「科学要塞島」の版間の差分
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+ | 堅牢な重装甲に加え、外壁に無数の砲台を設置。機体下部には万が一の事態に備え、海底移動用の大型スクリューも装備している。また、[[ブライ大帝]]にしか存在を知らされていない「切り札」とも言える重力制御装置によって、空中要塞へと[[変形]]するシステムも有しており、変形時には甲板上の建造物を内部に収納して巨大な大車輪の如き威容へと姿を変える。 | ||
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+ | 当初は「魔の海域」と称される海難事故多発地帯の[[海|海底]]に設置された巨大シャフトに要塞島を固定しており、付近を航行する船舶を事故に見せ掛けて悉く葬りつつ[[日本]]へ[[百鬼メカ]]を送り続けていたが、第10話でメカ飛竜鬼(SRW未登場)の逃走ルートから潜伏先を割り出した[[ゲッターチーム]]によって発見され、[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]との初対決を迎える。 | ||
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+ | 要塞島に設置された無数の砲台による集中砲火や、メカ海王鬼(SRW未登場)の援護攻撃などでゲッターを寄せ付けず苦戦させるものの、砲台が対空砲火のみに特化した固定式である事を見抜かれてしまい、海面ギリギリの超低空飛行で接近するゲッターを迎撃出来ず火薬庫を爆破され、更には島を支えるシャフトも失った事でブライ大帝は「魔の海域」の放棄を決断し逃亡、第1ラウンドは痛み分けに終わる。 | ||
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+ | 以降、要塞島は海底移動用スクリューを活用して日本周辺の海域を神出鬼没に回遊し、弱点だった固定砲台の改良や装甲強化などを行ないつつ日本総攻撃の機会を虎視眈々と窺ってきたが、最終決戦では国防軍の監視が手薄と成る深夜を待って総攻撃を開始。[[新早乙女研究所]]防衛戦でエネルギー切れを起こし、[[東京]]に向かえぬゲッターを尻目に、[[合体百鬼ロボット]]と共に首都を蹂躙し遂には制圧せしめる。 | ||
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+ | しかし、「徹底抗戦」を謳う日本政府の決断の下、結集した陸・海・空の国防軍残存部隊やゲッターの逆襲の前に次第に圧され始め、旗色悪しと見たブライはグラー博士の「遺産」である重力制御装置の使用を決断。空中要塞へと模様替えした要塞島の大反撃で、新早乙女研はゲッター線増幅装置もろとも薙ぎ倒されてしまうが、要塞島に囚われていた[[神隼人]]が動力室を爆破し、内部から装甲に亀裂が生じた事で形勢は逆転。最期は、破損箇所目掛けて飛び込んできたシャインスパークによって木っ端微塵に粉砕された。 | ||
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+ | 原作漫画版はウザーラの反重力ビームによって宇宙に送られた後にTV版同様、最終的に[[ゲッタードラゴン]]のシャインスパークで撃墜され<ref>加筆版では撃墜前にゲッターが科学要塞島内部で暴れまくる展開が加えられている。</ref>、残骸はゲッターチームの指示を受けたウザーラによって宇宙の彼方へと運ばれていった。また、後年描かれたエピソードではゲッターを憎む存在が未来より時空を超えて送った刺客とされ、当時人間だったブライを誘惑し鬼に改造した経緯が明かされる。 | ||
島の原型デザインは『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』の[[巨大円盤 (ゲッターロボ)|巨大円盤]]にも流用されている。 | 島の原型デザインは『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』の[[巨大円盤 (ゲッターロボ)|巨大円盤]]にも流用されている。 | ||
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+ | 桜多吾作版では[[新早乙女研究所]]からゲッター線増幅装置を強奪した[[ゲッターライガー]]の[[特攻]]で(ゲッターチーム全員の命と街一つを巻き添えにして)撃破されている。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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+ | :[[チャレンジバトル/NORMAL|チャレンジバトルNORMAL]]のMISSION2にて日本への進軍を開始する。 | ||
+ | :勝利条件(一撃で30000以上のダメージ)達成時は一撃で大破させられたことに慄きつつ後退するが、失敗時は憤怒したブライが全力を挙げて味方の息の根を止めようとする展開で終わる。 | ||
=== COMPACTシリーズ === | === COMPACTシリーズ === | ||
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:上記と同じ。 | :上記と同じ。 | ||
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=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
;[[スーパーロボット大戦64]] | ;[[スーパーロボット大戦64]] | ||
:PVでブライ大帝の被弾台詞に名前が登場していた。製品版ではこの台詞は削除され、科学要塞島も登場しない。代わりに特に名前を持たない移動要塞が登場し、完全平和ルートでの百鬼・ミケーネ連合との決戦の舞台となる。 | :PVでブライ大帝の被弾台詞に名前が登場していた。製品版ではこの台詞は削除され、科学要塞島も登場しない。代わりに特に名前を持たない移動要塞が登場し、完全平和ルートでの百鬼・ミケーネ連合との決戦の舞台となる。 | ||
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:原作通り[[早乙女研究所]]に直接攻撃を仕掛けてくる。一連のイベントも再現され、[[神隼人|隼人]]がバリア発生装置を破壊するシーンなどが見られる。本作ではクロスオーバーとして[[ドモン・カッシュ|ドモン]]と[[ロム・ストール|ロム]]が破壊工作に協力する。 | :原作通り[[早乙女研究所]]に直接攻撃を仕掛けてくる。一連のイベントも再現され、[[神隼人|隼人]]がバリア発生装置を破壊するシーンなどが見られる。本作ではクロスオーバーとして[[ドモン・カッシュ|ドモン]]と[[ロム・ストール|ロム]]が破壊工作に協力する。 | ||
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;一斉砲撃 | ;一斉砲撃 | ||
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== 関連人物 == | == 関連人物 == | ||
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− | : | + | :TV版・原作漫画版とも最終的にはブライ自ら要塞島を操縦する。 |
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− | : | + | :TV版では切り札として秘密裏に重力制御装置を開発しており、自らの戦死後に運用される。 |
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− | : | + | :TV版では彼が捕虜として[[神隼人]]を要塞島へと連行してきた事により、百鬼帝国の崩壊を招く結果に。 |
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+ | == 関連用語 == | ||
+ | ;重力制御装置 | ||
+ | :要塞島に飛行能力と変形機能を与えるシステム。グラーは装置の存在を同僚のヒドラーにも秘匿していた。 | ||
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+ | == 余談 == | ||
+ | *『[[ゲッターロボ大決戦!]]』では百鬼帝国出現時のイベントムービーで登場。[[帝王ゴール]]にトドメを刺すが、出番はその1度きり。 | ||
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2023年9月19日 (火) 18:09時点における最新版
科学要塞島 | |
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登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦COMPACT2第1部 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 移動要塞 |
所属 | 百鬼帝国 |
主な搭乗員 | ブライ大帝 |
科学要塞島は『ゲッターロボG』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
百鬼帝国の本拠地たる超巨大要塞で、コンビナートや工業プラントを彷彿とさせる無数の巨大建造物で構成された外観が特徴的である。
TV版[編集 | ソースを編集]
堅牢な重装甲に加え、外壁に無数の砲台を設置。機体下部には万が一の事態に備え、海底移動用の大型スクリューも装備している。また、ブライ大帝にしか存在を知らされていない「切り札」とも言える重力制御装置によって、空中要塞へと変形するシステムも有しており、変形時には甲板上の建造物を内部に収納して巨大な大車輪の如き威容へと姿を変える。
当初は「魔の海域」と称される海難事故多発地帯の海底に設置された巨大シャフトに要塞島を固定しており、付近を航行する船舶を事故に見せ掛けて悉く葬りつつ日本へ百鬼メカを送り続けていたが、第10話でメカ飛竜鬼(SRW未登場)の逃走ルートから潜伏先を割り出したゲッターチームによって発見され、ゲッターロボGとの初対決を迎える。
要塞島に設置された無数の砲台による集中砲火や、メカ海王鬼(SRW未登場)の援護攻撃などでゲッターを寄せ付けず苦戦させるものの、砲台が対空砲火のみに特化した固定式である事を見抜かれてしまい、海面ギリギリの超低空飛行で接近するゲッターを迎撃出来ず火薬庫を爆破され、更には島を支えるシャフトも失った事でブライ大帝は「魔の海域」の放棄を決断し逃亡、第1ラウンドは痛み分けに終わる。
以降、要塞島は海底移動用スクリューを活用して日本周辺の海域を神出鬼没に回遊し、弱点だった固定砲台の改良や装甲強化などを行ないつつ日本総攻撃の機会を虎視眈々と窺ってきたが、最終決戦では国防軍の監視が手薄と成る深夜を待って総攻撃を開始。新早乙女研究所防衛戦でエネルギー切れを起こし、東京に向かえぬゲッターを尻目に、合体百鬼ロボットと共に首都を蹂躙し遂には制圧せしめる。
しかし、「徹底抗戦」を謳う日本政府の決断の下、結集した陸・海・空の国防軍残存部隊やゲッターの逆襲の前に次第に圧され始め、旗色悪しと見たブライはグラー博士の「遺産」である重力制御装置の使用を決断。空中要塞へと模様替えした要塞島の大反撃で、新早乙女研はゲッター線増幅装置もろとも薙ぎ倒されてしまうが、要塞島に囚われていた神隼人が動力室を爆破し、内部から装甲に亀裂が生じた事で形勢は逆転。最期は、破損箇所目掛けて飛び込んできたシャインスパークによって木っ端微塵に粉砕された。
漫画版[編集 | ソースを編集]
原作漫画版はウザーラの反重力ビームによって宇宙に送られた後にTV版同様、最終的にゲッタードラゴンのシャインスパークで撃墜され[1]、残骸はゲッターチームの指示を受けたウザーラによって宇宙の彼方へと運ばれていった。また、後年描かれたエピソードではゲッターを憎む存在が未来より時空を超えて送った刺客とされ、当時人間だったブライを誘惑し鬼に改造した経緯が明かされる。 島の原型デザインは『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』の巨大円盤にも流用されている。
桜多吾作版では新早乙女研究所からゲッター線増幅装置を強奪したゲッターライガーの特攻で(ゲッターチーム全員の命と街一つを巻き添えにして)撃破されている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
ユニットとして扱うサイズの変化から、当初は地形としての登場だったが『Z』にてユニットに変遷する。プレイヤーからすれば、段々扱いが小さくなっていっている感がある。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Z
- 初めてユニットとして登場。グラー博士が次元力を部分的に制御することに成功したために飛行が可能になった、という設定となっている。同作で数少ないサイズ3LかつHP・装甲・地形適応・ブライの能力共に高くかなり堅牢。さらに自機周囲型のMAP兵器も有し、1ターンで倒し損ねて周囲にプレイヤー側ユニットを残したまま敵フェイズに移行すると一網打尽にされることも。ただし本作におけるブライの性格を反映してか、百鬼帝国系ユニットが射程内にいるとマップ兵器を撃ってこないので、あえて敵を生存させてやると被害を防げる。
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
- チャレンジバトルNORMALのMISSION2にて日本への進軍を開始する。
- 勝利条件(一撃で30000以上のダメージ)達成時は一撃で大破させられたことに慄きつつ後退するが、失敗時は憤怒したブライが全力を挙げて味方の息の根を止めようとする展開で終わる。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- 初登場作品。今回は科学要塞島内部に乗り込んで戦闘する。百鬼帝国との決戦の舞台。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 上記と同じ。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦A
- 要塞島表記。百鬼帝国、ミケーネ帝国、キャンベル星人の会談の場として登場する。今回はブライやヒドラーが地底城で戦死するのでプレイヤーは一度も行かない。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦64
- PVでブライ大帝の被弾台詞に名前が登場していた。製品版ではこの台詞は削除され、科学要塞島も登場しない。代わりに特に名前を持たない移動要塞が登場し、完全平和ルートでの百鬼・ミケーネ連合との決戦の舞台となる。
- スーパーロボット大戦MX
- 原作通り早乙女研究所に直接攻撃を仕掛けてくる。一連のイベントも再現され、隼人がバリア発生装置を破壊するシーンなどが見られる。本作ではクロスオーバーとしてドモンとロムが破壊工作に協力する。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
ユニットとして登場する『スーパーロボット大戦Z』のみの能力。
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- 突撃
- この質量で体当たりされたら無事では済まされない。全体攻撃のバリア貫通。
- 一斉砲撃
- 上部の角が無数の砲台に変形し大砲やミサイルを乱射。
- 使用時には弾丸やミサイルが装填されるカットインも入る。此方は全体攻撃版。射程は”3~6“。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
原作ではバリア能力があるが、ユニット時には再現されてない。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- 3L
- 超巨大要塞故に納得のサイズ。逆に、3Lが実装されたことで漸くユニットとして実装されたともいえる。
関連人物[編集 | ソースを編集]
- ブライ大帝
- TV版・原作漫画版とも最終的にはブライ自ら要塞島を操縦する。
- グラー博士
- TV版では切り札として秘密裏に重力制御装置を開発しており、自らの戦死後に運用される。
- ヒドラー元帥
- TV版では彼が捕虜として神隼人を要塞島へと連行してきた事により、百鬼帝国の崩壊を招く結果に。
関連用語[編集 | ソースを編集]
- 重力制御装置
- 要塞島に飛行能力と変形機能を与えるシステム。グラーは装置の存在を同僚のヒドラーにも秘匿していた。
余談 [編集 | ソースを編集]
- 『ゲッターロボ大決戦!』では百鬼帝国出現時のイベントムービーで登場。帝王ゴールにトドメを刺すが、出番はその1度きり。
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- ↑ 加筆版では撃墜前にゲッターが科学要塞島内部で暴れまくる展開が加えられている。