「聖戦士」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(13人の利用者による、間の17版が非表示)
1行目: 1行目:
聖戦士(Holy Warrior)とは、『[[聖戦士ダンバイン]]』『[[New Story of Aura Battler DUNBINE]]』『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』に登場する用語。
+
'''聖戦士'''(せいせんし)とは、『[[バイストン・ウェルシリーズ]]』に登場する用語。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[バイストン・ウェル]]には、世界が危機に陥った時に地上人が「聖戦士」が救世主として現れるという伝説がある。いわゆる、「[[リーンの翼]]伝説」はその一つである。強い[[オーラ力]]を持ち、その力によって[[奇跡]]めいた功績を挙げる人物が「聖戦士」と呼ばれる。オーラ力が強い傾向にある地上人は聖戦士として崇められ、世界を救うことを切望される。
 
[[バイストン・ウェル]]には、世界が危機に陥った時に地上人が「聖戦士」が救世主として現れるという伝説がある。いわゆる、「[[リーンの翼]]伝説」はその一つである。強い[[オーラ力]]を持ち、その力によって[[奇跡]]めいた功績を挙げる人物が「聖戦士」と呼ばれる。オーラ力が強い傾向にある地上人は聖戦士として崇められ、世界を救うことを切望される。
  
基本的に地上人しか聖戦士になる事は出来ないが、コモン(バイストン・ウェル人)の[[シオン・ザバ]]も聖戦士として扱われており、転生前は地上人であったなどの条件があればコモンでも聖戦士と呼ばれる場合もある。
+
見方を変えれば、『[[聖戦士ダンバイン]]』はこの伝説を悪用し、地上人を無理矢理召喚して人為的に聖戦士を作ろうとした物語と捉えることもできる。
 +
 
 +
基本的に地上人しか聖戦士になる事は出来ないが、オーラ力が強いなど複数の条件が揃えば[[シオン・ザバ]]のようにコモン(バイストン・ウェル人)でも他者から聖戦士と呼ばれる場合もある。
  
 
== スパロボにおいて ==
 
== スパロボにおいて ==
スパロボでは、『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』より前までの作品ではオーラ力を表す[[特殊技能]]として採用されており、オーラ斬り及びハイパーオーラ斬りの使用条件である。そのため、聖戦士技能を持たない[[オーラバトラー]]乗りが登場する[[第4次]]ではこれがあるかどうかで使い勝手の明暗が分かれる。
+
スパロボでは、『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』より前までの作品ではオーラ力を表す[[特殊技能]]として採用されており、オーラ斬り及びハイパーオーラ斬りの使用条件である。そのため、聖戦士技能を持たない[[オーラバトラー]]乗りが登場する『[[第4次]]』ではこれがあるかどうかで使い勝手の明暗が分かれる。
  
 
原作では「聖戦士」は基本的に地上人のみに与えられる称号だが、上記の通りオーラ力を表す技能として扱われている関係上、コモンでもこの技能を持っている。『UX』以降ではその矛盾の解決のために従来のレベルによる各種補正はオーラバトラー乗り全員が持っている「[[オーラ力]]」の技能に変えられ、聖戦士の技能は別の補正となり地上人専用の技能になった。
 
原作では「聖戦士」は基本的に地上人のみに与えられる称号だが、上記の通りオーラ力を表す技能として扱われている関係上、コモンでもこの技能を持っている。『UX』以降ではその矛盾の解決のために従来のレベルによる各種補正はオーラバトラー乗り全員が持っている「[[オーラ力]]」の技能に変えられ、聖戦士の技能は別の補正となり地上人専用の技能になった。
 +
 +
『T』では「元々はオーラ力が強い地上人に与えられた称号だが、転じてオーラ力を正しき事のために使う者を意味する場合もある」と説明されている。
  
 
=== [[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]]) ===
 
=== [[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]]) ===
 
[[オーラバトラー]]系パイロットが「オーラ斬り」「ハイパーオーラ斬り」を使用出来る技能。
 
[[オーラバトラー]]系パイロットが「オーラ斬り」「ハイパーオーラ斬り」を使用出来る技能。
 +
 +
[[オーラ力]]との区別がない時代だが、地上人ではない[[ニー・ギブン]]、[[キーン・キッス]]、[[リムル・ルフト]]の3人は覚えられない調整。
  
 
=== [[スーパーロボット大戦F]] ===
 
=== [[スーパーロボット大戦F]] ===
39行目: 45行目:
 
| 9 || +45 || +1800
 
| 9 || +45 || +1800
 
|}
 
|}
'''SS版初期ROM'''
+
;SS版初期ROM
*ハイパーオーラ斬りの攻撃力補正は'''[[ボチューン]]'''にのみ効果がある。
+
:
*オーラバトラーの全ての武器に'''200×聖戦士レベル'''のダメージが加算される。
+
:*ハイパーオーラ斬りの攻撃力補正は'''[[ボチューン]]'''にのみ効果がある。
*回避補正はそのまま
+
:*オーラバトラーの全ての武器に'''200×聖戦士レベル'''のダメージが加算される。
 +
:*回避補正はそのまま
  
 
=== [[スーパーロボット大戦F完結編]] ===
 
=== [[スーパーロボット大戦F完結編]] ===
97行目: 104行目:
  
 
=== [[スーパーロボット大戦64]] ===
 
=== [[スーパーロボット大戦64]] ===
レベルの上昇と共に、回避能力とハイパーオーラ斬りの攻撃力、[[オーラバリア]]の防御力がプラス修正される…はずだったのだが、[[バグ (ゲーム)|バグ]]の所為で攻撃力補正は無いので、回避補正は常に一定である。
+
レベルの上昇と共に、回避能力とハイパーオーラ斬りの攻撃力、[[オーラバリア]]の防御力がプラス修正される…はずだったのだが、[[バグ (ゲーム)|バグ]]の所為で攻撃力補正が無く、回避補正は常に一定である。
  
 
{| class="wikitable"
 
{| class="wikitable"
228行目: 235行目:
 
|}
 
|}
  
レベル10にするには[[特殊技能Lv+1|特殊技能Lv+1]]が必要。
+
レベル10にするには[[特殊技能Lv+1]]が必要。
  
 
=== [[スーパーロボット大戦COMPACT3]]  ===
 
=== [[スーパーロボット大戦COMPACT3]]  ===
260行目: 267行目:
 
|}
 
|}
  
<br />
+
MAXにするにはLV9にした上で特殊技能+1が必要。
 
 
※MAXにするにはLV9にした上で特殊技能+1が必要。
 
  
=== [[スーパーロボット大戦UX]]  ===
+
=== [[スーパーロボット大戦UX]]、[[スーパーロボット大戦BX]]  ===
 
気力130以上で発動。最終与ダメージが10%上昇する。従来の役割は「[[オーラ力]]」技能が実装されたことでそちらに振り分けられた。
 
気力130以上で発動。最終与ダメージが10%上昇する。従来の役割は「[[オーラ力]]」技能が実装されたことでそちらに振り分けられた。
  
=== [[スーパーロボット大戦BX]] ===
+
=== [[スーパーロボット大戦X]]、[[スーパーロボット大戦T]] ===
効果は『UX』と同じ。
+
自軍フェイズ時、気力+3。気力150以上で、与ダメージ1.1倍される。
 +
回避・攻撃力補正はオーラ力技能に分割されているのは『UX』『BX』と同様。
  
 
== 主な聖戦士 ==
 
== 主な聖戦士 ==
 
=== [[聖戦士ダンバイン]] ===
 
=== [[聖戦士ダンバイン]] ===
 +
;[[マーベル・フローズン]]
 +
:[[ニー・ギブン|ニー]]配下の女性の聖戦士。ショウ達よりも先にバイストン・ウェルに召喚されている。
 
;[[ショウ・ザマ]]
 
;[[ショウ・ザマ]]
:聖戦士の代表格。おそらく、「聖戦士」という定義にもっとも忠実であった男。
+
:トッド、トカマクと共にドレイクによって召喚される。聖戦士の代表格。おそらく、「聖戦士」という定義にもっとも忠実であった男。
;[[マーベル・フローズン]]
 
:[[ニー・ギブン|ニー]]配下の女性の聖戦士。ショウよりも先にバイストン・ウェルに召喚されている。
 
 
;[[トッド・ギネス]]
 
;[[トッド・ギネス]]
:[[ドレイク・ルフト|ドレイク]]配下の聖戦士で、ショウの[[ライバル]]。ショウへの憎しみからハイパー化を起こすも、敗死。
+
:ショウ、トカマクと共にドレイクによって召喚される。[[ドレイク・ルフト|ドレイク]]配下の聖戦士。
 
;[[トカマク・ロブスキー]]
 
;[[トカマク・ロブスキー]]
:ショウ、トッドと共にバイストン・ウェルに召喚される。初陣でいきなり戦死。
+
:ショウ、トッドと共にドレイクによって召喚される。
 
;[[フェイ・チェンカ]]
 
;[[フェイ・チェンカ]]
:ショウ達に続きドレイクによって召喚される。自己主張が強かったが、ショウ相手に自滅同様な最期を遂げる。
+
:ショウ達に続きアレン、シェリルと共にドレイクによって召喚される。
 
;[[アレン・ブレディ]]
 
;[[アレン・ブレディ]]
:フェイ、ジェリルと共に召喚されたトッドの先輩。最終的にショウが新たに搭乗した[[ビルバイン]]に撃墜された。
+
:フェイ、ジェリルと共にドレイクによって召喚される。
 
;[[ジェリル・クチビ]]
 
;[[ジェリル・クチビ]]
:好戦的な性格で「20世紀のジャンヌ・ダルク」と評される女性の聖戦士。ハイパー化するが、暴走するオーラ力を制御できなかったことが原因で敗死した。
+
:フェイ、アレンと共にドレイクによって召喚される。好戦的な性格で「20世紀のジャンヌ・ダルク」と評される女性の聖戦士。
 
;[[ショット・ウェポン]]、[[ゼット・ライト]]
 
;[[ショット・ウェポン]]、[[ゼット・ライト]]
 
:本来彼らはバイストン・ウェルに召喚されて[[オーラマシン]]を作った[[科学者・技術者|技術者]]であり、聖戦士の称号は受けていないのだが、『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では「召喚された地上人はもれなく聖戦士」という扱い故か、聖戦士スキルを所持している。
 
:本来彼らはバイストン・ウェルに召喚されて[[オーラマシン]]を作った[[科学者・技術者|技術者]]であり、聖戦士の称号は受けていないのだが、『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では「召喚された地上人はもれなく聖戦士」という扱い故か、聖戦士スキルを所持している。
293行目: 299行目:
 
;[[シオン・ザバ]]
 
;[[シオン・ザバ]]
 
:かつてバイストン・ウェルに召喚された地上人ショウ・ザマが、自身の死から700年後にバイストン・ウェルのコモン人として転生した姿。前世と同じく聖戦士である。
 
:かつてバイストン・ウェルに召喚された地上人ショウ・ザマが、自身の死から700年後にバイストン・ウェルのコモン人として転生した姿。前世と同じく聖戦士である。
:判明している限り、数少ないバイストン・ウェル人の聖戦士。
+
:判明している限り、数少ないバイストン・ウェル人の聖戦士。しかし彼は当初そう呼ばれることを嫌っていた。
  
 
=== [[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]] ===
 
=== [[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]] ===
300行目: 306行目:
 
;[[シンジロウ・サコミズ]]
 
;[[シンジロウ・サコミズ]]
 
:太平洋戦争中にバイストン・ウェルに召喚された往年の聖戦士。[[武術・格闘技 #実在するもの|直心影流剣術]]の使い手で、ある意味「聖戦士」と呼称するのに最も相応しい人物である。
 
:太平洋戦争中にバイストン・ウェルに召喚された往年の聖戦士。[[武術・格闘技 #実在するもの|直心影流剣術]]の使い手で、ある意味「聖戦士」と呼称するのに最も相応しい人物である。
:70年もの長い時を経てもなお壮年程度の若さを保っているが、そのオーラ力は妄執へと変質してしまっている。
 
 
;[[矢藩朗利]]、[[金本平次]]
 
;[[矢藩朗利]]、[[金本平次]]
:アメリカ軍基地に[[テロリスト|爆破テロ]]を敢行した際にバイストン・ウェルに召喚される。実力はさておき、それ以外では聖戦士とは程遠い面々。
+
:アメリカ軍基地に[[テロリスト|爆破テロ]]を敢行した際にバイストン・ウェルに召喚される。高いオーラ力は持っているものの、「聖戦士」の称号に遠く及ばない俗物ではある。
 +
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では聖戦士スキルを所持している。
  
 
=== その他の版権作品 ===
 
=== その他の版権作品 ===
 
クロスオーバーの一環からか、版権の枠を超えて聖戦士に覚醒する、もしくは候補に据え置かれる者たちがいる。以下はその人物たち。
 
クロスオーバーの一環からか、版権の枠を超えて聖戦士に覚醒する、もしくは候補に据え置かれる者たちがいる。以下はその人物たち。
 
;[[羽佐間翔子]]
 
;[[羽佐間翔子]]
:本来は'''ダンバインシリーズとは全く関係ない『[[蒼穹のファフナー]]』の登場人物'''だが、『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』にて条件を満たした場合にのみ、死亡展開を回避し、バイストン・ウェルに召喚される。作中では戦うにつれて名を上げ、いつしか「凄腕の女聖戦士」として味方内で評判を獲得し、同時に敵軍の脅威となっていることが語られた。
+
:[[蒼穹のファフナー]]』の登場人物。『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』にて条件を満たした場合にのみ、死亡展開を回避し、バイストン・ウェルに召喚される。
:ショウをも唸らせる高いオーラ力を持っているようだが、さすがに作品の枠を超えた聖戦士技能は持っていない(発動しているような描写はあるが)。
+
:作中では反乱軍として戦うにつれて名を上げ、いつしか「凄腕の女聖戦士」として味方内で評判を獲得し、同時に[[ホウジョウ軍]]の脅威となっていることが語られる。ショウをも唸らせる高いオーラ力を持っているようだが、さすがに作品の枠を超えた聖戦士技能は持っていない(発動しているような描写はあるが)。
 
:なお、女聖戦士となってしまったが故に、一部のプレイヤーからは主人公の名前「ショウ=ザマ」に倣い[[俗語・俗称|'''「ショウ=コハ=ザマ」''']]あるいは単に'''「コハ」'''などと呼ばれることも。
 
:なお、女聖戦士となってしまったが故に、一部のプレイヤーからは主人公の名前「ショウ=ザマ」に倣い[[俗語・俗称|'''「ショウ=コハ=ザマ」''']]あるいは単に'''「コハ」'''などと呼ばれることも。
 
;[[海動剣]]、[[真上遼]]
 
;[[海動剣]]、[[真上遼]]
:翔子同様に本来は'''ダンバインシリーズとは全くもって関係ない『[[マジンカイザーSKL (OVA)|マジンカイザーSKL]]』の登場人物'''だが、『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』プロローグで[[キバ]]との決着直後に[[マジンカイザーSKL|乗機]]もろとも召喚される。確かにバイストン・ウェルは「魂の行き着く場所」と言われているものの、'''イコール地獄'''という意味ではないと思うが……。
+
:[[マジンカイザーSKL (OVA)|マジンカイザーSKL]]』の登場人物。『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』プロローグで[[キバ]]との決着直後に[[マジンカイザーSKL|乗機]]もろとも召喚される(正確には[[アイアンカイザー|「召喚された」わけではなかった]]のであるが)。確かにバイストン・ウェルは「魂の行き着く場所」と言われているものの、'''イコール地獄'''という意味ではないと思うが……。
:なお、召喚された後も暴れっぷりは相変わらずだったらしい。そのため、敵軍であるドレイク陣営からは危険視されており、[[バイストン・ウェル #関連用語|「ガロウ・ラン」]]呼ばわりも健在。一部のプレイヤーからも「狂戦士の間違いでは?」といったツッコミが絶えない。ジャコバ=アオンはいったい何を思ってガロウ・ランを超える彼らを見ていたのだろうか?
+
:なお、転移後も暴れっぷりは相変わらずだったらしい。そのため、敵軍であるドレイク陣営からは危険視されており、[[バイストン・ウェル #関連用語|「ガロウ・ラン」]]呼ばわりも健在。一部のプレイヤーからも「狂戦士の間違いでは?」といったツッコミが絶えない。[[シルキー・マウ|シルキーお姉様]]や[[ジャコバ・アオン]]はいったい何を思ってガロウ・ランを超える彼らを見ていたのだろうか?
:挙げ句の果てに一部のプレイヤーからは、海動&真上が公務員であることに掛けて[[俗語・俗称|'''「聖戦士コウムイン」''']](あるいは'''「狂戦士コウムイン」''')と呼ばれることも。
+
:挙げ句の果てに一部のプレイヤーからは、海動&真上が公務員であることに掛けて'''[[俗語・俗称|「聖戦士コウムイン」]]'''(あるいは'''「狂戦士コウムイン」''')と呼ばれることも。
  
 
== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==

2022年2月25日 (金) 16:57時点における最新版

聖戦士(せいせんし)とは、『バイストン・ウェルシリーズ』に登場する用語。

概要[編集 | ソースを編集]

バイストン・ウェルには、世界が危機に陥った時に地上人が「聖戦士」が救世主として現れるという伝説がある。いわゆる、「リーンの翼伝説」はその一つである。強いオーラ力を持ち、その力によって奇跡めいた功績を挙げる人物が「聖戦士」と呼ばれる。オーラ力が強い傾向にある地上人は聖戦士として崇められ、世界を救うことを切望される。

見方を変えれば、『聖戦士ダンバイン』はこの伝説を悪用し、地上人を無理矢理召喚して人為的に聖戦士を作ろうとした物語と捉えることもできる。

基本的に地上人しか聖戦士になる事は出来ないが、オーラ力が強いなど複数の条件が揃えばシオン・ザバのようにコモン(バイストン・ウェル人)でも他者から聖戦士と呼ばれる場合もある。

スパロボにおいて[編集 | ソースを編集]

スパロボでは、『UX』より前までの作品ではオーラ力を表す特殊技能として採用されており、オーラ斬り及びハイパーオーラ斬りの使用条件である。そのため、聖戦士技能を持たないオーラバトラー乗りが登場する『第4次』ではこれがあるかどうかで使い勝手の明暗が分かれる。

原作では「聖戦士」は基本的に地上人のみに与えられる称号だが、上記の通りオーラ力を表す技能として扱われている関係上、コモンでもこの技能を持っている。『UX』以降ではその矛盾の解決のために従来のレベルによる各種補正はオーラバトラー乗り全員が持っている「オーラ力」の技能に変えられ、聖戦士の技能は別の補正となり地上人専用の技能になった。

『T』では「元々はオーラ力が強い地上人に与えられた称号だが、転じてオーラ力を正しき事のために使う者を意味する場合もある」と説明されている。

第4次スーパーロボット大戦S[編集 | ソースを編集]

オーラバトラー系パイロットが「オーラ斬り」「ハイパーオーラ斬り」を使用出来る技能。

オーラ力との区別がない時代だが、地上人ではないニー・ギブンキーン・キッスリムル・ルフトの3人は覚えられない調整。

スーパーロボット大戦F[編集 | ソースを編集]

レベルの上昇と共に、回避とハイパーオーラ斬りの攻撃力にプラス修正される。SS版の初期ROMとそれ以外で効果が違う。

レベル 回避補正 攻撃力補正
1 +5 +200
2 +10 +400
3 +15 +600
4 +20 +800
5 +25 +1000
6 +30 +1200
7 +35 +1400
8 +40 +1600
9 +45 +1800
SS版初期ROM
  • ハイパーオーラ斬りの攻撃力補正はボチューンにのみ効果がある。
  • オーラバトラーの全ての武器に200×聖戦士レベルのダメージが加算される。
  • 回避補正はそのまま

スーパーロボット大戦F完結編[編集 | ソースを編集]

レベルの上昇と共に、回避とハイパーオーラ斬りの攻撃力にプラス修正される。

レベル 回避補正 攻撃力補正
1 +10 +200
2 +15 +400
3 +20 +600
4 +25 +800
5 +30 +1000
6 +35 +1200
7 +38 +1300
8 +40 +1400
9 +43 +1500

スーパーロボット大戦EX プレイステーション版[編集 | ソースを編集]

レベルの上昇と共に、回避能力とハイパーオーラ斬りの攻撃力がプラス修正される。

レベル 回避補正 攻撃力補正
1 +3 +100
2 +6 +300
3 +9 +500
4 +12 +700
5 +15 +900
6 +18 +1100
7 +21 +1300
8 +24 +1500
9 +30 +1700

スーパーロボット大戦64[編集 | ソースを編集]

レベルの上昇と共に、回避能力とハイパーオーラ斬りの攻撃力、オーラバリアの防御力がプラス修正される…はずだったのだが、バグの所為で攻撃力補正が無く、回避補正は常に一定である。

レベル 回避補正 オーラバリア防御力補正
1 +32 +200
2 +32 +400
3 +32 +600
4 +32 +800
5 +32 +1000
6 +32 +1200
7 +32 +1300
8 +32 +1400
9 +32 +1500

スーパーロボット大戦α[編集 | ソースを編集]

レベルと共に、回避率と命中力、オーラ斬り、ハイパーオーラ斬りの威力が上昇する。

レベル 命中・回避補正 攻撃力補正
1 0 +200
2 0 +300
3 +5% +400
4 +10% +500
5 +15% +600
6 +20% +700
7 +25% +800
8 +30% +900
9 +35% +1000

スーパーロボット大戦COMPACT[編集 | ソースを編集]

レベルの上昇と共に、回避率とオーラ斬り・ハイパーオーラ斬りの攻撃力、オーラバリアの防御力にプラス修正される。

レベル 回避補正 攻撃力・防御力補正
1 +5 +200
2 +10 +400
3 +15 +600
4 +20 +800
5 +25 +1000
6 +30 +1200
7 +35 +1400
8 +40 +1600
9 +45 +1800

スーパーロボット大戦COMPACT2[編集 | ソースを編集]

レベルの上昇と共に、回避と攻撃力にプラス修正される。

レベル 回避補正 攻撃力補正
1 +10 +200
2 +15 +400
3 +20 +600
4 +25 +800
5 +30 +1000
6 +35 +1200
7 +38 +1300
8 +40 +1400
9 +43 +1500

スーパーロボット大戦IMPACT[編集 | ソースを編集]

レベルの上昇と共に、回避とハイパーオーラ斬りの攻撃力、オーラバリアの防御力にプラス修正される。バランス調整のため、リメイク前より控えめになった。

レベル 回避補正 攻撃力・防御力補正
1 0 +100
2 +3 +200
3 +6 +300
4 +9 +400
5 +12 +500
6 +15 +600
7 +18 +700
8 +21 +800
9 +24 +900
10 +27 +1000

レベル10にするには特殊技能Lv+1が必要。

スーパーロボット大戦COMPACT3[編集 | ソースを編集]

レベルの上昇と共に、回避とハイパーオーラ斬りの攻撃力にプラス修正される。

なお、オーラ力増幅を持つサブパイロットを同乗させるとレベルが1上昇する(未修得の場合も技能欄の「????」が聖戦士Lv1に変化)。この技能を換算に入れた上でか、今回はメインパイロット単体ではLv8を超えて成長しない。

レベル 回避補正 攻撃力補正
1 +3 +100
2 +6 +200
3 +9 +300
4 +12 +400
5 +15 +500
6 +18 +600
7 +21 +700
8 +24 +800
9 +27 +900
MAX +30 +1000

MAXにするにはLV9にした上で特殊技能+1が必要。

スーパーロボット大戦UXスーパーロボット大戦BX[編集 | ソースを編集]

気力130以上で発動。最終与ダメージが10%上昇する。従来の役割は「オーラ力」技能が実装されたことでそちらに振り分けられた。

スーパーロボット大戦Xスーパーロボット大戦T[編集 | ソースを編集]

自軍フェイズ時、気力+3。気力150以上で、与ダメージ1.1倍される。 回避・攻撃力補正はオーラ力技能に分割されているのは『UX』『BX』と同様。

主な聖戦士[編集 | ソースを編集]

聖戦士ダンバイン[編集 | ソースを編集]

マーベル・フローズン
ニー配下の女性の聖戦士。ショウ達よりも先にバイストン・ウェルに召喚されている。
ショウ・ザマ
トッド、トカマクと共にドレイクによって召喚される。聖戦士の代表格。おそらく、「聖戦士」という定義にもっとも忠実であった男。
トッド・ギネス
ショウ、トカマクと共にドレイクによって召喚される。ドレイク配下の聖戦士。
トカマク・ロブスキー
ショウ、トッドと共にドレイクによって召喚される。
フェイ・チェンカ
ショウ達に続きアレン、シェリルと共にドレイクによって召喚される。
アレン・ブレディ
フェイ、ジェリルと共にドレイクによって召喚される。
ジェリル・クチビ
フェイ、アレンと共にドレイクによって召喚される。好戦的な性格で「20世紀のジャンヌ・ダルク」と評される女性の聖戦士。
ショット・ウェポンゼット・ライト
本来彼らはバイストン・ウェルに召喚されてオーラマシンを作った技術者であり、聖戦士の称号は受けていないのだが、『BX』では「召喚された地上人はもれなく聖戦士」という扱い故か、聖戦士スキルを所持している。
恐るべきはオーラマシンを自分で動かしているゼットはともかく、スプリガンのブリッジに座乗しているだけのショットも聖戦士スキル(およびオーラ力スキル)の効果が有効である点。原作においてもゼラーナがショウのオーラ力で出力が上がった事があるので、この場合もそうした現象が起きているのだろうか。

New Story of Aura Battler DUNBINE[編集 | ソースを編集]

シオン・ザバ
かつてバイストン・ウェルに召喚された地上人ショウ・ザマが、自身の死から700年後にバイストン・ウェルのコモン人として転生した姿。前世と同じく聖戦士である。
判明している限り、数少ないバイストン・ウェル人の聖戦士。しかし彼は当初そう呼ばれることを嫌っていた。

リーンの翼[編集 | ソースを編集]

エイサップ・鈴木
偶然からバイストン・ウェルに転がり込んだ若き聖戦士。まともに扱える者がいなかった試作型オーラバトラー・ナナジンを操れる程の技量を持つ。
シンジロウ・サコミズ
太平洋戦争中にバイストン・ウェルに召喚された往年の聖戦士。直心影流剣術の使い手で、ある意味「聖戦士」と呼称するのに最も相応しい人物である。
矢藩朗利金本平次
アメリカ軍基地に爆破テロを敢行した際にバイストン・ウェルに召喚される。高いオーラ力は持っているものの、「聖戦士」の称号に遠く及ばない俗物ではある。
UX』では聖戦士スキルを所持している。

その他の版権作品[編集 | ソースを編集]

クロスオーバーの一環からか、版権の枠を超えて聖戦士に覚醒する、もしくは候補に据え置かれる者たちがいる。以下はその人物たち。

羽佐間翔子
蒼穹のファフナー』の登場人物。『UX』にて条件を満たした場合にのみ、死亡展開を回避し、バイストン・ウェルに召喚される。
作中では反乱軍として戦うにつれて名を上げ、いつしか「凄腕の女聖戦士」として味方内で評判を獲得し、同時にホウジョウ軍の脅威となっていることが語られる。ショウをも唸らせる高いオーラ力を持っているようだが、さすがに作品の枠を超えた聖戦士技能は持っていない(発動しているような描写はあるが)。
なお、女聖戦士となってしまったが故に、一部のプレイヤーからは主人公の名前「ショウ=ザマ」に倣い「ショウ=コハ=ザマ」あるいは単に「コハ」などと呼ばれることも。
海動剣真上遼
マジンカイザーSKL』の登場人物。『BX』プロローグでキバとの決着直後に乗機もろとも召喚される(正確には「召喚された」わけではなかったのであるが)。確かにバイストン・ウェルは「魂の行き着く場所」と言われているものの、イコール地獄という意味ではないと思うが……。
なお、転移後も暴れっぷりは相変わらずだったらしい。そのため、敵軍であるドレイク陣営からは危険視されており、「ガロウ・ラン」呼ばわりも健在。一部のプレイヤーからも「狂戦士の間違いでは?」といったツッコミが絶えない。シルキーお姉様ジャコバ・アオンはいったい何を思ってガロウ・ランを超える彼らを見ていたのだろうか?
挙げ句の果てに一部のプレイヤーからは、海動&真上が公務員であることに掛けて「聖戦士コウムイン」(あるいは「狂戦士コウムイン」)と呼ばれることも。

関連用語[編集 | ソースを編集]

オーラ力
バイストン・ウェルという世界を支える生きとし生ける者が持つ生体エネルギー。特に、聖戦士は強いオーラ力を持っている。
オーラバトラー
バイストン・ウェルで開発されたオーラ力を動力源とする人型戦闘用ロボット。強いオーラ力を持った聖戦士とは、最も相性が良い。
オーラソード
オーラバトラーが装備する実体剣。聖戦士のオーラ力をまとったオーラソードによる必殺の「オーラ斬り」は強力である。
オーラバリア
オーラバトラーが展開するバリアフィールド。聖戦士等、オーラ力が強い者が展開させたオーラバリアは核攻撃にも耐えられるほど強固である。
ハイパー化
人間の負の感情等によってオーラ力が増大することにより、搭乗するオーラバトラーが巨大化する現象。特に、聖戦士が乗るオーラバトラーのハイパー化は非常に危険である。
リーンの翼
バイストン・ウェルに伝承される光の翼を発現する沓。資格のある者(聖戦士等)が履くと、光の翼が現れて飛行することができる。