レビ・トーラー

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レビ・トーラー(Levi Taller)

ゼ・バルマリィ帝国辺境銀河方面監察軍第7艦隊所属の戦闘指揮官。優れた念動力者でありサイコドライバー能力を持ち、味方からも恐れられている。冷酷で優秀な指揮官だが、実はユーゼス・ゴッツォに精神支配を受けており、巨大機動兵器ジュデッカの生体コアとして利用されていた。

スパロボαではリュウセイ・ダテによってジュデッカから解放されるが、地球人としての記憶を一切失っており、その素姓は不明。アヤはレビに妹・マイの面影を見出だす。ジュデッカの支配から逃れた後は、SRXチームの一員となり、R-GUNパワードに搭乗する。

OGシリーズ」ではOG1で一度死亡したと思われていたが、セプタギンによって部分的に再生されたジュデッカの中から発見された。しかし、レビとしての記憶を全て失っており、以後マイ・コバヤシとして生きる事になる。なお、レビは長髪に見えるがカルケリアパルス伝達装置が髪と同じ色なだけで元から短髪(初出であるスーパーロボットスピリッツでも敗北後の表示は装置が外れている)。

DWではOG1とほぼ同じ経緯を辿るが、レビを妹と確信したアヤとリュウセイに何度もマイとして呼びかけられ、ジュデッカ撃破後、「マイ・コバヤシ」としての人格を取り戻したかのように散っていった。

マイ・コバヤシとしての彼女はマイ・コバヤシを参照。

登場作品と役柄

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
イングラム・プリスケンに連れ出された彼女はユーゼス・ゴッツォの精神支配を受け、機動兵器ジュデッカの生体コアとして利用されていたが、リュウセイの協力で呪縛を解き放った。隠し要素の条件次第で仲間になり、R-GUNパワードに搭乗。奇跡を覚える為、SRXの使い勝手を大きく左右する。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
根性と奇跡は敵の時のみとなり、味方時は代わりにひらめき必中を覚える。SRX弱体化の一因になっているが覚醒激励を覚えるだけまだヴィレッタよりは貢献してくれる。
スーパーロボット大戦α外伝
序盤はアヤと共に人質となっているが救出される。難ルート最終面手前でのみ量産型ヒュッケバインMk-IIに搭乗し仲間となる。ユニットは弱めだが、覚醒と激励を同時に覚えているため補助役にできる。
第3次αまでの間に「マイ」であることが判明するため、αシリーズでの「レビ」名義での登場はこの作品が最後となる。
第2次スーパーロボット大戦α
没データとして内部データに存在する。小隊長能力に「防御技能の発生確率を1.5倍。」という珍しいものが設定されているが、肝心の特殊技能が何もないので死に能力と化している。BGMはACE ATTACKER。

OGシリーズ 

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
エアロゲイターの本拠地・ネビーイームの支配者であり、メギロードなどの機動兵器を操る役目を補っていた。ジュデッカの生体コアにされたなどの主な役目は『スーパーロボット大戦α』と変わらないが、彼女とジュデッカを倒すと隠し面でセプタギンが発動する。行かない場合はラスボス
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
残留思念としてマイの夢の中で登場。度々マイを苦しめる。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
役割はGBA版OG1及びOG2と一緒だが、GBA版の隠し面へと無条件で進むようになった為、ラスボスのひとつ前のボスとして登場する。また、同じ声繋がりのシロと共に中断メッセージに登場。その際、尊大な喋り方ではプレイヤーが再開してくれないというシロの言葉に対して、レビが実行したのは語尾に「ニャ」を付ける事だった。このノリの良さや天然ぶりが、本来のマイの人格を覗かせているのかもしれない。
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター

単独作品

スーパーロボットスピリッツ
初出演作品。ボス。なお、設定上「マイ・コバヤシ」とは完全に赤の他人である(マイの設定自体がまだないが)。戦闘メカ ザブングルの設定が盛り込まれていて、惑星ゾラ(未来の地球)から時間を越えてやってきた。ただしイノセントではなく、ネオ・イノセントというオリジナル設定の勢力の主導者。ネオ・イノセントは宇宙からゾラを見守っているのだという。
未来の地球は「帝国軍」という地球外勢力から侵略を受けていて、それに対抗するためネオ・イノセントはDG細胞を使った兵器群「地球防衛システム・エアロゲイター」を作ったが劣勢であるため、過去に存在したスーパーロボットたちの戦闘データやパイロットたちのスピリッツのデータを得ることで状況を打開しようとしている。
時間を越える力を持つジュデッカをレビに提供したジュデッカ・ゴッツォにデータを送ることで未来が救われると信じていたが、ゴッツォは帝国軍の人間であり、地球侵略の障害となるスーパーロボットたちのデータ収集に利用されていた。
また精神操作もされていて、過去の地球に破壊と侵略を仕掛けた。敗北して本来の人格に戻ると操られていた間の記憶はなくなり口調も変わって、当初の目的通り信頼するジュデッカ・ゴッツォにデータを送信した。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

αにおいては「SRX」勢で最高クラスの能力値を誇り、精神ポイントも多め。技量反応だけは低め。

OGにおいてはイングラムに次いで敵では2番目の能力を持ち、予知と念動力に加えて底力の補正により、ジュデッカの巨体でひょいひょい避けて来る。おまけにリベンジ持ちなので、下手に手を出すと返り討ちに遭う。

精神コマンド

α
根性集中熱血激励覚醒奇跡
命中系のコマンドが「集中」しかないのが問題だが、高い能力と合わせ、普通に戦うだけなら問題にならない。
OG1
直感集中感応ド根性気迫熱血
さすがのラインナップだが防御系が「直感」しかない。「気迫」「ド根性」「熱血」とキャラ性に合わないコマンドが3つもあるのは元が別人であることの証明か? 熱血以外はマイにもないが。

特殊技能(特殊スキル)

α
念動力L9 切り払いL9
OG1
念動力L9 底力L9 指揮官L4 リベンジ 予知
技能3つの相乗効果でとにかく回避が高く、加えて反撃が強い。キョウスケルートだと指揮官がほぼ死に技能だが、リュウセイルートなら地形効果と合わせて凄まじい回避力を発揮するヴァイクル・ベンがさらなる脅威となる。

人間関係

アヤ・コバヤシ
味方になった後、妹として慕う。
リュウセイ・ダテ
彼によってジュデッカの呪縛から解き放たれ、それ以降、慕うようになる。
ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ
スーパーロボットスピリッツで、レビを信頼させ利用し地球のスーパーロボットのデータを収集させ、また精神操作により破壊活動を行なわせた。αでは直属の上司。
ユーゼス・ゴッツォ
αで彼女に精神操作を施した張本人。
イングラム・プリスケン
OGで彼女を連れ去り精神操作を施した。
エツィーラ・トーラー
同じ氏族に所属。
アタッド・シャムラン
OGでの配下。同じく特脳研の被験体だった。

名台詞

戦闘台詞

「私とジュデッカに魅入られたら、もう逃げられないよ」
「これでいい…当然の報いだもの」
味方時に於ける撃墜台詞。
「く…!ここは退くしかないか!」
第2次α唯一の台詞。撃墜時にしか聞けない。

αシリーズ

「そうか…私は貴公らとキャンベル軍が地球で同盟を結び、我等ゼ=バルマリィ帝国観察軍に反逆するつもりかと思ったぞ」
α中盤の極東地区ルートで、プリンス・ハイネルに発したヘルモーズへの出頭命令。裏でオレアナと密約を交わしていたド・ズールは、全てを見透かしているかのようなレビの言葉に肝を冷やす。
「そうだ。貴公らは母星を救う為に、そのプライドを捨ててでも我々帝国観察軍に貢献しなければならない」
直前まで自らロンド・ベル隊討伐に乗り出すつもりだったものの、レビからの通信で興を削がれ出頭命令に難色を示すハイネルへ、帝国観察軍に於けるボアザン星人の立場を再認識させた上で再度、出頭を促す。

スーパーロボットスピリッツ

「案ずることはない…ジュデッカはもう限界だが、時空間分断フィールドでお前達を元の時代へ帰すことは出来る…」
「フフ…まさかシビリアンに倒されるとはな…求めていた力が身近にあったとは皮肉だ…」
「お前達のその強さなら、ゾラを救うことが出来るかも知れない…。後は頼むぞ…新しき世代よ…」
ウォーカー・ギャリア(パイロットはジロン・アモスチル)のエンディングにて。