「バルキリー」の版間の差分
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2015年6月13日 (土) 17:35時点における版
バルキリー（Valkyrie）
『マクロスシリーズ』における搭乗型戦闘用ロボット・可変戦闘機（Variable Fighter）の総称。本来はVF-1のみをさすペットネーム（愛称）であったが、便宜的にVF一般の総称として扱われるようになった。
最大の特徴は「ファイター」「ガウォーク」「バトロイド」の3形態に変形できることである。
- 「ファイター」……戦闘機形態。迅速な移動やドッグファイトに用いられる形態。
- 「ガウォーク」……中間形態。姿勢制御に優れ、地上での移動ではホバーを用いる。
- 「バトロイド」……人型形態。格闘戦・白兵戦などに用いられる形態。
型式番号について、量産機（正式採用機）は「VF」、試作機は「YF」で通っている。また、S型はもっぱら指揮官機として運用されており、頭部レーザー砲が一般機より多い。派生機として可変攻撃機（VA）、可変爆撃機（VB）、さらに民間企業がカスタマイズし使用している機体もある。
スーパーロボット大戦における特徴
自軍トップクラスの運動性を持つ反面、HPと装甲は脆い傾向にある。Sサイズというのもあり、回避力はかなり高い。主な攻撃手段は実弾系射撃武器。一部の機体はピンポイントバリアパンチ等の格闘武器や歌を主力とする。
また3種形態にもそれぞれ特徴があり、移動力のファイター、万能性のバトロイド、運動性のガウォークとなっているが、近年ではガウォークへの変形がオミットされ、戦闘アニメーションでのみ再現される事が多い。『スーパーロボット大戦Operation Extend』ではバトロイド形態に地上限定で移動力にボーナスがつく特殊能力として、マップ上でも移動中にガウォーク形態を見ることが出来る。
また、『Zシリーズ』や『OE』などでバルキリーより小さい機体（AT、KMF、SPT、リューなど）が参戦している作品ではMサイズとなっている。
SRW登場の主な機体
- VF-0 フェニックス
- VF-1以前の機体のため、公式にはバルキリーとは呼ばれていない。
- VF-1 バルキリー
- 制式採用された初めての可変戦闘機でバルキリーの呼称の元にもなった。
- VF-1A バルキリー
- 一般兵仕様。
- VF-1J バルキリー
- 火力強化仕様。
- VF-1J アーマードバルキリー
- バトロイド形態に武装強化アーマーを装備させた形態。
- VF-1S バルキリー
- 指揮官仕様。
- VT-1 オストリッチ
- 複座型の訓練機。
- VF-11 サンダーボルト
- VF-4、VF-5000を経て新たに統合軍が制式採用した主力機体。両機種を一気に退役へと追い込んだ名機。
- VF-11CFA サンダーボルト
- バトロイド形態に武装強化アーマーを装備させた形態。
- VF-11MAXL改
- 改良機であるVF-11MAXLをサウンドフォース仕様に再改修した機体。
- VF-17 ナイトメア
- ステルス性能と剛性を重視した特殊戦用の機体。スーパーパックは必要とされない機体。
- VF-17D ナイトメア
- 一般兵仕様。
- VF-17S ナイトメア
- 指揮官仕様。
- VF-17T改 ナイトメア
- サウンドフォース仕様。
- VF-171 ナイトメアプラス
- ゴースト運用が進んだ結果、必要性能の基準が下がったことで、コストの高いVF-19に代わって統合軍主力機となった。
- VF-19 エクスカリバー
- YF-19の制式採用型。
- VF-19F エクスカリバー
- 一般兵仕様。
- VF-19S エクスカリバー
- 指揮官仕様。
- VF-19改 ファイアーバルキリー
- サウンドフォース仕様。
- ミレーヌのVF-11MAXL改もそうだが、バトロイド形態の顔は他のバルキリーと違い目鼻口のある人間っぽい造型である。
- VF-19ADVANCE イサムスペシャル
- イサム・ダイソン専用機。VF-19の中でも特にかつての愛機YF-19に近いA系列の機体に、さらにイサムがチューンを施したもの。
- ユニットとしては登場していないが、UXにてゲスト出演はしている。
- VF-22S シュツルムボーゲルII
- YF-21の制式採用型。操縦システムを通常型に変更した機体。
- YF-25 プロフェシー
- YF-24のデータを元に開発された試作型。
- VF-25 メサイア
- EXギアというパワードスーツや新型慣性制御システムによってAVF以上の性能を実現した。
- VF-25F メサイア
- ドッグファイト仕様。
- VF-25S メサイア
- 指揮官仕様。
- VF-25G メサイア
- 狙撃仕様。
- RVF-25 メサイア
- 電子戦仕様。
- VF-27(YF-27) ルシファー
- サイボーグ専用の機体とすることでVF-25を更に上回る機動性を得た。非公認の機種のため、統合軍内部ではYF-27として扱われている。
- VF-27γ ルシファー
- 高性能のスペシャル仕様。
- YF-29 デュランダル
- フォールドウェーブシステムを機体の4か所に搭載することで、他を圧倒する性能を得た新型機。
- YF-30 クロノス
- 惑星ウロボロスで開発されたYF-24系列の新型試作機。クリップドデルタ翼と大型ウェポンコンテナが特徴的。
可変戦闘機以外の機体
- VB-6 ケーニッヒモンスター
- 初登場は『マクロス VF-X2』（スパロボ未参戦）。デストロイド・モンスターをベースに可変機構を追加した可変爆撃機。
SRW未登場の機体
- SV-51
- 『マクロスゼロ』に登場する反統合同盟製の可変戦闘機。
- VF-3000 クルセイダー
- VF-1の構造改良型、少し大型化した。
- VF-4 ライトニングIII
- VF-1に代わる主力機体の一つ、宇宙での性能に優れる。
- VF-5000 スターミラージュ
- VF-1に代わる主力機体の一つ、大気圏内での性能に優れる。
- VF-9 カットラス
- ゼントラーディ人技師による設計で前進翼が特徴的。後述の「9」を冠するバルキリーだけあり、ガンダムシリーズにおけるMSV的位置づけながら出番は多め。
- 後輩たちと異なり、聖剣の名を冠していない。本機は「安価な軽戦闘機」であり、「次期主力戦闘機」でも「超高性能機」でもないためだろうか？
- エンジンをVF-22のものに載せ替えたE型は制御が難しく事故を多発させ生産中止となった。同じ名前を持つ現実の戦闘機「F-7Uカットラス」も未亡人製造機の一角である。
- ……が、ACE:Rにてもっと酷い換装を強行した機体がいたりする。
- VF-14 ヴァンパイア
- Fz-109A エルガーゾルン、Fz-109F エルガーゾルンのベースとなった機体。
- VA-14 ハンター
- Az-130A パンツァーゾルンのベースとなった機体。
- VA-3 インベーダー
- 『マクロスダイナマイト7』『マクロス VF-X2』に登場した可変攻撃機。
- ゼントラーディ系列の技術が組み込まれており、バトロイド形態はクァドラン系のそれに似た姿で、ガンポッドも武器として手で握る形ではなく、両手に内蔵された形となっている。
- また水中での活動も想定されており、「アクアモード」に移行することで水の中での高速戦闘機動も可能である（アクアモード中はミサイルの代わりに魚雷を使用）。
- VAB-2
- 『マクロス7』に登場したFBz-99G ザウバーゲランのベースとなったとされる可変攻撃爆撃機。
- VF-19A エクスカリバー
- 『マクロス VF-X2』に登場。
- 試作機であるYF-19に近しい『先祖返り機』であり、ポテンシャルは他機種より高いが扱いの難しい、高熟練者・特殊部隊向けのピーキーな機体。
- YF-24 エヴォリューション
- VF-25やVF-27のベースとなった新型試作機。データが各移民船団に提供されて、独自の新型バルキリーの開発に活用された。
- YF-29B パーツィバル
- 『マクロス30 銀河を繋ぐ歌声』に登場する地球本国仕様。カメラ形状やガンポッド先端の銃剣など、一部仕様が異なる。
- VF-2SS バルキリーII、VF-2JA イカロス、VA-1SS メタルサイレーン、VF-XX ゼントラーディアン・バルキリー、VC-079 SNNバルキリー
- 『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』に登場。
余談
- TV版『超時空要塞マクロス』第27話には、後番組である『超時空世紀オーガス』の主役機であるオーガスとVF-1が混ざったような機体が一瞬だけ登場した。
- この機体は「オーガスバルキリー」と視聴者の間で呼ばれ、実際に両作のプラモキットを改造して制作した人もいる。
- 歴代バルキリーの中で、型式番号の数字下一桁が“9”の機体（VF-9、YF-19系列、YF-29）は、いずれも前進翼を備え、刀剣類に由来するペットネームを持つ。
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