPEにより機体表面の剥離した装甲がある程度の質量を持つことで「質量を持った残像」になり、敵機のセンサーを撹乱し、あたかも分身して攻撃を仕掛けたかのように見せ、ビームランチャーを連射する。初出ではCOMPACT2で当時は「分身ビームバズーカ」という名称だった。 | :機体の[[バイオ・コンピュータ]]がパイロットの技量を査定し、限界性能を引き出す機能を応用した、本機の「必殺技」と呼ぶべき攻撃。<br />MEPEにより機体表面の剥離した装甲がある程度の質量を持つことで「質量を持った残像」になり、敵機のセンサーを撹乱し、あたかも分身して攻撃を仕掛けたかのように見せ、ビームランチャーを連射する。初出ではCOMPACT2で当時は「分身ビームバズーカ」という名称だった。 |
2013年4月16日 (火) 16:51時点における版
F91 ガンダムF91(Gundam F91)
- 登場作品:機動戦士ガンダムF91
- 分類:汎用試作型モビルスーツ
- 形式番号:F91
- 全高:15.2 m
- 本体重量:7.8 t
- 全備重量:19.9 t
- 動力:熱核融合炉
- ジェネレーター出力:4250 kW
- スラスター推力:15530 kg × 4、4380 kg × 6
- スラスター総推力:88400 kg
- アポジモーター数:51(8)
- 装甲材質:ガンダリウム合金セラミック複合材
- 開発:サナリィ
- 所属:地球連邦軍
- 主なパイロット:ベルフ・スクレット、シーブック・アノー
機体概要
サナリィが「フォーミュラー計画」によって開発した、地球連邦軍の試作型モビルスーツ。F90 Vタイプを基にしており、「現時点でのモビルスーツの限界性能の達成」を目標に、あらゆる技術を盛り込んでいる。そのため、非常に高性能な機体として完成したが、過去にニュータイプと呼ばれた者でしか真価を発揮できない機体と言われた。
装甲には「サイコフレーム」で培われた「マルチプル・コントラクション・アーマー(MCA)」と呼ばれる新技術が導入されている。これはモビルスーツの構造材自体に電子機器を埋め込む事で装甲と電子機器の機能を併せ持たせる多機能装甲である。この技術元は『機動戦士ガンダムUC』(未参戦)のアナハイム・エレクトロニクス社製モビルスーツ「ユニコーンガンダム」。さらに小型で高出力のジェネレーターを搭載したことで従来機を大きく上回る機動力を獲得したほか、ビームシールドやV.S.B.R.(ヴェスバー)の装備も可能となった。頭部にはバイオ・コンピュータが搭載されており、リニアシートのバイオセンサーがパイロットの技量に応じて機体にリミッターをかけて扱いやすくする。また、コンピューターの判断でリミッターが解除されると最大稼働モードが発動し、フェイスカバーや各部に装備された放熱フィンが展開する事で強制冷却が行われる。これはバイオ・コンピュータが熱に弱いという弱点があるためである。また、このとき、装甲の表面に「M.E.P.E.(MEtal Peel-off Effect=金属剥離効果)」が発生し、これによっても機体の冷却が行われるが、この剥離した装甲を敵機のセンサーが誤認してしまい、あたかも本機が「質量のある残像」のように見えるという現象が起こっている。本来なら欠陥だが、実戦では多大な効果を上げている。
本機は第2次オールズモビル戦役にてベルフ・スクレット少尉が乗り込んだ。この時は未完成だったため、普通の学習型コンピューターを搭載している。その後、フロンティアIに搬入され、バイオ・コンピュータに換装された。
コスモ・バビロニア建国戦争ではスペースアークに搭載されており、シーブック・アノーが搭乗。クロスボーン・バンガードのモビルスーツ部隊を退け、カロッゾ・ロナのラフレシアを撃墜したが、本機も中破している。ただし、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』で歴史の教科書にシーブックとF91が載っていたことや、「ザビーネと何度も戦った」と言う場面で回想されるのがF91だったことを考えると、その後修復され、コスモ・バビロニア戦争終結まで活躍したものと思われる。
その後、連邦軍に正式採用され、量産型ガンダムF91が開発されている。それに伴ってデチューンが行われているが、配備数が少ないことから使いこなせるパイロットはごく少数であったようである。
スパロボシリーズにおいて
ニュータイプ適性を必要とせず、質量のある残像が分身扱いなのも相まってオールドタイプ垂涎の機体の筆頭だが、大抵はシーブックがそのまま乗ることになる。
COMPACT2より「分身ビームバズーカ」(後の「MEPE攻撃」)が実装され「必殺技」を持つMSの先駆けとなった。
なお、第2次αでは序盤のシナリオで何の前触れもなくF91が1機参入するので要注意。また、第2次αではMEPE攻撃がNT専用になっているので(実際のところ、かつてニュータイプと呼ばれた凄腕のパイロットでないと最大性能を発揮できないという設定があるので、ある意味間違ってはいないが)、実質NT専用機となってしまった。アムロなど、強力なニュータイプを乗せて小隊長機にすると良い。
登場作品と操縦者
正式名称がF91のため、「ガンダム」と付かずに、ただ「F91」と表記している作品も多い。
「ガンダムF91」の名前は、スペースアーク艦長代理レアリー・エドベリが名づけた通称である。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- シナリオ「ダカールの制圧」より参戦。後半ヴェスバーが追加されるが、以降のシリーズと違って射程1。しかし、移動力が高く間接攻撃を無効化するボスキラーとして活躍する。また、敵の攻撃を盾で防御するという特殊能力もある。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- ルートによって加入時期が違い、序盤に加入した場合はしばらくヴェスバーが故障中。シーブックが必中を覚えないのでジュンコなどに持っていかれやすい。ヴェスバーの射程が7になったため、グランゾン相手だと無力。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 中盤から使用可能。ヴェスバーはハイメガランチャーとほぼ同等の攻撃力だが、射程が短く燃費も悪く、移動力もΖガンダムより低い。Ζガンダムにも同じことがいえるが、このユニットのメインウェポンよりファンネルの方が命中率・射程・弾数のいずれも優秀なので、終盤はスタメン落ちするだろう。PS版では非ビーム兵器になった。
- スーパーロボット大戦EX
- ヴェスバーが高威力・長射程・非ビーム兵器と非常に強力な上、燃費も非常に良いためゲーム終盤まで主戦力として活躍が可能。作中のMSの中でも群を抜いて強い。
- 第4次スーパーロボット大戦
- ヴェスバーがビーム兵器に戻り、さらに気力110と制限もついた。消費ENは90と燃費も悪い。その上陸適応もBなため、与えるダメージは陸適応AのΖガンダムとさほど変わらなかったりする。シーブックが気合を習得しないため、気合を持つパイロットに機体を奪われることも。条件次第で入手できるビギナ・ギナの方が使い勝手が良い。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- ヴェスバーの必要気力が100に変更された上、威力もアップ、消費ENは50になった。更にシーブックに気合が付いたので安心して彼を乗せられるようになった。陸の地形適応がB→Aに上がった。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 完結編開始早々にビギナ・ギナと共に加入。登場話こそ、HPが減った状態で敵に囲まれているため苦戦を強いられるが、性能的には本作最強MSの一角であることは間違いなく、以後終盤まで末長くエース機としてお世話になる。
必要気力自体がなくなったヴェスバーはファンネルと違い切り払いされず、ヘビーメタル相手にはシールド防御を無効化する(ビームコートが優先されるため)ことができるのが強みだが、燃費はかなり悪く、すぐガス欠になる。分身能力を活かすためにもなるべく補給に頼らない運用をしたいので、ENを改造した上で更にプロペラントタンクを積むなどして対処したい。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 後半から登場。ヴェスバーの攻撃力は高めだが、消費ENも大きい。BGMが映画のイメージソングである「君を見つめて」になった。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
- グラフィックがCOMPACT2のものに変更。武装にも分身ビームバズーカが追加されたが、ヴェスバーよりも威力が低い。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- 終盤に加入。必殺技として分身ビームバズーカ(後のMEPE攻撃)が追加(正しくは「分身ビームランチャー」だと思われるが……)。これを皮切りに、主人公MSにも必殺技が追加されるようになった。
主力兵器であるヴェスバーは、攻撃力こそ落ちたものの燃費は改善しており、十分主力として戦える。難点は加入が非常に遅い点。
COMPACTに引き続き、BGMは「君をみつめて」を採用。 - スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 序盤と終盤に使用可能。シーブックの精神コマンド次第では他人に奪われる。なぜか第2部の頃より、運動性が下げられてしまった。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- グラフィックはαの流用だが、ビームライフルとヴェスバーのグラフィックが強化され、MEPE攻撃も追加された。武器改造効率は悪い方だが、パーツスロットが3つあるのでV-UPユニットとの相性も良く十分補える。機体性能を活かした反撃戦法向き。BGMはCOMPACTで高評価だった「君をみつめて」を採用。イントロからしっかり聴ける。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 中盤で参加。最後まで活躍出来る性能だが、ヴェスバーはファンネルのようにニュータイプ補正で射程が延びないため、どうも地味な印象が拭えない(切り払われないという長所もあるが)。シーブックも優秀なだけに残念。弾数制のビームランチャーが追加された。ヴェスバーの気力が溜まるまではこちらで戦おう。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 全般的に武器の攻撃力がアップ。攻撃力以外の性能もビームライフルが移動後使用可能になり、ヴェスバーの必要気力も低下したためより実用的になった。追加されたガンダムF90Vとの合体攻撃、ダブルヴェスバーは強力だがENも相応に消費する。またヴェスバーを撃ったときに銃身の後部から放熱される演出が採用された。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 前々作の戦後、シーブックはF91を個人で所有していたらしく、アイビス編第1話ではX1受け取り前のキンケドゥが乗っている状態で登場する。他ルートでは特に乗り手なし。全体的に高性能で、飛行可能・分身・全体攻撃持ちなど、かなり便利な機体なので重宝するはず。
本作からMEPE攻撃がNT専用になった。それ+分身との相性を考えると、パイロットは射撃が低めだが不屈&気合を覚えるNTのトビアかνガンダム(あるいはHi-νガンダム)までが長いアムロ、小隊長能力とEセーブを噛み合わせて燃費を良くできるウモンがお勧め。また『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の設定に則って量産型ガンダムF91も登場する。
単独作品
- スーパーロボット大戦
- 発売時は最新のガンダムだったため、ガンダムチームでは群を抜いて高い性能を持つ。
- スーパーロボット大戦64
- リンクバトラーと連動することで参戦するため、序盤から使用することが可能。性能はF完結編とほぼ同等で非常に高く、特に運動性はνガンダムよりも高い水準となるなど磨きがかかっている。
武装面ではビームランチャーが追加されたが、本作ではヴェスバー同様EN消費武器のため、あまり使い勝手は良くない。やはりヴェスバーが筆頭兵器で本作でも非常に強力だが、燃費の悪さは相変わらずでEN改造は必須。ただし、改造段階が7段階になったためにフル改造しても最大5発しか打てず、改造だけではリカバリーしきれない。別途EN回復手段は必ず用意すること。
その他
装備・機能
武装・必殺武器
射撃兵装
- バルカン砲
- 頭部に2門内蔵されている近接防御用の武装。
- メガマシンキャノン
- 胸部に2門内蔵されている。強力な武器ではないが、旧シリーズではP属性、有射程武器として意外と重宝した。
- ビームライフル
- 本機の携行兵装。IMPACTや第2次αでは移動後に使える。装弾数などの点で、気力が上がるまではメインウェポンになる武器。
- ビームランチャー
- 不使用時は腰部にマウントされている。比較的攻撃力が高く射程もそれなりにあるため、主に反撃で手数を出すときに重宝する武器。しかしむしろ下記のMEPE攻撃で使う武器として見る機会も多いと思われる。
なお、映画を見る限りではランチャーはF91の専用装備ではなく、単に戦場で拾ったものである。そもそも強力で出力調整もできるヴェスバーがあるのに、わざわざ専用のランチャーも用意されていたとは考えにくいので、同時期のMSの標準装備だと思われる。 - V.S.B.R.(ヴェスバー)
- 「Variable Speed Beam Rifle(可変速ビームライフル)」の頭文字を取ったもので、その名の通り、低速で高威力のビームから高速で高貫通力のビームまでを撃ち分けられる。不使用時はAMBACとしても機能する。また、マニュピレーターでトリガーを引かずとも射撃可能で、劇中ではシーブックは背後の敵に対して射撃している。最大出力時には戦艦の主砲すら凌駕する威力があり、高速発射時にはビームに対して圧倒的な防御力を誇るビームシールドを貫通してしまうほどである。宇宙世紀0130年代においても最強クラスのビーム兵器であった。本体に固定されているために射角が限定されてしまうという欠点もあるが、大容量コンデンサーを内蔵しているおかげで分離して使う事も可能。ちなみにアナハイムが開発したシルエットガンダムもヴェスバーを装備しているが、大容量コンデンサーの解析が不完全であったために分離しての使用が不可能となっている。
旧シリーズではカタカナ表記で登場する。気力が上がった後のメインウェポンであり、旧シリーズにおける最強武器である。
ファンネルやハイメガキャノン同様武器名を叫ぶキャラクターもいるが、シーブック及びキンケドゥは演じる辻谷耕史氏が「ヴェスバー」の「バー」の部分で気が抜けてしまい、上手く叫べないために没になったという逸話を持つ。なお、第2次αでプルにこの武器を使わせると、「言いにくい」と愚痴をこぼす。古い攻略本では稀に「ヴェスパー」という表記をされていたが、表記ミスである。 - MEPE攻撃 / 分身ビームバズーカ
- 機体のバイオ・コンピュータがパイロットの技量を査定し、限界性能を引き出す機能を応用した、本機の「必殺技」と呼ぶべき攻撃。
MEPEにより機体表面の剥離した装甲がある程度の質量を持つことで「質量を持った残像」になり、敵機のセンサーを撹乱し、あたかも分身して攻撃を仕掛けたかのように見せ、ビームランチャーを連射する。初出ではCOMPACT2で当時は「分身ビームバズーカ」という名称だった。
格闘兵装
- ビームサーベル
- 左腰に2本格納。移動後に使える有射程武器のメガマシンキャノンがあるため、こちらの出番は少ない。
防御兵装
- ビームシールド
- 小型化により、シールドにまでエネルギーを回せるようになったことで実現した。実体シールドと比較してビーム兵器に対しての防御力はかなり高い。『クロスボーン・ガンダム』の時代では、ビームシールドの登場によりビーム兵器による射撃戦が有効でなくなってしまったという記述があるほど。欠点はビームを発生させるため、敵機から視認されやすくなってしまう点。本機はビームシールド発生器を外し、投げつけるなどして攻撃手段としても扱っていた。また、右腰に予備が1基格納されている。スパロボではシールド防御の際に使用するが、ダメージの軽減量は通常のシールドと同じなので、MSの性能上あまりお世話になることはない。
合体攻撃
- ダブルヴェスバー
- ガンダムF90Vとの合体攻撃。DC版αにて実装。本機にシーブック、ガンダムF90Vにセシリーが搭乗した場合に使用可能。
特殊能力
- 剣装備、盾装備
- 切り払い、シールド防御を発動させる。
- 分身
- MEPE(詳しくは前述)によって、「質量を持った残像」を発生させることで敵を撹乱し、攻撃を無効化する。最大稼動モードであることが条件だが、「パイロットが機体の最大稼動に対応可能である」とバイオ・コンピュータが判断する必要がある。気力130以上という条件はそれを再現したものと思われる。
移動タイプ
サイズ
- M
- 小型化したMSではあるが、スパロボでは分類の関係上18 m級のMSとのサイズ差はない。
機体フル改造時のカスタムボーナス
- 第2次G
- 超合金Z
機体BGM
- 「F91ガンダム出撃」
- F完結編で採用。
- 「出撃・F91」
- 第2次αで採用。
- 「君を見つめて -The time I'm Seeing You-」
- IMPACTで採用。歌はΖの主題歌「水の星へ愛をこめて」の森口博子氏。本編ではなくPVやCMで使われた曲だが、非常に人気が高い。
対決
名場面
- F91、フロンティアIへ
- 『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』(未参戦)のEDより。オールズモビルとの戦いが終わり、フロンティアIへと向かう戦艦エイブラム。ベルフは乗ったF90とF91を「今までありがとよ」と見送るのだった。その後、F91はバイオ・コンピュータに換装されてようやく完成。そして物語は『機動戦士ガンダムF91』へと繋がっていくのである。
- セシリーの花
- 宇宙に放り出されたセシリーを、シーブックは自身の力とF91のバイオ・コンピュータの力を使って見つけ出す。
関連機体
サナリィ製
- 量産型ガンダムF91
- F91の量産モデル。
- 量産型ガンダムF91 (ハリソン専用)
- ハリソン専用機。量産に際してオミットされたいくつかの機能が復活している。
- ガンダムF90 V-TYPE
- 新型火器試験タイプ。F91の基となったタイプ。
- クロスボーン・ガンダム
- F97。
- Gキャノン
- F71。
- クラスターガンダム
- スパロボ未登場。本機より後にロールアウトしたF90III。腰に二丁拳銃を装備した姿は「F91の亡霊」としてCV軍に恐れられた。
宇宙世紀関連
- ユニコーンガンダム
- スパロボ未登場。『機動戦士ガンダムUC』に登場する機体で、機体フレームそのものに電子機器を粒子サイズでサイコフレームが採用されている。作品発表順ははF91が先で、UCは後(近年では初期の設定よりも高性能となり、サイコフレームそのものが搭載されているとされている) 。UCはフレームのみだが、F91はフレームと装甲そのものにも採用している。詳しくはガンダムWiki「ユニコーンガンダム」を参照のこと。
- シルエットガンダム
- スパロボ未登場。アナハイムによるF91のデータを盗作して作られた機体。
オリジナル設定
- ガンダムF91HD
- ゲーム『バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法』に登場したバンプレストオリジナル機。機動族の若き指揮官。メガ・ヴェスバーを装備。
商品情報
余談
一部の書籍(フィルムコミック)にて、試験型ミノフスキードライブを装備していたとするものもあるが、後に登場した「F99 レコードブレイカー」の設定との辻褄が合わないため詳細は不明である。