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*メジャーを揮うベガの戦法について、監督の福田己津央は特撮番組『アイアンキング』の人間側主人公・静弦太郎<ref>アイアンキングに変身するのは弦太郎ではなく、[[サイボーグ]]の霧島五郎である。</ref>のアクションを参考にしたと証言している。弦太郎もベガ同様、ムチ等に変化する万能ツールを駆使して、等身大のまま巨大ロボットと戦いを繰り広げるキャラクターであった。アイアンキングは[[ウルトラマン]]も驚きの'''戦闘可能時間1分'''であり、ピンチを生身の弦太郎に救われる場面もあったのだが、スパロボにおいてEN関係で使いにくさのある電童と継戦能力の高いベガの関係もこれと対比されることがある。 | *メジャーを揮うベガの戦法について、監督の福田己津央は特撮番組『アイアンキング』の人間側主人公・静弦太郎<ref>アイアンキングに変身するのは弦太郎ではなく、[[サイボーグ]]の霧島五郎である。</ref>のアクションを参考にしたと証言している。弦太郎もベガ同様、ムチ等に変化する万能ツールを駆使して、等身大のまま巨大ロボットと戦いを繰り広げるキャラクターであった。アイアンキングは[[ウルトラマン]]も驚きの'''戦闘可能時間1分'''であり、ピンチを生身の弦太郎に救われる場面もあったのだが、スパロボにおいてEN関係で使いにくさのある電童と継戦能力の高いベガの関係もこれと対比されることがある。 | ||
+ | *ほぼ生身同然ながら、バイクを駆って巨大メカと互角以上に渡り合うその姿から[[東方不敗]]を引き合いに出すファンも多く、'''女東方不敗'''との呼び声も高い。 | ||
== 脚注 == | == 脚注 == |
2023年4月7日 (金) 12:58時点における版
ベガ | |
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登場作品 | GEAR戦士電童 |
声優 | 三石琴乃 |
デザイン | 久行宏和 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦R |
SRWでの分類 |
パイロット サブパイロット |
プロフィール | |
---|---|
別名 | 草薙織絵(くさなぎ おりえ) |
種族 | アルクトス人 |
性別 | 女 |
誕生日 | 8月27日 |
星座 | おとめ座 |
年齢 | 29歳 |
出身 | アルクトス |
髪色 | 水色 |
髪型 | ショート |
血液型 | AB(RH-)型 |
所属 | アルクトス皇家→GEAR(表向きは民間人) |
役職 | アルクトス皇女→副司令(表向きは主婦兼喫茶店経営) |
ベガ / 草薙織絵は『GEAR戦士電童』の登場人物。
概要
常に仮面を身に着けており、バレエダンサーのような服装の上からGEARジャケットを羽織っている。GEAR内部でもその正体を知る者はトップである渋谷長官のみ。身体能力に優れ、副司令という立場でありながら戦闘バイク「ワルキューレ」を駆り前線で戦う武闘派。また、GEAR戦士電童やデータウェポンについてかなりの知識を持っている。本来は吉良国と共に電童のパイロットになる予定だったが、銀河達が乗ったことにより補佐役に回った。
表の顔は名家出身のお嬢様「草薙織絵」であり、草薙北斗の実の母親。夫と息子にすら正体を隠し[1]、普段は草薙家の主婦と喫茶店「ポラール」経営者を兼ねた一般市民として振る舞っている。得意料理はロールキャベツとビーフシチュー。息子である北斗に対し、生活面での教育は厳しい。が、北斗が電童のパイロットに選ばれた後は、息子に正体を隠している事で心を痛めるようになる。
しかし「草薙織絵」としての姿すら仮の物であり、その真の正体は惑星アルクトスの皇女、つまり異星人である。17年前のアルクトスの滅亡時、電童とともに母星を脱出。辛くも地球に辿り着いたところで西園寺実に出会い、「西園寺織絵」という名を与えられ養女として引き取られた。夫の草薙圭介は元々織絵の家庭教師であったが、やがて恋愛に発展し結婚する。
本来の髪の色は水色であり、普段は染め粉と呼ばれる古代アルクトス文明の産物で茶系に染め、異星人としての正体を隠している。GEARの副司令となる時はさらに金髪のウィッグを着用。
名前の由来はおそらく琴座のアルファ星であるベガ(ヴェガ、Vega)。全天で5番目に明るい恒星である(太陽を除く)。七夕のおりひめ星としてよく知られている。わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブとともに、夏の大三角を形作っている。彼女の日本人名である織絵も、ベガ=織女星に因んだものであろう。
小学生の子供がいる人妻ではあるが、それを感じさせない抜群のプロポーションの持ち主であり、劇中では狭い隙間を通り抜けようとした時に胸が引っかかって苦労する一幕も。
登場作品と役柄
特徴的な顔半分を覆う仮面について、アズマ准将から「赤い彗星のコスプレか?」とも突っ込まれている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 初登場作品。バイクで暴れまわる。セルファイターで支援させることも出来るが、彼女最大の売りである回避率が低下してしまう。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 音声初収録。戦場での活躍ぶりは『R』同様。声優繋がりもあり、遙やミサトなど同年代の女性と親しくなる。彼女の代理でエヴァの発進コールをとる場面も。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2020年7月のイベント「希望はいつもその胸に」期間限定参戦。SSRサポートユニット。原作終了後設定。
- イベントではアマンダラ・カマンダラによって意識不明の重傷を負ってしまう。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能
サポートアビリティ
- アルクトス王家の姫
- SSR。攻撃力、命中率大アップ。
パイロットBGM
- 「W-Infinity」
- オープニング主題歌。『MX』における選曲。
人間関係
- 草薙北斗
- 息子。長い間、自身の正体を隠していた事に心を痛めていた。尚、29歳と言う年齢に対し息子である彼は11歳である為、彼女は17~18歳で北斗を出産した計算になる。まぁヒロイン(?)を30代にしたくなかったのだろう[2]。
- 草薙圭介
- 夫。妻が異星人と聞かされた際は驚くも、それでも彼女を愛する気持ちは変わらなかった。
- 西園寺実
- 義理の父。政財界の影の重鎮。彼の働きかけによりGEARは創設される。
- 漫画版では本物の「西園寺織絵」は早逝しており、その名を受け継いだ設定。
- ガルファ皇帝
- 宿敵。
- 漫画版では吸収されるが、北斗と銀河により救出される。
- アルテア
- 兄。
- 渋谷長官
- 上司。GEAR創設メンバーでベガの正体を知っている。
- 吉良国進
- 部下。本来は彼と共に電童に乗る予定だった。
他作品との人間関係
スーパー系
- 葛城ミサト
- 『MX』で共演。声も同じな上に年齢が同じ、組織の作戦担当など似た共通点を持つ。その縁でエヴァンゲリオンの発進コールをミサトに代わって担当し、「ベガさん・・・なの?」とシンジが驚くという声優ネタが存在している。
- 渚カヲル
- 『MX』終盤、ターミナルドグマ内での戦闘で彼が遺した言葉に「7体目のデータウェポン」の在処が記されているのではと推察する。
- 紫東遙
- 『MX』で共演。声を担当したのが久川綾であることから、セーラームーン繋がりにて競演する機会が多い。ミサトも含めて三十路一歩手前トリオ。アレンビーのノーベルガンダムを前にした時には、3人で名状しがたい感覚にとらわれていた。
- 神隼人
- 『MX』で共演。百鬼帝国との最終決戦で、ライガー号のコクピットから科学要塞島へと飛び移った彼の無茶振りに唖然とするも即、ミサトから「人の事は言えない」と突っ込まれる。
- デューク・フリード
- 『MX』で共演。彼からはどこか地球人とは違う雰囲気を持つ自分を同様の異星人ではないかと気にされていた。
- 宇門源蔵
- 『MX』ではGEAR設立時からの知り合いだが、その時点で彼に子供がいない事を把握していた。それ故、物語序盤では「息子」として現れた大介の正体に疑念を抱くが、逆にベガ自身も彼から正体を疑われていた。
- グレース・マリア・フリード、レイナ・ストール
- 『MX』中盤でアルテアと「兄妹」としての再会を果たした折、同じ妹キャラである彼女達からシンパシーを寄せられた。
- ベガ大王
- 『MX』劇中では面識は無いが、自分と同じ名を持つ者が悪行の限りを尽くしていることに不快感を抱いた。
- 沖功
- 『MX』では元同僚。ベガの正体についても知っている。
- 一色真
- 『MX』にて綾人が『TOKYO JUPITER』へと去った場面で綾人を信じて擁護した際、彼に「異星人であるあなたが口を出すな」と嘲笑されてしまう。
ガンダムシリーズ
- トニヤ・マーム
- 『R』では中の人繋がりで会話する場面がある。
- アムロ・レイ
- 『MX』中盤、第3新東京市での半舷休憩時に遙と連れ立って、(中の人繋がりで)彼を呑みに誘う。因みに、呑み代は急遽欠席したミサトへの罰ゲーム代わり(?)に、NERVへ請求するつもりだったらしい。
- クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)
- 『MX』では服装が服装なので、彼のコスプレをしていると思われる事もある。クワトロがベガのこの格好をどう思っているのかは不明。クワトロ自身もやっぱり「兄」だからか、ベガを心配する場面もある。上述の呑み会イベントでは、アムロを誘う為に彼が行う筈だった仕事を、全てクワトロに押し付けるという暴挙まで行っている。
- ドモン・カッシュ
- 『MX』では彼と共にケーンやルリの護衛に赴いている。ちなみに、二度彼をワルキューレに乗せている。
リアル系
- ケーン・ワカバ
- 『MX』では京都にて彼をドモンと共に護衛し、彼らと共にワルキューレに乗せて撤退する。ベガ星連合軍との戦闘時には、彼が何かにつけ「ベガ野郎」と連呼するので、頭を抱える場面も。
- ホシノ・ルリ
- 『MX』ではドモンと共に彼女の警護役としてアマテラスに赴き、自らの出自と向き合いながら使命を果たさんとするルリの健気さに憐憫の情を寄せる。ルリとドモンをワルキューレに乗せて撤退する場面も。ちなみに、ここでベガがルリとバイクで同乗しているというのは声優ネタでもある。
- アズマ准将
- 『MX』でベガの服装を「シャアのコスプレ」と評した彼の発言に苦笑いするが、直後にルリを「改造人間」と愚弄した事には立腹していた。
バンプレストオリジナル
名(迷)台詞
- 「ああっ、もう! いい加減にしなさいっ!! ギャーギャーギャーギャー! 男の子がやかましいっ!!」
- 第2話より。電童のパイロットとして戦うか戦わないかで言い争っていた銀河と北斗を一喝した。
- 「破れかぶれで飛び出すのは、負けを認めるのと同じよ。諦めずに頑張りましょう、きっと何か打つ手があるはずよ」
- 第10話より。危機的状況でもヤケになったりしない大人の視点が伺える。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
MX(PORTABLE)
- 「ジャマーを使えば!」
- ベガ搭乗の機体に強化パーツ・ジャマーを装備させた場合、発生する特殊戦闘台詞。
- 「人には知られたくない事があるものよ。余計な詮索はやめましょ」
- 第4~6話「悪夢のガンダムファイト」より。『デビルガンダム事件』の顛末が話題に上がった事で、そそくさと退散するドモン&レインの仲を察して発した台詞。直後、ライトから「説得力があるような、ないような」と突っ込まれた。
- 「いいの、いいの!何か燃えるっしょ、こういうの!」
- 第16、17話宇宙ルート「キミノオモイデ」より。上述の声優ネタ。声優の三石琴乃氏は劇場版本編でインストラクターのお姉さん役を演じていた。
- 「あのガンダム…ティアラとか投げたりする?」
「それじゃ月に代わって何々とか…」 - 第18話宇宙ルート「火星からの逃亡者」より。ノーベルガンダムを見てこの発言。ベガが何を指したかったのかは言うまでもないだろう。ちなみに居合わせた綾人は「ミサトさん達と同じ反応だ」と呆気に取られるばかりである。
- 「EVA初号機、発進!」
「……どう?似てる?」 - 第23話「夢幻回廊」より。声優ネタ2。おまけにDVEなので、この時のベガはミサトそのものである。
- 「…それが…それがどうしたというの? あの子が例えムーリアンだとしても、私達の仲間であることには変わらないわ」
- 第35話(『PORTABLE』では第36話)「Hemisphere」より。上述にある通り、綾人を擁護した時の台詞。
- 「綾人君は必ず私達の所へ帰って来る…そう言っていたのは、あなたでしょう?」
「なら、彼の帰りを待ちましょう。希望を捨てずに…ね」 - 第36話(『PORTABLE』では第37話)「命の行方」より。『TOKYO JUPITER』から帰等後の遙にラーゼフォンをロストした事実を告げた上で、不安に駆られる彼女を励ます。
搭乗機体
- ワルキューレ
- 愛用バイク。搭載武器は小型ミサイルぐらいだが、高い身体能力を持つベガの移動手段として劇中でも多用された。
- セルファイター
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- セルブースターバルハラ
- 戦場が宇宙に移ってからはこちらに搭乗。大型ビームキャノンとハイパーデンドーデンチを積んだ支援戦闘機。それなりに活躍はしているものの、生身アクションが減ったことでやや地味になった印象がある。
余談
- メジャーを揮うベガの戦法について、監督の福田己津央は特撮番組『アイアンキング』の人間側主人公・静弦太郎[3]のアクションを参考にしたと証言している。弦太郎もベガ同様、ムチ等に変化する万能ツールを駆使して、等身大のまま巨大ロボットと戦いを繰り広げるキャラクターであった。アイアンキングはウルトラマンも驚きの戦闘可能時間1分であり、ピンチを生身の弦太郎に救われる場面もあったのだが、スパロボにおいてEN関係で使いにくさのある電童と継戦能力の高いベガの関係もこれと対比されることがある。
- ほぼ生身同然ながら、バイクを駆って巨大メカと互角以上に渡り合うその姿から東方不敗を引き合いに出すファンも多く、女東方不敗との呼び声も高い。
脚注
- ↑ とはいえ、目の色と声が同じ、モノローグでは銀河は「君」付けなのに北斗は呼び捨てにする、「正体を隠さないといけないの?父さんや母さんにも?」と北斗が渋谷長官に尋ねるのを変えてギャグ顔になって驚く、隣家で銀河を叱るみどりとは異なり夜遅く帰ってきた北斗を咎めない(どこに行っていたか知っているため)、草薙家のベランダで悩む北斗の元に現れる、(初対面であるはずの)圭介に「何やってるのあなたーー!!」と怒鳴るなど、視聴者には中盤で正体を明かす前からバレバレであった。
- ↑ 『アイドルマスターDS』に至っては主人公が13歳なのに母親は同じく29歳(=15~16歳で生んだ)である。
- ↑ アイアンキングに変身するのは弦太郎ではなく、サイボーグの霧島五郎である。