小楯衛

提供: スーパーロボット大戦Wiki
2015年11月12日 (木) 19:27時点におけるシャッケ (トーク | 投稿記録)による版
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小楯衛(Mamoru Kodate)

  • 登場作品蒼穹のファフナー
  • 声優:斎賀みつき
  • 俳優:佐藤翔(舞台版)
  • 種族:地球人(日本人)
  • 性別:男
  • 年齢:14歳
  • 生年月日:2131年8月13日
  • 星座:獅子座
  • 身長:165cm
  • 体重:61kg
  • 血液型:A型
  • 好きな物:漫画、ゲーム
  • 所属:竜宮島

剣司咲良とよく共に行動する少年。剣司と同時にファフナーマークフュンフの搭乗者となる。

大の漫画好きで、「大粒あんこ」作の『機動侍ゴウバイン』は特にお気に入りだが、後に「大粒あんこ」の正体が自身の父親・だと知る。

恐怖心を抑える為、ファフナー搭乗時にはゴウバインのヘルメットを被り、自分はゴウバインだと自己暗示を掛けている。ゴウバインの仮面を被っている時は非常に強気であり、咲良と剣司を驚かせる程だが、仮面を外すと元の気弱な性格に戻る。また、仮面を被っている時の記憶は無い。後にゴウバインの作者が父だと知ってからはメットを被る事を辞めて、強くなる事を決意する。

総士一騎と衛を「戦力の要」と考えており、衛に「一騎とツインドッグを組まないか?」と持ちかけている為、相当信頼していたようである。

スカラベ型(SRW未登場)のフェストゥムが襲来した際、後輩の広登にゴウバインの仮面を託して出撃。仲間を守る為に自ら敵と共にルガーランスに突き刺さりフェストゥムを撃退する。その際、総士がコックピットを脱出させるが、ワーム・スフィアーに巻き込まれてコックピットごとねじ切られ死亡(DVD版ではねじ曲がったコックピットから大量の血液が漏れ出しているシーンが追加され、衛の凄惨な最期を物語っている)。

一方、漫画版では衛は生存し、最後まで生き残っている。

天才症候群の兆候として、構造理解力に優れる。小説版では「衛の修理した通信機が、後のフェストゥム来襲の遠因である」ことが語られる。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
第30話前編「情愛~さよなら・前編」で原作通りに死亡し永久離脱。しかし、フラグ次第で生存し第32話前編「リセットされる世界・前編」で復帰する。エルドラソウルエルドラメンバーに共感した。例のゴウバインメットは、ウェンディに預ける。
戦力としては総士に一騎共々戦力の要と評されただけはあり、絶大な守備力を持つマークフュンフを駆り味方を守る盾として活躍が期待できる。
スーパーロボット大戦UX
第2弾PVにてTV版で退場したファフナーのパイロットとしては唯一の登場。衛のトレードマークのゴウバインヘルメットおよびお気に入りである漫画作品『機動侍ゴウバイン』が連載されている漫画雑誌『少年冒険キング』はスキルパーツとして登場する。
原作より前倒しされ、咲良と同時に3人揃って加入する。やはり第38話「防人たち」にて死亡イベントがあるが、核兵器を搭載したハザードの乗る戦艦を守ろうとしてサコミズの駆るオウカオーに立ち向かい、ハイパー化寸前までオーラ力が高まった相手を瀕死にまで追い込むも、動きを止めたところにハザードが放たせたミサイルの乱射を受けてしまい撃墜・戦死するという原作とは全く違った形となる。皮肉にも守ろうとした人間に討たれてしまうという原作以上に報われない最期となった。
今回原作再現が豊富なファフナーパイロットの中では珍しく違った経緯での離脱であり、その関係で原作では直後に死亡する道生と順番が逆になっている。また、ゴウバインの作者が父・であると判明するのもEDとなった。
もちろん、条件を満たすと生存し、広登の代わりにマークフュンフに乗せることが可能になる。その際には原作同様にゴウバインのヘルメットはつけなくなっている。ちなみに復帰直後は乙姫が助けたかのように思われていたが、実はエンネアが助けていたことが第43話ユニオンルート「THE RETURN OF THE SORCERER」および最終話「命の始まり」で判明する。
実はゴウバインヘルメットを付けずに出撃するようになった際のシナジェティック・スーツがHEAVEN AND EARTH』に出てくる黒いスーツになっているチームメイトとの合体攻撃が存在するため(合体攻撃が無い翔子道生TV版のままなので)だと思われる。

パイロットステータスの傾向

精神コマンド

K
不屈鉄壁根性熱血脱力気迫
UX
不屈根性必中脱力勇気

特殊技能(特殊スキル)

K
C・コード斬り払いインファイト援護攻撃援護防御アタックコンボL2
UX
シナジェティック・コードL7、援護攻撃L1、援護防御L2、全体攻撃L2

パイロットBGM

人間関係

小楯保
父親。実は『機動侍ゴウバイン』の作者であるのだが、衛は知らなかった。
真壁一騎
仲間。ゴウバインヘルメットを被ったりした事もある。
皆城総士
仲間。彼もゴウバインヘルメットを被らされた事があり、評判だった。
「メットを被っている時の自分がどう戦っているのか?」と衛が訊ねた際には「敵の侵攻を真っ先に食い止める一番危ないポジションにいる。自分は一騎と衛が戦力の要だと考えている」と答えた。
近藤剣司
仲間。皮肉にも「誰も悲しませない」為に衛が自らを犠牲にした事で一時戦いから逃げ出してしまう。
UX』では逆に、衛の犠牲が奮起する切っ掛けとなる。
要咲良
仲間。
カノン・メンフィス
夏祭りで彼女に盆踊り……ではなく、ゴウバインのポーズを教えて色々と誤解させた。
堂馬広登
後輩。最後の出撃の際、ゴウバインヘルメットを彼に託す。

他作品との人間関係

リアル系

シンジロウ・サコミズ
UX』で自分に立ち向かう衛の姿を見て「子供が戦場に立っているというのか!?」とショックを受けた。

スーパー系

エルドラメンバーネロホセバリヨカルロス
K』では正義の心を教えてくれた師。
彼らからも衛を信頼しており、死亡したときにはその死を嘆き、それが「蒼穹作戦」において「女子供を行かせない」という提案を立てた。
ウェンディ・ギャレット
『K』で彼女と仲が良く、自分のヘルメットを預けた。今回ファフナー系は『ガン×ソード』系のキャラと色々と関係がある。
カイジ
『K』ではフラグを立てば彼に助けてくれるので、命の恩人となる。
猿渡ゴオ
『K』で『機動侍ゴウバイン』のファンだった事が明らかになる。実はそこに原作の伏線が織り込まれている。
ハザード・パシャ
UX』では彼の乗った戦艦を守ろうとするが、(故意ではないとは言え)最終的にハザードの手で討たれてしまう事に…。
生存フラグが成立した場合、ハザードと対峙することとなるが、あの時のことを思い出した上で憎々しげに暴言を吐く。
エンネア
『UX』では条件を満たすと彼女に助けられる。何の因果か、『K』における勇者の師と同じ名前を持っている。

名台詞

「おお~! それはもしや、麗しの最新号。待ってたぜ~っ!」
第1話「楽園~はじまり」より。衛の初台詞。総士が手にしていた冲方書房の包装紙を見て狂喜乱舞する。
衛が心待ちにしていたものとは、お気に入りの漫画作品『機動侍ゴウバイン』が連載されている漫画雑誌『少年冒険キング』であった。
余談だが、包装紙に印刷されている「冲方書房」の由来は、『蒼穹のファフナー』シリーズの脚本家である冲方丁(うぶかた・とう)氏からである。
「僕の家、どこ?」
第2話「告知〜いのち」より。フェストゥム襲来時にせり出した隔壁の所為で自宅に帰る道がわからなくなってしまって。シリアスなストーリー展開の中でのシュールな一幕。
「総士! 俺のコードネームはゴウバインだ!!」
第12話「不在~あせり」より。初の出陣の時に言った男らしい台詞……なのだが、総士はスルーした。
「それ僕のだからね! あげないよ?」
第21話「咲良~みらい」より。ゴウバインヘルメットを無理やり一騎に被らされた総士に対してのセリフ。当の総士は「欲しいワケないだろ…」とこぼしていたが…
「僕…剣司咲良の三人がいいや」
総士からポジション変更の話を持ちかけられた際の台詞。衛のこの言葉に対して総士も笑顔で返している。
「僕も…強くなれるのかな、皆みたいに」
初めてヘルメットを被らずに出撃した後、戦闘の怖さに震えての発言。彼の死後、剣司は「俺も強くなれるのかな、衛みたいに」と発言し、衛の強さを認めている。
「これ、続きどうなったんだろう…? きっと、ハッピーエンドで終わるんだ! そのために戦っていたんだから…」
第22話「守護~ちから」より。大事にしていた漫画を物置にしまいながら。
純粋な衛らしい台詞だが、残酷な事に世の中にはバッエンで終わるロボットアニメも存在するのもまた事実である。
そして、この『蒼穹のファフナー』もまた安易なハッピーエンドではない…。
「そうだ、これあげる!君を守ってくれるはずだ!」
後輩の広登にヘルメットを託して。…もう嫌な予感しかしない視聴者も多かったに違いない。
「もう誰も悲しませない! 僕が…僕が守るんだぁぁぁぁぁ!!」
スカラベ型(SRW未登場)のフェストゥムを抑え込んで必死に叫んだ。そして共にマークザインのルガーランスに突き刺さり、その隙に脱出したが、間に合わずコックピットブロックごとねじ切られてしまう。
その場にいたアルヴィスの人間と剣司に悲しみとトラウマを与えてしまう…。
UX』では第38話「防人たち」にて、を積んだファミール艦を撃墜しようとしたホウジョウの王を取り押さえ、DVEおよびオウカオーに対するイベント戦闘での特殊戦闘台詞でこの台詞を叫ぶが、その直後ハザードの命令で発射されたミサイルに直撃して死亡する…。
原作と異なり、フェストゥムではなく同じ人間に殺されるという非業な最期に自軍部隊はおろかサコミズすらショックを受け、死なせた張本人であるハザードは罪悪感の欠片も見せず、さらに衛を貶めた態度を取った結果、自軍部隊の怒りを買ってしまう(もちろん、条件を満たせばある人物に助けられるが)。

スパロボシリーズの名台詞

戦闘台詞

「爺ちゃんたち!助太刀だ!」
「さすが伝説の勇者だ!俺も…いやゴウバインも負けられない!」
K』にて、エルドラメンバーの援護攻撃をすると発生する特殊台詞。

K

「俺が…ゴウバインだ!」
『K』にて、前述の通り本編で自分のコードネームがゴウバインであると主張したり、小説版に至っては「俺がマークエルフだ」という台詞が存在するので、原作準拠でもある。
「エルドラソウル! 何と雄々しい姿なんだ! ゴウバインに勝るとも劣らない!」
第24話「オーバーデビルクライシス・前編」より。エルドラソウルシベ鉄に勝利したときの台詞。
「一般市民にケガをさせたら、正義の味方失格だもんな…」
第25話「奇襲」より。ディガルドを攻略する際、ディガルドの首都であるディグを一般市民の住み地域に被害を出さずに奇襲する作戦を話し合っていたときの台詞。

UX

「行くぞ! ゴウバイィィンスマァァーッシュ!」
第22話「SUPER NOVA」での核ミサイル迎撃時の台詞。この台詞から察するに、衛は核ミサイルを投げまくっていたらしい。確かにシステム上は不可能ではないが……
「諦めるな!」
「たとえ勝てる見込みが0%でも明日の朝日を信じて戦う…」
「それが機動侍! ゴウバインだ!」
第41話「再来-みさお-」にて、新たなフェストゥムの増援に自軍部隊は押し切られ、もはや万事休すかと思われたその時、竜宮島を護るために命を落としたはずの少年がここに帰ってきた…。
台詞もさることながら、窮地に陥った味方を助けに来たその姿はまさしく衛が憧れた「正義のヒーロー」そのものだった。
「正義は死せず!」
「さあ、立ち上がれ! 胸の炎が、まだ燃え尽きてないなら!」
追い込まれたことで闘志を失いかけた広登に対して。彼はこれで立ち上がり、受け継いだマークフュンフと共に超必殺技「ダブル・ゴウスパーク」でフェストゥムの群れを吹き飛ばした。
「敵はかなりの数だが…いや、大したことはないか」
「今日は俺と広登で、ダブル・ゴウバインだからな!」
同じく復帰イベントにて、まだフェストゥムが健在であるがそれでも闘志は衰えはせず、広登をヒーローとして認め、戦地に立つ。もっとも、の鶴の一声でフェストゥムは撤退することになるが。
元ネタは、『仮面ライダーSPIRITS』における仮面ライダー1号/本郷猛の台詞。
「お前にはわからないだろう!」
「倒れては立ち上がり…そのたびに強くなる!」
「それが本物のヒーローなんだ!」
第44話「フェイス」にて、斃れたはずのヒーローマンMR-1の電気によって復活したことで、大いに取り乱したゴゴールに言い放った痛烈な一言。
元ネタは『宇宙刑事シャリバン』のエンディングテーマ「強さは愛だ」の歌詞。
なお、衛が自軍にいない場合は広登がこの台詞を言う。
「みんなを守りたいなら、どんなに可能性が少なくたって、最後まで諦めるなッ!」
第47話「HEAVEN AND EARTH」での操との戦闘前会話。自分では変わることも、同胞を救うことができないと嘆き悲しむ操に檄を飛ばし、しかしながら「皆を守る」ことの大切さを説いた。
「フェストゥムだけじゃなく、バジュラまで自分の野望の礎とする! お前には何か守りたいものがないのか!?」
第49話「侵略の終焉」でのハザードとの戦闘前会話。他者を道具のように扱い、フェストゥムを核で焼き払うだけでは飽き足らず、バジュラを生態兵器にしようとするハザードを非難するも、対するハザードはかつて衛が自分を守ろうとした事を思い出した上で「自分の栄光を守るために今一度死ね」と憎々しげに叫ぶ始末だった。
「この戦いはハッピーエンドで終わるんだ! そのために戦ってるんだから!」
カリ・ユガとの特殊戦闘台詞。死の運命を乗り越える事が出来た衛は、ユガの終焉を実行するに全力で抗う。そして原作における出来事を考えれば、何とも感慨深い。
「!? 君の声…」
「そうか、僕を助けてくれたのは、エンネアだったんだね…」
最終話「命の始まり」で時空を超える意思によって元の世界に戻る際にエンネアの声を聴いて。九郎は大切な仲間である衛を助けたエンネアに対してこう言った。「ありがとう、エンネア…」
「ううん、ありがとう」
「父さんのおかげで、僕は強くなれた。 ここにいることはできたんだ」
「また…ゴウバインの新作、描いてくれるよね?」
EDにおいて『機動侍ゴウバイン』の作者「大粒あんこ」がだと知り、今まで秘密にしていたことを詫びた父にこの言葉で労った。そして最後の言葉を受けた父は新作の執筆を宣言する。