ゲッターQ

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ゲッターQ
読み ゲッタークイーン
登場作品

ゲッターロボシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 疑似ゲッターロボ(原作)
ゲッター系パートナーロボット(SRW)
全長 33 m
重量 170 t
設計 早乙女研究所
製造 恐竜帝国
パイロット 早乙女ミユキ(ゴーラ王女)
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ゲッターQは、『ゲッターロボ』の登場メカ

概要

第22話「悲劇のゲッターQ」に登場。

早乙女博士の養女・ミユキとして早乙女研究所に潜入していた帝王ゴールの娘・ゴーラの手で盗み出された設計図を基に、恐竜帝国が作り上げたロボット。女性的なスタイルをしている。

ゴーラが操縦してゲッターロボと戦うはずだったが、人間の心の温かさに打たれたゴーラは戦うことを望まず、メカザウルス・ギンを道連れに散る悲しき最後を遂げた。

「ゲッター」の名を冠した機体だが、原作設定では恐竜帝国製のためゲッター線は恐らく使用していない。また武器も一切使用していないため不明。SRWでは独自の武器を使用している。

登場作品と操縦者

SRWでは基本的に早乙女ミユキ(ゴーラ)の義妹である早乙女ミチルがパイロットを務める。この手のロボットの常で戦闘向きのステータスではないが、ゲッターチームの乗るゲッターとの合体攻撃修理装置が与えられていることがある。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
人質をとられたミチルが乗って敵として現れるが、隠し要素の条件を満たせばスポット参戦で味方に。オトリ役に使うか、特にペナルティもないので経験値のために撃墜するのも一手。
PS版では登場シナリオで条件を満たすと味方NPCになり、シナリオクリアまで生き残れば正式に加入するようになった。しかし基本能力が極めて非力な上、空A陸Bのミチルと陸用の本機は相性が嚙み合っておらず、最大射程1で修理・補給装置もないため活躍は難しい。
第2次スーパーロボット大戦G
FC版とほとんど同じ。今回は隠し要素で入手すれば最後まで味方で使える。 序盤にして本作で最も大きなシナリオ分岐要素の一つで、仲間にするとカテジナ・ルースクロノクル・アシャーに拉致されることなく物語が進むルートに入る。
戦闘能力は最弱クラスだがミチルの精神ポイントが非常に高く、うまく育ててやれば後方支援要員にはなる。
第3次スーパーロボット大戦
ミチルの乗機としてスポット参戦。『コンプリートボックス』版攻略本では「『コンパクト』だと空を浮いていたがこの作品ではそんなこともなく陸路を行くユニットになっている。飛んでくれ」と嘆かれている[1]

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
ひと回り弱いゲッター1といった感じだが、パーツスロットが4あるため改造とV-UPユニットにより大暴れも可能。ミチルの能力もそこそこ。飛行可能。
スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
ミチルが最初から援護を持っているため、愛があれば使える。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
本来のパイロットであるミユキ(ゴーラ)が初登場。「熱砂の攻防戦」or「デザート・ストーム」で百鬼帝国の戦力として現れる。リョウ説得して仲間にできるが、説得せずに撃墜しても機体はクリア後に手に入る(いずれにせよミチルはパイロット登録されることになる)。
修理ユニットとなり、合体攻撃も使いやすい。ただし、GBA版では同じ地形にいないと合体攻撃が撃てないので地上面では本機を飛ばすか適性の低いゲッター1(ドラゴン)を着陸させる必要がある。今回もパーツスロットが4つあり、V-UPユニットを付ければ十分に一線を張れる。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
カスタムボーナスを取得し修理&精神要員として使うなら十分。しかし何を思ったのか地形適応空・陸B宇宙Aであり、宇宙B以下しかいない乗り換えできるゲッター系パイロットは誰が乗っても全地形適応B以下になってしまう。地形適応の補強は必須。

単独作品

スーパーロボット大戦
初登場作品。貴重なゲッターチーム初期戦力の一員。他のチームを選択した場合は敵として登場する。
本作のヒーロー候補16体のうちの一人でもあるわけだが、その中ではカリスマがぶっちぎりで最低値のため説得で苦労する(16体の中で唯一「原作では敵側」だったからだろうか)。戦闘能力もヒーロー候補の中でほぼ最低レベルなので、本機をヒーローに選ぶことはそれ自体が縛りプレイのようなものである。一応隠し武器のホーミングミサイルが手に入れば多少はマシになるが……。
スーパーロボット大戦MX
本作唯一の『ゲッターロボ』が出典の機体。ゲッター系は機体・キャラクター共にミチル含め全て『ゲッターロボG』からの参戦ということになっており、お気に入りに『ゲッターロボ』を選択することはできない。そのため本機はお気に入りシステムの恩恵(改造限界2段階アップ)を受けることができないが、代わりに改造限界が元々高く設定されている。
ゲッタードラゴンとの合体攻撃が燃費・攻撃力の両面で強力だが、基本性能が低く、装甲が薄い点には注意が必要。補給ができないのも痛い。ミチルの「熱血」と合体攻撃の威力を活かせば、火力に優れるサポート系機体として活躍が見込める。

装備・機能

武装・必殺武器

原作では武器を使用していないため、基本的にSRW独自設定である。

格闘
ゲッタートマホーク
ゲッター1のトマホークとは微妙に形状が違う。『MX』では重量を若干持て余しているような戦闘アニメになっている。
トマホークブーメラン
作品によってはゲッターQ唯一の有射程武器。『MX』ではダブルアタック対応武器の中で唯一の無消費武装。
ゲッタービーム
腹部からゲッター線を照射。基本的にそのままではゲッター1のビームに威力が劣るが、強化パーツでの補強や改造段階の差によっては逆転現象が起きることも。『MX』ではゲッタードラゴンのビームが射程1なのに対し、こちらは何故か4もある。
冷凍ビーム / 冷凍光線 / 冷結光線
設定上は存在するはずの武器(下記の「#余談」を参照)。そのためか初期シリーズではよく所持していたが、後年の作品ではあまり装備していない。「冷結光線」は『初代』のみの名称で、以降の作品では「冷凍ビーム」か「冷凍光線」となっている。
PS版『第2次』では射程1だが命中補正がそこそこ高く、補正の無いゲッタービームではほとんど敵に当てらないのもあって、戦闘では専らこれを使うことになる。『第2次G』では射程4の間接武器になった。
初代HDリメイク版ではオミットされ、ゲッタービームに差し替えられた。
ホーミングミサイル
初代のみに登場した隠し武器。ただし能力で勝るテキサスマックにも装備できるため、大抵はそちらに取られる。アニメーションが作られていないため詳細は不明だが、やっぱり胸から撃つのだろうか。[2]
大型ミサイル
腹部から発射するミサイル。設定上(下記の「#余談」を参照)では存在し、小学館が発行していた幼児向け雑誌『よいこ』に連載されていた絵物語では、メカザウルス・ギンを攻撃する一コマがあった。

合体攻撃

ツイントマホーク / ツインゲッタートマホーク
ゲッター1もしくはゲッタードラゴンとのトマホーク同時攻撃。『MX』『A PORTABLE』では攻撃後にドラゴンがゲッターQをお姫様抱っこして離脱する。
ダブルゲッタービーム / ツインゲッタービーム
ゲッター1もしくはドラゴンとのゲッタービーム同時攻撃。『MX』では二機が一瞬見つめ合った後、手を繋いで飛び上がり、上空からゲッタービームで攻撃……という流れ。『A PORTABLE』でゲッター1と組んで使う時は普通の同時発射になる。
トリプルゲッタービーム
ゲッター1、ドラゴンを含めた3機でのゲッタービーム同時攻撃。『A』ではゲッタードラゴンが一人乗りになると使えなくなる。

特殊能力

修理装置
一部の作品で採用。

移動タイプ 

/ 陸
一部の作品では飛行可能。

サイズ

M、L

カスタムボーナス

修理の回復量2倍
『A PORTABLE』で採用。

余談

  • 原作では終始無抵抗のまま最期を遂げてしまったゲッターQだが、現代書館・刊『上原正三シナリオ選集』に掲載されている第22話のシナリオによると、キックによる攻撃やゲッター1をのけぞらせる威力を持った「大型ミサイル」が腹部に、「凍結ビーム」が両肩に搭載されており、ゲッター1を氷漬けにする戦闘シーンも存在していたらしい。しかし完成作品からオミットされたことで、「破壊砲」なるもう一つの武器(こちらは未使用に終わった)と共に「幻の武装」と化してしまった[3]
    • 但し、大型ミサイルは上記のように雑誌記事内で使用しており、脚本のオミットされた部分が素になっていると思われる。
  • 漫画『ゲッターロボ対デビルマン』でも登場しているが、デザインや設定は大幅に異なる。初代ゲッター以前に開発されていたロボットで、ゲットマシン二機による合体を行うのが特徴だが、設計ミスでコクピットが狭く成人男性には乗りこめなくなっており、ミチルと牧村美樹がパイロットを務めることになる。こちらは続編の『魔王ダンテ対ゲッターロボG』にも一人乗りに再改修されて登場した(この乗換のために最序盤でレディコマンドが撃墜されている)。
  • ゲーム『ゲッターロボ大決戦!』には未登場。ただし「ピンク色の女性型ゲッターロボ」という本機に似た特徴を持った機体「ゲッターロボ斬」が登場している。

脚注

  1. ソフトバンクパブリッシング『スーパーロボット大戦コンプリートボックス パーフェクトガイド』396頁。
  2. 永井豪の漫画『デビルマン対ゲッターロボ』では案の定胸から発射しており、しかもクラスター弾であった。
  3. 現代書館『上原正三シナリオ選集』393-394頁。