ブレラ・スターン
ブレラ・スターン(Burera Stern)
- 登場作品:マクロスシリーズ
- 声優:保志総一朗、佐々木日菜子(少年時代)
- 種族:地球人(インプラント)
- 本名:不明
- 性別:男
- 生年:2040年
- 年齢:19歳
- 髪色:金髪
- 所属:マクロス・ギャラクシー船団
- 役職:バルキリー小隊・アンタレス小隊隊長
- コールサイン:アンタレス1
- 大事なもの:ハーモニカ
- キャラクターデザイン:江端理沙
マクロス・ギャラクシー船団に所属するVF-27γ ルシファーのバルキリーパイロット。グレイス・オコナーの直属の部下であるが、グレイスとは別行動を行うことが多い。
全身インプラント化し、仕込みナイフなど並みの人間を超越する身体能力を誇る。当初は寡黙な雰囲気であったが、その最中でランカ・リーと出会い、彼女を守らんと身を挺している。そして、ランカもブレラを「さん」付けをして親しげな仲となり、自らの首に下げているハーモニカを大事にしては、ランカの前でよく吹き鳴らし、彼女の心を癒している。
そして、ランカの大事なペットあい君がバジュラとして成長した出来事をきっかけに、あい君を逃がすためブレラは単独行動を取るが、これはグレイスへの反逆行動となり、体内に仕込まれた思考装置により、グレイスの尖兵として早乙女アルトと対峙する。しかし、ランカの歌に影響して次第に自我を取り戻し、自分がランカの兄であることを思い出した。そして、アルトと共同戦線をとり、バジュラクイーンと一体化したグレイスに立ち向かった。その後については明らかにされてない。
劇場版では虚空歌姫では表向きの顔としてシェリルのボディガードで登場しているが、バジュラ襲撃の際に無事を確認した時に勝手にスキャンを行う等シェリルの怒りを買う行動を行なっており恋離飛翼との間に解雇され、今度はランカのボディガードになっている。その後はフロンティア船団によるギャラクシーの工作員の殲滅作戦を回避し電脳貴族と共に表舞台から一旦姿を消し、バジュラ本星にフロンティア船団が降下した際の土壇場でバトル・フロンティアを乗っ取る為に再び表舞台に姿を現す。そしてクイーン・フロンティアに向かって飛ぶアルトのYF-29 デュランダルを迎撃するために愛機にスーパーパックを搭載して発進、壮絶な空中戦を行うもアルトの呼びかけによって自我を取り戻し自ら脳に繋がっているインプラントを引きちぎり被弾しながら(小説版では朦朧としながら操縦している)もクイーン・フロンティアに特攻して死亡した。
登場作品と役柄
基本的に原作での立ち位置上スポット参戦が多く、仲間になるのが終盤なのが痛い。アルトとの合体攻撃が再現されたのは今のところLのみ。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初の声付きで登場。今作ではスポット参戦を共通ルートで1回、分岐別ルートで1回するだけで、出番は少なめ。共通ルートでのスポット参戦時、搭乗機の改造段階はアルト機のそれと共有した状態で参戦するので、改造した分だけいい戦力となる。なお、敵対時用の特殊台詞も収録されたが、上記のとおり、今作の時点では敵としての登場は無いため全て没データになっている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 今回は序盤で既にPCとしてスポット参戦するステージがある。終盤で自我を取り戻した後、グレイスとの決戦に参加し、そのまま自軍参入。声優ネタとして、敵版はキラとジノの特殊セリフ対象となっている。
- グレイスとの戦闘前会話と特殊セリフには兄妹を言ってるが、本作は最後までランカとZEXISの面々に正体を明かさない。最終決戦後は姿を消しており、ZEXIS解散パーティーにも未参加。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 今回は早めに参入できだが、もう一つの原作を再現するためか、また電脳貴族に操られてしまう…再世篇とは違い、元ZEXISの面々が既に彼の正体を知っており、妹を持つ兄たちの会話に参加することも多い。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 初登場は「ギャラクシー・チェイス」で、第20話と第30話(いずれも『マクロスF』勢と同行する分岐を選んだ場合)にて、味方NPCとして登場。毎ターン完全回復する上に加速・集中がかかり、放っておくと次々と敵を落としていく。落とされても無限に復活する。第38話にて敵として登場するが、アルトがランカを救出すると味方になる。これ以降NPCではなく通常の味方機として使用可能。
- スーパーロボット大戦UX
- 『L』と同じく最初はNPCだが、敵仕様のデータを使用する為(顔とマップアイコンも右向き)、避ける上に硬い。
- 第23話では撃墜するとゲームオーバーになる敵にも容赦なく攻撃することがあるので(しかも、攻撃するターゲットが実妹をさらったハウンドバジュラ)、飛影はもちろん、ブレラの動きも要注意。
- 劇場版設定なので第50話で味方になるが、隠し要素の条件を満たさないと特攻イベントを再現してしまう(逆に満たした場合は遠距離射撃で攻撃する)。今回も最終局面で参入だが、次のステージではマスターテリオンも隠しキャラとして参入する可能性がある。
- なお、ミシェルが死亡してしまうループの存在が仄めかされているので、逆説的にブレラが(TV版の展開で)必ず生存するループが存在すると解釈できなくもない。
- ちなみに、本作の隠しキャラの中では、条件を満たすのが一番楽(特定キャラの周回内撃墜数や、対象キャラクターの撃墜などが含まれていない)。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 本作では「ランカ・リーの抹殺」という命令を与えられて行動している。ブロッケン伯爵の襲撃を受けるランカを見てインプラントの制御から離れる。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
敵味方とも能力は同じで、原作最強クラスだけあって回避・技量・射撃がずば抜けている。NPC時は無限復活と高い能力で次々とバジュラを撃ち落としていく。
精神コマンド
集中がないのが問題だが、そんなもの無くてもいいと言えるほどに本人・機体のスペックが高いため気にならない。移動力が高い上に加速持ち、武装の攻撃力が最高な上に魂持ちと、長所をとことん伸ばす方向にかみ合った構成。
第2次Z再世篇では「かく乱」の代わりに「偵察」「集中」が入った。…が、正直「偵察」は不要。この時点ならボビーやフェルト、そしてエースボーナスによって出撃するだけで偵察がかかるアーニャもいる。
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次Z再世篇
- 見切り、精神耐性、Eセーブ、援護攻撃L3、サイズ差補正無視
- とりあえず必用なものは揃っているので、後はヒット&アウェイがあれば。
- L
- カウンター、ヒット&アウェイ、サイズ差補正無視、援護攻撃L1、援護防御L1、アタックコンボL1
- 援護防御は味方になってから習得する。バルキリー乗りとして必要な技能が揃っているので、後は見切りが欲しい。
- UX
- 援護攻撃L2、援護防御L1、カウンター、見切り、全体攻撃L1(味方時)
- 援護攻撃L3、全体攻撃L3(敵、NPC時)
- 味方になると防御関係の技能が増える…というか、NPC時に覚えていたら災難になっていたが。
エースボーナス
パイロットBGM
- 「トライアングラー」
- OPテーマ。『L』ではこちらがデフォルト。
- 「アイモ」
- 彼がハーモニカでこれを吹いていたので、こちらを戦闘BGMにした人も多い。
- 「ライオン」
- ツインバルキリーマニューバ時のBGM。再世篇正式加入版では初期BGM。
人間関係
- ランカ・リー
- 実の妹であることは認識しているが、完全に記憶を取り戻すまではランカを守り通していった。
- CCでは「彼女の抹殺」という命令を与えられていた。
- ランシェ・メイ
- ランカとブレラの母。バジュラ襲撃時に死亡している。
- 早乙女アルト
- 互いにバルキリーパイロットとしての間柄。よくアルトにアドバイスを送ったりと、赤の他人とも思えない信頼関係を築いていった。
- オズマ・リー
- ランカの義兄。ブレラもオズマに何かを託したような発言をしている。
- グレイス・オコナー
- 彼女の直属の部下。TV版では実質的には操り人形同然だったが、最後には反旗を翻した。
- 電脳貴族
- 劇場版では彼らを道連れにする。
他作品との人間関係
- キラ・ヤマト
- 声優が同じなためか『L』ではブレラと戦わせると特殊台詞を発する。『第2次Z』の再世篇でキラ側の特殊台詞が名指するものに一新される。
- ジノ・ヴァインベルグ
- こちらも声優が同じで、特殊台詞も名前を呼ぶが、戦えるのはコードギアス勢が早期加入する黒の騎士団ルートのみ。
- グラハム・エーカー、森次玲二
- 逆にアルトと声が同じ面々。『UX』では対ブレラ用の戦闘台詞が用意されている。
名台詞
TV版
- 「貴様はランカに相応しくない」
- アルトに対しての台詞。邂逅当初は下記のランカへの台詞と合わせ、「ランカを守る」ことが先に立っていたため、かなり刺々しい態度だった。
- 「ランカ、お前は俺が守る」
- ランカに対して口癖のように言っている台詞。
- 「歌いたくないなら、歌わなくったっていいんだぞ、ランカ」
「歌はお前の心だ。それも、お前だけのものだから」 - 「ランカ、望みを言え。お前の望みは俺が叶えてやる」
- バジュラとして成長したあい君を撃ち殺そうとしたアルトを妨害し、ランカにこう言い切る。
- ブレラ「お前達に繋がれていてよく分かった。どこまで行っても、人は一人だ!」
グレイス「だから我々は!」
ブレラ「だけど…!」
アルト「一人だからこそ、誰かを愛せるんだぁぁぁ!!」 - ツインバルキリーマニューバでクイーンバジュラの攻撃を掻い潜りながらの台詞。ブレラの台詞の後にアルトの台詞に繋がる。
劇場版
- 「もう貴様等の、操り人形ではない!!」
- 自力でインプラントを引きちぎった事に驚愕している電脳貴族に特攻を仕掛けながら。
- 「…ランカ…」
- 最期に実妹の名前を呟いて。この直後に電脳貴族にビームを放ち、彼等を道連れにした。
- 「裏切る……!? バカを言え! どんな時でもランカを守る! それが、オレの約束だ! 貴様らに操られる理由などは……ない!」
- 小説版での最後の台詞。劇場版と違い嘗てのYF-21同様リミッターを解除した上にピンポイントバリアを纏って特攻を行い電脳貴族を道連れにした。
スパロボシリーズの名台詞
Zシリーズ
- 「何度でも言う。お前はランカに相応しくない」
- 「大逆のインサラウム」のインターミッションで突然アルトの前に現れて。オズマとは別の方向で兄バカなのかも知れない。
- 「俺は……ランカのファンだ」
- そしてアルトに「お前はランカの何なんだ」と訊かれて。素性を明かさず、今のままでいることを選んだようだ。
携帯機シリーズ
- 「ランカの兄はオズマ・リー、貴様だ」
「俺は最近、そして子供の頃のランカしか知らない」
「貴様が持っているランカの過去を持っていない…」
「パインケーキも作ってやれないぞ」 - 『L』でのバジュラクイーンとの決戦の後、ランカの義理の兄であるオズマと会い「自分はお役御免」と発した彼に対し、こう励ました。
- オズマ「ほう、それは俺も聞かなくてはならんな」
ブレラ「言っておくが、『ふたりが俺の翼だ』などという戯言は許されんぞ」 - 『UX』のEDにて、いまだにシェリルかランカか決められずに悩んでいるアルトをオズマと共にこの台詞で釘を刺した。これにはアルトも言葉が詰まってしまうが、その直後のシーンで…
スパロボシリーズの迷セリフ
- 「プレイヤーの離脱を確認。要注意対象として観察を開始する」
「なお、3時間以内に対象がゲームに復帰しない場合、速やかに拘束し…」 - 天獄篇の中断メッセージにて。洗脳されていたらしいが、直後にアルトのおかげで元に戻った
搭乗機体
- VF-27γ ルシファー
- ブレラの専用機で、フルインプラントの兵士である彼にしか扱えない。
余談
- 飛影と共謀して妹を殺そうとする『UX』での迷走っぷりから、同じく妹を平気で攻撃して殺してしまうことで有名な『ファイアーエムブレム』シリーズのマチスになぞらえて「バカ兄貴」と呼ばれることがある。
しかもマチスは攻撃範囲に入ってくると妹だろうが攻撃する(つまり近づけなければ安全。ただし説得するために近づかなければならない)だけであるのに対し、ブレラは自ら積極的に妹を殺そうとするので尚更性質が悪い。- 補足すると、UXのCPUの基本的な行動ルーチンが「最もHPが高いユニットを優先的に狙う」ものなので、このステージでは一番HPが高いハウンドバジュラに真っ先に接近する思考になっている。つまり自軍がわざわざ削りに行かなくても勝手にやってくれるのである(道中にそれ以外のバジュラがいた場合は攻撃していくが)。
一見便利に見えるが、EPでもハウンドバジュラはHPの高いユニットを優先的に狙うので、まかせっきりにしていると「PPでブレラが削りを入れる→EPでHP4万越えのブレラにハウンドバジュラが攻撃→ブレラの反撃でクリティカルが出て撃墜」という流れも有り得てしまうのである。 どうしてこうなった…
- 補足すると、UXのCPUの基本的な行動ルーチンが「最もHPが高いユニットを優先的に狙う」ものなので、このステージでは一番HPが高いハウンドバジュラに真っ先に接近する思考になっている。つまり自軍がわざわざ削りに行かなくても勝手にやってくれるのである(道中にそれ以外のバジュラがいた場合は攻撃していくが)。
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