マイ・コバヤシ
マイ・コバヤシ | |
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漢字表記 | 古林 舞 |
外国語表記 | Mai Kobayashi |
登場作品 | |
声優 | 折笠愛 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α |
SRWでの分類 |
パイロット サブパイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 女 |
生年月日 | 新西暦159年6月17日 |
年齢 | (肉体的には)16歳(経過時間上は28歳) |
身長 | 146 cm |
髪色 | ピンク |
髪型 | ショートヘアー |
所属組織 | 地球連邦軍極東支部(伊豆基地) |
所属部隊 | SRXチーム |
軍階級 | 少尉(第3次α) |
マイ・コバヤシは『超機大戦SRX』の登場人物。
概要
「レビ・トーラー」が記憶を失い、アヤ・コバヤシの妹としてSRXチームの一員となった姿。
性格は大人しく、優しい女性。彼女も優れた念動力と共にサイコドライバーの資質を持っている。リュウセイ・ダテのノリに応えるなど意外とお茶目な面も見られる。
長らくレビとして生きていたので地球の常識などに疎く、偏見がない為にリュウセイのオタクな発言を真に受けてしまうこともある。また、レビの頃の口調が残っている為か敬語を使わないが、特に誰も気にしていない様子。
過去の経歴については秘密とされており、父ケンゾウ・コバヤシとイングラム・プリスケン、ギリアム・イェーガー、ラーダ・バイラバン、アギラ・セトメの5名しか知らない。その秘密とは、かつて「特脳研」で在籍していたマイは実験中に精神崩壊を起こし、全ての記憶と人格を無くした(その後冷凍保存がされていたらしい)。その後、イングラムがマイを引き取り、ゼ・バルマリィ帝国のユーゼス・ゴッツォによって新たにレビとしての記憶と人格が植えつけられた。そして、ゼ・バルマリィ帝国の尖兵「エアロゲイター」の指導者となった。
本来の家族関係についても、マイが妹、アヤが姉ということだが、実際は赤の他人でありさらに特脳研の極秘データ上にあった生年月日によれば、本当の年齢はアヤより6歳も上、つまり時間経過だけで考えれば本来は28歳とみられる。また、データ上の実年齢と今のマイの容姿がかけはなれているのは、冷凍保存の影響とみられる。そのような複雑な過去は既に皆無に等しく、現在ではアヤが姉として振る舞い、マイが妹としてアヤを慕っている。
特脳研のマイの念動力のデータは、T-LINK13、αリンク14。ジェニファーやユキコの数値が5や6だった事を考えると、ずばぬけた素質を持っていたことが窺える。
インスペクター事件序盤、回収されたジュデッカのコアから発見される。セプタギンはこのコアをレビごと再生してジュデッカを複製しようとしていたのだが、鋼龍戦隊の総攻撃によりその前に撃破されたため、コアは破損したまま海中に沈んでいた。その後、コアは回収されるまでにズフィルード・クリスタルによる自己再生を行っていたのだが、ダメージが激しかったため再生機能が途中で死に、生体コアとなっていたレビは洗脳調整を施される前の、人格・記憶を失った状態で生存していた。
現在SRXチームに参加している「マイ・コバヤシ」はこの状態のレビにケンゾウ達が教育を施した存在である。
蘇生後はコバヤシ親子の下でPTパイロットとしての訓練や念動力の測定などの検査を行っていたが、その中でレビの人格が念動力に紛れる形で残存していたことが発覚。ケンゾウは記憶操作による封印ではなく、マイ自身が折り合いをつけることを望んであえてこの事実を教えなかったが、ミッション・ハルパー直後のタイミングでリュウセイ達の会話からその事実を知って一時暴走。飛び出した先でアギラの率いていたアースクレイドルの部隊と遭遇し、後を追ってきたSRXチームとともにアギラから本来の過去について知らされる。
一時はそれに衝撃を受けたが、いち早く立ち直ったアヤの発破を受けて自身も再起、本格的にSRXチームの一人として戦い始めることになった。 なお、レビの人格についてはこの一件以降表に出ていないが消滅してもいない。
インスペクター事件後はチームごとハガネで各地を転戦していたが、その中でリュウセイのロボット趣味にハマり込み、封印戦争終結後の現在ではすっかり感化されて彼の感性に染まっている。
αシリーズ
過去についての経緯は大体同じだが、レビとしての人格を植え付けたのはエツィーラになっている。また、こちらでは二つの人格が独立していたOGとは異なり、洗脳から解放された状態のレビがケンゾウに引き取られ、この名を名乗っている。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- レビ・トーラー名義で登場する。詳細はそちらを参照されたし。正体がマイである事が示唆されているが、一応謎のまま。しかし、『OG2』では何故か本作がマイの初出になっている。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 本作でもレビ名義。ハードルート限定で仲間になる。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- マイ名義で登場。性格もOGシリーズに近くなっているが、『α外伝』の後、コバヤシ一家に「マイ」として引き取られていた為か、性格が随分と丸くなっており、それでいてOGシリーズに比べるとクールな性格で、シリーズ通して遊んでいるプレイヤーにとっては随分とキャラが変わった印象を与えた。サブシナリオでは(クスハ、ブリット以外の)α主人公が搭乗していたヒュッケバインMk-IIIに乗る。本編ではバンプレイオスのサブパイロット。なお、今までのレビとは異なる演技となっており、レビ時代とはかなり印象が異なる(マイ名義で折笠氏が初めて演じたのはOVAだが、ほとんど喋っていない)。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年8月のイベント「激闘のバーニングPT!」で登場。シナリオNPC。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- レビとしてプレイヤーの前に立ちはだかる。この時点で正体がマイであることが示唆されている。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 中盤でマイとして仲間に。今まで知られていた味方版レビとも異なる性格となり、ファンを驚かせた。また、表情パターンが大幅に増えており、ファンの増加に繋がった。レビの残留思念や記憶が無い事に苦しむが、仲間の支えもあり克服する。R-GUNパワードに乗せた場合、SRXとの合体攻撃『天上天下一撃必殺砲』は攻撃力が高い反面、燃費が悪くなる(ヴィレッタを乗せるとその逆)。能力面では回避型にも関わらず性格が「強気」なことと、特殊技能枠が2つしかないのがネック。また、バグか仕様かは不明だが、中盤で自軍に加わるにも関わらず撃墜数が0からスタートするため、エースボーナスを得るのにも苦労する。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- OG1シナリオでは隠し面が普通に進めるようになった為、ラスボス一歩手前で登場する。OG2の中盤で仲間になる。撃墜数の問題は解消された。ゲシュペンストキックのボイスが凄まじい。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 今回から、ART-1に乗せるとリュウセイと合体攻撃を放てるようになった。その為、ART-1が事実上の専用機になっている。また、彼女をエースにすることで隠し換装武器であるブーストハンマーが入手できる。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 第5話から登場するが当初はシュテドニアス軍の人質になってしまっている(『EX』におけるリィナのポジション)。なお、序盤はリュウセイがART-1ごと行方不明になっているため初期搭乗機がR-1。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 宇宙ルートの第3話から参戦。エースボーナスが変更されてSP回復の効果が上がるようになったため、集中力を付ければ感応役として申し分ない。
- また、本作からリュウセイとのリレーション補正が恋愛Lv1に変わったため、回避率は低下したが火力が向上。一撃必殺砲の威力はヴィレッタを大きく凌ぐように。MB発動が養成で後付けできるようになったこともあり、この火力をマキシマムブレイクに組み込むこともできる。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE SOUND CINEMA
- 隠し芸大会でライがマサキのモノマネをするのに付き合って、アヤと共に黒と白のネコミミビキニのコスプレをして、マイは同じ声優繋がりでシロのモノマネを披露。ただしラミアの夢オチ。ちなみに3巻のパッケージにこの姿が描かれている。
パイロットステータス
能力値
能力的にはリュウセイと同等だが、格闘が低い(チーム中で一番下)。OG本編やαシリーズならともかく、ART-1が搭乗機となるOG外伝ではかなり痛い。本気で使おうと思ったらテコ入れが必要。
精神コマンド
- OGシリーズ
- 必中、集中、感応、ひらめき、熱血、覚醒、絆(ツイン)
- 戦闘向きのラインナップだが感応でサポートも可能。OG2ではリュウセイとともに覚醒を使っての4連続HTBキャノンが超強力。
- 第2次OG以降
- 感応、集中、ひらめき、熱血、覚醒、絆(ツイン)
- 必中がラインナップから外された。感応でフォローできるとは言え、必中の3倍のコストはSP回復があるとはいえ馬鹿にならない。
- αシリーズ
- 祝福、集中、加速、直感、熱血、期待
- なかなか便利なコマンドが揃っている。終盤は期待によるSP回復が主な仕事となるだろう。
特殊技能(特殊スキル)
- OGシリーズ
- 念動力L9、SP回復、強運、援護攻撃L2
- 念動力の成長速度が速く、念動力持ちでは最速でL9に達する。他にも地味に強い技能が揃っており、中でもSP回復をデフォルトで持っているのが大きい。強運は奇跡の生還の表れか。GBA版では技能枠が2つしか空かず、SRXの真価を引き出そうと思ったらガンファイト+アタッカーしか選択肢がないのが痛い。R-GUNが無類の強さを発揮するようになるため無駄ではないが。
- αシリーズ
- 念動力L8、援護攻撃L2、連携攻撃
- バンプレイオスのサブパイロットなので完全に死に技能。優秀なだけに惜しい。彼女の活躍はサブシナリオで。
小隊長能力(隊長効果)
エースボーナス
- 最終命中率+10%、SP+20
- 『第2次OG』まで。レビ時代と同じボーナス。精神コマンドがより多く使えるようになるのがありがたい。
- 気力150以上で、特殊スキル「SP回復」の回復SP+5
- 『OGMD』ではこちら。SPの回復量が15になるため集中をノーコストで使用できるようになり、集中力も合わさればお釣りがくる。
パイロットBGM
- 「MARIONETTE MESSIAH」
- レビ時代から引き続いてのBGM。直訳すれば「操り人形の救世主」、意訳すれば「操られた救世主」。英語としての読みは「マリオネット・メサイア」。歌詞もあるが、内容は「スーパーロボットスピリッツ」のイメージ。ボーカルバージョンの担当は岩永雅子氏。
- 「ACE ATACKER」
- 第3次αでは専用BGMがないため、機体曲であるこちらが流れる。
人間関係
- アヤ・コバヤシ
- 姉だが血はつながっていない。複雑な過去はお互い気に留めず、良き姉妹関係で通じ合っている。
- ケンゾウ・コバヤシ
- 父だが血はつながっていない。事故でマイの精神崩壊を引き起こし、その行為に悔いる。だが、SRXチームの為に心を鬼としてマイを再び戦場に駆り出す事になる。αシリーズでは正式に彼の養女として引き取られている。
- リュウセイ・ダテ
- チームの一員で、良きパートナーの一人。リュウセイのアニメ趣味に溶け込んでしまい、そんなマイを見てアヤはリュウセイを叱っている。
- ライディース・F・ブランシュタイン
- チームの一員で、良きパートナーの一員。マイを含め、チーム全体の心のケアを任されており、強い信頼関係を結んでいる。マイの過去を隠す際には、リュウセイ共々に強い不満を漏らした。
- イングラム・プリスケン
- OGシリーズでは事故直後のマイをネビーイームに連れ去っている。αシリーズでも同じ経緯だが、第3次αでは1人だけ彼との会話がない。
- ヴィレッタ・バディム
- チームの隊長。ヴィレッタはかつてのイングラムの行いを悔い、マイを戦場へと駆り出すことには反対していた。しかし、マイの過去が明らかとなり、仲間からも認められた後は、成り行きでもマイの心をケアした。
- ラトゥーニ・スゥボータ
- 親友。マイがリュウセイと気持ちを通じ合っている事に対して、ラトゥーニは同じくリュウセイに想いを寄せるが故に困惑するが、仲間たちのケアにより自身も強くなり、マイをサポートしていった。
- アギラ・セトメ
- かつて特脳研に在籍。人間を研究対象としか見てない狡猾な老婆。マイの過去を暴露させ、SRXチームを追い詰めるが、逆に強い信頼関係を築いてしまう。
- ユーゼス・ゴッツォ
- αでマイをレビ・トーラーとした張本人。サイコドライバーを求めて、彼女の優れた念動力を利用した。
- エツィーラ・トーラー
- レビ・トーラーとした張本人だが、マイとエツィーラの過去については現段階では触れられてない。第3次αでのマイの台詞からすると、OGシリーズに近い扱いをしていたらしい。
- レビ・トーラー
- もう一人の自分というべき存在としてマイの意識の中に生きており、OG2でマイの夢の中や自分の正体を知って恐慌状態に陥った際に現れてマイと一体化しようとしていたが、マイ自身は姉や仲間達の敵になる事を断固として拒否した。しかし、未だその思念は健在であり、表にこそ出て来ていないが、内部からマイを乗っ取ろうとしていることがさまざまな人物から示唆されている。
- キサブロー・アズマ
- ハガネに搭乗してきた彼を後述の理由からロボットを作ってる博士だと推測をつけた。
名(迷)台詞
OGシリーズ
戦闘台詞
- 「リュウみたいに頑張ってみる…」
「究極ゥ…!ゲシュペンスト!キィィィィィック!」 - 究極!ゲシュペンストキック使用時。完全に声が裏返っており、リュウセイでもやらないような叫びである。OGSにおけるゲシュペンストキックボイスの中では飛び抜けていたため、「キックの女王」とプレイヤーに呼ばれるようになってしまった。
- 「天上天下! 念動破砕剣!」
- 第2次OGにおけるR-1搭乗時。リュウセイネーミングにもばっちり馴染んでいる。
インターミッション
- 「私……あの子の気持ちがわかる……。私もアヤを失ったら……」
「ラトゥーニを捜そう。放っておけない……」 - 『OG2』アースクレイドルルート第36話「眠れ、地の底に」より。目の前でオウカを失って悲しみに暮れていたラトゥーニを心配していた。
- なお、後述の第3次αにおけるシナリオでは皮肉にも目の前でアヤを失う絶望(当のアヤは無事であったが)に直面して自暴自棄になっていた。
- 「きっと、ロボットを作ってる博士だ……」
「リュウに観せてもらったアニメで、ああいう感じの人が出てたから」 - 『OG外伝』第21話「黒き雷翼」より。キサブローを見て。間違いなく「バーンブレイド」辺りの影響を受けており、傍で聞いていたリオはリュウセイをたしなめる。ちなみにこの推測は特に間違いでもなく、キサブローの本職はロボット工学者である。カイザーが代表だが、実はそれ以前に作ったロボットがもう1機あった。
- 「SRXにもあんな翼がつけばいいな……」
「バーンブレイドもパワーアップすると翼がつくから……」 - 『スーパーロボット大戦 OG外伝』第29話「閃く光、燃ゆる炎」より。「Gコンパチブルカイザー」を見てリュウセイと意気投合して親近感を持っていた。リュウセイと見ていた劇中劇『超機合神バーンブレイド3』が元なのだが、すっかりリュウセイの感性に染まってしまったようである。ちなみにロバートもこの意見には前向き。
- なお、SRXの後継機体であるバンプレイオスにはウイングがある。伏線だろうか?
- 「超獣戦士ギガシードに出て来た、ドグラギオーに似てる……」
- 『第2次OG』第36話「不可視の扉」より。コンターギオを見た感想。アヤの願いも虚しくどんどんリュウセイの感性に染まっている。
- (演し物……? ここはそういう場だったのか……!?)
- 『OGMD』中断メッセージより。本来はそういう場ではないのだが、OGシリーズは版権シリーズに対して茶番劇が多すぎるので……。
αシリーズ
- 「ネタが古いぞ、リュウ」
- 『第3次α』第44話より。部隊への合流後、バンプレイオスの機能を「全身に内蔵された26の秘密」と例えたリュウセイに対してのツッコミ。あまりにも早く、さらりとした対応から精神年齢がうかがい知れる。26の秘密の元ネタは『仮面ライダーV3』。
- 「私なんか…こんな世界なんか…みんな…みんな…消えてしまえ…!」
「バルマーも私も…消えてしまえばいいんだああっ!!」 - 『第3次α』第54話「神に守られし星」より。エツィーラの罠に嵌りヒトの姿を失ったアヤ(の幻影)から責め苛まれた事で、自責の念から恐慌状態を起こした際の絶叫。その制御しきれない感情はバンプレイオスを暴走させ、イデにも発動の兆しを起こさせる程の影響を及ぼした。
- 「あ、あの2人……まるでSRXに乗ってるみたいだ……」
- サブシナリオ「勝利への誓い」より。不完全なまま起動したアルブレード・カスタムを見事な連携で動かすリュウセイとライを見て、バルマー戦役を制した鋼の巨神を想起する。
搭乗機体
- 量産型ヒュッケバインMk-II
- OGシリーズでのデフォルト搭乗機。長所が全く活かせないので早めの乗り換え推奨。
- R-GUNパワード
- マイとしての乗機。
- ビルトビルガー
- OGシリーズでは、赤いカラーリングのタイプLをマイが使う事がある。
- ゲシュペンストMk-II
- ヴィレッタが使用していたタイプRを譲られた。
- ART-1
- R-1の発展後継機で、マイが搭乗することで合体攻撃「天上天下念動連撃拳」を繰り出せる。
- R-1
- 『第2次OG』の序盤にてリュウセイの代わりに搭乗。マイ用に調整されたためSRXへの合体は不可能となっている。
- バンプレイオス
- SRXの後継機で、3号機(まだ名前は無いが、R-3の発展機という事になる)のパイロット。アヤと共に搭乗する。
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