「マリオン・ラドム」の版間の差分
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2019年6月18日 (火) 02:31時点における版
マリオン・ラドム | |
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外国語表記 | Marion Radom |
登場作品 | |
声優 | 仲村かおり |
初登場SRW | スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION |
SRWでの分類 | NPC |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
年齢 | 30歳 |
所属 | マオ・インダストリー社→北米ラングレー基地兼テスラ・ライヒ研究所(出向) |
役職 | 博士 |
マリオン・ラドムは「OGシリーズ」の登場人物。
概要
かつてはマオ・インダストリー社の一員であり、現在は北米のラングレー基地で「ATX計画」を推進している科学者。マオ社ではゲシュペンストシリーズの駆動系を限りなく人体に近い形で動作させる技術を完成させた。その後は彼女が好む突撃・近接専用に特化した機動兵器のプランがマオ社(軍関係者)の間で「時代遅れ」とされ、マオ社を退社、その後は地球連邦軍で「ATX計画」を立ち上げた。そこではゲシュペンストの改造機であるアルトアイゼンとヴァイスリッターを開発している。計画に必要な人材としてキョウスケ・ナンブ少尉が選ばれ、彼もまた突撃・近接に特化した機動兵器を好んでおり、彼と共にATX計画は順調に進んだ。
性格はきつく、自分の思案が通らないとあからさまに不満を露わにするが、思案が通った時には褒めるなど、良く言えば飴と鞭を使い分ける……悪く言えば我が強い人物。設計の傾向としてはEOT技術に否定的であり、安定して運用できる現実的な兵器を志向している一方、バランスよりも機体のコンセプトを重視し、プラス面を徹底的に伸ばすのが常である。また、近接戦に特化した機体に執着していると見られる事があるが、必ずしもそうでないことはヴァイスリッターの設計を見れば分かる。むしろ、近接戦闘特化機と射撃戦闘特化機という「長所を伸ばした2種でコンビを組ませることで、より効果的な運用をする」のが彼女の基本的な設計コンセプトである。
以上の特徴から、汎用性や操縦性が重要視される量産機を生み出すプロジェクトよりもエースパイロットの操縦の癖や機体運用に合わせた高性能機を開発、改造するプロジェクトのほうが向いていることがわかる。
マオ・インダストリー社の開発主任であるカーク・ハミルとは夫婦であったが、現在は離婚。しかし、カークやマオ社とは縁が切れたわけでなく、カークと共にATX計画を発展させて、現実的な機動兵器としてビルトビルガーとビルトファルケンの開発に関与する。その過程でキョウスケと同じく、突撃・近接戦闘を好むアラド・バランガの資質を見込んでいた。
今はテスラ・ライヒ研究所と掛け持ちであり、各種機動兵器のチェックを行っているのだが、そのチェックの際には格闘武器を徹底的に改造する傾向があり、カチーナ・タラスクからは「マ改造」と呼ばれている。
名前の由来「ラドム」はポーランドの銃器メーカーから取られている。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION
- 初登場作品で、キョウスケ編の最序盤から登場。なお、OG1におけるリュウセイ編はカーク・ハミルが開発したSRX計画が中心であり、一方キョウスケ編はATX計画が中心と、主人公別でその開発技術の過程が紹介された。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 本編ではキョウスケが主人公であり、彼に関わる二大強敵シャドウミラーとアインストに彼女が開発したアルトアイゼンらが深く関わってくる。そしてアルトアイゼンがソウルゲインに大破させられると、以前キョウスケが提出したプランを元にアルトアイゼンをさらに突撃・近接に特化したアルトアイゼン・リーゼを開発。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- リメイク作品。概要はOG1・OG2と変わらないが、今までの作品では曲がりなりにもキョウスケのプランを元に開発されたアルトアイゼン・リーゼは、本作で「キョウスケのプランを参考程度にマリオンが極端な改造を施した」という設定に改められた。そんな極端な改造から「マ改造」と呼ばれるのがこの作品である。マ改造は本作で更に猛威を奮い、ズィーガーリオンを誕生させている。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 今回はテスラ・ライヒ研究所に出向。研究所には歴代のバンプレストオリジナル系の技術者陣が揃い踏みであり、各種機動兵器のチェックを行った。その中でも現場調達で基礎フレームなど組み上げる現実的な工作マシン「エクサランスシリーズ」に興味を示しており、特にエクサランス・ライトニングフレームを突撃・近接専用に改造を行っている。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 前作終了後に回収したシャドウミラーの技術を用いてゲシュペンスト・ハーケンを開発している。というかしていた。話の展開から傍目からみても製作中と思うが、本人はもう既に開発を終えていた。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 前回ディバイン・ウォーズには登場しなかったが、次作の本作品で登場。それに伴い声がついた。
人間関係
- カーク・ハミル
- かつてはカークから「マリー」のファーストネームで呼んでいた元夫婦である。お互い技術面ではライバル関係にも拘らず、理念は共有しあっている。
- ロバート・H・オオミヤ
- カークの親友であるが、マリオンはオオミヤとは非常に折り合いが悪い。
- ジョナサン・カザハラ
- テスラ・ライヒ研究所所長。少なからずグルンガストシリーズには興味を持っていたようで、剣撃に対する駆動系に手を加えている。
- キョウスケ・ナンブ
- ATX計画を推進する仲で、テストパイロットとしてアルトアイゼンをスペック以上の能力を発揮し、彼の出した強化プランもさらに昇華させた。タスク・シングウジ云く、キョウスケとマリオンのコンビは「最強かつ最凶のコラボ」。
- エクセレン・ブロウニング
- キョウスケの相棒であり、恋人。ヴァイスリッターの搭乗者。エクセレンにヴァイスの改造プランについて質問された際に華麗にスルーする など、キョウスケに比べてややぞんざいに扱っている傾向にあるが、ジ・インスペクターでは、ライン・ヴァイスリッターの扱いについて「一度解体したい」と言いつつもエクセレンの「ヴァイスはもう大丈夫」という言葉に「あなたがそう言うのなら」と出撃させる等、キョウスケ同様全幅の信頼を置いているようである。
- アラド・バランガ
- 彼の猪突猛進な性格が、突撃・近接戦闘に似合っていることを受けて、ビルトビルガーを与えている。
- タスク・シングウジ
- ズィーガーリオンへの改修プランを提出し、マリオンに協力を申し出た。しかし、そのプランはマ改造によって打ち砕かれる事になる。
- レオナ・ガーシュタイン
- ズィーガーリオンのパイロット。攻撃と回避に偏重したピーキーな仕上がりに満足げな笑みを浮かべており、マリオンと意気投合している。
- フィオナ・グレーデン
- OG外伝でフィオナがエクサランス・エターナルの『スラッシュ・ディメンジョン』を格闘戦仕様にして使っていた事に対して、『いい心がけですわ』と高く評価した。
名台詞
- 「やるならば徹底的に、でしてよ」
- OGSのOG2シナリオ41話にて、アルトアイゼン・リーゼの説明をした際に。この一言で彼女の設計思想をおおかた説明できてしまう。
- 「もう負けるわけにはいかない。そうではなくて? キョウスケ中尉」
- 「私もそうですわ。負けさせるわけにはいきません。……私の作ったアルトアイゼンに乗る人間を」
- OGSのOG2シナリオ41話にて、アルトアイゼン・リーゼについて「短時間でよくここまでのものを作ってくれた」と感嘆するキョウスケに対して。
- 「あたらなければどうという事はありません。よけなさい」
- 漫画『Record of ATX』において、ヴァイスリッターの装甲の薄さに不安を訴えたエクセレンに対して。元ネタは当然、赤くて3倍速なあの人の名台詞であろう。
関連機体
- アルトアイゼン
- コンセプトが極端すぎたため量産型としては見送られたが、強い愛着を持つ機体。
- アルトアイゼン・リーゼ
- 強い愛着を持つアルトアイゼンを激化した戦場で戦えるように徹底的に強化した機体。
- ヴァイスリッター
- ライン・ヴァイスリッター
- 『ジ・インスペクター』では解体したがっていたが、エクセレンの「使っても問題ない」という言葉を信じて運用を決断している。
- ビルトビルガー
- カークとの合作機。武装面に関してはマリオンに一任されたためか、ファルケンと比べて特徴的な近接武器が装備されている。
- ビルトファルケン
- ビルガー同様カークとの合作機。
- ジガンスクード・ドゥロ
- ズィーガーリオン
- 本来は防御に回す念動フィールド制御を完全な攻撃専用に調整した。
- エクサランス・ライトニング
- エクサランス・エターナル
- SRX
- 直接開発に関わったわけではないが、OG1リュウセイシナリオではアルトアイゼン用の新型サーボモーターを提供している。
- ゲシュペンスト・ハーケン
- グランド・クリスマスからサルベージしたデータを元に開発。
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